JPH0649972A - 床パネルのシール構造 - Google Patents

床パネルのシール構造

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JPH0649972A
JPH0649972A JP20347492A JP20347492A JPH0649972A JP H0649972 A JPH0649972 A JP H0649972A JP 20347492 A JP20347492 A JP 20347492A JP 20347492 A JP20347492 A JP 20347492A JP H0649972 A JPH0649972 A JP H0649972A
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JP20347492A
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Hisao Takahashi
久男 高橋
Toshiaki Shirakawa
敏昭 白川
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】床パネルの下方空間を室内空調用エアーチャン
バーに形成する。 【構成】床素地上に設置された支柱部材2にそれぞれ支
持された支承部材11のうち、一の支承部材11と、こ
の支承部材11の縦横方向および対角線方向においてそ
れぞれ隣接する支承部材11と、これらの支承部材11
のうち、縦横方向に隣接する支承部材11,11間に架
設された連結部材12とにわたってシール部材13,1
4を介して床パネルPの周縁部下面を支持させ、4枚の
床パネルPにおけるそれぞれの一隅を突き合わせて形成
された段付き孔を通して連結ボルト15を支承部材11
に配設された雌ネジ部16に螺合させ、床パネルPを支
承部材11および連結部材12に締め付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、床パネルのシール構造
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、建物の床素地上に多数の支柱部材
を固定し、この支柱部材に床パネルを架設することが行
われている(例えば、出願人の出願に係る実開昭62−
131539号公報参照)。
【0003】すなわち、図11に示すように、床素地G
上にはジョイントバー1が縦横に敷設されており、これ
らのジョイントバー1の交差部には支柱部材2がそれぞ
れ固定されている。この支柱部材2は、断面ハット形に
形成された本体3と、この本体3の天板の同心円上に9
0度間隔で設けられたネジ穴(ナット)4にそれぞれ螺
合された4本の支持ボルト5から構成されており、支持
ボルト5の頭部5aには、床パネルPの四隅に形成され
た係止穴aが嵌入されるようになっている。そして、支
持ボルト5を回転させることにより、この支持ボルト5
に固定した支持盤6を昇降させることができ、この結
果、支持盤6に支持されている床パネルPの一隅の高さ
を各別に調整することができる。なお、支持ボルト5
は、ジョイントバー1に対し45度傾斜した線上におい
て、隣接する床パネルP,Pの対向する係止穴a,a間
の距離に一致するように設けられている。
【0004】また、支柱部材2を構成する本体3の鍔部
分には、ジョイントバー1に設けられたクリップ1aな
どが嵌合するように、90度間隔で4個の嵌合長孔3a
が形成されている。
【0005】したがって、この支柱部材2を用いて床パ
ネルPを架設する場合は、床素地G上に墨出し線を縦横
に付した後、その墨出し線に合わせてジョイントバー1
を適宜固定し、次いで、このジョイントバー1の交差部
に支柱部材2を順次固定する。すなわち、本体3の鍔部
に形成された嵌合長孔3aをジョイントバー1に設けた
クリップ1aに嵌合する。この後、一の支柱部材2の一
の支持ボルト5に、床パネルPの側縁をジョイントバー
1に沿わせながらその一隅に形成された係止穴aを嵌入
し、縦方向および横方向、さらに、対角線方向にそれぞ
れ隣接する3個の支柱部材2の、対応する支持ボルト5
に床パネルPの残りの係止穴aを嵌入して床パネルPを
