JPH0657252B2 - 貯血槽 - Google Patents
貯血槽Info
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- JPH0657252B2 JPH0657252B2 JP63211645A JP21164588A JPH0657252B2 JP H0657252 B2 JPH0657252 B2 JP H0657252B2 JP 63211645 A JP63211645 A JP 63211645A JP 21164588 A JP21164588 A JP 21164588A JP H0657252 B2 JPH0657252 B2 JP H0657252B2
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- mesh
- bubbles
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- blood reservoir
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- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61M—DEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
- A61M1/00—Suction or pumping devices for medical purposes; Devices for carrying-off, for treatment of, or for carrying-over, body-liquids; Drainage systems
- A61M1/36—Other treatment of blood in a by-pass of the natural circulatory system, e.g. temperature adaptation, irradiation ; Extra-corporeal blood circuits
- A61M1/3621—Extra-corporeal blood circuits
- A61M1/3627—Degassing devices; Buffer reservoirs; Drip chambers; Blood filters
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61M—DEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
- A61M1/00—Suction or pumping devices for medical purposes; Devices for carrying-off, for treatment of, or for carrying-over, body-liquids; Drainage systems
- A61M1/36—Other treatment of blood in a by-pass of the natural circulatory system, e.g. temperature adaptation, irradiation ; Extra-corporeal blood circuits
- A61M1/3621—Extra-corporeal blood circuits
- A61M1/3623—Means for actively controlling temperature of blood
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、開放系人工心肺回路等において使用される貯
血槽に関する。
血槽に関する。
近年の胸部手術は、生体肺の代わりに人工肺を用いて体
外血液循環回路を構成し、この人工肺によって血液中の
二酸化炭素を除去し酸素を供給することにより行なわれ
る。
外血液循環回路を構成し、この人工肺によって血液中の
二酸化炭素を除去し酸素を供給することにより行なわれ
る。
この人工肺を組み込んだ体外血液循環回路には、血液中
の気泡の除去のためや該回路を構成するチューブ折れ等
により循環血液量が減少した時等に備えて、血液を一旦
貯留するための貯血槽が設けられている。
