JPH07276263A - けがきゲージ - Google Patents
けがきゲージInfo
- Publication number
- JPH07276263A JPH07276263A JP10064394A JP10064394A JPH07276263A JP H07276263 A JPH07276263 A JP H07276263A JP 10064394 A JP10064394 A JP 10064394A JP 10064394 A JP10064394 A JP 10064394A JP H07276263 A JPH07276263 A JP H07276263A
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- Japan
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- scale display
- scale
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 加工材料の端面を基準として加工位置を示す
けがき線を描くけがきゲージに関し、初心者でも簡単な
操作で目印線や交点を描くことができ、しかも加工位置
が変わっても迅速に対応することができるけがきゲージ
を提供する。 【構成】 従来のL形の物差しと異なり、目盛が設けら
れていない辺、即ち目盛表示板の短辺を幅広とし、この
短辺に沿って鉛筆やけがき針でけがき線を描くことを特
徴とする。即ち本発明のけがきゲージは、目盛表示板2
の長手方向に摺動自在なスライダー3を備え、このスラ
イダーの位置を固定するつまみ8が設けられ、幅広に設
けられた目盛表示板の短辺5がガイド辺とされ、目盛6
は短辺5の位置を零として設けられ、スライダーの短辺
側端面9が短辺5と平行でかつ目盛表示板2と面直角方
向に延び、前記端面の目盛表示板の表側に位置する部分
9を位置合わせ面11とすると共に裏側に位置する部分
9をストッパ面12とした。
けがき線を描くけがきゲージに関し、初心者でも簡単な
操作で目印線や交点を描くことができ、しかも加工位置
が変わっても迅速に対応することができるけがきゲージ
を提供する。 【構成】 従来のL形の物差しと異なり、目盛が設けら
れていない辺、即ち目盛表示板の短辺を幅広とし、この
短辺に沿って鉛筆やけがき針でけがき線を描くことを特
徴とする。即ち本発明のけがきゲージは、目盛表示板2
の長手方向に摺動自在なスライダー3を備え、このスラ
イダーの位置を固定するつまみ8が設けられ、幅広に設
けられた目盛表示板の短辺5がガイド辺とされ、目盛6
は短辺5の位置を零として設けられ、スライダーの短辺
側端面9が短辺5と平行でかつ目盛表示板2と面直角方
向に延び、前記端面の目盛表示板の表側に位置する部分
9を位置合わせ面11とすると共に裏側に位置する部分
9をストッパ面12とした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、木材や鋼板、ステンレ
ス板等の加工材料の表面に加工位置を示す目印線や交点
を描くときに使用するけがきゲージに関するものであ
り、特に加工材料の端面を基準としてけがき線を描くけ
がきゲージに関するものである。
ス板等の加工材料の表面に加工位置を示す目印線や交点
を描くときに使用するけがきゲージに関するものであ
り、特に加工材料の端面を基準としてけがき線を描くけ
がきゲージに関するものである。
【0002】
【従来の技術】種々の加工を行うに先立って、加工材料
に加工位置を表示するけがき線を描く必要があるが、従
来は加工材料の表面にL形の物差しを載せ、L形の物差
しの屈曲部を加工材料のX軸方向の端面に当て、屈曲部
から所定寸法の位置に鉛筆やけがき針等でけがき線を描
いていた。必要があれば、物差しを移動してY軸方向の
端面に物差しの屈曲部を当て、屈曲部からの所定寸法の
位置に鉛筆等でけがき線を描いて2本のけがき線の交点
を求め、その交点を起点として種々の加工を行ってい
た。
に加工位置を表示するけがき線を描く必要があるが、従
来は加工材料の表面にL形の物差しを載せ、L形の物差
しの屈曲部を加工材料のX軸方向の端面に当て、屈曲部
から所定寸法の位置に鉛筆やけがき針等でけがき線を描
いていた。必要があれば、物差しを移動してY軸方向の
端面に物差しの屈曲部を当て、屈曲部からの所定寸法の
位置に鉛筆等でけがき線を描いて2本のけがき線の交点
を求め、その交点を起点として種々の加工を行ってい
た。
【0003】また、同種の加工を多数の加工材料に行う
場合には、X軸又はY軸方向の端面からの距離に相当す
る長さを有する当板ゲージを製造し、これを用いてけが
