JPH065781A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

Info

Publication number
JPH065781A
JPH065781A JP16476392A JP16476392A JPH065781A JP H065781 A JPH065781 A JP H065781A JP 16476392 A JP16476392 A JP 16476392A JP 16476392 A JP16476392 A JP 16476392A JP H065781 A JPH065781 A JP H065781A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
conductive film
wiring
semiconductor device
film
insulating film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP16476392A
Other languages
English (en)
Inventor
Akihiro Hosoya
明宏 細谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP16476392A priority Critical patent/JPH065781A/ja
Publication of JPH065781A publication Critical patent/JPH065781A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Semiconductor Integrated Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 モールド樹脂による半導体装置への応力を緩
和し、半導体装置の配線の信頼性を向上させる。 【構成】 チップコーナ部に配置されたグランド配線
は、下層のグランド配線用導電膜13と上層のグランド
配線用導電膜14に分割され、接続層18を介して交互
に接続される。個片に分割されたグランド配線は従来の
配線に比べて面積が小さいために、スライドしやすくな
り、加えられる応力が緩和される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置に関し、特
に、樹脂封止型の半導体装置における配線用導電膜の応
力緩和に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来例として、半導体装置のチップ周辺
部における電源線とグランド線の配置を例にとって説明
する。
【0003】従来、この種の半導体装置は、図5、図6
に示す通り、半導体基板60の一主面に半導体素子領域
51が形成され、第1の層間絶縁膜62を介してアルミ
ニウム材で形成された第1の導電膜である下層のグラン
ド配線用導電膜53を形成し、さらに酸化膜などの第2
の層間絶縁膜69を介して第2の導電膜であるアルミニ
ウム材で形成された上層の電源配線用導電膜56を形成
し、リンシリケートガラス、シリコンナイトライド膜等
の保護用絶縁膜98で覆う構造となっていた。
【0004】このような樹脂封止型の半導体装置は、温
度サイクル試験等でモールド樹脂等の応力により層間絶
縁膜69や保護用絶縁膜98にクラックが発生すること
が明らかになっており、導電膜にスリットを入れたり
(特公昭63−0046981号公報)、導電膜に隣接
してダミー用の導電膜を形成したりして応力の緩和を図
っていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の半導
体装置は、従来技術でも説明した通り、温度サイクル試
験等によりモールド樹脂、リンシリケートガラス、シリ
コンナイトライド膜等の保護膜、アルミニウム等に導電
膜、酸化膜等の層間絶縁膜など、それぞれの膨張率の差
から応力が発生し、導電膜を包む保護膜や導電膜間に形
成された層間膜にクラックが発生して、配線の信頼性を
低下させるような欠点があった。
【0006】このような現象は、半導体装置のコーナ部
において特に顕著であり、さらに配線用導電膜の幅が広
い場合に発生しやすいことが明らかになっている。
【0007】これらの対策として、アルミニウムなどの
導電膜にスリットを設けたり、あるいは導電膜に隣接し
てダミー用の導電膜を設けたりして応力の緩和を図って
いるが、電流密度が高くなったり、ダミー配線エリアを
とる必要があることなどチップサイズが広がるような欠
点があった。
【0008】本発明は従来の上記実情に鑑みてなされた
ものであり、従って本発明の目的は、従来の技術に内在
する上記諸欠点を解消することを可能とした新規な半導
体装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する為
に、本発明に係る半導体装置は、半導体基板上に絶縁膜
と配線用導電膜を積層して得られる多層配線構造におい
て、応力の集中する配線用導電膜を上層の導電膜と下層
の導電膜に分割し、ビアーホール等の接続層を介して交
互にくり返し層変換させて形成することにより導電膜が
モールド樹脂等の応力によりスライドしやすい構造とし
ている。
【0010】
