JPH031609Y2 - - Google Patents

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JPH031609Y2
JPH031609Y2 JP1985051314U JP5131485U JPH031609Y2 JP H031609 Y2 JPH031609 Y2 JP H031609Y2 JP 1985051314 U JP1985051314 U JP 1985051314U JP 5131485 U JP5131485 U JP 5131485U JP H031609 Y2 JPH031609 Y2 JP H031609Y2
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JP
Japan
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bolt
synthetic resin
fastened
circumferential groove
bolts
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JP1985051314U
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JPS61166213U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、自動車における合成樹脂部品をボデ
イなどの被締結体に締結する構造として開発され
たものである。しかしその利用分野はこれに限定
されず、合成樹脂部品を被締結体にボルトを用い
て締結する構造一般に拡大することができる。
(従来技術及びその問題点) 自動車においては、合成樹脂製バンパ、合成樹
脂製サンドプロテクシヨンモールなど合成樹脂部
品が広く用いられている。これらをボデイなどの
被締結体に締結するのに、ボルトが用いられてい
るが、一般のボルトを用いると、締付けトルクが
強すぎて、合成樹脂部品の割れが生じたり、ボデ
イ外板が内側に歪んだりすることがある。そこ
で、一般には実開昭57−3119号公報に1例が示さ
れる段付ボルトを用いて前記締結を行つている。
これによれば、ボルトの締切の位置がボルト軸の
段部によつて決定され、ボルトは締切り位置以上
には螺入されなくなるので、締付けトルクが所定
値以下に抑えられて、合成樹脂部品の割れなどの
不都合を防ぐことができる。
しかし上記公報に示される先行技術によれば、
第5図に示すように、ボルトaの段部bが合成樹
脂部品cの孔周縁部dに当たつて、ボルトaを円
滑に挿入できない場合があつて、作業性が損なわ
れる上に、第5図に示す状態のままボルトaをナ
ツトeに締め込むと、前記孔周縁部cを破損する
という問題が生じる。又ボルトaを段付状に加工
することが必要なため製造コストが高騰するとい
う問題もある。
(考案の目的) 本考案は上記問題点を解消することを目的とす
る。
(考案の構成) 本考案は上記目的を達成するため、合成樹脂部
品を被締結体にボルトを用いて締結する構造にお
いて、ボルトの全長同一外径に形成された軸部の
所定箇所に円周溝を周設し、軸部の前記円周溝よ
り先端側をネジ形成部、基端側を無ネジ部とし、
ボルトの軸部における無ネジ部の先端面と被締結
体の雌ネジ部の端面とが当接するボルトの締切り
位置において、前記合成樹脂部品に適正締付けト
ルクが付与されるように前記円周溝の位置が決定
されていることを特徴とする。
(実施例) 第1図及び第2図に示す本考案の第1実施例
は、合成樹脂製バンパ1をボルト3及びナツト4
を用いて自動車前部のボデイプレート2に締結す
る構造に関するものである。
前記ボルト3の軸部5の所定箇所には円周溝6
が周設され、又軸部5の前記溝6より先端側に位
置する部分にはナツト4に螺合するネジ7が形成
されている。前記軸部5の基端側無ネジ部8と前
記ネジ7の外径は同一であつて、ボルト3のネジ
7の形成時に同時に溝6が形成される。前記溝6
は予め設定された位置に正確に形成され、前記無
ネジ部8の軸方向の寸法、換言すればボルト頭1
1と前記溝6との間隔Pは、前記バンパ1の取付
片部1aの厚みと前記ボデイプレート2の厚みと
を考慮して設定される。
前記ナツト4はボデイプレート2に設けた孔9
と同心となる位置に溶着されている。又前記バン
パ1の取付片部1aにはボルト挿通孔10が設け
られている。
かくして第1図に示すように、前記ボルト3及
びナツト4によつて、前記バンパ1はボデイプレ
ート2に締結されるが、前記間隔Pを適正に設定
しておくと、ボルト3の締切り位置が前記溝6に
よつて決定され、ボルト3が第1図に示す締切り
位置以上には螺入できない結果、すなわち前記無
ネジ部8の先端面がナツト4の雌ネジの端面(被
