JP2021154453A - 保持装置及び工作機械 - Google Patents

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Abstract

【課題】切粉による不具合の発生を抑制することができるワークを保持する保持装置及び工作機械を提供する。【解決手段】保持装置50は、第一軸回りに揺動可能且つ前記第一軸に直角な第二軸回りに回転可能な支持装置に支持したワークWを保持する保持装置50において、前記支持装置に対向し、ワークの回転中心を保持する保持部58と、該保持部58及び支持装置の対向方向にて前記保持部58の移動を行う移動機構と、該移動機構を覆うカバー51とを備える。【選択図】図6

Description

本技術は、回転するワークを保持する保持装置及び工作機械に関する。
従来、旋削加工を行う工作機械があり、工作機械は、回転するワークの回転中心を押さえる振れ止め装置を備える。振れ止め装置よって、回転中のワークが径方向に移動することを抑制し、加工精度の向上を図ることができる(例えば、特許文献1参照)。
特許第6145396号公報
振れ止め装置は、ワークの回転中心に接近するか、又は回転中心から離れる移動機構を備える。ワークの加工時に切粉が発生する。切粉が移動機構の隙間に入り、移動機構に不具合が生じるおそれがある。
本開示は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、切粉による不具合の発生を抑制することができるワークを保持する保持装置及び工作機械を提供することを目的とする。
本開示の一実施形態に係る保持装置は、第一軸回りに揺動可能且つ前記第一軸に直角な第二軸回りに回転可能な支持装置に支持したワークを保持する保持装置において、前記支持装置に対向し、ワークの回転中心を保持する保持部と、該保持部及び支持装置の対向方向にて前記保持部の移動を行う移動機構と、該移動機構を覆うカバーとを備える。
本開示においては、移動機構をカバーで覆い、切粉の侵入を防止する。
本開示の一実施形態に係る保持装置は、前記移動機構は、前記カバーの内側に配置した軌道と、前記保持部に取り付けてあり、前記軌道上を摺動する摺動子と、前記保持部に連結した駆動源とを備える。
本開示においては、カバーの内側に軌道、摺動子及び駆動源を配置し、移動機構の隙間に切粉が侵入することを抑制する。
本開示の一実施形態に係る保持装置は、前記保持部及び支持装置は水平方向に対向し、前記軌道は前記カバーの下部に配置してある。
本開示においては、カバーの下側に軌道を配置し、移動機構が上側に突出することを防止する。
本開示の一実施形態に係る保持装置は、前記カバーと前記軌道との間に切粉を排出する排出口が形成してある。
本開示においては、排出口から、カバー内に侵入した切粉を排出する。
本開示の一実施形態に係る保持装置は、前記カバーの上部における前記支持装置に対向する部分に、前記支持装置側に向かうに従って下降する傾斜面が設けてある。
本開示においては、傾斜面を設けることによって、カバーが主軸ヘッドに干渉することを防止する。
本開示の一実施形態に係る保持装置は、前記保持部及び支持装置は水平方向に対向し、前記軌道は前記カバーの上部に取り付けてあり、前記カバーの下面全体が開口する。
本開示においては、カバーの下面全体が開口するので、カバー内に切粉が溜まりにくい。
本開示の一実施形態に係る工作機械は、ワークを支持し、第一軸回りに揺動可能且つ前記第一軸に直角な第二軸回りに回転可能な支持装置と、前述の保持装置とを備える。
本開示においては、移動機構をカバーで覆い、切粉の侵入を防止する。
本開示の一実施形態に係る保持装置及び工作機械にあっては、移動機構をカバーで覆い、切粉の侵入を防止し、移動機構の円滑な移動を確保することができる。
実施の形態1に係る工作機械を略示する斜視図である。 支持装置及び保持装置を略示する部分拡大斜視図である。 保持装置を取り外した場合における支持台の前面付近の構成を略示する部分拡大斜視図である。 保持装置の略示斜視図である。 保持装置付近の構成を略示する部分拡大右側面断面図である。 保持装置の略示部分拡大右側面断面図である。 カバーを除いた退避位置における保持装置の略示斜視図である。 カバーを除いた退避位置における保持装置の略示正面図である。 カバーを除いた退避位置における保持装置の略示右側面図である。 カバーを除いた退避位置における保持装置の略示背面図である。 移動板及び保持部の略示部分拡大右側面図である。 カバーを除いた保持位置における保持装置の略示右側面図である。 実施の形態2に係る保持装置の略示右側面断面図である。
