JPH065984Y2 - 自動二輪車のシートロック解錠防止構造 - Google Patents

自動二輪車のシートロック解錠防止構造

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JPH065984Y2
JPH065984Y2 JP1987062328U JP6232887U JPH065984Y2 JP H065984 Y2 JPH065984 Y2 JP H065984Y2 JP 1987062328 U JP1987062328 U JP 1987062328U JP 6232887 U JP6232887 U JP 6232887U JP H065984 Y2 JPH065984 Y2 JP H065984Y2
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JP
Japan
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seat
bottom plate
seat lock
vehicle body
lock
Prior art date
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JP1987062328U
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修 袴田
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Suzuki Motor Co Ltd
Original Assignee
Suzuki Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、自動二輪車のシートロック解錠防止構造に
関する。
(従来の技術) 小型のスクーター等の自動二輪車では、シートの底板の
一端を蝶番で回動自在に車体に取り付け、該シートの下
側に、燃焼タンクや小物入れ等を設けたものがあり、こ
れにより、シートを適宜回動して、給油や小物入れへの
物品の出し入れができるようにしている。そして、シー
トの底板の他端は、シートロックによって錠止め(ロッ
ク)できるようになっており、他人にシートが開かれな
いようにしている。
(考案が解決しようとする問題点) ところで、最近では、シートの底板は合成樹脂を用いて
成型し、軽量で安価に作れるようにしているが、底板は
力を加えると多少変形して歪む。
したがって、シートを変形させてシートの底板とテール
カバーの間に隙間を作り、その間からドライバー等の解
錠棒を差込んで、シートロックの掛止片を外せれば、キ
ーが無くともシートを開くことができる。よって、従来
は、他人がキー以外でシートロックを外して盗難やいた
ずらをする恐れが考えられ、不都合であるという問題点
がある。
(考案の目的) 本考案は、蝶番が回動して開くことができるシートで、
シートロックによって錠止めするもので、底板が、例え
ば合成樹脂製であつても、解錠棒をシートと車体との間
に差し込んだ時に解錠棒がシートロックの掛止片に当た
らないようにして、キーなしでシートを開くことができ
ないようにする自動二輪車のシートロック解錠防止構造
を得ることを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、前記目的を達成するための、シートの底板の
一端を蝶番で回動自在に車体に取り付け、該底板の他端
に下方に突出させた掛止部を設け、この掛止部にシート
ロックの掛止片を掛け止めてシートを車体に錠止めする
自動二輪車において、シートと車体の隙間からシートロ
ックに向かって挿入される解錠棒が前記掛止片に当たる
ことを防止する防止板を、前記底板に一体的に突設した
ことを特徴とする自動二輪車のシートロック解錠防止構
造である。
(作用) 本考案によれば、前記解錠棒がシートロックの掛止片に
当たることを防止する防止板を、前記底板に一体的に突
設しているので、底板が、例えば合成樹脂製であって
も、底板が変形されてシートと車体の隙間が作られてそ
の隙間から解錠棒が挿入されたときに、シートロックの
掛止片が解錠棒で押されることが前記防止板に邪魔また
は阻止されるため、キー無しでシートロックが解錠され
ることを確実に防止することができる。
(実施例) 以下図面を参照して本考案の実施例を詳細に説明する。
第1図乃至第3図は、本考案の第1実施例を示すもので
ある。第1図はシート1及びシート1周辺の車体2を示
す側面図である。
第1図に示すように、シート1は、車体2の後部上面に
装着されており、該シート1の下側の車体2内には、燃
料タンク3や小物入れ4が配置されている。また、シー
ト1の後部表面は、車体2の後部表面を覆うテールカバ
ー5の表面に連なる形状にされている。
第2図及び第3図は、前記シート1の後部及び該後部に
設けられたシートロック11を詳細に示す側方視及び前
方視の縦断面図である。第2図及び第3図に示すよう
に、シート1は、合成樹脂からなる成型された底板6の
上部にクッション材7を置き、さらに、クッション材7
全体の外表面を覆いかつ底板6の外周端部の下面に回り
込ませて表皮8を張ったものである。
第1図に示すように、前記底板6の前端部は、該前端部
に対応する車体2上部と蝶番9により回動自在に連結さ
れており、この蝶番9によりシート1は車体前側に向け
て回動させて開くことができるようにされている。
また、前記底板6の後端部には、前記底板6と一体に掛
止部10が下方に向けて突設されている。この第1実施
例の掛止部10は、特に第3図に示すように、全体が概
略U字形状であって、その底部と両側部に挟まれた空間
10aは底板6に至り、この空間に連続して底板6には
貫通孔6aが形成されている。
前記車体2における前記底板6の後端部の下方には、シ
