JP2003165468A - 自動車の後部車体構造 - Google Patents

自動車の後部車体構造

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JP2003165468A
JP2003165468A JP2001363679A JP2001363679A JP2003165468A JP 2003165468 A JP2003165468 A JP 2003165468A JP 2001363679 A JP2001363679 A JP 2001363679A JP 2001363679 A JP2001363679 A JP 2001363679A JP 2003165468 A JP2003165468 A JP 2003165468A
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rear side
vehicle body
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shock absorber
body structure
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JP2001363679A
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Shingo Katsura
伸吾 桂
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Suzuki Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リヤサイドメンバの内側で、かつ側壁部によ
ってショックアブソーバの上端を両持ち支持して、剛性
の向上を図りうる自動車の後部車体構造を提供する。 【解決手段】 車体の両側部に前後方向に沿って配設さ
れた略U字状断面のリヤサイドメンバによって、車輪を
懸架するショックアブソーバの上端部を支持するように
した自動車の後部車体構造において、上記リヤサイドメ
ンバ50の下面側に、開口窓51を形成し、該開口窓5
1からリヤサイドメンバ50内に、上記ショックアブソ
ーバ35の上端支持部35aを配置すると共に、該ショ
ックアブソーバの上端支持部35aをリヤサイドメンバ
50の両側壁によって両持ち支持した構造。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車輪を懸架するシ
ョックアブソーバの上端支持部を支持するための自動車
の後部車体構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図7および図8は、トレーリングアーム
式サスペンションを採用した自動車の後部車体構造を示
したもので、車体100のフロアを構成するリヤフロア
パン101の下面側には、左右両側に一対の略U字形を
したリヤフロアサイドメンバ102が車体の前後方向に
配設されている。リヤフロアパン101の両側端部10
1bには、ホイールハウスインナパネル103が接合さ
れており、リヤフロアサイドメンバ102は、リヤフロ
アパン101の両側端部101bと、リヤフロアパン1
01のフランジ部101aとホイールハウスインナパネ
ル103との接合部103aにかけて設けられている。
【0003】上記左右のリヤフロアサイドメンバ102
の前端には、トレーリングアームハンガー104が接合
されている。トレーリングアームハンガー104には、
後車輪105を懸架するトレーリングアーム106が支
持ボルト107を介して揺動可能に支持されている。こ
のトレーリングアーム106の後端には、後車輪105
を支持したリヤアクスルシャフト108が支持されてお
り、かつ、トレーリングアーム106の後端部をコイル
スプリング109を介してリヤフロアサイドメンバ10
2に懸架している。このコイルスプリング109は、リ
ヤフロアサイドメンバ102の下面に設けられたバンプ
ストッパ110の周囲に同心状に配置されている。ま
た、このトレーリングアーム106の後端部は、リヤフ
ロアサイドメンバ102に片持ち支持されたショックア
ブソーバ111を介してリヤフロアサイドメンバ102
に支持されている。ショックアブソーバ111は、リヤ
フロアサイドメンバ102に形成された取付穴102a
にスリーブ112を挿通し、このスリーブ112内に挿
通された支持ボルト113およびナット114を介して
