JP3114790U - スクライバ保持具 - Google Patents

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Abstract

【課題】ダイヤモンドスクライバをケガキ線方向にその稜線を合致させて保持し簡便で取り扱い性がよく、安価に実施できるスクライバ保持具を提供する。
【解決手段】スクライバ保持具1はダイヤモンドスクライバ2をその稜線をケガキ線方向にセットすべく斜めに保持する移動側保持具本体3aと、これを弾性支持して案内する固定側保持具本体3bとからなり、ダイヤモンドスクライバ2は移動側保持具本体3aの保持孔8に挿入し、その挿入方向を目印(図略)を用いて位置決めし固定具12により固定することにより高精度に位置決め保持される。
【選択図】図2

Description

本考案は、ガラス、セラミックス、金属酸化物、金属窒化物等の結晶体もしくは多結晶体やアモルファス体等の固体状材料を切断する処理において前記材料にケガキ線を形成するために用いられるダイヤモンドスクライバをその稜線をケガキ線方向に正しく位置決め保持するスクライバ保持具に係り、特に、構造簡便で取り扱い性がよく、安価に実施し得るスクライバ保持具に関する。
各種の機能性を有するガラス、セラミックス、金属酸化物、金属窒化物等の結晶体もしくは多結晶体、アモルファス体等の材料は様々な目的に広範囲に利用されている。一例として、液晶ディスプレス等の電子技術を応用した各種製品や、高機能センサ等の各種製品や電子デバイス製造プロセスにおける各種部材や光通信システムなどの通信技術材料等が挙げられる。以上の製品は前記のように様々な材料から作られているが、特にガラス、セラミックス、金属酸化物、金属窒化物等の板材料を効率よく利用するには、これ等の材料を高精度に切断処理することが必要となる。
板状材料の切断処理においては、予めケガキ線を形成し、このケガキ線を用いて材料の切断処理することが一般に行われている。このケガキ線を形成するためにダイヤモンドチップを先端部に有するダイヤモンドスクライバが用いられ、このダイヤモンドスクライバをその稜線をケガキ線方向に正しく位置決め保持するスクライバ保持具が用いられている。
ダイヤモンドスクライバを正しく保持するためには通常かなり複雑な保持具が必要であり、かつケガキ線作業時においてダイヤモンドスクライバに印加される力を制御して高精度のケガキ線作業の実施やダイヤモンドスクライバの損傷を防止する手段が必要となる。以上の機能を有する保持具の公知技術として、例えば、「特許文献1」が挙げられる。
特開2003−282483号公報(請求項1乃至4及び図6)
「特許文献1」の特開2003−282483号公報の「スクライバーシャンクの装填方法及びシステム」によれば、ダイヤモンドスクライバをその稜線をケガキ線方向に精密に配置することができるが、この保持具は複雑な構造からなり、位置決め作業や印加力の制御が面倒であり、これ等の機構も複雑なものからなり、高価であり、全体重量も重く、取り扱い性にも問題がある。一方、このようなスクライバ保持具を仮りに使用しないでダイヤモンドスクライバを正しく位置決めするには極めて大きな手間を必要とし、生産性を大幅に低下させる問題点がある。
本考案は、以上の事情に鑑みて考案されたものであり、構造簡便で、取り扱い性もよく、稜線のケガキ線方向への位置決めも容易にでき、使用時における付加力の制御も容易にできるスクライバ保持具を提供することを目的とする。
本考案は、以上の目的を達成するために、請求項1の考案は、先端にダイヤモンドチップを有するダイヤモンドスクライバをその稜線をケガキ線方向に一致すべく保持するスクライバ保持具であって、該スクライバ保持具は、前記ダイヤモンドスクライバをケガキ線方向に対して斜めに保持するための保持孔を有する保持具本体と、該保持具本体に挿着された前記ダイヤモンドスクライバを所定位置に固定する固持具とを有し、前記保持具本体及び固持具が前記ダイヤモンドスクライバより柔質の材料から形成されることを特徴とする。
また、請求項2の考案は、前記保持具本体が、前記ダイヤモンドスクライバの挿着される移動側保持具本体と、該移動側保持具本体を弾性支持する固定側保持具本体とからなることを特徴とする。
また、請求項3の考案は、前記ダイヤモンドスクライバ及び移動側保持具本体には、前記ダイヤモンドチップの稜線とケガキ線方向とを一致させるための目印が互いに形成されることを特徴とする。
本考案の請求項1のスクライバ保持具によれば、ダイヤモンドスクライバを保持具本体の保持孔に挿入し、固定具で固持するだけでダイヤモンドスクライバを正しく位置決めすることができ取り扱い性が極めてよい。また、保持具本体や固定具がダイヤモンドスクライバより柔質の材料からなり、ダイヤモンドスクライバを痛めることがない。
また、請求項2のスクライバ保持具によれば、保持具本体がダイヤモンドスクライバを弾性支持する構造からなるため、使用時における付加力が制御され、高精度のケガキ線の形成とダイヤモンドスクライバの損傷が防止される。
