JPH08257812A - ホイール加工用フィンガチャックのワーク把持部移動装置 - Google Patents

ホイール加工用フィンガチャックのワーク把持部移動装置

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JPH08257812A
JPH08257812A JP9428995A JP9428995A JPH08257812A JP H08257812 A JPH08257812 A JP H08257812A JP 9428995 A JP9428995 A JP 9428995A JP 9428995 A JP9428995 A JP 9428995A JP H08257812 A JPH08257812 A JP H08257812A
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chuck
guide
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Eiichi Matsumoto
栄一 松本
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ホイール加工用フィンガチャックのワーク加
工に際し、異なる寸法のワークに対してもフィンガ爪を
交換することなく容易に対応できる。 【構成】 主軸の軸線方向に進退可能に設けたドローバ
ー6にチャック本体1内で進退するヨーク7を固定す
る。ヨーク7の腕8の先端に連結ピン14でレバー15
を放射方向に揺動可能に取り付ける。レバー15にガイ
ドピン16を設け、ガイドピン16に遊嵌するく字形の
ガイド溝をクランプ座12の切り込み13部に設ける。
レバー15の先端にフィンガ爪20を設ける。クランプ
座12の下面にラック23を固定する。チャック本体1
側に設けた傘歯車30に噛合する傘歯車29を有するス
クロール螺子28をラック23に噛合し、傘歯車30を
回すことによりラック23を放射方向に移動し、ラック
23に固定するクランプ座12及びクランプ座12にガ
イド対で係合するフィンガ爪20を有するレバー15を
放射方向に移動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、旋削加工用のチャック
に関するもので、アルミホイール等の加工に適したフィ
ンガチャックに関し、詳しくはフィンガチャックのワー
ク把持部移動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のフィンガチャックは、図4に示す
ようにドローバー1に連結して進退するヨーク2の放射
状の腕3の先端に接線方向の連結ピン4でレバー5を枢
着して放射方向に揺動可能とし、レバー5の先端にフィ
ンガ爪6を固定している。
【0003】上記レバー5の揺動角は、チャック本体7
との間に設けたガイド対8で規制する。このガイド対8
はドローバー1がその引き込み端近くで進退するときに
レバー5を平行移動するようにガイド軸方向ガイド部9
と、ドローバー1がその進出側で進退したときにレバー
5をドローバー1の進出動作に伴って放射方向外側に揺
動させる傾斜ガイド部10とを有するく字形のガイド溝
11、及びこのガイド溝11に遊嵌されるガイドピン1
2で構成され、そのいずれか一方がレバー5側に他の一
方がチャック本体7側形成される。
【0004】そして、上記フィンガ爪6に対応するクラ
ンプ座13は、センター部材14に固定された端面板1
5に固定されて不動となっおり、ワーク16の形状や寸
法の変化に対応するには、フィンガ爪6とセンターガイ
ド17をワーク16の形状寸法に合わせて交換してい
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記構成では、ワーク
把持部の位置が不変であるため、ワーク16の形状や寸
法の変化に対応するには、フィンガ爪6とセンターガイ
ド17を交換しなければならず、センターガイド17は
センター部材14の中央部に取り付ければ必ずしも交換
の必要はないが、フィンガ爪6の場合は、ワーク16の
寸法に合わせなければクランプ座13との間でワーク1
6を把持できないのである。
【0006】上記点より本発明は、種々の寸法のホイー
ルの加工にフィンガ爪を交換することなくワーク把持部
を移動し、容易にワークの寸法に対応することができ、
作業能率の向上を図ることができるホイール加工用フィ
ンガチャックのワーク把持部移動装置を提供しようとす
るものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明は、主軸の軸線方向に進退可能に設けられたドロ
ーバーに連結されてチャック本体内で進退するヨークの
放射方向の腕の先端に連結ピンを介してレバーが放射方
向に揺動可能に装着され、このレバーとチャック本体の
間にはドローバーの引き込み端側においてレバーを平行
に案内し、かつドローバーの突出側においてドローバー
の進出動作に伴ってレバーを放射方向外側に揺動させる
ように案内するく字形のガイド溝と、これに遊嵌される
ガイドピンとの対からなるガイド対が設けられ、レバー
の先端にはチャック本体の端面に固定されたクランプ座
との間でワークの外周縁を挾持するフィンガ爪が固定さ
れているホイール加工用フィンガチャックに於いて、前
記レバーのガイド対の一方に係合する他方のガイド対を
有するクランプ座がフィンガ爪と共に放射方向に移動可
能に設けられていることを特徴とするものである。
【0008】
【作用】本発明の作用を説明すれば、図1に示したワー
ク固定状態からドローバーを進出させると、ガイドピン
がガイド溝の軸方向ガイド部に案内されてレバーが軸線
方向に平行移動してワークの把持を解き、次いで、ガイ
ドピンがガイド溝の傾斜ガイド部に案内されてレバーは
放射方向外側へと揺動してフィンガ爪を退避させる。
【0009】この状態では、フィンガ爪の先端がワーク
の外径より外側に位置するまでワークをチャックの正面
から装脱することができる。新たに装着されたワークの
クランプは上記と逆の動作によって行う。
【0010】そして、ワークを径の異なる種類に交換す
る場合は、クランプ座を径の大小に応じて、ワークの径
が大きい場合はクランプ座を放射方向外側へ向け移動
し、逆にワークの径が小さい場合はクランプ座を放射方
