JP2638894B2 - 紡機におけるスピンドル駆動用電動機の異常検出装置 - Google Patents
紡機におけるスピンドル駆動用電動機の異常検出装置Info
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- D01—NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
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- D01H13/16—Warning or safety devices, e.g. automatic fault detectors, stop motions ; Monitoring the entanglement of slivers in drafting arrangements responsive to reduction in material tension, failure of supply, or breakage, of material
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- D01—NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
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Description
【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明はリング精紡機、リング撚糸機、オープンエン
ド精紡機等の紡機におけるスピンドル駆動用電動機の異
常検出装置に関するものである。
ド精紡機等の紡機におけるスピンドル駆動用電動機の異
常検出装置に関するものである。
（従来の技術） 近年、この種の紡機においては多数錘化あるいはスピ
ンドル回転数の高速化を図るため、紡機機台の全錘を１
台のモータで駆動する代わりに多数のグループに分割す
るとともに、各グループ毎に１台のモータで駆動する方
式（例えば特開昭62−184132号公報参照）、あるいは各
錘毎に駆動用モータを設けることが提案されている。
ンドル回転数の高速化を図るため、紡機機台の全錘を１
台のモータで駆動する代わりに多数のグループに分割す
るとともに、各グループ毎に１台のモータで駆動する方
式（例えば特開昭62−184132号公報参照）、あるいは各
錘毎に駆動用モータを設けることが提案されている。
（発明が解決しようとする課題） 前記のようにスピンドル駆動用のモータが多数使用さ
れると、モータの故障、駆動用接線ベルトの摩耗量の違
い等により各駆動系相互間で回転にばらつきを生じ、同
一機台で紡出される紡出糸間に撚り斑が生じるとともに
布に織成された後に染め斑の原因となるという問題があ
る。又、多数の駆動用モータを使用した場合には各モー
タが正常に駆動しているか否かを検知する手段が必要と
なる。特開昭62−184132号公報には多相交流電源により
多数のモータを駆動する場合、各相間の電圧あるいは電
流のバランスの非対称性を監視して電源あるいはモータ
の欠相を検出する装置が開示されている。ところが、こ
の装置では駆動源側の異常は検出可能であるが、各モー
タに対する負荷の異常は検出できず、各モータの負荷の
変動により紡出糸間の品質斑が生じるということを防止
することはできない。
れると、モータの故障、駆動用接線ベルトの摩耗量の違
い等により各駆動系相互間で回転にばらつきを生じ、同
一機台で紡出される紡出糸間に撚り斑が生じるとともに
布に織成された後に染め斑の原因となるという問題があ
る。又、多数の駆動用モータを使用した場合には各モー
タが正常に駆動しているか否かを検知する手段が必要と
なる。特開昭62−184132号公報には多相交流電源により
多数のモータを駆動する場合、各相間の電圧あるいは電
流のバランスの非対称性を監視して電源あるいはモータ
の欠相を検出する装置が開示されている。ところが、こ
の装置では駆動源側の異常は検出可能であるが、各モー
タに対する負荷の異常は検出できず、各モータの負荷の
