JPH0659803B2 - 車両用シ−ト - Google Patents
車両用シ−トInfo
- Publication number
- JPH0659803B2 JPH0659803B2 JP61116063A JP11606386A JPH0659803B2 JP H0659803 B2 JPH0659803 B2 JP H0659803B2 JP 61116063 A JP61116063 A JP 61116063A JP 11606386 A JP11606386 A JP 11606386A JP H0659803 B2 JPH0659803 B2 JP H0659803B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- frame
- spur gear
- base frame
- cushion
- vehicle seat
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Seats For Vehicles (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 この発明は車両用シート、特にシートの後端部高さ調整
機構の改良に関する。
機構の改良に関する。
《従来の技術》 例えば身長が低い人の場合ではシートクッションの後端
を上がる(前端を下げる)ことにより、シートに適合し
た状態で座わることができ、前方視界を確保できる。
を上がる(前端を下げる)ことにより、シートに適合し
た状態で座わることができ、前方視界を確保できる。
この種の高さ調整機構を備えた車両用シートの従来技術
として、例えば、実開昭60−90030号公報に示す
技術が開示されている。
として、例えば、実開昭60−90030号公報に示す
技術が開示されている。
これは、主に平行リンク機構を用いたもので、このリン
クの上部をシートクッションに結合し、前後のリンクの
傾動角度の変化に応じてシートクッションの後端部の高
さを可変調節できるようにしてある。
クの上部をシートクッションに結合し、前後のリンクの
傾動角度の変化に応じてシートクッションの後端部の高
さを可変調節できるようにしてある。
《発明が解決しようとする問題点》 しかしながら、この種の高さ調整機構では後部リンクが
直立した状態が最大前傾位置、水平状態が最低位置とな
り、操作用の軸の回動範囲が限定され、いずれか一方の
状態から再調整を行うには操作軸を逆転しなければなら
なかった。
直立した状態が最大前傾位置、水平状態が最低位置とな
り、操作用の軸の回動範囲が限定され、いずれか一方の
状態から再調整を行うには操作軸を逆転しなければなら
なかった。
したがって、このような調整機構は操作軸をノブなどに
より手動で廻す方式には適合するが、操作軸をモータ駆
動する場合には回転停止位置を検出するためのリミット
スイッチ、およびスイッチの検出出力に応じてモータの
逆転制御を行う機構を付加しなければならず、機構が複
雑化していた。
より手動で廻す方式には適合するが、操作軸をモータ駆
動する場合には回転停止位置を検出するためのリミット
スイッチ、およびスイッチの検出出力に応じてモータの
逆転制御を行う機構を付加しなければならず、機構が複
雑化していた。
この発明は以上の欠点に鑑みなされたもので、操作軸の
回転のみにより、シートクッションの前端部が最低→最
高位置を連続的に順次繰返すことができるようにするこ
とを目的とする。
回転のみにより、シートクッションの前端部が最低→最
高位置を連続的に順次繰返すことができるようにするこ
とを目的とする。
《問題点を解決するための手段》 前記目的を達成するため、ベースフレームの前部に先端
を揺動可能に支持されたクッションフレームと、前記ベ
ースフレームの後部に揺動可能に支持され、かつ揺動端
の一方を前記クッションフレームの後端に連結したベル
クランクと、前記ベースフレームの適宜位置に回動可能
に枢支され、かつ操作軸に設けられた回転伝達機構を介
して連繋する平歯車と、この平歯車の軸中心から所定の
偏心比をもって平歯車から突設されたクランクピンと、
このクランクピンに一端を連結し、他端を前記ベルクラ
ンクの他方側揺動端に連結した連結ロッドとを備えたこ
とを特徴とするとを特徴とする。
を揺動可能に支持されたクッションフレームと、前記ベ
ースフレームの後部に揺動可能に支持され、かつ揺動端
の一方を前記クッションフレームの後端に連結したベル
クランクと、前記ベースフレームの適宜位置に回動可能
に枢支され、かつ操作軸に設けられた回転伝達機構を介
して連繋する平歯車と、この平歯車の軸中心から所定の
偏心比をもって平歯車から突設されたクランクピンと、
このクランクピンに一端を連結し、他端を前記ベルクラ
ンクの他方側揺動端に連結した連結ロッドとを備えたこ
とを特徴とするとを特徴とする。
《作用》 平歯車の回転によりベルクランクが揺動運動し、この揺
動量に応じてシートクッションの後端部を繰返し連続的
に上下動させる。
動量に応じてシートクッションの後端部を繰返し連続的
に上下動させる。
《実施例》 以下、この発明の一実施例を図面を用いて詳細に説明す
る。
る。
第1図はこの発明を適用した車両用シートのフレーム構
造を示す側断面図、第2図は高さ調整時の説明用側面図
である。
造を示す側断面図、第2図は高さ調整時の説明用側面図
である。
図において、この車両用シート1はスライドレール2上
に固定されたベースフレーム3と、ベースフレーム3の
内側上部に配置されたクッションフレーム4と、ベース
フレーム3の後端部に図示しないリクライニングデバイ
スを介して前後傾可能に連結されたシートバックフレー
ム5とから概略構成されている。
に固定されたベースフレーム3と、ベースフレーム3の
内側上部に配置されたクッションフレーム4と、ベース