上端支持部111aが支持されている(関連発明とし
て、特開平11−59499号公報、特開昭63−34
212号公報がある)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の後部車体構造によると、ショックアブソーバ111
は、リヤフロアサイドメンバ102に片持ち支持されて
いるので、ショックアブソーバ111からの入力荷重に
対して不利であり、取付部周辺の補強が必要であった。
そこで、ブラケットにショックアブソーバの上端を支持
して、このブラケットをリヤフロアサイドメンバの内側
で支持するようにした先行技術(特開平9−22091
7号公報)が知られている。しかしながら、この先行技
術は、ブラケットによって支持ボルトを支持するため、
ブラケットに剛性のあるものを使用しなければならなか
った。また、ブラケットをリヤフロアサイドメンバに固
定するため、リヤフロアサイドメンバにブラケットを取
付けるための取付ブラケットを別途、用意しなければな
らず、部品点数の増大を来たし、作業が煩雑であった。
さらに、ブラケットにショックアブソーバの上端を固定
するため、リヤフロアサイドメンバに大きな作業穴を開
けなければならず、リヤフロアサイドメンバの強度が低
下する虞がある。
【0005】本発明は上記課題を解決し、リヤサイドメ
ンバの内側で、かつ側壁部によってショックアブソーバ
の上端を両持ち支持して、剛性の向上を図りうる自動車
の後部車体構造を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するため、車体の両側部に前後方向に沿って配設された
略U字状断面のリヤサイドメンバによって、車輪を懸架
するショックアブソーバの上端部を支持するようにした
自動車の後部車体構造において、上記リヤサイドメンバ
の下面側に、開口窓を形成し、該開口窓からリヤサイド
メンバ内に、上記ショックアブソーバの上端支持部を配
置すると共に、該ショックアブソーバの上端支持部をリ
ヤサイドメンバの両側壁によって両持ち支持したことに
ある。また、本発明は、車体の両側部に前後方向に沿っ
て配設された略U字状断面のリヤサイドメンバによっ
て、車輪を懸架するショックアブソーバの上端部を支持
するようにした自動車の後部車体構造において、上記リ
ヤサイドメンバの後端部にリヤサイドメンバ延長部材を
設け、該リヤサイドメンバ延長部材の下面側に、開口窓
を形成し、該開口窓から上記リヤサイドメンバ延長部材
内に上記ショックアブソーバの上端支持部を配置すると
共に、該ショックアブソーバの上端支持部を上記リヤサ
イドメンバ延長部材の両側壁によって両持ち支持したこ
とにある。さらに、本発明は、車体の両側部に前後方向
に沿って配設された略U字状断面のリヤサイドメンバに
よって、車輪を懸架するショックアブソーバの上端部を
支持するようにした自動車の後部車体構造において、上
記リヤサイドメンバの車体外側の側壁から下面側にかけ
て開口窓を形成し、該開口窓の内側に、下面に開口部を
有する函部材を配置するとともに、該開口窓の周囲縁部
に接合することによって、上記リヤサイドメンバの内側
に上記函部材を内装し、該函部材の内部に上記ショック
アブソーバの上端支持部を配置すると共に、該ショック
アブソーバの上端支持部を、該函部材の車幅方向の壁面
に挿通支持させた支持部材によって両持ち支持したこと
にある。またさらに、車体の両側部に前後方向に沿って
配設された略U字状断面のリヤサイドメンバによって、
車輪を懸架するショックアブソーバの上端部を支持する
ようにした自動車の後部車体構造において、上記リヤサ
イドメンバの後端部にリヤサイドメンバ延長部材を設
け、該リヤサイドメンバ延長部材の車体外側の側壁から
下面側にかけて開口窓を形成し、該開口窓の内側に、下
面に開口部を有する函部材を配置するとともに、該開口
窓の周囲縁部に接合することによって、上記リヤサイド
メンバ延長部材の内側に上記函部材を内装し、該函部材
の内部に上記ショックアブソーバの上端支持部を配置す
ると共に、該ショックアブソーバの上端支持部を、該函
部材の車幅方向の壁面に挿通支持させた支持部材によっ
て両持ち支持したことにある。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら詳細に説明する。図1は、リヤサイドメ
ンバとトレーリングアーム式サスペンションを示す側面
図、図2および図3は図1のA−A線、B−B線の矢視
断面図、図4は図1のX方向矢視図である。
【0008】図1ないし図4において、自動車の後部車