の気泡の除去のためや該回路を構成するチューブ折れ等
により循環血液量が減少した時等に備えて、血液を一旦
貯留するための貯血槽が設けられている。
この貯血槽には、軟質材料からなり、血液を気密状態で
貯留するクローズドタイプのソフトバッグ型と、硬質材
料からなり、血液を開放状態で貯留するオープンタイプ
のハードシェル型とがある。ソフトバッグ型の貯血槽
は、血液−空気の界面がない点で優れているが、大容量
の血液を貯留すること及び貯血量の正確な把握をするこ
とが共に困難である。これに対して、ハードシェル型の
貯血槽は、大容量の血液を貯留すること及び貯血量の正
確な把握が共に容易である。加えて、ハードシェル型の
貯留槽は、人工肺との一体化が容易であり、従って、こ
の一体化することによるメリット、例えば、回路構成が
容易になること、回路のセットアップ及びプライミング
時の脱泡操作が容易になること等を享受した提案がなさ
れている(特開昭59-57661号公報参照)。
貯留するクローズドタイプのソフトバッグ型と、硬質材
料からなり、血液を開放状態で貯留するオープンタイプ
のハードシェル型とがある。ソフトバッグ型の貯血槽
は、血液−空気の界面がない点で優れているが、大容量
の血液を貯留すること及び貯血量の正確な把握をするこ
とが共に困難である。これに対して、ハードシェル型の
貯血槽は、大容量の血液を貯留すること及び貯血量の正
確な把握が共に容易である。加えて、ハードシェル型の
貯留槽は、人工肺との一体化が容易であり、従って、こ
の一体化することによるメリット、例えば、回路構成が
容易になること、回路のセットアップ及びプライミング
時の脱泡操作が容易になること等を享受した提案がなさ
れている(特開昭59-57661号公報参照)。
又、上述の人工肺と一体化した従来の貯血槽には、流入
して来る血液中の気泡を除去する機能はなく、従って、
回路の他の部分に消泡機能を持たせていた。そこで、貯
血槽内に消泡部を設け、血液中の気泡を除去するもの
が、特開昭61-101723号公報において公知である。この
公知例の消泡部は、発泡体が用いられ、これの疎水性を
利用して血液中の気泡を成長させ除去するものである。
このようにして、血液中の気泡を除去し、患者が塞栓症
等にならないようにしていた。
して来る血液中の気泡を除去する機能はなく、従って、
回路の他の部分に消泡機能を持たせていた。そこで、貯
血槽内に消泡部を設け、血液中の気泡を除去するもの
が、特開昭61-101723号公報において公知である。この
公知例の消泡部は、発泡体が用いられ、これの疎水性を
利用して血液中の気泡を成長させ除去するものである。
このようにして、血液中の気泡を除去し、患者が塞栓症
等にならないようにしていた。
しかしながら、上述のような貯血槽内に単に消泡部とし
ての発泡体を設けただけのものでは、血液流入口から流
入した血液中の気泡のうち、比較的大きな気泡は発泡体
により消泡される。しかし、微小な気泡は消泡されず、
発泡体を通過して、微小な気泡が血液中に残ったまま患
者に血液が返還されてしまうことになる。このことは、
塞栓症の原因になり危険性の高いものである。
ての発泡体を設けただけのものでは、血液流入口から流
入した血液中の気泡のうち、比較的大きな気泡は発泡体
により消泡される。しかし、微小な気泡は消泡されず、
発泡体を通過して、微小な気泡が血液中に残ったまま患
者に血液が返還されてしまうことになる。このことは、
塞栓症の原因になり危険性の高いものである。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、血液中の
微小な気泡を略完全に除去することができる貯血槽を提
供することを目的とする。
微小な気泡を略完全に除去することができる貯血槽を提
供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の貯血槽は貯血部と、
該貯血部の上流側に設けられた血液流入部と、前記貯血
部の下流側に設けられた血液流出口と、前記貯血部と前
記血液流入部との間に位置して設けられた消泡部と、該
消泡部の下流側に設けられた気泡流出防止部とを具備し
てなり、前記消泡部は発泡体からなり、前記気泡流出防
止部は上部と下部とで異なった目開きとした網状物から
なり、又、前記網状物は目開き50〜300 メッシュであ
り、 又、前記網状物は上部の目開きを荒く、下部の目開きを
細かいものである。
