JPH10251257A - イミダゾピリジン誘導体の製造法及びその中間体塩酸 塩 - Google Patents
イミダゾピリジン誘導体の製造法及びその中間体塩酸 塩Info
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- JPH10251257A JPH10251257A JP7887797A JP7887797A JPH10251257A JP H10251257 A JPH10251257 A JP H10251257A JP 7887797 A JP7887797 A JP 7887797A JP 7887797 A JP7887797 A JP 7887797A JP H10251257 A JPH10251257 A JP H10251257A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 2−置換−3−(ビフェニル−4−イル)メ
チル−7−メチル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリ
ジン誘導体(II)の工業的に優れた製造方法を提供する
こと。 【解決手段】 2−[N−(ビフェニル−4−イル)メ
チル]アミノ−4−メチル−3−アルキルアミドピリジ
ン誘導体(I)あるいはその塩酸塩(IV)を有機酸塩ま
たはアミンの存在下に環化する。 【化1】
チル−7−メチル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリ
ジン誘導体(II)の工業的に優れた製造方法を提供する
こと。 【解決手段】 2−[N−(ビフェニル−4−イル)メ
チル]アミノ−4−メチル−3−アルキルアミドピリジ
ン誘導体(I)あるいはその塩酸塩(IV)を有機酸塩ま
たはアミンの存在下に環化する。 【化1】
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は特開平7−6198
4号公報等に記載された医薬中間体として有用な、2−
置換−3−(ビフェニル−4−イル)メチル−7−メチ
ル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン誘導体の新
規製造法及びその製造中間体2−[N−(ビフェニル−
4−イル)メチル]アミノ−4−メチル−3−アルキル
アミドピリジン誘導体の塩酸塩に関する。
4号公報等に記載された医薬中間体として有用な、2−
置換−3−(ビフェニル−4−イル)メチル−7−メチ
ル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン誘導体の新
規製造法及びその製造中間体2−[N−(ビフェニル−
4−イル)メチル]アミノ−4−メチル−3−アルキル
アミドピリジン誘導体の塩酸塩に関する。
【0002】
【従来の技術】2−置換−3−(ビフェニル−4−イ
ル)メチル−7−メチル−3H−イミダゾ[4,5−
b]ピリジン誘導体はアンギオテンシンII受容体拮抗剤
等の医薬中間体として重要であり、その効率的製造法が
望まれていた。例えば、特開平7−61984号公報に
は2−[N−(2′−メトキシカルボニルビフェニル−
4−イル)メチル]シクロプロパンカルボキサミド−5
−ブロモ−4−メチル−3−ニトロピリジンを還元、環
化して2−シクロプロピル−3−(2′−メトキシカル
ボニルビフェニル−4−イル)メチル−7−メチル−3
H−イミダゾ[4,5−b]ピリジンを得る方法、ある
いは2−[N−(2′−メトキシカルボニルビフェニル
−4−イル)メチル]シクロプロパンカルボキサミド−
5−ブロモ−4−メチル−3−ニトロピリジンを還元、
異性化し、3−シクロプロパンカルボキサミド−2−
[N−(2′−メトキシカルボニルビフェニル−4−イ
ル)メチル]アミノ−5−ブロモ−4−メチルピリジン
を得て、更に還元、環化して2−シクロプロピル−3−
(2′−メトキシカルボニルビフェニル−4−イル)メ
チル−7−メチル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリ
ジンを得る方法が提案されている。
ル)メチル−7−メチル−3H−イミダゾ[4,5−
b]ピリジン誘導体はアンギオテンシンII受容体拮抗剤
等の医薬中間体として重要であり、その効率的製造法が
望まれていた。例えば、特開平7−61984号公報に
は2−[N−(2′−メトキシカルボニルビフェニル−
4−イル)メチル]シクロプロパンカルボキサミド−5
−ブロモ−4−メチル−3−ニトロピリジンを還元、環
化して2−シクロプロピル−3−(2′−メトキシカル
ボニルビフェニル−4−イル)メチル−7−メチル−3
H−イミダゾ[4,5−b]ピリジンを得る方法、ある
いは2−[N−(2′−メトキシカルボニルビフェニル
−4−イル)メチル]シクロプロパンカルボキサミド−
5−ブロモ−4−メチル−3−ニトロピリジンを還元、
異性化し、3−シクロプロパンカルボキサミド−2−
[N−(2′−メトキシカルボニルビフェニル−4−イ
ル)メチル]アミノ−5−ブロモ−4−メチルピリジン
を得て、更に還元、環化して2−シクロプロピル−3−
(2′−メトキシカルボニルビフェニル−4−イル)メ
チル−7−メチル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリ
ジンを得る方法が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら特開平7
−61984号公報開示技術では、より高純度品を得る
ためにはカラムクロマトグラフィーで精製する必要があ
り、操作が繁雑で、低収率となる傾向があった。
−61984号公報開示技術では、より高純度品を得る
ためにはカラムクロマトグラフィーで精製する必要があ
り、操作が繁雑で、低収率となる傾向があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、かかる課
題を解決するため鋭意研究を重ねた結果、下記一般式で
表される2−[N−(ビフェニル−4−イル)メチル]
アミノ−4−メチル−3−アルキルアミドピリジン誘導
体(I)、
題を解決するため鋭意研究を重ねた結果、下記一般式で
表される2−[N−(ビフェニル−4−イル)メチル]
アミノ−4−メチル−3−アルキルアミドピリジン誘導
体(I)、
【0005】
【化9】
【0006】[式中R1は水素原子またハロゲン原子を
意味し、さらにハロゲン原子とは臭素原子または塩素原
子を意味する。R2は水素原子またはメチル基を、R3は
シクロアルキル基、低級アルキル基または低級アルコキ
