JPH0656838A - 4−ヒドロキシ−5−ハロピロロ[2,3−d]ピリミジンの合成方法 - Google Patents
4−ヒドロキシ−5−ハロピロロ[2,3−d]ピリミジンの合成方法Info
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- JPH0656838A JPH0656838A JP5149141A JP14914193A JPH0656838A JP H0656838 A JPH0656838 A JP H0656838A JP 5149141 A JP5149141 A JP 5149141A JP 14914193 A JP14914193 A JP 14914193A JP H0656838 A JPH0656838 A JP H0656838A
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- C07D239/00—Heterocyclic compounds containing 1,3-diazine or hydrogenated 1,3-diazine rings
- C07D239/70—Heterocyclic compounds containing 1,3-diazine or hydrogenated 1,3-diazine rings condensed with carbocyclic rings or ring systems
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
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- C07F7/08—Compounds having one or more C—Si linkages
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 直接ハロゲン化による、4−ヒドロキシ−5
−ハロピロロ[2,3−d]ピリミジンの製造方法を提
供する。 【構成】 式I [式中、RはH,C1−C4アルキル、C1−C4アルコキ
シ、アリール、ベンジルまたは式R1−NH−(ただし
R1はアミノ保護基)で表される置換基]で表される4
−ヒドロキシピロロ[2,3−d]ピリミジンを不活性
有機溶媒の存在下、シリル化剤と反応させ;次いで、反
応生成物をヨウ素化、臭素化、または塩素化してなる式
II (式中、Rは上記定義と同一であり、Xは臭素、塩素ま
たはヨウ素を表す)で示される4−ヒドロキシ−5−ハ
ロピロロ[2,3−d]ピリミジンの製造方法。
−ハロピロロ[2,3−d]ピリミジンの製造方法を提
供する。 【構成】 式I [式中、RはH,C1−C4アルキル、C1−C4アルコキ
シ、アリール、ベンジルまたは式R1−NH−(ただし
R1はアミノ保護基)で表される置換基]で表される4
−ヒドロキシピロロ[2,3−d]ピリミジンを不活性
有機溶媒の存在下、シリル化剤と反応させ;次いで、反
応生成物をヨウ素化、臭素化、または塩素化してなる式
II (式中、Rは上記定義と同一であり、Xは臭素、塩素ま
たはヨウ素を表す)で示される4−ヒドロキシ−5−ハ
ロピロロ[2,3−d]ピリミジンの製造方法。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は医薬および有機化学の分
野に関し、抗葉酸剤タイプの一連の複合代謝拮抗物質を
合成する際の中間体としてとりわけ有用な、4−ヒドロ
キシ−5−ハロピロロ[2,3−d]ピリミジン類の合
成法を提供するものである。
野に関し、抗葉酸剤タイプの一連の複合代謝拮抗物質を
合成する際の中間体としてとりわけ有用な、4−ヒドロ
キシ−5−ハロピロロ[2,3−d]ピリミジン類の合
成法を提供するものである。
【0002】
【従来の技術と課題】代謝拮抗物質は癌を治療する際
に、化学療法剤として長年にわたって用いられてきた。
このような医薬のうちの1つのメトトレキサートは、現
在最も広く使用されている抗癌剤の1つであるが、葉酸
類の他の多くの化合物が合成され、試験され、化学およ
び医学の文献で考察されている。これらの化合物は、酵
素レベルで種々の活性を有し、ジヒドロ葉酸レダクター
ゼ、葉酸ポリグルタミン酸シンテターゼ、グリシンアミ
ドリボヌクレオチドホルミルトランスフェラーゼおよび
チミジル酸シンテターゼのような酸素を阻害する。
に、化学療法剤として長年にわたって用いられてきた。
このような医薬のうちの1つのメトトレキサートは、現
在最も広く使用されている抗癌剤の1つであるが、葉酸
類の他の多くの化合物が合成され、試験され、化学およ
び医学の文献で考察されている。これらの化合物は、酵
素レベルで種々の活性を有し、ジヒドロ葉酸レダクター
ゼ、葉酸ポリグルタミン酸シンテターゼ、グリシンアミ
ドリボヌクレオチドホルミルトランスフェラーゼおよび
チミジル酸シンテターゼのような酸素を阻害する。
【0003】さらに最近になって、一連の4−ヒドロキ
シピロロ[2,3−d]ピリミジン−L−グルタミン酸
誘導体が開示されて、特に有用な抗葉酸剤であることが
わかってきている(例えば米国特許第4,996,206号、同
第5,028,608号、同第5,106,974号および同第4,997,838
号参照)。これらの化合物を合成する際には、一群の重
要な中間体である4−ヒドロキシ−5−ハロピロロ
[2,3−d]ピリミジン誘導体類が合成され、次にこ
れら誘導体を通常の方法によって、所望のカルボン酸誘
導体またはL−グルタミン酸誘導体と反応させることが
多い。
シピロロ[2,3−d]ピリミジン−L−グルタミン酸
誘導体が開示されて、特に有用な抗葉酸剤であることが
わかってきている(例えば米国特許第4,996,206号、同
第5,028,608号、同第5,106,974号および同第4,997,838
号参照)。これらの化合物を合成する際には、一群の重
要な中間体である4−ヒドロキシ−5−ハロピロロ
[2,3−d]ピリミジン誘導体類が合成され、次にこ
れら誘導体を通常の方法によって、所望のカルボン酸誘
導体またはL−グルタミン酸誘導体と反応させることが
多い。
【0004】しかし、対応する4−ヒドロキシピロロ
[2,3−d]ピリミジン類のC−5位を直接ハロゲン
化することによって4−ヒドロキシ−5−ハロピロロ
[2,3−d]ピリミジン類を製造する方法は、ハロゲ
ン化がC−5位とC−6位の両方で起こることが多くて
位置選択性に劣るか、または工程が苛酷で多段階で不便
