JPH065842U - 把持機構 - Google Patents

把持機構

Info

Publication number
JPH065842U
JPH065842U JP4427292U JP4427292U JPH065842U JP H065842 U JPH065842 U JP H065842U JP 4427292 U JP4427292 U JP 4427292U JP 4427292 U JP4427292 U JP 4427292U JP H065842 U JPH065842 U JP H065842U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chuck
ceramic plate
plate
work
diameter portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4427292U
Other languages
English (en)
Inventor
忠義 木並
Original Assignee
日立湘南電子株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 日立湘南電子株式会社 filed Critical 日立湘南電子株式会社
Priority to JP4427292U priority Critical patent/JPH065842U/ja
Publication of JPH065842U publication Critical patent/JPH065842U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Feeding Of Workpieces (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 摩耗を極力抑え、かつ長寿命化を図り得る。 【構成】 一対のチャックアーム3,3が互いに閉じる
ように移動すると、チャック爪40が大径部41と該大
径部41から中心部に至るに従い次第に径を狭めたテー
パ形小径部42とを形成しているので、セラミック板1
を挟持したときに、その中心部上にセラミック板1の厚
み方向の中心を位置決めできる。その後、セラミック板
1を直線上に移動すると、チャック爪40がセラミック
板1の移動に伴って回転し、従って、チャック爪40が
セラミック板1と摺接せず、チャック爪40が摩耗する
のを極力抑えることができ、それだけ長寿命化を図れ
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は板状ワークを所定位置に把持する把持機構に係り、特に板状ワークと して、セラミック板やガラス板等のような脆弱高硬度材からなるものを把持する のに好適なものに関する。
【0002】
【従来の技術】
脆弱高硬度材からなる板状ワークを所定位置に位置決めする把持機構の第一の 従来技術を図3乃至図5により説明する。この第一の従来技術は、チャック2の 可動部2aに一対のチャックアーム3,3が夫々取付けられ、夫々のチャックア ーム3の内側にチャック爪4が固定されている。チャック爪4は図5に示すよう に、互いに対向する内面にV字形の溝5が形成されている。 板状ワークとして図4に示すセラミック板1が所定位置に搬送されると、可動 部2aが互いに直線的に近接移動し、それに伴い一対のチャックアーム3,3が 閉方向に移動することにより、チャック爪4の溝5間にセラミック板1を挟持す る。そして、挟持したままで把持機構全体が別の場所に移動して図3に示す状態 となる。この場合、チャックアーム3が閉方向(X方向)及び垂直方向(Z方向 )でセラミック板1をセンタリングするが、チャックアーム3の長手方向(Y方 向)に対してはセンタリングすることができないので、チャックアーム3,3間 に予め基準ブロック6を配置し、その反対側から押し駒7を矢印方向に駆動し、 セラミック板1を基準ブロック6に突き当てることにより、セラミック板1を正 確に位置決めできるようにしている。このようなセラミック板1は電子部品を搭 載する基板として利用する。 また、心出しする装置として、特開平1−271192号公報に示される技術 のものがある。この第二の従来技術は、対向するチャック爪がV字形に形成され 、そのチャック爪の両側にゴムローラが回転可能に取付けられ、チャッキング開 始時に円筒ワークの軸心とチャックの心がずれていても、チャッキングが進行す ると、チャック爪の先端側のゴムローラが円筒ワークと接触することによって該 円筒ワークの軸心をずらす方向に回転し、もう一方のゴムローラに円筒ワークが 接触することにより、円筒ワークを心出しするようにしている。
【0003】 なお、この種の装置に関連するものとして、特開昭61−209890号公報 ,同62−44387号公報等が挙げられる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上記に示す第一の従来技術は、当初、チャック爪4を合成樹脂で形 成していたが、板状ワークがセラミック1板の場合、脆い特性がある反面、硬度 が高いので、チャック爪4で挟持したセラミック板1を押し駒7で移動すると、 セラミック板1とチャック爪4とが摺接することにより、セラミック板1の角で チャック爪4の溝5が図5のB部に示す如く摩耗し、チャック爪の寿命が極端に 短いと云う問題があった。特に、レーザ光を利用してセラミック板を切断する場 合、セラミック板の厚みに対し1/3〜1/2程度の深さで切れ目を入れた後、 それに荷重をかけることで完全に切り放すので、セラミック板の角が微妙に鋭利 な部分となってしまう。 そこで、チャック爪4を焼き入れ鋼材で形成することが容易に考えられ、その ようにした場合、合成樹脂の場合に比較し、摩耗が少なくかつ寿命が延びるが、 より長寿命化につながらない問題があった。
【0005】 また第二の従来技術のものは、V字形をなすチャック爪にゴムローラを設ける と、円筒ワークを心出しすることができるものの、円筒ワークの表面がガラスパ イプのような滑らかなものであるので、ワークを把持する部材の摩耗及び寿命の 点でそれほど配慮する必要がない。
【0006】 本考案の目的は、セラミック板やガラス板等のような脆弱高硬度材からなる板 状ワークでも、摩耗を極力抑え、かつ長寿命化を図り得る把持機構を提供するこ とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案のチャック爪においては、夫々のチャックアームの内側に該チャックア ームの開閉方向に沿って回転可能に取付けられ、かつ軸方向の両端部が大径部を なすと共に、該大径部から軸方向の中心部に至るに従い次第に径を狭めたテーパ 形小径部をなす鼓形状に形成してある。そして、チャック爪の少なくとも表面が 板状ワークを形成する脆弱高硬度材質と同程度以上の硬度をもっている。