シ基を意味し、R4はシアノ基又は式−COOR5で表さ
れる基(式中R5は低級アルキル基、シクロアルキル
基、アルコキシアルキル基、チオアルコキシアルキル
基、シクロエーテル基、アリール基、アラルキル基、ア
ルケニル基、アルキニル基、トリアルキルシリル基を意
味する。)または下記構造式で表される基
意味し、さらにハロゲン原子とは臭素原子または塩素原
子を意味する。R2は水素原子またはメチル基を、R3は
シクロアルキル基、低級アルキル基または低級アルコキ
シ基を意味し、R4はシアノ基又は式−COOR5で表さ
れる基(式中R5は低級アルキル基、シクロアルキル
基、アルコキシアルキル基、チオアルコキシアルキル
基、シクロエーテル基、アリール基、アラルキル基、ア
ルケニル基、アルキニル基、トリアルキルシリル基を意
味する。)または下記構造式で表される基
【0007】
【化10】
【0008】を意味する。]
【0009】あるいはその塩酸塩(IV)
【0010】
【化11】
【0011】[式中R1、R2、R3、R4は前記と同様の
意味を有する。]を80〜260℃で加熱環化すると、
製品純度、収率が共に良好で、目的とする2−置換−3
−(ビフェニル−4−イル)メチル−7−メチル−3H
−イミダゾ[4,5−b]ピリジン誘導体が得られると
いう事実を見出し、本発明を完成した。
意味を有する。]を80〜260℃で加熱環化すると、
製品純度、収率が共に良好で、目的とする2−置換−3
−(ビフェニル−4−イル)メチル−7−メチル−3H
−イミダゾ[4,5−b]ピリジン誘導体が得られると
いう事実を見出し、本発明を完成した。
【0012】
【発明の実施の形態】以下本発明を詳細に説明する。本
発明で原料となる2−[N−(ビフェニル−4−イル)
メチル]アミノ−4−メチル−3−アルキルアミドピリ
ジン誘導体(I)は下記一般式で表される。
発明で原料となる2−[N−(ビフェニル−4−イル)
メチル]アミノ−4−メチル−3−アルキルアミドピリ
ジン誘導体(I)は下記一般式で表される。
【0013】
【化12】
【0014】[式中、R1は水素原子またはハロゲン原
子を意味し、さらにハロゲン原子とは臭素原子または塩
素原子を意味する。R2は水素原子またはメチル基を、
R3はシクロアルキル基、低級アルキル基または低級ア
ルコキシ基を、R4はシアノ基又は−COOR5で表され
る基(式中R5は低級アルキル基、シクロアルキル基、
アルコキシアルキル基、チオアルコキシアルキル基、シ
クロエーテル基、アリール基、アラルキル基、アルケニ
ル基、アルキニル基、トリアルキルシリル基を意味す
る。)または下記構造式で表される基
子を意味し、さらにハロゲン原子とは臭素原子または塩
素原子を意味する。R2は水素原子またはメチル基を、
R3はシクロアルキル基、低級アルキル基または低級ア
ルコキシ基を、R4はシアノ基又は−COOR5で表され
る基(式中R5は低級アルキル基、シクロアルキル基、
アルコキシアルキル基、チオアルコキシアルキル基、シ
クロエーテル基、アリール基、アラルキル基、アルケニ
ル基、アルキニル基、トリアルキルシリル基を意味す
る。)または下記構造式で表される基
【0015】
【化13】
【0016】を意味する。]
【0017】また更に具体的な代表例として、例えば下
記化合物を挙げることができるが、本発明にかかる2−
[N−(ビフェニル−4−イル)メチル]アミノ−4−
メチル−3−アルキルアミドピリジン誘導体(I)はこ
れらに限定されない。
記化合物を挙げることができるが、本発明にかかる2−
[N−(ビフェニル−4−イル)メチル]アミノ−4−
メチル−3−アルキルアミドピリジン誘導体(I)はこ
れらに限定されない。
【0018】(1)3−シクロプロパンカルボキサミド
−2−[N−(2’−メトキシカルボニルビフェニル−
4−イル)メチル]アミノ−4−メチルピリジン (2)3−シクロプロパンカルボキサミド−2−[N−
(2’−メトキシカルボニルビフェニル−4−イル)メ
チル]アミノ−4,6−ジメチルピリジン (3)3−シクロプロパンカルボキサミド−2−[N−
(2’−メトキシカルボニルビフェニル−4−イル)メ
チル]アミノ−5−ブロモ−4−メチルピリジン (4)3−シクロプロパンカルボキサミド−2−[N−
(2’−メトキシカルボニルビフェニル−4−イル)メ
チル]アミノ−5−クロロ−4−メチルピリジン (5)3−シクロプロパンカルボキサミド−2−[N−
(2’−メトキシカルボニルビフェニル−4−イル)メ
チル]アミノ−5−ブロモ−4,6−ジメチルピリジン (6)3−シクロプロパンカルボキサミド−2−[N−
(2’−メトキシカルボニルビフェニル−4−イル)メ
チル]アミノ−5−クロロ−4,6−ジメチルピリジン (7)3−ブチリルアミノ−2−[N−(2’−メトキ
シカルボニルビフェニル−4−イル)メチル]アミノ−
4−メチルピリジン (8)3−ブチリルアミノ−2−[N−(2’−メトキ
シカルボニルビフェニル−4−イル)メチル]アミノ−
4,6−ジメチルピリジン (9)3−ブチリルアミノ−2−[N−(2’−メトキ
シカルボニルビフェニル−4−イル)メチル]アミノ−
5−ブロモ−4−メチルピリジン (10)3−ブチリルアミノ−2−[N−(2’−メトキ
シカルボニルビフェニル−4−イル)メチル]アミノ−
5−ブロモ−4,6−ジメチルピリジン (11)3−バレリルアミノ−2−[N−(2’−メトキ
シカルボニルビフェニル−4−イル)メチル]アミノ−
4−メチルピリジン (12)3−バレリルアミノ−2−[N−(2’−メトキ
シカルボニルビフェニル−4−イル)メチル]アミノ−
4,6−ジメチルピリジン (13)3−バレリルアミノ−2−[N−(2’−メトキ
シカルボニルビフェニル−4−イル)メチル]アミノ−
5−ブロモ−4,6−ジメチルピリジン (14)3−シクロプロパンカルボキサミド−2−[N−
{2’−(4",4"−ジメチルオキサゾリン−2”−イ
ル)ビフェニル−4−イル}メチル]アミノ−4−メチ
ルピリジン (15)3−シクロプロパンカルボキサミド−2−[N−
{2’−(4",4"−ジメチルオキサゾリン−2”−イ
ル)ビフェニル−4−イル}メチル]アミノ−4,6−
ジメチルピリジン (16)3−シクロプロパンカルボキサミド−2−[N−
{2’−(4",4"−ジメチルオキサゾリン−2”−イ
ル)ビフェニル−4−イル}メチル]アミノ−5−ブロ
モ−4−メチルピリジン (17)3−シクロプロパンカルボキサミド−2−[N−
{2’−(4",4"−ジメチルオキサゾリン−2”−イ
ル)ビフェニル−4−イル}メチル]アミノ−5−クロ
ロ−4−メチルピリジン (18)3−シクロプロパンカルボキサミド−2−[N−