変動により紡出糸間の品質斑が生じるということを防止
することはできない。
本発明の目的は複数のスピンドル駆動用電動機を１個
の電源に互いに並列に接続した紡機において、個々の電
動機の異常を検出することができる異常検出装置を提供
することである。
の電源に互いに並列に接続した紡機において、個々の電
動機の異常を検出することができる異常検出装置を提供
することである。
（課題を解決するための手段） 前記の目的を達成するため本発明においては、複数の
スピンドル駆動用電動機を１個の電源に互いに並列に接
続した紡機において、前記各電動機全体の使用電力又は
電流を計測する計測手段と、電動機１台当りの平均値を
算出する平均値算出手段と、各電動機の使用電極又は電
流を計測する計測手段と、前記平均値と各電動機個々の
値とを比較し、前記平均値よりも各電動機個々の値の方
が所定の設定値以上に大きくなった場合に第１の異常信
号を出力する第１の判断手段と、前記平均値よりも各電
動機個々の値の方が所定の設定値以下に小さくなった場
合に第２の異常信号を出力する第２の判断手段とを備え
ている。
スピンドル駆動用電動機を１個の電源に互いに並列に接
続した紡機において、前記各電動機全体の使用電力又は
電流を計測する計測手段と、電動機１台当りの平均値を
算出する平均値算出手段と、各電動機の使用電極又は電
流を計測する計測手段と、前記平均値と各電動機個々の
値とを比較し、前記平均値よりも各電動機個々の値の方
が所定の設定値以上に大きくなった場合に第１の異常信
号を出力する第１の判断手段と、前記平均値よりも各電
動機個々の値の方が所定の設定値以下に小さくなった場
合に第２の異常信号を出力する第２の判断手段とを備え
ている。
（作用） 本発明の異常検出装置では各電動機全体の使用電力又
は電流が計測されるとともに電動機１台当りの平均値が
算出される。駆動系が正常であれば各駆動系の負荷な同
一であるためこの平均値が正常状態の各電動機の使用電
力又は電流となる。一方、各電動機毎にその使用電力又
は電流が計測される。そして、第１の判断手段は、前記
平均値よりも各電動機個々の値の方が所定の設定値以上
に大きくなった場合に第１の異常信号を出力するため、
第１の異常信号によって電動機の負荷の増大を判別し得
る。又、第２の判断手段は、前記平均値よりも各電動機
個々の値の方が所定の設定値以下に小さくなった場合に
第２の異常信号を出力するため、第２の異常信号によっ
て電動機の負荷の減少を判別し得る。すなわち、全錘の
平均使用電力あるいは電流に対して各電動機の使用電
力、電流の値が所定の範囲内にあるか否かが常に監視さ
れ、所定範囲内から外れた場合には異常と判断され、し
かも、その異常判別は電動機の負荷増大かあるいは負荷
減少かで区別してなされる。
は電流が計測されるとともに電動機１台当りの平均値が
算出される。駆動系が正常であれば各駆動系の負荷な同
一であるためこの平均値が正常状態の各電動機の使用電
力又は電流となる。一方、各電動機毎にその使用電力又
は電流が計測される。そして、第１の判断手段は、前記
平均値よりも各電動機個々の値の方が所定の設定値以上
に大きくなった場合に第１の異常信号を出力するため、
第１の異常信号によって電動機の負荷の増大を判別し得
る。又、第２の判断手段は、前記平均値よりも各電動機
個々の値の方が所定の設定値以下に小さくなった場合に
第２の異常信号を出力するため、第２の異常信号によっ
て電動機の負荷の減少を判別し得る。すなわち、全錘の
平均使用電力あるいは電流に対して各電動機の使用電
力、電流の値が所定の範囲内にあるか否かが常に監視さ
れ、所定範囲内から外れた場合には異常と判断され、し
かも、その異常判別は電動機の負荷増大かあるいは負荷
減少かで区別してなされる。
（実施例） 以下本発明を単錘駆動のリング精紡機に具体化した一
実施例を第1,2図に従って説明する。スピンドル駆動用
電動機１としてそれぞれ出力が等しい三相電動機が使用
され、各電動機１は全錘共通の可変周波数電源２に対し
て互いに並列に接続されている。可変周波数電源２の三
本の出力導線３の任意の一相には、各電動機１全体の使
用電流を計測する計測手段としての変流器４が設けられ
ている。又、前記出力導線３から分岐された各電動機１
