JP4092066B2 - 複合加工装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、主軸を中心に半径方向の位置を異にして複数の工具を備え、それらの工具を主軸の軸線方向に沿って移動可能に取り付けた複合加工装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の複合加工装置としては、例えば特開平7−112309号公報に開示されるような構成のものが知られている。この従来構成においては、主軸の先端部に工具ホルダが着脱可能に装着され、その工具ホルダには第1工具及び第2工具が主軸の軸線方向へ移動可能に取り付けられている。工具ホルダ側には、第1工具を移動させるための第1工具送り軸、及び第2工具を移動させるための第2工具取付軸が配設されている。主軸側には第2工具取付軸に着脱可能に連結される第2工具送り軸が配設され、モータを含む駆動装置により主軸の軸線方向へ移動されるようになっている。第1工具送り軸と第2工具送り軸との間には、第2工具送り軸の軸線方向への移動途中の所定位置にて両送り軸を連動させるための連動機構が設けられている。
【0003】
そして、ワークの加工時には、モータにより主軸が回転されながら、駆動装置により第2工具送り軸が主軸の軸線方向に移動されて、第1工具及び第2工具が主軸の先端側に前進移動される。これにより、まずバイト等よりなる第1工具にて、ワークに対し面削り等の加工が施される。この面削り等の加工が終了すると、連動機構による第1工具送り軸と第2工具送り軸との連動が解除され、その後は第2工具送り軸の移動に伴って第2工具のみが前進移動される。これにより、リーマ等よりなる第2工具にて、ワークに対し孔内周面の仕上げ等の加工が施される。
【0004】
さらに、工具交換を行う場合には、主軸と同軸上に配設されたクランプ軸が主軸の軸線方向に摺動されることによって、工具ホルダが主軸に対するクランプ状態から解除される。この状態で、工具交換装置の工具交換アーム等により、工具ホルダが把持されて主軸の先端部から抜き取られ、その後に新しい工具ホルダが主軸の先端部に装着される。これにより、工具ホルダ上に取り付けられた第1工具及び第2工具が同時に交換されるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、この従来の複合加工装置においては、工具ホルダ上に第1工具及び第2工具が取り付けられ、両工具が同時に工具交換されるようになっている。このため、例えば第2工具を共通に使用して、第1工具のみを異種の工具に順次変換して使用したい場合でも、複数の第2工具を用意して、その第2工具と異種の第1工具とを組み合わせて取り付けてなる複数の工具ホルダを装備する必要がある。このため、構造が複雑で部品点数が多く、高価になるという問題があった。また、工具交換アームによる工具交換動作中に工具ホルダ内の工具送り軸が無闇に移動し、工具送り軸とスピンドルとの干渉が発生して、工具交換不良になるという問題があった。
【0006】
この発明は、このような従来の技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的は、第2工具を主軸側に残した状態で、第1工具のみを工具ホルダとともに工具交換することができ、構造が簡単で部品点数を削減することができ、しかも、安価で、かつ工具交換不良が発生しない複合加工装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明では、主軸の先端部に同軸上で着脱可能に装着された工具ホルダと、その工具ホルダに主軸の軸線方向へ移動可能に取り付けられた第1工具と、前記工具ホルダ側に所定範囲で移動可能に取り付けられ、第1工具を主軸の軸線方向に移動させる第1工具送り軸と、前記工具ホルダの中心の挿通孔を通して出没するように、主軸の中心に軸線方向へ移動可能に配設された第2工具と、前記主軸側に設けられ、第2工具を主軸の軸線方向に移動させる第2工具送り軸と、前記第2工具送り軸と第1工具送り軸とを、第2工具送り軸の軸線方向への移動途中の所定位置にて連動させる連動手段と、前記工具ホルダ側に設けられ、第1工具送り軸を移動範囲の基端部側の位置に保持するための保持手段と、前記主軸に対する工具ホルダの脱着交換時に、第1工具送り軸が移動範囲の基端部側に位置しているのを確認させるための確認手段とを備えたことを特徴とするものである。
