JP3008191U - 罫引き工具 - Google Patents

罫引き工具

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JP3008191U
JP3008191U JP1994011585U JP1158594U JP3008191U JP 3008191 U JP3008191 U JP 3008191U JP 1994011585 U JP1994011585 U JP 1994011585U JP 1158594 U JP1158594 U JP 1158594U JP 3008191 U JP3008191 U JP 3008191U
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JP1994011585U
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政一 岡
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政一 岡
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 鉛筆等の筆記具が使用可能な罫引き工具を提
供する。 【構成】 従来の金属製罫引き刃に加えて、もしくは代
えて鉛筆を取り付け可能な構成とした。 【効果】 必要に応じて線の濃度を加減することがで
き、高精度かつ明確なけがき線を得ることができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、建築作業等において広く使用されるいわゆる罫引き工具に関する ものである。
【0002】
【従来の技術】
いわゆる罫引き工具は、建築作業や木工作業等において、材料となる木材にけ がき線を入れるために広く用いられている工具である。
【0003】 建築作業等では、一般にけがき線(直線)を入れる作業はいわゆる墨付けと称 され、墨壺を用いて行う方法、定規を当てて鉛筆等による方法および、罫引きを 用いる方法等があり、主に仕上がり時に墨付けの痕跡が残って良いか悪いかによ って使い分けられている。そして、罫引きは、定規が当てられず、後に墨を残さ ず長いけがき線を必要とする場合によく使用される。
【0004】 罫引きを使用する場合には、図8に示すように、母材18の一の面23上にそ れとは隣り合う側面(基準面)22と並行にけがく場合には、一または二の罫引 き刃9を当接面11から所望寸法突出せしめ、固定手段12で固定し、当接面1 1を側面22に押し当てて長手方向にスライドさせることにより、一の面上22 には罫引き刃9により刃の痕跡としてけがき線20が形成される。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記方法によって形成されたけがき線は、いわゆる刃傷であり 、母材の色とは異なる色を用いてけがかれる墨壺や鉛筆による方法とは異なり、 この場合のけがき線は無色であるため、けがき線であることが極めて判別し難い 。けがき線と平行に木目が通っていようものならなおさらであった。そこで、一 旦罫引き工具でけがいた後に、その刃傷を鉛筆でなぞったりしていた。罫引きを 使用することが、けがき線を残さないという理由によるものであるとしても、け がき線が見え難いということが作業上極めて不便であった。
【0006】 また、母材が角材である場合には容易にけがくことができるが、丸棒等の母材 にはけがき線を入れることが難しかった。
【0007】 今日では、建築業に携わる人口が減少し、後継者不足と作業者の高齢化が社会 問題となっている中で、罫引きを用いて判別可能なけがき線を引けるようにする ということが求められていたにもかかわらず、従来このような問題を解決するに 好適な提案は何等なされていなかった そこでこの考案は、このような問題点を解決するために考案された罫引き工具 である。
【0008】
【課題を解決するための手段】
すなわち、この考案に係る罫引き工具は、木材等に当接させて摺動させる当接 板と、その当接面に対し垂直に出没可能に設けた鉛筆等保持手段とその固定手段 とを有することを特徴とするものである。
【0009】 また、木材等に当接させる当接板と、その当接板のほぼ中央付近において、こ の当接面とは反対側の面に、この当接面に対し垂直に設けた一の条溝を有するス ライドレールを有する罫引き工具において、鉛筆等保持部材をこのスライドレー ルの条溝上をスライドするように設けたと、または木材等に当接させる当接板と 、その中央付近においてこの当接板に設けた貫通孔内をスライド可能に設けたス ライド部材と、スライド部材固定手段とを有する罫引き工具において、このスラ イド部材の一の先端に長手方向と直交する方向かつ鉛直に鉛筆等を挿入する貫通 穴と、鉛筆等の固定手段とを有することを特徴とするものである。
【0010】 さらに、鉛筆等保持手段と金属製罫引き刃とを並設したこと、鉛筆等固定部材 が、その摺動方向に首振自在であることをも特徴とするものである。
【0011】
【作用】
この考案に係る罫引き工具は、上記のように構成したので、鉛筆等の筆記具に より、明確かつ高精度なけがき線を入れることが従来のけがき作業と全く変わら ない方法により可能となった。
【0012】 また、鉛筆等の取付を首振可能としたので、丸棒等にも正確にけがき線を入れ ることができる。
【0013】 更に、鉛筆等と従来の罫引き刃を並設したので、いずれかを選択して使用する ことも可能である。
【0014】
【実施例】
以下、この考案の実施例を図面に基づき詳述する。
【0015】 図1ないし図2において、1は罫引き工具本体である。この罫引き工具1は母 材当接部材2のほぼ中間に一条の溝を有し、断面がコ字状を呈するスライドレー ル3が差し込まれ固定されている。そしてこのスライドレール3の条溝4にはL 字状の短尺部分の先端に刃を形成した罫引き刃9がスライド可能に挿入されてい る。上記母材当接部材2にはこの罫引き刃5を使用しない場合の格納部10が設 けられており、罫引き刃9は通常この格納部10に格納されている。
【0016】 スライドレール3の条溝4内には罫引き刃5に重ねて鉛筆等保持部材5が同様 にスライド可能に挿入されている。この鉛筆等保持部材5の先端はほぼL字状を しておりこの鉛筆等保持部材5とは直角方向にボルト穴(図示せず)が設けられ ており、U字状をした鉛筆固定部材7がボルト8によりこのボルト穴に固定され ている。このボルト8は、鉛筆6の締め付けと首振方向の固定とを兼ねている。 これにより、鉛筆6はスライド方向に首振可能である。
【0017】 これら、罫引き刃9と鉛筆等保持部材5は母材当接部材11の厚さ方向の中間 付近に設けられた固定ネジ12によりスライドレール3に共締めされ固定される 。
【0018】 使用する際は、鉛筆6の芯先端と母材当接面11との距離を必要なだけとり、 固定ネジ12で固定する。そして、母材当接面11を母材18の面に密着させ、 かつ鉛筆6の先端を所望けがき面23に当接させて母材18の長手方向にスライ ドさせてけがき線19を引く(図6)。
【0019】 この際に、鉛筆6の当接力の加減または、鉛筆の種類(HB,B等)を変更す ることにより必要な濃さのけがき線19が得られる。
【0020】 鉛筆を使用せず、従来の罫引き刃9を使用する場合には、鉛筆6の固定ボルト 8を緩めて鉛筆6を鉛筆等固定部材5と平行になるまで回転せしめて固定するか 、もしくは鉛筆6を引き抜いた状態で罫引き刃9を引き出せば良い。
【0021】 鉛筆6の固定手段としては、上記U字状部材7に限らず、挟み式のものなども 使用可能である。
【0022】 また、首振方向は上記方向に限定されるものではなく、球面ジョイントを使用 した固定部材として、一方向のみならず多方向に自在に首振可能としても良い。
【0023】 鉛筆等を首振可能に取りつけることで、当接面ぎりぎりのところにもけがき線 を引くことが可能である。
【0024】 図3ないし図5はこの考案の第2の実施例を示す。
【0025】 この実施例は、前述の実施例のようなスライドレール3を持たないタイプの罫 引き工具である。
【0026】 当接板2にはそのほぼ中央付近に鉛筆等固定部材13の横断面寸法と相応する 寸法の貫通孔が設けられている(図示せず)。
【0027】 この間通行を貫く鉛筆等保持部材13は、そのほぼ先端に鉛筆を挿入する貫通 穴(図示ぜず)を有し、この部材13とは直交してかつ鉛直方向に鉛筆6が挿入 され、当て金15を介して固定ボルト14で先端方向から締められて固定される 。
【0028】 この実施例では、罫引き刃9は、鉛筆6と平行して設けられている。図では打 ち込み固定であるが、鉛筆の固定と同様の固定方法としても良い。
【0029】 図では、鉛筆6は首振が不可能な固定方法となっているので、当接面11にぎ りぎりのところのけがきを可能とするために、当接板2には、罫引き刃9と鉛筆 が半分以上収容される程度の格納部10が設けられている。
【0030】 鉛筆等保持部材13は、図5に示すように、当て金18を介して固定ボルト1 2で締め付け固定される。
【0031】 罫引き刃9を使用する場合は、鉛筆6を引き抜けば良い。
【0032】
【考案の効果】
この考案に係る罫引き工具は、上記のように構成したので、鉛筆等の筆記具に より、明確かつ高精度なけがき線を入れることが、従来のけがき作業と全く変わ らない方法により可能となった。
【0033】 また、鉛筆等の取付を首振可能としたので、丸棒等にも正確にけがき線を入れ ることができる。
【0034】 更に、鉛筆等と従来の罫引き刃を並設したので、いずれかを選択して使用する ことも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の第一の実施例を示す斜視図である。
【図2】その要部断面図である。
【図3】この考案の第二の実施例を示す斜視図である。
【図4】その要部断面図である。
【図5】その鉛筆取付部材の固定方法を示す概念図であ
る。
【図6】この考案の作用を示す概念図である。
【図7】この考案の他の作用を示す概念図である。
【図8】従来例の作用を示す概念図である。
【符号の説明】
1 罫引き本体 2 母材当接部材 3 スライドレール 4 条溝 5、13 鉛筆取付部材 6 鉛筆 7 鉛筆固定部材 8 鉛筆固定ネジ 9 罫引き刃 10 格納部 11 母材当接面 14 鉛筆固定ネジ 15、18 当て金 16 貫通孔 17 ナット 19、19’ 母材 20、21 墨 22 基準面 23 けがき面