架設する。
【0006】ところで、このように架設された床パネル
Pの下方空間にエアーコンディショナーから温度および
湿度が調整された空気を床パネルPが持ち上がらない程
度の圧力で供給し、空調用エアーチャンバーに形成する
ことが提案されている。この場合、温度による床パネル
Pの伸びを考慮して各床パネルPの側縁部に若干の隙間
が形成されていることから、隣合う床パネルP,Pの側
縁部の隙間から温度および湿度が調整された空気が漏出
する問題があった。
【0007】このため、実開平3−119132号公報
に示されるように、床素地に立設された支持脚の上面お
よび四方において隣合う各支持脚間に配置されたストリ
ンガーの上面にそれぞれシール材を設け、支持脚にわた
って床パネルを架設した際、床下空間から前述の調整さ
れた空気が漏出するのを防止するように構成したものが
知られている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな床パネルの支持構造においては、床パネルは、支持
脚およびストリンガーに単に載置されているにすぎず、
その床下空間に調整された空気が供給されて一定の正圧
が作用している状態で床パネル上を歩行すると、床パネ
ルがずれて移動し、その際、支持脚と床パネル下面ある
いはストリンガーと床パネル下面との間に一部間隙が形
成されることがある。この結果、この間隙から調整され
た空気が漏出し、空調効率が低下する問題があった。
【0009】本発明は、このような問題点に鑑みてなさ
れたもので、調整された空気の漏出を確実に防止するこ
とのできる床パネルのシール構造を提供するものであ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の床パネルのシー
ル構造は、四隅に切欠部を形成した床パネルと、4枚の
床パネルにおける各一隅の突き合わせ部に対応して床素
地上に設置され、床パネルの一隅をそれぞれ昇降自在に
支持する4個の支持盤および支持ボルトを備えた支柱部
材と、十字状の嵌合凹部が形成されるとともにその交差
部に雌ネジ部が形成されて支柱部材の支持盤に支持され
た支承部材と、縦横方向に隣接する一対の支承部材の嵌
合凹部間に架設された棒状の連結部材と、これらの支承
部材の上面および連結部材の上面にそれぞれ敷設された
シール部材とよりなり、一の支承部材と、この一の支承
部材の縦横方向および対角線方向においてそれぞれ隣接
する支承部材と、これらの支承部材に架設された連結部
材とにシール部材を介して床パネルの周縁部下面を支持
させ、4枚の床パネルにおけるそれぞれの一隅を突き合
わせて形成された段付き孔を通して連結ボルトを支承部
材の雌ネジ部に螺合させ、床パネルを支承部材および連
結部材に締め付けることを特徴とするものである。
【0011】また、本発明の床パネルのシール構造は、
四隅に切欠部を形成した床パネルと、4枚の床パネルに
おける各一隅の突き合わせ部に対応して床素地上に設置
され、床パネルの一隅をそれぞれ昇降自在に支持する4
個の支持盤および支持ボルトを備えるとともに中央に雌
ネジ部を形成した支柱部材と、中央近傍から外周縁まで
半径方向に延びる略十字状の嵌合凹部が形成されて支柱
部材の支持盤に支持された支承部材と、縦横方向に隣接
する一対の支承部材の嵌合凹部間に架設された棒状の連
結部材と、これらの支承部材の上面および連結部材の上
面にそれぞれ敷設されたシール部材とよりなり、一の支
承部材と、この一の支承部材の縦横方向および対角線方
向においてそれぞれ隣接する支承部材と、これらの支承
部材に架設された連結部材とにシール部材を介して床パ
ネルの周縁部下面を支持させ、4枚の床パネルにおける
それぞれの一隅を突き合わせて形成された段付き穴を通
して連結ボルトを支柱部材の雌ネジ部に螺合させ、床パ
ネルを支承部材および連結部材に締め付けることを特徴
とするものである。
【0012】
【作用】床素地上に支柱部材を設置し、それらの支柱部
材に支承部材を支持させた後、縦横方向に隣接する一対
の支承部材の嵌合凹部に連結部材を嵌め込んで架設す
る。これらの支承部材および連結部材にはそれぞれシー
ル部材が敷設されている。次いで、一の支承部材と、こ
の一の支承部材の縦横方向および対角線方向においてそ