また、請求項3のスクライバ保持具によれば、ダイヤモンドスクライバの位置決めは、目印合わせによって可能なため、極めて簡単に、かつ高精度に位置決めができる。
以下、本考案のスクライバ保持具の実施の形態を図面を参照して詳述する。図1(a)は本考案のスクライバ保持具1と、これに挿着しているダイヤモンドスクライバ2及びスクライバ保持具1を握持して移動させる把持手段6等を示す。なお、ダイヤモンドスクライバ2は先端にダイヤモンドチップ4を有するものからなり、図5に示すようにその稜線5をケガキ線方向(X方向)に合致するように位置決めされる。また、ダイヤモンドスクライバ2はスクライバ保持具1にケガキ線方向に対して傾斜して保持される。なお、ダイヤモンドスクライバ1の先端のダイヤモンドチップ4は不使用時にはその損傷を防止すべく図1(b)に示すようにキャップ7が冠着される。
図2乃至図4はスクライバ保持具1の詳細構造を示すものである。スクライバ保持具1はダイヤモンドスクライバ2を所望位置に保持する保持具本体3からなり、保持具本体3は移動側保持具本体3aと固定側保持具本体3bとからなる。
移動側保持具本体3aは、ダイヤモンドスクライバ2を斜めに保持する保持孔8を有する円筒部9とこの円筒部9の後端側に一体的に連結する案内軸10等とからなる。また、円筒部9には保持孔8にほぼ直交する穴11が螺刻され、このねじ穴11にはダイヤモンドスクライバ2を所定方向に固定する固定具12(ねじ体)が螺着される。また、円筒等の図の上方側には図2及び図4(a)(図2のB矢視図)に示すように長溝13が形成され、ダイヤモンドスクライバ2の上端側はこの長溝13内に露出してセットされる。また、図2及び図3(図2のA矢視図)案内軸10には半径方向に伸延するガイドロッド14が一体的に形成される。また、案内軸10の先端側には長溝15が凹設される。
固定側保持具本体3bは案内軸10が摺動可能に挿着されるガイド孔16を有する円筒体17からなり、円筒体17は円筒体9とほぼ同寸の外径を有するものからなる。また、円筒体17には図2及び図3に示すように移動側保持具本体3aのガイドロッド14を案内する案内溝18が凹設される。また、ガイド孔16の後端側にはねじ孔19が形成され、ねじ孔19にはねじプラグ20が螺着され、ねじプラグ20と案内軸10の先端面との間には弾性部材の1つであるスプリング21が介設される。また、円筒部17には止めピン22が固定され、この止めピン22は案内軸10の長溝15に挿入される。なお、スプリング21が圧縮されない自由状態では止めピン22は長溝15の一端側(後端側)に当接した状態で保持され、移動側保持具本体3aの抜け出しを防止している。
図4(a)に示すように、長溝13に露出しているダイヤモンドスクライバ2にはそのダイヤモンドチップ4の稜線5を所定方向に向けるための目印23が刻設されると共に円筒部9には目印23の方向を決めるための目印24が刻設される。即ち、ダイヤモンドスクライバ2は目印23と目印24とを合致させることによりその稜線5をケガキ線方向(図5のX方向)に合致させるように位置決めされる。また、ダイヤモンドスクライバ2の目印23は図4(b)に示すように一本の直線23aでも図4(c)に示すように丸孔23bでもよく、勿論その他の形状のものでもよい。
以上の構造により、ダイヤモンドスクライバ2は移動側保持具本体3aの保持孔8内に挿入されて目印23と目印24を合致させ固定具12により固持することによりダイヤモンドチップ4の稜線5をケガキ線方向(X方向)にセットすることができる。また、移動側保持具本体3aはこれを後方側に押圧することによりスプリング21のスプリング力が作用し、ケガキ線作用時におけるダイヤモンドチップ4を弾性支持することができる。また、ねじプラグ20によりスプリング21のスプリング力の調整が簡単にできる。
以上により、正しくセットされたダイヤモンドスクライバ2をケガキ線方向に合わせて把持手段6を作動させることにより、ケガキ線に沿ったケガキ線作業を行うことができ、高精度のケガキ線を刻設することができる。
本考案のスクライバ保持具は、各種材料の切断用ケガキ線を高精度に形成するものであり、適用される材料としては前記のものに限らず、ほぼすべての材料のケガキ線に適用可能であり、利用範囲は広い。また、この技術は同一技術的範疇のものに適用されることは勿論である。
本考案のスクライバ保持具の使用時の状態を示す模式図(a)と不使用におけるキャップ等を示す模式図(b)。 本考案のスクライバ保持具の詳細構造を示す軸断面図。 図2のA矢視図。 図2のB矢視図(a)、ダイヤモンドスクライバに設けられる目印を示す平面図(b),(c)。 ダイヤモンドチップの先端形状を示す拡大上面図。
符号の説明
1 スクライバ保持具
2 ダイヤモンドスクライバ
3 保持具本体
3a 移動側保持具本体
3b 固定側保持具本体
4 ダイヤモンドチップ
5 稜線
6 把持手段
7 キャップ
8 保持孔
9 円筒部
10 案内軸
11 ねじ穴
12 固定具
13 長溝
14 ガイドロッド
15 長溝
16 ガイド孔
17 円筒体
18 案内溝
19 ねじ孔
20 ねじプラグ
21 スプリング
22 止めピン
23 目印
23a 直線
23b 丸孔
24 目印

