JPH065738U - 自硬性鋳型用クランプ治具 - Google Patents

自硬性鋳型用クランプ治具

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JPH065738U
JPH065738U JP4417092U JP4417092U JPH065738U JP H065738 U JPH065738 U JP H065738U JP 4417092 U JP4417092 U JP 4417092U JP 4417092 U JP4417092 U JP 4417092U JP H065738 U JPH065738 U JP H065738U
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JP
Japan
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mold
nut
self
molds
flange
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Application number
JP4417092U
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English (en)
Inventor
基邦 土井
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Hitachi Metals Ltd
Original Assignee
Hitachi Metals Ltd
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Publication date
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Publication of JPH065738U publication Critical patent/JPH065738U/ja
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Abstract

(57)【要約】 ［目的］ 鋳型合わせ後、上型側からワンタッチでクラ
ンプすることができ、種々の厚みの鋳型に対応でき、し
かも鋳型の造型時間を増大することなく、ばりを大幅に
減少し得るものである。 ［構成］ ねじ棒にフランジ付ナットを螺合し、該フラ
ンジ付ナットのナット側に固定用ナットを螺合し、前記
ねじ棒の両端に所望長さの丸棒を固着することを特徴と
する自硬性鋳型用クランプ治具。

Description

【考案の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】
本考案は、自硬性の上下鋳型を固定するのに適した自硬性鋳型用クランプ治具 に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
自硬性の上下鋳型を固定するのに熱可塑性樹脂などの接着剤が一般に広く用い られている。この方法では接着剤の厚みがそのまま上下鋳型間の隙間となり、厚 いばりが発生する。このばり対策として予め鋳型に溝を作り、そこに接着剤を付 け余分の接着剤に逃げ場所を作る方法が行なわれている。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、このような方法では平面に接着剤を塗布する方法よりも、ばりは減 少するもののばりを完全になくすことは極めて困難である。この他に、ばりを減 少する方法として図３に示すように上下鋳型の上と下に板材８を渡してボルト９ とナット１０によって鋳型を物理的に締め付ける方法も行なわれている。この方 法は接着剤による方法よりも信頼性が高く、注湯時の溶湯による動圧に負けるこ ともなく、湯漏れ発生の恐れもなく、またばりも少ない。しかし造型時間が大幅 に増大し作業能率の向上を阻害する大きな要素となっている。そこで本考案者は 鋭意研究の結果、作業能率を低下させることなくばりを大幅に減少し得る新規な 技術を開発したものである。
【０００４】 本考案はかかる問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは 、鋳型合わせ後、上型側からワンタッチでクランプすることができ、種々の厚み の鋳型にも対応でき、しかも鋳型の造型時間を増大することなく、ばりを大幅に 減少し得る自硬性鋳型用クランプ治具を提供するものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】 本考案の自硬性鋳型用クランプ治具は、長棒の所望位置にフランジを固着し、 前記長棒の両端に所望長さの丸棒を固着することを特徴とするもので鋳型の厚み が一定の場合に用いるのに適した固定式である、また他の手段はねじ棒にフラン ジ付ナットを螺合し、該フランジ付ナットのナット側に固定用ナットを螺合し、 前記ねじ棒の両端に所望長さの丸棒を固着することを特徴とするものである。
【０００６】
【実施例】
以下本考案の実施例を図面に基づいて更に詳細に説明する、図１はクランプ前 の鋳型の断面図、図２はクランプ後の鋳型の断面図である。
【０００７】 ねじ棒１にフランジ付ナット２を螺合し、このフランジ付ナット２のナット側 に固定用ナット３を螺合し、前記ねじ棒１の両端に所望長さの丸棒４を固着する 構成としたものである。
【０００８】 以上の構成により次に作用効果を説明する。 まず上型５と下型６に丸棒４が貫通できる長孔７を鋳型の造型時に形造る。ク ランプ治具は鋳型の厚みに応じてフランジ付ナット２の位置を決め固定用ナット ３によって固定する。このクランプ治具を鋳型の長孔７に挿入し、丸棒４を１／ ４回転して上型５と下型６を固定した。
【０００９】 このクランプ鋳型と、従来の溝付き接着鋳型と、溝なし接着鋳型にそれぞれ溶 湯を注入してＡ，Ｂ，Ｃ３個所のばり発生状況を調査した結果を表１に示す。こ の表で明らかなようにクランプ鋳型がばり減少に大きな効果があることが確認さ れた。
【表１】 （ｍｍ） 測 定 場 所 Ａ Ｂ Ｃ クランプ 鋳型 ０．５ ０．６ ０．６ 溝付き接着鋳型 ０．８ ０．９ １．０ 溝なし接着鋳型 １．４ １．５ ２．１ また鋳型の厚みが一定の場合には前述せる固定式のクランプ治具を用いること が望ましい。いずれのクランプ治具も鋳型をクランプする位置によって、その効 果が異なるものである。すなわち最も大きな動圧を受ける、湯口棒の最近傍に、 湯口を中心として対象位置にクランプすると好ましい結果を得ることができた。
【００１０】
【考案の効果】
以上の説明で明らかなように、本考案の自硬性鋳型用クランプ治具は鋳型合わ せ後、鋳型を持ち上げる必要もなく、上型側からワンタッチでクランプすること ができ、種々の厚みの鋳型にも対応でき、しかも鋳型の造型時間を増大すること なく、ばりを大幅に減少し得るもので工業的に多くの優れた効果をもたらすもの である。
【図面の簡単な説明】
【図１】クランプ前の鋳型の断面図、
【図２】クランプ後の鋳型の断面図、
【図３】従来の鋳型のクランプ方法の鳥瞰図である。
【符号の説明】
１ ねじ棒 ２ フランジ付ナット ３ 固定用ナット ４ 丸棒 ５ 上型 ６ 下型 ７ 長孔 ８ 板材 ９ ボルト １０ ナット

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項１】 長棒の所望位置にフランジを固着し、前
    記長棒の両端に所望長さの丸棒を固着することを特徴と
    する自硬性鋳型用クランプ治具。
  2. 【請求項２】 ねじ棒にフランジ付ナットを螺合し、該
    フランジ付ナットのナット側に固定用ナットを螺合し、
    前記ねじ棒の両端に所望長さの丸棒を固着することを特
    徴とする自硬性鋳型用クランプ治具。
JP4417092U 1992-06-25 1992-06-25 自硬性鋳型用クランプ治具 Pending JPH065738U (ja)

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