【0008】
従って、この請求項1に記載の発明によれば、第2工具を主軸側に残した状態で、第1工具のみを工具ホルダとともに工具交換することができる。よって、第2工具を共通に使用して、第1工具のみを異種の工具に順次変換して使用したい場合に、第2工具を複数用意する必要がなく、構造が簡単で部品点数を削減することができる。また、工具ホルダを主軸の先端部から取り外して工具交換を行う際に、第1工具送り軸が無闇に移動されるのを抑制することができて、第1工具を所定位置に確実に位置決め保持することができる。しかも、第1工具送り軸が移動範囲の基端部側に位置しているのを確認して、主軸に対する工具ホルダの脱着交換を行うことができる。よって、第1工具が常に工具ホルダ上の所定位置に配置された状態で、工具交換を行うことができる。
【0011】
請求項に記載の発明では、請求項1に記載の発明において、前記確認手段は、工具ホルダの外周の把持溝内に出没するように、工具ホルダに半径方向へ移動可能に取り付けられた確認部材と、第1工具送り軸が移動範囲の基端部側に位置したとき、確認部材が把持溝から没入するのを許容するように、第1工具送り軸上に確認部材と係合可能に設けられた係合凹部とよりなり、前記確認部材が把持溝から没入したことを検出する検出手段を設けたことを特徴とするものである。
【0012】
従って、この請求項に記載の発明によれば、簡単な構造の確認手段及び検出手段によって、第1工具送り軸が移動範囲の基端部側に位置しているのを適切に確認及び検出することができる。
【0013】
請求項に記載の発明では、請求項に記載の発明において、前記検出手段は、工具交換装置の工具交換アームの工具ホルダ把持部に検出器を設け、工具交換の際に前記工具ホルダ把持部が前記工具ホルダの外周の把持溝を把持したときに、第1及び第2工具送り軸を連動移動させ、前記検出器が正常に動作しているか否かを確認することを特徴としたものである。
【0014】
従って、この請求項の記載の発明によれば、確認部材の没入を検出する検出手段の検出器が正常に動作しているか否かを確実に確認することができる。
請求項に記載の発明では、請求項1〜請求項のうちのいずれか一項に記載の発明において、前記連動手段は、第1工具送り軸側に設けられた係合ボールと、その係合ボールと係合するように第2工具送り軸側に設けられた係合凹部とからなることを特徴とするものである。
【0015】
従って、この請求項に記載の発明によれば、簡単な構造の連動手段によって、第2工具送り軸と第1工具送り軸とを、第2工具送り軸の軸線方向への移動途中の所定位置にて確実に連動させることができる。
【0016】
請求項に記載の発明では、請求項1〜請求項のうちのいずれか一項に記載の発明において、前記保持手段は、第1工具送り軸上に設けられた係合部と、第1工具送り軸が移動範囲の基端部側に位置したとき、係合部に押圧係合して第1工具送り軸をその位置に保持するように、工具ホルダに設けられた保持部材とよりなることを特徴とするものである。
【0017】
従って、この請求項に記載の発明によれば、簡単な構造の保持手段により、第1工具送り軸を移動範囲の基端部側の所定位置に確実に保持することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下に、この発明の一実施形態を、図面に基づいて説明する。
図1に示すように、この実施形態の複合加工機においては、円筒状の主軸11が図示しない主軸ヘッド等の支持部材内に回転可能に支持され、図示しない回転用モータにより回転されるようになっている。主軸11の先端部には工具ホルダ12が同軸上で着脱可能に装着され、その先端の中心には挿通孔13が形成されるとともに、外周面には環状の把持溝14が形成されている。
【0020】
前記主軸11と工具ホルダ12との間にはクランプ機構15が配設されている。すなわち、主軸11の先端部にはボール保持筒16が取り付けられ、その周壁には複数のクランプボール17が半径方向へ移動可能に保持されている。工具ホルダ12の内周面には複数の係合孔18が形成され、この係合孔18にクランプボール17が係合されることによって、工具ホルダ12が主軸11に対する装着状態にクランプされるようになっている。