フレーム3の後端部に図示しないリクライニングデバイ
スを介して前後傾可能に連結されたシートバックフレー
ム5とから概略構成されている。
前記クッションフレーム4の先端下部には軸受ブラケッ
ト7が固定され、この軸受ブラケット7には平リンクレ
バー8の上端が枢支ピン9を介して連結されている。平
リンクレバー8の下端はベースフレーム3の先端内側部
に連結ピン10を介して固定されている。この平リンク
レバー8はベースフレーム3に対しほぼ直立状態であっ
て僅かに前後揺動可能な状態で前記クッションフレーム
4の先端を回動可能に枢支する。
ト7が固定され、この軸受ブラケット7には平リンクレ
バー8の上端が枢支ピン9を介して連結されている。平
リンクレバー8の下端はベースフレーム3の先端内側部
に連結ピン10を介して固定されている。この平リンク
レバー8はベースフレーム3に対しほぼ直立状態であっ
て僅かに前後揺動可能な状態で前記クッションフレーム
4の先端を回動可能に枢支する。
また前記クッションフレーム4の後端下部にも軸受ブラ
ケット7が固定され、このブラケット7は連結ピン11
を介してベルクランク12の上部側揺動端に連結されて
いる。
ケット7が固定され、このブラケット7は連結ピン11
を介してベルクランク12の上部側揺動端に連結されて
いる。
ベルクランク12はベースフレーム3の後部に枢支ピン
14を介して揺動可能に枢支されたものであり、その下
部側揺動端は連結ロッド15の後端に連結ピン16を介
して連結されている。
14を介して揺動可能に枢支されたものであり、その下
部側揺動端は連結ロッド15の後端に連結ピン16を介
して連結されている。
連結ロッド15はクッションフレーム4の下面にほぼ平
行に配置されており、その先端は、クランクアームを兼
用する平歯車18のこの平歯車18の軸中心から所定の
偏心比をもって平歯車18から突設されたクランクピン
19に連結されている。
行に配置されており、その先端は、クランクアームを兼
用する平歯車18のこの平歯車18の軸中心から所定の
偏心比をもって平歯車18から突設されたクランクピン
19に連結されている。
平歯車18はベースフレーム3の先端内側部に回転可能
に枢支され、同じくベースフレーム3の内外側部を貫通
して軸受された操作軸20に設けたピニオンギヤ21に
噛合している。
に枢支され、同じくベースフレーム3の内外側部を貫通
して軸受された操作軸20に設けたピニオンギヤ21に
噛合している。
以上の構成において、外部操作による操作軸20の一方
向回転動力によりピニオンギヤ21を介して平歯車18
が減速回転する。
向回転動力によりピニオンギヤ21を介して平歯車18
が減速回転する。
平歯車18の一回転により連結ロッド15は一往復し、
ベルクランク12は、連結ロッド15のストロークに応
じた往復揺動を行う。これにより、クッションフレーム
4の後端部は第1図に示す最低位置から第2図の想像線
で示す最高位置まで枢支ピン9を回動中心として持上が
り、再び最低位置まで下降するサイクルが連続的に繰返
される。
ベルクランク12は、連結ロッド15のストロークに応
じた往復揺動を行う。これにより、クッションフレーム
4の後端部は第1図に示す最低位置から第2図の想像線
で示す最高位置まで枢支ピン9を回動中心として持上が
り、再び最低位置まで下降するサイクルが連続的に繰返
される。
なお、回動時におけるクッションフレーム4の僅かな前
後移動は平リンクレバー8の前後揺動運動により吸収さ
れる。
後移動は平リンクレバー8の前後揺動運動により吸収さ
れる。
クッションフレーム4の前傾時における後端の上下調整
量はクランクピン19の偏心比、ベルクランク12のレ
バー長によって定まる。
量はクランクピン19の偏心比、ベルクランク12のレ
バー長によって定まる。
したがって、調整時においては操作軸20は任意の一方
向回転のみを連続的に行えるので、これに逆転防止のた
めの不可逆機構を設けておけば、任意の前傾角度にクッ
ションフレームを固定できる。
向回転のみを連続的に行えるので、これに逆転防止のた
めの不可逆機構を設けておけば、任意の前傾角度にクッ
ションフレームを固定できる。
また、前記操作軸20をモータ駆動する場合には、単に
モータ駆動−停止させるためのスイッチのみで角度調整
を行うことができるのである。
モータ駆動−停止させるためのスイッチのみで角度調整
を行うことができるのである。
《発明の効果》 以上実施例により詳細に説明したように、この発明によ
れば、操作軸の回転のみにより、シートクッションの後
端部が最低位置間を連続的に往復するサイクルを行える
ので、手動の場合には操作軸を逆転する煩わしさがな
く、操作性を向上することができ、さらに従来のように
回転停止のための機構を設ける必要がなく、特にモータ
動力により前傾調整を行う場合には位置検出用スイッチ
や反転制御が不要となり、機構を簡略化できる。
れば、操作軸の回転のみにより、シートクッションの後
端部が最低位置間を連続的に往復するサイクルを行える
ので、手動の場合には操作軸を逆転する煩わしさがな
く、操作性を向上することができ、さらに従来のように
回転停止のための機構を設ける必要がなく、特にモータ
動力により前傾調整を行う場合には位置検出用スイッチ
や反転制御が不要となり、機構を簡略化できる。
第1図はこの発明を適用した車両用シートのフレーム構
造を示す側端面図、第2図は高さ調整時の説明用断面図
である。 1……車両用シート 3……ベースフレーム 4……クッションフレーム 9……枢支ピン 12……ベルクランク 15……連結ロッド 18……平歯車(クランクアーム) 19……クランクピン 20……操作軸 21……ピニオンギヤ
造を示す側端面図、第2図は高さ調整時の説明用断面図
