JPH07112307A - クランプ装置と複合加工装置 - Google Patents

クランプ装置と複合加工装置

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Publication number
JPH07112307A
JPH07112307A JP28431493A JP28431493A JPH07112307A JP H07112307 A JPH07112307 A JP H07112307A JP 28431493 A JP28431493 A JP 28431493A JP 28431493 A JP28431493 A JP 28431493A JP H07112307 A JPH07112307 A JP H07112307A
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JP
Japan
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shaft
tool
clamp
spindle
engaging
Prior art date
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Pending
Application number
JP28431493A
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English (en)
Inventor
Tadaharu Yoshida
忠春 吉田
Takahiro Sugino
高弘 杉野
Tsutomu Sugihara
勉 杉原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippei Toyama Corp
Original Assignee
Nippei Toyama Corp
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Publication date
Application filed by Nippei Toyama Corp filed Critical Nippei Toyama Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構造で、工具の同時着脱が容易に可能
であり、取付精度及び耐久性も良くする。 【構成】 工具ホルダ52側に取り付けられ、第一工具
56を主軸10の軸方向に移動させる第一工具取付軸2
8と、第二工具62を主軸10の軸方向に移動させる第
二工具取付軸30とを設ける。第一工具取付軸28基端
部に連結される第一工具送り軸29と、第二工具取付軸
30基端部に連結される第二工具送り軸31と、主軸1
0と同軸且つ軸方向に摺動可能に設けられ一体的に回転
可能なクランプ軸26と、クランプ軸26と工具ホルダ
52とを連結するホルダ連結手段53,59,61を設
ける。第一工具送り軸29を軸方向に移動させる第一駆
動装置76により、所定位置からクランプ軸26を軸方
向に移動させる押圧部材64を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、加工装置に着脱自在
に工具を取り付けるクランプ装置と、このクランプ装置
を有し、主軸を中心に半径方向の位置を異にして複数の
工具を備え、この工具を主軸軸方向に摺動可能に取り付
け、この複数の工具を工具ホルダとともに同時に着脱可
能に設けた複合加工装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複数の工具を主軸軸方向に摺動可
能に取り付け、この複数の工具を同時に着脱可能に有し
た複合加工装置として、例えば実公平3−47761号
公報に開示されているように、各々工具を有した第一の
外軸及び第一の内軸を有し、この第一の外軸及び第一の
内軸に各々連結される第二の外軸及び第二の内軸を有し
たものがある。この各軸の連結部の構造は、第一、第二
の外軸の一方に形成された筒状部と、この筒状部に形成
された貫通孔に嵌合した第一ボールとを備え、上記内軸
上の所定の凹部に係合する位置と、内軸表面で上記外軸
の一方の凹部に係合した状態とで、上記一対の外軸を互
いに着脱可能にしている。同様に、第一、第二の内軸同
士も、同様の構成で、貫通孔に嵌合した第二ボールの係
合位置を選択することにより、第一、第二の内軸を互い
に着脱可能にしている。
【0003】また、特公平3−5936号公報に開示さ
れているように、複数の工具を同時に着脱可能に有した
複合加工装置として、第一、第二の工具を有した複合加
工工具を設け、この複合加工工具の各工具を、第一係止
手段及び第二係止手段により主軸に着脱自在に連結した
ものがある。そして、これら第一係止手段及び第二係止
手段を各々作動させるため、油圧シリンダやモータ等の
第一作動装置及び第二作動装置が設けられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術の前者
