JPH0658386B2 - カウンタ装置 - Google Patents

カウンタ装置

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JPH0658386B2
JPH0658386B2 JP10811188A JP10811188A JPH0658386B2 JP H0658386 B2 JPH0658386 B2 JP H0658386B2 JP 10811188 A JP10811188 A JP 10811188A JP 10811188 A JP10811188 A JP 10811188A JP H0658386 B2 JPH0658386 B2 JP H0658386B2
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pulse
counter
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昭彦 脇本
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、パルス幅を測定するために用いられるカウ
ンタ装置に関する。
〔従来の技術〕
第3図はパルス幅を測定するために従来から用いられて
いるカウンタ装置を示すブロック図である。図におい
て、1はAND回路であり、一方入力には被測定パルス
Aがインバータ2を介し与えられ、他方入力には被測定
パルスAのパルス幅を測定するためのクロックφが図示
しないクロック源から与えられている。AND回路1は
被測定パルスAの“H”に応答して“O”を出力し、
“L”に応答して、クロックφを出力する。3はAND
回路1からのクロックφをカウントするカウンタであ
る。
次に動作について第4図を用いながら説明する。例とし
て、被測定パルスAの“L”レベルのパルス幅を測定す
る場合を考える。インバータ2に第4図に示すような被
測定パルスAが入力されたとする。被測定パルスAが
“H”レベルであるとインバータ2の出力は“O”とな
り、AND1の出力は“O”となる。そのためカウンタ
3への入力は“O”のままなのでカウンタ3はカウント
しない。
次に、被測定パルスAの“L”レベルがインバータ2に
入力されると、インバータ2の出力は“1”となり、A
ND回路1の出力にはクロックφが出力される。AND
回路1の出力に出力されたクロックφはカウンタ3へ入
力される。そして、カウンタ3は、クロックφをカウン
トする。再び被測定パルスAが“H”レベルになると、
インバータ2の出力は“O”となり、AND回路1の出
力は“O”となりカウンタ3はカウントを止める。この
被測定パルスAとAND回路1の出力の関係を4図に示
す。
このようにして、カウンタ3は、被測定パルスAが
“L”レベルの間だけクロックφをカウントしたことに
なり、このカウント値を読み出して、カウントする前の
カウンタ値との差をとることにより、被測定パルスAの
“L”レベルの幅を測定することができる。
被測定パルスAの“H”レベルの幅を測定する場合は、
被測定パルスAの極性を反転して、インバータ2の入力
に入力することで、上記“L”レベルの幅を測定する場
合と同様な動作で、“H”レベルの幅を測定することが
できる。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来のカウンタ装置は以上のように構成されているの
で、被測定パルスAのパルス幅は、カウンタ3のカウン
ト後とカウント前との差によって求めなければならず、
特にコンピュータによるパルス幅を検出する場合、その
ソフトウェアが複雑になるという問題点があった。ま
た、被測定パルスAの“L”レベルの幅を測定するの
か、“H”レベルの幅を測定するのかを考慮し回路構成
を行わなけれならないという問題点があった。
この発明は上記のような問題点を解決するためになされ
たもので、被測定パルスのパルス幅を直読でき、同一の
回路構成で、被測定パルスの“L”レベルの幅、“H”
レベルの幅を測定することができるカウンタ装置を得る
ことを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
この発明に係るカウンタ装置は、クロックをカウントす
るカウンタと、前記カウンタのカウント値を保持するレ
ジスタと、被測定パルスの立下りエッジおよび立上りエ
