JP2009136938A - 主軸台旋回装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】テーパ角度の異なる工作物に容易に対応可能で、しかも、標準のテーブルを使用できる主軸台旋回装置を提供する。
【解決手段】テーブル10上に主軸台15を旋回中心軸16の回りに旋回可能に支持し、主軸台に工作物Wを把持するチャック26を設け、テーブル上にプッシャ装置17を主軸台の旋回中心を中心とした円弧軌跡に沿って旋回可能に支持し、プッシャ装置に工作物をチャックに向けて押圧するプッシャ部材50を進退可能に設け、主軸台とプッシャ装置を連結部材52によって連結し、主軸台とテーブル側との間に、主軸台の旋回角度を規制する角度規制手段40を設けた。
【選択図】図1

Description

本発明は、テーブル上で工作物を把持した主軸台を旋回させる主軸台旋回装置に関するものである。
一般に、所定角度のテーパ部を有するミッションギヤ系の工作物として、コレットチャックやギャリソンチャックを用いて内径基準で主軸台に取付けられるものがある。この種の工作物は、テーパ部のテーパ角度が工作物の種類によってそれぞれ異なり、砥石車によって工作物のテーパ部を研削加工するために、砥石台に支持した砥石車に対して工作物を、テーパ部のテーパ角度に応じた角度だけ傾ける必要がある。
このために、従来においては、例えば、特許文献1に記載されているように、スライド可能なトラバーステーブル上に、旋回可能なスイベルテーブルを設置し、研削加工する工作物の種類に応じて、スイベルテーブルを旋回調整したり、あるいは、テーパ角度に合った複数種類のテーブルを製作し、加工する工作物の種類に応じて、テーブルを取替えるようにしている。
特公平4−72666号公報
しかしながら、上記した特許文献1に記載されたものにおいては、旋回角度によっては、スイベルテーブルが砥石台前面部に干渉する恐れがあるとともに、研削盤として特殊仕様となるため、大幅なコストアップとなる。また、工作物の種類に応じてテーブルを製作するものにおいては、段取替え作業が煩雑になるとともに、複数種類のテーブルの製作のために、大幅なコストアップとなる等の問題があった。
本発明は、上記した従来の問題点を解消するためになされたもので、テーパ角度の異なる工作物に容易に対応可能で、しかも、標準のテーブルを使用できる主軸台旋回装置を提供することを目的とするものである。
上記の課題を解決するため、請求項1に係る発明の特徴は、テーブル上に主軸台を旋回中心軸の回りに旋回可能に支持し、該主軸台に工作物を把持するチャックを設け、前記テーブル上にプッシャ装置を前記主軸台の旋回中心を中心とした円弧軌跡に沿って旋回可能に支持し、該プッシャ装置に前記工作物を前記チャックに向けて押圧するプッシャ部材を進退可能に設け、前記主軸台と前記プッシャ装置を連結部材を介して結合し、前記主軸台と前記テーブル側との間に、前記主軸台の旋回角度を規制する角度規制手段を設けたことである。
請求項2に係る発明の特徴は、請求項1において、前記テーブル上には、支持ベースが固定され、前記主軸台は、前記支持ベースに形成したT形スロットにスライド可能に係合するTボルトによって所定の角度位置で前記支持ベースに固定され、前記プッシャ装置は、前記支持ベースに形成したT形スロットにスライド可能に係合するTボルトによって前記支持ベースに固定されるようになっていることである。
請求項3に係る発明の特徴は、請求項1または請求項2において、前記角度規制手段は、前記テーブル側および前記主軸台側の何れか一方に固定された位置決めブロックと、前記テーブル側および前記主軸台側の他方に設けられ前記位置決めブロックに当接する当接部材からなり、該当接部材は、長さの異なる複数の当接部を備え、前記当接部材を前記当接部の1つを前記位置決めブロックに当接可能な位置に割出しできるようになっていることである。
請求項4に係る発明の特徴は、請求項3において、前記当接部材は、前記主軸台に着脱可能に取付けられるようになっていることである。
請求項1に係る発明によれば、テーブル上に、主軸台を旋回中心軸の回りに旋回可能に支持するとともに、プッシャ装置を主軸台の旋回中心を中心として旋回可能に支持し、主軸台とプッシャ装置を連結部材を介して結合し、主軸台とテーブル側との間に、主軸台の旋回角度を規制する角度規制手段を設けたので、テーブル上で主軸台とプッシャ装置を一体的に旋回させて、所定の角度位置に位置決めすることができ、従来のようなスイベルテーブルを不要にできるので、工作物のテーパ部を安価な旋回装置によって加工することができるとともに、旋回によって砥石台前面部と干渉する恐れもない。
