JPH0658118U - 排気管支持装置 - Google Patents

排気管支持装置

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JPH0658118U
JPH0658118U JP53393U JP53393U JPH0658118U JP H0658118 U JPH0658118 U JP H0658118U JP 53393 U JP53393 U JP 53393U JP 53393 U JP53393 U JP 53393U JP H0658118 U JPH0658118 U JP H0658118U
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fixed
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潤一 徳本
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 排気管の前端部をあらゆる方向に弾性支持し
てフレキシブルチューブに過大な応力が作用するのを防
止しかつ振動の伝達は防止する。 【構成】 車体下部に車体前後方向に配設され、かつそ
の前端に接続されたフレキシブルチューブ3を介してエ
ンジン側の固定排気管系に接続されている排気管1の前
端部を車体前部のクロスメンバ2にて支持する排気管支
持装置において、第1と第2の支片5、6の一端を排気
管1の前端部に固定し、第1支片5の水平方向に延出さ
れた他端部を上下方向に弾性支持する第1ストッパ7に
挿通係合し、第2支片6の垂直方向に垂下された他端部
を前後左右方向に弾性支持する第2ストッパ8に挿通係
合し、上下及び前後・左右方向に弾性支持した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は自動車用エンジンにおける排気管を車体側に支持する排気管支持装置 に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動車用エンジンにおける排気系として、車体前部に搭載されたエンジンの前 側面に排気ポートを配置し、その排気ポートに接続された排気マニホールドを下 向きに延出し、この排気マニホールドに接続された適宜排気管系をエンジンの下 側に延出し、これらエンジンに固定された排気管系の先端にエンジンの下側位置 でフレキシブルチューブを接続することによってエンジン振動の排気管への伝達 を遮断し、フレキシブルチューブの後端に車体下部に車体前後方向に配設された 排気管の前端を接続し、この排気管の前端部をエンジンの後部に配設された車体 のクロスメンバにて上下方向に弾性支持するとともに、排気管の中間部の適宜箇 所を車体にて弾性支持したものが知られている。このような構成により、エンジ ンの振動が排気管に伝達されて共振し、排気管の振動が支持装置を介して車体に 伝達されて不快な振動音が発生するのを防止している。
【0003】 上記排気管前端部の支持装置の具体構成例としては、図5に示すように、前端 にフレキシブルチューブ33が接続された排気管31の前端部に支片34の一端 を固着し、この支片34の他端側を車体幅方向の一側に水平に延出し、その他端 部を弾性支持手段35に挿通係合させたものが知られている。その弾性支持手段 35は、エンジン後部に配設されたクロスメンバ32に固定された筒状部材36 の内部に適宜形状の弾性体37を一体固着し、その中心部に形成された水平方向 の係合穴38に支片34の他端部を挿通することにより支片34を上下方向に弾 性支持するように構成されている。
【0004】 また、実開昭61−155622号公報においても、支片の他端部の延出方向 が車体前後方向でかつ排気管を支持する車体側のメンバも前後方向に配設されて いる点で異なっているが、基本的に同様の構成のものが開示されている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、上記図5に示すような排気管支持装置の構成では、フレキシブルチ ューブが接続された排気管前端の上下方向の挙動は抑制することができるが、左 右方向(又は前後方向)にはその挙動が自由であるため、フレキシブルチューブ の変位が大きくなって過大な応力が作用し、その寿命が低下するという問題があ った。
【0006】 本考案は、このような従来の問題点に鑑み、車体下部の配設される排気管の前 端部をあらゆる方向に弾性支持してフレキシブルチューブに過大な応力が作用す るのを防止しかつ振動の伝達は防止した排気管支持装置を提供することを目的と する。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は、車体下部に車体前後方向に配設され、かつその前端に接続されたフ レキシブルチューブを介してエンジン側に固定された排気管系に接続されている 排気管の前端部を車体前部のクロスメンバにて支持する排気管支持装置において 、第1と第2の支片の一端を排気管の前端部に固定し、第1支片の水平方向に延 出された他端部を上下方向に弾性支持する第1ストッパに挿通係合し、第2支片 の垂直方向に垂下された他端部を前後左右方向に弾性支持する第2ストッパに挿 通係合したことを特徴とする。
【0008】
【作用】
本考案によれば、排気管の前端部が第1及び第2の支片を介して第1ストッパ と第2ストッパにて上下方向及び前後・左右方向のいずれの方向にも弾性的に支 持されて大きな変位が防止されるので、この排気管の前端に接続されているフレ キシブルチューブが大きく変位して過大な応力が生じるのを防止でき、かつ弾性 支持されているので振動伝達は確実に防止される。
【0009】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図1〜図4を参照して説明する。
【0010】 図1、図2において、1は車体下部に車体前後方向に配設された排気管であり 、その前端部は車体前部におけるエンジン後部のクロスメンバ2の上部位置まで 延出されている。図示例のクロスメンバ2は、左右のサスペンション9、9間を 一体連結するサスペンションメンバにて構成されている。この排気管1の前端に はフレキシブルチューブ3が接続され、このフレキシブルチューブ3を介してエ ンジン(図示せず)側に固定された排気マニホールドやフロントパイプ等の排気 管系4に接続されている。