【0021】
前記主軸11内にはクランプ軸19が一体回転可能及び主軸11の軸線方向へ相対移動可能に嵌挿支持され、その先端外周面には複数の嵌合凹部20が形成されている。そして、このクランプ軸19が図示しない油圧シリンダ等の駆動装置により、主軸11の先端部側に移動されたとき、図8に示すように、嵌合凹部20がクランプボール17の内側に対向配置される。これにより、クランプボール17が係合孔18から嵌合凹部20内に退避可能になって、主軸11に対する工具ホルダ12のクランプが解除されるようになっている。
【0022】
図1に示すように、前記工具ホルダ12の先端部には、スライダ23が主軸11の軸線方向及び半径方向へ移動可能に取り付けられている。スライダ23の外面には、第1工具としてのバイト24が主軸11の軸線方向に沿って延びるように突設されている。スライダ23の内面には、カム部材25が主軸11の軸線方向に対して所定角度傾斜した方向へ延びるように突設されている。
【0023】
前記工具ホルダ12内には、第1工具送り軸としての円筒状のバイト送り軸26が保持筒体27を介して、同軸上で一体回転可能及び軸線方向へ所定範囲内で相対移動可能に配設されている。バイト送り軸26の先端外周にはカム溝28が軸線方向に対して所定角度傾斜した方向へ延びるように形成され、その内部にはカム部材25が摺動可能に嵌挿されている。そして、バイト送り軸26が主軸11の軸線方向へ移動されることにより、カム溝28及びカム部材25を介してスライダ23が斜状に移動されて、バイト24が図1に示す後退位置と図3に示す前進位置とに移動されるようになっている。
【0024】
前記バイト送り軸26と対応するように、工具ホルダ12の先端内面には複数のストッパ29が突設されている。そして、図3に示すように、バイト送り軸26が移動範囲の先端部側に前進移動されたときには、これらのストッパ29がバイト送り軸26の先端面に係合して、バイト送り軸26のそれ以上の前進移動が規制されるようになっている。また、バイト送り軸26が移動範囲の基端部側に後退移動されたときには、前記保持筒体27の先端部がバイト送り軸26の基端面に係合して、バイト送り軸26のそれ以上の後退移動が規制されるようになっている。
【0025】
図1に示すように、前記主軸11内の中心には、第2工具としてのリーマ31が第2工具取付軸としてのリーマ取付軸32を介して一体回転可能及び軸線方向へ相対移動可能に配設され、工具ホルダ12の中心の挿通孔13を通して出没されるようになっている。主軸11内においてリーマ取付軸32の基端部には第2工具送り軸としてのリーマ送り軸33が連結され、図示しない移動用モータ等の駆動装置により、ボールネジ等を介して主軸11の軸線方向へ移動されるようになっている。
【0026】
そして、ワークの加工時には、リーマ送り軸33が所定範囲内で移動され、リーマ31がリーマ取付軸32を介して、図1に実線で示すように挿通孔13内に没入した後退位置と、同図に鎖線で示すように挿通孔13から突出した前進位置との間で移動されるようになっている。また、主軸11に対する工具ホルダ12の脱着交換時には、リーマ送り軸33が図1に示す状態から主軸11の基端部側へさらに移動されて、図8に実線で示すように、リーマ31が工具ホルダ12の挿通孔13内よりもさらに主軸11側に没入した位置に移動されるようになっている。
【0027】
図1及び図2に示すように、前記リーマ送り軸33とバイト送り軸26との間には連動手段としての連動機構34が設けられ、この連動機構34によって、リーマ送り軸33の軸線方向への移動途中の所定位置で、両送り軸33,26が連動されるようになっている。すなわち、バイト送り軸26の周壁には、複数の係合ボール35が半径方向へ移動可能に保持されている。各係合ボール35と係合可能に対応するように、リーマ取付軸32の先端外周には環状の係合凹部36が形成されている。
【0028】