なために、合成するのに有効ではなかった(例えばCocu
zza,A.J.、Tetrahedron Letters.、29巻、4061〜4064
頁、1988年;Gersterら、J.Het.chem.、207〜213頁、19
69年;および米国特許第4,996,206号参照)。本発明
は、4−ヒドロキシピロロ[2,3−d]ピリミジン類
をそのC−5位で直接ハロゲン化する方法の改良方法を
提供するものである。
[2,3−d]ピリミジン類のC−5位を直接ハロゲン
化することによって4−ヒドロキシ−5−ハロピロロ
[2,3−d]ピリミジン類を製造する方法は、ハロゲ
ン化がC−5位とC−6位の両方で起こることが多くて
位置選択性に劣るか、または工程が苛酷で多段階で不便
なために、合成するのに有効ではなかった(例えばCocu
zza,A.J.、Tetrahedron Letters.、29巻、4061〜4064
頁、1988年;Gersterら、J.Het.chem.、207〜213頁、19
69年;および米国特許第4,996,206号参照)。本発明
は、4−ヒドロキシピロロ[2,3−d]ピリミジン類
をそのC−5位で直接ハロゲン化する方法の改良方法を
提供するものである。
【0005】生成する化合物の4−ヒドロキシ−5−ハ
ロピロロ−[2,3−d]ピリミジン類は、抗腫瘍性グ
ルタミン酸誘導体の合成に用いる中間体として特に有用
である。しかし、有機化学の技術分野の当業者であれ
ば、本発明の方法で合成された中間体の有用性は上記の
抗腫瘍剤の合成に限定されないことはわかるであろう。
ロピロロ−[2,3−d]ピリミジン類は、抗腫瘍性グ
ルタミン酸誘導体の合成に用いる中間体として特に有用
である。しかし、有機化学の技術分野の当業者であれ
ば、本発明の方法で合成された中間体の有用性は上記の
抗腫瘍剤の合成に限定されないことはわかるであろう。
【0006】
【課題を解決するために手段】本発明は、(a)下記式
II:
II:
【0007】
【化8】 [式中、RはH、C1−C4アルキル、C1−C4アルコキ
シ、アリール、ベンジルまたは式R1−NH−(ただし
R1はアミノ保護基)]で表される4−ヒドロキシピロ
ロ[2,3−d]ピリミジンをシリル化剤と反応させ;
次いで、(b)上記ステップ(a)で得た反応生成物を
ヨウ素化、臭素化または塩素化する、ことからなる、下
記式I
シ、アリール、ベンジルまたは式R1−NH−(ただし
R1はアミノ保護基)]で表される4−ヒドロキシピロ
ロ[2,3−d]ピリミジンをシリル化剤と反応させ;
次いで、(b)上記ステップ(a)で得た反応生成物を
ヨウ素化、臭素化または塩素化する、ことからなる、下
記式I
【0008】
【化9】 (式中、Rは前記定義と同一、およびXは臭素、塩素ま
たはヨウ素)で表される4−ヒドロキシ−5−ハロピロ
ロ[2,3−d]ピリミジンの製造方法に関する。
たはヨウ素)で表される4−ヒドロキシ−5−ハロピロ
ロ[2,3−d]ピリミジンの製造方法に関する。
【0009】本発明は、抗葉酸タイプの一連の複合代謝
拮抗物質を合成する際の中間体として、特に有用な4−
ヒドロキシ−5−ハロピロロ[2,3−d]ピリミジン
類の合成方法に関する。
拮抗物質を合成する際の中間体として、特に有用な4−
ヒドロキシ−5−ハロピロロ[2,3−d]ピリミジン
類の合成方法に関する。
【0010】式IとIIで表される上記の化合物は、対応
する4(3H)−オキソ化合物と互変異性平衡状態で存
在する。説明するため、下記のように番号をつけたピロ
ロ[2,3−d]ピリミジンリング系に加えて、式IIに
ついての平衡状態を以下に示す。
する4(3H)−オキソ化合物と互変異性平衡状態で存
在する。説明するため、下記のように番号をつけたピロ
ロ[2,3−d]ピリミジンリング系に加えて、式IIに
ついての平衡状態を以下に示す。
【0011】
【化10】
【0012】便宜上、4−ヒドロキシ形を式IとIIにつ
いて示し、かつ対応する命名法がこの明細書全体を通じ
て使用されている。しかし、このような表示は対応する
互変異性4(3H)−オキソ形を含有すると解されるべ
きである。
いて示し、かつ対応する命名法がこの明細書全体を通じ
て使用されている。しかし、このような表示は対応する
互変異性4(3H)−オキソ形を含有すると解されるべ
きである。
【0013】下記の定義は、前記および本願の開示全体
に用いられる各種の用語を示す。
に用いられる各種の用語を示す。
【0014】「ハロ」という用語は臭素、塩素、フッ素
およびヨウ素を意味する。
およびヨウ素を意味する。
【0015】「C1−C4アルキル」という用語は、1〜
4の炭素原子を有する脂肪族の直鎖もしくは分枝鎖を意
味し、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、n−
ブチル、イソブチル、sec−ブチルおよびtert−ブチル
が含まれる。
4の炭素原子を有する脂肪族の直鎖もしくは分枝鎖を意
味し、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、n−
ブチル、イソブチル、sec−ブチルおよびtert−ブチル
が含まれる。
【0016】「C1−C4アルコキシ」という用語は、酸
素のブリッジを通じて連結された1〜4の炭素原子を有
するアルキル基を意味し、例えばメトキシ、エトキシ、
n−プロポキシ、イソプロポキシなどがある。
素のブリッジを通じて連結された1〜4の炭素原子を有
するアルキル基を意味し、例えばメトキシ、エトキシ、
n−プロポキシ、イソプロポキシなどがある。
【0017】「アリール」という用語は、例えばフェニ
ル、チエニル、ピリジル、またはフリルのような芳香族
化合物から水素原子を除くことによって誘導される、未
置換もしくは置換の芳香族残基を意味する。これらの芳
香族残基は置換されていないか、またはハロ、C1−C4
アルキルおよびC1−C4アルコキシから独立して選択さ
れる1、2、もしくは3個の置換基で置換されている。
ル、チエニル、ピリジル、またはフリルのような芳香族
化合物から水素原子を除くことによって誘導される、未
置換もしくは置換の芳香族残基を意味する。これらの芳
香族残基は置換されていないか、またはハロ、C1−C4
アルキルおよびC1−C4アルコキシから独立して選択さ
れる1、2、もしくは3個の置換基で置換されている。
【0018】式IとII中で用いられる、R1で示される
アミノ保護基は、最終の治療用化合物中には一般に見ら
れないが、化学的操作の過程で、さもないと反応するか
もしれないアミノ基を保護するために一部の合成工程で
