JPH0539952Y2 - - Google Patents

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JPH0539952Y2
JPH0539952Y2 JP2947589U JP2947589U JPH0539952Y2 JP H0539952 Y2 JPH0539952 Y2 JP H0539952Y2 JP 2947589 U JP2947589 U JP 2947589U JP 2947589 U JP2947589 U JP 2947589U JP H0539952 Y2 JPH0539952 Y2 JP H0539952Y2
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JP
Japan
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headrest
groove
speed
pin member
swing
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JP2947589U
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、シートバツク側の枢軸を中心にして
リンク部材とステーとが一体的に揺動可能に装着
されており、動力により前記リンク部材が揺動し
た際ステーを介してヘツドレスト本体が略垂直な
起立位置と略水平な前倒位置とに揺動するように
したヘツドレスト装置に関する。
「従来の技術」 従来のヘツドレスト装置としては、例えば、第
4図に示すようなものがある。
すなわち、バツクフレーム1に枢軸2が回動可
能に支持され、ヘツドレスト本体3が枢軸2にス
テー4を介して起立位置と前倒位置とに揺動可能
に支持され、同じく枢軸2にリンク部材5の基端
部が固設され、リンク部材5の先端部に直線状の
長溝6が穿設される一方、駆動モータ7により回
転可能なスクリユー部材8にナツト部材9が上下
方向へ変位可能に螺合し、ナツト部材9にピン部
材9aが植設され、ピン部材9aが長溝6に移動
可能に嵌合されている。
そして駆動モータ7によりスクリユー部材8、
ナツト部材9を介してピン部材9aが上下方向へ
変位した際リンク部材5が揺動し、枢軸2を回動
し、ステー4を介してヘツドレスト本体3を起立
位置と前倒位置とに揺動するもので、駆動モータ
7を操作することにより、ヘツドレスト本体3を
迅速に前倒して素早く広い後方視界を得ることが
できるものである。
「考案が解決しようとする課題」 しかしながら、このような従来のヘツドレスト
装置では、ヘツドレスト本体3を前後移動調節可
能なものとして利用すべく、ヘツドレスト本体3
を起立位置と前傾位置である中間位置までの間の
所望位置で揺動を停止しようとすると、ヘツドレ
スト本体3が高速で揺動するため、動力を停止す
るタイミングの判断が難しく、タイミングがずれ
るとヘツドレスト本体3が所望位置より手前であ
つたり行きすぎたりし、場合によつては何度も位
置調節したりして、手間がかかつて使い勝手がよ
くないという問題点があつた。
ヘツドレスト本体の前後移動調節を容易にする
ため、単に駆動モータの回転速度を遅くしたりす
ると、ヘツドレスト本体3を迅速に前倒すること
ができず、素早く広い後方視界を得ることができ
ない。
本考案は、このような従来の問題点に着目して
なされたもので、素早く広い後方視界を得ること
ができるとともに、容易に前後位置調節をするこ
とができる使い勝手がよいヘツドレスト装置を提
供することを目的としている。
「課題を解決するための手段」 かかる目的を達成するための本考案の要旨とす
るところは、 シートバツク側の枢軸を中心にしてリンク部材
とステーと一体的に揺動可能に装着されており、
動力により前記リンク部材を揺動した際前記ステ
ーを介してヘツドレスト本体が略垂直な起立位置
と略水平な前倒位置とに揺動するようにしたヘツ
ドレスト装置において、 動力により前記枢軸の軸線と直交する平面上を
略直線方向へ変位可能に、ピン部材と該ピン部材
が移動可能に嵌合するカム溝部材との一方をシー
トバツク側に配するとともに、前記リンク部材に
他方の部材を装着し、 前記カム溝部材を、前記ピン部材が相対的に変
位した際ヘツドレスト本体が前記起立位置と前傾
位置である中間位置との間は低速で揺動し、か
つ、該中間位置と前記前倒位置との間は高速で揺
動すべく、低速揺動用の溝と高速揺動用の溝とに