そして、通常のワークの加工時には、図1に示すように、係合ボール35が係合凹部36に係合されて、リーマ送り軸33とバイト送り軸26とが連結され、この状態でリーマ送り軸33の前進または後退移動に伴って、バイト送り軸26が同方向に連動して移動される。また、このワーク加工時における両送り軸33,26の前進移動に際して、バイト送り軸26の移動がストッパ29との係合により規制された後は、図4及び図5に示すように、係合ボール35が係合凹部36から離脱されて、リーマ送り軸33とバイト送り軸26との連結が解除され、この状態でリーマ送り軸33のみが前進移動されるようになっている。
【0029】
さらに、主軸11に対する工具ホルダ12の脱着交換時に際して、両送り軸33,26が後退移動されるときには、図6及び図7に示すように、バイト送り軸26の移動が保持筒体27との係合により規制された後に、係合ボール35が係合凹部36から離脱される。これにより、リーマ送り軸33とバイト送り軸26との連結が解除されて、この状態でバイト送り軸26のみが後退移動されるようになっている。
【0030】
図1及び図2に示すように、前記工具ホルダ12には保持手段としての保持機構39及び保持機構兼確認機構43が設けられ、この保持機構39及び保持機構兼確認機構43によって、バイト送り軸26が移動範囲の先端部側の位置及び基端部側の位置に保持されるようになっている。すなわち、この実施形態では、前記連動機構34における複数の係合ボール35が、保持機構39の係合部を兼用するように、バイト送り軸26上に設けられている。各係合ボール35と係合可能に対応するように、工具ホルダ12内の保持筒体27には軸線方向に対をなす複数対の保持部材40,41が半径方向へ移動可能に支持され、バネ42により半径方向の内側に向かって移動付勢されている。
【0031】
そして、ワークの加工時において、図4及び図5に示すように、バイト送り軸26がリーマ送り軸33と連動して移動範囲の先端部側の位置まで前進移動された後、リーマ送り軸33とバイト送り軸26との連結が解除される際に、一方の保持部材40が係合ボール35に押圧係合されて、バイト送り軸26が先端部側の位置に保持される。また、主軸11に対する工具ホルダ12の脱着交換時において、図6及び図7に示すように、バイト送り軸26がリーマ送り軸33と連動して移動範囲の基端部側の位置まで後退移動された後、リーマ送り軸33とバイト送り軸26との連結が解除される際に、保持機構兼確認機構43の保持筒体27の係合ボール44とバイト送り軸26の係合凹部47とが係合され、他方の保持部材41係合ボール35押圧係合されて、バイト送り軸26が基端部側の位置に保持されるようになっている。
【0032】
図1及び図2に示すように、前記工具ホルダ12には確認手段としての保持機構兼確認機構43が設けられ、主軸11に対する工具ホルダ12の脱着交換時に、この保持機構兼確認機構43によって、バイト送り軸26が移動範囲の基端部側に位置しているのを確認させるようになっている。すなわち、保持筒体27には係合ボール44が半径方向へ移動可能に保持されている。係合ボール44と接触可能に対応するように、工具ホルダ12には確認部材45が半径方向へ移動可能に挿通支持され、バネ46により工具ホルダ12の把持溝14内に突出する方向へ移動付勢されている。
【0033】
前記係合ボール44と係合可能に対応するように、バイト送り軸26の外周面には環状の係合凹部47が形成されている。そして、図1〜図5に示すように、バイト送り軸26が移動範囲の基端部側に位置していないときには、係合ボール44が係合凹部47に係合することなく、バイト送り軸26の外周面に当接し、確認部材45が把持溝14から突出された状態になる。そのため、この状態で、図1に示すように、工具交換装置の工具交換アーム49により工具ホルダ12の把持溝14が把持されると、工具交換アーム49の工具ホルダ把持部50に設けられた検出手段の検出器であるセンサ48が確認部材45と接触し、オン状態になるため、バイト送り軸26が基端部側に位置していないことが確認検出される。
【0034】
これに対して、図6〜図9に示すように、バイト送り軸26が移動範囲の基端部側に位置しているときには、係合ボール44が係合凹部47に係合して、確認部材45把持溝14から内方へ没入された状態になる。そのため、この状態で工具交換装置の工具交換アーム49により工具ホルダ12の把持溝14が把持されると、工具交換アーム49上のセンサ48が確認部材45と非接触状態となり、センサ48がオフ状態となるため、バイト送り軸26が基端部側に位置していることが確認検出される。