き線を描いていた。
場合には、X軸又はY軸方向の端面からの距離に相当す
る長さを有する当板ゲージを製造し、これを用いてけが
き線を描いていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】加工材料の端面からの
加工位置を正確に求めようとするときは、L形の物差し
では求める位置を点でしか表示することができないの
で、けがき線やその交点を求めるには熟練を要する。そ
こで初心者はX軸又はY軸方向に沿ってL形の物差しを
ずらして2つの点を描き、これを繋ぐという方法により
けがき線やその交点を求めていたが、このような作業は
極めて煩雑であった。一方当板ゲージは、初心者でも簡
単に交点を求めることができて便利であるが、X軸又は
Y軸方向の端面からの寸法が変わるごとに作りかえてや
らなければならず、面倒で経済的負担が増加するという
欠点がある。
加工位置を正確に求めようとするときは、L形の物差し
では求める位置を点でしか表示することができないの
で、けがき線やその交点を求めるには熟練を要する。そ
こで初心者はX軸又はY軸方向に沿ってL形の物差しを
ずらして2つの点を描き、これを繋ぐという方法により
けがき線やその交点を求めていたが、このような作業は
極めて煩雑であった。一方当板ゲージは、初心者でも簡
単に交点を求めることができて便利であるが、X軸又は
Y軸方向の端面からの寸法が変わるごとに作りかえてや
らなければならず、面倒で経済的負担が増加するという
欠点がある。
【0005】本発明は、初心者でも簡単な操作で加工材
料の表面に加工位置を示す目印線や交点を描くことがで
き、しかも加工位置が変わっても迅速に対応することが
できるけがきゲージを提供することを目的としている。
料の表面に加工位置を示す目印線や交点を描くことがで
き、しかも加工位置が変わっても迅速に対応することが
できるけがきゲージを提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のけがきゲージ
は、従来のL形の物差しと異なり、目盛が設けられてい
ない辺、即ち目盛表示板の短辺を幅広とし、この短辺に
沿って鉛筆やけがき針でけがき線を描くことを特徴とし
ている。即ち本発明のけがきゲージは、長辺4に沿った
目盛6を有する矩形の目盛表示板2とこの目盛表示板2
の長手方向に摺動自在に設けたスライダー3とを有して
おり、スライダー3にはその位置を固定するつまみ8が
設けられており、幅広に設けられた目盛表示板の少なく
とも一方の短辺5はその長辺4に対して直角に延びるガ
イド辺とされており、前記目盛6は短辺5の位置を零と
して設けられており、スライダーの短辺側端面9が短辺
5と平行でかつ目盛表示板2と面直角方向に延びてお
り、前記端面の目盛表示板の表側に位置する部分9を位
置合わせ面11とすると共に裏側に位置する部分9をス
トッパ面12としたものである。
は、従来のL形の物差しと異なり、目盛が設けられてい
ない辺、即ち目盛表示板の短辺を幅広とし、この短辺に
沿って鉛筆やけがき針でけがき線を描くことを特徴とし
ている。即ち本発明のけがきゲージは、長辺4に沿った
目盛6を有する矩形の目盛表示板2とこの目盛表示板2
の長手方向に摺動自在に設けたスライダー3とを有して
おり、スライダー3にはその位置を固定するつまみ8が
設けられており、幅広に設けられた目盛表示板の少なく
とも一方の短辺5はその長辺4に対して直角に延びるガ
イド辺とされており、前記目盛6は短辺5の位置を零と
して設けられており、スライダーの短辺側端面9が短辺
5と平行でかつ目盛表示板2と面直角方向に延びてお
り、前記端面の目盛表示板の表側に位置する部分9を位
置合わせ面11とすると共に裏側に位置する部分9をス
トッパ面12としたものである。
【0007】前記けがきゲージの目盛表示板2の短辺5
側に、目盛表示板と同一平面上に延びる短冊状の補助目
盛板31を設け、この補助目盛板の長辺32と目盛表示
板2の短辺5とを同一直線上に位置させ、補助目盛板の
表面に目盛表示板の長辺4を零とする補助目盛33を設
けることができる。目盛表示板の短辺の幅は、10〜1
00mm、好ましくは50〜80mmとする。補助目盛
板を設けるときは、短辺の幅は10〜20mmでよい。
側に、目盛表示板と同一平面上に延びる短冊状の補助目
盛板31を設け、この補助目盛板の長辺32と目盛表示
板2の短辺5とを同一直線上に位置させ、補助目盛板の
表面に目盛表示板の長辺4を零とする補助目盛33を設
けることができる。目盛表示板の短辺の幅は、10〜1
00mm、好ましくは50〜80mmとする。補助目盛
板を設けるときは、短辺の幅は10〜20mmでよい。