への導線には、前記変流器４が設けられた相と同一相に
それぞれ各電動機１の使用電流を計測する計測手段とし
ての変流器５が設けられている。第２図に示すように変
流器４は整流器６及びオペアンプ７を備えた増幅器８に
接続されている。増幅器８は変流器４による検出電流量
を電動機１台当りの量に換算し、その値に対応した電圧
を出力するようになっている。
実施例を第1,2図に従って説明する。スピンドル駆動用
電動機１としてそれぞれ出力が等しい三相電動機が使用
され、各電動機１は全錘共通の可変周波数電源２に対し
て互いに並列に接続されている。可変周波数電源２の三
本の出力導線３の任意の一相には、各電動機１全体の使
用電流を計測する計測手段としての変流器４が設けられ
ている。又、前記出力導線３から分岐された各電動機１
への導線には、前記変流器４が設けられた相と同一相に
それぞれ各電動機１の使用電流を計測する計測手段とし
ての変流器５が設けられている。第２図に示すように変
流器４は整流器６及びオペアンプ７を備えた増幅器８に
接続されている。増幅器８は変流器４による検出電流量
を電動機１台当りの量に換算し、その値に対応した電圧
を出力するようになっている。
各錘には電動機１の異常を表示する異常表示装置９が
設けられている。異常表示装置９は第２図に示すように
前記各変流器５の出力をその値に対応した電圧出力に変
換する整流器10と、該整流器10の出力電圧及び前記増幅
器８の出力電圧が入力される比較器11と、比較器11から
の出力電圧が所定の設定値となった場合に駆動されて表
示灯13を点灯する駆動回路12とを備え、更に、前記整流
器10の出力電圧及び前記増幅器８の出力電圧が入力され
る比較器14と、比較器14からの出力電圧が所定以上にな
った場合に駆動されて前記表示灯13と別の色の表示灯16
を点灯する駆動回路15とを備えている。具体的には、比
較器11は増幅器８の出力が反転入力端子に入力されると
共に整流器10からの出力が非反転入力端子に入力され、
比較器14は反対に増幅器８の出力が非反転入力端子に入
力されると共に整流器10からの出力が反転入力端子に入
力されるようになっている。そして、前記比較器11及び
駆動回路12により第１の判断手段が構成され、前記比較
器14及び駆動回路15により第２の判断手段が構成されて
いる。
設けられている。異常表示装置９は第２図に示すように
前記各変流器５の出力をその値に対応した電圧出力に変
換する整流器10と、該整流器10の出力電圧及び前記増幅
器８の出力電圧が入力される比較器11と、比較器11から
の出力電圧が所定の設定値となった場合に駆動されて表
示灯13を点灯する駆動回路12とを備え、更に、前記整流
器10の出力電圧及び前記増幅器８の出力電圧が入力され
る比較器14と、比較器14からの出力電圧が所定以上にな
った場合に駆動されて前記表示灯13と別の色の表示灯16
を点灯する駆動回路15とを備えている。具体的には、比
較器11は増幅器８の出力が反転入力端子に入力されると
共に整流器10からの出力が非反転入力端子に入力され、
比較器14は反対に増幅器８の出力が非反転入力端子に入
力されると共に整流器10からの出力が反転入力端子に入
力されるようになっている。そして、前記比較器11及び
駆動回路12により第１の判断手段が構成され、前記比較
器14及び駆動回路15により第２の判断手段が構成されて
いる。
次に前記のように構成された装置の作用を説明する。
各種の電動機１には可変周波数電源２から出力導線３を
経て電力が供給される。全錘の電動機１で使用される電
力と対応する電流値が変流器４で検出される。増幅器８
は変流器４で検出された電流値に基づきその電流値を電
動機１の全数で割り算した値に対応する電圧に変換して
出力する。各電動機１は同一容量のものが使用され、各
スピンドルの負荷も正常状態においては同一であるの
で、変流器４により検出された電流値を電動機全数で割
り算した値は正常状態における各電動機１の使用電力と
対応する値となる。一方、変流器５からは各電動機１に
おける使用電力に対応する電流値が検出され、整流器10
によりその電流値に対応した電圧に変換されて両比較器
11,14へと出力される。比較器11は増幅器８からの出力