{2’−(4",4"−ジメチルオキサゾリン−2”−イ
ル)ビフェニル−4−イル}メチル]アミノ−5−ブロ
モ−4,6−ジメチルピリジン (19)3−シクロプロパンカルボキサミド−2−[N−
{2’−(4",4"−ジメチルオキサゾリン−2”−イ
ル)ビフェニル−4−イル}メチル]アミノ−5−クロ
ロ−4,6−ジメチルピリジン (20)3−ブチリルアミノ−2−[N−{2’−
(4",4"−ジメチルオキサゾリン−2”−イル)ビフ
ェニル−4−イル}メチル]アミノ−4−メチルピリジ
ン (21)3−ブチリルアミノ−2−[N−{2’−
(4",4"−ジメチルオキサゾリン−2”−イル)ビフ
ェニル−4−イル}メチル]アミノ−4,6−ジメチル
ピリジン (22)3−ブチリルアミノ−2−[N−{2’−
(4",4"−ジメチルオキサゾリン−2”−イル)ビフ
ェニル−4−イル}メチル]アミノ−5−ブロモ−4−
メチルピリジン (23) 3−ブチリルアミノ−2−[N−{2’−
(4",4"−ジメチルオキサゾリン−2”−イル)ビフ
ェニル−4−イル}メチル]アミノ−5−ブロモ−4,
6−ジメチルピリジン (24)3−バレリルアミノ−2−[N−{2’−
(4",4"−ジメチルオキサゾリン−2”−イル)ビフ
ェニル−4−イル}メチル]アミノ−4−メチルピリジ
ン (25)3−バレリルアミノ−2−[N−{2’−
(4",4"−ジメチルオキサゾリン−2”−イル)ビフ
ェニル−4−イル}メチル]アミノ−4,6−ジメチル
ピリジン (26)3−バレリルアミノ−2−[N−{2’−
(4",4"−ジメチルオキサゾリン−2”−イル)ビフ
ェニル−4−イル}メチル]アミノ−5−ブロモ−4−
メチルピリジン (27)3−バレリルアミノ−2−[N−{2’−
(4",4"−ジメチルオキサゾリン−2”−イル)ビフ
ェニル−4−イル}メチル]アミノ−5−ブロモ−4,
6−ジメチルピリジン (28)3−シクロプロパンカルボキサミド−2−[N−
(2’−シアノビフェニル−4−イル)メチル]アミノ
−5−ブロモ−4−メチルピリジン (29)3−シクロプロパンカルボキサミド−2−[N−
(2’−シアノビフェニル−4−イル)メチル]アミノ
−5−ブロモ−4,6−ジメチルピリジン (30)3−シクロプロパンカルボキサミド−2−[N−
(2’−シアノビフェニル−4−イル)メチル]アミノ
−5−クロロ−4−メチルピリジン (31)3−シクロプロパンカルボキサミド−2−[N−
(2’−シアノビフェニル−4−イル)メチル]アミノ
−5−クロロ−4,6−ジメチルピリジン (32)3−n−ブチリルアミノ−2−[N−(2’−シ
アノビフェニル−4−イル)メチル]アミノ−5−ブロ
モ−4−メチルピリジン (33)3−n−ブチリルアミノ−2−[N−(2’−シ
アノビフェニル−4−イル)メチル]アミノ−5−ブロ
モ−4,6−ジメチルピリジン (34)3−n−ブチリルアミノ−2−[N−(2’−シ
アノビフェニル−4−イル)メチル]アミノ−5−クロ
ロ−4−メチルピリジン (35)3−n−ブチリルアミノ−2−[N−(2’−シ
アノビフェニル−4−イル)メチル]アミノ−5−クロ
ロ−4,6−ジメチルピリジン (36)3−n−バレリルアミノ−2−[N−(2’−シ
アノビフェニル−4−イル)メチル]アミノ−5−ブロ
モ−4−メチルピリジン (37)3−n−バレリルアミノ−2−[N−(2’−シ
アノビフェニル−4−イル)メチル]アミノ−5−ブロ
モ−4,6−ジメチルピリジン (38)3−n−バレリルアミノ−2−[N−(2’−シ
アノビフェニル−4−イル)メチル]アミノ−5−クロ
ロ−4−メチルピリジン (39)3−n−バレリルアミノ−2−[N−(2’−シ
アノビフェニル−4−イル)メチル]アミノ−5−クロ
ロ−4,6−ジメチルピリジン
−2−[N−(2’−メトキシカルボニルビフェニル−
4−イル)メチル]アミノ−4−メチルピリジン (2)3−シクロプロパンカルボキサミド−2−[N−
(2’−メトキシカルボニルビフェニル−4−イル)メ
チル]アミノ−4,6−ジメチルピリジン (3)3−シクロプロパンカルボキサミド−2−[N−
(2’−メトキシカルボニルビフェニル−4−イル)メ
チル]アミノ−5−ブロモ−4−メチルピリジン (4)3−シクロプロパンカルボキサミド−2−[N−
(2’−メトキシカルボニルビフェニル−4−イル)メ
チル]アミノ−5−クロロ−4−メチルピリジン (5)3−シクロプロパンカルボキサミド−2−[N−
(2’−メトキシカルボニルビフェニル−4−イル)メ
チル]アミノ−5−ブロモ−4,6−ジメチルピリジン (6)3−シクロプロパンカルボキサミド−2−[N−
(2’−メトキシカルボニルビフェニル−4−イル)メ
チル]アミノ−5−クロロ−4,6−ジメチルピリジン (7)3−ブチリルアミノ−2−[N−(2’−メトキ
シカルボニルビフェニル−4−イル)メチル]アミノ−
4−メチルピリジン (8)3−ブチリルアミノ−2−[N−(2’−メトキ
シカルボニルビフェニル−4−イル)メチル]アミノ−
4,6−ジメチルピリジン (9)3−ブチリルアミノ−2−[N−(2’−メトキ
シカルボニルビフェニル−4−イル)メチル]アミノ−
5−ブロモ−4−メチルピリジン (10)3−ブチリルアミノ−2−[N−(2’−メトキ
シカルボニルビフェニル−4−イル)メチル]アミノ−
5−ブロモ−4,6−ジメチルピリジン (11)3−バレリルアミノ−2−[N−(2’−メトキ
シカルボニルビフェニル−4−イル)メチル]アミノ−
4−メチルピリジン (12)3−バレリルアミノ−2−[N−(2’−メトキ
シカルボニルビフェニル−4−イル)メチル]アミノ−
4,6−ジメチルピリジン (13)3−バレリルアミノ−2−[N−(2’−メトキ
シカルボニルビフェニル−4−イル)メチル]アミノ−
5−ブロモ−4,6−ジメチルピリジン (14)3−シクロプロパンカルボキサミド−2−[N−
{2’−(4",4"−ジメチルオキサゾリン−2”−イ
ル)ビフェニル−4−イル}メチル]アミノ−4−メチ
ルピリジン (15)3−シクロプロパンカルボキサミド−2−[N−
{2’−(4",4"−ジメチルオキサゾリン−2”−イ
ル)ビフェニル−4−イル}メチル]アミノ−4,6−
ジメチルピリジン (16)3−シクロプロパンカルボキサミド−2−[N−
{2’−(4",4"−ジメチルオキサゾリン−2”−イ
ル)ビフェニル−4−イル}メチル]アミノ−5−ブロ
モ−4−メチルピリジン (17)3−シクロプロパンカルボキサミド−2−[N−
{2’−(4",4"−ジメチルオキサゾリン−2”−イ
ル)ビフェニル−4−イル}メチル]アミノ−5−クロ
ロ−4−メチルピリジン (18)3−シクロプロパンカルボキサミド−2−[N−