請求項2に係る発明によれば、主軸台およびプッシャ装置は、テーブル上に固定した支持ベースに形成したT形スロットに沿ってスライド可能に係合するTボルトによってそれぞれ所定の角度位置で固定されるようになっているので、Tボルトの緩めおよび締めによって、主軸台とプッシャ装置を任意の角度位置に容易に固定でき、段取替えを迅速に行うことができる。
請求項3に係る発明によれば、角度規制手段は、テーブル側および主軸台側の何れか一方に固定された位置決めブロックと、テーブル側および主軸台側の他方に設けられ位置決めブロックに当接する当接部材からなり、当接部材は、長さの異なる複数の当接部を備え、当接部材を当接部の1つを位置決めブロックに当接可能な位置に割出しできるようになっているので、工作物の異なるテーパ角度を、当接部材を割出しするだけの簡単な操作によって加工することができる。
請求項4に係る発明によれば、当接部材は、主軸台に交換可能に取付けられるようになっているので、当接部材の交換によって、複数種類のテーパ角度の加工に対応することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1および図2において、10は図略のベッド上に固定されたテーブルを示し、テーブル10上には、Z軸方向に所定の間隔を有して一対の支持ベース11、12がZ軸方向に位置調整可能に支持され、締付冶具13と締付ボルト14とによって所定の位置にそれぞれ固定されている。一方の支持ベース11上には、主軸台15が支持ベース11に固定された鉛直軸たる旋回中心軸16を中心にして水平面内で旋回可能に支持され、他方の支持ベース12上には、プッシャ装置17の本体17aが、主軸台15の旋回中心軸16を中心とする円弧軌跡に沿って旋回可能に支持されている。
18はベッド上にX軸方向に進退移動可能およびZ軸方向にトラバース移動可能に支持された砥石台を示す。 砥石台18には、砥石軸19が、Z軸に平行な軸線の回りに回転可能に支持され、砥石軸19の一端には、工作物Wのテーパ部W1を研削加工する砥石車20が取付けられている。
一方の支持ベース11の上面には、T形のスロット21が旋回中心軸16を中心にして環状に形成され、このT形スロット21にスライド可能に係合する円周上複数のT形ボルト22が主軸台15のベース部23に保持されている。T形ボルト22は、主軸台15のベース部23を貫いて、ベース部23の上方位置まで突出され、T形ボルト22の突出部に形成されたねじ部にナット24が螺合されている。そして、ナット24を緩めれば、T形ボルト22はT形スロット21に沿ってスライドでき、主軸台15は旋回中心軸16の回りに旋回できる。また、ナット24を締付ければ、主軸台15を任意の角度位置で支持ベース11上、すなわち、テーブル10上に固定できるようになっている。
主軸台15には、主軸25がZ軸と平行な軸線の回りに回転可能に軸承され、この主軸25の一端に、工作物Wを把持するためのチャック26が装着されている。チャック26を装着した主軸25は、図3に示すように、主軸台15に設置した主軸駆動モータ27によりベルト伝動装置28を介して回転駆動されるようになっている。チャック26は、例えば、コレットチャックあるいはギャリソンチャックからなり、工作物Wを内径基準で把持するようになっている。
また、主軸台15には、X軸と平行な方向に沿って所定幅の係合溝30が形成され、この係合溝30に係合する2面幅部31を有する支持ブラケット33が主軸台15に固定されている。支持ブラケット33の先端部33aは、テーブル10の作業者側の一端まで延在され、その先端部33aに上下方向に貫通した空洞34が形成されている。空洞34内には、一方の支持ベース11に固定された位置決めブロック35のストッパ部35a(図4参照)が突入されている。
支持ブラケット33には、図3および図4に詳細に図示するように、位置決めブロック35のストッパ部35aの一端35a1に当接可能な基準角度位置規制用の当接ボルト36が位置調整可能に螺着されている。かかる当接ボルト36を位置決めブロック35のストッパ部35aの一端35a1に当接させることにより、主軸台15を主軸25の回転軸線がZ軸と平行となる角度位置(原位置)に位置決めできるようになっている。