【0011】 排気管1の前端部には、第1支片5と第2支片6の一端部が溶接にて一体固着 されている。第1支片5の他端部5aは、車体の前後方向に水平に延出され、こ の他端部5aが上下方向に弾性支持する第1ストッパ7に挿通係合されている。
【0012】 また第2支片6の他端部6bは垂直方向に垂下され、この他端部6aが前後・左 右方向に弾性支持する第2ストッパ8に挿通係合されている。これら第1ストッ パ5及び第2ストッパ6はクロスメンバ2に締結固定されている。
【0013】 第1ストッパ7は、図3に示すように、U字状部材11aと倒立U字状部材1 1bを組み合わせて構成した筒状部材11の内部に適宜形状の弾性体12を一体 固着して構成され、弾性体12の中央部12aに形成された水平方向の係合穴1 3に第1支片5の他端部5aを挿通することにより、第1支片5を上下方向に弾 性支持するように構成されている。弾性体12の中央部12aは比較的太く短い 上下連結部12bにて筒状部材11の下部に連結され、主として上下方向に弾性 的に支持され、また筒状部材11の左右両側部にも比較的細く長い左右連結部1 2cにて連結され、上下方向の変位に対して補強するとともに左右に過大に変位 するのを抑制するように構成されている。また、筒状部材11の下面から締結用 のボルト14が垂下されるとともに回り止め用の突起15が突設され、仮想線で 示すように、クロスメンバ2にナット16にて締結固定するように構成されてい る。
【0014】 第2ストッパ8は、図4に示すように、取付板部22の一端に保持リング23 を溶接した取付ブラケット21と、その保持リング23の内周に嵌合させて装着 した弾性円盤25にて構成され、弾性円板25の中心部に形成された垂直方向の 係合穴26に第2支片6の他端部6aを挿通することにより、第2支片6を前後 ・左右方向に弾性支持するように構成されている。そして、取付板部22から下 方に締結用の一対のボルト24が垂下され、仮想線で示すように、クロスメンバ 2にナット27にて締結固定するように構成されている。また、クロスメンバ2 の係合穴26の直下に対応する部分には大径穴28が穿孔され、係合穴26に挿 通された第2支片6の他端部6aが変位してもクロスメンバ2と干渉しないよう に成されている。
【0015】 以上の構成において、排気管1の前端部に固定した第1支片5と第2支片6の 他端部5a、6aをそれぞれ第1ストッパ7の係合穴13と第2ストッパ8の係 合穴26に係合させることにより、排気管1の前端部がこれら第1ストッパ7と 第2ストッパ8にて上下方向及び前後・左右方向のいずれの方向にも弾性的に支 持される。したがって、排気管1の前端部が上下・前後・左右に大きく変位する のを確実に防止することができ、この排気管1の前端に接続されているフレキシ ブルチューブ3が大きく変位して過大な応力が生じるのを確実に防止することが できる。また、排気管1の前端部は弾性支持され、固定されていないので、振動 伝達は確実に防止される。
【0016】
【考案の効果】
本考案の排気管支持装置によれば、排気管の前端部が第1及び第2の支片を介 して第1ストッパと第2ストッパにて上下方向及び前後・左右方向のいずれの方 向にも弾性的に支持されて大きな変位が防止されるので、この排気管の前端に接 続されているフレキシブルチューブが大きく変位して過大な応力が生じるのを防 止でき、かつ弾性支持されているので振動伝達は確実に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の排気管支持装置の一実施例の斜視図で
ある。
【図2】同実施例の平面図である。
【図3】同実施例における第1ストッパを示し、(a)
は正面図、(b)は(a)のA−A断面平面図である。
【図4】同実施例における第2ストッパを示し、(a)
は平面図、(b)は(a)のB−B断面正面図である。
【図5】従来例の排気管支持装置の斜視図である。
【符号の説明】
1 排気管 2 クロスメンバ 3 フレキシブルチューブ 5 第1支片 6 第2支片 7 第1ストッパ 8 第2ストッパ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体下部に車体前後方向に配設され、か
    つその前端に接続されたフレキシブルチューブを介して
    エンジン側に固定された排気管系に接続されている排気
    管の前端部を車体前部のクロスメンバにて支持する排気
    管支持装置において、第1と第2の支片の一端を排気管
    の前端部に固定し、第1支片の水平方向に延出された他
    端部を上下方向に弾性支持する第1ストッパに挿通係合
    し、第2支片の垂直方向に垂下された他端部を前後左右
    方向に弾性支持する第2ストッパに挿通係合したことを
    特徴とする排気管支持装置。
JP1993000533U 1993-01-12 1993-01-12 排気管支持装置 Expired - Fee Related JP2591097Y2 (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020044783A (ko) * 2000-12-06 2002-06-19 류정열 배기 파이프용 행거
KR100358599B1 (ko) * 2000-10-31 2002-10-25 현대자동차주식회사 자동차의 머플러 행거장치
JP2015187496A (ja) * 2014-03-11 2015-10-29 住友理工株式会社 マフラーハンガ

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KR20020044783A (ko) * 2000-12-06 2002-06-19 류정열 배기 파이프용 행거
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