の場合、複数の工具を着脱するために第一、第二ボール
を備え、その係合用の凹部や貫通孔を形成しなければな
らず、係合構造が複雑になるという問題があった。ま
た、係合及び係合解除のために、所定の軸を各々軸方向
移動させるための複数の駆動装置が必要となり、装置全
体の構造も複雑且つ大型化するという問題もあった。し
かも、複数の駆動装置を制御しなければならないため、
その制御も複雑になものになるという欠点があった。
【0005】上記従来の技術の後者の場合、複数の工具
を着脱するために、第一係止手段及び第二係止手段を設
け、これらを各々作動させるため、油圧シリンダやモー
タ等の作動装置を各々備えているので、やはり、装置が
複雑且つ大型化してしまうという欠点があった。また、
上記従来の技術の後者の場合、第一工具が主軸の軸方向
には移動しないものであるが、上記連結構造を用いて、
この第一工具がさらに主軸の軸方向に移動可能に設けら
れるとすると、さらに、装置が複雑となり、取付精度や
耐久性にも問題が生じるものであった。
【0006】この発明は上記従来の技術の問題点に鑑み
て成されたもので、簡単な構造で、複数の工具の同時着
脱も容易に可能であり、取付精度及び耐久性も良いクラ
ンプ装置と複合加工装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、所定の回転
数で駆動される主軸と、一又は複数の工具が取り付けら
れ上記主軸に同軸的に着脱自在に設けられた工具ホルダ
と、上記工具ホルダが先端部に着脱自在に取り付けられ
上記主軸と同軸且つ軸方向に摺動可能に設けられ一体的
に回転可能なクランプ軸と、このクランプ軸の先端部に
同軸に嵌合し所定の透孔を有したボール保持筒と、この
ボール保持筒の透孔内に設けられたクランプボールと、
上記工具ホルダの内周面に形成されこのクランプボール
が係合する係合凹部と、上記クランプ軸先端部の外周面
に形成され上記クランプボールが嵌合する嵌合凹部と、
上記ボール保持筒を上記クランプ軸に対してその基端部
側に付勢した付勢部材と、上記クランプ軸を軸方向に移
動させる押圧部材と、この押圧部材を駆動する駆動装置
とを設けたクランプ装置である。
【0008】またこの発明は、所定の回転数で駆動され
る主軸と、この主軸に同軸的に着脱自在に設けられた工
具ホルダと、この工具ホルダに軸方向に移動自在に取り
付けられた第一工具及び第二工具と、上記工具ホルダ側
に取り付けられ上記第一工具を上記主軸の軸方向に移動
させる第一工具取付軸と、上記工具ホルダ側に取り付け
られ上記第二工具を上記主軸の軸方向に移動させる第二
工具取付軸と、上記第一工具取付軸基端部に連結され上
記第一工具取付軸を上記主軸の軸方向に移動させる第一
工具送り軸と、上記第二工具取付軸基端部に連結され上
記第二工具取付軸を上記主軸の軸方向に移動させる第二
工具送り軸と、上記第一工具取付軸基端部と上記第一工
具送り軸の先端部とを連結する第一連結手段と、上記第
二工具取付軸基端部と上記第二工具送り軸の先端部とを
連結する第二連結手段と、上記工具ホルダが先端部に着
脱自在に取り付けられ上記主軸と同軸且つ軸方向に摺動
可能に設けられ一体的に回転可能なクランプ軸と、この
クランプ軸と上記工具ホルダとを連結するホルダ連結手
段と、上記第一工具送り軸を軸方向に移動させる第一駆
動装置と、上記第二工具送り軸を軸方向に移動させる第
二駆動装置と、上記第一工具送り軸と一体的に設けられ
上記第一駆動装置により所定位置からクランプ軸を軸方
向に移動させる押圧部材とを設けた複合加工装置であ
る。
【0009】また、上記第一連結手段は、上記第一工具
送り軸に形成された係合部と、上記主軸と一体に回転可
能な上記第一工具取付軸に形成され、上記主軸の回転に
よる所定回転角度で上記係合部に係合するとともに他の
所定回転角度で係合解除可能な被係合部と、工具交換に
際し上記第一工具送り軸の回転を止める回転停止手段と
を設けたものである。
【0010】さらに、上記第二連結手段は、上記第二工
具取付軸と上記第二工具送り軸との一方に形成され他方
の端部が嵌合するた筒状部と、この他方に形成されこの
筒状部に嵌合する部分の外周に形成された係合凹部と、
その筒状部に形成された透孔と、この透孔内に嵌合しこ
の筒状部の厚みより直径の大きい係止ボールと、上記第
一工具取付軸の内周面に形成されこの係止ボールが嵌合
する嵌合凹部とから成るものである。
【0011】さらに、上記ホルダ連結手段は、上記クラ
ンプ軸の先端部に同軸に嵌合し所定の透孔を有したボー
ル保持筒と、このボール保持筒の透孔に嵌合し、透孔の
厚さより直径の大きいクランプボールと、上記工具ホル
ダの内周面に形成されこのクランプボールが係合する係
合凹部と、上記クランプ軸先端部の外周面に係止され上
記クランプボールが嵌合する嵌合凹部と、上記ボール保
持筒を上記クランプ軸に対してその基端部側に付勢した
付勢部材とから成るものである。
【0012】
【作用】この発明のクランプ装置は、クランプ軸の先端
部に同軸に設けられたボール保持筒と、このボール保持