{2’−(4",4"−ジメチルオキサゾリン−2”−イ
ル)ビフェニル−4−イル}メチル]アミノ−5−ブロ
モ−4,6−ジメチルピリジン (19)3−シクロプロパンカルボキサミド−2−[N−
{2’−(4",4"−ジメチルオキサゾリン−2”−イ
ル)ビフェニル−4−イル}メチル]アミノ−5−クロ
ロ−4,6−ジメチルピリジン (20)3−ブチリルアミノ−2−[N−{2’−
(4",4"−ジメチルオキサゾリン−2”−イル)ビフ
ェニル−4−イル}メチル]アミノ−4−メチルピリジ
ン (21)3−ブチリルアミノ−2−[N−{2’−
(4",4"−ジメチルオキサゾリン−2”−イル)ビフ
ェニル−4−イル}メチル]アミノ−4,6−ジメチル
ピリジン (22)3−ブチリルアミノ−2−[N−{2’−
(4",4"−ジメチルオキサゾリン−2”−イル)ビフ
ェニル−4−イル}メチル]アミノ−5−ブロモ−4−
メチルピリジン (23) 3−ブチリルアミノ−2−[N−{2’−
(4",4"−ジメチルオキサゾリン−2”−イル)ビフ
ェニル−4−イル}メチル]アミノ−5−ブロモ−4,
6−ジメチルピリジン (24)3−バレリルアミノ−2−[N−{2’−
(4",4"−ジメチルオキサゾリン−2”−イル)ビフ
ェニル−4−イル}メチル]アミノ−4−メチルピリジ
ン (25)3−バレリルアミノ−2−[N−{2’−
(4",4"−ジメチルオキサゾリン−2”−イル)ビフ
ェニル−4−イル}メチル]アミノ−4,6−ジメチル
ピリジン (26)3−バレリルアミノ−2−[N−{2’−
(4",4"−ジメチルオキサゾリン−2”−イル)ビフ
ェニル−4−イル}メチル]アミノ−5−ブロモ−4−
メチルピリジン (27)3−バレリルアミノ−2−[N−{2’−
(4",4"−ジメチルオキサゾリン−2”−イル)ビフ
ェニル−4−イル}メチル]アミノ−5−ブロモ−4,
6−ジメチルピリジン (28)3−シクロプロパンカルボキサミド−2−[N−
(2’−シアノビフェニル−4−イル)メチル]アミノ
−5−ブロモ−4−メチルピリジン (29)3−シクロプロパンカルボキサミド−2−[N−
(2’−シアノビフェニル−4−イル)メチル]アミノ
−5−ブロモ−4,6−ジメチルピリジン (30)3−シクロプロパンカルボキサミド−2−[N−
(2’−シアノビフェニル−4−イル)メチル]アミノ
−5−クロロ−4−メチルピリジン (31)3−シクロプロパンカルボキサミド−2−[N−
(2’−シアノビフェニル−4−イル)メチル]アミノ
−5−クロロ−4,6−ジメチルピリジン (32)3−n−ブチリルアミノ−2−[N−(2’−シ
アノビフェニル−4−イル)メチル]アミノ−5−ブロ
モ−4−メチルピリジン (33)3−n−ブチリルアミノ−2−[N−(2’−シ
アノビフェニル−4−イル)メチル]アミノ−5−ブロ
モ−4,6−ジメチルピリジン (34)3−n−ブチリルアミノ−2−[N−(2’−シ
アノビフェニル−4−イル)メチル]アミノ−5−クロ
ロ−4−メチルピリジン (35)3−n−ブチリルアミノ−2−[N−(2’−シ
アノビフェニル−4−イル)メチル]アミノ−5−クロ
ロ−4,6−ジメチルピリジン (36)3−n−バレリルアミノ−2−[N−(2’−シ
アノビフェニル−4−イル)メチル]アミノ−5−ブロ
モ−4−メチルピリジン (37)3−n−バレリルアミノ−2−[N−(2’−シ
アノビフェニル−4−イル)メチル]アミノ−5−ブロ
モ−4,6−ジメチルピリジン (38)3−n−バレリルアミノ−2−[N−(2’−シ
アノビフェニル−4−イル)メチル]アミノ−5−クロ
ロ−4−メチルピリジン (39)3−n−バレリルアミノ−2−[N−(2’−シ
アノビフェニル−4−イル)メチル]アミノ−5−クロ
ロ−4,6−ジメチルピリジン
【0019】本発明で製造される2−置換−3−(ビフ
ェニル−4−イル)メチル−7−メチル−3H−イミダ
ゾ[4,5−b]ピリジン誘導体(II)は下記一般式で
表される。
ェニル−4−イル)メチル−7−メチル−3H−イミダ
ゾ[4,5−b]ピリジン誘導体(II)は下記一般式で
表される。
【0020】
【化14】
【0021】[式中R2、R3、R4は前記と同様の意味
を有する。]
を有する。]
【0022】さらに具体的な代表例として例えば下記化
合物を挙げることができるが、本発明にかかる2−置換
−3−(ビフェニル−4−イル)メチル−7−メチル−
3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン誘導体(II)は
これらに限定されない。
合物を挙げることができるが、本発明にかかる2−置換
−3−(ビフェニル−4−イル)メチル−7−メチル−
3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン誘導体(II)は
これらに限定されない。
【0023】(1)2−シクロプロピル−3−(2’−
メトキシカルボニルビフェニル−4−イル)メチル−7
−メチル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン (2)2−シクロプロピル−3−(2’−メトキシカル
ボニルビフェニル−4−イル)メチル−5,7−ジメチ
ル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン (3)2−n−プロピル−3−(2’−メトキシカルボ
ニルビフェニル−4−イル)メチル−7−メチル−3H
−イミダゾ[4,5−b]ピリジン (4)2−n−プロピル−3−(2’−メトキシカルボ
ニルビフェニル−4−イル)メチル−5,7−ジメチル
−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン (5)2−n−ブチル−3−(2’−メトキシカルボニ
ルビフェニル−4−イル)メチル−7−メチル−3H−
イミダゾ[4,5−b]ピリジン (6)2−n−ブチル−3−(2’−メトキシカルボニ
ルビフェニル−4−イル)メチル−5,7−ジメチル−
3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン (7)2−エチル−3−(2’−メトキシカルボニルビ
フェニル−4−イル)メチル−7−メチル−3H−イミ
ダゾ[4,5−b]ピリジン (8)2−エチル−3−(2’−メトキシカルボニルビ
フェニル−4−イル)メチル−5,7−ジメチル−3H
−イミダゾ[4,5−b]ピリジン (9)2−シクロプロピル−3−[2’−(4",4"−
ジメチルオキサゾリン−2”−イル)ビフェニル−4−
イル]メチル−7−メチル−3H−イミダゾ[4,5−