【0008】
【作用】本発明のけがきゲージ1は、目盛表示板2の目
盛に沿って摺動自在かつ固定可能なスライダー3を有し
ているので、加工位置が変化したときはつまみ8を操作
してスライダーを新しい位置に移動させることができ、
加工位置の変化に迅速に対応することができる。また、
本発明のけがきゲージは目盛表示板2の表面に目盛6を
設けると共に、スライダーの端面9を目盛表示板2に垂
直でかつその短辺5に平行に設け、その端面9の目盛表
示板の表側に位置する部分を位置合わせ面11とし、目
盛表示板の裏側に位置する部分をストッパ面12とした
ので、位置合わせ面11を目盛表示板2の所定目盛に合
わせてやれば、ストッパ面12を同じ目盛位置に合わせ
たことになる。そしてストッパ面12を加工材料の端面
15、16に当接させると、目盛表示板の短辺5を所望
の位置に位置決めすることができる。この短辺5は、目
盛6が設けられた長辺4に対して直角で幅広であるか
ら、この短辺をガイド辺にとして鉛筆等で線を描いてや
れば、ある程度の長さを有するけがき線18、19を描
くことができる。
盛に沿って摺動自在かつ固定可能なスライダー3を有し
ているので、加工位置が変化したときはつまみ8を操作
してスライダーを新しい位置に移動させることができ、
加工位置の変化に迅速に対応することができる。また、
本発明のけがきゲージは目盛表示板2の表面に目盛6を
設けると共に、スライダーの端面9を目盛表示板2に垂
直でかつその短辺5に平行に設け、その端面9の目盛表
示板の表側に位置する部分を位置合わせ面11とし、目
盛表示板の裏側に位置する部分をストッパ面12とした
ので、位置合わせ面11を目盛表示板2の所定目盛に合
わせてやれば、ストッパ面12を同じ目盛位置に合わせ
たことになる。そしてストッパ面12を加工材料の端面
15、16に当接させると、目盛表示板の短辺5を所望
の位置に位置決めすることができる。この短辺5は、目
盛6が設けられた長辺4に対して直角で幅広であるか
ら、この短辺をガイド辺にとして鉛筆等で線を描いてや
れば、ある程度の長さを有するけがき線18、19を描
くことができる。
【0009】
【実施例】図1及び図2は本発明の第1実施例を示した
ものである。本発明のけがきゲージ1は、矩形の目盛表
示板2とこの目盛表示板2に摺動自在に設けたスライダ
ー3とを有している。目盛表示板の短辺5はある程度の
幅(50mm程度)を有しており、その短辺5と長辺4
とは互いに直交している。図上左側の短辺5はけがき線
を描くときのガイド辺となるので、直線でなければなら
ない。目盛表示板6の表面には、この短辺(ガイド辺)
の位置を零とする目盛6が長辺4に沿って設けられてい
る。スライダー3はその中心に目盛表示板2が挿通する
貫通孔7を有しており、その上面にスライダーを固定す
るつまみ8が螺合されている。図1におけるスライダー
の左側端面9は、目盛表示板の短辺5と平行でかつ目盛
表示板2に対して直角に設けられている。この左側端面
9のうち目盛表示板2の表側に位置する部分は位置合わ
せ面11となり、目盛表示板2の裏側に位置する部分は
ストッパ面12となる。従って、位置合わせ面11を目
盛の所定位置に合わせてやれば、ストッパ面12を所定
位置に合わせたことになる。
ものである。本発明のけがきゲージ1は、矩形の目盛表
示板2とこの目盛表示板2に摺動自在に設けたスライダ
ー3とを有している。目盛表示板の短辺5はある程度の
幅(50mm程度)を有しており、その短辺5と長辺4
とは互いに直交している。図上左側の短辺5はけがき線
を描くときのガイド辺となるので、直線でなければなら
ない。目盛表示板6の表面には、この短辺(ガイド辺)
の位置を零とする目盛6が長辺4に沿って設けられてい
る。スライダー3はその中心に目盛表示板2が挿通する
貫通孔7を有しており、その上面にスライダーを固定す
るつまみ8が螺合されている。図1におけるスライダー
の左側端面9は、目盛表示板の短辺5と平行でかつ目盛
表示板2に対して直角に設けられている。この左側端面
9のうち目盛表示板2の表側に位置する部分は位置合わ
せ面11となり、目盛表示板2の裏側に位置する部分は
ストッパ面12となる。従って、位置合わせ面11を目
盛の所定位置に合わせてやれば、ストッパ面12を所定
位置に合わせたことになる。
【0010】図3及び図4は本発明のけがきゲージの使
用状態を示したものであり、鋼板13に孔明け加工する
場合において、加工位置を示す交点14を求める手順を
示している。求めようとする交点14の位置がX軸方向
の端面15から距離Sであり、Y軸方向の端面16から
距離Tであるときには、けがきゲージ1のつまみ8を緩
めてスライダー3を移動させ、位置合わせ面11を目盛