筒の透孔内に設けられたクランプボールを介して、クラ
ンプ軸の摺動により、工具ホルダのクランプ、アンクラ
ンプを行うようにしたものである。
【0013】この発明の複合加工装置は、第一工具及び
第二工具を有した工具ホルダの着脱に際し、この工具ホ
ルダの連結解除は、第一工具を移動させる第一駆動装置
を作動させ、第一工具送り軸の移動により、押圧部材を
介してクランプ軸を摺動させ、上記クランプボールが上
記嵌合凹部に逃げて工具ホルダの係合が解除される。ま
た、上記第一工具取付軸と第一工具送り軸の連結解除
を、主軸モータの回動により、上記被係合部と係合部と
の係合状態の角度が変えられ係合が解除される。さら
に、上記第二工具取付軸と第二工具送り軸の連結解除
を、上記第二駆動装置により上記第二工具送り軸を軸方
向に移動させて、上記係止ボールを上記嵌合凹部に嵌合
させて、第二工具取付軸を取り外し可能にしている。ま
た、上記工具ホルダの装着に際して、この工具ホルダ、
第一工具取付軸及び第二工具取付軸の連結は、上記連結
解除動作と逆に行われる。
【0014】
【実施例】以下、この発明のクランプ装置と複合加工装
置を、エンジンのシリンダヘッドのバルブシートを加工
する装置に適用した場合の第一実施例について、図1〜
図11を基にして詳細に説明する。この実施例のクラン
プ装置と複合加工装置は、円筒状の主軸10が中空の支
持部材12内にベアリング14を介して、回転可能かつ
軸方向に相対移動不能に支持されている。支持部材12
の基端から突出した主軸10の基端部には、キー15を
介してプーリ16が取り付けられており、このプーリ1
6と主軸モータ20の出力軸に固定されたプーリ22と
にベルト24が巻き掛けられている。また、主軸10を
保持した支持部材12は、図示しないスライド装置に取
り付けられ、図示しない基台上で、主軸10の軸線に平
行な方向に移動可能に設けられている。
【0015】主軸10内には、同心的に主軸10側から
順に、円筒状のクランブ軸26、第一工具取付軸である
円筒状のバイト取付軸28、第一工具送り軸であるバイ
ト送り軸29、第二工具取付軸であるリーマ取付軸3
0、第二工具送り軸であるリーマ送り軸31が挿通され
ている。クランプ軸26は、その先端部が主軸10の先
端部に位置し、主軸10の基端部からこのクランプ軸2
6の基端部が突出するように設けられている。そして、
クランプ軸26の基端部に螺合されたナット32と主軸
10の基端面との間に、皿ばね34が装着され、ナット
32により所定の締めつけ力に調整されたクランプ軸2
6を、主軸10の基端部側へ付勢している。
【0016】バイト取付軸28とバイト送り軸29と
は、クランプ軸26の内周中央部で、バイト取付軸28
の基端部とバイト送り軸29の先端部が着脱自在に連結
されている。連結部であるバイト送り軸29の先端部に
は、図1及び図9に示すように、係合部である軸方向断
面がT字状の係合頭部38が形成され、バイト取付軸2
8の基端部には、係合頭部38が通過可能な透孔部39
と、この基端部内で相対的に90度回転した位置で係合
頭部38が挟持されて係合する互いに対面した係合肩部
40とを有した被係合部である係合筒部41が形成され
ている。従って、この係合筒部41内の係合肩部40に
挟まれた部分は、中空円筒状に形成されている。さら
に、透孔部39は、先端部側の係合肩部40よりさらに
先端部側に所定深さに形成されている。
【0017】また、リーマ取付軸30とリーマ送り軸3
1とは、バイト取付軸28とバイト送り軸29内に挿通
され、バイト取付軸28内で、互いにそれらの基端部と
先端部とが着脱自在に連結されている。この連結部分
は、図8の拡大図に示すように、リーマ送り軸31の先
端部が嵌合する筒状部42が、リーマ取付軸30の基端
部に形成され、筒状部42に透孔43が形成され、この
透孔43内に嵌合し筒状部42の厚みより直径の大きい
係止ボール44と、リーマ送り軸31の先端部外周に形
成され係止ボール44が係合する環状の係合凹部45と
が設けられている。さらに、バイト取付軸28の内周面
の所定位置には、係止ボール44が嵌合する環状の嵌合
凹部46が形成されている。
【0018】また、図8に示すように、リーマ取付軸3
0の外周面の所定箇所に、環状の凹部48が形成され、
バイト取付軸28の内周面の所定箇所に突没自在に係止
部材50が設けられ、このリーマ取付軸30を主軸10
から取り外した状態で係止部材50が凹部48に係合し
ている。
【0019】主軸10の先端部のテーパ状の嵌合部18
には、同軸的に着脱自在に設けられた工具ホルダ52の
装着部54が嵌合し、キー19により、主軸10と工具
ホルダ52とが一体的に回転可能に連結される。工具ホ
ルダ52の外周面には、自動工具交換時に、図示しない
自動工具交換装置のアーム先端の工具把持爪99が嵌合
する環状の溝52aが形成されている。さらに、工具ホ
ルダ52には、軸方向に対して所定の角度で半径方向に
も移動自在に取り付けられたスライダ55と、このスラ
イダ55に固定された第一工具であるバイト56と、ス
ライダ55からバイト取付軸28の先端部に向かって突
