JPH023436Y2 - - Google Patents

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JPH023436Y2
JPH023436Y2 JP1982132341U JP13234182U JPH023436Y2 JP H023436 Y2 JPH023436 Y2 JP H023436Y2 JP 1982132341 U JP1982132341 U JP 1982132341U JP 13234182 U JP13234182 U JP 13234182U JP H023436 Y2 JPH023436 Y2 JP H023436Y2
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JP
Japan
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guide rods
holder
link
clamp members
rotating shaft
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JP1982132341U
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JPS5939193U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は工業用ロボツト等に用いられるワーク
のクランプ装置に関するものである。
(従来技術) 従来、特開昭53−18165号公報に示されるよう
に、ホルダーに設けられた平行な2本の案内棒に
1対のクランプ部材を対向して平行に摺動し得る
ように嵌挿し、又ホルダーに設けた正逆転し得る
回転軸に連設された回転レバーの両端と前記一対
のクランプ部材とをリンクで回転自在に連結して
なるクランプ装置が知られている。
(考案が解決しようとする問題点) しかし乍ら、前述せるクランプ装置では、夫々
のクランプ部材を駆動するリンクの力点(連結箇
所)が一方の案内棒に片寄つているため、ワーク
を把持した時にクランプ部材に傾きが生じ、ワー
クのセンタリング精度が悪化するという欠点があ
つた。
(問題点を解決するための手段) 本考案は前述せる問題点に着目してなされたも
ので、ホルダーに設けられた平行な2本の案内棒
に1対のクランプ部材を対向して平行に摺動し得
るように嵌挿し、又ホルダーに設けた正逆転し得
る回転軸に連設された回転レバーの両端と、前記
1対のクランプ部材とをリンクで回転自在に連結
してなるクランプ装置において、前記回転軸の軸
心と、クランプ部材とリンクの連結箇所を、前記
せる2本の案内棒の中間に位置し、且つ案内棒と
平行な同一直線上に配置してなることを特徴とす
るワークのクランプ装置をその要旨とする。
(実施例) 以下、本考案を図示した実施例に基づき詳細に
説明する。第1図、第2図は本考案の第1実施例
である。1はホルダーでその先端両側に夫々2本
の案内棒2,2,3,3を平行、且つ対称に突設
し1対のクランプ部材4,4を対向して平行に摺
動し得るように嵌挿してある。5はホルダー1先
端下部に固定した回転シリンダーで、正逆回転し
得るその回転軸6をホルダー1先端中央に突出
し、回転レバー7の中央を固定し、該回転レバー
7両端と1対のクランプ部材4,4とをリンク
8,8で回転自在に連結してある。又、前記回転
軸6の軸心と、クランプ部材4,4とリンク8,
8の連結箇所を2本の案内棒2,2,3,3の中
間に位置し、且つ案内棒2,2,3,3と平行な
同一直線上に配置してある。9,9はクランプ部
材4,4先端の爪である。
次に作用について説明する。回転軸6が矢印A
方向に回動すると1対のクランプ部材4,4は案
内棒2,2,3,3に沿つて外方A′方向に摺動
する。回転軸6が矢印B方向に回動すると1対の
クランプ部材4,4は逆に案内棒2,2,3,3
に沿つて内方B′方向に摺動してワークを爪9,
9でクランプする。
クランプ部材4,4は案内棒2,2,3,3に
て摺動案内され、かつ両摺動案内の中心でリンク
8,8と回転連結しているため、クランプ部材
4,4には摺動方向の力と摺動案内部に働く摺動
方向と直角の力が生ずる。
そのため、常に摺動部に荷重がかかり、摺動方
向の力は回転レバー7の位置により変化するが、
クランプ部材4,4は案内棒2,2,3,3に対
し傾きを生ずることなくワークを把持する。
第3図は本考案の第2実施例で回転シリンダー
15の回転軸16と回転レバー7の軸17に固定
したプーリー18とをベルト19で連動してあ
る。
その他、回転レバーの軸をロータリーソレノイ
ド、モーター、エアーモーター、ラツクアンドピ
ニオン等で正逆転するようにしてもよい。
次に第4図、第5図に基づいて本考案と従来装
置の作用を比較説明する。
本考案は第4図に示す如く、回転軸の軸心Oと
クランプ部材とリンクの連結箇所Jを2本の案内
棒の中間に位置し、且つ案内棒と平行な同一直線
上に位置している。
クランプ部材には回転レバーのトルクTによる
リンクを引く力FlがJに働く。また、クランプ部
材はJに対して等距離で摺動部にて案内棒と摺動
案内されているので、前記の力Flは摺動方向の力
Flcosθと案内棒の軸と直角方向の力Flsinθとに分
けられる。Flcosθはワークに対する把持力とな
り、Flsinθは摺動部で摩擦力となる。
一方、従来装置は第5図に示す如く、回転軸の