【実施例】次に、本発明をその好ましい各実施例につい
て図面を参照して具体的に説明する。
【0011】[第1の実施例]図1は本発明による第1
の実施例を示す平面図であり、図2は図1のA−A′線
に沿って切断し矢印の方向に見た断面図である。
【0012】モールド樹脂封止された半導体装置に加わ
る応力につき評価を行った結果、応力は、半導体装置の
チップ周辺部に集中することや、形成される導電膜の幅
が細いほど、保護膜や層間絶縁膜にクラックが発生しな
いことが判明した。これは、幅の狭い導電膜の方が導電
膜自身の端部に発生する応力が小さいことによることの
ほか、導電膜の幅が細いほど導電膜がスライドしやすい
ことによるものであり、この効果は上層の導電膜ほど顕
著となる。
【0013】本発明の半導体装置は、半導体基板上に形
成される導電膜が極力スライドしやすい構造を提供する
ものであり、本実施例はチップコーナ部で電源線及びグ
ランド線が交叉する場合について示したものである。
【0014】図1および図2を参照するに、電源用ボン
ディングパッド17は、パッド部から電源配線用導電膜
16へ延在し、半導体素子領域11へ供給される。一方
グランド配線用導電膜13、14は、半導体チップの外
周に沿って配置されており、電源配線用導電膜16と第
2の層間絶縁膜29を介して交叉することを余儀なくさ
れる。
【0015】両配線用導電膜の幅が20μm以下であれ
ば、特にそのまま交叉させても第2の層間絶縁膜29に
はクラックは発生せず、さらに両配線を覆う保護用絶縁
膜98にもクラックは発生しないが、配線用導電膜を1
00μm以上の幅として従来例である図5のごとく交叉
させると第2の層間絶縁膜(従来例図6の69)及び保
護用絶縁膜98にクラックを生じる。
【0016】本発明は、電源線及びグランド線の各々を
上層の導電膜と下層の導電膜に分割し、ビアーホール等
の接続層18を介して交互にくりくり返し層が変化する
配線構造とすることにより上層の電源線16及び上層の
グランド線14をスライドしやすくして層間絶縁膜29
や保護用絶縁膜98でのクラックの発生をおさえるもの
である。
【0017】本第1の実施例に用いている電源線、グラ
ンド線は上層、下層共にアルミニウム材で幅約100μ
m、厚さ約0.7μmであり、第1の層間絶縁膜22は
BPSG膜で約0.5μm厚、第2の層間絶縁膜29は
プラズマ酸化膜で約0.7μm厚、保護用絶縁膜98は
プラズマ窒化膜で約1.0μmの膜厚である。
【0018】分割される導電膜の長さは、小さく分割す
るほど効果が大きく配線幅の2倍以下が好ましい。
【0019】従来、30μm以上の幅の導電膜は層間及
び保護用絶縁膜のクラックの問題から、他の配線層と直
接交叉させることは困難であったが、本発明によれば1
00μm以上の幅の導電膜でも層間及び保護用絶縁膜に
クラックが発生しないために、電源線とグランド線ある
いは他の配線層との直接交叉が可能となる。
【0020】[第2の実施例]図3は本発明による第2
の実施例を示す平面図であり、図4は図3のB−B′線
に沿って切断し矢印の方向に見た断面図である。
【0021】前記第1の実施例においては、電源線、ク
ランド線とも単に交互に層を入れかえているだけである
ために、自分自身の配線段差により上層の電源線用導電
膜16や上層のグランド配線用導電膜14に応力が発生
しやすいが、本第2の実施例においては、下層の電源配
線用導電膜35及び下層のグランド配線用導電膜33の
うち上層に別の配線層が存在しない部分のみ第2の層間
絶縁膜を介して上層にダミー配線99を配するものであ
る。
【0022】本ダミー配線99により、上層の電源線用
導電膜36及び上層のグランド配線用導電膜34には配
線段差が生じるために、各々にかかる応力が低減され
る。
【0023】尚、ダミー配線99は電源線とグランド線
等異電位の下層配線上にまたがって配置させないことに
より、万一ダミー配線99下の第2の層間絶縁膜49に
クラックが生じても何ら半導体装置の電気的特性に影響
を与えない。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば樹
脂封止型の半導体装置において、特定配線を上層の配線
と下層の配線に分割し、モールド樹脂等の応力で配線自
身がスライドしやすくなる構造としたために、層間絶縁
膜及び保護用絶縁膜にクラックがはいりにくくなり、配
線の信頼性を著しく向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による第1の実施例を表す平面図であ
る。
【図2】図1のA−A′線に沿って切断し矢印の方向に
見た断面図である。
【図3】本発明による第2の実施例を表す平面図であ
る。
【図4】図3のB−B′線に沿って切断し矢印の方向に
見た断面図である。
【図5】従来例を示す平面図である。
【図6】図5のC−C′線に沿って切断し矢印の方向に
見た断面図である。
【符号の説明】
11、31、51…半導体素子領域 13、33、53…下層のグランド配線用導電膜 14、34…上層のグランド配線用導電膜 15、35…下層の電源配線用導電膜 16、36、56…上層の電源配線用導電膜 17、37、57…電源用ボンディングパッド 18、38…接続層(ビアーホール) 20、40、60…半導体基板 22、42、62…第1の層間絶縁膜 29、49、69…第2の層間絶縁膜 98…保護用絶縁膜 99…ダミー配線

