JPH08222450A - 電磁遮蔽形空心誘導電器 - Google Patents

電磁遮蔽形空心誘導電器

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Publication number
JPH08222450A
JPH08222450A JP6850495A JP6850495A JPH08222450A JP H08222450 A JPH08222450 A JP H08222450A JP 6850495 A JP6850495 A JP 6850495A JP 6850495 A JP6850495 A JP 6850495A JP H08222450 A JPH08222450 A JP H08222450A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
electromagnetic shield
container
shield plate
bottom plate
Prior art date
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Pending
Application number
JP6850495A
Other languages
English (en)
Inventor
Osamu Matsui
修 松井
Hideki Yamanaka
秀樹 山中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissin Electric Co Ltd
Original Assignee
Nissin Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nissin Electric Co Ltd filed Critical Nissin Electric Co Ltd
Priority to JP6850495A priority Critical patent/JPH08222450A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡素な構造でかつ低コストで小型化した電磁
遮蔽形空心誘導電器を提供することを目的とする。 【構成】 容器底板7の上に下部電磁シールド板5を置
き、その上にスペーサ3、空心コイル1、スペーサ2、
上部電磁シールド板4の順で積層し、内周壁に沿って円
筒状電磁シールド板6が固定され上部に支持梁10を固
定した容器胴体8を被せ、容器胴体8と容器底板7とを
密封固着し、これにより空心コイル1がスペーサ2、3
および電磁シールド板4、5を介して前記容器底板7に
押え付けられて固定支持され、その後、容器胴体8の上
端に容器蓋12を乗せて封止することにより組み立てた
電磁遮蔽形空心誘導電器

