JP3240111B2 - 位置決め装着装置 - Google Patents

位置決め装着装置

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JP3240111B2
JP3240111B2 JP09276396A JP9276396A JP3240111B2 JP 3240111 B2 JP3240111 B2 JP 3240111B2 JP 09276396 A JP09276396 A JP 09276396A JP 9276396 A JP9276396 A JP 9276396A JP 3240111 B2 JP3240111 B2 JP 3240111B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、大きさが変化する
母材にワークをセンター合わせして取り付ける位置決め
装着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】鋳造工程で、中子を把持するハンド治具
を利用し、工業用ロボットにより中子を金型に装着する
作業は、ハンド治具のセンターを金型のセンターに合わ
せ、かつハンド治具と金型の平行度を高く保って位置決
めする必要がある。
【0003】従来は、この位置決めを、図4に示す金型
1とハンド治具2を用いて行っていた。
【0004】図4において、1は中子の取付け孔1aを
持つ金型で、ダボ孔3,3が形成されている。2は中子
の把持機構2aを持つハンド治具で、前記ダボ穴3,3
に挿入される位置決めピン4,4が突設されている。こ
のハンド治具2は、中子を把持した状態で、図示しない
工業用ロボットにより動かされ、ダボ穴3,3に位置決
めピン4,4を挿入することによって、金型1に位置決
めされた後、把持機構2aを開くことにより中子を金型
1に装着する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ダボ穴3,3にハンド
治具2の位置決めピン4,4を挿入する上記従来の位置
決め方法では、金型1の熱膨張によってダボ孔3,3の
間隔が変動するため、位置決めピン4,4を挿入する際
のクリアランスが変動して、所定の位置決め精度を得る
ことができず、位置決めピン4,4の挿入が困難になる
場合も生じていた。
【0006】そこで、本発明は、熱膨張等により金型等
の母材の大きさが変動しても、中子等のワークを精度高
く、母材に位置決め装着できる装置を提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明が提供する位置決
め装着装置は、大きさが変動する母材に、ワークを保持
したハンド治具をセンター合わせして嵌め合せた後、ハ
ンド治具からワークを離して、母材にワークを位置決め
装着する装置において、上記母材の両側に、上記ハンド
治具の嵌め合せ方向に沿って延びるように形成されたガ
イドと、突出長が均等に保たれる左右2本のアームの各
先端に、上記ガイドを挟む爪を持ち、上記ハンド治具に
固定されたセンターチャックと、上記ガイドの中心に位
置決めされて嵌まる外形を有し、上記爪に複数個づつ取
り付けられて、上記爪にガイドに沿うスライド運動を可
能にさせるローラとを具備し、左右の爪のローラを母材
両側のガイドに嵌めた状態で、センターチャックの左右
のアームを均等に縮小させることにより、ハンド治具の
センターと母材のセンターを一致させることを特徴とす
る。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の一実施態様を図1に示し
て説明する。
【0009】図1において、5はワークの装着対象とな
る母材である金型で、中子の取付け孔5aを持つと共
に、両側にガイドであるV字溝6,6を形成している。
【0010】7はワークである中子の把持部7aを持つ
ハンド治具で、その中心部に、センターチャック8を固
定している。このセンターチャック8は、左右2本のア
ーム8a,8bを、突出長を均等に保って突出・退入さ
せるもので、各アーム8a,8bの先端には、上記V字
溝6,6に沿ってスライドする爪9,9が、直交する状
態で取り付けられている。この爪9,9は、上記V字溝
6に嵌まり込む2個のローラ10を軸支したもので、こ
のローラ10の断面形状は、図2(a) に示すように、上
記V字溝6,6の中心に位置決めされるV字形である。
このローラ10は、2個以上を爪9,9の長手方向に沿
って設けることにより、V字溝6に嵌まる爪9の長手方
向中心を、V字溝6の延び方向中心に完全に一致させる
ことができる。
【0011】左右2本のアーム8a,8bを、突出長を
均等に保って突出・退入させるセンターチャック8は、
例えば図3に示すように、固定されたピニオン11にア
ーム8a,8bに連結されたラック12,12を噛合さ