(実施の形態1)
以下本発明を実施の形態1に係る工作機械を示す図面に基づいて説明する。以下の説明では、図中の上下前後左右を使用する。図1は工作機械を略示する斜視図である。尚、図1において、交換用の工具を収納する工具マガジンの図示を省略してある。
工作機械は前後に延びた矩形の基台1を備える。基台1上部の前側にワークを支持する支持装置3が設けてある。支持装置3は、台3a、A軸モータ3b、C軸モータ3c、二つの支持板3dを備える。二つの支持板3dは、基台1の左右に配置してある。台3aは二つの支持板3dの間に配置され、A軸回りに回転可能に支持板3dに連結されている。A軸は左右方向に延びる。A軸モータ3bの駆動によって、台3aはA軸回りに回転する。
台3aはワークを支持する支持面3eを有し、該支持面3eの反対側にC軸モータ3cが設けてある。支持面3eはA軸に平行である。C軸は、支持面3eに直交する方向に延びる。C軸モータ3cの駆動によって、支持面3eはC軸回りに回転する。
基台1上部の後側に後述する立柱4を支持する為の支持台2が設けてある。支持台2上部に、前後方向に移動するY軸方向移動機構10が設けてある。Y軸方向移動機構10は、前後に延びた二つの軌道11と、Y軸螺子軸12と、Y軸モータ13と、軸受14とを備える。
軌道11は支持台2上部の左右夫々に設けてある。Y軸螺子軸12は前後に延び、二つの軌道11の間に設けてある。Y軸螺子軸12の前端部及び中途部夫々に軸受14が設けてある。なお中途部に設けた軸受の図示は省略する。Y軸モータ13はY軸螺子軸12の後端部に連結している。
Y軸螺子軸12にナット(図示略)が螺合している。各軌道11に複数の摺動子15が摺動可能に設けてある。ナット及び摺動子15の上部に移動板16が連結している。移動板16は水平方向に延びる。Y軸モータ13の回転によってY軸螺子軸12は回転し、ナットは前後方向に移動し、移動板16は前後方向に移動する。
移動板16上面に左右方向に移動するX軸方向移動機構20が設けてある。移動板16は支持部を構成する。X軸方向移動機構20は、左右に延びた二つの軌道21と、X軸螺子軸22と、X軸モータ(図示略)とを備える。
軌道21は移動板16上面の前後夫々に設けてある。X軸螺子軸22は左右に延び、二つの軌道21の間に設けてある。X軸螺子軸22の左端部及び中途部夫々を軸受24が支持する。軸受24は移動板16に固定してある。
X軸螺子軸22にナット(図示略)が連結している。各軌道21に複数の摺動子26が摺動可能に設けてある。ナット及び摺動子26の上部に立柱4が連結している。立柱4は柱状をなす。X軸モータ23の回転によってX軸螺子軸22は回転し、ナットは左右方向に移動し、立柱4は左右方向に移動する。
立柱4の前面に上下方向に移動するZ軸方向移動機構30が設けてある。Z軸方向移動機構30は、上下に延びた二つの軌道31と、Z軸螺子軸32と、Z軸モータ33と、軸受34とを備える。
軌道31は立柱4前面の左右夫々に設けてある。Z軸螺子軸32は上下に延び、二つの軌道31の間に設けてある。Z軸螺子軸32の下端部及び中途部夫々に軸受34が設けてある。なお中途部に設けた軸受の図示は省略する。Z軸モータ33はZ軸螺子軸32の上端部に連結している。
Z軸螺子軸32にナット(図示略)が螺合している。各軌道31に複数の摺動子35が摺動可能に設けてある。ナット及び摺動子35の前部に主軸ヘッド5が連結している。Z軸モータ33の回転によってZ軸螺子軸32は回転し、ナットは上下方向に移動し、主軸ヘッド5は上下方向に移動する。
上下に延びた主軸5aが主軸ヘッド5内に設けてある。主軸5aは軸回りに回転する。主軸ヘッド5の上端部に主軸モータ6が設けてある。主軸5aの下端部は工具を装着する。主軸モータ6の回転によって主軸5aが回転し、工具が回転する。回転した工具は、支持装置3に支持したワークを加工する。
工作機械は工具を交換する工具交換装置(図示略)を備える。工具交換装置は工具マガジン(図示略)に収容した工具と主軸5aに装着した工具を交換する。
図2は、支持装置3及び保持装置50を略示する部分拡大斜視図である。図2において、支持装置3は支持面3eを後側に向けており、また後述するように保持装置50の保持部58は保持位置にある。支持面3eはワークWを支持する。ワークWは長尺であり、支持面3eに直角に配置してある。ワークWの先端面に、漏斗状をなす凹部Waが形成してある(図6参照)。ワークWを保持する保持装置50は、支持台2の前面2a(図3参照)に設けてある。保持装置50は、前後方向にて支持面3eに対向する。