れぞれ隣接する支承部材と、これらの支承部材に架設さ
れた連結部材とにシール部材を介して床パネルの周縁部
下面を支持させた後、4枚の床パネルにおけるそれぞれ
の一隅を突き合わせて形成された段付き孔を通して連結
ボルトを支承部材もしくは支柱部材の雌ネジ部に螺合さ
せる。
【0013】この結果、床パネルは、支承部材および連
結部材に締め付けられることから、シール部材との密封
性を高めるとともに床パネルの移動を阻止することがで
き、調整された空気の漏出を確実に抑えることができ
る。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
【0015】なお、説明の便宜上、図11に示した部材
と同一の部材には同一の符号を用いる他、それらの詳細
な説明は重複するため省略する。
【0016】本発明においては、床パネルPを架設する
ため、支柱部材2とともに、支柱部材2に支持される支
承部材11と、この支承部材11のうち、縦横方向に隣
接する支承部材11,11間に架け渡される棒状の連結
部材12と、これらの支承部材11の上面および連結部
材12の上面にそれぞれ敷設されるシール部材13,1
4と、床パネルPをこれらの支承部材11および連結部
材12に対し締め付ける連結ボルト15が用いられてい
る。
【0017】まず、支承部材11は、円筒状蓋体に十字
状の嵌合凹部11aを設けて形成され、この十字状の嵌
合凹部11aによって区画された各扇形部11bは、支
柱部材2の支持盤6を内接できる大きさを有するととも
に、支柱部材2における支持ボルト5の頭部5aが嵌入
可能な穴11cが形成されている。そして、嵌合凹部1
1aの幅は、支柱部材2の支持盤6,6の外周縁間距離
よりも小さく、その深さは支持盤6から本体3の天板表
面までの高さよりも小さく形成されている。この支承部
材11としては、剛性の高い材料、例えば、鋼材やアル
ミあるいはプラスチックなどが好適である。
【0018】また、支承部材11の、嵌合凹部11aが
交差する中央部には、各扇形部11bにおける中央寄り
の一部が切り欠かれて嵌合凹部11aの幅よりも若干大
きな一辺を有する雌ネジ部としての角ナット16が配置
されている。この角ナット16の高さは、嵌合凹部11
aの深さに一致しており、このため、角ナット16の上
面は、各扇形部11bの上面と面一となっている。この
角ナット16は、後述する連結ボルト15と螺合できる
ようになっている。
【0019】なお、この実施例においては、雌ネジ部を
角ナットで構成したが、支承部材11の形成時、雌ネジ
を一体に形成して雌ネジ部としてもよい。
【0020】したがって、支承部材11の各扇形部11
bに形成された4個の穴11cをそれぞれ支柱部材2の
4本の支持ボルト5の頭部5aに対向させ、そのまま押
し下げれば支承部材11を支持盤6に支持させることが
できる。この際、嵌合凹部11aは、支柱部材2の本体
3から浮上し、さらに、4個の支持盤6間を区画して位
置している。
【0021】一方、この支承部材11には、フェルトあ
るいはスポンジなどから形成されたシール部材13が敷
設されており、このシール部材13は、支承部材11に
配置された角ナット16および4個の扇形部11bに載
置されるように形成されている。そして、このシール部
材13には、支承部材11における扇形部11bの穴1
1cおよび角ナット16のネジ穴に対応してそれぞれ穴
13aおよび13bが形成されている。
【0022】このシール部材13は、後述するように、
床パネルPの係止穴aが支柱部材2における支持ボルト
5の頭部5aに嵌入された際、調整された空気がこの係
止穴aを通して漏出するのを防止するもので、少なくと
も支承部材11の各扇形部11bにそれぞれ形成された
穴11cの周囲に配設される必要がある。
【0023】さらに、連結部材12は、角パイプで構成
され、その幅は前述した支承部材11に形成された嵌合
凹部11aの幅に一致し、その高さは、嵌合凹部11a
の深さに一致している。この連結部材12としては、剛
性の高い金属材料、例えば、鋼材やアルミなどが好まし
い。そして、この連結部材12の上面には、フェルトあ
るいはスポンジなどから形成されたシール部材14が敷
設されている。
【0024】なお、連結部材12は、断面方形の中実に