故意に導入され、次いで合成の後期の段階で除去される
基を意味する。このような保護基を生成および除去する
多数の反応が、多数の標準的書籍に記載されているが、
このような書籍としては、例えば「Protective Groups
in Organic Chemistry」、Plenum Press社(ロンドンお
よびニューヨーク、1973年);Greene,Th.W.、「Protec
ting Groups inOrganic Synthesis」、Wiley社(ニュー
ヨーク、1981年);および「The Peptides」、Vol.I、
Schrooder and Lubke、Academic Press社(ロンドンお
よびニューヨーク、1965年)がある。
アミノ保護基は、最終の治療用化合物中には一般に見ら
れないが、化学的操作の過程で、さもないと反応するか
もしれないアミノ基を保護するために一部の合成工程で
故意に導入され、次いで合成の後期の段階で除去される
基を意味する。このような保護基を生成および除去する
多数の反応が、多数の標準的書籍に記載されているが、
このような書籍としては、例えば「Protective Groups
in Organic Chemistry」、Plenum Press社(ロンドンお
よびニューヨーク、1973年);Greene,Th.W.、「Protec
ting Groups inOrganic Synthesis」、Wiley社(ニュー
ヨーク、1981年);および「The Peptides」、Vol.I、
Schrooder and Lubke、Academic Press社(ロンドンお
よびニューヨーク、1965年)がある。
【0019】穏やかな条件下で選択的に除去することが
できる、例えばホルミル基のようなアシル基を利用する
アミドと、2〜8の炭素原子を有し1位が置換されてい
る低級アルカノイル基、例えばトリフルオロアセチルと
が有用である。2,2−ジメチルプロピオニルのような
第3級アルカノイルが特に有用である。その他のアミノ
保護基としては、N−メトキシカルボニル、N−エトキ
シカルボニル、N−(t−ブチルオキシカルボニル)お
よびN−ジイソプロピルメトキシカルボニルのようなN
−アルコキシカルボニル基がある。
できる、例えばホルミル基のようなアシル基を利用する
アミドと、2〜8の炭素原子を有し1位が置換されてい
る低級アルカノイル基、例えばトリフルオロアセチルと
が有用である。2,2−ジメチルプロピオニルのような
第3級アルカノイルが特に有用である。その他のアミノ
保護基としては、N−メトキシカルボニル、N−エトキ
シカルボニル、N−(t−ブチルオキシカルボニル)お
よびN−ジイソプロピルメトキシカルボニルのようなN
−アルコキシカルボニル基がある。
【0020】「1〜8の炭素原子を有する低級アルカノ
イル基」という用語は、1〜8の炭素原子を有する直鎖
もしくは分枝鎖の1価の脂肪族アシル基を意味し、例え
ばホルミル、アセチル、プロピオニル、ブチリル、α−
メチルプロピオニル、バレリル、α−メチルブチリル、
β−メチルブチリル、ピバロイル、オクタノイルなどが
含まれる。
イル基」という用語は、1〜8の炭素原子を有する直鎖
もしくは分枝鎖の1価の脂肪族アシル基を意味し、例え
ばホルミル、アセチル、プロピオニル、ブチリル、α−
メチルプロピオニル、バレリル、α−メチルブチリル、
β−メチルブチリル、ピバロイル、オクタノイルなどが
含まれる。
【0021】式IIの化合物は、有機化学者が通常知って
いる方法で製造される。例えば、Davoll,J.、J.Chem.So
c.、131巻、1960年には、4−ヒドロキシピロロ[2,
3−d]ピリミジンの合成が記載されている。さらに、
2−メチル−、2−エチル−、n−プロピル−および2
−フェニル−4−ヒドロキシ−ピロロ[2,3−d]ピ
リミジンの合成は、West,R.A.ら、J.Org.Chem.、26巻、
3809〜3812頁、1961年に記載されている。あるいは、そ
のピロロ[2,3−d]ピリミジン環の2位は、チエニ
ル、ピリジルおよびフリルのような他のアリール基をも
っていてもよい。フェニルに加えて、これらの各アリー
ル基は、ハロ、C1−C4アルキルおよびC1−C4アルコ
キシから独立して選択される1、2もしくは3個の置換
基で、当該技術分野で公知の通常の方法によって置換す
ることができる。
いる方法で製造される。例えば、Davoll,J.、J.Chem.So
c.、131巻、1960年には、4−ヒドロキシピロロ[2,
3−d]ピリミジンの合成が記載されている。さらに、
2−メチル−、2−エチル−、n−プロピル−および2
−フェニル−4−ヒドロキシ−ピロロ[2,3−d]ピ
リミジンの合成は、West,R.A.ら、J.Org.Chem.、26巻、
3809〜3812頁、1961年に記載されている。あるいは、そ
のピロロ[2,3−d]ピリミジン環の2位は、チエニ
ル、ピリジルおよびフリルのような他のアリール基をも
っていてもよい。フェニルに加えて、これらの各アリー
ル基は、ハロ、C1−C4アルキルおよびC1−C4アルコ
キシから独立して選択される1、2もしくは3個の置換
基で、当該技術分野で公知の通常の方法によって置換す
ることができる。
【0022】好ましい式IIの化合物には、未置換の4−
ヒドロキシピロロ[2,3−d]ピリミジン、ならびに
2−メチル−、2−エチル−、2−メトキシ−および2
−フェニル−4−ヒドロキシピロロ[2,3−d]ピリ
ミジンがある。
ヒドロキシピロロ[2,3−d]ピリミジン、ならびに
2−メチル−、2−エチル−、2−メトキシ−および2
−フェニル−4−ヒドロキシピロロ[2,3−d]ピリ
ミジンがある。
【0023】他の好ましい式IIの化合物としては、2−
保護アミノ−4−ヒドロキシピロロ[2,3−d]ピリ
ミジンがある。後述する実施例1には2−アミノ−4−
ヒドロキシピロロ[2,3−d]ピリミジンの好ましい
合成法が記載され、一方、後述する実施例2には2−ア
ミノ置換基を保護する代表的な方法が記載されている。
当該技術分野で公知のアミノ保護基は、式IIの2−アミ
ノ置換基を適切に保護するが、1〜8の炭素原子を有す
る未置換もしくは置換された低級アルカノイル基が好ま
しい。これらの基のなかで2,2−ジメチルプロピオニ
ルが特に好ましい。
保護アミノ−4−ヒドロキシピロロ[2,3−d]ピリ
ミジンがある。後述する実施例1には2−アミノ−4−
ヒドロキシピロロ[2,3−d]ピリミジンの好ましい
合成法が記載され、一方、後述する実施例2には2−ア