体1を構成するリヤフロアパン10の左右の下面側に
は、車体前後方向に長尺をした断面略U字状のリヤフロ
アサイドメンバ20がそれぞれ車体前後方向に配設され
ている。リヤフロアパン10の両側部10aには、ホイ
ールハウス11を構成するホイールハウスインナパネル
12の一側12aが接合wされている。上記左右のリヤ
フロアサイドメンバ20の前端には、トレーリングアー
ム式サスペンション30のトレーリングアームハンガー
31が接合されている。トレーリングアームハンガー3
1には、後輪を懸架するトレーリングアーム32の前端
32aが支持ボルト33を介して揺動可能に支持されて
いる。このトレーリングアーム32の後端部32bに
は、後車輪40を駆動するアクスルシャフト41が支持
されており、このトレーリングアーム32の後端部32
bは、コイルスプリング34およびショックアブソーバ
35を介して上記リヤフロアサイドメンバ20に支持さ
れている。ショックアブソーバ35は、コイルスプリン
グ34およびアクスルシャフト41の後方位置で、トレ
ーリングアーム32の後端延長部32cを懸架してい
る。
【0009】コイルスプリング34は、リヤフロアサイ
ドメンバ20の下面に装着されたストロークを規制する
バンプストッパー36の周囲に上端部が装着され、アク
スルシャフト41を支持したトレーリングアーム32の
後端部32bに下端部が装着されている。リヤフロアサ
イドメンバ20は、後端部に断面略U字状のリヤフロア
サイドメンバ延長部50が装着されており、このリヤフ
ロアサイドメンバ延長部50でショックアブソーバ35
の上端取付部35aを支持している。このリヤフロアサ
イドメンバ延長部50には、図4および図5に示すよう
に、車幅方向、外側の側壁50aから下面50bにかけ
て切欠いて開口窓51が形成されており、この開口窓5
1からリヤフロアサイドメンバ延長部50内側に函形状
のブラケット60が配置されている。
【0010】このブラケット60は、片側側壁60aと
下面側60bに開口部61を形成し、周囲にフランジ部
62を形成したものである。このブラケット60は、リ
ヤフロアサイドメンバ延長部50の開口窓51の内側に
配置され、周囲のフランジ部62を介して開口窓51の
側壁50aから下面50bにかけての周縁部51cに接
合されている。ブラケット60の側壁60a側の開口部
61には、ブラケット60とともに函部材6を構成する
補強用平板70がブラケット60のフランジ部62にス
ポット溶接等により接合wされている。この補強用平板
70は、上縁部70aをブラケット60のフランジ部6
2とともにホイールハウスインナパネル12の一側12
aの縦壁部12bにスポット溶接により接合wしてい
る。また、補強用平板70の一側70bは、リヤフロア
サイドメンバ20の側壁20aに接合wされ、補強用平
板70の他側70cは、リヤフロアサイドメンバ延長部
50外側の側壁50aに接合wされている。この補強用
平板70の下端部中央には、下方向に突出した円弧状の
凸部70dがショックアブソーバ35の上端取付部35
aに対応するように設けられている。
【0011】この補強用平板70と、補強用平板70に
対向するリヤフロアサイドメンバ延長部50の内側の側
壁50cと、ブラケット60の内壁面60cには、互い
に対向する位置に挿通穴71、52、63がそれぞれ形
成されている。ショックアブソーバ35の上端取付部3
5aは、支持ボルト80を上記挿通穴71、52、63
に挿通して支持ボルト80にナット81を螺合すること
により、補強用平板70とブラケット60の内壁面60
cとリヤフロアサイドメンバ延長部50の内側の側壁5
0cとによって支持されている(図2参照)。この補強
用平板70とブラケット60の内壁面60cとの間に
は、筒状のスリーブ82が配置されてショックアブソー
バ35の上端取付部35aを支持するとともに、ブラケ
ット60の内壁面60cとリヤフロアサイドメンバ延長
部50の内側の側壁50cとの間には、フランジ83a
を有する筒状のブレース83が溶接wされて一定の間隔
を保持している。これによって、補強用平板70と、平
板に対向するリヤフロアサイドメンバ延長部50の内側
の側壁50cと、ブラケット60の内壁面60cとの間
が一定の間隔に保たれて補強が図られている。図1の二
点鎖線で示す部分は、車体を構成するサイドボディアウ
タパネル90を示している。
【0012】上記構成によると、リヤフロアサイドメン
バ延長部50の開口窓51の内側にブラケット60を配
設し、ブラケット60と補強用平板70とによって構成