設されたカム部材57が設けられている。このカム部材
57は、バイト取付軸28の先端部に形成されたカム溝
58に嵌合している。さらに、工具ホルダ52の中心部
には、透孔60が形成され、この透孔60に、主軸10
と同軸に設けられ、リーマ取付軸30の取付部30aに
固定された第二工具であるリーマ62が挿通されてい
る。
【0020】工具ホルダ52とバイト取付軸28とは、
バイト取付軸28の外周面に固定されたキー51によ
り、工具ホルダ52のキー溝51aに沿って、軸方向に
移動可能であるとともに一体的に回転可能に連結されて
いる。また、工具ホルダ52には、突没自在の係止部材
47が設けられ、バイト取付軸28の外周面には凹部4
9が形成され、工具ホルダ52とともにこのバイト取付
軸28を主軸10から取り外した状態で、係止部材47
が凹部49に係合している。
【0021】さらに、工具ホルダ52とクランプ軸26
は、クランプ軸26の先端部に同軸に嵌合したボール保
持筒53と、このボール保持筒53の透孔53aに嵌合
し、透孔53aの厚さより直径の大きいクランプボール
59と、工具ホルダ52の内周面に形成されこのクラン
プボール59が係合する環状の係合凹部61とにより一
体的に連結される。また、クランプ軸26の先端部の外
周面には、クランプボール59が嵌合する環状の嵌合凹
部63が形成され、クランプボール59が嵌合凹部63
に嵌合して工具ホルダ52の連結を解除可能に設けられ
ている。さらに、ボール保持筒53とクランプ軸26の
間には、ボール保持筒53をクランプ軸26に対してそ
の基端部側に付勢するコイルばね等の付勢部材65が取
り付けられている。
【0022】主軸10の内周面中央部には、断面コ字状
の環状溝90が形成され、この環状溝90より先端部側
に軸方向に沿って、1本の溝部91が形成され、この溝
部91と軸回りに90度回動した位置にも、環状溝90
より基端部側に軸方向に沿って1本の溝部92が形成さ
れている。
【0023】クランプ軸26には、図7に示すように、
主軸10の環状溝90が形成された箇所に対応する位置
に、90度に折れたクランク状の長孔93が形成されて
いる。この長孔93には、バイト送り軸29に半径方向
に突設された係合ピン94が挿通され、この係合ピン9
4が、主軸10の溝部91及び環状溝90を経て溝部9
2に係合可能に設けられている。これにより、主軸10
と一体に、クランプ軸26及びバイト送り軸29が回転
する。
【0024】リーマ取付軸30は、その中央部外周面に
キー35が固定され、バイト取付軸28のキー溝35a
に沿って軸方向に移動可能であるとともに一体的に回転
可能に設けられている。また、リーマ取付軸30とリー
マ送り軸31とは、軸方向に連結されている。
【0025】また、バイト送り軸29の基端部には、ク
ランプ軸26のナット32を軸方向に押してクランプ軸
26を摺動させる押圧部材64が一体に形成され、さら
に、この基端部には、このバイト送り軸29の回動を停
止させるための互いに平行な一対の係合面66が形成さ
れている。この係合面66の側方には、図5、図6に示
すように、係合面66に係合するU字状の係合部材67
と、この係合部材を駆動する油圧シリンダ等の駆動装置
68が設けられている。そして、この係合面66、係合
部材67及び駆動装置68は、回転停止手段を構成して
いる。
【0026】クランプ軸26の基端部のナット32に
は、検知片95が固定され、この検知片95の側方にそ
の移動方向に沿って、工具ホルダ52のクランプ状態
と、アンクランプ状態とを検知する第一、第二の検知手
段である近接センサ96,97が設けられている。
【0027】バイト送り軸29の基端部には、図2に示
すように、ベアリング70を介して連結部材71の一端
部が取り付けられ、この連結部材71の他端部にはナッ
ト部材72が固定され、このナット部材72にねじ軸7
3が螺合している。ねじ軸73は、ベアリング74を介
して支持部材75に取り付けられ、ねじ軸73の基端部
は、駆動装置であるモータ76の出力軸77に固定され
ている。
【0028】一方、リーマ送り軸31の基端部は、バイ
ト送り軸29の基端部からさらに支持部材75内を貫通
して、ベアリング80を介して連結部材81の一端部に
取り付けられている。この連結部材81の他端部には、
さらに、連結軸88、連結部材89が固定され、連結部
材89の先端部にナット部材82が固定されている。こ
のナット部材82は、ねじ軸73と同方向に設けられた
ねじ軸83が螺合している。そして、ねじ軸83は、ベ
アリング84を介して支持部材75に取り付けられ、ね
じ軸83の基端部は、駆動装置であるモータ86の出力
軸87に固定されている。
【0029】次に、この実施例のクランプ装置と複合加
工装置の動作、作用について以下に説明する。例えば、
図示しないシリンダヘッドのバルブシート及びステムガ
イド98の加工を行う場合、先ず、図1に示すように、
バイト56及びリーマ62の後退限の位置から、主軸モ
ータ20を回転させ、主軸10を所定のバイト加工回転
数に設定し、モータ76を作動させて、ねじ軸73、ナ