該貯血部の上流側に設けられた血液流入部と、前記貯血
部の下流側に設けられた血液流出口と、前記貯血部と前
記血液流入部との間に位置して設けられた消泡部と、該
消泡部の下流側に設けられた気泡流出防止部とを具備し
てなり、前記消泡部は発泡体からなり、前記気泡流出防
止部は上部と下部とで異なった目開きとした網状物から
なり、又、前記網状物は目開き50〜300 メッシュであ
り、 又、前記網状物は上部の目開きを荒く、下部の目開きを
細かいものである。
上記構成によれば、血液流入部に流入した血液中に気泡
があると、この血液が消泡部である発泡体を通過する
際、比較的大きな気泡は発泡体により消泡される。この
発泡体を消泡されないで通過した微小気泡は、気泡流出
防止部である網状物によって捕捉されるが、この網状物
の目開きがその上部と下部とで異なっているから、目開
きの細かい網状物が目詰りしても、目開きの荒い網状物
を血液が通過し血液が常時流れる。
があると、この血液が消泡部である発泡体を通過する
際、比較的大きな気泡は発泡体により消泡される。この
発泡体を消泡されないで通過した微小気泡は、気泡流出
防止部である網状物によって捕捉されるが、この網状物
の目開きがその上部と下部とで異なっているから、目開
きの細かい網状物が目詰りしても、目開きの荒い網状物
を血液が通過し血液が常時流れる。
又、気泡流出防止部は、目開き50〜300 メッシュの網状
物であるから、消泡部を通過した微小気泡を含む血液中
から、わずかな圧力損失により微小気泡を除去すること
が出来る。
物であるから、消泡部を通過した微小気泡を含む血液中
から、わずかな圧力損失により微小気泡を除去すること
が出来る。
そして、下部を目開きの細かい網状物にし上部を目開き
の荒い網状物にすると、下部の目開きの細かい網状物が
微小気泡や異物等で目詰りした場合、上部の目開きの荒
い網状物に血液が流れ、微小気泡が圧力低下により若干
成長し大きくなるから荒くても除去されつつ血液が常時
流れる。
の荒い網状物にすると、下部の目開きの細かい網状物が
微小気泡や異物等で目詰りした場合、上部の目開きの荒
い網状物に血液が流れ、微小気泡が圧力低下により若干
成長し大きくなるから荒くても除去されつつ血液が常時
流れる。
以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて詳述する。
第1図は本発明の貯血槽を示す斜視図、第2図は本発明
の気泡流出防止部の斜視図、第3図は本発明の貯血槽を
組み込んだ体外血液循環装置の一部を断面した側面図、
第4図は体外血液循環装置の斜視図である。
の気泡流出防止部の斜視図、第3図は本発明の貯血槽を
組み込んだ体外血液循環装置の一部を断面した側面図、
第4図は体外血液循環装置の斜視図である。
図において、1は本発明の貯血槽を示し、該貯血槽1
は、人工肺を組み込んだ体外血液循環装置に用いられる
ハードシェル型で、貯血槽本体2と、該貯血槽本体2の
上部開放空間を閉鎖する蓋体3とから成る。この貯血槽
本体2は硬質材料、例えば、ポリ塩化ビニル、ポリスチ
レン、ポリカーボネイト等により作られ、貯血槽本体2
内に貯留されている血液を容易に確認出来るように、貯
血槽本体2は透明であることが望ましい。
は、人工肺を組み込んだ体外血液循環装置に用いられる
ハードシェル型で、貯血槽本体2と、該貯血槽本体2の
上部開放空間を閉鎖する蓋体3とから成る。この貯血槽
本体2は硬質材料、例えば、ポリ塩化ビニル、ポリスチ
レン、ポリカーボネイト等により作られ、貯血槽本体2
内に貯留されている血液を容易に確認出来るように、貯
血槽本体2は透明であることが望ましい。
この貯血槽本体2は、血液導入口4が設けられこの血液
流入口4に連通しかつ血液流入口4より略落差のない底
面を有する血液流入部5と、該血液流入部5に連通する
と共に血液流入部5より漸次下降する底面を有し且つ下
部に血液流出口6を設けた貯血部7とが夫々設けられて
いる。そして、この貯血槽本体2の貯血部7と血液流入
部5との間に位置して、消泡部8が設けられ、更に、該
消泡部8の下流側に気泡流出防止部9が設けられてい
る。これら消泡部8及び気泡流出防止部9は、貯血部7
の側壁に設けられた係止部10により血液流出口6側に移
動しないようになっている。この消泡部8は、血液流入
部5に気泡を含む血液が流れてきた時に消泡を行ない、
気泡を除去した血液を貯血部7に送るためのものであ
る。この消泡部8は、発泡体が用いられ、その疎水性を
