JPH0657501U - 旋盤の切粉除去装置 - Google Patents

旋盤の切粉除去装置

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Publication number
JPH0657501U
JPH0657501U JP117393U JP117393U JPH0657501U JP H0657501 U JPH0657501 U JP H0657501U JP 117393 U JP117393 U JP 117393U JP 117393 U JP117393 U JP 117393U JP H0657501 U JPH0657501 U JP H0657501U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chip removing
transfer device
work
spindle chuck
chuck
Prior art date
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Pending
Application number
JP117393U
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English (en)
Inventor
広和 布川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Machinery Ltd
Original Assignee
Murata Machinery Ltd
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Publication date
Application filed by Murata Machinery Ltd filed Critical Murata Machinery Ltd
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Publication of JPH0657501U publication Critical patent/JPH0657501U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 旋盤に装備されている既存のワーク受渡し装
置を利用して、従来完全に除去できなかったスピンドル
チャックや工具等に付着した切粉を除去しようとする。 【構成】 旋盤のワーク受渡し装置11にて把持できる
形状の切粉除去具13を設け、該ワーク受渡し装置11
の移動経路内に切粉除去具13の置き台12を設け、所
定のタイミング毎にワーク受渡し装置11で前記切粉除
去具13を把持してスピンドルチャック4まで移動し、
該切粉除去具13でスピンドルチャック4に付着した切
粉を掃除すべく構成したものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、旋盤のワークを把持するスピンドルチャックに付着した切粉を清掃 するための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
旋盤はスピンドルチャックにワークを把持して回転させ、工具をワークに当て て切削加工を行うのであるが、切削加工時に生じる切粉は工具やワーク等に飛散 したり、工具に巻き付いたり、工具に堆積したりする。この切粉が工具に付着す ると加工精度や効率を低下させるので、従来からワークや工具の温度上昇を抑え ることも兼ねて、クーラントを吹きつけたり、エアーを吹きつけたりして切粉を 除去するようにしていたのである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、クーラントやエアーの吹きつけ方向はワークや工具側であって、略1 点に集中しているために、チャック部においては、チャック爪やボルト等に隠れ た部分やクーラントと共に付着した小さな切粉等は完全に除去できていなかった のである。このスピンドルチャックに付着した切粉はワークを交換した時にワー クとチャック爪の間に挟まると、ワークを傷付けるだけでなく、ワークの中心が ズレて正確な加工ができないという不具合があったのである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案の解決すべき課題は以上の如くであり、該課題を解決するために、旋盤 のワーク受渡し装置にて把持できる形状のブラシ等よりなる切粉除去具を設け、 該ワーク受渡し装置の移動経路内に切粉除去具を装備した置き台を設け、所定の タイミング毎にワーク受渡し装置で前記切粉除去具を把持してスピンドルチャッ クまで移動し、ワーク受渡し装置の往復動又はスピンドルチャックの回転により 、スピンドルチャックに付着した切粉を掃除すべく構成したものである。
【0005】
【作用】
このような手段を用いることによって、ワークの加工前又は後に、ワーク受渡 し装置を切粉除去具置き台に移動してブラシを挟持し、そのままスピンドルチャ ックまで移動して、ブラシをスピンドルチャックと対向させて接触させ、ワーク 受渡し装置を上下又は左右に移動させ、又はスピンドルチャックを回転させて、 スピンドルチャックに付着した切粉を除去するのである。
【0006】
【実施例】
次に本考案の技術を図面に示す一実施例について説明すると、図1は本考案に 係る切粉除去機構を装備した旋盤の全体斜視図、図2は切粉除去作動時のチャッ ク部側面図であり、本実施例の旋盤は二軸旋盤であって、ベース1上にベッド2 を載置固定し、該ベッド2中央上にヘッドストック3・3を載置し、該ヘッドス トック3・3前面に主軸に固設したスピンドルチャック4・4を突出し、該スピ ンドルチャック4の爪にてワークをチャックできるようにしている。前記ヘッド ストック3・3下部後面には主軸モーター5・5が配設されて主軸を回転駆動す るようにしている。
【0007】 前記ヘッドストック3・3側方にはタレットスライド6・6がそれぞれレール 上を左右摺動可能に配設され、該タレットスライド6・6前面には前後摺動及び 回転可能にタレット7・7が突出され、該タレット7・7の周面に放射状に数種 の切削工具が付設され、ワークの加工に必要な切削工具をタレット7を回転する ことにより選択してチャック方向に位置させ、タレットスライド6の左右摺動と タレット7の前後摺動によりスピンドルチャック4を回転させながら切削加工を 行うのである。