b]ピリジン (10)2−シクロプロピル−3−[2’−(4",4"−
ジメチルオキサゾリン−2”−イル)ビフェニル−4−
イル]メチル−5,7−ジメチル−3H−イミダゾ
[4,5−b]ピリジン (11)2−n−プロピル−3−[2’−(4",4"−ジ
メチルオキサゾリン−2”−イル)ビフェニル−4−イ
ル]メチル−7−メチル−3H−イミダゾ[4,5−
b]ピリジン (12)2−n−プロピル−3−[2’−(4",4"−ジ
メチルオキサゾリン−2”−イル)ビフェニル−4−イ
ル]メチル−5,7−ジメチル−3H−イミダゾ[4,
5−b]ピリジン (13)2−n−ブチル−3−[2’−(4",4"−ジメ
チルオキサゾリン−2”−イル)ビフェニル−4−イ
ル]メチル−7−メチル−3H−イミダゾ[4,5−
b]ピリジン (14)2−n−ブチル−3−[2’−(4",4"−ジメ
チルオキサゾリン−2”−イル)ビフェニル−4−イ
ル]メチル−5,7−ジメチル−3H−イミダゾ[4,
5−b]ピリジン (15)2−エチル−3−[2’−(4",4"−ジメチル
オキサゾリン−2”−イル)ビフェニル−4−イル]メ
チル−7−メチル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリ
ジン (16)2−エチル−3−[2’−(4",4"−ジメチル
オキサゾリン−2”−イル)ビフェニル−4−イル]メ
チル−5,7−ジメチル−3H−イミダゾ[4,5−
b]ピリジン
メトキシカルボニルビフェニル−4−イル)メチル−7
−メチル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン (2)2−シクロプロピル−3−(2’−メトキシカル
ボニルビフェニル−4−イル)メチル−5,7−ジメチ
ル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン (3)2−n−プロピル−3−(2’−メトキシカルボ
ニルビフェニル−4−イル)メチル−7−メチル−3H
−イミダゾ[4,5−b]ピリジン (4)2−n−プロピル−3−(2’−メトキシカルボ
ニルビフェニル−4−イル)メチル−5,7−ジメチル
−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン (5)2−n−ブチル−3−(2’−メトキシカルボニ
ルビフェニル−4−イル)メチル−7−メチル−3H−
イミダゾ[4,5−b]ピリジン (6)2−n−ブチル−3−(2’−メトキシカルボニ
ルビフェニル−4−イル)メチル−5,7−ジメチル−
3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン (7)2−エチル−3−(2’−メトキシカルボニルビ
フェニル−4−イル)メチル−7−メチル−3H−イミ
ダゾ[4,5−b]ピリジン (8)2−エチル−3−(2’−メトキシカルボニルビ
フェニル−4−イル)メチル−5,7−ジメチル−3H
−イミダゾ[4,5−b]ピリジン (9)2−シクロプロピル−3−[2’−(4",4"−
ジメチルオキサゾリン−2”−イル)ビフェニル−4−
イル]メチル−7−メチル−3H−イミダゾ[4,5−
b]ピリジン (10)2−シクロプロピル−3−[2’−(4",4"−
ジメチルオキサゾリン−2”−イル)ビフェニル−4−
イル]メチル−5,7−ジメチル−3H−イミダゾ
[4,5−b]ピリジン (11)2−n−プロピル−3−[2’−(4",4"−ジ
メチルオキサゾリン−2”−イル)ビフェニル−4−イ
ル]メチル−7−メチル−3H−イミダゾ[4,5−
b]ピリジン (12)2−n−プロピル−3−[2’−(4",4"−ジ
メチルオキサゾリン−2”−イル)ビフェニル−4−イ
ル]メチル−5,7−ジメチル−3H−イミダゾ[4,
5−b]ピリジン (13)2−n−ブチル−3−[2’−(4",4"−ジメ
チルオキサゾリン−2”−イル)ビフェニル−4−イ
ル]メチル−7−メチル−3H−イミダゾ[4,5−
b]ピリジン (14)2−n−ブチル−3−[2’−(4",4"−ジメ
チルオキサゾリン−2”−イル)ビフェニル−4−イ
ル]メチル−5,7−ジメチル−3H−イミダゾ[4,
5−b]ピリジン (15)2−エチル−3−[2’−(4",4"−ジメチル
オキサゾリン−2”−イル)ビフェニル−4−イル]メ
チル−7−メチル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリ
ジン (16)2−エチル−3−[2’−(4",4"−ジメチル
オキサゾリン−2”−イル)ビフェニル−4−イル]メ
チル−5,7−ジメチル−3H−イミダゾ[4,5−
b]ピリジン
【0024】本発明は2−[N−(ビフェニル−4−イ
ル)メチル]アミノ−4−メチル−3−アルキルアミド
ピリジン誘導体(I)またはその塩酸塩(VI)を、環化
し2−置換−3−(ビフェニル−4−イル)メチル−7
−メチル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン誘導
体(II)を得る製法であり、その反応温度は限定されな
いが、目的物の収率の観点からは80〜260℃の加熱
下に行うことが好ましく、より好ましくは100〜22
0℃である。
ル)メチル]アミノ−4−メチル−3−アルキルアミド
ピリジン誘導体(I)またはその塩酸塩(VI)を、環化
し2−置換−3−(ビフェニル−4−イル)メチル−7
−メチル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン誘導
体(II)を得る製法であり、その反応温度は限定されな
いが、目的物の収率の観点からは80〜260℃の加熱
下に行うことが好ましく、より好ましくは100〜22
0℃である。
【0025】上記の加熱環化反応は、無溶媒でも反応は
進行するが、溶媒を使用することもできる。この時用い
られる溶媒としてはメタノール、エタノール、2−プロ
パノール、ブタノール、トルエン、ジメチルホルムアミ
ドが挙げられ、好ましくはメタノール、2−プロパノー
ル、エタノールを挙げることができる。
進行するが、溶媒を使用することもできる。この時用い
られる溶媒としてはメタノール、エタノール、2−プロ
パノール、ブタノール、トルエン、ジメチルホルムアミ
ドが挙げられ、好ましくはメタノール、2−プロパノー
ル、エタノールを挙げることができる。
【0026】溶媒の使用量も限定されないが、通常は2
−[N−(ビフェニル−4−イル)メチル]アミノ−4
−メチル−3−アルキルアミドピリジン誘導体(I)の
0.5〜100倍重量、好ましくは1〜10倍重量が用
いられる。
−[N−(ビフェニル−4−イル)メチル]アミノ−4
