JPH0657919A - 床パネル構造 - Google Patents

床パネル構造

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Publication number
JPH0657919A
JPH0657919A JP21011692A JP21011692A JPH0657919A JP H0657919 A JPH0657919 A JP H0657919A JP 21011692 A JP21011692 A JP 21011692A JP 21011692 A JP21011692 A JP 21011692A JP H0657919 A JPH0657919 A JP H0657919A
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JP
Japan
Prior art keywords
floor panel
support
members
support member
sealing
Prior art date
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Pending
Application number
JP21011692A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisao Takahashi
久男 高橋
Toshiaki Shirakawa
敏昭 白川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication of JPH0657919A publication Critical patent/JPH0657919A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】シール性および強度を確保して空調用エアーチ
ャンバーを形成することのできる床パネルを提供する。 【構成】上面を開口した内箱2にその上面開口部を覆っ
て下面を開口した外箱3が嵌合されている。そして、内
箱2の底板21には球面状に上方に湾曲した突出部22
が複数個形成されており、この突出部22は外箱3の天
板31の内面に当接して一体に接合されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、床パネル構造に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、建物の床素地上に多数の支持脚を
固定し、この支持脚の四方において隣合う各支持脚間に
ストリンガーを配置した後、支持脚の上面およびストリ
ンガーの上面にそれぞれシール材を敷設し、これらの支
持脚およびストリンガーにわたってシール材を介して床
パネルを架設することにより、床パネルの下方空間にエ
アーコンディショナーから温度および湿度が調整された
空気を床パネルが持ち上がらない程度の圧力で供給し、
空調用エアーチャンバーに形成することが提案されてい
る(例えば、実開平3−119132号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、床パネ
ルは、その周縁の狭いフランジ部が支持脚およびストリ
ンガーに載置されているにすぎず、床パネル上の歩行に
よって床パネルがずれて移動し、シール性能が不安定と
なる問題がある。なお、フランジ部を幅広に形成した場
合、シール材との接触面積が増大してシール性能は安定
するものの、床パネルの強度が不足してフランジ部から
折曲したり、変形する欠点がある。
【0004】本発明は、このような問題点に鑑みてなさ
れたもので、シール性および強度を確保して空調用エア
ーチャンバーを形成することのできる床パネル構造を提
供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上面を開口し
た内箱にその上面開口部を覆って下面を開口した外箱が
嵌合されてなり、前記内箱の底板には球面状に上方に湾
曲した突出部が複数個形成され、この突出部が外箱の天
板内面に接合されていることを特徴とするものである。
【0006】
【作用】床パネルは、上面を開口した内箱に下面を開口
した外箱を嵌合して箱状に形成されている。
【0007】この結果、床パネルの周縁部は強度が向上
し、シール材との接触面積を増加させることができるこ
とから、床パネルの下方空間を空調用エアーチャンバー
に形成した場合、そのシール性能を確保することができ
る。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
【0009】図1には、本発明の床パネル1が記載され
ており、この床パネル1は、上面が開口された内箱2
と、下面が開口された外箱3から構成されており、この
外箱3は、内箱2の上面開口部を覆ってその周壁外面に
嵌合する大きさに形成されている。そして、内箱2の底
板21には、球面状に上方に湾曲した突出部22がその
中心を通る長手方向の中心線を中心線として対称に複数
個形成されており、内箱2に外箱3を嵌合した際、外箱
3の天板31の内面に突出部22が当接し、この当接部
を突き合わせるか又はスポット溶接などによって接合し
て一体に形成している。
【0010】そして、床パネル1の四隅には、後述する
支柱部材4の支持ボルト7の頭部7aが嵌入可能な係止
穴1aが形成されている。
【0011】一方、この床パネル1を架設するため、支
柱部材4と、支柱部材4に支持される支承部材9と、こ
の支承部材9のうち、縦横方向に隣接する支承部材9,
9間に架け渡される棒状の連結部材10と、これらの支