形成してもよく、その形状も方形以外に断面T字状ある
いはI字状であってもよい。
【0025】この結果、後述するように、床パネルPの
周縁部下面は、支柱部材2に支持された支承部材11に
シール部材13を介して、さらには、縦横方向に隣接す
る支柱部材2,2における支承部材11,11間に架設
された連結部材12にシール部材14を介してそれぞれ
密封支持されるものである。
【0026】なお、詳細には図示しないが、床パネルP
の側縁部下面にもシール部材を合わせて配設することに
より、密封効果をより高めることができる。
【0027】また、床パネルPは、その隅に平面視扇形
状の切欠部pが形成されており、この切欠部pは、一の
支柱部材2における支持ボルト5の頭部5aに係止穴a
を嵌入して支持盤6にそれぞれ支持された4枚の床パネ
ルPのそれぞれの一隅を突き合わせた際、連結ボルト1
5の頭部が埋設される段部p1 と、連結ボルト15の軸
部が挿通可能な挿通穴p2 を形成するものである。した
がって、切欠部pは、これらの段部p1 と挿通穴p2
らなる段付き穴を4分割した形状に形成されている。こ
の段付き穴の段部p1 は、連結ボルト15の頭部が載置
されるもので、その形状、例えば、皿頭形状などに合わ
せて形成すればよい。なお、段部p1 にもシール部材を
設けることが好ましい。
【0028】次に、床パネルPを架設する場合について
図1に基づいて説明する。
【0029】まず、床素地G上に床パネルPの幅および
奥行きを考慮して墨出し線Lを付した後、その墨出し線
Lの交点に、支柱部材2を順次設置する。次いで、これ
らの各支柱部材2における4本の支持ボルト5の頭部5
aに支承部材11に形成された4個の孔11cをそれぞ
れ対向させて押し下げることにより、支承部材11を支
持盤6に載置して支持させる。この支承部材11上には
シール部材13が敷設されている。
【0030】そして、墨出し線Lに沿う隣接する2個の
支柱部材2を選択し、これらの支柱部材2にそれぞれ支
持された支承部材11の嵌合凹部11aにわたって連結
部材12を嵌め込んで架設する。以下、同様に、縦方向
および横方向に隣接する支柱部材2の、支承部材11の
嵌合凹部11aにわたって棒状の連結部材12を架設
し、連結部材12を格子状に配置する。
【0031】このように、縦横に隣接する2個の支柱部
材2,2が連結部材12を介して連結されると、任意の
支柱部材2の一の支持ボルト5に、床パネルPの側縁を
連結部材12に沿わせながらその一隅に形成された係止
穴aを嵌入し、縦方向、横方向および対角線方向におい
てそれぞれ隣接する3個の支柱部材2の、対応する支持
ボルト5に床パネルPの残りの係止穴aを嵌入して床パ
ネルPを架設する。この結果、床パネルPの周縁部下面
は、シール部材13,14を介して支承部材11および
連結部材12上に支持される。
【0032】この際、製造上の誤差あるいは据え付け上
の誤差などを考慮して支持ボルト5の直径は係止穴aの
直径よりも若干小さく設定されており、その差の範囲内
において床パネルPの移動は許容されている。
【0033】なお、床素地Gの部分的な凹凸によって床
パネルPに段差が発生した場合、ドライバーなどを係止
穴aから挿入し、支持ボルト5を回転させて支持盤6、
支承部材11、シール部材13を介して支持されている
床パネルPの一隅の高さを各別に調整すればよい。
【0034】このようにして床パネルPを4個の支柱部
材2にわたって順次架設する。そして、一の支柱部材2
に一隅をそれぞれ突き合わせて4枚の床パネルPが架設
されると、床パネルPの切欠部pによって形成された挿
通穴p2 に連結ボルト15を挿通し、シール部材13の
穴13bを経て支承部材11に配設された角ナット16
に螺合させる。
【0035】この結果、連結ボルト15は、4枚の床パ
ネルPの一隅を突き合わせることによって形成された段
部p1 を介して支承部材11および連結部材12に押し
付けることができ、床パネルPの周縁部下面と支承部材
11および連結部材12にそれぞれ敷設されたシール部
材13,14との密封性を高めると同時に、床パネルP
の移動を阻止するものである。このため、調整された空
気が床パネルPの側面やそれぞれの一隅の突き合わせ部