締結体の雌ネジ部の端面)に当接してこれ以上ボ
ルト3が螺入できない結果、適切なトルクによつ
てバンパ1をボデイプレート2に締結することが
できる。従つて合成樹脂部品であるバンパ1の割
れなどを防止することができる一方、バンパ1の
締結がトルク不足であるという事態も回避でき
る。
第3図及び第4図に示す本考案の第2実施例
は、合成樹脂製サイドプロテクシヨンモール1を
ボルト3及びナツト4を用いて自動車側面のボデ
イプレート2に締結する構造に関するものであ
る。
この第2実施例におけるボルト3、ナツト4、
ボデイプレート2は第1実施例と基本的には同一
に構成されているのでその説明は省略する。
前記モール1の背面にはボルト取付座部1bが
形成され、このボルト取付座部1bとボデイプレ
ート2との間には弾性シール部材12が介在させ
しめられる。従つて第2実施例ではボルト頭11
とナツト4との間に、前記ボルト取付座部1b、
弾性シール部材12及びボデイプレート2が挟圧
固定されることになるので、前記間隔Pもこれら
の厚みを考慮して設定されることになる。
第2実施例の作用は第1実施例の作用と同一あ
るので、その説明を省略する。
本考案は上記実施例に示す外、種々の態様に構
成することができる。上記実施例では合成樹脂部
品1として、合成樹脂製バンパ、合成樹脂製サイ
ドプロテクシヨンモールを挙げているが、これら
に限定されることはない。又上記実施例では被締
結体2として自動車のボデイプレートを挙げてい
るが、この場合もこれに限定されることはない。
更に上記実施例では被締結体2側にナツト4を配
し、これにボルト3を螺合させる構成としている
が、被締結体2自身にボルト3に螺合する螺孔を
形成することなどが可能である。
(考案の効果) 本考案は上記構成を有するので、合成樹脂部品
を被締結体に適正なトルクで締結でき、締結時の
合成樹脂部品の割れなどを防ぐことができる。
又本考案で用いるボルトは先行技術におけるボ
ルトのように段付軸を有する構造ではないので、
製造コストを下げることができると共にボルトの
挿入を円滑に行い作業性を高めることができると
いう効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例の縦断側面図、第
2図はその構成部品を分解して示す斜視図、第3
図は本考案の第2実施例の縦断側面図、第4図は
その合成樹脂部品の取付状態を示す概略図、第5
図は先行技術の縦断側面図である。 1……合成樹脂部品、2……被締結体、3……
ボルト、5……軸部、6……円周溝、7……ネジ
形成部(ネジ)、8……無ネジ部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 合成樹脂部品を被締結体にボルトを用いて締結
    する構造において、ボルトの全長同一外径に形成
    された軸部の所定箇所に円周溝を周設し、軸部の
    前記円周溝より先端側をネジ形成部、基端側を無
    ネジ部とし、ボルトの軸部における無ネジ部の先
    端面と被締結体の雌ネジ部の端面とが当接するボ
    ルトの締切り位置において、前記合成樹脂部品に
    適正締付けトルクが付与されるように前記円周溝
    の位置が決定されていることを特徴とする合成樹
    脂部品の締結構造。
JP1985051314U 1985-04-05 1985-04-05 Expired JPH031609Y2 (ja)

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JP1985051314U JPH031609Y2 (ja) 1985-04-05 1985-04-05

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JP1985051314U JPH031609Y2 (ja) 1985-04-05 1985-04-05

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Publication Number Publication Date
JPS61166213U JPS61166213U (ja) 1986-10-15
JPH031609Y2 true JPH031609Y2 (ja) 1991-01-18

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5867111U (ja) * 1981-10-29 1983-05-07 株式会社入部螺子製作所 ねじ

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JPS61166213U (ja) 1986-10-15

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