JPH034014Y2 - - Google Patents

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JPH034014Y2
JPH034014Y2 JP20114084U JP20114084U JPH034014Y2 JP H034014 Y2 JPH034014 Y2 JP H034014Y2 JP 20114084 U JP20114084 U JP 20114084U JP 20114084 U JP20114084 U JP 20114084U JP H034014 Y2 JPH034014 Y2 JP H034014Y2
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JP
Japan
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air
core coil
electrostatic shield
coil
core
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JP20114084U
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JPS61111144U (ja
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  • Coils Of Transformers For General Uses (AREA)
  • Regulation Of General Use Transformers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は空心リアクトルに関する。
(従来の技術) 周知のようにこの種空心リアクトルは、空心コ
イルをタンク内に収納し、この空心コイルをその
上部からコイル沿面絶縁物を介して押え金具で押
え込むようにして構成されている。ところでこの
種空心リアクトルでは、空心コイルから引き出さ
れたリード線を空心コイルの内側に向かつて引出
し、これからタンクのカバーを通して外部に導出
するようにすると、これを空心コイルの外側に向
かつて引出すよりもタンクの小型化が可能とな
る。
これはリード線が空心コイルの外側に引き出さ
れた状態では、タンクとリード線との間隔を、充
分な絶縁距離としなければならないからであり、
この距離は空心コイルとタンクとの間隔よりも広
い。しかしリード線を空心コイルの内側に引き出
した場合は、空心コイルとタンクとの間を所要の
絶縁距離が維持出来るようにすればよく、この間
隔はリード線を空心コイルの外側に引き出したと
きの空心コイルとタンクとの間隔よりも狭い。す
なわちそれだけタンクを小型に製作できるように
なるのである。
しかしこのような構成によると、リード線は空
心コイルを抜き出たあと、タンクのカバーを貫通
するまでの間に、コイル押え金具、その押え付け
用のボルトなどに接近した箇所を通るため、これ
らの付近の電界を緩和するために、適当な静電シ
ールドを施す必要がある。
第3図は従来のこの種の構成を示し、1はたと
えば円盤巻とされた空心コイル、2は空心コイル
1の巻芯となる絶縁筒、3は空心コイル1の上部
をシールドする静電シールド、5は空心コイル1
からその内側に向かつて引き出されたリード線で
ある。11はコイル沿面絶縁物、12はコイル押
え用の押え金具、13はその押え付け用のボルト
である。
タンクのカバー19にはボス21が固定されて
あり、このボスにボルト13の先端がねじこまれ
てある。したがつてこのボルト13をボス21か
ら抜き出るように廻せば、押え金具12、コイル
沿面絶縁物11および静電シールド3を介して空
心コイル1は下方に向かつて押し付けられるよう
になる。
22はボルト13の付近に集中する電界を緩和
させるための静電シールドである。この静電シー
ルド22は、ボルト13に螺合するナツト23に
よつて固定される支持板24に連結されてある。
この支持板24の固定によつて静電シールド22
がボルト13をシールドするように位置せしめら
れるようになる。
しかしながらこのような構成によると、ボルト
13がたとえば4本あれば、4箇の静電シールド
22が必要となり、その組み立てに手数がかかる
し、また押え金具12もリード線5に対抗するの
で、その対抗部分についても面取加工をしなけれ
ばならなず、大きな板厚の押え金具が必要とな
る。更に静電シールド22は通常アルミニウムを
板金加工して製作するので、これが小さいもので
あつても面取部分が多ければ、それだけ加工が煩
雑となり高価なものとなる。
(考案が解決しようとする問題点) この考案は空心コイルからリード線を内側に引
き出す場合でも、前記空心コイルの押え込み部分
のための静電シールド構成の簡易化を図ることを
目的とする。
(問題点を解決するための手段) この考案は空心コイルの押え込みに使用する押
え金具の内周端に一体に、円筒状の金属からなる
シールドを取り付け、これによつてリード線に対
してボルト付近の電界の緩和を図るようにしたこ
とを特徴とする。
コイル押えに使用するボルト付近の電界緩和に
円筒状の静電シールドを使用しているので、前記
リード線に対して静電シールドの内側の曲面部が
相対するようになる。これによつて前記ボルト付
近の電界が緩和されるようになる。
この考案の実施例を第1図、第2図によつて説
明する。空心コイル1は下部金具7にボルト8に
よつて固定されてある台座9の上に載せられてタ
ンク4内に収納される。また15は電磁シール
ド、16は締め付け用のスタツド、18はスタツ
ド締め込み用のボルト、20はリード線5のシー
ルドである。なおタンク4には絶縁媒体たとえば
絶縁油または絶縁ガス(たとえばSF6)が満たさ
れてある。
図の例ではコイル沿面絶縁物11として円筒状
のものを使用している。この下端は静電シールド
3の上面にのつており、また上面に押え金具12
がのるようになつている。ボス21、ボルト13
などによる空心コイル1の押え付けの作用は従来
の構成と大きな差はない。
この考案にしたがい、ボルト13をシールドす
るための静電シールド22は円筒状に形成されて
ある。そして空心コイル1と同心円状に配置され
る。具体的にはこの静電シールド22はその下縁
を押え金具12の内周端に一体的に固定されてあ
る。またこの押え金具12の内周端12Aは円弧
状とされており、この円弧状の内周端12Aと静
電シールド22の内面とは連続するようにしてあ
る。
(作用) このように構成しておくと、ボルト13は静電
シールド22によつてシールドされるとともに、
リード線5とは静電シールド22の内周面および
押え金具12の円弧状の内周端12Aが相対する
ようになるので、この付近での電界の集中は何等
生じないようになる。
また静電シールド22は単純な円筒状であるた
め、その製作は極めて簡単であり、そしてこの静
電シールド22は押え金具12に固定するだけで
よいので、その組み立ては極めて容易である。
(考案の効果) 以上詳述したようにこの考案によれば、空心コ
イルを押え込むのに使用するボルトを、空心コイ
ルの内側に引き出したリード線に対してシールド
するための構成が従来構成に比較して極めて簡単
となり、また各部品の製作らびにその組み立てが
極めて簡単となるといつた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例を示す断面図、第2
図は第1図の一部の拡大図、第3図は従来例の一
部を示す断面図である。 1……空心コイル、2……絶縁筒、3……静電
シールド、4……タンク、11……コイル沿面絶
縁物、12……押え金具、12A……内周端、1
3……ボルト、22……静電シールド。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. タンクに収納されてある空心コイルを押え金具
    によつてコイル沿面絶縁物を介して押え込んでな
    る空心リアクトルにおいて、前記押え金具の内周
    端を円弧状とし、この内周端に内面が連続するよ
    うに円筒状の静電シールドを前記押え金具に一体
    的に固定してなり、前記静電シールドの内側に、
    前記空心コイルからその内側に向かつて引き出さ
    れたリード線を通過せしめるとともに、前記静電
    シールドによつて前記押え金具を押え付けるボル
    トを前記リード線からシールドしてなる空心リア
    クトル。
JP20114084U 1984-12-24 1984-12-24 Expired JPH034014Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20114084U JPH034014Y2 (ja) 1984-12-24 1984-12-24

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JP20114084U JPH034014Y2 (ja) 1984-12-24 1984-12-24

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61111144U JPS61111144U (ja) 1986-07-14
JPH034014Y2 true JPH034014Y2 (ja) 1991-02-01

Family

ID=30762646

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JP20114084U Expired JPH034014Y2 (ja) 1984-12-24 1984-12-24

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JPS61111144U (ja) 1986-07-14

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