JPH0657560A - リング精紡機等における糸切れ検出装置 - Google Patents

リング精紡機等における糸切れ検出装置

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JPH0657560A
JPH0657560A JP20408692A JP20408692A JPH0657560A JP H0657560 A JPH0657560 A JP H0657560A JP 20408692 A JP20408692 A JP 20408692A JP 20408692 A JP20408692 A JP 20408692A JP H0657560 A JPH0657560 A JP H0657560A
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Kazuo Seiki
和夫 清木
Masayoshi Tsuboi
将嘉 坪井
Hiromoto Kasahara
大始 笠原
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Toyota Industries Corp
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Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 各錘のスピンドルを各錘毎に設けられたモー
タにより独立して駆動するリング精紡機等において、簡
単な構成で糸切れを確実にしかも早く検出する。 【構成】 紡機の各スピンドル1にはそれぞれスピンド
ル駆動用モータ2が設けられている。スピンドル駆動用
モータ2は電源3に接続された電源線4に対して給電線
5を介して接続されている。各錘の3本の給電線5の任
意の1本には各スピンドル駆動用モータ2に供給される
電流を計測する電流センサ6が設けられている。電流セ
ンサ6は判断手段としての判定回路7に接続されてい
る。判定回路7は電流センサ6からの出力信号に基づい
てスピンドル駆動用モータ2に供給される電流変化率を
求めるための微分回路8と、微分回路8の出力を所定の
設定値と比較する比較回路9とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は各錘のスピンドルを各錘
毎に設けられたモータにより独立して駆動するリング精
紡機、リング撚糸機(以下リング精紡機等という)にお
ける糸切れ検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】紡出中に糸切れが生じた場合、その糸切
れを速やかに修復するために糸切れを確実にかつ早期に
検出することが望ましい。そのため、紡機には糸切れ検
出装置が設けられている。一方、近年、精紡機機台の多
数錘化あるいはスピンドル回転速度の高速化を図るた
め、精紡機機台の全錘を1台のモータで駆動する代わり
に各錘毎にスピンドル駆動用のモータを設けた装置が提
案されている。そして、各錘毎にスピンドルを別個のモ
ータで駆動する装置の特質を生かした糸切れ検出方法が
特開昭54−88330号公報及び特開平1−2298
30号公報に開示されている。
【0003】特開昭54−88330号公報に開示され
た方法は、オープンエンド精紡機のロータを駆動するタ
ービン(スピンドル)の電流消費量を検出し、電流消費
量が糸切れ時に対応する所定の設定値に低下した場合に
糸切れと判定する。特開平1−229830号公報に開
示された第1の方法は、リング精紡機等において各錘の
モータの使用電流値を検出し、リングレールの1回毎の
昇降に伴う電流変化を取り出し、該電流変化が零となっ
たとき糸切れと判断する。又、第2の方法は、各錘のモ
ータの使用電流値を計測し、その計測値を予め巻取り開
始時からの経過時間に伴う巻取り量の増加に対応して設
定した値と比較し、設定値との差が所定量以上となった
とき糸切れと判断する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】特開昭54−8833
0号公報に開示されたものは、糸の巻取りがタービンと
別の駆動系で行われるオープンエンド精紡機のタービン
に関するものであり、タービンに加わる負荷は紡出条件
が同じであれば糸の巻き始めから巻き終わりまで一定
で、タービンの電流消費量も一定となる。従って、紡出
条件毎に糸切れ時に対応する所定の設定値を設ければ、
巻取り開始からの時間経過に関係なく、糸切れの検出が
可能となる。
【0005】しかし、リング精紡機等では、スピンドル
上のボビンに糸が巻取られるため、巻取り開始からの時
間経過とともにスピンドル駆動用のモータに加わる負荷
が変化する。又、巻取り時にリングレールが昇降運動を
繰り返し、リングレールの位置によりスネルワイヤから