−メチル−3−アルキルアミドピリジン誘導体(I)の
0.5〜100倍重量、好ましくは1〜10倍重量が用
いられる。
【0027】また上記の環化反応の際には、有機酸塩又
はアミンの存在下に行うことにより、より好ましい結果
が得られる。具体的に有機酸塩としては、酢酸ナトリウ
ム、酢酸カリウム、クエン酸ナトリウム、プロピオン酸
カリウム等が用いられる。アミンとしては、具体的には
トリエチルアミン、トリメチルアミン、トリブチルアミ
ン、ジエチルアミン等が挙げられ、好ましくはトリエチ
ルアミンが挙げられる。
はアミンの存在下に行うことにより、より好ましい結果
が得られる。具体的に有機酸塩としては、酢酸ナトリウ
ム、酢酸カリウム、クエン酸ナトリウム、プロピオン酸
カリウム等が用いられる。アミンとしては、具体的には
トリエチルアミン、トリメチルアミン、トリブチルアミ
ン、ジエチルアミン等が挙げられ、好ましくはトリエチ
ルアミンが挙げられる。
【0028】有機酸塩又はアミンの使用量も限定されな
いが、通常は2−[N−(ビフェニル−4−イル)メチ
ル]アミノ−4−メチル−3−アルキルアミドピリジン
誘導体(I)の0.1〜20倍モル、好ましくは1〜5
倍モルを用いる。
いが、通常は2−[N−(ビフェニル−4−イル)メチ
ル]アミノ−4−メチル−3−アルキルアミドピリジン
誘導体(I)の0.1〜20倍モル、好ましくは1〜5
倍モルを用いる。
【0029】一方、2−[N−(ビフェニル−4−イ
ル)メチル]アルキルアミド−3−ニトロピリジン誘導
体(III)から2−置換−3−(ビフェニル−4−イ
ル)メチル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン誘
導体(II)を製造する方法については、まず2−[N−
(ビフェニル−4−イル)メチル]アルキルアミド−3
−ニトロピリジン誘導体(III)を還元、脱ハロゲン化
及び異性化して2−[N−(ビフェニル−4−イル)メ
チル]アミノ−4−メチル−3−アルキルアミドピリジ
ン誘導体(I)とし、必要に応じて塩酸塩(IV)とし、
更に加熱環化して2−置換−3−(ビフェニル−4−イ
ル)メチル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン誘
導体(II)を得るのであるが、以下に詳細を説明する。
ル)メチル]アルキルアミド−3−ニトロピリジン誘導
体(III)から2−置換−3−(ビフェニル−4−イ
ル)メチル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン誘
導体(II)を製造する方法については、まず2−[N−
(ビフェニル−4−イル)メチル]アルキルアミド−3
−ニトロピリジン誘導体(III)を還元、脱ハロゲン化
及び異性化して2−[N−(ビフェニル−4−イル)メ
チル]アミノ−4−メチル−3−アルキルアミドピリジ
ン誘導体(I)とし、必要に応じて塩酸塩(IV)とし、
更に加熱環化して2−置換−3−(ビフェニル−4−イ
ル)メチル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン誘
導体(II)を得るのであるが、以下に詳細を説明する。
【0030】還元、脱ハロゲン化及び異性化は以下の条
件で反応させることにより同時に反応が進行する。まず
2−[N−(ビフェニル−4−イル)メチル]アルキル
アミド−4−メチル−3−ニトロピリジン誘導体(II
I)に、溶媒、有機酸塩または塩基、触媒を加える。溶
媒としては、メタノール、2−プロパノール、エタノー
ル、ブタノール、トルエン、ジメチルホルムアミドが挙
げられ、好ましくはメタノール、2−プロパノール及び
エタノールが用いられる。
件で反応させることにより同時に反応が進行する。まず
2−[N−(ビフェニル−4−イル)メチル]アルキル
アミド−4−メチル−3−ニトロピリジン誘導体(II
I)に、溶媒、有機酸塩または塩基、触媒を加える。溶
媒としては、メタノール、2−プロパノール、エタノー
ル、ブタノール、トルエン、ジメチルホルムアミドが挙
げられ、好ましくはメタノール、2−プロパノール及び
エタノールが用いられる。
【0031】溶媒の使用量は限定されないが、通常は2
−[N−(ビフェニル−4−イル)メチル]アルキルア
ミド−4−メチル−3−ニトロピリジン誘導体(III)
の0.5〜100倍重量、好ましくは1〜10倍重量が
用いられる。
−[N−(ビフェニル−4−イル)メチル]アルキルア
ミド−4−メチル−3−ニトロピリジン誘導体(III)
の0.5〜100倍重量、好ましくは1〜10倍重量が
用いられる。
【0032】本反応は有機酸塩またはアミン存在下に行
うが、具体的に有機酸塩としては、酢酸ナトリウム、酢
酸カリウム、クエン酸ナトリウム、酪酸ナトリウム等が
用いられる。アミンとしては、具体的にはトリエチルア
ミン、トリメチルアミン、トリブチルアミン、ジエチル
アミン等が用いられ、好ましくはトリエチルアミンが用
いられる。
うが、具体的に有機酸塩としては、酢酸ナトリウム、酢
酸カリウム、クエン酸ナトリウム、酪酸ナトリウム等が
用いられる。アミンとしては、具体的にはトリエチルア
ミン、トリメチルアミン、トリブチルアミン、ジエチル
アミン等が用いられ、好ましくはトリエチルアミンが用
いられる。
【0033】有機酸塩またはアミンの使用量は限定され
ないが、通常は2−[N−(ビフェニル−4−イル)メ
チル]アルキルアミド−4−メチル−3−ニトロピリジ
ン誘導体(III)の0.1〜20倍モル、好ましくは1
〜5倍モルを用いる。
ないが、通常は2−[N−(ビフェニル−4−イル)メ
チル]アルキルアミド−4−メチル−3−ニトロピリジ
ン誘導体(III)の0.1〜20倍モル、好ましくは1
〜5倍モルを用いる。
【0034】還元条件としては、反応系に水素を通常1
〜50kg/cm2、好ましく1〜10kg/cm2になるよ
うに仕込み、反応中はその圧を維持する。
〜50kg/cm2、好ましく1〜10kg/cm2になるよ
うに仕込み、反応中はその圧を維持する。
【0035】反応触媒も限定されないが、通常は、パラ
ジウム/カーボン系触媒又はラネーニッケルが用いら
れ、好ましくはパラジウム/カーボン系触媒が用いられ
る。担持量は限定されないが、好ましくは5%程度が用
いられる。
ジウム/カーボン系触媒又はラネーニッケルが用いら
れ、好ましくはパラジウム/カーボン系触媒が用いられ
る。担持量は限定されないが、好ましくは5%程度が用
いられる。
【0036】反応温度も限定されないが、通常は20〜
80℃、好ましくは25〜70℃に加熱する。反応時間
は触媒量、水素ガス圧力等により異なるが、通常5分〜