内側へ向け移動する。クランプ座の移動と同時にガイド
対によりクランプ座と係合するフィンガ爪を有するレバ
ーも連結ピンを支点としてクランプ座と共に移動するか
ら、ワークの把持部が移動することになり、ワークの寸
法に応じた把持が可能となり、種々の寸法のワークに対
応できる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づき説明
する。図1は本発明装置の一実施例を示す縦断側面図、
図2は同上の部分平面図、図3は同上の部分正面図、図
4は従来のフィンガチャックの断面図である。本発明装
置のチャック本体1は、ケース部材2、端面板3及びセ
ンター部材4からなり、これらはボルト5で固定され、
実質上一体である。ドローバー6の先端に固定されたヨ
ーク7は複数の腕8を有しており、この腕8の先端はケ
ース部材2に設けた軸線方向(主軸の軸線方向をいう。
以下同じ。)の開口9を貫通してチャック本体1の外方
へ突出している。
【0012】ケース部材2と端面板3の間には軸線方向
の三本のガイドロッド10が装架されており、ヨーク7
はこのガイドロッド10にガイドされて軸線方向に移動
する。腕8と対向する端面板3の部分には放射方向の切
り込み11が設けられ、この切り込み11内をクランプ
座12が移動する。又、クランプ座12の前記腕8と対
向する部分に放射方向の切り込み13が設けられ、連結
ピン14で基端を腕8に枢着されたレバー15がこの切
り込み13を通ってチャック本体の前面に延びている。
【0013】レバー15の中間にはガイドピン16が突
設されており、クランプ座12の切り込み13にガイド
ピン16が滑動自在に嵌装されるく字状に屈曲したガイ
ド溝17が設けられている。ガイド溝17はヨーク7が
後退した状態にあるときに軸線方向となる軸方向ガイド
部18と、この軸方向ガイド部18から外側上方へ斜め
に延びる傾斜ガイド部19とを有している。レバー15
の先端にはフィンガ爪20がボルト21等によって固定
されている。尚、ガイドピン16及びく字形のガイド溝
17より成るガイド対はその何れか一方がレバー15
に、他方がクランプ座12の切り込み13部に形成され
ればよい。
【0014】クランプ座12の下面に放射方向に直交す
るよう下面に歯22を設けたラック23がボルト24で
固定されている。そして、ラック23の両側に放射方向
にガイド溝25が形成され、このガイド溝25に貫入す
るガイド突条26が前記端面板3の切り込み11部に突
設されている。
【0015】ラック23の歯22には端面板3の中心軸
部27に嵌装され、その上面に歯車面を有するスクロー
ル螺子28が噛合し、スクロール螺子28の水平方向の
回動によりラック23は放射方向に移動する。スクロー
ル螺子28の下面には傘歯車29が形成され、この傘歯
車29はケース部材2の側部に放射方向に設けた傘歯車
30に噛合し、傘歯車30をハンドル(図示せず)で回
すことによりスクロール螺子28は水平方向に回動し、
スクロール螺子28と噛合するラック23が放射方向に
移動する。
【0016】スクロール螺子28の下部は、端面板3の
中心軸部27にボルト31で固定して支持板32により
摺動可能に支持されている。チャック本体1のセンター
部材4の中心にセンターガイド33がボルト34で固定
されている。而して、図中35はワークである。
【0017】上記構成によれば、傘歯車30を回動する
ことにより、スクロール螺子28を経てこれに噛合する
ラック23が放射方向に移動し、ラック23に固定され
ているクランプ座12はフィンガ爪20を有するレバー
15と共に移動する。レバー15の下部は連結ピン14
で腕8に枢着されているため、放射方向に移動すること
になる。よって、ワーク35の外周縁を把持するクラン
プ座12及びフィンガ爪20のワーク把持部がワークの
寸法に応じて移動可能となって種々のワークに対応でき
る。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、ホイールの加工に際
し、ワークの外周縁を把持するフィンガ爪及びクランプ
座を有するワーク把持部が放射方向に移動するため、種
々の寸法のホイールの加工に従来のようにその都度フィ
ンガ爪を交換する必要がなく、容易に対応ができ、作業
能率を格段に向上し得る有用な発明である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置の一実施例を示す縦断側面図であ
る。
【図2】本発明装置の一実施例を示す部分平面図であ
る。
【図3】本発明装置の一実施例を示す部分正面図であ
る。
【図4】従来の装置の縦断側面図である。
【符号の説明】
1 チャック本体 3 端面板 6 ドローバー 7 ヨーク 8 腕 12 クランプ座 14 連結ピン 15 レバー 16 ガイドピン 17 ガイド溝 20 フィンガ爪 23 ラック 28 スクロール螺子 29 傘歯車 30 傘歯車 35 ワーク

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主軸の軸線方向に進退可能に設けられた
    ドローバーに連結されてチャック本体内で進退するヨー
    クの放射方向の腕の先端に連結ピンを介してレバーが放
    射方向に揺動可能に装着され、このレバーとチャック本
    体の間にはドローバーの引き込み端側においてレバーを
    平行に案内し、かつドローバーの突出側においてドロー
    バーの進出動作に伴ってレバーを放射方向外側に揺動さ
    せるように案内するく字形のガイド溝と、これに遊嵌さ
    れるガイドピンとの対からなるガイド対が設けられ、レ
    バーの先端にはチャック本体の端面に固定されたクラン
    プ座との間でワークの外周縁を挾持するフィンガ爪が固
    定されているホイール加工用フィンガチャックに於い
    て、前記レバーのガイド対の一方に係合する他方のガイ
    ド対を有するクランプ座がフィンガ爪と共に放射方向に
    移動可能に設けられていることを特徴とするホイール加
    工用フィンガチャックのワーク把持部移動装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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