一方、支持ブラケット33には、位置決めブロック35のストッパ部35aを挟んで当接ボルト36と対向する位置に、長さの異なる2つのテーパ角度位置規制用の当接ボルト37a、37bが配設されている。2つの当接ボルト37a、37bは、保持体39に位置調整可能に螺着されている。保持体39は、2つの当接ボルト37a、37bを螺着した中間位置に軸部39aを備え、この軸部39aは、支持ブラケット33に主軸25の回転軸線と平行な方向に形成した保持穴33bに着脱可能に、かつ主軸25の回転軸線と平行な軸線の回りに回転可能に保持されるようになっている。
保持体39は、2つの当接ボルト37a、37bの何れか一方が、主軸台15の旋回によって、位置決めブロック35のストッパ部35aの他端35a2に当接する角度位置に割出され、その角度位置で支持ブラケット33に螺着された止めねじ33cによって固定されるようになっている。かかる2つの当接ボルト37a、37bを位置決めブロック35のストッパ部35aの他端35a2に各別に当接させることにより、主軸台15を予め定められた2種類のテーパ角度位置に位置決めできるようになり、これによって、テーパ角度の異なる2種類の工作物Wのテーパ部W1の研削加工が可能となる。
上記した主軸台15側に固定された当接部材としての当接ボルト36、37a、37bと、テーブル10側に設けられたストッパ部35aとによって、主軸台15の旋回角度を規制する角度規制手段40を構成している。
なお、主軸台15を3種類以上のテーパ角度位置に位置決めする必要がある場合には、予め所定のテーパ角度に適合する所定長さの2つずつの当接ボルト37a,37bを有する2種類以上の保持体39を用意しておき、保持体39を交換することによって、テーパ角度の異なる4種類あるいは6種類の工作物Wのテーパ部W1の研削加工が可能となる。
プッシャ装置本体17aを設置した他方の支持ベース12の上面には、図1に示すように、2列のT形スロット41が旋回中心軸16を中心に円弧状に形成され、これらT形スロット41にスライド可能に係合するそれぞれ複数のT形ボルト42がプッシャ装置本体17aに保持されている。T形ボルト42は、プッシャ装置本体17a上方位置に突出され、T形ボルト42の突出部に形成されたねじ部にナット44が螺合されている。
プッシャ装置本体17aには、摺動部材45がガイドバー46によって主軸25の軸線と平行な方向に摺動可能に支持され、摺動部材45はプッシャ装置本体17aに設置した進退用シリンダ48によって、主軸軸線方向に進退される。また、プッシャ装置本体17aには、主軸25の回転軸線と同軸上にプッシャ部材50が、保持ブラケット49およびガイドバー51を介して摺動可能に支持されており、プッシャ部材50の先端部に、工作物Wの端面W2を押圧するフォーク状の押圧片50aが設けられている。プッシャ部材50と摺動部材45との間には図略のスプリングが介挿され、このスプリングの付勢力によってプッシャ部材50の押圧片50aは主軸25に向けて押圧されている。
プッシャ部材50は、チャック26への工作物Wの取付け時に、進退用シリンダ48によって前進され、押圧片50aによって工作物Wの端面W2をチャック26の基準面に向けてスプリングの付勢力で押圧するようになっている。なお、工作物Wがチャック26に把持された後、プッシャ部材50は原位置まで後退され、研削加工時には工作物Wはチャック26のみによって主軸25に一体的に固定される。
プッシャ装置本体17aは、テーブル10の長手方向に延びる連結部材としての連結バー52によって、主軸台15に一体的に連結されている。すなわち、主軸台15に固定された支持ブラケット33に連結バー52の一端52aがボルト等によって結合され、連結バー52の他端52bはプッシャ装置本体17aにボルト等によって固定されている。連結バー52は、主軸台15の旋回時に、テーブル10上に設置される図略の設置物に干渉しないよう、図2に示すように門形形状に形成されている。
これにより、プッシャ装置本体17aは、ナット44を緩めた状態で、主軸台15を旋回させることにより、連結バー52を介して主軸台15と一体的に旋回され、T形ボルト42が円弧状のT形スロット41に沿ってスライドされる。なお、ナット44の締付けにより、プッシャ装置本体17は任意の位置で支持ベース12上、すなわち、テーブル10上に固定される。