ミノ置換基を保護する代表的な方法が記載されている。
当該技術分野で公知のアミノ保護基は、式IIの2−アミ
ノ置換基を適切に保護するが、1〜8の炭素原子を有す
る未置換もしくは置換された低級アルカノイル基が好ま
しい。これらの基のなかで2,2−ジメチルプロピオニ
ルが特に好ましい。
【0024】本発明の方法は、(a)不活性溶媒の存在
下、式IIで表される4−ヒドロキシピロロ[2,3−
d]ピリミジンをシリル化剤と反応させ;次いで、
(b)ステップ(a)で生成した生成物をヨウ素化もし
くは臭素化することによって実施される。この方法は、
2つの独立した方法として実施できるが、ステップ
(b)をステップ(a)が完了して直ちに続いて実施す
る単一の工程として、系中で実施する方が好ましい。
下、式IIで表される4−ヒドロキシピロロ[2,3−
d]ピリミジンをシリル化剤と反応させ;次いで、
(b)ステップ(a)で生成した生成物をヨウ素化もし
くは臭素化することによって実施される。この方法は、
2つの独立した方法として実施できるが、ステップ
(b)をステップ(a)が完了して直ちに続いて実施す
る単一の工程として、系中で実施する方が好ましい。
【0025】ステップ(a)では、公知のシリル化剤が
使用される(例えばCalvin,E.W.、「Silicon Reagents
in Organic Synthesis」、Academic Press社(ロンドン
など、1988年参照)。この引用文献は本願に援用するも
のとする。特に有用なシリル化剤としては、「トリ−低
級アルキルシリル」化剤類(この用語にはトリ−イソプ
ロピルシリル、トリ−メチルシリルおよびトリエチルシ
リルが含まれる)、トリメチルシリルハライド類、ビス
(トリメチルシリル)炭素(BSU)のようなシリル化
尿素類、ならびにビス(トリメチルシリル)アセトアミ
ド(BSA)のようなシリル化アミド類がある。これら
のシリル化剤のなかでBSAが好ましい。
使用される(例えばCalvin,E.W.、「Silicon Reagents
in Organic Synthesis」、Academic Press社(ロンドン
など、1988年参照)。この引用文献は本願に援用するも
のとする。特に有用なシリル化剤としては、「トリ−低
級アルキルシリル」化剤類(この用語にはトリ−イソプ
ロピルシリル、トリ−メチルシリルおよびトリエチルシ
リルが含まれる)、トリメチルシリルハライド類、ビス
(トリメチルシリル)炭素(BSU)のようなシリル化
尿素類、ならびにビス(トリメチルシリル)アセトアミ
ド(BSA)のようなシリル化アミド類がある。これら
のシリル化剤のなかでBSAが好ましい。
【0026】一般に不活性な有機溶媒の存在下、式IIの
化合物に対して少なくとも1モル当量のシリル化剤を添
加すれば、ステップ(a)の反応を駆動させるのに充分
である。しかし、式IIの化合物のシリル化を最適に行う
には、1モルの基質に対して少なくとも2モル当量のシ
リル化剤を用いる方が得策である。この反応に用いる適
切な溶媒は、テトラヒドロフラン(THF)および特に
ジメチルホルムアミド(DMF)である。この方法のス
テップ(a)は、約25〜60℃の範囲の温度で行うことが
好ましい。しかし、所定の反応に対する最適の操作温度
は、有機化学者の日常の技術で容易に見つけられる。
化合物に対して少なくとも1モル当量のシリル化剤を添
加すれば、ステップ(a)の反応を駆動させるのに充分
である。しかし、式IIの化合物のシリル化を最適に行う
には、1モルの基質に対して少なくとも2モル当量のシ
リル化剤を用いる方が得策である。この反応に用いる適
切な溶媒は、テトラヒドロフラン(THF)および特に
ジメチルホルムアミド(DMF)である。この方法のス
テップ(a)は、約25〜60℃の範囲の温度で行うことが
好ましい。しかし、所定の反応に対する最適の操作温度
は、有機化学者の日常の技術で容易に見つけられる。
【0027】ビス(トリメチルシリル)アセトアミドを
シリル化剤として使用する場合、その反応生成物は、お
そらく下記式III:
シリル化剤として使用する場合、その反応生成物は、お
そらく下記式III:
【0028】
【化11】 (式中、Rは前記定義と同一)で表されるピロロ[2,
3−d]ピリミジンである。
3−d]ピリミジンである。
【0029】次に、ステップ(a)による反応生成物を
臭素化、塩素化またはヨウ素化することによって式Iの
化合物が形成される。ステップ(b)は、ステップ
(a)が完了し、続いて直ちに同じ容器内で行うのが理
想的であり、次に反応混合物を室温まで冷却させる。
臭素化、塩素化またはヨウ素化することによって式Iの
化合物が形成される。ステップ(b)は、ステップ
(a)が完了し、続いて直ちに同じ容器内で行うのが理
想的であり、次に反応混合物を室温まで冷却させる。
【0030】ステップ(a)による反応生成物の臭素
化、塩素化およびヨウ素化は、当該技術分野の当業者に
とって公知の方法で達成される。例えば、式IIの化合
物、シリル化剤および不活性有機溶媒の混合物にN−ク
ロロスクシンイミドを添加すると、式IIの化合物はC−
5位が塩素化された式Iの化合物に変換される。
化、塩素化およびヨウ素化は、当該技術分野の当業者に
とって公知の方法で達成される。例えば、式IIの化合
物、シリル化剤および不活性有機溶媒の混合物にN−ク
ロロスクシンイミドを添加すると、式IIの化合物はC−
5位が塩素化された式Iの化合物に変換される。
【0031】同様に、式IIの化合物のC−5位の臭素化
は、臭素元素、N−ブロモアセトアミドおよびN−ブロ
モスクシンイミドのような公知の臭素化剤を添加するこ
とによって達成される。これらの臭素化剤のなかでは、
N−ブロモスクシンイミドを使うことが好ましい。
は、臭素元素、N−ブロモアセトアミドおよびN−ブロ
モスクシンイミドのような公知の臭素化剤を添加するこ
とによって達成される。これらの臭素化剤のなかでは、
N−ブロモスクシンイミドを使うことが好ましい。
【0032】同様に、式IIの化合物のC−5位のヨウ素
化は、ヨウ素元素、モノ塩化ヨウ素およびN−ヨードス
クシンイミドのような公知のヨウ素化剤を添加すること
によって達成される。これらのヨウ素化剤の中で、N−
ヨードスクシンイミドが好ましい。
化は、ヨウ素元素、モノ塩化ヨウ素およびN−ヨードス
クシンイミドのような公知のヨウ素化剤を添加すること
によって達成される。これらのヨウ素化剤の中で、N−
ヨードスクシンイミドが好ましい。
【0033】所望の結果に応じて、選択されるハロゲン