される函部材6の内部にショックアブソーバ35の上端
取付部35aを配置する。ショックアブソーバ35の上
端取付部35aは、補強用平板70と、補強用平板70
に対向するリヤフロアサイドメンバ延長部50の内側の
側壁50cと、ブラケット60の内壁面60cに形成さ
れた挿通穴71、52、63に、支持ボルト80を挿通
して取付ける。補強用平板70とブラケット60の内壁
面60cとの間には、筒状のスリーブ82を配置して支
持ボルト80を挿通する。また、ブラケット60の内壁
面60cとリヤフロアサイドメンバ延長部50の内側の
側壁50cとの間には、フランジ83aを有する筒状の
ブレース83が溶接wされているので、このブレース8
3に支持ボルト80を挿通する。こうして、補強用平板
70と、平板に対向するリヤフロアサイドメンバ延長部
50の内側の側壁50cと、ブラケット60の内壁面6
0cとの間が一定の間隔に保たれて補強が図られる。さ
らに、ショックアブソーバ35の上端取付部35aを支
持する函部材6は、リヤフロアサイドメンバ20に設け
られたリヤフロアサイドメンバ延長部50に開口窓51
を形成して取付けているので、大型部品であるリヤフロ
アサイドメンバ20に加工を施す必要がないので、加工
および組付け作業が容易である。
【0013】また、図6は本発明の他の実施の形態で、
図2と同一部分は同符号を付して同一部分の説明は、省
略して説明する。この場合、筒状のブレース83の内周
面にネジ溝83bを刻設して、支持ボルト80をこのブ
レース83のネジ溝83bに螺合して固定するようにし
たものである。これによって、ナット81を省略するこ
とができる。
【0014】なお、本発明は、上記実施の形態のみに限
定されるものではなく、例えば、函部材6を構成するブ
ラケット60と補強用平板70の材質、あるいは厚みも
必要に応じて任意に設定することができる。また、函部
材6は、リヤフロアサイドメンバ延長部50の開口窓5
1に設けたが、リヤフロアサイドメンバ20に開口窓を
形成して直接、取り付けることもできる。等、その他、
本発明の要旨を変更しない範囲内で適宜、変更して実施
し得ることは言うまでもない。
【0015】
【発明の効果】以上述べたように、本発明による自動車
の後部車体構造によれば、以下のような効果を奏する。
請求項1において、車体の両側部に前後方向に沿って配
設された略U字状断面のリヤサイドメンバによって、車
輪を懸架するショックアブソーバの上端部を支持するよ
うにした自動車の後部車体構造において、上記リヤサイ
ドメンバの下面側に、開口窓を形成し、該開口窓からリ
ヤサイドメンバ内に、上記ショックアブソーバの上端支
持部を配置すると共に、該ショックアブソーバの上端支
持部をリヤサイドメンバの両側壁によって両持ち支持し
たので、ショックアブソーバからの入力を効果的に分散
できるとともに、ショックアブソーバ取付部の剛性が向
上する。リヤサイドメンバとショックアブソーバのレイ
アウトの自由度が向上する。請求項2において、車体の
両側部に前後方向に沿って配設された略U字状断面のリ
ヤサイドメンバによって、車輪を懸架するショックアブ
ソーバの上端部を支持するようにした自動車の後部車体
構造において、上記リヤサイドメンバの後端部にリヤサ
イドメンバ延長部材を設け、該リヤサイドメンバ延長部
材の下面側に、開口窓を形成し、該開口窓から上記リヤ
サイドメンバ延長部材内に上記ショックアブソーバの上
端支持部を配置すると共に、該ショックアブソーバの上
端支持部を上記リヤサイドメンバ延長部材の両側壁によ
って両持ち支持したので、ショックアブソーバからの入
力を効果的に分散できるとともに、ショックアブソーバ
取付部の剛性が向上する。リヤサイドメンバとショック
アブソーバのレイアウトの自由度が向上する。
【0016】請求項3において、車体の両側部に前後方
向に沿って配設された略U字状断面のリヤサイドメンバ
によって、車輪を懸架するショックアブソーバの上端部
を支持するようにした自動車の後部車体構造において、
上記リヤサイドメンバの車体外側の側壁から下面側にか
けて開口窓を形成し、該開口窓の内側に、下面に開口部
を有する函部材を配置するとともに、該開口窓の周囲縁
部に接合することによって、上記リヤサイドメンバの内
側に上記函部材を内装し、該函部材の内部に上記ショッ
クアブソーバの上端支持部を配置すると共に、該ショッ
クアブソーバの上端支持部を、該函部材の車幅方向の壁
面に挿通支持させた支持部材によって両持ち支持したの
で、ショックアブソーバからの入力を効果的に分散でき
るとともに、ショックアブソーバ取付部の剛性が向上す