より構成したことを特徴とするヘツドレスト装置
に存する。
「作用」 ヘツドレスト本体が起立位置にある状態におい
て、ヘツドレスト本体の前後位置調節をすべく、
動力によりピン部材またはカム溝部材の一方を、
枢軸の軸線と直交する平面上を略直線方向へ変位
すると、ピン部材がカム溝部材の低速揺動用の溝
内を相対的に移動する。
それにより、リンク部材〜ステーを介してヘツ
ドレスト本体が低速で揺動し、所望の前傾位置に
なつたならば、動力を停止すれば、ヘツドレスト
本体が所望の前傾位置から大きくずれることなく
停止し、再度位置調節することなく、一度で位置
調節が完了する。
また、ヘツドレスト本体が起立位置にある状態
において、ヘツドレスト本体を前倒位置に揺動す
べく、動力により一方の部材を変位すると、ピン
部材がカム溝部材の低速揺動用の溝内を相対的に
移動している間、すなわち、起立位置から中間位
置まではヘツドレスト本体は低速で揺動し、ピン
部材が低速揺動用の溝から切り換わつて高速揺動
用の溝内を相対的に移動すると、ヘツドレスト本
体は高速で揺動し前倒位置になる。
ヘツドレスト本体を前倒位置から起立位置に揺
動すべく、動力により一方の部材を前記と反対方
向へ変位すると、ピン部材がカム溝部材の高速揺
動用の溝内を相対的に移動している間、すなわ
ち、前倒位置から中間位置まではヘツドレスト本
体は高速で揺動し、ピン部材が高速揺動用の溝か
ら切り換わつて低速揺動用の溝内を相対的に移動
すると、ヘツドレスト本体は低速で揺動し起立位
置になる。
すなわち、ヘツドレスト本体は全体として比較
的速く起立位置と前倒位置とに揺動するものであ
る。
「実施例」 以下、図面に基づき本考案の一実施例を説明す
る。
第1図から第3図は本考案の一実施例を示して
いる。
第1図および第2図に示すように、シートバツ
ク10には逆U字状のフレーム部材11が内装さ
れ、フレーム部材11の上端水平部12には、複
数の支持ブラケツト13,13…を介して枢軸1
4が回動可能に支持されている。枢軸14には一
対のステー20挿通用のホルダ部15,15が形
成されている。ステー20の上端部にはヘツドレ
スト本体30が装着されている。
フレーム部材11には保持ブラケツト16を介
して動力である駆動モータ40が装着され、駆動
モータ40の出力軸に連動するウオーム41にウ
オームホイール42が噛合している。ウオームホ
イール42にはその回転軸を同一の回転軸とする
スクリユー部材43が固設され、スクリユー部材
43にはナツト部材44が螺合している。ナツト
部材44には両側方向へピン部材46が突設され
ている。
ナツト部材44の両側部に沿うようにガイド部
材45が配設されている。ガイド部材45には、
スクリユー部材43が正逆回転した際ピン部材4
6を上下方向へ案内すべく、ピン部材46が上下
方向へ変位可能に挿通する長孔47が穿設されて
いる。
枢軸14にはリンク部材50の基端部51が固
着され、リンク部材50の先端部にはピン部材4
6が移動可能に嵌合するカム溝52が穿設されて
いる。カム溝52は、ピン部材46が移動する上
下方向に対してわずかに傾斜する低速揺動用の溝
53と、低速揺動用の溝53に連設され、同じく
上下方向に対して大きく傾斜する高速揺動用の溝
54とから構成されている。
次に作用を説明する。
第3図において、ヘツドレスト本体30が起立
位置にある状態において、ピン部材46は最上位
にあつてカム溝52の低速揺動用の溝53の端部
に位置している。
ヘツドレスト本体30の前後位置調節をすべ
く、駆動モータ40を所定方向へ回転すると、ウ
オーム41を介してウオームホイール42および
スクリユー部材43が一体的に回転する。
スクリユー部材43が回転すると、ナツト部材
44のピン部材46がガイド部材45の長孔47
に挿通している関係で、ピン部材46が長孔47
に沿つて下方向へ変位する。
ピン部材46が下方向へ変位すると、ピン部材
46がカム溝52の低速揺動用の溝53内を相対
的に変位する。それにより、ピン部材46が低速
揺動用の溝53の縁を少しづつ押込み、リンク部
材50がゆつくり第3図において反時計方向へ揺
動する。
リンク部材50と同じゆつくりした速度で、ヘ
ツドレスト本体30が揺動し、所望の前後位置に
なつたならば、駆動モータ40を停止すれば、ヘ
ツドレスト本体30が所望の前後位置から大きく
ずれることなく停止する。
次に、ヘツドレスト本体30が第3図に示す起
立位置にある状態において、ヘツドレスト本体3