化剤を1モルの基質に対して少なくとも1モル当量の量
で、混合物に添加しなければならない。
化剤を1モルの基質に対して少なくとも1モル当量の量
で、混合物に添加しなければならない。
【0034】この方法のステップ(b)は、光なしで行
うのが好ましい。
うのが好ましい。
【0035】ステップ(a)と(b)にとって必要な反
応時間は、出発物質と操作温度の関数である。所定の方
法に対する最適反応時間は、他の生産の場合と同様、短
い反応時間の方が有利である生産高と、長い反応時間の
方が有利である最大収率との競合するゴールを考慮して
決定される妥協的な時間である。
応時間は、出発物質と操作温度の関数である。所定の方
法に対する最適反応時間は、他の生産の場合と同様、短
い反応時間の方が有利である生産高と、長い反応時間の
方が有利である最大収率との競合するゴールを考慮して
決定される妥協的な時間である。
【0036】本発明の生成物から得られる式Iの化合物
は、生成混合物を水中に注入することによって容易に単
離することができる。その生成物は通常の手順によって
回収することができる。例えば、生成物は濾過によって
収集され、水で洗浄され、乾燥され、メタノール含有ク
ロロホルムのような有機溶媒に再スラリー化され、再濾
過され、次いで再乾燥される。このようにして回収され
た4−ヒドロキシ−5−ハロピロロ[2,3−d]ピリ
ミジンは通常、中間体として使用するのにさらに精製す
る必要はない。
は、生成混合物を水中に注入することによって容易に単
離することができる。その生成物は通常の手順によって
回収することができる。例えば、生成物は濾過によって
収集され、水で洗浄され、乾燥され、メタノール含有ク
ロロホルムのような有機溶媒に再スラリー化され、再濾
過され、次いで再乾燥される。このようにして回収され
た4−ヒドロキシ−5−ハロピロロ[2,3−d]ピリ
ミジンは通常、中間体として使用するのにさらに精製す
る必要はない。
【0037】式Iの化合物は新規なもしくは公知の4−
ヒドロキシピロロ[2,3−d]ピリミジン−L−グル
タミン酸誘導体を製造するのに用いる中間体として、ま
たは上記L−グルタミン酸誘導体を合成するのに有用な
他の中間体を製造するのに用いる中間体として有用なも
のが好ましい。
ヒドロキシピロロ[2,3−d]ピリミジン−L−グル
タミン酸誘導体を製造するのに用いる中間体として、ま
たは上記L−グルタミン酸誘導体を合成するのに有用な
他の中間体を製造するのに用いる中間体として有用なも
のが好ましい。
【0038】式Iの化合物のこの用途は、当該技術分野
で公知である。例えば、Rが水素かもしくは1〜4の炭
素原子を有するアルキルである式Iの化合物は、有用な
中間体もしくは最終化合物であるN−(ピロロ[2,3
−d]ピリミジン−3イルアシル)−グルタミン酸誘導
体を製造するのに用いられる(Taylorの米国特許第4,99
6,206号)。また式Iの化合物は、米国特許第4,997,838
号および同第5,106,974号でAkimotoが教示しているピロ
ロ[2,3−d]ピリミジン誘導体を製造するのに有用
である。しかし、本発明の方法によって製造される式I
の化合物の用途は、これらの例のこのような用途に限定
されない。
で公知である。例えば、Rが水素かもしくは1〜4の炭
素原子を有するアルキルである式Iの化合物は、有用な
中間体もしくは最終化合物であるN−(ピロロ[2,3
−d]ピリミジン−3イルアシル)−グルタミン酸誘導
体を製造するのに用いられる(Taylorの米国特許第4,99
6,206号)。また式Iの化合物は、米国特許第4,997,838
号および同第5,106,974号でAkimotoが教示しているピロ
ロ[2,3−d]ピリミジン誘導体を製造するのに有用
である。しかし、本発明の方法によって製造される式I
の化合物の用途は、これらの例のこのような用途に限定
されない。
【0039】
【実施例】下記の実施例によって本発明の方法をさらに
説明する。これらの実施例はいずれの場合でも本発明の
適用範囲を限定するものではなく、そのように解すべき
ではない。
説明する。これらの実施例はいずれの場合でも本発明の
適用範囲を限定するものではなく、そのように解すべき
ではない。
【0040】実施例1 2−アミノ−4−ヒドロキシピロロ[2,3−d]ピリ
ミジン ブロモアセトアルデヒド・ジエチルアセタール136.7
g、水347mlおよび濃塩酸17.3mlの混合物を激しく撹拌
しながら約30分間約90℃で加熱し、透明な溶液を得た。
その溶液を室温まで冷却させ、NaOAc68.3gを添加
した。得られた溶液を2,4−ジアミノ−6−ヒドロキ
シピリミジン100gとNaOAc34.2gとの水739mlによ
る懸濁液の、予め70〜85℃に加熱したものに、撹拌しな
がら添加した。反応を70〜85℃で2時間続けて反応を完
了させた。得られた混合物を0℃に冷却し、約1.5時間
保持した。得られた混合物を濾過し、収集した生成物を
水500mlとアセトン500mlで洗浄し、乾燥して2−アミノ
−4−ヒドロキシピロロ[2,3−d]ピリミジン72.3
g(収率79%)を得た。少量の試料を熱メタノールによ
ってスラリー化し、濾過し、乾燥することによってさら
に精製した。その精製物の物性は次の通りであった。 融点:>300℃1 H NMR(300MHz、DMSO-d6)δ6.03(s、2H)、6.1
3(m、1H)、6.56(dd、J=3.3、2.3Hz、1H)、1
0.23(bs、1H)、10.93(bs、1H)。
ミジン ブロモアセトアルデヒド・ジエチルアセタール136.7
g、水347mlおよび濃塩酸17.3mlの混合物を激しく撹拌
しながら約30分間約90℃で加熱し、透明な溶液を得た。
その溶液を室温まで冷却させ、NaOAc68.3gを添加
した。得られた溶液を2,4−ジアミノ−6−ヒドロキ
シピリミジン100gとNaOAc34.2gとの水739mlによ
る懸濁液の、予め70〜85℃に加熱したものに、撹拌しな
がら添加した。反応を70〜85℃で2時間続けて反応を完
了させた。得られた混合物を0℃に冷却し、約1.5時間
保持した。得られた混合物を濾過し、収集した生成物を
水500mlとアセトン500mlで洗浄し、乾燥して2−アミノ
−4−ヒドロキシピロロ[2,3−d]ピリミジン72.3
g(収率79%)を得た。少量の試料を熱メタノールによ
ってスラリー化し、濾過し、乾燥することによってさら
に精製した。その精製物の物性は次の通りであった。 融点:>300℃1 H NMR(300MHz、DMSO-d6)δ6.03(s、2H)、6.1
