JPH065962Y2 - 車体構造体のレインフォース構造 - Google Patents

車体構造体のレインフォース構造

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JPH065962Y2
JPH065962Y2 JP10317288U JP10317288U JPH065962Y2 JP H065962 Y2 JPH065962 Y2 JP H065962Y2 JP 10317288 U JP10317288 U JP 10317288U JP 10317288 U JP10317288 U JP 10317288U JP H065962 Y2 JPH065962 Y2 JP H065962Y2
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JP
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reinforcement
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joggle
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vehicle body
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JP10317288U
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Inventor
忠雄 毛利
Original Assignee
日産車体株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、車体のサイドメンバやクロスメンバやサイド
シルやピラー等の構造部材に設けられるレインフォース
の構造に関する。
(従来の技術) 従来、例えば、実開昭58−76476号公報に記載さ
れているように、構造部材としてのサイドシルの閉断面
空間内にレインフォースを設け、サイドシルを補強する
ことが知られている。
(考案が解決しようとする課題) ところで、近年、材料の歩留りを良くするためや、部分
的修理を可能として修理性を良くするため等により、こ
のような構造部材を長手方向で分割させることが行われ
ている。
このように分割する際に、例えば、第4図に示すよう
に、一方のレインフォース部材01を板厚分だけ折り曲
げてジョッグル部02を形成し、両レインフォース部材
03の接合端部04,05同士を接合させることが一般
に行われている。
しかしながら、このように単にジョッグル部02を形成
してレインフォース部材01,03を接合させた場合、
走行中の振動入力や、また、衝突の際の衝撃入力等があ
った場合、このジョッグル部02に応力集中が生じて変
形し、このジョッグル部03を挟む接合フランジにおい
て口開きが生じたり、また、構造部材が折れ曲ったりす
る恐れがあるという問題があった。
本考案は、上述のような従来の問題に着目したもので、
部品手数を増加させることなく、接合フランジに口開き
が生じたり、構造部材が折れ曲ったりするのを抑制する
ことができるを車体構造体のレインフォース構造を提供
することを目的としている。
(課題を解決するための手段) 上述の目的を達成するために、本考案の車体構造体のレ
インフォース構造では、車体に構造部材が設けられ、該
構造部材は、2枚のパネルを接合フランジで接合して閉
断面形状に形成され、さらに、パネル状のレインフォー
スを、レインフォース端部が両接合フランジ間に介在さ
れた状態で接合されると共に、閉断面空間を2分する状
態で設けられた車体構造体のレインフォース構造におい
て、前記レインフォースは、第1レインフォース部材の
延在方向端部に設けられた接合端部と、第2レインフォ
ース部材の延在方向端部に設けられた接合端部とを重合
接合させて形成され、前記第1レインフォース部材の接
合端部よりも第1レインフォース部材の延在方向中央側
には、板厚分だけ接合面位置をズラすためのジョッグル
部が形成され、前記第2レインフォースの接合端部には
架橋部が延長して形成され、この架橋部が、前記ジョッ
グル部をまたいで第1レインフォース部材のジョッグル
部よりも延在方向中央側に重合接合されている構成とし
た。
尚、構造体とは車体において閉断面に形成されるもの
で、サイドシルやサイドメンバやクロスメンバやピラー
等をいう。
(作用) 本考案の車体構造体のレインフォース構造にあっては、
レインフォースへの入力は、ジョッグル部及び架橋部を
介して一方のレインフォース部材から他方のレインフォ
ース部材へ、またはその逆に伝達される。
即ち、従来ではジョッグル部に入力されるはずの力の一
部は、ジョッグル部と並列に架橋部を介してジョッグル
部を経由することなく伝達されるため、このジョッグル
部の変形が抑制され、それによって、接合フランジの口
開きや構造部材の折れ曲りが抑制される。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面により詳述する。
尚、実施例を説明するにあたり、車体構造部材としてサ
イドシルを例にとる。
まず、実施例の構成を説明する。
本考案一実施例のレインフォース構造は、第3図に示す
自動車Cのサイドシル1に適用されている。
このサイドシル1は、第3図のA部拡大図である第1図
に示すように、シルアウタ2とシルインナ3を上下両端
部に設けられたアウタ側接合フランジ21,22とイン
ナ側接合フランジ31,32とを接合させて、図示のよ
うな閉断面に形成されている。
そして、このサイドシル1の閉断面空間11を2分する
状態で、レインフォース4が設けられている。尚、この
レインフォース4は、上下両端部を両接合フランジ2
1,22及び31,32間に介在された状態で、スポッ
ト溶接によって接合されている。図において、*は溶接
点を示している。
ところで、前記サイドシル1は、各部材2,3,4の歩