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上に形成される第1の絶縁膜
    と、該第1の絶縁膜上に形成される第1の導電膜と、該
    第1の導電膜上に形成される第2の絶縁膜と、該第2の
    絶縁膜上に形成される第2の導電膜とを有するモールド
    樹脂封止型半導体装置において、一定以上の幅を持った
    特定配線が前記第1の導電膜と前記第2の導電膜によっ
    て少なくとも3個以上に分割され、かつ接続層を介して
    交互にくり返し接続する配線構造となっていることを特
    徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 n層(nは3以上の自然数)の多層配線
    構造を有する半導体装置において、特定配線が、n層と
    n−1層を用いて形成されることを更に特徴とした請求
    項1に記載の半導体装置と同一構造を有する半導体装
    置。
  3. 【請求項3】 半導体装置のチップ端部からチップサイ
    ズの10%のエリア内に存在する20μm以上の幅を有
    する導電膜に請求項1あるいは請求項2に記載の配線構
    造が適用されていることを特徴とする半導体装置。
JP16476392A 1992-06-23 1992-06-23 半導体装置 Pending JPH065781A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16476392A JPH065781A (ja) 1992-06-23 1992-06-23 半導体装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16476392A JPH065781A (ja) 1992-06-23 1992-06-23 半導体装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH065781A true JPH065781A (ja) 1994-01-14

Family

ID=15799469

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16476392A Pending JPH065781A (ja) 1992-06-23 1992-06-23 半導体装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH065781A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008026203A (ja) * 2006-07-24 2008-02-07 Hitachi Ltd 熱式ガス流量センサ及びそれを用いた内燃機関制御装置
JP2017059639A (ja) * 2015-09-15 2017-03-23 株式会社デンソー 電子装置、および電子装置の製造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008026203A (ja) * 2006-07-24 2008-02-07 Hitachi Ltd 熱式ガス流量センサ及びそれを用いた内燃機関制御装置
JP2017059639A (ja) * 2015-09-15 2017-03-23 株式会社デンソー 電子装置、および電子装置の製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5023699A (en) Resin molded type semiconductor device having a conductor film
US5371411A (en) Resin molded type semiconductor device having a conductor film
US5117280A (en) Plastic package semiconductor device with thermal stress resistant structure
JPH0228894B2 (ja)
KR0170316B1 (ko) 반도체 장치의 패드 설계 방법
JPH06105709B2 (ja) 半導体集積回路装置
JPH05226339A (ja) 樹脂封止半導体装置
US5552639A (en) Resin molded type semiconductor device having a conductor film
JPH065781A (ja) 半導体装置
JPH0574957A (ja) 半導体装置
JP3206035B2 (ja) 樹脂封止型半導体装置
JP2533293B2 (ja) 樹脂封止型半導体装置の製造方法
JPH0669211A (ja) 樹脂封止型半導体装置
JPH0567689A (ja) 多層配線部材及び半導体装置の製造方法
US5187558A (en) Stress reduction structure for a resin sealed semiconductor device
JPS6151847A (ja) 半導体装置
JPH0621061A (ja) 半導体装置
JPH02297953A (ja) 半導体装置
JPH0653270A (ja) 半導体装置
JPS63143836A (ja) 半導体装置
JPH05175198A (ja) 半導体装置
JPS5974651A (ja) 半導体装置
JPH06349875A (ja) 半導体装置
JPH03196627A (ja) 樹脂封止型半導体装置
JPS63175447A (ja) 半導体装置