ートロック11が配設されており、このシートロック1
1はテールカバー5のシート1の近傍にキー穴が開口
し、かつ、前記掛止部10に掛け止めるための、先端が
鉤状の掛止片12を有している。前記シートロック11
はキーをキー穴に挿入して回すことにより、掛止片12
が回動して前記掛止部10に掛け止めたり、外したりで
きるようになっている。
しかして、この第1実施例においては、前記掛止部10
には、その両側部の各々の内側に掛止部10の長手方向
(上下方向)に沿う溝13が形成される。この溝13に
は防止板14が前記底板6の貫通孔6aを介して嵌入し
て、前記防止板14は、前記底板6に一体的に突出して
いる。
前記防止板14は、シートと車体2のテールカバー5と
の隙間からシートロック11に向かって挿入されるドラ
イバー等の解錠棒15が前記掛止片12に当たることを
防止するものである。この場合、前記防止板14は、第
2図の側面視で該略L字形状を呈し、両側部分前記溝1
3に嵌入する平板形状の長い部分14aと該長い部分1
4aの下端から後方に向けて立ち上がった短い部分14
bとからなる。
前記防止板14は、前記掛止部10に嵌入されること
で、この短い部分14bを前記掛止部10の解錠棒15
挿入側に位置させて、前記底板16に一体的に突設され
る。
第4図及び第5図は、本考案の第2実施例を示す側面視
断面図、後面視断面図である。この第2実施例において
は、前記第1図乃至第3図に示した第1実施例の防止板
14の代わりに、第4図及び第5図に示す防止板24を
設けたものである。第4図及び第5図では、第1図乃至
第3図と同様部分に同一符号を付している。この防止板
24は、底板6の下方に突設した掛止部10の回りに、
前記掛止片12が回動する範囲を除いて水平方向断面
が、ほぼコ字形状防止板14を底板と一体に成形して下
方に突設したものである。
前記第1及び第2実施例において、通常は、シートロッ
ク11にキーを挿入して掛止片12を回動させて掛止部
10から外し、シート1を回動させて開くことができ、
それまで車体2上部でシート1に覆われていた燃料タン
ク3に給油したり、小物入れ4に品物を出し入れでき
る。また、キーによりシートロックを操作しないと、掛
止片12が掛止部10から外れないので、シート1は回
動して開くことができない。
ここで、シート1の底板6は、合成樹脂製で力を加えれ
ば歪み、したがってシート1を抉じてシート1とテール
カバー5との間に隙間を作るとする。従来のように、仮
に、前記防止板14,24のない状態では、この隙間か
ら前記解錠棒15を差し込めば、前記シートロック11
の掛かかっている状態でも掛止片12を解錠棒15で押
して掛止部10から外すことができる。これに対して、
前記第1及び第2の実施例では、前記防止板14が底板
6下面から突設しているので、前記防止板14は前記挿
入棒15が掛止片12に届くのを邪魔し、このため、前
記隙間から解錠棒15を挿入しても、前記掛止片12は
外すことができなくなる。こうして、前記シートロック
をキーなしで外すことができず、盗難やいたずらを防止
できる。
(考案の効果) 以上説明したように、この考案は、シートの底板の一端
を蝶番で回動自在に車体に取り付け、該底板の他端に下
方に突出させた掛止部を設け、この掛止部にシートロッ
クの掛止片を掛け止めて錠止めする自動二輪車におい
て、シートと車体の隙間から挿入された解錠棒が前記掛
止片に当たることを防止する防止板を前記底板から一体
的に突設したので、底板が例えば合成樹脂製であって
も、シートが抉じられて底板が変形されてシートと車体
の隙間が作られ、その隙間から解錠棒が挿入されたとき
に、シートロックの掛止片が解錠棒で押されることを前
記防止板が邪魔または阻止するため、キー無しでシート
ロックが解錠されることを確実に防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本考案の第1実施例に係る自動二輪
車のシートロック解錠防止構造の説明図を示し、 第1図は、シート及びシート周辺の車体を示す側面図、
図2及び図3は、前記シートの後部及び該後部に設けら
れたシートロック並びに防止板を詳細に示す側方視及び
前方視の縦断面図である。 第4図及び第5図は、本考案の第2の実施例に係る自動
二輪車のシートロック解錠防止装置の説明図を示し、第
4図及び第5図は、前記シートの後部及び該後部に設け
られたシートロック並びに防止板を詳細に示す側方視及
び前方視の縦断面図である。 1……シート、6……底板、8……蝶番、10……掛止
部、11……シートロック、12……掛止片、14,2
4……防止板、15……解錠棒。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】シートの底板の一端を蝶番で回動自在に車
    体に取り付け、該底板の他端に下方に突出させた掛止部
    を設け、この掛止部にシートロックの掛止片を掛け止め
    てシートを車体に錠止めする自動二輪車において、シー
    トと車体の隙間からシートロックに向かって挿入される
    解錠棒が前記掛止片に当たることを防止する防止板を、
    前記底板に一体的に突設したことを特徴とする自動二輪
    車のシートロック解錠防止構造。
JP1987062328U 1987-04-24 1987-04-24 自動二輪車のシートロック解錠防止構造 Expired - Lifetime JPH065984Y2 (ja)

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KR100768369B1 (ko) * 2005-03-31 2007-10-18 혼다 기켄 고교 가부시키가이샤 자동 이륜차

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