軸心Oとクランプ部材とリンクの夫々連結箇所J
が本願考案の如く同一直線上になく、夫々の連結
箇所Jが回転軸の軸心Oを通り案内棒と平行な直
線上より案内棒方向に偏つた位置にある。
また、摺動部には多少のガタや弾性変形は避け
得ないし、摩擦も生ずるので摺動部が同一条件で
あつても力点であるJとの距離が異なるため、ワ
ークをクランプした時、クランプ部材に二点鎖線
に示す如く傾きが生ずる。
そのためワークの中心は正常なセンタリング位
置に対して誤差eを生ずることになる。
しかし本願考案では、回転支点であるJはクラ
ンプ部材の両摺動部の中間に位置するため、引例
の様な傾きを生ずることはない(Jに生ずる力Fl
の分力Flsinθは摺動部における摩擦力としてのみ
働く)。
よつてワークを把持した時、特に断面円形のワ
ークでは径が異なつても常に同一中心で精度良く
把持することが可能である。
(効果) 以上の如く、回転軸の軸心と、クランプ部材と
リンクの連結箇所を、2本の案内棒の中間に位置
し、且つ案内棒と平行な同一直線上に配置してな
る本考案によれば、ワークを把持した際、クラン
プ部材に傾きが生ずることがない。
そのため、センタリング精度が良好である効果
を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例平面図、第2図は
同右側面図、第3図は本考案の第2実施例平面
図、第4図は本考案の作動説明図、第5図は従来
装置の作動説明図である。 1……ホルダー、2,2,3,3……案内棒、
4,4……クランプ部材、5,15……回転シリ
ンダー、6,16……回転軸、7……回転レバ
ー、8,8……リンク、9,9……爪、18……
プーリー、19……ベルト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ホルダーに設けられた2本の案内棒に1対のク
    ランプ部材を対向して平行に摺動し得るように嵌
    挿し、又ホルダーに設けた正逆転し得る回転軸に
    連設された回転レバーの両端と、前記1対のクラ
    ンプ部材とをリンクで回転自在に連結してなるク
    ランプ装置において、前記回転軸の軸心と、クラ
    ンプ部材とリンクの連結箇所を、前記せる2本の
    案内棒の中間に位置し、且つ案内棒と平行な同一
    直線上に配置してなることを特徴とするワークの
    クランプ装置。
JP13234182U 1982-09-02 1982-09-02 ワ−クのクランプ装置 Granted JPS5939193U (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13234182U JPS5939193U (ja) 1982-09-02 1982-09-02 ワ−クのクランプ装置

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13234182U JPS5939193U (ja) 1982-09-02 1982-09-02 ワ−クのクランプ装置

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Publication Number Publication Date
JPS5939193U JPS5939193U (ja) 1984-03-13
JPH023436Y2 true JPH023436Y2 (ja) 1990-01-26

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ID=30298886

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JP13234182U Granted JPS5939193U (ja) 1982-09-02 1982-09-02 ワ−クのクランプ装置

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Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH074786B2 (ja) * 1985-10-04 1995-01-25 株式会社日平トヤマ 工業用ロボツトのハンド装置
JPH01211678A (ja) * 1988-02-19 1989-08-24 O V S Eng Kk ロータリコンプレッサ
JP5109552B2 (ja) * 2007-09-25 2012-12-26 セイコーエプソン株式会社 ロボット用ハンドおよびこれを備えた水平多関節ロボット

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5318165A (en) * 1976-07-31 1978-02-20 Toshiba Corp Parallel claw structure

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JPS5318165A (en) * 1976-07-31 1978-02-20 Toshiba Corp Parallel claw structure

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JPS5939193U (ja) 1984-03-13

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