ット部材72により、バイト送り軸29を前進させる。
これにより、バイト送り軸29は、主軸10とともに回
転しながらバイト取付軸28を介してバイト56を前進
させる。バイト56の前進は、バイト取付軸28が移動
することにより、カム溝58が前進し、カム部材57が
カム溝58内に徐々に侵入し、スライダ55が先端方向
に斜めに移動し、バイト56が軸方向及び半径方向に移
動するものである。さらに、バイト56の軸方向の移動
は、支持部材12の図示ししないスライド装置による送
りによっても調節される。
【0030】バイト56による加工が終了すると、図3
に示すように、バイト56が前進限に位置する。次に、
主軸モータ20をリーマ62の加工回転数に上昇させ、
リーマ62を前進させる。リーマ62の前進は、モータ
86を作動させて、ねじ軸83、ナット部材82によ
り、リーマ送り軸31を前進させることにより、リーマ
取付軸30を介してリーマ62を工具ホルダ52から突
出させる。リーマ62は、ステムガイド98に挿入さ
れ、内周面の仕上げ加工を行い、図4に示すように、前
進限に位置して加工が終了する。
【0031】そして、次の加工を行う際には、バイト5
6及びリーマ62を、各々上記とは逆の動作により、図
1に示す後退限に戻して、再び上記と同様の動作により
加工を行う。
【0032】次に、図示しない自動工具交換装置により
工具ホルダ52を外してバイト56やリーマ62を交換
する際、または、工具ホルダ52を交換して、別の工具
ホルダに装着されたバイト56及びリーマ62による加
工を行う場合について説明する。先ず、図4に示す状態
から、さらに、モータ76を回転させてバイト送り軸2
9を前進させ、図5に示すように、バイト送り軸29に
突設された係合ピン94を主軸10の環状溝90に合わ
せる。さらに、駆動装置68を作動させ、係合部材67
によりバイト送り軸29の係合面66を挟持させ、バイ
ト送り軸29の回転を阻止する。さらに、モータ86を
回転させて、リーマ送り軸31をわずかに前進させ、リ
ーマ取付軸30の係止ボール44の位置を、バイト取付
軸28の嵌合凹部46に合わせ、リーマ取付軸30を取
り外し可能な位置に移動させる。同時に、バイト取付軸
28に形成された係止部材50が、リーマ取付軸30の
凹部48に嵌合し、工具ホルダ52に形成された係止部
材47が、バイト取付軸28の凹部49に嵌合し、工具
ホルダ52に対してバイト取付軸28及びリーマ取付軸
30が一時的に保持される。
【0033】バイト送り軸29に突設された係合ピン9
4が主軸10の環状溝90に合った状態で、図10
(F)に示すように、係合ピン94は、クランプ軸26
の長孔93の円周方向溝部93aに位置する。これによ
り、主軸10及びクランプ軸26は、バイト送り軸29
を停止させた状態で、バイト取付軸28とともに、90
度回転可能となる。また、この時、図10(D)、
(E)に示すように、バイト送り軸29の係合頭部38
は、未だバイト取付軸28の係合筒部41の係合肩部4
0に係合した状態にある。
【0034】この後、主軸モータ20を作動させ、主軸
10を90度回動させると、図11(G)に示すよう
に、バイト取付軸28の係合筒部41の透孔部39と、
バイト送り軸29の係合頭部38が一致し、バイト取付
軸28が取り外し可能となる。そして、図示しない自動
工具交換装置のアームを作動させ、その先端の工具把持
爪99が工具ホルダ52の先端の溝52aを挟持する。
【0035】この後、モータ76を回転させ、バイト送
り軸29を前進させると、図6に示すように、バイト送
り軸29の係合頭部38は、バイト取付軸28の係合筒
部41内の透孔部39内の奥へ移動し、係合ピン94が
主軸10内の溝部91内に挿入される。これとともに、
バイト送り軸29の前進により、押圧部材64がクラン
プ軸26のナット32を先端方向に押して、クランプ軸
26の先端部の嵌合凹部63がクランプボール59の内
側に位置し、クランプボール59が退避可能となって、
工具ホルダ52がクランプ軸26から取り外し可能とな
るものである。この時、ボール保持筒53は、付勢部材
65によりクランプ軸26に対してその基端側に付勢さ
れているのでクランプボール59は、嵌合凹部63に容
易に落ちる。尚、このボール保持筒53の移動範囲は、
図示しないピンと長孔等により、所定範囲に制限されて
いる。
【0036】次に、工具ホルダ52を装着する際には、
工具ホルダ52の装着部54を主軸10の嵌合部18に
挿入し、モータ76,86が作動して上記と逆の動作を
行い、工具ホルダ52が確実に主軸10にクランプされ
る。
【0037】この実施例のクランプ装置と複合加工装置
によれば、工具ホルダ52の自動交換時のバイト取付軸
28とバイト送り軸29、リーマ取付軸30とリーマ送
り軸31、及び、工具ホルダ52と主軸10との連結及
び連結解除を、加工時に用いる駆動装置である主軸モー
タ20、及び工具送り用のモータ76,86により行っ
ているので、自動工具交換専用の駆動装置が不要であ
り、しかも確実な工具ホルダ52のクランプ、アンクラ
ンプが可能となる。