図3は、保持装置50を取り外した場合における支持台2の前面2a付近の構成を略示する部分拡大斜視図である。支持台2は前面2aを備え、該前面2a及び支持装置3は前後方向に離れている。前面2aには後側に向けて窪んだ凹部2bが形成してある。凹部2bの上側及び前側は開放してあり、凹部2bは下面2c、後面2d、左面2e及び右面を備える。後面2dに二つの取付部材2fが左右に間隔を空けて設けてある。各取付部材2fは板状をなし、上下に延びる。各取付部材2fの一面は前面を構成し、各取付部材2fの前面上端部に二つの雌ねじ2gが上下に並設してある。
図4は、保持装置50の略示斜視図、図5は、保持装置50付近の構成を略示する部分拡大右側面断面図、図6は、保持装置50の略示部分拡大右側面断面図である。保持装置50はカバー51を備える。図4〜図6において、後述するように、保持部58は保持位置にある。カバー51は、下側及び後側を開放した箱状をなす。カバー51は、前面51a、右面51c及び左面51hを備える。前面51a、右面51c及び左面51hは矩形状をなす。右面51c及び左面51hは対向し、平行である。前面51aの右縁部及び左縁部は、右面51c及び左面51hの前縁部に夫々直角に連なる。前面51aに前後に貫通した貫通孔51bが形成してある。
前面51aの上縁部に、三角形状の前上面51fが設けてある。前上面51fの三辺は、下縁部、右縁部及び左縁部を夫々構成する。前上面51fの下縁部は前面51aの上縁部に連なる。前上面51fは後側に倒れるようにして傾斜する。即ち、前側に向かうに従って下降するように傾斜する。前上面51fが傾斜しているので、主軸ヘッド5が前上面51fに干渉することを防止することができる。前上面51fは傾斜面を構成する。
右面51cの上縁部に、台形状の右上面51eが設けてある。右上面51eは、上縁部、下縁部、前縁部及び後縁部を備える。上縁部及び下縁部は平行であり、上縁部は下縁部よりも短い。図5に示す如く、上縁部及び下縁部の後端の前後位置は同じである。右上面51eの後縁部は、上縁部及び下縁部の右端に直角に連なる。右上面51eの前縁部は上縁部及び下縁部の前端に連なる。右上面51eの前縁部は、前側に向かうに従って下降するように傾斜し、前上面51fの右縁部に連なる。右上面51eは、左側に倒れるようにして傾斜する。即ち、右側に向かうに従って下降するように傾斜する。
左面51hの上縁部に、台形状の左上面51gが設けてある。左上面51gは、上縁部、下縁部、前縁部及び後縁部を備える。上縁部及び下縁部は平行であり、上縁部は下縁部よりも短い。図6に示す如く、上縁部及び下縁部の後端の前後位置は同じである。左上面51gの後縁部は、上縁部及び下縁部の右端に直角に連なる。左上面51gの前縁部は上縁部及び下縁部の前端に連なる。左上面51gの前縁部は、前側に向かうに従って下降するように傾斜し、前上面51fの左縁部に連なる。左上面51gは、右側に倒れるようにして傾斜する。即ち、左側に向かうに従って下降するように傾斜する。右上面51e及び左上面51gが傾斜しているので、右上面51e及び左上面51gに積もった切粉を滑り落とすことができる。
図7は、カバー51を除いた退避位置における保持装置50の略示斜視図、図8は、カバー51を除いた退避位置における保持装置50の略示正面図、図9は、カバー51を除いた退避位置における保持装置50の略示右側面図、図10は、カバー51を除いた退避位置における保持装置50の略示背面図、図11は、移動板57及び保持部58の略示部分拡大右側面図である。
保持装置50は、平面視矩形をなす底板52備える。底板52は前後方向に延びている。底板52の左右方向中央に前後方向に延びる軌道53が設けてある。軌道53の上側に移動板57が位置し、移動板57は摺動子54を介して軌道53に連結する。摺動子54及び移動板57は軌道53に沿って前後方向に移動する。
移動板57は側面視L形をなし、正面視矩形の前板57aと、平面視矩形の下板57bとを備える。下板57bの前縁部から前板57aが上側に直角に突出する。下板57bの下面は摺動子54に連結する。