Sに合わせてつまみ8を締めて固定する。次ぎにY軸方
向の端面16から目測で距離Tの位置にけがきゲージ1
を載せ、X軸方向の端面15にスライダーのストッパ面
12を当接させ、目盛表示板の短辺4に沿って鉛筆17
でけがき線18を描く。目盛表示板の短辺5は一定の幅
を有しているから、目測を多少誤っても問題を生じな
い。
用状態を示したものであり、鋼板13に孔明け加工する
場合において、加工位置を示す交点14を求める手順を
示している。求めようとする交点14の位置がX軸方向
の端面15から距離Sであり、Y軸方向の端面16から
距離Tであるときには、けがきゲージ1のつまみ8を緩
めてスライダー3を移動させ、位置合わせ面11を目盛
Sに合わせてつまみ8を締めて固定する。次ぎにY軸方
向の端面16から目測で距離Tの位置にけがきゲージ1
を載せ、X軸方向の端面15にスライダーのストッパ面
12を当接させ、目盛表示板の短辺4に沿って鉛筆17
でけがき線18を描く。目盛表示板の短辺5は一定の幅
を有しているから、目測を多少誤っても問題を生じな
い。
【0011】X軸方向のけがき線18を引き終わった
ら、つまみ8をゆるめてスライダーを移動させその位置
合わせ面11を目盛Tに合わせ、つまみ8を締めてスラ
イダーを固定する。そして目盛表示板の短辺5が先に描
かれたけがき線18と重なるようにしてY軸方向の端面
16にスライダーのストッパ面12を当て、短辺5に沿
って鉛筆17でけがき線19を描く。けがき線18と1
9とが交差する点が求める交点14、即ち孔開け加工の
位置となる。このように、本発明のけがきゲージ1は、
その短辺と平行な位置合わせ面11及びストッパ面12
を有しているので、加工材料の端面15、16にスライ
ダーのストッパ面12を当接させてやるだけで、けがき
線を描くときのガイド辺、即ち目盛表示板の短辺5を加
工材料13の所望の位置に位置させることができ、簡単
な操作でけがき線を描くことができる。
ら、つまみ8をゆるめてスライダーを移動させその位置
合わせ面11を目盛Tに合わせ、つまみ8を締めてスラ
イダーを固定する。そして目盛表示板の短辺5が先に描
かれたけがき線18と重なるようにしてY軸方向の端面
16にスライダーのストッパ面12を当て、短辺5に沿
って鉛筆17でけがき線19を描く。けがき線18と1
9とが交差する点が求める交点14、即ち孔開け加工の
位置となる。このように、本発明のけがきゲージ1は、
その短辺と平行な位置合わせ面11及びストッパ面12
を有しているので、加工材料の端面15、16にスライ
ダーのストッパ面12を当接させてやるだけで、けがき
線を描くときのガイド辺、即ち目盛表示板の短辺5を加
工材料13の所望の位置に位置させることができ、簡単
な操作でけがき線を描くことができる。
【0012】図5はスライダー及びつまみの変形例を示
したものである。スライダー3は、断面がコ字形の形材
を幅30mm程度に切断したものであり、その表面に垂
直な把持面を備えたつまみ8が螺合されている。目盛表
示板2は、スライダーの裏面に形成されているガイド溝
23に摺動自在に装着されている。
したものである。スライダー3は、断面がコ字形の形材
を幅30mm程度に切断したものであり、その表面に垂
直な把持面を備えたつまみ8が螺合されている。目盛表
示板2は、スライダーの裏面に形成されているガイド溝
23に摺動自在に装着されている。
【0013】図6及び図7は本発明の第2実施例を示し
たものである。本実施例のけがきゲージ1は、長辺4に
沿った長孔24を有する目盛表示板2とこの目盛表示板
2に摺動自在に装着されたスライダー3とを有してい
る。スライダー3は、内面中央に長孔24と嵌合する大
きさの突条25を有するコ字形部材26と前記突条25
と同形の突条27を有する凸形部材28とで製作されて
いる。コ字形部材の先端辺は内側に延設されて支持片2
9となっており、凸形部材28の両側辺は外側に延設さ
れて係合片30となっている。コ字形部材の突条25を
目盛表示板2の表側から長孔24に嵌合し、凸形部材2
8の突条27を目盛表示板2の裏側から長孔24に嵌合
し、コ字形部材の表面に設けたつまみ8のネジ部を突条
25、27を介して凸形部材に螺合して、スライダー3
を目盛表示板2に装着する。このとき、係止片30が支
持片29の上方に位置しており、つまみ8を過大に緩め
ても凸形部材28がコ字形部材26から脱落することが
ない。本実施例のスライダー3は、つまみ8を操作する
ことによりコ字形部材と凸形部材との間隔を狭めて目盛
表示板に固定するものであるから、目盛表示板の変形を
防止することができるという長所がある。
たものである。本実施例のけがきゲージ1は、長辺4に