【0038】次に、この発明の複合加工装置の第二実施
例について図12、図13を基にして説明する。ここ
で、上述の実施例と同様の部材は同一符号を付して説明
を省略する。
【0039】この実施例の複合加工装置もエンジンのシ
リンダヘッドのバルブシートを加工する装置に適用した
ものであり、バイト送り軸29の基端部に、クランプ軸
26の基端部のナット32を軸方向に押してクランプ軸
26を摺動させる押圧部材102が一体に形成され、さ
らに、このバイト送り軸29の基端部には、バイト送り
軸29の回動を停止させるための回転停止手段であるク
ラッチ軸104が挿通されている。この、このクラッチ
軸104は、ベアリング106、連結部材108を介し
て、このクラッチ軸104を駆動する油圧シリンダ等の
駆動装置110に接続されている。そして、クラッチ軸
104は、キー112を介してバイト送り軸29のキー
溝114に係合し、バイト送り軸29の軸方向に移動可
能に且つ一体に回転可能に設けられている。さらに、ク
ラッチ軸104には、半径方向に突出した係止ピン11
6が取り付けられ、加工時は前進位置で主軸10の係止
溝118に係合し、主軸10と一体に回転可能に設けら
れ、工具交換時には後退位置で支持部材12の係止溝1
20に係合し、回転不能に設けられている。
【0040】また、連結部材108の先端部には、検知
手段である近接センサ122,123が設けられ、クラ
ッチ軸104の位置を検知している。さらに、クランプ
軸26の基端部のナット32には、検知部材124が固
定され、この検知部材124の側方には、その移動方向
に沿って、工具ホルダ52のクランプ状態と、アンクラ
ンプ状態とを検知する第一、第二の検知手段である近接
センサ96,97が設けられている。
【0041】この実施例の複合加工装置の動作は、上記
実施例と同様のものであるが、工具交換時のバイト送り
軸29の回転停止方法が異なるものである。即ち、上記
実施例と同様に、工具ホルダ52の自動交換時には、駆
動装置110を作動させ、クラッチ軸104を後退位置
に移動させ、係止ピン116を支持部材12の係止溝1
20に係合させる。これにより、バイト送り軸29は回
転不能となる。この後、主軸モータ20を90度回転さ
せ、上記実施例と同様に、モータ76を作動させ、クラ
ンプ軸26を軸方向に移動させてアンクランプ状態にす
る。またクランプ時には、上記と逆の動作を行うもので
ある。
【0042】次に、この発明の複合加工装置の第三実施
例について図14を基にして説明する。ここで、上述の
実施例と同様の部材は同一符号を付して説明を省略す
る。
【0043】この実施例の複合加工装置もエンジンのシ
リンダヘッドのバルブシートを加工する装置に適用した
ものであり、上記第一実施例の複合加工装置のリーマ取
付軸30とリーマ送り軸31の連結手段を、上記第一実
施例のバイト取付軸28とバイト送り軸29の連結手段
と同様の構成にしたものである。そして、バイト送り軸
29の内周にキー溝31を形成し、リーマ送り軸31に
キー130を取り付け、この両者が一体的に回転可能、
且つ独自に軸方向移動可能にしたものである。
【0044】この連結手段のリーマ取付軸30とリーマ
送り軸31とは、バイト取付軸28の内周中央部で、先
端部同士が着脱自在に連結されている。リーマ送り軸3
1の先端部には、図14に示すように、係合部である軸
方向断面がT字状の係合頭部138が形成され、リーマ
取付軸30の基端部には、係合頭部138が通過可能な
透孔部139と、この基端部内で相対的に90度回転し
た位置で係合頭部38が挟持されて係合する互いに対面
した係合肩部140とを有した被係合部である係合筒部
141が形成されている。従って、この係合筒部141
内の係合肩部140に挟まれた部分は、中空円筒状に形
成されている。さらに、透孔部139は、先端部側の係
合肩部140よりさらに先端部側に所定深さに形成され
ている。
【0045】このリーマ取付軸30とリーマ送り軸31
との連結及び連結解除動作は、上記第一実施例のバイト
取付軸28とバイト送り軸29との動作と同様に、この
実施例のバイト取付軸28とバイト送り軸29の連結及
び連結解除動作と同時に行われる。従って、これによ
り、より簡単且つ確実にバイト56及びリーマ62の着
脱を自動的に行うことができる。
【0046】なお、この発明のクランプ装置と複合加工
装置は、エンジンのシリンダヘッドのバルブシートの加
工に用いるもの他、他の複数の工具を主軸の回転軸を中
心に配設し、複数の工具を保持した工具ホルダを自動交
換可能にするものであれば良く、その用途及び工具の
数、種類は問わないものである。
【0047】
【発明の効果】この発明のクランプ装置と複合加工装置
は、加工に用いる駆動装置を利用して工具交換時の動作
を行うようにしたので、駆動装置の数が必要最小限のも
ので良く、しかも、確実なクランプ、アンクランプ動作
を得ることができるものである。また、クランプ軸にボ
ール保持筒を嵌合し、付勢部材で付勢しているので、ク
ランプボールの保持と、クランプ、アンクランプ動作が
確実且つ容易なものにすることができる。また、各工具