電圧すなわち平均電力に対応する電圧値と、整流器10か
らの出力電圧すなわち電動機１の電力に対応する電圧値
とを比較し、その差に増幅率を掛け合わせた値の電圧を
対応する駆動回路12,15に出力する。
各種の電動機１には可変周波数電源２から出力導線３を
経て電力が供給される。全錘の電動機１で使用される電
力と対応する電流値が変流器４で検出される。増幅器８
は変流器４で検出された電流値に基づきその電流値を電
動機１の全数で割り算した値に対応する電圧に変換して
出力する。各電動機１は同一容量のものが使用され、各
スピンドルの負荷も正常状態においては同一であるの
で、変流器４により検出された電流値を電動機全数で割
り算した値は正常状態における各電動機１の使用電力と
対応する値となる。一方、変流器５からは各電動機１に
おける使用電力に対応する電流値が検出され、整流器10
によりその電流値に対応した電圧に変換されて両比較器
11,14へと出力される。比較器11は増幅器８からの出力
電圧すなわち平均電力に対応する電圧値と、整流器10か
らの出力電圧すなわち電動機１の電力に対応する電圧値
とを比較し、その差に増幅率を掛け合わせた値の電圧を
対応する駆動回路12,15に出力する。
電動機１の負荷の増大要因としてはスピンドルのベア
リング摩耗、巻取形状の異常、トラベラの摩耗、パッケ
ージの毛羽等があり、いずれもできるだけ早い時期に処
置を必要とする。前記の要因により電動機１の負荷が増
大すると当該電動機１における電力使用量が増大し、変
流器５による電流検出値が大きくなり比較器11への入力
電圧が増幅器８からの電圧より大きくなる。両者の差が
所定の値以上となると駆動回路12のトランジスタTRにベ
ース電流が流れ、トランジスタTRがオンとなりリレーCR
が駆動されて表示灯13が点灯する。作業者は表示灯13が
点灯すると、当該錘について負荷の増大要因を調べ、そ
の処置を行う。
リング摩耗、巻取形状の異常、トラベラの摩耗、パッケ
ージの毛羽等があり、いずれもできるだけ早い時期に処
置を必要とする。前記の要因により電動機１の負荷が増
大すると当該電動機１における電力使用量が増大し、変
流器５による電流検出値が大きくなり比較器11への入力
電圧が増幅器８からの電圧より大きくなる。両者の差が
所定の値以上となると駆動回路12のトランジスタTRにベ
ース電流が流れ、トランジスタTRがオンとなりリレーCR
が駆動されて表示灯13が点灯する。作業者は表示灯13が
点灯すると、当該錘について負荷の増大要因を調べ、そ
の処置を行う。
一方、電動機１の負荷の減少要因としては紡出中に糸
切れが生じた場合、あるいは電動機１の回転をスピンド
ルに伝達するベルトの緩み、ベルト切れ等があり、いず
れもできるだけ早い時期に処置を必要とする。前記の要
因により電動機１の負荷が減少すると当該電動機１にお
ける電力使用量が減少し、変流器５による電流検出値が
小さくなり比較器14への入力電圧が増幅器８からの電圧
より小さくなる。両者の差が所定の値以上、すなわち増
幅器８からの値に対し変流器５による値が所定値以下に
なると、駆動回路15のトランジスタTRがオンとなりリレ
ーCRが駆動されて前記表示灯13とは色の異なる表示灯16
が点灯する。作業者は表示灯16が点灯すると、当該錘に
ついて負荷の減少要因を調べ、その処置を行う。
切れが生じた場合、あるいは電動機１の回転をスピンド
ルに伝達するベルトの緩み、ベルト切れ等があり、いず
れもできるだけ早い時期に処置を必要とする。前記の要
因により電動機１の負荷が減少すると当該電動機１にお
ける電力使用量が減少し、変流器５による電流検出値が
小さくなり比較器14への入力電圧が増幅器８からの電圧
より小さくなる。両者の差が所定の値以上、すなわち増
幅器８からの値に対し変流器５による値が所定値以下に
なると、駆動回路15のトランジスタTRがオンとなりリレ
ーCRが駆動されて前記表示灯13とは色の異なる表示灯16
が点灯する。作業者は表示灯16が点灯すると、当該錘に
ついて負荷の減少要因を調べ、その処置を行う。
以上の如く、本実施例では、電動機１の負荷の増大に
基づく異常及び負荷の減少に基づく異常を区別して判断
し、しかも互いに異なる色の表示灯13,16を点灯させる