図7〜9、図11に示す如く、前板57aの正面に、ワークWの先端面を保持する保持部58が固定してある。保持部58は、円柱部58a、円錐部58b及びフランジ58cを備える。円柱部58aの一端面に円錐部58bが同軸的に設けてある。円錐部58bの先端は、軸方向において、円柱部58aの反対側を向く。円柱部58aの他端面の周囲に、円環形のフランジ58cが形成してある。
図11に示す如く、フランジ58cには、前後に貫通した四つの貫通孔58dが形成してある。四つの貫通孔58dは、周方向に等しい間隔を開けて配置してある。前板57aには四つのねじ孔57cが形成してある。四つのねじ孔57cの位置は、四つの貫通孔58dの位置に対応する。各貫通孔58dが各ねじ孔57cの前側に位置するように、フランジ58cは前板57aの前面に取付けてある。四つのボルト58eが、各貫通孔58dに前から挿入してあり、各ねじ孔57cに連結する。貫通孔58dの直径は、ボルト58eの軸の直径よりも大きく、ボルト58eの頭部の直径よりも小さい。
底板52の後縁部に、底板52に直角な後板55が設けてある。後板55は、背面視矩形をなし、上下方向に延びる。後板55の下縁部は底板52の後縁部に連結する。図7、図8、図10に示す如く、前後方向に貫通した二つの挿入孔55aが、後板55の上部右側に形成してあり、上下に並ぶ。前後方向に貫通した二つの挿入孔55aが、後板55の上部左側に形成してあり、上下に並ぶ。四つの挿入孔55aの位置は、前記四つの雌ねじ2gの位置に対応する。
後板55の前面にシリンダ56が設けてある。シリンダ56は、前後方向にて、後板55及び前板57aの間に配置してある。シリンダ56の軸方向は前後方向であり、シリンダ56内部のシリンダ室にピストン56b(図6参照)が設けてある。ピストン56bはシリンダ室を前後に分割する。分割した一方の室に圧縮空気を供給し、他方の室から排気し、ピストン56bは前後に移動する。
ピストン56bからロッド56aが前方に突出する。ロッド56aはシリンダ56よりも前方に突出する。ロッド56aの先端部は、前板57aに連結する。シリンダ56の駆動によって、ピストン56b及びロッド56aは前後動し、移動板57及び保持部58も前後動する。シリンダ56、ロッド56a及びピストン56bは駆動源を構成する。尚、シリンダ56、ロッド56a及びピストン56bに代えて、ボールねじ機構、リニアモータ駆動機構等を駆動源として使用してもよい。
図12は、カバー51を除いた保持位置における保持装置50の略示右側面図である。保持部58は後側の退避位置と前側の保持位置との間を移動する。図9に示す如く、ワークWが短寸である場合又はC軸回りの回転が不要な場合等、保持部58によるワークWの保持が不要な場合には、保持部58は退避位置にある。一方、図2、図4〜図6、図12に示す如く、ワークWが長尺且つ支持装置3がC軸回りに回転する場合には、保持部58は退避位置から保持位置に移動し、ワークWの先端を保持する。
カバー51は、底板52、軌道53、摺動子54、後板55、シリンダ56、ロッド56a、移動板57及び保持部58等を覆う。尚、軌道53、摺動子54、シリンダ56、ロッド56a、移動板57は移動機構を構成し、底板52及び後板55は、移動機構を覆うカバーとしても機能する。図6に示す如く、前後方向において、底板52aの前縁部及び前面51aの間に隙間が形成してある。この隙間は排出口59を形成する。換言すれば、軌道53と前面51aの間に排出口59が形成してある。
図2、図4、図5に示す如く、保持部58は前面51aの貫通孔51bに挿入する。シリンダ56の駆動によって、保持部58は貫通孔51bを通って前後動する。図6に示す如く、前側に移動した場合、保持部58の円錐部58bはワークWの凹部Waに挿入され、ワークWを押さえる。切粉がカバー51内に侵入した場合、排出口59から切粉を排出する。排出口59は、軌道53の前側に配置してあるので、移動板57が前方に移動した場合に、軌道53の周囲に貯まった切粉は、排出口59から排出されやすい。
保持装置50の支持台2への取り付けは以下のように行う。各雌ねじ2gの前に、各挿入孔55aが位置するように、後板55を下面2cに載せ、ボルトを挿入孔55aに挿入し、雌ねじ2gに連結する。ボルトの雌ねじ2gへの連結によって、保持装置50を支持台2に取り付ける。
ワークWに対する保持部58の位置決めは、以下のように行う。尚、ワークWはテスト用のワークである。ワークWの凹部Waに、円錐部58bの先端が挿入されるように、保持部58を位置決めする。位置決め後、ボルト58eを貫通孔58dに挿入し、ねじ孔57cに連結する。前述したように、貫通孔58dの直径は、ボルト58eの軸の直径よりも大きいので、両直径の差の範囲内にて、上下方向又は左右方向に、保持部58の位置を調整することができる。