る。リヤサイドメンバとショックアブソーバのレイアウ
トの自由度が向上する。請求項4において、車体の両側
部に前後方向に沿って配設された略U字状断面のリヤサ
イドメンバによって、車輪を懸架するショックアブソー
バの上端部を支持するようにした自動車の後部車体構造
において、上記リヤサイドメンバの後端部にリヤサイド
メンバ延長部材を設け、該リヤサイドメンバ延長部材の
車体外側の側壁から下面側にかけて開口窓を形成し、該
開口窓の内側に、下面に開口部を有する函部材を配置す
るとともに、該開口窓の周囲縁部に接合することによっ
て、上記リヤサイドメンバ延長部材の内側に上記函部材
を内装し、該函部材の内部に上記ショックアブソーバの
上端支持部を配置すると共に、該ショックアブソーバの
上端支持部を、該函部材の車幅方向の壁面に挿通支持さ
せた支持部材によって両持ち支持したので、ショックア
ブソーバからの入力を効果的に分散できるとともに、シ
ョックアブソーバ取付部の剛性が向上する。リヤサイド
メンバとショックアブソーバのレイアウトの自由度が向
上する。
【0017】請求項5において、上記函部材は下面と外
側面に開口部を形成し、該外側面に、上記リヤサイドメ
ンバまたは上記リヤサイドメンバ延長部材の車体外側の
開口窓を塞ぐ補強用平板を接合し、該補強用平板と上記
函部材の側壁面とで上記ショックアブソーバの上端支持
部を支持したので、ショックアブソーバからの入力を効
果的に分散できるとともに、ショックアブソーバ取付部
の剛性が向上する。請求項6において、上記補強用平板
と函部材の接合部を上記リヤサイドメンバの車体外側に
設けられたホイールハウスインナパネルに接合したの
で、ショックアブソーバ取付部の剛性が向上する。請求
項7において、上記支持部材を上記補強用平板と上記函
部材の側壁面と上記リヤサイドメンバまたはリヤサイド
メンバ延長部材の側面とに挿通支持させたので、ショッ
クアブソーバ取付部の剛性が向上する。請求項8におい
て、上記支持部材に支持ボルトを用いるとともに、該支
持ボルトを上記補強用平板と上記函部材の側壁面と上記
リヤサイドメンバまたはリヤサイドメンバ延長部材の側
壁とに挿通させて螺着したので、ショックアブソーバ取
付部の剛性が向上する。請求項9において、上記函部材
の側壁面と上記リヤサイドメンバまたはリヤサイドメン
バ延長部材の側面との間にブレースを配設したので、シ
ョックアブソーバ取付時の取付作業性の向上を図ること
ができる。ショックアブソーバ取付部の剛性が向上する
ので、支持ボルトの挿通作業が容易となる。請求項10
において、上記ブレース内面にネジを刻設し、該ブレー
スに上記支持ボルトを螺合させて上記ショックアブソー
バの上端支持部を支持したので、ショックアブソーバ取
付部の剛性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による自動車の後部車体構造の実施の形
態を示す側面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】図1のB−B線断面図である。
【図4】図1のX方向矢視図である。
【図5】図4のY方向分解矢視図である。
【図6】本発明による自動車の後部車体構造の他の実施
の形態を示す断面図である。
【図7】従来の自動車の後部車体構造を示す側面図であ
る。
【図8】図7のC−C線断面図である。
【符号の説明】
1 後部車体 6 函部材 10 リヤフロアパン 20 リヤフロアサイドメンバ(リヤサイドメンバ) 30 トレーリングアーム式サスペンション 32 トレーリングアーム 34 コイルスプリング 35 ショックアブソーバ 36 バンプストッパー 40 後車輪 41 アクスルシャフト 50 リヤフロアサイドメンバ延長部(リヤサイドメ
ンバ延長部) 50a 外側の側壁 50c 内側の側壁 51 開口窓 60 ブラケット 60c 内壁面 61 開口部 62 フランジ部 70 補強用平板

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体の両側部に前後方向に沿って配設さ
    れた略U字状断面のリヤサイドメンバによって、車輪を
    懸架するショックアブソーバの上端部を支持するように
    した自動車の後部車体構造において、上記リヤサイドメ
    ンバの下面側に、開口窓を形成し、該開口窓からリヤサ
    イドメンバ内に、上記ショックアブソーバの上端支持部
    を配置すると共に、該ショックアブソーバの上端支持部