ッジの少なくとも一方に応答してエッジ検出信号を発生
するエッジ検出手段と、前記エッジ検出信号に応答し
て、前記カウンタを初期化するクリア信号を発生するク
リア信号発生手段と、前記エッジ検出信号に応答して前
記カウンタが初期化される直前に前記カウンタのカウン
ト値を前記レジスタに転送するカウント値転送手段とを
備えた構成としている。
〔作用〕
この発明におけるエッジ検出手段は、被測定パルスの立
上りエッジおよび/あるいは立下りエッジに応答してエ
ッジ検出信号を発生し、この信号に応答してクリア信号
発生手段はカウンタを初期化するためのクリア信号を発
生する。カウンタはクリア信号に応答して、すなわち被
測定パルスの立上りエッジおよび/あるいは立下りエッ
ジごとに初期化される。一方、カウント値転送手段は、
カウンタが初期化される直前にカウンタのカウント値を
レジスタに転送する。
〔実施例〕
第1図はこの発明の一実施例を示すブロック図である。
図において、4は被測定パルスAの立下りあるいは立上
りのエッジを検出するためのエッジ検出回路である。エ
ッジ検出回路4は被測定パルスAのエッジを検出すると
エッジ検出パルスBを発生する。
エッジ検出パルスBは転送信号発生回路5およびクリア
信号発生回路8に与えられる。転送信号発生回路5はエ
ッジ検出パルスBに応答して、転送パルスEを発生し、
スイッチ6および転送完了信号発生回路9に与える。転
送信号発生回路5は、例えばエッジ検出パルスBにより
トリガされるワンショットマルチバイブレータ及びの出
力を遅延させる遅延回路により構成されている。
スイッチ6は転送パルスEのハイレベル期間中ONし、
クロックφをカウントするカウンタ3のカウント値Dを
レジスタ7に転送する。レジスタ7はカウント値Dを保
持する。
クリア信号発生回路8はエッジ検出パルスBに応答し、
カウント値Dがレジスタ7に転送された後にカウンタ3
を初期化するためのクリアパルス幅Cを発生する。クリ
ア信号発生回路8は、例えばエッジ検出パルスBにより
トリガされるワンショットマルチバイブレータ及びその
出力を遅延させる遅延回路により構成されている。
転送完了信号発生回路9は、転送パルスEに応答し、カ
ウンタ3のカウント値Dをレジスタ8に転送完了したこ
とを示す転送完了信号Fを発生する。
次に第2図を用いながら動作について説明する。第2図
に示すような被測定パルスAをエッジ検出回路4に入力
する。エッジ検出回路4は、最初の立下りエッジに応答
してエッジ検出信号Bを出力する。エッジ検出信号Bに
応答してクリア信号発生回路8及び転送信号発生回路5
は各々第2図に示すようなタイミングでクリアパルス
C,転送パルスEを発生する。ここで、クリアパルスC
のタイミングを転送パルスEより遅らせているのは、カ
ウンタ3のカウント値Dがレジスタ7に転送される前に
カウンタ3が初期化されないようにするためである。な
お、この場合クリアパルスC及び転送パルスEのパルス
幅はクロックφのパルス幅より小さく設定している。
クリアパルスCのハイレベルの期間において、カウンタ
3で例えば“O”に初期化されたとする。クロックφは
カウンタ3に常に入力されているので、カウンタ3は初
期化された後、“O”よりクロックφのカウントを開始
する。この場合、前述したようにクリアパルスCのパル
ス幅は、クロックφのパルス幅より小さいので、カウン
ト値Dには影響を与えていない。そして、パルスAの最
初の立上りエッジに応答し、エッジ検出回路4はエッジ
検出パルスBを出力する。転送信号発生回路5はエッジ
検出パルスBの立下りエッジに応答し、転送パルスEを
発生する。スイッチ6は転送パルスEのハイレベル期間
ONし、パルスAの立下りから立上りまでのカウンタ3
のカウント値Dをレジスタ7に転送する。この場合、前
述したように転送パルスEのパルス幅はクロックφのパ
ルス幅より小さく設定しているので、転送中に、カウン
ト値Dが変化することはない。レジスタ7はこのカウン
ト値Dを保持する。また、転送完了信号発生回路9は、
転送パルスEに応答して、転送完了信号Fを発生する。
この転送完了信号Fが発生したことを確認してレジスタ
7の値を読み出す。その読み出した値は被測定パルスA
の立下りから立上りまでの“L”レベルの幅をそのまま
示している。
また、被測定パルスAの最初の立上りエッジに応答して
発生したエッジ検出パルスBに応答して、発生するクリ
アパルスCにより前述したのと同様にカウンタ3は