3(m、1H)、6.56(dd、J=3.3、2.3Hz、1H)、1
0.23(bs、1H)、10.93(bs、1H)。
【0041】実施例2 2−(2,2−ジメチルプロピオニル)アミノ−4−ヒ
ドロキシピロロ[2,3−d]ピリミジン 実施例1で得た2−アミノ−4−ヒドロキシピロロ
[2,3−d]ピリミジン50gをトルエン225ml中に懸
濁させ、次にそのトルエンをさらに水が分離されなくな
るまで留去させた。得られた混合物に、無水ピバリン酸
182.8gと4−ジメチルアミノピリジン1.82gを添加し
た。温度を140〜145℃まで上昇させて残留していたトル
エンを留去した。約8時間後、HPLC分析(アセトニ
トリル、1%HOAc水溶液3:7、C18カラム、254n
mにおける検出、流量2.0ml/min)によって反応が完了し
たことを確認し、反応混合物を室温まで冷却させた。次
に、t−ブチルメチルエーテル(TBME)を添加して
生成物を沈澱させ、生成した混合物を約−5℃まで徐々
に冷却し、濾過した。得られた湿潤ケーキをTBMEで
再度スラリー化し、濾過し、45〜50℃で減圧乾燥した。
このようにして得られた生成物を1N HCl−DMF
(9:1)でスラリー化し、濾過し、乾燥して下記物性
の2−(2,2−ジメチルプロピオニル)アミノ−4−
ヒドロキシピロロ[2,3−d]ピリミジンを45.7g
(収率65%)得た。 融点:296〜301℃(分解)1 H NMR(300MHz、DMSO-d6)δ1.19(s、9H)、6.3
6(dd、J=1.8、3.2Hz、1H)、6.91(dd、J=2.2、
3.2Hz、1H)、10.76(bs、1H)、11.54(bs、1
H)。
ドロキシピロロ[2,3−d]ピリミジン 実施例1で得た2−アミノ−4−ヒドロキシピロロ
[2,3−d]ピリミジン50gをトルエン225ml中に懸
濁させ、次にそのトルエンをさらに水が分離されなくな
るまで留去させた。得られた混合物に、無水ピバリン酸
182.8gと4−ジメチルアミノピリジン1.82gを添加し
た。温度を140〜145℃まで上昇させて残留していたトル
エンを留去した。約8時間後、HPLC分析(アセトニ
トリル、1%HOAc水溶液3:7、C18カラム、254n
mにおける検出、流量2.0ml/min)によって反応が完了し
たことを確認し、反応混合物を室温まで冷却させた。次
に、t−ブチルメチルエーテル(TBME)を添加して
生成物を沈澱させ、生成した混合物を約−5℃まで徐々
に冷却し、濾過した。得られた湿潤ケーキをTBMEで
再度スラリー化し、濾過し、45〜50℃で減圧乾燥した。
このようにして得られた生成物を1N HCl−DMF
(9:1)でスラリー化し、濾過し、乾燥して下記物性
の2−(2,2−ジメチルプロピオニル)アミノ−4−
ヒドロキシピロロ[2,3−d]ピリミジンを45.7g
(収率65%)得た。 融点:296〜301℃(分解)1 H NMR(300MHz、DMSO-d6)δ1.19(s、9H)、6.3
6(dd、J=1.8、3.2Hz、1H)、6.91(dd、J=2.2、
3.2Hz、1H)、10.76(bs、1H)、11.54(bs、1
H)。
【0042】実施例3 4−ヒドロキシ−5−ヨードピロロ[2,3−d]ピリ
ミジン 4−ヒドロキシピロロ[2,3−d]ピリミジン1.0g
をDMF20mlに入れた溶液に、ビス(トリメチルシリ
ル)アセトアミド3.3g(2.2当量)を添加し、得られた
溶液を油溶中で約2時間40℃にて撹拌した。シリル化反
応の完了は反応液の一部をとり、NMR分析によって確
認した(ピロールのC−Hのダブレットが消失し、87.1
7に単一のはっきりとスプリットしたダブレットが出現
する、約2時間)。得られた混合物を水50mlに撹拌しな
がら注入した。1〜2時間後、生成物を濾過によって収
集し、水で洗浄し、乾燥し、10倍量の10%メタノール
含有クロロホルムで再スラリー化した。次に濾過し、乾
燥して下記物性を有する4−ヒドロキシ−5−ヨードピ
ロロ[2,3−d]ピリミジンを1.7g(88%収率)得
た。 融点:248〜253℃(分解)1 H NMR(300MHz、DMSO-d6)δ7.17(d、J=2.4Hz、
1H)、7.80(d、J=2.3Hz、1H)、11.82(s、1
H)、12.14(s、1H)。13C NMR(75.5MHz、DMSO-
d6)δ53.8、107.3、125.5、143.6、147.9、157.8。 元素分析: C H N C6H4IN3Oとして 27.61 1.54 16.10%の計算値 実測値 27.71 1.48 15.85%
ミジン 4−ヒドロキシピロロ[2,3−d]ピリミジン1.0g
をDMF20mlに入れた溶液に、ビス(トリメチルシリ
ル)アセトアミド3.3g(2.2当量)を添加し、得られた
溶液を油溶中で約2時間40℃にて撹拌した。シリル化反
応の完了は反応液の一部をとり、NMR分析によって確
認した(ピロールのC−Hのダブレットが消失し、87.1
7に単一のはっきりとスプリットしたダブレットが出現
する、約2時間)。得られた混合物を水50mlに撹拌しな
がら注入した。1〜2時間後、生成物を濾過によって収
集し、水で洗浄し、乾燥し、10倍量の10%メタノール
含有クロロホルムで再スラリー化した。次に濾過し、乾
燥して下記物性を有する4−ヒドロキシ−5−ヨードピ
ロロ[2,3−d]ピリミジンを1.7g(88%収率)得
た。 融点:248〜253℃(分解)1 H NMR(300MHz、DMSO-d6)δ7.17(d、J=2.4Hz、
1H)、7.80(d、J=2.3Hz、1H)、11.82(s、1
H)、12.14(s、1H)。13C NMR(75.5MHz、DMSO-
d6)δ53.8、107.3、125.5、143.6、147.9、157.8。 元素分析: C H N C6H4IN3Oとして 27.61 1.54 16.10%の計算値 実測値 27.71 1.48 15.85%
【0043】実施例3に記載の手順に従い、適切な反応
試薬を用いて実施例4と5を実施した。
試薬を用いて実施例4と5を実施した。
【0044】実施例4 2−メチル−4−ヒドロキシ−5−ヨードピロロ[2,
3−d]ピリミジン 標題の化合物の収率は87%で、物性は以下のとおりで
あった。 融点:270〜275℃(分解)1 H NMR(300MHz、DMSO-d6)δ2.23(s、3H)、7.0
8(d、J=2.2Hz、1H)、11.74(s、1H)、11.93
(s、1H)。13C NMR(75.5MHz、DMSO-d6)δ20.