沿った長孔24を有する目盛表示板2とこの目盛表示板
2に摺動自在に装着されたスライダー3とを有してい
る。スライダー3は、内面中央に長孔24と嵌合する大
きさの突条25を有するコ字形部材26と前記突条25
と同形の突条27を有する凸形部材28とで製作されて
いる。コ字形部材の先端辺は内側に延設されて支持片2
9となっており、凸形部材28の両側辺は外側に延設さ
れて係合片30となっている。コ字形部材の突条25を
目盛表示板2の表側から長孔24に嵌合し、凸形部材2
8の突条27を目盛表示板2の裏側から長孔24に嵌合
し、コ字形部材の表面に設けたつまみ8のネジ部を突条
25、27を介して凸形部材に螺合して、スライダー3
を目盛表示板2に装着する。このとき、係止片30が支
持片29の上方に位置しており、つまみ8を過大に緩め
ても凸形部材28がコ字形部材26から脱落することが
ない。本実施例のスライダー3は、つまみ8を操作する
ことによりコ字形部材と凸形部材との間隔を狭めて目盛
表示板に固定するものであるから、目盛表示板の変形を
防止することができるという長所がある。
【0014】図8は本発明の第3実施例を示したもので
ある。本実施例のけがきゲージ1は、目盛表示板2の短
辺5側に目盛6が設けられた長辺4と反対側に延びる補
助目盛板31を設けたものである。補助目盛板31は目
盛表示板と同一平面上にあり、その外側の長辺32は目
盛表示板の短辺5と同一直線上に位置している。この長
辺32及び目盛表示板の短辺5には、目盛表示板の長辺
4を零とする補助目盛33が設けられている。本実施例
のけがきゲージも第1実施例のけがきゲージと同様にス
ライダーのストッパ面12を加工材料13の端面15、
16に当てて使用するものであり、より長いけがき線を
描くことができるのでX軸方向又はY軸方向の移動回数
を減少させることができ、しかもけがき線の長さを正確
に規定することができるという長所がある。
ある。本実施例のけがきゲージ1は、目盛表示板2の短
辺5側に目盛6が設けられた長辺4と反対側に延びる補
助目盛板31を設けたものである。補助目盛板31は目
盛表示板と同一平面上にあり、その外側の長辺32は目
盛表示板の短辺5と同一直線上に位置している。この長
辺32及び目盛表示板の短辺5には、目盛表示板の長辺
4を零とする補助目盛33が設けられている。本実施例
のけがきゲージも第1実施例のけがきゲージと同様にス
ライダーのストッパ面12を加工材料13の端面15、
16に当てて使用するものであり、より長いけがき線を
描くことができるのでX軸方向又はY軸方向の移動回数
を減少させることができ、しかもけがき線の長さを正確
に規定することができるという長所がある。
【0015】図9はスライダーの左側端面9と目盛表示
板2との直角を保障するために、スライダーの貫通孔7
にバネ34を介装したものである。このバネ34は目盛
表示板2の目盛6が設けられていない長辺側端面に当接
している。このようなバネ34を設けるとスライダー3
の移動に際して負荷を生ずるが、ガタツキがなくなるの
でスライダー3の位置合わせ作業が簡単かつ正確になる
という効果がある。
板2との直角を保障するために、スライダーの貫通孔7
にバネ34を介装したものである。このバネ34は目盛
表示板2の目盛6が設けられていない長辺側端面に当接
している。このようなバネ34を設けるとスライダー3
の移動に際して負荷を生ずるが、ガタツキがなくなるの
でスライダー3の位置合わせ作業が簡単かつ正確になる
という効果がある。
【0016】
【発明の効果】以上のように、本発明のけがきゲージ
は、有る程度の長さを有するけがき線を正確な位置に簡
単に描くことができるから、初心者でも簡単に加工材料
の表面に加工位置を示す目印線や交点を描くことができ
る。また、加工位置が変化しても、スライダーを移動す
るだけで簡単に対応することができるから、経済的負担
が増加することはない。
は、有る程度の長さを有するけがき線を正確な位置に簡
単に描くことができるから、初心者でも簡単に加工材料
の表面に加工位置を示す目印線や交点を描くことができ
る。また、加工位置が変化しても、スライダーを移動す
るだけで簡単に対応することができるから、経済的負担
が増加することはない。
【図1】第1実施例の斜視図
【図2】第1実施例の側面図
【図3】使用状態を示す斜視図
【図4】使用状態を示す側面図
【図5】他の構造のスライダー及びつまみを示す断面図
【図6】第2実施例の斜視図
【図7】第2実施例の断面図
【図8】第3実施例の斜視図
【図9】スライダーの更に他の構造を示す断面平面図
1 けがきゲージ 2 目盛表示板 3 スライダー 4 長辺 5 短辺 6 目盛 8 つまみ 31 補助目盛板 32 長辺 33 補助目盛