0を第1図に示す前倒位置に揺動すべく、駆動モ
ータ40によりピン部材46を下方向へ変位する
と、ピン部材46が低速揺動用の溝53内を相対
的に移動している間は、前述したように、ヘツド
レスト本体30は低速で揺動する。
ピン部材46が低速揺動用の溝53から切り換
わつて高速揺動用の溝54内を相対的に移動する
と、ピン部材46により高速揺動用の溝54の縁
が大きく押込まれ、それによりリンク部材50が
枢軸14を中心にして第3図において反時計方向
へ速く揺動する。
リンク部材50と同じく、ヘツドレスト本体3
0も高速で揺動し、短時間に前倒位置になる。
反対に、ヘツドレスト本体30を前倒位置から
起立位置に戻すには、ピン部材46が上方へ変位
すべく駆動モータ40を回転すればよい。
それにより、ピン部材46が高速揺動用の溝5
4の縁を大きく押込み、それによりリンク部材5
0が枢軸14を中心にして第1図において時計方
向へ速く揺動する。
リンク部材50と同じくヘツドレスト本体30
が高速で揺動し、やがてピン部材46が高速揺動
用の溝54から低速揺動用の溝53内に移動し、
低速揺動用の溝53の縁を少しづつ押込む。
それにより、リンク部材50がゆつくり揺動
し、リンク部材50と同じくヘツドレスト本体3
0もゆつくり揺動し、やがて第3図示す起立位置
に戻る。
前記実施例においては、ピン部材46を上下方
向へ変位させ、ピン部材46がカム溝52の縁を
押込むことにより、リンク部材50を揺動させる
ようにしたものを示したが、逆の態様にして、リ
ンク部材50側にピン部材を固設し、ピン部材が
相対的に変位可能に嵌合するカム溝部材を略直線
方向へ変位するようにしたものであつてもよい。
「考案の効果」 本考案に係るヘツドレスト装置によれば、ヘツ
ドレスト本体を前後位置調節する際には低速で揺
動させ、起立位置から前倒位置に揺動する際には
比較的高速で揺動するようにしたので、前後位置
調節する際ヘツドレスト本体が低速で揺動し、ヘ
ツドレスト本体を停止するタイミングがとりやす
く、一時で所望の前後位置に調節することがで
き、また、ヘツドレスト本体を起立位置から前倒
位置に素早く揺動して迅速に広い後方視界を得る
ことができ、極めて使い勝手をよくすることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図から第3図は本考案の一実施例を示して
おり、第1図はヘツドレスト装置の側面図、第2
図は同じく正面図、第3図は同じく側面図、第4
図は従来例を示しており、ヘツドレスト装置の側
面図である。 10……シートバツク、14……枢軸、20…
…ステー、30……ヘツドレスト本体、40……
駆動モータ(動力)、46……ピン部材、50…
…リンク部材、52……カム溝、53……低速揺
動用の溝、54……高速揺動用の溝。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 シートバツク側の枢軸を中心にしてリンク部材
    とステーとが一体的に揺動可能に装着されてお
    り、動力により前記リンク部材を揺動した際前記
    ステーを介してヘツドレスト本体が略垂直な起立
    位置と略水平な前倒位置とに揺動するようにした
    ヘツドレスト装置において、 動力により前記枢軸の軸線と直交する平面上を
    略直線方向へ変位可能に、ピン部材と該ピン部材
    が移動可能に嵌合するカム溝部材との一方をシー
    トバツク側に配するとともに、前記リンク部材に
    他方の部材を装着し、 前記カム溝部材を、前記ピン部材が相対的に変
    位した際ヘツドレスト本体が前記起立位置と前傾
    位置である中間位置との間は低速で揺動し、か
    つ、該中間位置と前記前倒位置との間は高速で揺
    動すべく、低速揺動用の溝と高速揺動用の溝とに
    より構成したことを特徴とするヘツドレスト装
    置。
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US7543891B2 (en) * 2004-04-26 2009-06-09 Woobo Tech Co., Ltd. Device for stooping car headrests
KR100902321B1 (ko) * 2007-11-21 2009-06-12 현대자동차주식회사 자동차용 헤드레스트의 폴딩 구조

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