利用して血液中の気泡を成長させ、血液中から気泡を除
去するものである。尚、ここで発泡体は、網目状になっ
た三次元立方体を指す。
流入口4に連通しかつ血液流入口4より略落差のない底
面を有する血液流入部5と、該血液流入部5に連通する
と共に血液流入部5より漸次下降する底面を有し且つ下
部に血液流出口6を設けた貯血部7とが夫々設けられて
いる。そして、この貯血槽本体2の貯血部7と血液流入
部5との間に位置して、消泡部8が設けられ、更に、該
消泡部8の下流側に気泡流出防止部9が設けられてい
る。これら消泡部8及び気泡流出防止部9は、貯血部7
の側壁に設けられた係止部10により血液流出口6側に移
動しないようになっている。この消泡部8は、血液流入
部5に気泡を含む血液が流れてきた時に消泡を行ない、
気泡を除去した血液を貯血部7に送るためのものであ
る。この消泡部8は、発泡体が用いられ、その疎水性を
利用して血液中の気泡を成長させ、血液中から気泡を除
去するものである。尚、ここで発泡体は、網目状になっ
た三次元立方体を指す。
この消泡部8の下流側に近接して設けられた気泡流出防
止部9は、通液性であれば特に限定されないが、血液流
との接触による圧力損失の小さいものが望ましい。従っ
て、この気泡流出防止部9は、本実施例では第2図に示
すように、十文字に仕切られた枠11の上部に目開きの荒
い網(網状物)12、下部に目開きの細かい網(網状物)
13が夫々張られて成る。これら網12,13の目開きはいず
れも50〜300 メッシュの範囲にあり、好ましくは75〜25
0 メッシュの範囲にあるものが良い。本実施例の気泡流
出防止部9のように上部、下部により目開きが異なった
ものである場合には、目開きの細かい網13には、125 〜
300 メッシュの範囲、好ましくは150 〜250 メッシュの
範囲にあるものが良い。又、目開きの荒い網12には、50
〜175 メッシュの範囲、好ましくは75〜150 メッシュの
範囲にあるものが良い。尚、これら網12,13の材質は、
血液との接触によって血液成分を活性化する虞がないも
のが良く、例えば、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポ
リプロピレン、ポリエステル、ポリカーボネイト等が使
用される。又、気泡流出防止部9は、枠11の下部に目開
きの荒い網12、上部に目開きの細かい網13を夫々張って
も良く、枠の11の上部、下部共に目開きの細かい網13を
張っても良い。尚、下部を目開きの荒い網12にし上部を
目開きの細かい網13にすると、血液が流れる際、気泡は
浮力により上昇するから上部の目開きの細かい網13によ
り気泡を除去し、下部の目開きの荒い網12により血液の
通過時の圧力損失の上昇を抑える。
止部9は、通液性であれば特に限定されないが、血液流
との接触による圧力損失の小さいものが望ましい。従っ
て、この気泡流出防止部9は、本実施例では第2図に示
すように、十文字に仕切られた枠11の上部に目開きの荒
い網(網状物)12、下部に目開きの細かい網(網状物)
13が夫々張られて成る。これら網12,13の目開きはいず
れも50〜300 メッシュの範囲にあり、好ましくは75〜25
0 メッシュの範囲にあるものが良い。本実施例の気泡流
出防止部9のように上部、下部により目開きが異なった
ものである場合には、目開きの細かい網13には、125 〜
300 メッシュの範囲、好ましくは150 〜250 メッシュの
範囲にあるものが良い。又、目開きの荒い網12には、50
〜175 メッシュの範囲、好ましくは75〜150 メッシュの
範囲にあるものが良い。尚、これら網12,13の材質は、
血液との接触によって血液成分を活性化する虞がないも
のが良く、例えば、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポ
リプロピレン、ポリエステル、ポリカーボネイト等が使
用される。又、気泡流出防止部9は、枠11の下部に目開
きの荒い網12、上部に目開きの細かい網13を夫々張って
も良く、枠の11の上部、下部共に目開きの細かい網13を
張っても良い。尚、下部を目開きの荒い網12にし上部を
目開きの細かい網13にすると、血液が流れる際、気泡は
浮力により上昇するから上部の目開きの細かい網13によ
り気泡を除去し、下部の目開きの荒い網12により血液の
通過時の圧力損失の上昇を抑える。