24時間、好ましくは30分〜3時間である。
80℃、好ましくは25〜70℃に加熱する。反応時間
は触媒量、水素ガス圧力等により異なるが、通常5分〜
24時間、好ましくは30分〜3時間である。
【0037】上記反応により2−[N−(ビフェニル−
4−イル)メチル]アミノ−4−メチル−3−アルキル
アミドピリジン誘導体(I)が得られる。該誘導体(I)
はそのまま、加熱し環化させて2−置換−3−(ビフェ
ニル−4−イル)メチル−7−メチル−3H−イミダゾ
[4,5−b]ピリジン誘導体(II)を製造しても良い
が、最終製品純度を上げるには2−[N−(ビフェニル
−4−イル)メチル]アミノ−4−メチル−3−アルキ
ルアミドピリジン誘導体(I)を塩酸塩(IV)として単
離してから、加熱環化し2−置換−3−(ビフェニル−
4−イル)メチル−7−メチル−3H−イミダゾ[4,
5−b]ピリジン誘導体(II)を製造することが好まし
い。
4−イル)メチル]アミノ−4−メチル−3−アルキル
アミドピリジン誘導体(I)が得られる。該誘導体(I)
はそのまま、加熱し環化させて2−置換−3−(ビフェ
ニル−4−イル)メチル−7−メチル−3H−イミダゾ
[4,5−b]ピリジン誘導体(II)を製造しても良い
が、最終製品純度を上げるには2−[N−(ビフェニル
−4−イル)メチル]アミノ−4−メチル−3−アルキ
ルアミドピリジン誘導体(I)を塩酸塩(IV)として単
離してから、加熱環化し2−置換−3−(ビフェニル−
4−イル)メチル−7−メチル−3H−イミダゾ[4,
5−b]ピリジン誘導体(II)を製造することが好まし
い。
【0038】2−[N−(ビフェニル−4−イル)メチ
ル]アミノ−4−メチル−3−アルキルアミドピリジン
誘導体(I)の塩酸塩(IV)の製造法としては、2−
[N−(ビフェニル−4−イル)メチル]アミノ−4−
メチル−3−アルキルアミドピリジン誘導体(I)の生
成した反応液中の触媒を濾過した後、減圧下で溶媒等を
留去し、好ましくは0〜40℃で濃縮残渣の2〜10倍
重量の酢酸エチル、アセトン、メチルイソブチルケト
ン、イソプロピルアルコール、クロロホルム等の溶媒に
溶解し、濃塩酸を2−[N−(ビフェニル−4−イル)
メチル]アルキルアミド4−メチル−3−ニトロピリジ
ン誘導体(III)に対して通常は1.0〜5.0倍モ
ル、好ましくは0.8〜1.2倍モルを加える。得られ
た結晶を濾過し、少量の溶剤で洗浄して2−[N−(ビ
フェニル−4−イル)メチル]アミノ−4−メチル−3
−アルキルアミドピリジン誘導体(I)の塩酸塩(IV)
を得ることができる。
ル]アミノ−4−メチル−3−アルキルアミドピリジン
誘導体(I)の塩酸塩(IV)の製造法としては、2−
[N−(ビフェニル−4−イル)メチル]アミノ−4−
メチル−3−アルキルアミドピリジン誘導体(I)の生
成した反応液中の触媒を濾過した後、減圧下で溶媒等を
留去し、好ましくは0〜40℃で濃縮残渣の2〜10倍
重量の酢酸エチル、アセトン、メチルイソブチルケト
ン、イソプロピルアルコール、クロロホルム等の溶媒に
溶解し、濃塩酸を2−[N−(ビフェニル−4−イル)
メチル]アルキルアミド4−メチル−3−ニトロピリジ
ン誘導体(III)に対して通常は1.0〜5.0倍モ
ル、好ましくは0.8〜1.2倍モルを加える。得られ
た結晶を濾過し、少量の溶剤で洗浄して2−[N−(ビ
フェニル−4−イル)メチル]アミノ−4−メチル−3
−アルキルアミドピリジン誘導体(I)の塩酸塩(IV)
を得ることができる。
【0039】なお、2−置換−3−(ビフェニル−4−
イル)メチル−7−メチル−3H−イミダゾ[4,5−
b]ピリジン誘導体(II)は医薬中間体として重要であ
るが、その塩酸塩も同様に重要であり、該塩酸塩の製造
法としては、2−置換−3−(ビフェニル−4−イル)
メチル−7−メチル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピ
リジン誘導体(II)の生成した反応液中の溶媒等を留去
した後、好ましくは0〜40℃で濃縮残渣の2〜10倍
重量の2−プロパノール、ブタノール、エタノール等の
溶媒に溶解し、濃塩酸を通常は0.7〜3.0倍モル
(対2−[N−(ビフェニル−4−イル)メチル]アミ
ノ−4−メチル−3−アルキルアミドピリジン誘導体
(I))、好ましくは0.8〜1.2倍モルを加える。
得られた結晶を濾過して、少量の溶剤で洗浄して2−置
換−3−(ビフェニル−4−イル)メチル−7−メチル
−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン誘導体(II)
の塩酸塩を得ることができる。
イル)メチル−7−メチル−3H−イミダゾ[4,5−
b]ピリジン誘導体(II)は医薬中間体として重要であ
るが、その塩酸塩も同様に重要であり、該塩酸塩の製造
法としては、2−置換−3−(ビフェニル−4−イル)
メチル−7−メチル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピ
リジン誘導体(II)の生成した反応液中の溶媒等を留去
した後、好ましくは0〜40℃で濃縮残渣の2〜10倍
重量の2−プロパノール、ブタノール、エタノール等の
溶媒に溶解し、濃塩酸を通常は0.7〜3.0倍モル
(対2−[N−(ビフェニル−4−イル)メチル]アミ
ノ−4−メチル−3−アルキルアミドピリジン誘導体
(I))、好ましくは0.8〜1.2倍モルを加える。
得られた結晶を濾過して、少量の溶剤で洗浄して2−置
換−3−(ビフェニル−4−イル)メチル−7−メチル
−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン誘導体(II)
の塩酸塩を得ることができる。
【0040】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を具体的に説明
するが、本発明がこれらに限定されないことは言うまで
もない。 実施例12−シクロプロピル−3−(2′−メトキシカルボニル
ビフェニル−4−イル)メチル−7−メチル−3H−イ
ミダゾ[4,5−b]ピリジン及びその塩酸塩の合成
するが、本発明がこれらに限定されないことは言うまで
もない。 実施例12−シクロプロピル−3−(2′−メトキシカルボニル
ビフェニル−4−イル)メチル−7−メチル−3H−イ
ミダゾ[4,5−b]ピリジン及びその塩酸塩の合成
【0041】
【化15】
【0042】特開平7−61984号の実施例15に準
じて得られた3−シクロプロパンカルボキサミド−2−
(N−(2′−メトキシカルボニルビフェニル−4−イ
ル)メチル)アミノ−4−メチルピリジン塩酸塩10g