【0035】
次に、前記のように構成された複合加工装置の動作を説明する。
さて、図1に示す状態では、バイト24及びリーマ31が通常加工時の後退限に配置されている。そして、この状態においては、連動機構34の係合ボール35が係合凹部36に係合されて、バイト送り軸26がリーマ送り軸33に作動連結されている。
【0036】
この状態で、ワークの加工が開始されると、図示しない回転用モータにより主軸11が所定速度で回転されて、バイト24及びリーマ31等が一体的に回転される。このとき、図示しない移動用モータ等の駆動装置により、ボールネジ等を介してリーマ送り軸33が主軸11の先端部側に前進移動され、リーマ31の前進移動が開始される。それとともに、リーマ送り軸33の前進移動に伴い、連動機構34を介してバイト送り軸26が同方向へ連動して移動される。これにより、カム溝28及びカム部材25を介してスライダ23が斜状に移動され、バイト24が図1に示す後退限から図3に示す前進限に向かって移動されて、そのバイト24によりワークに対して面削り等の加工が施される。
【0037】
そして、図3に示すように、バイト送り軸26が移動範囲の先端部側に移動されて、バイト24が前進限に到達すると、そのバイト24によるワークの加工が終了する。このとき、バイト送り軸26の前進移動がストッパ29との係合によって規制されるとともに、保持機構39の一方の保持部材40が係合ボール35に押圧係合されて、バイト送り軸26が先端部側の位置に保持される。この状態で、回転用モータの速度切換により、主軸11の回転速度が上昇される。
【0038】
その後、リーマ送り軸33がさらに前進移動されると、図4に示すように、連動機構34の係合ボール35が係合凹部36から離脱されて、バイト送り軸26とリーマ送り軸33との連結が解除される。このため、その後はリーマ送り軸33の移動に伴いリーマ31のみが前進移動されて、工具ホルダ12の挿通孔13内の没入状態から前方に突出され、そのリーマ31によりワークに対して孔内周面の仕上げ等の加工が施される。そして、図5に示すように、リーマ31が前進限に到達すると、そのリーマ31によるワークの加工が終了する。
【0039】
次いで、前記移動用モータ等の駆動装置の逆転により、リーマ送り軸33が主軸11の基端部側に後退移動されると、前述した前進移動時と逆順に、リーマ31及びバイト24が図5に示す前進限から図1に示す通常加工時の後退限に復帰移動される。すなわち、リーマ31はリーマ送り軸33の後退移動に伴って、図5に示す前進限から、図4及び図3に示す位置を経て、図1に示す通常加工時の後退限に復帰移動される。これに対して、バイト24については、リーマ送り軸33が図3に示す位置まで後退移動されて、連動機構34の係合ボール35と係合凹部36との係合により、リーマ送り軸33とバイト送り軸26とが作動連結された後、図1に示す通常加工時の後退限に復帰移動される。そして、このバイト24及びリーマ31の進退動作が繰り返し行われることによって、複数のワークに対する加工が連続的に行われる。
【0040】
さらに、前記主軸11に対して工具ホルダ12を脱着交換する場合には、図1に示すようにバイト24及びリーマ31が通常加工時の後退限に配置された状態から、工具交換アーム49により、工具ホルダ12を把持すると、確認部材45は、把持溝14より突出しているため、センサ48がオン状態になる。その後、移動用モータ等の駆動装置により、リーマ送り軸33が主軸11の基端部側へさらに後退移動されて、リーマ31の後退移動が開始される。それとともに、バイト送り軸26が連動機構34を介して同方向へ後退移動され、スライダ23上に支持されたバイト24が図1に示す通常加工時の後退限からさらに後退移動される。
【0041】