【0008】
【作用】
一対のチャックアームが互いに閉じるように移動し、夫々のチャック爪が板状 ワークを挟持すると、チャック爪は上述の如く、軸方向の両端部が大径部をなす と共に該大径部から軸方向の中心部に至るに従い次第に径を狭めたテーパ形小径 部を形成しているので、板状ワークを挟持したときに、その中心部上に板状ワー クの厚み方向の中心を位置決めできる。その後、板状ワークを直線上に移動する と、チャック爪が板状ワークの移動に伴って回転する。従って、板状ワークが移 動しても、チャック爪が板状ワークと摺接せず、しかもチャック爪の表面が板状 ワークと同材質以上の硬度をもつので、チャック爪が摩耗するのを極力抑えるこ とができ、それだけより長寿命化を図れる。
【0009】
【実施例】
以下、本考案を図1及び図2により説明する。図1及び図2は本考案の把持機 構の一実施例を示し、同図において図3乃至図5と同一部分のものには同一符号 を付している。 実施例の把持機構は、図2に示すように、チャック2の可動部2aに一対のチ ャックアーム3,3がボルトによって夫々取付けられ、夫々のチャックアーム3 ,3の内側の対向する部分にチャック爪40が二個ずつ取付けられ、可動部2A の駆動によってチャックアーム3,3が互いに閉じるように直線移動すると、チ ャック爪40間で板状ワークとしてのセラミック板1を挟持し、さらにそのセラ ミック板1を押し駒7で基準ブロック6に突き当てることにより、セラミック板 1を正確に位置決めするようにしている。この点は従来技術と同様である。
【0010】 本考案において、前記チャック爪40は鼓形状に形成されている。即ち、この チャック爪40は図1に示すように、軸方向の両端部に最も大きい径をなす大径 部41,41が夫々形成されると共に、その大径部から軸方向の中心部に至るに 従い次第に径を狭めたテーパ形小径部42,42が形成され、全体として鼓形状 をなしている。また、チャック爪40は、焼き入れ加工された鋼材で形成され、 表面がセラミック板1の硬度と同程度以上の硬度をもっている。さらに、このチ ャック爪40は図2に示すようにチャックアーム3,3に固定したコ字形のブラ ケット8に対しピン9で取付けられ、該ピン9を中心として回転するようにして いる。即ち、チャック爪40は何れも、チャックアーム3の開閉方向に沿って回 転する。
【0011】 次に実施例の把持機構の動作について述べる。 板状ワークとしてのセラミック板1が所定位置に搬送されると、把持機構が平 行チャック2の可動部2aが駆動され、一対のチャックアーム3,3が互いに閉 じるように移動すると、チャック爪40がセラミック板1の端面を挟持する。こ の場合、チャック爪40が上述の如く、軸方向の両端部に大径部41が形成され ると共に、その大径部41から中心部に至るに従い次第に径を狭めてテーパ形小 径部42が形成されているので、セラミック板1を挟持したときに、その中心部 上にセラミック板1の厚み方向の中心を位置決めすることができる。 その後、セラミック板1を挟持した把持機構全体を基準ブロック6のある位置 に移動させ(図3参照)、押し駒7の駆動によりセラミック板1を直線上に移動 して基準ブロック6に突き当てると、チャック爪40がチャックアーム3に対し 該チャックアーム3の長さ方向に沿って回転するよう取付けられているので、チ ャック爪40がセラミック板1の移動に伴って回転する。従って、挟持されたま まのセラミック板1を移動しても、チャック爪40がセラミック板1と摺接する ことがなく、しかもチャック爪40の表面がセラミック板1と同程度以上の硬度 をもっているので、チャック爪40が摩耗するのを極力抑えることができ、それ だけより長寿命化を図れる。 また、セラミック板1の移動に伴いチャック爪40が回転すると、セラミック 板1の移動を滑らかに行うことができ、従来技術に比較すると、押し駒7を駆動 トルクの小さいもので済ませることができる。 なお、図示実施例では、脆弱高硬度材からなる板状ワークとしセラミック板1 を用いたが、それ以外に例えば、ガラス板等を位置決めするものに適用しても、 同様の効果がある。また、チャック爪40の材質とてしては、極めて容易に形成 できることから、焼き入れ加工された鋼材を用いた例を示したが、板状ワークと 同様の材質でも良く、或いはそれ以上の硬度をもつ金属で形成してもよい。
【0012】
【考案の効果】
以上述べたように、本考案によれば、チャック爪がその中心部上に板状ワーク を挟持し、また挟持されたままの板状ワークを移動しても、該板状ワークの移動 に伴いチャック爪が回転し、該チャック爪が板状ワークと摺接するのを防ぐよう に構成したので、チャック爪が摩耗するのを極力抑えることができ、それだけ長 寿命化を図ることができる結果、把持機構としての信頼性を高め得る効果がある 。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本考案の把持機構の一実施例を示すチャ
ック爪の説明用拡大図である。
【図2】チャック爪を取付けた把持機構を示す斜視図で
ある。
【図3】従来技術の把持機構を示す斜視図である。
【図4】板状ワークとしてのセラミック板を示す説明図
である。
【図5】チャック爪がセラミック板を挟持したときの説
明図である。
【符号の説明】
1…板状ワークとしてのセラミック板、2…平行チャッ
ク、3…一対のチャックアーム、4,40…チャック
爪、41…大径部、42…テーパ形小径部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平行チャックに一対のチャックアームを
    互いに開閉可能に取付け、夫々のチャックアームの内側
    に脆弱高硬度材質からなる板状ワークを挟持するチャッ
    ク爪を設けた把持機構において、前記チャック爪は、夫
    々のチャックアームの内側に該チャックアームの開閉方
    向に沿って回転可能に取付けられ、かつ軸方向の両端部
    が大径部をなすと共に、該大径部から軸方向の中心部に
    至るに従い次第に径を狭めたテーパ形小径部をなす鼓形
    状に形成し、しかも少なくともその表面が前記板状ワー
    クの脆弱高硬度材質と同程度以上の硬度をもっているこ
    とを特徴とする把持機構。
JP4427292U 1992-06-25 1992-06-25 把持機構 Pending JPH065842U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4427292U JPH065842U (ja) 1992-06-25 1992-06-25 把持機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4427292U JPH065842U (ja) 1992-06-25 1992-06-25 把持機構