“O”に初期化され、その後“O”からクロックφのカ
ウントを開始する。そして被測定パルスAの次の立下り
エッジに応答し、エッジ検出回路4よりエッジ検出信号
Bが出力される。このエッジ検出パルスBに応答して前
述したように、転送パルスEが発生し、これに応答し、
その時点でのカウンタ3のカウント値Dがレジスタ7に
転送され、レジスタ7はこのカウント値Dを保持する。
そして、前述したように転送パルスEに応答し発生する
転送完了信号Fの存在を確認して、レジスタ7の値を読
み出す。この読み出した値は、被測定パルスAの立上り
から立下りまでの“H”レベルの幅をそのまま示してい
る。
なお、上記実施例では、カウンタ3の初期化を“O”と
したが、“O”でなくてもある定めた値に設定すればよ
い。
また、被測定パルスAのエッジを検出することで“L”
レベルあるいは“H”レベルの幅をカウントすることを
説明したが、このエッジ検出を立下りエッジのみあるい
は立上りエッジのみを検出するようにすることで、被測
定パルスAの立下りから次の立下りまで、あるいは立上
りから次の立上りまで、つまり被測定パルスAの周期も
全く同様の方法で測定できる。つまり、被測定パルスA
の立下りエッジから次の立下りエッジまで、あるいは立
上りエッジから次の立上りエッジまでにおいて、カウン
タ3は初期化された後カウントをするので、レジスタ7
の値を読み出すだけで被測定パルスAの周期を直読する
ことができる。
また、上記実施例では、転送パルスE及びクリアパルス
Cのパルス幅をクロックφのパルス幅より小さく設定し
たが、関係が逆である場合には、そのパルス幅内でのク
ロックφのカウント値を考慮し、それに伴う誤差をあら
かじめレジスタ7に初期値として入力しておくことによ
り上記実施例を同様の効果が得られる。
〔発明の効果〕
以上のようにこの発明によれば、被測定パルスの立下り
エッジおよび立上りエッジの少なくとも一方に応答して
エッジ検出信号を発生するエッジ検出手段と、エッジ検
出信号に応答してカウンタを初期化するクリア信号を発
生するクリア信号発生手段と、エッジ検出信号に応答し
てカウンタのカウント値をカウンタが初期化される直前
にレジスタに転送するカウント値転送手段とを設け、レ
ジスタに保持されているカウント値を読み出すことによ
り被測定パルスのパルス幅が直読できるようにしたの
で、特にコンピュータによりパルス幅を検出する場合、
従来に比し、そのソフトウェアが容易となるという効果
がある。また、被測定パルスの“L”レベルの幅を測定
するのか、“H”レベルの幅を測定するのかを考慮する
ことなくどちらのレベルの幅も同一の回路構成で自動的
に測定できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を示すブロック図、第2図
は第1図に示す装置の動作を説明するための波形図、第
3図は従来のカウンタ装置を示す構成図、第4図は第3
図に示すカウンタ装置の動作を説明するための波形図で
ある。 図において、3はカウンタ、4はエッジ検出回路、5は
転送信号発生回路、6は転送スイッチ、7はレジスタ、
8はクリア信号発生回路である。 なお、各図中同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】クロックが与えられ、前記クロックをカウ
    ントするカウンタと、 前記カウンタのカウント値を保持するレジスタと、 被測定パルスが入力され、前記被測定パルスの立上りエ
    ッジおよび立下りエッジの少なくとも1つに応答してエ
    ッジ検出信号を発生するエッジ検出手段と、 前記エッジ検出信号を受け、前記エッジ検出信号に応答
    して、前記カウンタを初期化するクリア信号を発生する
    クリア信号発生手段と、 前記エッジ検出信号を受け、前記エッジ検出信号に応答
    して、前記カウンタが初期化される直前に前記カウンタ
    のカウント値を前記レジスタに転送するカウント値転送
    手段とを備えたカウンタ装置。
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JPH04310874A (ja) * 1991-04-09 1992-11-02 Fujitsu Ltd パルス幅カウンタ回路
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