次に、上記した実施の形態における動作について説明する。通常、主軸台15は、図1および図4に示すように、基準角度位置規制用の当接ボルト36が、位置決めブロック35のストッパ部35aの一端35a1に当接する角度位置(原位置)でテーブル10上に固定されている。
工作物Wのテーパ部W1をテーパ研削する場合には、そのテーパ部W1のテーパ角度に合った所定の当接ボルト(37aあるいは37b)を有する保持体39が、支持ブラケット33の保持穴33bに保持される。そして、所定の当接ボルト37a(37b)が位置決めブロック35のストッパ部35aの他端35a2に当接する角度位置に、保持体39は止めねじ33cによって支持ブラケット33に固定される。
この状態で、主軸台15およびプッシャ装置本体17aをテーブル10(支持ベース11、12)上に固定しているT形ボルト22,42のナット24、44が緩められ、主軸台15およびプッシャ装置16を旋回できるようにする。しかる後、主軸台15を旋回中心軸16を中心にして旋回させると、T形ボルト22が環状のT形スロット21に沿ってスライドされる。また、主軸台15の旋回により、プッシャ装置17が連結バー52を介して主軸台15と一体的に旋回される。すなわち、プッシャ装置本体17aに保持されたT形ボルト42が円弧状のT形スロット41に沿ってスライドされる。
このような主軸台15の旋回操作によって、図5に示すように、保持体39に保持されたテーパ角度位置規制用の当接ボルト37a(37b)が、位置決めブロック35のストッパ部35aの他端35a2に当接するまで主軸台15が旋回される。そして、当接ボルト37aが位置決めブロック35のストッパ部35aの他端35a2に当接した状態で、ナット24、44を締付け、T形ボルト22、42によって、主軸台15およびプッシャ装置本体17をテーブル10(支持ベース11、12)上に固定する。
続いて、主軸台15のチャック26に工作物Wを仮装着した状態で、プッシャ装置17の進退用シリンダ48が作動され、摺動部材45を介してプッシャ部材50がチャック26に仮装着された工作物Wに向かって前進され、プッシャ部材50の押圧片50aによって工作物Wの端面W2が図略のスプリングの付勢力によって押圧される。これによって、工作物Wの基準面がチャック26の基準面に当接される。その状態で、チャック26がクランプ動作され、工作物Wを内径基準で把持する。その後、プッシャ部材50は進退用シリンダ48によって後退される。
続いて、主軸駆動モータ27によって主軸25が回転駆動され、チャック26に把持された工作物Wが主軸軸線を中心にして回転される。同時に、砥石台18がX軸方向に前進され、砥石車20によって工作物Wのテーパ部W1を定められたテーパ角度にテーパ研削する。テーパ部W1のテーパ研削が完了すると、砥石台18が後退されるとともに、チャック26より工作物Wが取外され、以下、上記したと同様にして、次に加工すべき工作物Wをチャック26に装着し、工作物Wのテーパ部W1のテーパ研削を繰り返す。
異なるテーパ角度のテーパ部W1を有する工作物Wを研削加工する場合には、主軸台15を原位置に旋回復帰させた状態で、止めねじ33cを緩めて保持体39を軸部39aを中心にして180°回転させ、他方の当接ボルト37b(37a)を位置決めブロック35のストッパ部35aに当接する位置に割り出す。その状態で、止めねじ33cによって保持体39を固定する。そして、上記したように、主軸台15を、ストッパボルト37bが位置決めブロック35のストッパ部35aに当接するまで旋回させ、主軸台15およびプッシャ装置17を所定の角度位置に位置決め固定する。これによって、工作物Wのテーパ部W1を異なるテーパ角度に研削加工できるようになる。
なお、さらに異なるテーパ角度のテーパ部W1を有する工作物Wを研削する場合には、支持ブラケット33より保持体39を取外し、所望のテーパ角度に対応した別の当接ボルト37a、37bを有する保持体39に交換することにより、対応できる。
上記した実施の形態においては、主軸台15側に設けた支持ブラケット33に、当接ボルト(当接部材)37a、37bを取付けた保持体39を180°回転割出しできるように保持したが、当接ボルト37a、37bを取付けた保持体39をテーブル10側に設け、ストッパ部35aを主軸台15側に設けることもできる。また、保持体39に、例えば、円周上等角度間隔に3つの当接ボルトを取付け、保持体39を120°ずつ回転割出しできるようにすれば、1つの保持体39で3種類の異なるテーパ角度に対応することも可能となる。