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH065842U true JPH065842U (ja) 1994-01-25

Family

ID=12686878

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4427292U Pending JPH065842U (ja) 1992-06-25 1992-06-25 把持機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH065842U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018089762A (ja) * 2016-12-07 2018-06-14 ローランドディー.ジー.株式会社 被加工物保持装置および切削加工機

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018089762A (ja) * 2016-12-07 2018-06-14 ローランドディー.ジー.株式会社 被加工物保持装置および切削加工機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6189878B1 (en) Clamp for workpieces
CN110539317A (zh) 一种高铁列车轮对智能配盘桁架机械手末端执行器
JPH065842U (ja) 把持機構
JP2003181732A (ja) 工作機械の挟持部にスライド機構を有した挟持装置
JP2006095633A (ja) ワークチャック装置
KR850007028A (ko) 기계가공용 작업편의 설치방법 및 장치
JPS58116994A (ja) 溶接用クランプ治具
JPH02167641A (ja) クランプ装置
JPH07171722A (ja) センタリング式4方チャック機構
CN111266891B (zh) 一种洁净钢试样加工夹具
JP3240111B2 (ja) 位置決め装着装置
JPH023436Y2 (ja)
CN219403960U (zh) 自定心夹持装置
JPH0611728Y2 (ja) ワーククランプ装置
JP2000117646A (ja) バイス
US20220016736A1 (en) Machine tool with loading device
JPS6278721A (ja) デイスク基板の移載装置
JPH0740012U (ja) 異形ワークのチャック装置
JPH01271192A (ja) 円筒体チャック装置
JPH10146787A (ja) 板状ワークのチャック装置
JP4281669B2 (ja) 部品チャック機構
JPS6039056A (ja) 円筒研削盤のセンタリング方法
JPH03277406A (ja) チヤツク
JPS63124543A (ja) 板体チヤツキング機構
JPH0560788U (ja) ロボットハンド構造