【0008】 また、前記ベース1両側よりローダフレーム10が立設され、該ローダフレー ム10上にレール10a・10aが横設され、該レール10a・10a上に直交 座標型のワーク受渡し装置11が配設され、ローダフレーム10中央前面の前記 スピンドルチャック4・4上方に反転チャック9・9が配設され、一方の反転チ ャック9にワークがチャックされると水平方向に回転してもう一方の反転チャッ ク9と対向してワークの受渡しが行われ、ワークが反転される。前記ワーク受渡 し装置11は基台11aが前記レール10a・10a上を左右に摺動し、該基台 11a上には摺動体11bが前後に摺動可能に設けられ、該摺動体11b前端に は昇降ロッド11cが上下摺動可能に設けられ、該昇降ロッド11c下端にはロ ーダヘッド11dが設けられ、該ローダヘッド11dは垂直及び前後水平方向に 対して45度傾斜して回転可能とし、回転軸に対して45度方向にチャック11 e・11eを設けてワークをチャックできるようにしているのである。
【0009】 そして、前記ローダフレーム10の一側にワークを供給するワークフィーダ1 4と加工後の製品を搬出するコンベア15が配設され、ローダフレーム10他側 に切粉除去具置き台12が設けられ、該切粉除去具置き台12上に合成樹脂ブラ シやワイヤーブラシ等よりなる硬軟、長短等種類の異なる切粉除去具(ブラシ) 13が載置され、ブラシの基部はワーク受渡し装置11のチャック11eで把持 できる形状としている。尚、切粉除去具置き台12の配置構成は限定せず、ワー ク受渡し装置11が移動できる範囲内でワークの搬入や排出、反転に干渉しない 位置であればよい。そして、切粉除去具置き台12後部に制御盤16が配設され て、該制御盤16にて主軸の回転数や切削工具の送り、工具の選択、ワークのセ ット・反転・取出、そして、本考案のスピンドルチャック4の切粉除去等の制御 が行われるのである。
【0010】 このスピンドルチャックの切粉除去制御は、ワークの加工前又は加工後にワー ク受渡し装置11を切粉除去具置き台12に移動して水平方向に置かれている所 望のブラシを把持し、そのままスピンドルチャック4まで移動してローダヘッド 11dを180度回転してスピンドルチャック4とブラシ13を対向させて、ブ ラシ13先端をスピンドルチャック4に当接させて、図2の如く昇降ロッド11 cを上下に往復動させ、または左右に往復動させ、またはスピンドルチャック4 を回転させ、スピンドルチャック4に付着した切粉を除去するようにしているの である。この時スピンドルチャック4に向かってエア又はクーラントを吹きつけ るように構成すると更に効果的に切粉の除去ができる。そして、除去作業が終了 すればブラシ13を元の切粉除去具置き台12に戻すのである。但し、スピンド ルチャック4の切粉除去だけでなく、二つのチャックで平行処理することもある ので、ワークをチャックしたままスピンドルチャック4に付着した切粉を除去す ることも可能であり、ローダヘッド11dを90度回転してタレット7側にブラ シ13を向けて、工具に付着した切粉の除去も行うことができるのである。
【0011】 また、ワーク受渡し装置11は直交座標型に限定せず、図3に示すように、回 転型としてもよく、スピンドルチャック4’と反転チャック9’の間に回転軸2 0を前後摺動可能に設け、該回転軸20より同一半径のアーム21・21・・・ を突出して、該アーム21・21・・・先端の同一半径上にチャック21a・2 1a・・・をそれぞれ設け、そして、該チャック21aの回転軌跡のチャック4 ’と反転チャック9’の間の任意位置に切粉除去具置き台12’を設けて、所望 のブラシ13’をチャックしてスピンドルチャック4’上を往復回動することに より、切粉を除去するように構成してもよいものである。
【0012】
【考案の効果】
本考案は以上の如く構成したので、次のような効果を奏するのである。即ち、 エア等の吹き付けだけで取れ難かったスピンドルチャックや工具に付着した切粉 を、ワーク受渡し装置のローダヘッドを移動させてブラシを把持して直接に掃除 するので、エアブロー等に比べて確実に除去できて全体をまんべんなく掃除でき るようになり、チャックとワークの間に切粉が挟まることがなくなって、ワーク を傷つけず、正確な加工ができるようになり、このブラシでする切粉除去手段は 、既存のワーク受渡し装置をそのまま利用して行うので構成が簡単であり、新た に付加する装置が少なく、コスト上昇も低く抑えることができたのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る切粉除去機構を装備した旋盤の全
体斜視図である。
【図2】切粉除去作動時のチャック部側面図である。
【図3】切粉除去機構の他の実施例を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
4 スピンドルチャック 7 タレット 9 反転チャック 11 ワーク受渡し装置 12 切粉除去具置き台 13 切粉除去具(ブラシ)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワーク受渡し装置を装備した旋盤におい
    て、ワーク受渡し装置にて把持できる形状の切粉除去具
    を設け、該ワーク受渡し装置の移動経路内に切粉除去具
    の置き台を設け、所定のタイミング毎にワーク受渡し装
    置で前記切粉除去具を把持してスピンドルチャックまで
    移動し、スピンドルチャックに付着した切粉を掃除すべ
    く構成したことを特徴とする旋盤の切粉除去装置。
JP117393U 1993-01-21 1993-01-21 旋盤の切粉除去装置 Pending JPH0657501U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP117393U JPH0657501U (ja) 1993-01-21 1993-01-21 旋盤の切粉除去装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP117393U JPH0657501U (ja) 1993-01-21 1993-01-21 旋盤の切粉除去装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0657501U true JPH0657501U (ja) 1994-08-09

Family

ID=11494050

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP117393U Pending JPH0657501U (ja) 1993-01-21 1993-01-21 旋盤の切粉除去装置

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Country Link
JP (1) JPH0657501U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003053627A (ja) * 2001-08-16 2003-02-26 Soowa Techno:Kk 被加工材の外径仕上げ兼屑除去装置
JP2015016515A (ja) * 2013-07-09 2015-01-29 村田機械株式会社 工作機械システムおよび工作機械の制御方法

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