以上のように構成される貯血槽1は、第3図及び第4図
に示すような体外血液循環装置Aにおいて使用される。
に示すような体外血液循環装置Aにおいて使用される。
この体外血液循環装置Aは、熱交換器20と人工肺21とハ
ードシェル型の本発明の貯血槽1とを集約して一体的に
構成したものである。
ードシェル型の本発明の貯血槽1とを集約して一体的に
構成したものである。
人体の上・下大動脈から医薬用チューブ(図示せず)を
介して血液供給ポート22に流入した血液Bは、前記熱交
換器20内に収納された熱交換用管体23の間隙を通って前
記人工肺21に供給される。この場合、熱交換用管体23に
は水ポート24、25を介して所定の温度に保持された水W
が流通しており、この水Wによって血液Bが所定温度に
加熱または冷却される。
介して血液供給ポート22に流入した血液Bは、前記熱交
換器20内に収納された熱交換用管体23の間隙を通って前
記人工肺21に供給される。この場合、熱交換用管体23に
は水ポート24、25を介して所定の温度に保持された水W
が流通しており、この水Wによって血液Bが所定温度に
加熱または冷却される。
熱交換器20から接続管路26、26を介して人工肺21に流入
した血液Bは、ハウジング27によって囲繞されるガス交
換室28において酸素が添加されると共に、二酸化炭素の
除去が行なわれる。すなわち、ハウジング27内には束状
となった多数の中空糸膜29が収納されており、この中空
糸膜29内にはガス流入ポート30からガス供給室31を介し
て酸素を含むガスCが供給されている。従って、血液B
は中空糸膜29を介して酸素と二酸化炭素との交換を行な
われる。なお、二酸化炭素を含んだガスCはガス排気室
32を介してガス流出ポート33より外部に排出される。
した血液Bは、ハウジング27によって囲繞されるガス交
換室28において酸素が添加されると共に、二酸化炭素の
除去が行なわれる。すなわち、ハウジング27内には束状
となった多数の中空糸膜29が収納されており、この中空
糸膜29内にはガス流入ポート30からガス供給室31を介し
て酸素を含むガスCが供給されている。従って、血液B
は中空糸膜29を介して酸素と二酸化炭素との交換を行な
われる。なお、二酸化炭素を含んだガスCはガス排気室
32を介してガス流出ポート33より外部に排出される。
人工肺21において酸素を添加された血液Bは接続管路3
4、34を介して血液流入口4、4より前記貯血槽1の血
液流入部5内に流入する。なお、血液Bは血液流入口
4、4に装着されたメッシュ36、36により整流されると
共に消泡部8によって、血液B中に含まれる比較的大き
な気泡が除去される。
4、34を介して血液流入口4、4より前記貯血槽1の血
液流入部5内に流入する。なお、血液Bは血液流入口
4、4に装着されたメッシュ36、36により整流されると
共に消泡部8によって、血液B中に含まれる比較的大き
な気泡が除去される。
消泡部8によって除去されなかった血液B中の微細な気
泡は、気泡流出防止部9により捕捉され除去される。従
って、気泡を確実に除去した血液Bが貯血部7に送られ
る。この際、気泡流出防止部9は枠11の上部に目開きの
荒い網12、下部に目開きの細かい網13が夫々張られてい
るから、血液Bの微小気泡や異物等で目詰りし上部の目
開きの荒い網12の方に血液Bが流れ血液Bの流れが止ま
らず、血液Bが上昇することである圧力が低くなるか
ら、若干成長し上部の目開きの荒い網12でも微小気泡を
除去できる。
泡は、気泡流出防止部9により捕捉され除去される。従
って、気泡を確実に除去した血液Bが貯血部7に送られ
る。この際、気泡流出防止部9は枠11の上部に目開きの
荒い網12、下部に目開きの細かい網13が夫々張られてい
るから、血液Bの微小気泡や異物等で目詰りし上部の目
開きの荒い網12の方に血液Bが流れ血液Bの流れが止ま
らず、血液Bが上昇することである圧力が低くなるか
ら、若干成長し上部の目開きの荒い網12でも微小気泡を
除去できる。
この貯血槽1の熱交換器20側下部の側壁には、前記血液
流出口6、心筋保護のためのBCPポート38及びサーミ
スタブロウブ39を取り付けるポート40が下から順次設け
られている。そして、この貯血槽1内に貯留された血液
Bは血液流出口6に連通される図示しないポンプの作用
下に人体の大動脈に指向して送出される。
流出口6、心筋保護のためのBCPポート38及びサーミ
スタブロウブ39を取り付けるポート40が下から順次設け