である。 1……車両用シート 3……ベースフレーム 4……クッションフレーム 9……枢支ピン 12……ベルクランク 15……連結ロッド 18……平歯車(クランクアーム) 19……クランクピン 20……操作軸 21……ピニオンギヤ
Claims (1)
- 【請求項1】ベースフレームの前部に先端を揺動可能に
支持されたクッションフレームと、前記ベースフレーム
の後部に揺動可能に支持され、かつ揺動端の一方を前記
クッションフレームの後端に連結したベルクランクと、
前記ベースフレームの適宜位置に回動可能に枢支され、
かつ操作軸に設けられた回転伝達機構を介して連繋する
平歯車と、この平歯車の軸中心から所定の偏心比をもっ
て平歯車から突設されたクランクピンと、このクランク
ピンに一端を連結し、他端を前記ベルクランクの他方側
揺動端に連結した連結ロッドとを備えたことを特徴とす
る車両用シート。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61116063A JPH0659803B2 (ja) | 1986-05-22 | 1986-05-22 | 車両用シ−ト |
KR1019870001809A KR960004301B1 (ko) | 1986-03-03 | 1987-03-02 | 차량용 시이트 |
US07/020,698 US4787594A (en) | 1986-03-03 | 1987-03-02 | Seat for motor vehicles |
EP87102967A EP0235793B1 (en) | 1986-03-03 | 1987-03-03 | Seat for motor vehicles |
DE8787102967T DE3780661T2 (de) | 1986-03-03 | 1987-03-03 | Sitz fuer kraftfahrzeug. |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61116063A JPH0659803B2 (ja) | 1986-05-22 | 1986-05-22 | 車両用シ−ト |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62275853A JPS62275853A (ja) | 1987-11-30 |
JPH0659803B2 true JPH0659803B2 (ja) | 1994-08-10 |
Family
ID=14677789
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61116063A Expired - Lifetime JPH0659803B2 (ja) | 1986-03-03 | 1986-05-22 | 車両用シ−ト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0659803B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2986312B2 (ja) * | 1993-07-01 | 1999-12-06 | テイ・エス テック株式会社 | クッションシートの調節装置 |
JP2002010860A (ja) * | 2000-06-30 | 2002-01-15 | Delta Kogyo Co Ltd | シートのリフター構造 |
JP6609179B2 (ja) * | 2015-12-24 | 2019-11-20 | デルタ工業株式会社 | 自動車用シート |
-
1986
- 1986-05-22 JP JP61116063A patent/JPH0659803B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62275853A (ja) | 1987-11-30 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP0235793B1 (en) | Seat for motor vehicles | |
JP2585517B2 (ja) | ワイパ装置 | |
US6385801B1 (en) | Rocking bed | |
JPH0659803B2 (ja) | 車両用シ−ト | |
GB2360204A (en) | Rocking bed | |
JPS62275852A (ja) | 車両用シ−ト | |
JPH03262762A (ja) | 車両用ワイパ | |
JPH0539952Y2 (ja) | ||
JP2773896B2 (ja) | マッサージ機 | |
JP2554926Y2 (ja) | シート用アームレスト | |
JP3912437B2 (ja) | 揺動角設定機構 | |
JPH0535458U (ja) | リフター構造 | |
JPS62273134A (ja) | シ−トのリフト装置 | |
JP3391024B2 (ja) | 雲台装置のチルト機構 | |
CN1182989C (zh) | 汽车镜旋转装置 | |
JPH0613775Y2 (ja) | メタルソー切断機 | |
JP2001080464A (ja) | ワイパ装置 | |
JP2000023773A (ja) | リクライニングシートおよびマッサージ機 | |
JPH0386654A (ja) | ワイパ装置 | |
KR930006513Y1 (ko) | 차량용 실내후사경의 각도 조절장치 | |
JPH0582344U (ja) | 可動ソファー | |
JP2572721Y2 (ja) | 安頭台傾動機構 | |
JPS63125450A (ja) | 車両用シ−ト | |
KR920004553Y1 (ko) | 선풍기의 풍향각도 조절장치 | |
JPS6130677Y2 (ja) |