トラベラに至る糸のバルーン形状が異なり、それによっ
ても負荷が変化する。従って、オープンエンド精紡機と
異なり、リング精紡機等では、紡出条件が同じでも巻取
り開始からの時間経過に対応した多数の設定値が必要と
なる。しかも、各錘で巻取り状態が異なるため、各錘毎
にそれらの設定値を記憶して時間経過に対応して電流消
費量と比較する必要がある。特開平1−229830号
公報に開示された第2の方法がそれに相当する。ところ
が、この方法では比較用の多数のデータを記憶する記憶
装置が必要となる。
【0006】又、特開平1−229830号公報に開示
された第1の方法では、糸の張力変化に対応する電流変
化が零になったときに糸切れと判断するため、糸切れが
発生してから検出まで時間がかかるという問題がある。
【0007】本発明は前記の問題点に鑑みてなされたも
のであって、その目的は各錘のスピンドルを各錘毎に設
けられたモータにより独立して駆動するリング精紡機等
において、簡単な構成で糸切れを確実にしかも早く検出
できるリング精紡機等における糸切れ検出装置を提供す
ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め本発明では、各錘のスピンドルを各錘毎に設けられた
モータにより独立して駆動するリング精紡機等におい
て、前記各モータへ電力を供給する電源と各モータとの
間に設けられ、各モータに供給される電流を計測する電
流センサと、前記電流センサからの出力信号を入力して
電流変化率を求め、その電流変化率を所定の設定値と比
較し、電流変化率が設定値を超えたとき糸切れと判定す
る判断手段とを設けた。
【0009】
【作用】各錘のスピンドルがそれぞれ単独のスピンドル
駆動用モータで駆動される。各錘のモータに供給される
電流の大きさが各錘毎に設けられた電流センサにより計
測される。各モータへは各モータの負荷に対応して電力
が供給され、それに対応する電流が各モータに流れる。
糸が正常に紡出されている状態では、各モータには糸の
バルーンによる負荷が加わるが、糸切れが発生すると糸
のバルーンによる負荷がなくなり、モータへ供給される
電流が急減する。判断手段は電流センサからの出力信号
を入力して電流変化率を求め、その電流変化率を所定の
設定値と比較する。そして、電流変化率が設定値を超え
たとき、糸切れと判定される。
【0010】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図1及
び図2に従って説明する。紡機の各スピンドル1にはそ
れぞれスピンドル駆動用モータ2が設けられている。ス
ピンドル駆動用モータ2としては三相誘導モータが使用
され、スピンドル駆動用モータ2は電源3に接続された
電源線4に対して給電線5を介して接続されている。電
源線4には多数のスピンドル駆動用モータ2(1個のみ
図示)が並列に接続されている。
【0011】各錘の3本の給電線5の任意の1本には各
スピンドル駆動用モータ2に供給される電流を計測する
電流センサ6が設けられている。電流センサ6としては
変流器型センサ、ホール素子センサ等が好ましいが分流
器型センサでもよい。電流センサ6は判断手段としての
判定回路7に接続されている。
【0012】判定回路7は電流センサ6からの出力信号
に基づいてスピンドル駆動用モータ2に供給される電流
変化率を求めるための微分回路8と、微分回路8の出力
を所定の設定値と比較する比較回路9とを備えている。
判定回路7は電流センサ6の出力信号が電流のとき、例
えば電流センサ6として変流器型センサを使用したとき
は、電流センサ6の出力信号を電圧に変換した後、微分
回路8に入力する。電流センサ6の出力信号が電圧のと
きは、例えば電流センサ6としてホール素子センサや分
流器型センサを使用したときは、電流センサ6の出力信
号をそのまま微分回路8に入力するようになっている。
判定回路7は微分回路8の出力が所定の設定値を超えた
ときに糸切れと判定し、糸切れ信号を出力するようにな
っている。給電線5にはリレーの常閉接点(いずれも図
示せず)が設けられ、前記糸切れ信号に基づいてリレー
が励磁されて当該常閉接点が開き、当該錘のスピンドル
駆動用モータ2への電力供給が停止されるようになって
いる。
【0013】次に前記のように構成された装置の作用を
説明する。スピンドル駆動用モータ2には、各モータ2
に加わる負荷に対応する電力が供給される。紡出時にス
ピンドル駆動用モータ2で消費される電力は、スピン
ドル1を駆動する電力、管糸(図示せず)を回転させ
る電力及び糸のバルーンによる電力の合計となる。
の電力は常に一定であり、の電力は糸の巻取りの進行
に従ってすなわち管糸が大きくなるに従って増大する。
又、の電力はバルーンの形状により異なり、チェース
運動により紡出中はバルーンが変動するため、の電力