られている。そして、この貯血槽1内に貯留された血液
Bは血液流出口6に連通される図示しないポンプの作用
下に人体の大動脈に指向して送出される。
以上詳述したように、本発明の貯血槽は、消泡部の下流
側に気泡流出防止部を設けたから、血液流入部に流入し
た血液中に気泡があると、この血液が消泡部である発泡
体を通過する際、比較的大きな気泡は発泡体により消泡
される。この発泡体を消泡されないで通過した微小気泡
は、気泡流出防止部である網状物によって捕捉される
が、この網状物の目開きがその上部と下部とで異なって
いるから、目開きの細かい網状物が目詰りしても、目開
きの荒い網状物を血液が通過し血液が常時流れる。従っ
て、気泡を除去された血液が常時止まることなく貯血部
にたまり、血液中に気泡が残ったまま患者に血液が返還
されることがないから、塞栓症の原因になる危険性がな
い。
側に気泡流出防止部を設けたから、血液流入部に流入し
た血液中に気泡があると、この血液が消泡部である発泡
体を通過する際、比較的大きな気泡は発泡体により消泡
される。この発泡体を消泡されないで通過した微小気泡
は、気泡流出防止部である網状物によって捕捉される
が、この網状物の目開きがその上部と下部とで異なって
いるから、目開きの細かい網状物が目詰りしても、目開
きの荒い網状物を血液が通過し血液が常時流れる。従っ
て、気泡を除去された血液が常時止まることなく貯血部
にたまり、血液中に気泡が残ったまま患者に血液が返還
されることがないから、塞栓症の原因になる危険性がな
い。
又、気泡流出防止部は、目開き50〜300 メッシュの網状
物であると、消泡部を通過した微小気泡を含む血液中か
らわずかな圧力損失で微小気泡を完全除去することがで
きる。
物であると、消泡部を通過した微小気泡を含む血液中か
らわずかな圧力損失で微小気泡を完全除去することがで
きる。
そして、貯血槽の網状物の目開きを上部を荒く、下部を
細かなのにすると、目開きの細かい網状物が微小気泡や
異物等で目詰りした場合、目開きの荒い網状物を血液が
流れて血液の流れが止まることがなく、微小気泡を目開
きの細かい網状物により主に除去し、目開きの荒い網状
物により血液の通過時の圧力損失の上昇を抑えることも
出来るようにしてある。従って、常に血液が流れ、微小
気泡を完全に除去し、しかも圧力損失も少ない貯血槽を
得ることができる。
細かなのにすると、目開きの細かい網状物が微小気泡や
異物等で目詰りした場合、目開きの荒い網状物を血液が
流れて血液の流れが止まることがなく、微小気泡を目開
きの細かい網状物により主に除去し、目開きの荒い網状
物により血液の通過時の圧力損失の上昇を抑えることも
出来るようにしてある。従って、常に血液が流れ、微小
気泡を完全に除去し、しかも圧力損失も少ない貯血槽を
得ることができる。
図面は、本発明の実施例を示すもので、第1図は本発明
の貯血槽を示す斜視図、第2図は本発明の気泡流出防止
部の斜視図、第3図は本発明の貯血槽を組み込んだ体外
血液循環装置の一部を断面した側面図、第4図は体外血
液循環装置の斜視図である。 1……貯血槽、5……血液流入部 6……血液流出口、7……貯血部 8……消泡部 9……気泡流出防止部 12……網(網状物) 13……網(網状物)
の貯血槽を示す斜視図、第2図は本発明の気泡流出防止
部の斜視図、第3図は本発明の貯血槽を組み込んだ体外
血液循環装置の一部を断面した側面図、第4図は体外血
液循環装置の斜視図である。 1……貯血槽、5……血液流入部 6……血液流出口、7……貯血部 8……消泡部 9……気泡流出防止部 12……網(網状物) 13……網(網状物)
Claims (3)
- 【請求項1】貯血部と、該貯血部の上流側に設けられた
血液流入部と、前記貯血部の下流側に設けられた血液流
出口と、前記貯血部と前記血液流入部との間に位置して
設けられた消泡部と、該消泡部の下流側に設けられた気
泡流出防止部とを具備してなり、前記消泡部は発泡体か
らなり、前記気泡流出防止部は上部と下部とで異なった
目開きとした網状物からなることを特徴とする貯血槽。 - 【請求項2】前記網状物は目開き50〜300 メッシュであ
る請求項(1) 記載の貯血槽。 - 【請求項3】前記網状物は上部の目開きを荒く、下部の
目開きを細かいものとする請求項(1) 又は(2) 記載の貯
血槽。
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