8、53.6、105.0、124.8、148.6、153.1、158.6。 元素分析: C H N C7H6IN3Oとして 30.57 2.20 15.28%の計算値 実測値 30.30 2.16 14.99%
3−d]ピリミジン 標題の化合物の収率は87%で、物性は以下のとおりで
あった。 融点:270〜275℃(分解)1 H NMR(300MHz、DMSO-d6)δ2.23(s、3H)、7.0
8(d、J=2.2Hz、1H)、11.74(s、1H)、11.93
(s、1H)。13C NMR(75.5MHz、DMSO-d6)δ20.
8、53.6、105.0、124.8、148.6、153.1、158.6。 元素分析: C H N C7H6IN3Oとして 30.57 2.20 15.28%の計算値 実測値 30.30 2.16 14.99%
【0045】実施例5 2−(2,2−ジメチルプロピオニル)アミノ−4−ヒ
ドロキシ−5−ヨードピロロ[2,3−d]ピリミジン 標題の化合物の収率は72%で、物性は下記のとおりであ
った。 融点:255〜260℃(分解)1 H NMR(300MHz、DMSO-d6)δ1.20(s、9H)、7.0
7(d、J=2.0Hz、1H)、10.65(s、1H)、11.74
(s、1H)、11.79(s、1H)。13C NMR(75.5MH
z、DMSO-d6)δ26.3、39.7、54.1、103.8、125.0、146.
9、147.9、156.5、180.9。 元素分析: C H N C11H13IN4O2として 36.68 3.64 15.56%の計算値 実測値 37.14 3.63 15.53%
ドロキシ−5−ヨードピロロ[2,3−d]ピリミジン 標題の化合物の収率は72%で、物性は下記のとおりであ
った。 融点:255〜260℃(分解)1 H NMR(300MHz、DMSO-d6)δ1.20(s、9H)、7.0
7(d、J=2.0Hz、1H)、10.65(s、1H)、11.74
(s、1H)、11.79(s、1H)。13C NMR(75.5MH
z、DMSO-d6)δ26.3、39.7、54.1、103.8、125.0、146.
9、147.9、156.5、180.9。 元素分析: C H N C11H13IN4O2として 36.68 3.64 15.56%の計算値 実測値 37.14 3.63 15.53%
【0046】実施例6 4−ヒドロキシ−5−ブロモピロロ[2,3−d]ピリ
ミジン 4−ヒドロキシピロロ[2,3−d]ピリミジン1.0g
をDMF20mlに入れた溶液に、ビス(トリメチルシリ
ル)アセトアミド3.8g(2.5当量)を添加し、得られた
溶液を油溶中で約2時間40℃で撹拌した。シリル化反応
の完了は、反応液の一部をとり、N−3プロトンシグナ
ルの消失を示すNMR分析によって確認した。生成した
反応混合物を室温まで冷却し、次にN−ブロモスクシン
イミド(NBS)1.6g(1.2当量)を一度に添加した。
得られた反応混合物を光から保護し、反応の完了がNM
R分析で確認できるまで(ピロールのC−Hダブレット
が消失し、単一のはっきりとスプリットしたダブレット
が87.16に出現する、約2時間)室温で撹拌した。得ら
れた反応混合物を撹拌しながら水50mlの中に注入した。
1〜2時間後に、生成物を濾過して収集し、水で洗浄
し、乾燥し、10倍量の10%メタノール含有クロロホルム
で再スラリー化した。濾過し乾燥して、下記物性を有す
る4−ヒドロキシ−5−ブロモピロロ−[2,3−d]
ピリミジン1.2g(75%収率)を得た。 融点:269〜271℃(分解)1 H NMR(300MHz、DMSO-d6)δ7.16(d、J=2.0Hz、
1H)、7.80(d、J=2.1Hz、1H)、11.87(s、1
H)、12.15(s、1H)。13C NMR(75.5MHz、DMSO-
d6)δ89.3、105.5、120.4、144.3、147.4、157.5。
ミジン 4−ヒドロキシピロロ[2,3−d]ピリミジン1.0g
をDMF20mlに入れた溶液に、ビス(トリメチルシリ
ル)アセトアミド3.8g(2.5当量)を添加し、得られた
溶液を油溶中で約2時間40℃で撹拌した。シリル化反応
の完了は、反応液の一部をとり、N−3プロトンシグナ
ルの消失を示すNMR分析によって確認した。生成した
反応混合物を室温まで冷却し、次にN−ブロモスクシン
イミド(NBS)1.6g(1.2当量)を一度に添加した。
得られた反応混合物を光から保護し、反応の完了がNM
R分析で確認できるまで(ピロールのC−Hダブレット
が消失し、単一のはっきりとスプリットしたダブレット
が87.16に出現する、約2時間)室温で撹拌した。得ら
れた反応混合物を撹拌しながら水50mlの中に注入した。
1〜2時間後に、生成物を濾過して収集し、水で洗浄
し、乾燥し、10倍量の10%メタノール含有クロロホルム
で再スラリー化した。濾過し乾燥して、下記物性を有す
る4−ヒドロキシ−5−ブロモピロロ−[2,3−d]
ピリミジン1.2g(75%収率)を得た。 融点:269〜271℃(分解)1 H NMR(300MHz、DMSO-d6)δ7.16(d、J=2.0Hz、
1H)、7.80(d、J=2.1Hz、1H)、11.87(s、1
H)、12.15(s、1H)。13C NMR(75.5MHz、DMSO-
d6)δ89.3、105.5、120.4、144.3、147.4、157.5。
【0047】実施例6に記載の手順に従い、適切な反応
試薬を用いて、実施例7と8を実施した。
試薬を用いて、実施例7と8を実施した。
【0048】実施例7 2−メチル−4−ヒドロキシ−5−ブロモピロロ[2,
3−d]ピリミジン 標題の化合物の収率は84%で、物性は下記のとおりであ
った。 融点:300〜305℃(分解)1 H NMR(300MHz、DMSO-d6)δ2.23(s、3H)、7.0
7(d、J=2.1Hz、1H)、11.77(s、1H)、11.91
(s、1H)。13C NMR(75.5MHz、DMSO-d6)δ20.
8、89.1、103.2、119.6、148.1、153.5、158.2。 C7H6BrN3Oとして計算されたHRMSm/z
(M+)は227.9773、実測値は227.9789。
3−d]ピリミジン 標題の化合物の収率は84%で、物性は下記のとおりであ
った。 融点:300〜305℃(分解)1 H NMR(300MHz、DMSO-d6)δ2.23(s、3H)、7.0
7(d、J=2.1Hz、1H)、11.77(s、1H)、11.91
(s、1H)。13C NMR(75.5MHz、DMSO-d6)δ20.