もそれに対応して変動する。
【0014】給電線5に流れる電流値が電流センサ6に
より計測され、その計測信号が判定回路7へ出力され
る。判定回路7に出力された信号は電圧信号として微分
回路8に入力され、電流変化率に相当する微分回路8の
出力信号が比較回路9に出力される。そして、比較回路
9で所定の設定値と比較され、微分回路8の出力信号が
設定値を超えた場合に糸切れ発生と判定され、糸切れ信
号が出力される。
【0015】糸切れが発生すると、糸のバルーンが無く
なっての電力が無くなる。従って、スピンドル駆動用
モータ2に供給される電流が急減する。この時の電流値
の変化は紡出条件によって異なるが10〜20%とな
る。この電流変化率はの電力変化やの電力変化に伴
う電流変化率よりもはるかに大きい。比較回路9の設定
値はこの急激な電流変化時の電流変化率に対応する値に
設定されているため、正常紡出時に変動する電流変化率
に対応して微分回路8からの出力信号が変動しても、設
定値を超えることはない。そして、糸切れが発生する
と、微分回路8からの出力信号が確実に設定値を超える
値となり、糸切れが確実に検出される。
【0016】の電力はチェース運動のため紡出時には
変動しているため、電流変化の絶対値を求めてその変化
量(減少量)で糸切れ判断を行うと誤判定につながる。
しかし、本発明では電流変化率を基に糸切れ判断を行う
ため、チェース運動による電流変化を無視できる。又、
電流変化率を設定値と比較するため、紡出条件によって
大きく異なる定常時の電流値を比較用に記憶する必要が
ない。
【0017】又、糸切れが発生すると電流は直ちに激減
し、電流変化率が設定値より確実に大きくなって判定回
路7において糸切れと判断され、判定回路7から糸切れ
信号が出力される。そして、その信号により当該錘のス
ピンドル駆動用モータ2への電力供給が直ちに停止され
て、スピンドル1が停止する。従って、糸切れ発生後に
スピンドル1の回転が継続することによる隣接錘の糸の
伴切れが防止される。又、糸切れボビンが長時間回転さ
れることによる毛羽の発生も確実に防止される。
【0018】なお、本発明は前記実施例に限定されるも
のではなく、例えば、電流センサを各錘の各給電線5に
設けてもよい。又、電源は必ずしも三相交流でなくても
よい。
【0019】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、各
錘のスピンドルを各錘毎に設けられたモータにより独立
して駆動する方式の特性を生かして、簡単な構成で糸切
れを確実にしかも早く検出することができ、糸切れが発
生に起因する隣接錘の糸の伴切れを確実に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】糸切れ前後の電流値の変化を示す図である。
【符号の説明】
1…スピンドル、2…スピンドル駆動用モータ、3…電
源、4…電源線、5…給電線、6…電流センサ、7…判
定手段としての判定回路、8…微分回路、9…比較回
路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各錘のスピンドルを各錘毎に設けられた
    モータにより独立して駆動するリング精紡機等におい
    て、 前記各モータへ電力を供給する電源と各モータとの間に
    設けられ、各モータに供給される電流を計測する電流セ
    ンサと、 前記電流センサからの出力信号を入力して電流変化率を
    求め、その電流変化率を所定の設定値と比較し、電流変
    化率が設定値を超えたとき糸切れと判定する判断手段と
    を設けたリング精紡機等における糸切れ検出装置。
JP4204086A 1992-07-30 1992-07-30 リング精紡機等における糸切れ検出装置 Expired - Fee Related JP3070273B2 (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103668608A (zh) * 2013-12-27 2014-03-26 东华大学 一种低成本电锭驱动监控方法
CN103966714A (zh) * 2013-01-29 2014-08-06 太平洋机电(集团)有限公司 细纱机中电锭张力和断纱检测方法和装置
CN104389092A (zh) * 2014-12-19 2015-03-04 苏州市吴中区郭巷旭宇羊毛衫加工场 一种断线检测装置

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CN104389092A (zh) * 2014-12-19 2015-03-04 苏州市吴中区郭巷旭宇羊毛衫加工场 一种断线检测装置

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