    をリヤサイドメンバの両側壁によって両持ち支持したこ
    とを特徴とする自動車の後部車体構造。
  2. 【請求項2】 車体の両側部に前後方向に沿って配設さ
    れた略U字状断面のリヤサイドメンバによって、車輪を
    懸架するショックアブソーバの上端部を支持するように
    した自動車の後部車体構造において、上記リヤサイドメ
    ンバの後端部にリヤサイドメンバ延長部材を設け、該リ
    ヤサイドメンバ延長部材の下面側に、開口窓を形成し、
    該開口窓から上記リヤサイドメンバ延長部材内に上記シ
    ョックアブソーバの上端支持部を配置すると共に、該シ
    ョックアブソーバの上端支持部を上記リヤサイドメンバ
    延長部材の両側壁によって両持ち支持したことを特徴と
    する自動車の後部車体構造。
  3. 【請求項3】 車体の両側部に前後方向に沿って配設さ
    れた略U字状断面のリヤサイドメンバによって、車輪を
    懸架するショックアブソーバの上端部を支持するように
    した自動車の後部車体構造において、上記リヤサイドメ
    ンバの車体外側の側壁から下面側にかけて開口窓を形成
    し、該開口窓の内側に、下面に開口部を有する函部材を
    配置するとともに、該開口窓の周囲縁部に接合すること
    によって、上記リヤサイドメンバの内側に上記函部材を
    内装し、該函部材の内部に上記ショックアブソーバの上
    端支持部を配置すると共に、該ショックアブソーバの上
    端支持部を、該函部材の車幅方向の壁面に挿通支持させ
    た支持部材によって両持ち支持したことを特徴とする自
    動車の後部車体構造。
  4. 【請求項4】 車体の両側部に前後方向に沿って配設さ
    れた略U字状断面のリヤサイドメンバによって、車輪を
    懸架するショックアブソーバの上端部を支持するように
    した自動車の後部車体構造において、上記リヤサイドメ
    ンバの後端部にリヤサイドメンバ延長部材を設け、該リ
    ヤサイドメンバ延長部材の車体外側の側壁から下面側に
    かけて開口窓を形成し、該開口窓の内側に、下面に開口
    部を有する函部材を配置するとともに、該開口窓の周囲
    縁部に接合することによって、上記リヤサイドメンバ延
    長部材の内側に上記函部材を内装し、該函部材の内部に
    上記ショックアブソーバの上端支持部を配置すると共
    に、該ショックアブソーバの上端支持部を、該函部材の
    車幅方向の壁面に挿通支持させた支持部材によって両持
    ち支持したことを特徴とする自動車の後部車体構造。
  5. 【請求項5】 上記函部材は下面と外側面に開口部を形
    成し、該外側面に、上記リヤサイドメンバまたは上記リ
    ヤサイドメンバ延長部材の車体外側の開口窓を塞ぐ補強
    用平板を接合し、該補強用平板と上記函部材の側壁面と
    で上記ショックアブソーバの上端支持部を支持したこと
    を特徴とする請求項3または4に記載の自動車の後部車
    体構造。
  6. 【請求項6】 上記補強用平板と函部材の接合部を上記
    リヤサイドメンバの車体外側に設けられたホイールハウ
    スインナパネルに接合したことを特徴とする請求項5に
    記載の自動車の後部車体構造。
  7. 【請求項7】 上記支持部材を上記補強用平板と上記函
    部材の側壁面と上記リヤサイドメンバまたはリヤサイド
    メンバ延長部材の側面とに挿通支持させたことを特徴と
    する請求項5または6に記載の自動車の後部車体構造。
  8. 【請求項8】 上記支持部材に支持ボルトを用いるとと
    もに、該支持ボルトを上記補強用平板と上記函部材の側
    壁面と上記リヤサイドメンバまたはリヤサイドメンバ延
    長部材の側壁とに挿通させて螺着したことを特徴とする
    請求項7に記載の自動車の後部車体構造。
  9. 【請求項9】 上記函部材の側壁面と上記リヤサイドメ
    ンバまたはリヤサイドメンバ延長部材の側面との間にブ
    レースを配設したことを特徴とする請求項7または8に
    記載の自動車の後部車体構造。
  10. 【請求項10】 上記ブレース内面にネジを刻設し、該
    ブレースに上記支持ボルトを螺合させて上記ショックア
    ブソーバの上端支持部を支持したことを特徴とする請求
    項9に記載の自動車の後部車体構造。
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