留りを良くするためと、破損時の修理性を良くするため
に、前後に分割されている。
即ち、シルアウタ2は、シルアウタフロント2fとシル
アウタリヤ(図示省略)とに分割され、シルインナ3
は、シルインナフロント3fとシルインナリヤ3rに分
割され、レインフォース4は、レインフォースフロント
(第1レインフォース)4fとレインフォースリヤ(第
2レインフォース)4rとに分割されている。
そして、シルインナフロント3fやレインフォースフロ
ント4fの後端部やシルインナリヤ3rの前端部には、
端面が突き合わせとなる部材をよけるために板厚分だけ
接合面位置をズラすためのジョッグル部33,34,3
5,41が形成されている。
これらのうちシルインナフロント3f及びシルインナリ
ヤ3rのジョッグル部33,34,35にあっては、両
接合フランジ31,32の部分だけに形成されるが、レ
インフォースフロント4fのジョッグル部41は、第2
図に示すように、上下全体に亘って形成されている。
即ち、レインフォース4は、レインフォースフロント4
fの後端部の接合端部42と、レインフォースリヤ4r
の前端部の接合端部43とを、上下全体に亘って重合接
合させて形成されている。このため、ジョッグル部41
は上下全体に亘って形成される。
さらに、図示するように、レインフォースリヤ4rの接
合端部43の先端部には、レインフォースリヤ4rの上
下幅より狭い幅を成す架橋部44が前方に延長して形成
されていて、この架橋部44が、前記ジョッグル部41
をまたいで、ジョッグル部41よりも前方位置のレイン
フォースフロント4fに重合接合されている。
尚、*44a,44bが、この架橋部44とレインフォ
ースフロント4fとの溶接点を示している。
また、実施例では、レインフォースフロント4fの接合
端部42にもレオンフォースフロント4fの上下幅より
狭い幅を成し、前記架橋部44と同様の形状の先端部4
5が後方に延在されていて、レインフォースリヤ4rに
重合接合されている。
次に実施例の作用を説明する。
本実施例の車体構造体のレインフォース構造にあって
は、例えば、自動車Cの走行振動や衝突等により、サイ
ドシル1に入力された力は、サイドシル1を伝達され
る。
この場合に、レインフォース4にあっては、ジョッグル
部41及び架橋部44を並列に介して伝達される。
このため、ジョッグル部41において生じる応力集中
は、従来に比較すると同入力では、架橋部44を伝わる
力の分だけ軽減され、それだけジョッグル部44の変形
が抑制される。
それによって、各接合フランジ21,22,31,32
(特に21,31)の口開きやサイドシル1が折れ曲る
のが抑制される。
以上、本考案の実施例を図面により詳述してきたが、具
体的な構成はこの実施例に限られるものではなく、例え
ば、実施例では、構造体としてサイドシルを示したが、
サイドメンバやクロスメンバやピラー等他の構造体にも
適用できる。
(考案の効果) 以上説明してきたように、本考案の車体構造体のレイン
フォース構造では、第2レインフォースに架橋部を延長
形成し、この架橋部がジョッグル部をまたいで第1レイ
ンフォースに重合接合された構造としたために、応力集
中によるこのジョッグル部の変形が抑制され、それによ
って、接合フランジの口開きや構造部材の折れ曲りが抑
制されて剛性が向上されるという効果が得られ、しか
も、この効果が新に部品を追加することなく得られると
いう効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案一実施例の車体構造体のレインフォース
構造を示す斜視図(第3図A部)、第2図は実施例構造
のレインフォースを示す斜視図、第3図は実施例構造を
備えた自動車を示す斜視図、第4図は従来例構造の要部
を示す斜視図である。 1……サイドシル 11……閉断面空間 2……シルアウタ(パネル) 21……アウタ側接合フランジ 22……アウタ側接合フランジ 3……シルインナ(パネル) 31……インナ側接合フランジ 32……インナ側接合フランジ 4……レインフォース 4f……レインフォースフロント (第1レインフォース部材) 4r……レインフォースリヤ (第2レインフォース部材) 41……ジョッグル部 42……接合端部 43……接合端部 44……架橋部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体に構造部材が設けられ、 該構造部材は、2枚のパネルを接合フランジで接合して
    閉断面形状に形成され、さらに、パネル状のレインフォ
    ースを、レインフォース端部が両接合フランジ間に介在
    された状態で接合されると共に、閉断面空間を2分する
    状態で設けられた車体構造体のレインフォース構造にお
    いて、 前記レインフォースは、第1レインフォース部材の延在
    方向端部に設けられた接合端部と、第2レインフォース
    部材の延在方向端部に設けられた接合端部とを重合接合
    させて形成され、 前記第1レインフォース部材の接合端部よりも第1レイ
    ンフォース部材の延在方向中央側には、板厚分だけ接合
    面位置をズラすためのジョッグル部が形成され、 前記第2レインフォースの接合端部には架橋部が延長し
    て形成され、この架橋部が、前記ジョッグル部をまたい
    で第1レインフォース部材のジョッグル部よりも延在方
    向中央側に重合接合されていることを特徴とする車体構
    造体のレインフォース構造。
JP10317288U 1988-08-03 1988-08-03 車体構造体のレインフォース構造 Expired - Lifetime JPH065962Y2 (ja)

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JPH0224782U JPH0224782U (ja) 1990-02-19
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