また、上記した実施の形態においては、主軸台15を旋回中心軸16の回りに旋回させるための環状のT形スロット21を形成したが、主軸台15の旋回角度をそれほど大きくする必要がないので、T形スロット21は環状でなくても旋回中心軸16を中心とした円弧状スロットであってもよい。また、主軸台15およびプッシャ装置本体17aのテーブル10上への固定を、T形スロット21、41とT形ボルト22、42によって行うことにより、工作物Wの変更時の段取替えを容易に行えるようになるが、本発明にとって、T形スロット21、41とT形ボルト22、42は必ずしも必要な要件ではなく、主軸台15およびプッシャ装置本体17aを任意の角度位置で固定できる別の固定手段によって固定してもよい。
また、上記した実施の形態においては、旋回中心軸16を水平面に垂直な鉛直軸として記載したが、旋回中心軸16は、砥石台18の切り込み方向と工作物Wの回転軸線とで形成される面に垂直であればよい。
さらに、上記した実施の形態においては、砥石台18側をZ軸方向にトラバースさせる例について述べたが、テーブル10側をZ軸方向にトラバースさせることもできる。
なお、上記した実施の形態においては、説明を省略したが、テーブル10上には、工作物Wの加工径を測定する定寸装置、工作物Wの軸方向の位置を測定する端面位置測定装置、工作物Wをチャック26から取外すシフト装置等が、必要に応じて設置される。これら定寸装置、端面位置測定装置およびシフト装置等を、主軸台15に連結させ、主軸台15と一体的に旋回させるようにしてもよい。
斯様に、本発明は上記した実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した本発明の主旨を逸脱しない範囲内で種々の形態を採り得ることは勿論である。
本発明の実施の形態を示す主軸台旋回装置の全体平面図である。 主軸台旋回装置の全体正面図である。 図2の3方向から見た図である。 図3の4−4線に沿って切断した断面図である。 図4の作動状態を示す図である。
符号の説明
10…テーブル、11、12…支持ベース、15…主軸台、16…旋回中心軸、17…プッシャ装置、17a…プッシャ装置本体、18…砥石台、20…砥石車、21…T形スロット、22…T形ボルト、25…主軸、26…チャック、33…支持ブラケット、35…位置決めブロック、35a…ストッパ部、36、37a、37b…当接部材(当接ボルト)、39…保持体、40…角度規制手段、41…T形スロット、42…T形ボルト、45…摺動部材、48…進退用シリンダ、50…プッシャ部材、W…工作物、W1…テーパ部。

Claims (4)

  1. テーブル上に主軸台を旋回中心軸の回りに旋回可能に支持し、該主軸台に工作物を把持するチャックを設け、前記テーブル上にプッシャ装置を前記主軸台の旋回中心を中心とした円弧軌跡に沿って旋回可能に支持し、該プッシャ装置に前記工作物を前記チャックに向けて押圧するプッシャ部材を進退可能に設け、前記主軸台と前記プッシャ装置を連結部材によって連結し、前記主軸台と前記テーブル側との間に、前記主軸台の旋回角度を規制する角度規制手段を設けたことを特徴とする主軸台旋回装置。
  2. 請求項1において、前記テーブル上には、支持ベースが固定され、前記主軸台は、前記支持ベースに形成したT形スロットにスライド可能に係合するTボルトによって所定の角度位置で前記支持ベースに固定され、前記プッシャ装置は、前記支持ベースに形成したT形スロットにスライド可能に係合するTボルトによって前記支持ベースに固定されるようになっていることを特徴とする主軸台旋回装置。
  3. 請求項1または請求項2において、前記角度規制手段は、前記テーブル側および前記主軸台側の何れか一方に固定された位置決めブロックと、前記テーブル側および前記主軸台側の他方に設けられ前記位置決めブロックに当接する当接部材からなり、該当接部材は、長さの異なる複数の当接部を備え、前記当接部材を前記当接部の1つを前記位置決めブロックに当接可能な位置に割出しできるようになっていることを特徴とする主軸台旋回装置。
  4. 請求項3において、前記当接部材は、前記主軸台に着脱可能に取付けられるようになっていることを特徴とする主軸台旋回装置。
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