せて、左右の突出長を均等に保ち、図示しないエアーシ
リンダにより突出・退入動作を行わせる構造のものが使
用される。
【0012】上記位置決め装着装置のハンド治具7は、
把持部7aにワークを保持した状態で、工業用ロボット
によって、母材である金型5に対向する位置に運ばれ、
センターチャック8を開いた状態で金型5に挿入され
る。各ローラ10がV字溝6に嵌まり込んだ状態で、エ
アー圧を作用させ、各ローラ10,10,…が金型のV
字溝6,6を密着するまで、センターチャック8のアー
ム8a,8bを閉じ方向に動かす。このとき、ローラ1
0,10がV字溝によって位置決めされるので、爪9,
9の位置及び向きが、V字溝6,6の中心と若干ずれて
いても、爪9,9はV字溝の中心と完全に一致する。ま
た、センターチャックの左右のアーム8a,8bの長さ
も均等に保たれているので、ハンド治具7は、金型5に
対して平行姿勢を保った状態で、完全にセンター合わせ
される。
【0013】この状態で、ハンド金具7を金型5に向か
って所定位置まで進め、把持機構7aからワークを離し
て、ワークの装着を行なう。
【0014】この後、ハンド治具7は金型5から離れ、
新たなワークの供給を受けた後、前記同様、ワークの位
置決め装着を行なう。
【0015】上記説明のローラ10は、形状がひし形で
あったが、このローラは、母材5の両側に設けたガイド
6の形状に対応させて、任意形状のものを使用できる。
例えば、図2(b) に示すように、母材5のガイド6をく
さび状の突条とし、周面にV字溝を設けたローラ10を
用いる場合、図2(c) に示すように母材5のガイド6を
矩形溝とし、外周をV字形にしたローラ10を用いる場
合、図2(d) に示すように母材5のガイド6をV字溝と
し、外周をV字形に尖らせた円板状のローラ10を用い
る場合等がある。
【0016】以上の説明は、金型に中子を位置決め装着
する場合に即して、説明を行ったが、本発明は、熱膨張
等の原因により大ききさが変動する母材に、ワークを保
持するハンド治具を利用し、母材とハンド治具をセンタ
ー合わせすることによって、ワークの位置決め装着を行
なう全ての装着作業に適用できるものである。
【0017】
【発明の効果】本発明は、母材の両側に設けたガイド6
に、センターチャックの爪に設けたローラ10を嵌め合
せて位置決めを行うので、母材の大きさが変動しても精
度高く母材とハンド治具のセンター合わせができる。ま
た、相互に中心に向かって嵌まり合うガイド6,6とロ
ーラ10,10の嵌合構造を採用するため、工業用ロボ
ットによって、ハンド治具7を母材位置に運ぶ際に、位
置決めピンをダボ穴に挿入する場合のような高い位置決
め精度を要求されず、設備費及びその管理コストを低減
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の位置決め装着装置の一実施態様を示
す斜視図
【図2】 図1の位置決め装着装置におけるガイドとロ
ーラの形状の4つの対応関係例を示す断面図
【図3】 図1の位置決め装着装置で使用されているセ
ンターチャックの構造例を示す平面図
【図4】 従来の位置決め装着装置の構造を示す斜視図
【符号の説明】
5 母材である金型 5a 中子の取付け孔 6 ガイド(V字溝) 7 ハンド治具 7a ワークの把持機構 8 センターチャック 8a,8b アーム 9 爪 10 ローラ 11 ピニオン 12 ラック

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 大きさが変動する母材に、ワークを保持
    したハンド治具をセンター合わせして嵌め合せた後、ハ
    ンド治具からワークを離して、母材にワークを位置決め
    装着する装置において、 上記母材の両側に、上記ハンド治具の嵌め合せ方向に沿
    って延びるように形成されたガイドと、 突出長が均等に保たれる左右2本のアームの各先端に、
    上記ガイドを挟む爪を持ち、上記ハンド治具に固定され
    たセンターチャックと、 上記ガイドの中心に位置決めされて嵌まる外形を有し、
    上記爪に複数個づつ取り付けられて、上記爪に上記ガイ
    ドに沿うスライド運動を可能にさせるローラを具備した
    ことを特徴とする位置決め装着装置。
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JP6489112B2 (ja) * 2016-12-21 2019-03-27 トヨタ自動車株式会社 中子搬送装置、及び中子搬送方法
JP2020124774A (ja) * 2019-02-05 2020-08-20 株式会社Fuji ワーク受渡し構造

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