ようにしているので、検出することのできる異常の種類
を格段に向上させることができるとともに、作業者は表
示灯13,16をみて負荷の変動に対する処置を迅速かつ確
実に行うことができる。
基づく異常及び負荷の減少に基づく異常を区別して判断
し、しかも互いに異なる色の表示灯13,16を点灯させる
ようにしているので、検出することのできる異常の種類
を格段に向上させることができるとともに、作業者は表
示灯13,16をみて負荷の変動に対する処置を迅速かつ確
実に行うことができる。
ここで、上記の各種要因に対して処置を行うために負
荷変動による異常が検出された電動機１を停止させる
と、該電動機１には電力が供給されなくなり、変流器４
で検出される電流値がその分少なくなる。ところが、増
幅器８の構成は常に全錘数の電動機１が駆動した場合を
前提として電動機１の平均使用電力に相当する値を出力
するように構成されているため、駆動している電動機の
数すなわち負荷の総数が少なくなった場合には、比較器
11,14に入力される電圧の差が正常状態においても駆動
回路12,15を駆動させるしきい値を越えるに充分な値と
なる場合が生じる。この不都合を解消するため増幅器８
に変流器４において検出された電流値に基づく値を割り
算するための抵抗の値を切換可能に構成することが望ま
しい。
荷変動による異常が検出された電動機１を停止させる
と、該電動機１には電力が供給されなくなり、変流器４
で検出される電流値がその分少なくなる。ところが、増
幅器８の構成は常に全錘数の電動機１が駆動した場合を
前提として電動機１の平均使用電力に相当する値を出力
するように構成されているため、駆動している電動機の
数すなわち負荷の総数が少なくなった場合には、比較器
11,14に入力される電圧の差が正常状態においても駆動
回路12,15を駆動させるしきい値を越えるに充分な値と
なる場合が生じる。この不都合を解消するため増幅器８
に変流器４において検出された電流値に基づく値を割り
算するための抵抗の値を切換可能に構成することが望ま
しい。
なお、本発明は前記実施例に限定されるものではな
く、例えば、前記実施例の装置では電動機１の負荷に異
常が生じた場合表示灯13,16を点灯するようにしている
が、負荷の設定値を１つではなく段階的に複数設け、第
１段階では表示灯13,16の点灯、第２段階では電動機１
の停止及び粗糸の供給停止を行うようにしてもよい。こ
の場合それに対応して駆動回路の数を増設する。粗糸の
供給停止はドラフトローラより上流側で粗糸を切断する
ことにより行われる。又、前記実施例においては単錘駆
動の精紡機について述べたがグループ駆動の精紡機、あ
るいはオープンエンド精紡機等に適用することも可能で
ある。さらには、電動機１全体の使用電力又は電流を計
測する計測手段として変流器４を設ける代わりに、各錘
に設けた変流器５からの信号をマイクロコンピュータに
入力し、マイクロコンピュータでその平均値を算出する
とともにその平均値と各錘毎の値とを比較して異常の有
無を判断するようにしてもよい。
く、例えば、前記実施例の装置では電動機１の負荷に異
常が生じた場合表示灯13,16を点灯するようにしている
が、負荷の設定値を１つではなく段階的に複数設け、第
１段階では表示灯13,16の点灯、第２段階では電動機１
の停止及び粗糸の供給停止を行うようにしてもよい。こ
の場合それに対応して駆動回路の数を増設する。粗糸の
供給停止はドラフトローラより上流側で粗糸を切断する
ことにより行われる。又、前記実施例においては単錘駆
動の精紡機について述べたがグループ駆動の精紡機、あ
るいはオープンエンド精紡機等に適用することも可能で
ある。さらには、電動機１全体の使用電力又は電流を計
測する計測手段として変流器４を設ける代わりに、各錘
に設けた変流器５からの信号をマイクロコンピュータに
入力し、マイクロコンピュータでその平均値を算出する
とともにその平均値と各錘毎の値とを比較して異常の有
無を判断するようにしてもよい。
（発明の効果） 以上詳述したように、本発明によれば多数の電動機を
使用してスピンドルを駆動する精紡機の各スピンドル駆
動系の回転が全駆動系の平均からずれているか否かが簡
単に検出でき、異常解消の処置をすみやかに行うことが