実施の形態1に係る保持装置50及び工作機械にあっては、移動機構をカバー51で覆い、切粉の侵入を防止する。カバー51の内側に軌道53、摺動子54、シリンダ56、ロッド56a及びピストン56bを配置し、移動機構の隙間に切粉が侵入することを抑制する。
カバー51の下側に軌道53を配置しているので、移動機構が上側に突出することを防止する。故に、主軸ヘッド5への干渉を防止しやすくなる。また排出口59を設けることによって、カバー51内に侵入した切粉を排出することができる。また前上面51fが傾斜しているので、カバー51が主軸ヘッド5に干渉することを防止することができる。
(実施の形態2)
以下本発明を実施の形態2に係る工作機械を示す図面に基づいて説明する。実施の形態2に係る構成の内、実施の形態1と同様な構成については、同じ付合を付し、その詳細な説明を省略する。図13は、保持装置50Aの略示右側面断面図である。
保持装置50Aは上板52A及び移動板57Aを備える。上板52Aに軌道53が設けてある。移動板57Aは上板57Bを備え、上板57Bの前縁部から下方に前板57aが延びる。前板57aの前面に保持部58が設けてある。
保持装置50Aはカバー51Aを備える。カバー51Aは平面視U形をなし、前面、左面及び右面を備える。カバー51Aは、上板52A、軌道53、摺動子54、後板55、シリンダ56、ロッド56a、移動板57A及び保持部58の前側、左側及び右側を覆う。カバー51Aの下面全体は開口している。尚、上板52A及び後板55は、軌道53、摺動子54、シリンダ56、ロッド56a及び移動板57A、即ち移動機構を覆うカバーとしても機能する。
実施の形態2にあっては、上板52Aに軌道53が設けてあるので、軌道53の周囲に切粉が積もらない。またカバー51Aの下面全体が開口するので、カバー51A内に切粉が侵入しても落下するので、カバー51A内に溜まりにくい。
今回開示した実施の形態は、全ての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。各実施例にて記載されている技術的特徴は互いに組み合わせることができ、本発明の範囲は、特許請求の範囲内での全ての変更及び特許請求の範囲と均等の範囲が含まれることが意図される。
3 支持装置
50 保持装置
51 カバー
51f 前上面(傾斜面)
53 軌道
54 摺動子
56 シリンダ(駆動源)
56b ピストン(駆動源)
56a ロッド(駆動源)
58 保持部
59 排出口
W ワーク

Claims (7)

  1. 第一軸回りに揺動可能且つ前記第一軸に直角な第二軸回りに回転可能な支持装置に支持したワークを保持する保持装置において、
    前記支持装置に対向し、ワークの回転中心を保持する保持部と、
    該保持部及び支持装置の対向方向にて前記保持部の移動を行う移動機構と、
    該移動機構を覆うカバーと
    を備える保持装置。
  2. 前記移動機構は、
    前記カバーの内側に配置した軌道と、
    前記保持部に取り付けてあり、前記軌道上を摺動する摺動子と、
    前記保持部に連結した駆動源と
    を備える請求項1に記載の保持装置。
  3. 前記保持部及び支持装置は水平方向に対向し、
    前記軌道は前記カバーの下部に配置してある
    請求項2に記載の保持装置。
  4. 前記カバーと前記軌道との間に切粉を排出する排出口が形成してある
    請求項3に記載の保持装置。
  5. 前記カバーの上部における前記支持装置に対向する部分に、前記支持装置側に向かうに従って下降する傾斜面が設けてある
    請求項3又は4に記載の保持装置。
  6. 前記保持部及び支持装置は水平方向に対向し、
    前記軌道は前記カバーの上部に取り付けてあり、
    前記カバーの下面全体が開口する
    請求項2に記載の保持装置。
  7. ワークを支持し、第一軸回りに揺動可能且つ前記第一軸に直角な第二軸回りに回転可能な支持装置と、
    請求項1から6のいずれか一つに記載の保持装置と
    を備える工作機械。
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Citations (7)

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