あるいは係止穴aから漏出するのを確実に防止すること
ができる。
【0036】また、床パネルPを支承部材11および連
結部材12に締め付けることにより、床パネルPの裏面
に作用する風圧に抗することができ、床下空間に供給す
る空気の圧力を上昇させることができる。
【0037】ところで、前述した実施例においては、角
ナット(雌ネジ部)16を支承部材11に設けたものを
例示したが、支柱部材2に設けることもできる。以下、
この実施例について図7乃至図10に基づいて説明す
る。
【0038】この実施例における支柱部材2は、その本
体3の天板中央に雌ネジ部としてのナット16が連結ボ
ルト15と螺合できるように固設されている点で相違し
ている。
【0039】また、この支柱部材2に対応する支承部材
11は、円筒状蓋体に中央部近傍から外周縁まで半径方
向に延びる略十字状の嵌合凹部11aを設けて形成さ
れ、これらの嵌合凹部11aによって区画された各扇形
部11bには、支柱部材2における支持ボルト5の頭部
5aが嵌入可能な穴11cが形成されている他、その中
央部11dには、連結ボルト15が嵌入可能な穴11e
が形成されている。
【0040】一方、この支承部材11に敷設されるシー
ル部材13は、4個の扇形部11bおよび中央部11d
に載置されるように形成されている他、それらの扇形部
11bの穴11cおよび中央部11dの穴11eに対応
してそれぞれ穴13aおよび穴13bが形成されてい
る。
【0041】この実施例においても、床パネルPを架設
する場合は、まず、床素地G上に支柱部材2を順次設置
し、これらの各支柱部材2に支承部材11を支持させた
後、縦横方向に隣接する2個の支承部材11の嵌合凹部
11aにわたって連結部材12を嵌め込んで順次架設す
る。
【0042】このようにして連結部材12が格子状に架
設されると、縦横方向および対角線方向に隣接する4個
の支柱部材2における対応する支持ボルト5に、床パネ
ルPの側縁を連結部材12に沿わせながらその四隅に形
成された係止穴aを嵌入して架設する。以下、同様にし
て床パネルPが架設されると、床パネルPの切欠部pに
よって形成された挿通穴p2 に連結ボルト15を挿通
し、シール部材13の穴13bおよび支承部材11の穴
11eを経て支柱部材2に固設されたナット16に螺合
させる。
【0043】この結果、連結ボルト15は、4枚の床パ
ネルPによって形成された段付き穴の段部p1 を介して
支承部材11および連結部材12に押し付けることがで
き、この実施例においても床パネルPの周縁部下面と支
承部材11および連結部材12にそれぞれ敷設されたシ
ール部材13,14との密封性を高めると同時に、床パ
ネルPの移動を阻止し、調整された空気が床パネルPの
側面やそれぞれの一隅の突き合わせ部あるいは係止穴a
から漏出するのを確実に防止するものである。
【0044】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、各支柱部
材に支持された支承部材のうち、一の支承部材と、この
一の支承部材の縦横方向および対角線方向においてそれ
ぞれ隣接する支承部材と、これらの支承部材のうち、縦
横方向に隣接する支承部材間に架設された連結部材とに
わたってシール部材を介して床パネルの周縁部下面を支
持させ、4枚の床パネルにおけるそれぞれの一隅を突き
合わせて形成された段付き穴を通して連結ボルトを支承
部材もしくは支柱部材に形成された雌ネジ部に螺合させ
るように構成したことにより、床パネルを支承部材およ
び連結部材に締め付けることが可能となり、床パネルの
下方空間をエアーコンディショナーのエアーチャンバー
に形成する際、床パネルの移動を阻止して床パネルの周
縁部下面を密封することができ、そのエアーチャンバー
から調整された空気が漏出するのを確実に防止すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】床パネルの架設状態を示す斜視図である。
【図2】架設された床パネルのコーナ部分を拡大して示
す斜視図である。
【図3】本実施例の支柱部材と支承部材の関係を説明す
る斜視図である。
【図4】支柱部材に支承部材および連結部材を配設した
状態の平面図である。
【図5】図4のX−X線断面図である。