承部材9の上面および連結部材10の上面にそれぞれ敷
設されるシール材11,12が用いられている。
【0012】まず、支柱部材4は、従来公知のもので、
図3に示すように、断面ハット形に形成された本体5
と、この本体5の天板の同心円上に90度間隔で設けら
れたネジ穴6にそれぞれ螺合された4本の支持ボルト7
から構成されており、支持ボルト7を回転させることに
より、この支持ボルト7に固定した支持盤8を昇降させ
ることができる。
【0013】支承部材9は、円筒状蓋体に中央部9dか
ら外周縁まで半径方向に延びる略十字状の嵌合凹部9a
を設けて形成され、これらの嵌合凹部9aによって区画
された各扇形部9bは、支柱部材4の支持盤8を内接で
きる大きさを有するとともに、支柱部材4における支持
ボルト7の頭部7aが嵌合可能な穴9cが形成されてい
る。そして、この嵌合凹部9aの幅は、支柱部材4の支
持盤8,8の外周縁間距離よりも小さく、その深さは支
持盤8から本体5の天板表面までの高さよりも小さく形
成されている(図3参照)。この支承部材9としては、
剛性の高い金属材料、例えば、鋼材やアルミなどが好適
である。
【0014】したがって、支承部材9の各扇形部9bに
形成された4個の穴9cをそれぞれ支柱部材4の4本の
支持ボルト7の頭部7aに対向させ、そのまま押し下げ
れば支承部材9を支持盤8に支持させることができる。
この際、嵌合凹部9aは、支柱部材4の本体5から浮上
し、さらに、4個の支持盤8間を区画して位置してい
る。
【0015】また、支承部材9の上面には、フェルトあ
るいはスポンジなどから形成されたシール部材11が敷
設されており、このシール部材11は、支承部材9の4
個の扇形部9bおよび中央部9dに載置されるようにな
っている。そして、このシール部材11には、図4に示
すように、支柱部材4における支持ボルト7の頭部7a
が嵌入可能な穴11aが形成されている。
【0016】さらに、連結部材10は角パイプで構成さ
れ、その幅は前述の支承部材9に形成された嵌合凹部9
aの幅に一致し、その高さは、嵌合凹部9aの深さに一
致している。この連結部材10としては、剛性の高い金
属材料、例えば、鋼材やアルミなどが好ましい。そし
て、この連結部材10の上面には、フェルトあるいはス
ポンジなどから形成されたシール部材12が敷設されて
いる(図4参照)。
【0017】なお、連結部材10は、断面方形の中実に
形成してもよく、その形状も方形以外に断面T字状ある
いはI字状であってもよい。
【0018】この結果、後述するように、床パネル1の
周縁部下面は、支柱部材4に支持された支承部材9にシ
ール部材11を介して、さらには、縦横方向に隣接する
支柱部材4,4における支承部材9に架設された連結部
材10にシール部材12を介してそれぞれ密封支持され
るものである。
【0019】なお、詳細には図示しないが、床パネル1
の側縁部下面にもシール部材を合わせて敷設することに
より、密封効果をより高めることができる。
【0020】次に、床パネル1を架設する場合について
図2に基づいて説明する。
【0021】まず、床素地G上に床パネル1の幅および
奥行きを考慮して墨出し線Lを付した後、その墨出し線
Lの交点に、支柱部材4を順次設置する。次いで、これ
らの各支柱部材4における4本の支持ボルト7の頭部7
aに支承部材9に形成された4個の穴9cをそれぞれ対
向させて押し下げることにより、支承部材9を支持盤8
に載置して支持させる。この支承部材9上にはシール部
材11が敷設されている。
【0022】そして、墨出し線Lに沿う隣接する2個の
支柱部材4,4を選択し、これらの支柱部材4にそれぞ
れ支持された支承部材9の嵌合凹部9aにわたって連結
部材10を嵌め込んで架設する。以下、同様に、縦方向
および横方向に隣接する支柱部材4に支持された支承部
材9の嵌合凹部9aにわたって棒状の連結部材10を架
設し、連結部材10を格子状に配置する。
【0023】このようにして縦横に隣接する2個の支柱
部材4,4が連結されると、任意の支柱部材4の一の支
持ボルト7に、床パネル1の側縁を連結部材10に沿わ
せながらその一隅に形成された係止穴1aを嵌入し、縦
方向、横方向および対角線方向においてそれぞれ隣接す
る3個の支柱部材4の、対応する支持ボルト7に床パネ
ル1の残りの係止穴1aを嵌入して床パネルPを架設す
る。この結果、床パネル1の周縁部下面は、シール部材
11,12を介して支承部材9および連結部材10上に
支持されるものである。以下、同様に床パネル1を4個
の支柱部材4にわたって順次架設すればよい。
【0024】この際、製造上の誤差あるいは据え付け上
の誤差などを考慮して支持ボルト7の直径は係止穴1a
の直径よりも若干小さく設定されており、その差の範囲
内において床パネル1の移動は許容されている。
【0025】なお、床素地Gの部分的な凹凸によって床
パネル1に段差が発生した場合、ドライバーなどを係止
穴1aから挿入し、支持ボルト7を回転させて支持盤
8、支承部材9、シール部材11を介して支持されてい
る床パネル1の一隅の高さを各別に調整すればよい。
【0026】このようにしてシール材11,12を介し
て支承部材9および連結部材10上に支持された床パネ
ル1は、箱状に形成されていることから、その周縁部の
強度が向上し、シール材11,12との接触面積を増大
させることができ、その下方空間を空調用エアーチャン
バーに形成した場合、シール性能を確保することができ
る。
【0027】ところで、前述の実施例においては、床パ
ネル1の周縁部下面を支承部材9および連結部材10に
シール材11,12を介して載置したものを例示した
が、床パネル1がずれないように支柱部材4に締結する
ようにしてもよい。
【0028】以下、この床パネル1の架設要領について