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】木材等に当接させて摺動させる当接板と、
    その当接面に対し垂直に出没可能に設けた鉛筆等保持手
    段とその固定手段とを有することを特徴とする罫引き工
    具。
  2. 【請求項2】木材等に当接させる当接板と、その当接板
    のほぼ中央付近において、この当接面とは反対側の面
    に、この当接面に対し垂直に設けた一の条溝を有するス
    ライドレールを有する罫引き工具において、鉛筆等保持
    部材をこのスライドレールの条溝上をスライドするよう
    に設けたとを特徴とする請求項1に記載の罫引き工具。
  3. 【請求項3】木材等に当接させる当接板と、その中央付
    近においてこの当接板に設けた貫通孔内をスライド可能
    に設けたスライド部材と、スライド部材固定手段とを有
    する罫引き工具において、このスライド部材の一の先端
    に長手方向と直交する方向かつ鉛直に鉛筆等を挿入する
    貫通穴と、鉛筆等の固定手段とを有することを特徴とす
    る請求項1に記載の罫引き工具。
  4. 【請求項4】鉛筆等保持手段と金属製罫引き刃とを並設
    したことを特徴とする請求項1ないし請求項3に記載の
    罫引き工具。
  5. 【請求項5】鉛筆等固定部材が、その摺動方向に首振自
    在であることを特徴とする請求項1ないし請求項4に記
    載の罫引き工具
JP1994011585U 1994-08-23 1994-08-23 罫引き工具 Expired - Lifetime JP3008191U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108004750A (zh) * 2016-11-02 2018-05-08 天津太卡科技发展有限公司 一种服装生产定位装置
CN112238434A (zh) * 2020-09-08 2021-01-19 铜陵市慧智机电有限责任公司 一种冲压板材的自动划线定位装置

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