8、89.1、103.2、119.6、148.1、153.5、158.2。 C7H6BrN3Oとして計算されたHRMSm/z
(M+)は227.9773、実測値は227.9789。
【0049】実施例8 2−(2,2−ジメチルプロピオニル)アミノ−4−ヒ
ドロキシ−5−ブロモピロロ[2,3−d]ピリミジン 標題化合物の収率は59%で、物性は下記のとおりであっ
た。 融点:277〜281℃(分解)1 H NMR(300MHz、DMSO-d6)δ1.18(s、9H)、7.0
9(d、J=2.5Hz、1H)、10.82(s、1H)、11.82
(s、1H)、11.87(s、1H)。13C NMR(75.5MH
z、DMSO-d6)δ26.3、39.7、89.5、101.9、119.6、147.
1、147.3、156.0、180.9。 元素分析: C H N C11H13BrN4O2として 42.19 4.18 17.89%の計算値 実測値 41.77 4.10 17.58%
ドロキシ−5−ブロモピロロ[2,3−d]ピリミジン 標題化合物の収率は59%で、物性は下記のとおりであっ
た。 融点:277〜281℃(分解)1 H NMR(300MHz、DMSO-d6)δ1.18(s、9H)、7.0
9(d、J=2.5Hz、1H)、10.82(s、1H)、11.82
(s、1H)、11.87(s、1H)。13C NMR(75.5MH
z、DMSO-d6)δ26.3、39.7、89.5、101.9、119.6、147.
1、147.3、156.0、180.9。 元素分析: C H N C11H13BrN4O2として 42.19 4.18 17.89%の計算値 実測値 41.77 4.10 17.58%
【0050】実施例9 ジメチル N−[4−(4−ヒドロキシピロロ[2,3
−d]ピリミジン−5−イルエチニル)ベンゾイル−L
−グルタメート 4−ヒドロキシ−5−ヨードピロロ[2,3−d]ピリ
ミジン10mmolとジメチルホルムアミド40mlの混合物に、
ジメチル N−(4−エチニルベンゾイル)−L−グル
タメート4.0g、ヨウ化銅(I)0.38g、トリエチルア
ミン3mlおよびテトラキス(トリフェニルホスフィン)
パラジウム1.0gを添加する。この混合物を室温で2時
間撹拌し、次いで水500mlに注入する。濾過して固体を
集め風乾し、メタノール200ml中で還流する。得られた
混合物を冷却し、濾過して固体を集め、次いで10%メタ
ノール含有の塩化メチレン2Lに溶解して標題の化合物
を得る。
−d]ピリミジン−5−イルエチニル)ベンゾイル−L
−グルタメート 4−ヒドロキシ−5−ヨードピロロ[2,3−d]ピリ
ミジン10mmolとジメチルホルムアミド40mlの混合物に、
ジメチル N−(4−エチニルベンゾイル)−L−グル
タメート4.0g、ヨウ化銅(I)0.38g、トリエチルア
ミン3mlおよびテトラキス(トリフェニルホスフィン)
パラジウム1.0gを添加する。この混合物を室温で2時
間撹拌し、次いで水500mlに注入する。濾過して固体を
集め風乾し、メタノール200ml中で還流する。得られた
混合物を冷却し、濾過して固体を集め、次いで10%メタ
ノール含有の塩化メチレン2Lに溶解して標題の化合物
を得る。
【0051】実施例10 N−{4−[2−(4−ヒドロキシピロロ[2,3−
d]ピリミジン−5−イル)エチル]ベンゾイル}−L
−グルタメート ジメチル N−[4−(4−ヒドロキシピロロ[2,3
−d]ピリミジン−5−イルエチニル)ベンゾイル]−
L−グルタメート1.1gと50%メタノール含有塩化メチ
レン100mlとの混合物を50気圧で24時間水素化し、濾
過し、減圧で濃縮する。残渣にエーテルを添加し、濾過
して固体を集め、乾燥して標題の化合物を得る。
d]ピリミジン−5−イル)エチル]ベンゾイル}−L
−グルタメート ジメチル N−[4−(4−ヒドロキシピロロ[2,3
−d]ピリミジン−5−イルエチニル)ベンゾイル]−
L−グルタメート1.1gと50%メタノール含有塩化メチ
レン100mlとの混合物を50気圧で24時間水素化し、濾
過し、減圧で濃縮する。残渣にエーテルを添加し、濾過
して固体を集め、乾燥して標題の化合物を得る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 マイケル・エドワード・コビエルスキー アメリカ合衆国46142インディアナ州グリ ーンウッド、シャドウ・ヒル・コート3969 番
Claims (2)
- 【請求項1】 (a)下記式: 【化1】 [式中、RはH、C1−C4アルキル、C1−C4アルコキ
シ、アリール、ベンジルまたは式R1−NH−(ただし
R1はアミノ保護基)で表される置換基]で表される4
−ヒドロキシピロロ[2,3−d]ピリミジンを不活性
有機溶媒の存在下、シリル化剤と反応させ;次いで、 (b)ステップ(a)で得た反応生成物をヨウ素化、臭
素化、または塩素化する;ことからなる下記式: 【化2】 (式中、Rは上記定義と同一であり、Xは臭素、塩素ま
たはヨウ素を表す)で示される4−ヒドロキシ−5−ハ
ロピロロ[2,3−d]ピリミジンの製造方法。 - 【請求項2】 (a)下記式: 【化3】 [式中、RはH、C1−C4アルキル、C1−C4アルコキ
シ、アリール、ベンジルまたは式R1−NH−(ただし
R1はアミノ保護基)で表される置換基]で表される4
−ヒドロキシピロロ[2,3−d]ピリミジンを不活性
有機溶媒の存在下、シリル化剤と反応させ; (b)ステップ(a)で得た反応生成物をヨウ素化、臭
素化、または塩素化し; (c)ステップ(b)で得た反応生成物、すなわち下記
式: 【化4】 (式中、Rは上記定義と同一であり、Xは臭素、塩素ま
たはヨウ素である)で表される化合物を下記式: 【化5】 (R2は同一もしくは異なってもよいカルボキシ保護
基)で表される化合物と縮合させ; (d)ステップ(c)で得た反応生成物、すなわち下記
式: 【化6】 (式中、RおよびR2は上記定義と同一であり、*印
は、その炭素原子の周囲の立体配置がL配置であること
を表す)で示される化合物を水素化し;次いで、 (e)ステップ(d)で得た反応生成物を医薬として許
容される塩に、任意に変換する;ことからなる、下記
式: 【化7】 (式中、Rおよび*印の定義は上記定義と同一)で表さ
れる化合物またはその塩の製造方法。
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