説明する。
【0029】まず、支柱部材4における本体5の天板中
心には、ナット部材13が設けられている(図5参
照)。そして、後述する連結ボルト14をこのナット部
材13に螺合できるように、支承部材9の中央部9dに
は穴9eが形成され、さらに、シール材11にも、この
支承部材9の穴9eに対応して穴11bが形成されてい
る。
【0030】一方、床パネル1の四隅には、図6に示す
ように、平面視扇形状の切欠部1cが形成されており、
この切欠部1cは、一の支柱部材4における4本の支持
ボルト7の頭部7aに係止穴1aを嵌入して支持盤8に
それぞれ支持された4枚の床パネル1のそれぞれの一隅
を突き合わせた際、連結ボルト14の頭部が埋設される
段部1c1 と、連結ボルト14の軸部が挿通可能な挿通
穴1c2 を形成するものである。したがって、切欠部1
cは、これらの段部1c1 と挿通穴1c2 からなる段付
き穴を4分割した形状に形成されている。この段付き穴
の段部1c1 は、連結ボルト14の頭部が載置されるも
ので、その形状、例えば、皿頭形状などに合わせて形成
すればよい。
【0031】なお、段部1c1 にもシール部材を設ける
ことが好ましい。
【0032】そして、一の支柱部材4に一隅をそれぞれ
突き合わせて4枚の床パネル1が架設されると、床パネ
ル1の切欠部1cによって形成された挿通穴1c2 に連
結ボルト14を挿通し、シール部材11の穴11bおよ
び支承部材9の穴9eを経てその雄ネジを支柱部材4に
固設されたナット部材13の雌ネジに螺合させる。この
結果、連結ボルト14は、4枚の床パネル1の一隅を突
き合わせることによって形成された段付き穴の段部1c
1 を介して支承部材9および連結部材10に押し付ける
ことから、床パネル1の周縁部下面と支承部材9および
連結部材10にそれぞれ敷設されたシール部材11,1
2との密封性を高めると同時に、床パネル1の移動を阻
止するものである。このため、調整された空気が床パネ
ル1の側面やそれぞれの一隅の突き合わせ部から漏出す
ることを確実に防止することができる。また、床パネル
1を支承部材9および連結部材10に締め付けることに
より、床パネル1の裏面に作用する風圧に抗することが
でき、床下空間に供給する空気の圧力を上昇させること
ができる。
【0033】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、床パネル
を上面を開口した内箱に、下面を開口した外箱を嵌合し
て構成したことにより、その周縁部下面の強度を向上さ
せることが可能となり、床パネルを支承部材および隣接
する支承部材間に架設された連結部材とにわたってシー
ル部材を介して支持させる際、接触面積を増大させて安
定させることができ、床パネルの下方空間をエアーコン
ディショナーのエアーチャンバーに形成する際、床パネ
ルの周縁部下面を密封することができ、そのエアーチャ
ンバーから調整された空気が漏出するのを確実に防止す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の床パネルを一部破断して示す側面図で
ある。
【図2】本発明の床パネルの架設状態を示す斜視図であ
る。
【図3】支柱部材に支承部材をセットする場合の説明図
である。
【図4】図2における床パネルの一隅を拡大して示す斜
視図である。
【図5】床パネルを締結する際に支柱部材を支承部材に
セットする場合の説明図である。
【図6】床パネルを締結する際のその一隅を拡大して示
す斜視図である。
【符号の説明】
1 床パネル 1c 切欠部 2 内箱 23 突出部 3 外箱 4 支柱部材 7 支持ボルト 8 支持盤 9 支承部材 10 連結部材 11,12 シール部材 13 ナット部材 14 締結ボルト

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面を開口した内箱にその上面開口部を
    覆って下面を開口した外箱が嵌合されてなり、前記内箱
    の底板には球面状に上方に湾曲した突出部が複数個形成
    され、この突出部が外箱の天板内面に接合されているこ
    とを特徴とする床パネル構造。
JP21011692A 1992-08-06 1992-08-06 床パネル構造 Pending JPH0657919A (ja)

Priority Applications (1)

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JP21011692A JPH0657919A (ja) 1992-08-06 1992-08-06 床パネル構造

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JPH0657919A true JPH0657919A (ja) 1994-03-01

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ID=16584065

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JP (1) JPH0657919A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019011582A (ja) * 2017-06-29 2019-01-24 大和ハウス工業株式会社 構造物
US11898313B2 (en) 2015-11-06 2024-02-13 Hill & Smith Limited Barrier system

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