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、中性点リアクトル等の
電磁遮蔽形空心誘導電器の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】鉄心を有しないリアクトル等の空心誘導
電器では特に磁気を外部に放出させないために、容器内
に収納したコイルの全周囲を磁気的あるいは電磁的にシ
ールドする必要がある。そのため容器内でのコイルの支
持固定も複雑で、かつ大型化する。図3及び図4は電磁
シールドをした従来例を示すもので、簡単に説明する
と、図3において、コイル1は上下を絶縁物からなるス
ペーサ2と3により支持された空心コイル1の上下に
は、上部電磁シールド板4と下部電磁シールド板5が配
設され、周囲には円筒状電磁シールド板6が設けられて
いる。
【0003】円筒状電磁シールド板6は、組枠15の縦
梁16に取付金具17を介して支持されている。又、空
心コイル1は、組枠15の底部横梁18と上部横梁19
の間におさめられ、上部横梁19に係合したコイル押え
ボルト20によって締付固定されている。組枠15は容
器の蓋21に固定され、容器胴体22と容器底板23か
らは分離可能になっており、中身を吊り出せる様になっ
ている。そこで、空心コイル1のリード線24は、蓋2
1に取り付けたブッシング25に導電接続されている。
【0004】この図3に示す従来例においては、空心コ
イル1を支持するために、円筒状電磁シールド6の外側
に組枠15を設け、組枠ごと容器内に入れる構造のた
め、容器が大型になっている。図4に示す従来例はこれ
を小型化するために工夫されたもので、この図4に示す
ものでは、空心コイル1を支持するスペーサ2と3の外
側に上部電磁シールド板4と下部電磁シールド板5とを
配し、下部支持枠26と容器の蓋27との間に空心コイ
ル1を支持するものである。
【0005】そのため、下部支持枠26と蓋27との間
には非磁性の充分な引張強度のある中身吊スタッド28
が複数本設けられ、コイル押えボルト29によって締付
ける構造となっている。従ってこの場合、円筒状電磁シ
ールド板6は容器胴体30に支持金具31によって取り
付けられるもので、容器底板32、容器胴体30、容器
蓋27共に図3の例に比較して小型となっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、円筒状電磁シ
ールド板と空心コイルとの間に設ける中身吊スタッドは
非磁性でかつ引張強度が大である必要があり、例えばガ
ラスエポキシ樹脂などの極めて高価な部材を使用するこ
とになり、空心誘導電器を小型化するにはコストが高く
なるという問題を生じている。
【0007】本発明は、上記の問題に鑑みなされたもの
で、簡素な構造でかつ低コストで小型化した電磁遮蔽形
空心誘導電器を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的は、下部電磁シ
ールド板と絶縁物からなるスペーサに挟まれた空心コイ
ルとを載置する容器底板と、前記容器底板に密封固着さ
れ、内周壁に沿って円筒状電磁シールド板を有し上部に
前記空心コイルを上部電磁シールド板を介して押圧支持
する支持梁を有する容器胴体と、前記容器胴体の前記容
器底板と対向する上端を封止する容器蓋とを備え、前記
容器底板と前記容器胴体とで空心コイル支持構体とした
ことを特徴とする電磁遮蔽形空心誘導電器によって達成
することができる。
【0009】
【作用】上記構成の電磁遮蔽形空心誘導電器は、容器底
板の上に下部電磁シールド板を置き、その上にスペー
サ、空心コイル、スペーサ、上部電磁シールド板の順で
積層し、内周壁に沿って円筒状電磁シールド板が固定し
上部に支持梁を固定した容器胴体を被せ、前記容器胴体
と前記容器底板とを密封固着し、これにより空心コイル
がスペーサおよび電磁シールド板を介して前記容器底板
に押え付けられて固定支持され、その後、容器胴体の上
端に容器蓋12を乗せて封止することにより組み立てる
ことができる。従って、容器底板と容器胴体とが空心コ
イル支持構体となり、部品点数が減り、構造が簡素化さ
れ、容器が小形化される。
【0010】
【実施例】以下、図1および図2を参照して本発明の実
施例を説明する。図1は、本発明の実施例による電磁遮
蔽形空心誘導電器の縦断説明図、図2は、図1の実施例
の電磁遮蔽形空心誘導電器の組立説明図で、同一部分に
は同一の符号が付してある。図1において、1は円筒状
に形成された空心のコイル、2および3はコイル1の形
状に合わせて形成されている絶縁物からなリ、コイル1
の上下に配置してコイル1を支持固定するスペーサを示
している。
【0011】コイル1を収納する容器は、容器底板7と
この底板7の周縁に溶接等で固着された容器胴体8と開
口部を封止する容器蓋12により形成され、容器蓋12
にはブッシング13が取り付けられている。また、容器
胴体8の内周壁には円筒状に形成され、AlやCu等か
らなる電磁シールド板6が支持金具9によって取り付け
られており、上部には断面コ字型等で形成された支持梁
10が適宜本数渡され固着され、この支持梁10には適
所に螺合等により上下に移動可能にコイル押えボルト1
1が取着されている。
【0012】容器底板7の内表面には、電磁シールド板
6と同様にAlやCu等からなる下部電磁シールド板5
が配置され、その上部にスペーサ3、空心コイル1、ス
ペーサ2、電磁シールド板6と同様にAlやCu等から
なる上部電磁シールド板4と順次に積み上げられ、上部
電磁シールド板4はコイル押えボルト11と当接してい
る。これにより、空心コイル1は、コイル押えボルト1
1により、スペーサ2、3及び電磁シールド板4、5を
介して容器底板7に締め付けられて固定支持されてい
る。また、空心コイル1は、円筒状電磁シールド板6と
上部電磁シールド板4および下部電磁シールド板5によ
り電磁的に囲繞され、磁気の外部への放出が防止され
る。なお、14はリード線である。
【0013】このように構成される電磁遮蔽形空心誘導
電器を組み立てるには、図2に示すように、先づ、容器
底板7の上に下部電磁シールド板5を置き、その上にス
ペーサ3、空心コイル1、スペーサ2の順で積み、その
上に上部電磁シールド板4が置かれる。この上から、支
持梁10と内周壁に円筒状電磁シールド板6を取り付け
た容器胴体8がかぶせられ、容器胴体8の下端と容器底
板7とを溶接等で密封固着し、その後、支持梁10に螺
合させたコイル押えボルト11によって空心コイル1を
押え付ける。その後、容器胴体8の上端に容器蓋12を
乗せて封止する。空心コイル1とブッシング13との導
電接続の後、任意の絶縁媒体が封入される。
【0014】以上のように構成された電磁遮蔽形空心誘
導電器によれば、容器底板7、容器胴体8、支持梁10
は、空心コイル1の支持構体となっており、空心コイル
1を支持固定するための構造が従来の様な組枠や高価な
中身吊スタッドが不要となっている。そのため、容器が
小型になり、容器内に封入される絶縁ガスや絶縁油等の
絶縁媒体の量も少なくてすむ。
【0015】
【発明の効果】この発明によれば、従来必要であった空
心コイル支持部材が不要となるため、その分高価な部材
を用いることなく、また、部品点数が減り、構造が簡素
で容器が小型化されるばかりか、組立工数も大幅に削減
され、大きなコストダウン効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による電磁遮蔽形空心誘導電器
の縦断説明図である。
【図2】図1の実施例の電磁遮蔽形空心誘導電器の組立
説明図である。
【図3】従来の電磁遮蔽形誘導電器の縦断説明図であ
る。
【図4】従来の別の例による電磁遮蔽形誘導電器の縦断
説明図である。
【符号の説明】
1 空心コイル 2、3 絶縁スペーサ 4 上部電磁シールド板 5 下部電磁シールド板 6 円筒状電磁シールド板 7 容器底板 8 容器胴体 10 支持梁 11 コイル押えボルト 12 容器蓋

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下部電磁シールド板と絶縁物からなるス
    ペーサに挟まれた空心コイルとを載置する容器底板と、
    前記容器底板に密封固着され、内周壁に沿って円筒状電
    磁シールド板を有し上部に前記空心コイルを上部電磁シ
    ールド板を介して押圧支持する支持梁を有する容器胴体
    と、前記容器胴体の前記容器底板と対向する上端を封止
    する容器蓋とを備え、前記容器底板と前記容器胴体とで
    空心コイル支持構体としたことを特徴とする電磁遮蔽形
    空心誘導電器。
JP6850495A 1995-02-16 1995-02-16 電磁遮蔽形空心誘導電器 Pending JPH08222450A (ja)

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JP6850495A JPH08222450A (ja) 1995-02-16 1995-02-16 電磁遮蔽形空心誘導電器

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JPH08222450A true JPH08222450A (ja) 1996-08-30

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JP6850495A Pending JPH08222450A (ja) 1995-02-16 1995-02-16 電磁遮蔽形空心誘導電器

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009539243A (ja) * 2006-06-01 2009-11-12 ヒュンダイ ヘビー インダストリーズ カンパニー リミテッド 変圧器の外函破裂防止装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009539243A (ja) * 2006-06-01 2009-11-12 ヒュンダイ ヘビー インダストリーズ カンパニー リミテッド 変圧器の外函破裂防止装置

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Effective date: 20050121

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050201

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050607