そして、図6に示すように、バイト送り軸26が移動範囲の基端部側に移動されると、そのバイト送り軸26の後退移動が保持筒体27の係合ボール44とバイト送り軸26の係合凹部47との係合によって規制されるとともに、保持機構39の他方の保持部材41が係合ボール35に押圧係合されて、バイト送り軸26が基端部側の位置に保持される。この時、確認部材45は把持溝14より没入しているため、センサ48がオフ状態になる。その後、リーマ送り軸33がさらに後退移動されると、図7に示すように、連動機構34の係合ボール35が係合凹部36から離脱されて、バイト送り軸26とリーマ送り軸33との連結が解除される。このため、その後はリーマ送り軸33の移動に伴いリーマ31のみが後退移動されて、工具ホルダ12の挿通孔13内よりもさらに主軸11側へ没入した位置に移動配置される。この時、係合ボール35は保持部材41にてバイト送り軸26の周壁の孔の内周面に押圧保持されている。
【0042】
続いて、図8に示すように、クランプ軸19が図示しない油圧シリンダ等の駆動装置により、主軸11の先端部側に移動されて、クランプ機構15の嵌合凹部20がクランプボール17の内側に対向配置される。これにより、クランプボール17が係合孔18から嵌合凹部20内に退避可能になって、主軸11に対する工具ホルダ12のクランプが解除される。前記のように、この時すでに確認部材45は把持溝14内の没入位置に移動されており、バイト送り軸26が基端部側に位置していることが確認検出されている。
【0043】
そして、図9に示すように、交換アームにより工具ホルダ12が主軸11の先端部から抜き取られるとともに、種類の異なるバイト24を備えた別の工具ホルダ12が主軸11に装着される。これにより、リーマ31を主軸11側に残したままの状態で、バイト24のみを工具ホルダ12とともに工具交換することができる。よって、リーマ31を共通に使用して、バイト24のみを異種の工具に順次変換して使用したい場合に最適である。
【0044】
また、この主軸11に対する工具ホルダ12の脱着交換時には、主軸11側に残されるリーマ31が工具ホルダ12の挿通孔13よりもさらに主軸11側に没入した位置に移動配置されているので、工具ホルダ12の脱着動作をリーマ31に干渉することなく容易に行うことができる。さらに、この工具ホルダ12の脱着交換時には、保持機構兼確認機構43の保持筒体27の係合ボール44がバイト送り軸26の係合凹部36に係合されてバイト送り軸26が移動範囲の基端部側の位置に保持されているため、そのバイト送り軸26が無闇に移動することはなく、バイト24を所定位置に確実に位置決め保持しておくことができる。また、第1工具の保持状態を検出するセンサ48をバイト送り軸26とリーマ送り軸33とを連動させることによって、オン,オフさせることができ、センサ48が正常に動作しているか否かを確認することができる。
【0045】
従って、この実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)この複合加工装置においては、主軸11の先端部に工具ホルダ12が同軸上で着脱可能に装着され、その工具ホルダ12にはバイト24が主軸11の軸線方向へ移動可能に取り付けられている。工具ホルダ12側にはバイト24を主軸11の軸線方向に移動させるためのバイト送り軸26が、所定範囲で移動可能に取り付けられている。主軸11の中心にはリーマ31が軸線方向へ移動可能に配設され、工具ホルダ12の中心の挿通孔13を通して出没するようになっている。主軸11側にはリーマ31を主軸11の軸線方向に移動させるためのリーマ送り軸33が設けられている。リーマ送り軸33とバイト送り軸26との間には、リーマ送り軸33の軸線方向への移動途中の所定位置で両送り軸33,26を連動させるための連動機構34が設けられている。工具ホルダ12側にはバイト送り軸26を移動範囲の基端部側の位置に保持するための保持機構39が設けられている。
【0046】
このため、リーマ31を主軸11側に残した状態で、バイト24のみを工具ホルダ12とともに工具交換することができる。よって、リーマ31を共通に使用して、バイト24のみを異種の工具に順次変換して使用したい場合でも、リーマ31を複数用意する必要がなく、構造が簡単で部品点数を削減することができる。また、工具ホルダ12を主軸11の先端部から取り外して工具交換を行う際に、バイト送り軸26が無闇に移動されるのを抑制することができて、バイト24を所定位置に確実に位置決め保持することができる。
【0047】