【図6】図4のY−Y線断面図である。
【図7】他の実施例の支柱部材と支承部材の関係を説明
する斜視図である。
【図8】他の実施例における支柱部材に支承部材および
連結部材を配設した状態の平面図である。
【図9】図8のQ−Q線断面図である。
【図10】図8のR−R線断面図である。
【図11】従来の床パネルの架設状態を一部省略して示
す斜視図である。
【符号の説明】
2 支柱部材 5 支持ボルト 6 支持盤 11 支承部材 12 連結部材 13,14 シール部材 15 連結ボルト 16 雌ネジ部(角ナット,ナット) P 床パネル p 切欠部 a 係止穴

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 四隅に切欠部を形成した床パネルと、4
    枚の床パネルにおける各一隅の突き合わせ部に対応して
    床素地上に設置され、床パネルの一隅をそれぞれ昇降自
    在に支持する4個の支持盤および支持ボルトを備えた支
    柱部材と、十字状の嵌合凹部が形成されるとともにその
    交差部に雌ネジ部が形成されて支柱部材の支持盤に支持
    された支承部材と、縦横方向に隣接する一対の支承部材
    の嵌合凹部間に架設された棒状の連結部材と、これらの
    支承部材の上面および連結部材の上面にそれぞれ敷設さ
    れたシール部材とよりなり、一の支承部材と、この一の
    支承部材の縦横方向および対角線方向においてそれぞれ
    隣接する支承部材と、これらの支承部材に架設された連
    結部材とにシール部材を介して床パネルの周縁部下面を
    支持させ、4枚の床パネルにおけるそれぞれの一隅を突
    き合わせて形成された段付き孔を通して連結ボルトを支
    承部材の雌ネジ部に螺合させ、床パネルを支承部材およ
    び連結部材に締め付けることを特徴とする床パネルのシ
    ール構造。
  2. 【請求項2】 四隅に切欠部を形成した床パネルと、4
    枚の床パネルにおける各一隅の突き合わせ部に対応して
    床素地上に設置され、床パネルの一隅をそれぞれ昇降自
    在に支持する4個の支持盤および支持ボルトを備えると
    ともに中央に雌ネジ部を形成した支柱部材と、中央近傍
    から外周縁まで半径方向に延びる略十字状の嵌合凹部が
    形成されて支柱部材の支持盤に支持された支承部材と、
    縦横方向に隣接する一対の支承部材の嵌合凹部間に架設
    された棒状の連結部材と、これらの支承部材の上面およ
    び連結部材の上面にそれぞれ敷設されたシール部材とよ
    りなり、一の支承部材と、この一の支承部材の縦横方向
    および対角線方向においてそれぞれ隣接する支承部材
    と、これらの支承部材に架設された連結部材とにシール
    部材を介して床パネルの周縁部下面を支持させ、4枚の
    床パネルにおけるそれぞれの一隅を突き合わせて形成さ
    れた段付き穴を通して連結ボルトを支柱部材の雌ネジ部
    に螺合させ、床パネルを支承部材および連結部材に締め
    付けることを特徴とする床パネルのシール構造。
JP20347492A 1992-07-30 1992-07-30 床パネルのシール構造 Pending JPH0649972A (ja)

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JP20347492A JPH0649972A (ja) 1992-07-30 1992-07-30 床パネルのシール構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100503658B1 (ko) * 2005-03-04 2005-07-26 주식회사 이엔에프월드 스틸스톤 플로어 시공방법 및 구조

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KR100503658B1 (ko) * 2005-03-04 2005-07-26 주식회사 이엔에프월드 스틸스톤 플로어 시공방법 및 구조

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