Claims (3)

  1. 先端にダイヤモンドチップを有するダイヤモンドスクライバをその稜線をケガキ線方向に一致すべく保持するスクライバ保持具であって、該スクライバ保持具は、前記ダイヤモンドスクライバをケガキ線方向に対して斜めに保持するための保持孔を有する保持具本体と、該保持具本体に挿着された前記ダイヤモンドスクライバを所定位置に固定する固持具とを有し、前記保持具本体及び固持具が前記ダイヤモンドスクライバより柔質の材料から形成されることを特徴とするスクライバ保持具。
  2. 前記保持具本体が、前記ダイヤモンドスクライバの挿着される移動側保持具本体と、該移動側保持具本体を弾性支持する固定側保持具本体とからなることを特徴とする請求項1に記載のスクライバ保持具。
  3. 前記ダイヤモンドスクライバ及び移動側保持具本体には、前記ダイヤモンドチップの稜線とケガキ線方向とを一致させるための目印が互いに形成されることを特徴とする請求項1又は2に記載のスクライバ保持具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014024125A (ja) * 2012-07-24 2014-02-06 Mitsuboshi Diamond Industrial Co Ltd 基板の溝加工方法及び溝加工装置
JP2016101749A (ja) * 2014-12-29 2016-06-02 三星ダイヤモンド工業株式会社 基板加工用ツールのツールホルダ及び基板加工装置

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