(2)この複合加工装置においては、前記リーマ送り軸33が、主軸11に対する工具ホルダ12の脱着交換時に、リーマ31を工具ホルダ12の挿通孔13よりもさらに主軸11側に没入した位置に移動させるようになっている。このため、工具交換時に、主軸11側に残されるリーマ31に干渉することなく、工具ホルダ12を主軸11に対して容易に脱着することができる。
【0048】
(3)この複合加工装置においては、前記主軸11に対する工具ホルダ12の脱着交換時に、バイト送り軸26が移動範囲の基端部側に位置しているのを確認させるための保持機構兼確認機構43が設けられている。このため、バイト送り軸26が移動範囲の基端部側に位置しているのを確認して、主軸11に対する工具ホルダ12の脱着交換を行うことができる。よって、バイト24が常に工具ホルダ12上の所定位置に配置された状態で、工具交換を行うことができる。
【0049】
(4)この複合加工装置においては、前記保持機構兼確認機構43が、工具ホルダ12の外周の把持溝14内に出没するように、工具ホルダ12に半径方向へ移動可能に取り付けられた確認部材45と、バイト送り軸26が移動範囲の基端部側に位置したとき、確認部材45が把持溝14から没入するのを許容するように、バイト送り軸26上に確認部材45と係合可能に設けられた係合凹部47とより構成されている。このため、簡単な構造の保持機構兼確認機構43及びセンサ48によって、バイト送り軸26が移動範囲の基端部側に位置しているのを適切に確認検出することができる。
【0050】
(5)この複合加工機においては、検出器であるセンサ48をバイト送り軸26とリーマ送り軸33との連動をもって確実にオン,オフさせることによって、センサ48の故障を確認することができる。これに対し、センサ48の故障のままで工具ホルダ12を交換すると、バイト送り軸26が確実に保持されていないときの異常が検出されず、次に加工するワークの加工不良を発生させるおそれがある。
【0051】
(6)この複合加工装置においては、前記連動機構34が、バイト送り軸26側に設けられた係合ボール35と、その係合ボール35と係合するようにリーマ送り軸33側に設けられた係合凹部36とから構成されている。このため、簡単な構造の連動機構34によって、リーマ送り軸33とバイト送り軸26とを、リーマ送り軸33の軸線方向への移動途中の所定位置にて確実に連動させることができる。
【0052】
(7)この複合加工装置においては、前記保持機構兼確認機構43が、バイト送り軸26上に設けられた係合凹部47と、バイト送り軸26が移動範囲の基端部側に位置したとき、係合ボール44と係合してバイト送り軸26をその位置に保持するように、工具ホルダ12が構成されている。このため、簡単な構造の保持機構39により、バイト送り軸26を移動範囲の基端部側の所定位置に確実に保持することができる。
【0053】
(8)この複合加工装置においては、前記保持機構39の係合部が連動機構34の係合ボール35によって兼用されている。このため、保持機構39の係合部と連動機構34の係合ボール35とをバイト送り軸26上に別々に設ける必要がなく、構造を簡略化することができる。
【0054】
(変更例)
なお、この実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
・前記実施形態において、保持機構39の係合部を、連動機構34の係合ボール35と兼用することなく、バイト送り軸26上に別に設けること。
【0055】
・前記実施形態において、保持機構兼確認機構43の係合ボール44に代えて、確認部材45の基端部に係合凹部47と係合可能な球面状の係合凸部を突出形成し、バネ46により確認部材45を係合凹部47と係合する方向、すなわち工具ホルダ12の把持溝14内から没入する方向へ移動付勢するように構成すること。この構成によれば、バイト送り軸26が移動範囲の基端部側の位置に移動されたとき、確認部材45の係合凸部が係合凹部47に係合して、確認部材45が把持溝14から没入した位置に移動配置される。
【0056】
・前記実施形態において、工具ホルダ12上にバイト24等の第1工具を複数設けること。
・前記実施形態において、第1工具及び第2工具として、バイト24及びリーマ31とは異なった工具を設けること。
【0057】