の取り付けおよび各送り軸等の連結構造が簡単なもので
あり、工具の取付精度及び各部材の耐久性も良いもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第一実施例のクランプ装置と複合加
工装置のバイト及びリーマが後退限に位置した状態の主
軸部分の縦断面図である。
【図2】この第一実施例のクランプ装置と複合加工装置
のバイト及びリーマ送り用の各モータを示す縦断面図で
ある。
【図3】この第一実施例のクランプ装置と複合加工装置
のバイトが前進限、リーマが後退限に位置した状態の主
軸部分の縦断面図である。
【図4】この第一実施例のクランプ装置と複合加工装置
のバイト及びリーマが前進限に位置した状態の主軸部分
の縦断面図である。
【図5】この第一実施例のクランプ装置と複合加工装置
の工具交換をする際の主軸部分の縦断面図である。
【図6】この第一実施例のクランプ装置と複合加工装置
の工具交換可能な状態の主軸部分の縦断面図である。
【図7】この第一実施例のクランプ装置と複合加工装置
のクランプ軸中央部の概略図である。
【図8】この第一実施例のクランプ装置と複合加工装置
の主軸部分の拡大縦断面図である。
【図9】図1のA−A線断面図(A)、B−B線断面図
(B)、C−C線断面図(C)である。
【図10】図5のD−D線断面図(D)、E−E線断面
図(E)、F−F線断面図(F)である。
【図11】図6のG−G線断面図(G)、H−H線断面
図(H)、I−I線断面図(I)である。
【図12】この発明の第二実施例の複合加工装置のバイ
ト及びリーマが前進限に位置した状態の縦断面図であ
る。
【図13】図12のJ−J線断面図である。
【図14】この発明の第三実施例の複合加工装置の工具
交換をする際の主軸部分の縦断面図である。
【符号の説明】
10 主軸 20 主軸モータ 26 クランプ軸 28 バイト取付軸(第一工具取付軸) 29 バイト送り軸(第一工具送り軸) 30 リーマ取付軸(第二工具取付軸) 31 リーマ送り軸(第二工具送り軸) 38 係合頭部(係合部,第一連結手段) 40 係合肩部(被係合部,第一連結手段) 41 係合筒部(被係合部,第一連結手段) 43 透孔(第二連結手段) 44 係止ボール(第二連結手段) 45 係合凹部(第二連結手段) 46 嵌合凹部(第二連結手段) 52 工具ホルダ 53 ボール保持筒(ホルダ連結手段) 53a 透孔 56 バイト(第一工具) 59 クランプボール(ホルダ連結手段) 61 係合凹部(ホルダ連結手段) 63 嵌合凹部(ホルダ連結手段) 62 リーマ(第二工具) 64 押圧部材 65 付勢部材 67 係合部材(回転停止手段) 76,86 モータ(第一駆動装置,第二駆動装置) 96,97,122,123 近接センサ(検知手
段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B23B 41/06 9029−3C C3,N29 B23P 23/02 A 7528−3C // B23B 3/26 9136−3C

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の回転数で駆動される主軸と、この
    主軸に同軸的に着脱自在に設けられた工具ホルダと、上
    記工具ホルダが先端部に着脱自在に取り付けられ上記主
    軸と同軸且つ軸方向に摺動可能に設けられ一体的に回転
    可能なクランプ軸と、このクランプ軸の先端部に同軸に
    嵌合し所定の透孔を有したボール保持筒と、このボール
    保持筒の透孔内に設けられたクランプボールと、上記工
    具ホルダの内周面に形成されこのクランプボールが係合
    する係合凹部と、上記クランプ軸先端部の外周面に形成
    され上記クランプボールが嵌合する嵌合凹部と、上記ボ
    ール保持筒を上記クランプ軸に対してその基端部側に付
    勢した付勢部材と、上記クランプ軸を軸方向に移動させ
    る押圧部材と、この押圧部材を駆動する駆動装置とを設
    けたことを特徴とするクランプ装置。
  2. 【請求項2】 上記駆動装置は、上記第一工具を軸方向
    に移動させるための駆動装置であり、さらに、上記クラ
    ンプ軸の位置により上記工具ホルダのクランプ状態を検
    知する第一検知手段と、上記押圧部材が上記クランプ軸
    を押圧して所定位置に達したことにより上記工具ホルダ
    のアンクランプ状態を検知する第二検知手段とを設けた
    ことを特徴とする請求項1記載のクランプ装置。
  3. 【請求項3】 所定の回転数で主軸モータにより駆動さ
    れる主軸と、この主軸に同軸的に着脱自在に設けられた
    工具ホルダと、この工具ホルダに軸方向に移動自在に取
    り付けられた第一工具及び第二工具と、上記工具ホルダ
    側に取り付けられ上記第一工具を上記主軸の軸方向に移
    動させる第一工具取付軸と、上記工具ホルダ側に取り付
    けられ上記第二工具を上記主軸の軸方向に移動させる第
    二工具取付軸と、上記第一工具取付軸基端部に連結され