Claims (2)
- 【請求項1】 長辺(4) に沿った目盛(6) を有する矩形
の目盛表示板(2) とこの目盛表示板(2) の長手方向に摺
動自在に設けられたスライダー(3) とを有しており、ス
ライダー(3) にはその位置を固定するつまみ(8) が設け
られており、幅広に設けられた目盛表示板の少なくとも
一方の短辺(5) は、その長辺(4) に対して直角に延びる
ガイド辺とされており、前記目盛(6) は前記短辺(5) の
位置を零として設けられており、前記スライダーの短辺
側端面(9) が短辺(5) と平行でかつ目盛表示板(2) の面
直角方向に延びており、前記端面の目盛表示板の表側に
位置する部分を位置合わせ面(11)とすると共に裏側に位
置する部分をストッパ面(12)としたことを特徴とする、
けがきゲージ。 - 【請求項2】 目盛表示板(2) の短辺(5) 側には、目盛
表示板と同一平面上に延びる短冊状の補助目盛板(31)が
設けられており、この補助目盛板の長辺(32)と目盛表示
板(2) の短辺(5) とが同一直線上に位置しており、補助
目盛板の表面には目盛表示板の長辺(4) を零とする補助
目盛(33)が設けられている、請求項1記載のけがきゲー
ジ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10064394A JPH07276263A (ja) | 1994-04-13 | 1994-04-13 | けがきゲージ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10064394A JPH07276263A (ja) | 1994-04-13 | 1994-04-13 | けがきゲージ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07276263A true JPH07276263A (ja) | 1995-10-24 |
Family
ID=14279513
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10064394A Pending JPH07276263A (ja) | 1994-04-13 | 1994-04-13 | けがきゲージ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07276263A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20030037148A (ko) * | 2001-11-02 | 2003-05-12 | 한국항공우주산업 주식회사 | 조정가능한 스캐일 |
KR100922380B1 (ko) * | 2008-04-02 | 2009-10-19 | 서울메트로 | 레일 신축길이 측정장치 |
CN107008949A (zh) * | 2017-05-11 | 2017-08-04 | 国网青海省电力公司海西供电公司 | 一种便携式辅助打眼工具 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6327288B2 (ja) * | 1977-09-14 | 1988-06-02 | Manbiru Saabisu Corp |
-
1994
- 1994-04-13 JP JP10064394A patent/JPH07276263A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6327288B2 (ja) * | 1977-09-14 | 1988-06-02 | Manbiru Saabisu Corp |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20030037148A (ko) * | 2001-11-02 | 2003-05-12 | 한국항공우주산업 주식회사 | 조정가능한 스캐일 |
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CN107008949A (zh) * | 2017-05-11 | 2017-08-04 | 国网青海省电力公司海西供电公司 | 一种便携式辅助打眼工具 |
CN107008949B (zh) * | 2017-05-11 | 2019-08-30 | 国网青海省电力公司海西供电公司 | 一种便携式辅助打眼工具 |
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