このように構成した場合でも、前記実施形態とほぼ同様の効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一実施形態の複合加工装置の主軸部分においてバイト及びリーマが通常加工時の後退限に位置した状態を示す断面図。
【図2】 図1の2−2線における拡大断面図。
【図3】 図1の状態からバイト及びリーマが加工のために前進されて、バイトが前進限に位置した状態を示す断面図。
【図4】 図3の状態からリーマが加工のためにさらに前進された状態を示す断面図。
【図5】 図4の状態からリーマがさらに前進されて、前進限に位置した状態を示す断面図。
【図6】 図1の状態からバイト及びリーマが工具交換のために後退されて、バイトが後退限に位置した状態を示す断面図。
【図7】 図6の状態からリーマがさらに後退されて、後退限に位置した状態を示す断面図。
【図8】 図7の状態から工具ホルダのクランプが解放された状態を示す断面図。
【図9】 図8の状態から工具ホルダが主軸より取り外された状態を示す断面図。
【符号の説明】
11…主軸、12…工具ホルダ、13…挿通孔、14…把持溝、15…クランプ機構、19…クランプ軸、24…第1工具としてのバイト、26…第1工具送り軸としてのバイト送り軸、31…第2工具としてのリーマ、32…第2工具取付軸としてのリーマ取付軸、33…第2工具送り軸としてのリーマ送り軸、34…連動手段としての連動機構、35…保持機構の係合部を兼用する係合ボール、36…係合凹部、39…保持手段としての保持機構、40,41…保持部材、43…保持機構兼確認機構、44…係合ボール、45…確認部材、47…係合凹部。

Claims (5)

  1. 主軸の先端部に同軸上で着脱可能に装着された工具ホルダと、
    その工具ホルダに主軸の軸線方向へ移動可能に取り付けられた第1工具と、
    前記工具ホルダ側に所定範囲で移動可能に取り付けられ、第1工具を主軸の軸線方向に移動させる第1工具送り軸と、
    前記工具ホルダの中心の挿通孔を通して出没するように、主軸の中心に軸線方向へ移動可能に配設された第2工具と、
    前記主軸側に設けられ、第2工具を主軸の軸線方向に移動させる第2工具送り軸と、
    前記第2工具送り軸と第1工具送り軸とを、第2工具送り軸の軸線方向への移動途中の所定位置にて連動させる連動手段と、
    前記工具ホルダ側に設けられ、第1工具送り軸を移動範囲の基端部側の位置に保持するための保持手段と、
    前記主軸に対する工具ホルダの脱着交換時に、第1工具送り軸が移動範囲の基端部側に位置しているのを確認させるための確認手段と
    を備え
    前記第2工具送り軸は、主軸に対する工具ホルダの脱着交換時に、第2工具を工具ホルダの挿通孔よりもさらに主軸側に没入した位置に移動させることを特徴とする複合加工装置。
  2. 前記確認手段は、工具ホルダの外周の把持溝内に出没するように、工具ホルダに半径方向へ移動可能に取り付けられた確認部材と、第1工具送り軸が移動範囲の基端部側に位置したとき、確認部材が把持溝から没入するのを許容するように、第1工具送り軸上に確認部材と係合可能に設けられた係合凹部とよりなり、前記確認部材が把持溝から没入したことを検出する検出手段を設けたことを特徴とする請求項1に記載の複合加工装置。
  3. 前記検出手段は、工具交換装置の工具交換アームの工具ホルダ把持部に検出器を設け、工具交換の際に前記工具ホルダ把持部が前記工具ホルダの外周の把持溝を把持したときに、第1及び第2工具送り軸を連動移動させ、前記検出器が正常に動作しているか否かを確認することを特徴とした請求項2に記載の複合加工装置。
  4. 前記連動手段は、第1工具送り軸側に設けられた係合ボールと、その係合ボールと係合するように第2工具送り軸側に設けられた係合凹部とからなることを特徴とする請求項1〜請求項3のうちのいずれか一項に記載の複合加工装置。
  5. 前記保持手段は、第1工具送り軸上に設けられた係合部と、第1工具送り軸が移動範囲の基端部側に位置したとき、係合部に押圧係合して第1工具送り軸をその位置に保持するように、工具ホルダに設けられた保持部材とよりなることを特徴とする請求項1〜請求項4のうちのいずれか一項に記載の複合加工装置。
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