    上記第一工具取付軸を上記主軸の軸方向に移動させる第
    一工具送り軸と、上記第二工具取付軸基端部に連結され
    上記第二工具取付軸を上記主軸の軸方向に移動させる第
    二工具送り軸と、上記第一工具取付軸基端部と上記第一
    工具送り軸の先端部とを連結する第一連結手段と、上記
    第二工具取付軸基端部と上記第二工具送り軸の先端部と
    を連結する第二連結手段と、上記工具ホルダが先端部に
    着脱自在に取り付けられ上記主軸と同軸且つ軸方向に摺
    動可能に設けられ一体的に回転可能なクランプ軸と、こ
    のクランプ軸と上記工具ホルダとを連結するホルダ連結
    手段と、上記第一工具送り軸を軸方向に移動させる第一
    駆動装置と、上記第二工具送り軸を軸方向に移動させる
    第二駆動装置と、上記第一工具送り軸と一体的に設けら
    れ上記第一駆動装置により所定位置から上記クランプ軸
    を軸方向に移動させる押圧部材とを設けたことを特徴と
    する複合加工装置。
  4. 【請求項4】 上記第一連結手段は、上記第一工具送り
    軸に形成された係合部と、上記主軸と一体に回転可能な
    上記第一工具取付軸に形成され上記主軸の回転による所
    定回転角度で上記係合部に係合するとともに他の所定回
    転角度で係合解除可能な被係合部と、工具交換に際し上
    記第一工具送り軸の回転を止める回転停止手段とから成
    ることを特徴とする請求項3記載の複合加工装置。
  5. 【請求項5】 上記係合部はT字状の係合頭部を有し、
    上記被係合部は、上記係合頭部が通過可能な透孔部と、
    相対的に90度回転した位置で上記係合頭部が係合する
    係合肩部とから成り、上記被係合部が形成された第一工
    具取付軸を上記主軸モータにより所定角度回転させて、
    上記被係合部と係合部との係合及び係合解除を可能にす
    ることを特徴とする請求項4記載の複合加工装置。
  6. 【請求項6】 上記第二連結手段は、上記第二工具取付
    軸と上記第二工具送り軸との一方に形成され他方の端部
    が嵌合する筒状部と、この他方に形成されこの筒状部に
    嵌合する部分の外周に形成された係合凹部と、その筒状
    部に形成された透孔と、この透孔内に設けられた係止ボ
    ールと、上記第一工具取付軸の内周面に形成されこの係
    止ボールが嵌合する嵌合凹部とから成ることを特徴とす
    る請求項3記載の複合加工装置。
  7. 【請求項7】 上記第二連結手段は、上記第二工具送り
    軸に形成された係合部と、上記主軸と一体に回転可能な
    上記第二工具取付軸に形成され上記主軸の回転による所
    定回転角度で上記係合部に係合するとともに他の所定回
    転角度で係合解除可能な被係合部と、工具交換に際し上
    記第二工具送り軸の回転を止める回転停止手段とから成
    ることを特徴とする請求項3記載の複合加工装置。
  8. 【請求項8】 上記ホルダ連結手段は、上記クランプ軸
    の先端部に同軸に嵌合し所定の透孔を有したボール保持
    筒と、このボール保持筒の透孔内に設けられたクランプ
    ボールと、上記工具ホルダの内周面に形成されこのクラ
    ンプボールが係合する係合凹部と、上記クランプ軸先端
    部の外周面に形成され上記クランプボールが嵌合する嵌
    合凹部と、上記ボール保持筒を上記クランプ軸に対して
    その基端部側に付勢した付勢部材とから成ることを特徴
    とする請求項3記載の複合加工装置。
  9. 【請求項9】 上記クランプ軸にはその位置を検知する
    検知手段が設けられ、この検知手段は、上記工具ホルダ
    の位置によりクランプ状態を検知する第一検知手段と、
    上記押圧部材が上記クランプ軸を押圧して所定位置に達
    したことにより上記工具ホルダのアンクランプ状態を検
    知する第二検知手段とから成ることを特徴とする請求項
    8記載の複合加工装置。
JP28431493A 1993-10-18 1993-10-18 クランプ装置と複合加工装置 Pending JPH07112307A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009107086A (ja) * 2007-10-31 2009-05-21 Fuji Seiko Ltd バルブシート加工工具
JP2011125962A (ja) * 2009-12-17 2011-06-30 Fuji Seiko Ltd バルブシート加工工具
WO2014045390A1 (ja) * 2012-09-21 2014-03-27 ビー・エル・オートテック株式会社 工具交換装置
JP2016175181A (ja) * 2016-07-04 2016-10-06 ビー・エル・オートテック株式会社 工具交換装置

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