でき、紡出糸の各錘間における品質斑が生じるのを防止
することができる。又、各電動機単独でその使用電力の
増減を検出するだけでなく全錘の平均値との差で異常を
判断するため、電動機の回転速度が全錘一斉に増減する
場合等各錘間の糸品質に差が生じない場合には異常と判
断することなく紡出が継続され、不要な停止が少なくな
る。更に、各電動機の負荷の増大に基づく異常及び負荷
の減少に基づく異常を区別して判断し、しかも互いに異
なる異常出力を行うようにしているので、検出すること
のできる異常の種類を格段に向上させることができると
共に負荷の変動に対する処置を一層迅速かつ確実に行う
ことができる。
使用してスピンドルを駆動する精紡機の各スピンドル駆
動系の回転が全駆動系の平均からずれているか否かが簡
単に検出でき、異常解消の処置をすみやかに行うことが
でき、紡出糸の各錘間における品質斑が生じるのを防止
することができる。又、各電動機単独でその使用電力の
増減を検出するだけでなく全錘の平均値との差で異常を
判断するため、電動機の回転速度が全錘一斉に増減する
場合等各錘間の糸品質に差が生じない場合には異常と判
断することなく紡出が継続され、不要な停止が少なくな
る。更に、各電動機の負荷の増大に基づく異常及び負荷
の減少に基づく異常を区別して判断し、しかも互いに異
なる異常出力を行うようにしているので、検出すること
のできる異常の種類を格段に向上させることができると
共に負荷の変動に対する処置を一層迅速かつ確実に行う
ことができる。
第１図は本発明を具体化した一実施例の回路図、第２図
は同じく要部回路図である。 電動機１、可変周波数電源２、計測手段としての変流器
4,5、平均値算出手段としての増幅器８、第１及び第２
の判断手段を構成する比較器11,14、同じく駆動回路12,
15、表示灯13,16。
は同じく要部回路図である。 電動機１、可変周波数電源２、計測手段としての変流器
4,5、平均値算出手段としての増幅器８、第１及び第２
の判断手段を構成する比較器11,14、同じく駆動回路12,
15、表示灯13,16。
Claims (1)
- 【請求項１】複数のスピンドル駆動用電動機を１個の電
源に互いに並列に接続した紡機において、前記各電動機
全体の使用電力又は電流を計測する計測手段と、電動機
１台当りの平均値を算出する平均値算出手段と、各電動
機の使用電力又は電流を計測する計測手段と、前記平均
値と各電動機個々の値とを比較し、前記平均値よりも各
電動機個々の値の方が所定の設定値以上に大きくなった
場合に第１の異常信号を出力する第１の判断手段と、前
記平均値よりも各電動機個々の値の方が所定の設定値以
下に小さくなった場合に第２の異常信号を出力する第２
の判断手段とを備えた紡機におけるスピンドル駆動用電
動機の異常検出装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63050211A JP2638894B2 (ja) | 1988-03-02 | 1988-03-02 | 紡機におけるスピンドル駆動用電動機の異常検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63050211A JP2638894B2 (ja) | 1988-03-02 | 1988-03-02 | 紡機におけるスピンドル駆動用電動機の異常検出装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01229826A JPH01229826A (ja) | 1989-09-13 |
| JP2638894B2 true JP2638894B2 (ja) | 1997-08-06 |
Family
ID=12852760
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63050211A Expired - Fee Related JP2638894B2 (ja) | 1988-03-02 | 1988-03-02 | 紡機におけるスピンドル駆動用電動機の異常検出装置 |
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