(22.1ミリモル)及び酢酸ナトリウム3.62g
(44.2ミリモル)を2−プロパノール60gに加え
て撹拌した懸濁液を140℃で5時間撹拌した。冷却
後、不溶部を濾過し、反応液を冷却後濃塩酸2.30g
(22.1ミリモル)を加え、析出した結晶を濾過乾燥
し、標題化合物の塩酸塩8.42g(19.4ミリモ
ル)を淡黄色結晶として得た。(収率88%) 以下の条件でHPLC分析したところHPLC純度は9
9.3%であった。 HPLC条件:カラム YMC−A311 ODS 6.0×100mm 溶 媒 0.01M 酢酸ナトリウム水溶液:MeOH= 35:65 流速 1.0ml/min UV 254nm 温度 40℃
じて得られた3−シクロプロパンカルボキサミド−2−
(N−(2′−メトキシカルボニルビフェニル−4−イ
ル)メチル)アミノ−4−メチルピリジン塩酸塩10g
(22.1ミリモル)及び酢酸ナトリウム3.62g
(44.2ミリモル)を2−プロパノール60gに加え
て撹拌した懸濁液を140℃で5時間撹拌した。冷却
後、不溶部を濾過し、反応液を冷却後濃塩酸2.30g
(22.1ミリモル)を加え、析出した結晶を濾過乾燥
し、標題化合物の塩酸塩8.42g(19.4ミリモ
ル)を淡黄色結晶として得た。(収率88%) 以下の条件でHPLC分析したところHPLC純度は9
9.3%であった。 HPLC条件:カラム YMC−A311 ODS 6.0×100mm 溶 媒 0.01M 酢酸ナトリウム水溶液:MeOH= 35:65 流速 1.0ml/min UV 254nm 温度 40℃
【0043】実施例22−シクロプロピル−3−(2′−メトキシカルボニル
ビフェニル−4−イル)メチル−7−メチル−3H−イ
ミダゾ[4,5−b]ピリジン及びその塩酸塩の合成 実施例1において、酢酸ナトリウムの代わりに、クエン
酸3ナトリウム2水和物7.15g(24.3ミリモ
ル)とした以外は同様とし、標題化合物の塩酸塩7.9
4g(18.3ミリモル)を淡黄色結晶として得た。
(収率83%) 実施例1と同様にHPLC分析したところHPLC純度
は99.5%であった。
ビフェニル−4−イル)メチル−7−メチル−3H−イ
ミダゾ[4,5−b]ピリジン及びその塩酸塩の合成 実施例1において、酢酸ナトリウムの代わりに、クエン
酸3ナトリウム2水和物7.15g(24.3ミリモ
ル)とした以外は同様とし、標題化合物の塩酸塩7.9
4g(18.3ミリモル)を淡黄色結晶として得た。
(収率83%) 実施例1と同様にHPLC分析したところHPLC純度
は99.5%であった。
【0044】実施例32−シクロプロピル−3−(2′−メトキシカルボニル
ビフェニル−4−イル)メチル−7−メチル−3H−イ
ミダゾ[4,5−b]ピリジン及びその塩酸塩の合成
ビフェニル−4−イル)メチル−7−メチル−3H−イ
ミダゾ[4,5−b]ピリジン及びその塩酸塩の合成
【0045】
【化15】
【0046】特開平7−61984号公報の実施例13
に従って得られた、2−[N−(2’−メトキシカルボ
ニルビフェニル−4−イル)メチル]シクロプロパンカ
ルボキサミド−5−ブロモ−4−メチル−3−ニトロピ
リジン10g(純度81%、15.4ミリモル)、トリ
エチルアミン7.78g(77ミリモル)、5%パラジ
ウム/炭素(水分含量53%)1.6g、メタノール5
0gを加えて懸濁させた後、4kg/cm2で2回窒素置
換した後、50℃、4kg/cm2で水素ガスの吸収が終
わるまで3時間吹き込んで2−[N−(2′−メトキシ
カルボニルビフェニル−4−イル)メチル]アミノ−4
−メチル−3−シクロプロパンカルボキサミドピリジン
を得た。窒素置換後、触媒を濾過した液を20torr
で8.0gになるまで減圧濃縮し、酢酸ナトリウム2.
0g(24.6ミリモル)を2−プロパノール40gに
加えて撹拌した懸濁液を加え、140℃で5時間撹拌し
た。冷却後、不溶部を濾過してここに濃塩酸1.28g
(12.3ミリモル)を加え、析出した結晶を濾過乾燥
して標題化合物の塩酸塩5.2g(12.0ミリモル)
を淡黄色結晶として得た。(収率78%) 実施例1と同様にHPLC分析したところHPLC純度
は98.5%であった。
に従って得られた、2−[N−(2’−メトキシカルボ
ニルビフェニル−4−イル)メチル]シクロプロパンカ
ルボキサミド−5−ブロモ−4−メチル−3−ニトロピ
リジン10g(純度81%、15.4ミリモル)、トリ
エチルアミン7.78g(77ミリモル)、5%パラジ
ウム/炭素(水分含量53%)1.6g、メタノール5
0gを加えて懸濁させた後、4kg/cm2で2回窒素置
換した後、50℃、4kg/cm2で水素ガスの吸収が終
わるまで3時間吹き込んで2−[N−(2′−メトキシ
カルボニルビフェニル−4−イル)メチル]アミノ−4
−メチル−3−シクロプロパンカルボキサミドピリジン
を得た。窒素置換後、触媒を濾過した液を20torr
で8.0gになるまで減圧濃縮し、酢酸ナトリウム2.
0g(24.6ミリモル)を2−プロパノール40gに
加えて撹拌した懸濁液を加え、140℃で5時間撹拌し
た。冷却後、不溶部を濾過してここに濃塩酸1.28g
(12.3ミリモル)を加え、析出した結晶を濾過乾燥
して標題化合物の塩酸塩5.2g(12.0ミリモル)
を淡黄色結晶として得た。(収率78%) 実施例1と同様にHPLC分析したところHPLC純度
は98.5%であった。
【0047】実施例42−シクロプロピル−3−(2′−メトキシカルボニル
ビフェニル−4−イル)メチル−7−メチル−3H−イ
ミダゾ[4,5−b]ピリジン及びその塩酸塩の合成 実施例3において2−[N−(2′−メトキシカルボニ
ルビフェニル−4−イル)メチル]アミノ−4−メチル
−3−シクロプロパンカルボキサミドアミドピリジンに
濃塩酸1.45g(13.9ミリモル)を加えた以外は
同様とし、標題化合物の塩酸塩5.2g(12.0ミリ
モル)を淡黄色結晶として得た。(収率78%) 実施例1と同様にHPLC分析したところHPLC純度
は99.0%であった。
ビフェニル−4−イル)メチル−7−メチル−3H−イ
ミダゾ[4,5−b]ピリジン及びその塩酸塩の合成 実施例3において2−[N−(2′−メトキシカルボニ
ルビフェニル−4−イル)メチル]アミノ−4−メチル
−3−シクロプロパンカルボキサミドアミドピリジンに
濃塩酸1.45g(13.9ミリモル)を加えた以外は
同様とし、標題化合物の塩酸塩5.2g(12.0ミリ
モル)を淡黄色結晶として得た。(収率78%) 実施例1と同様にHPLC分析したところHPLC純度
は99.0%であった。
【0048】実施例52−シクロプロピル−3−(2′−メトキシカルボニル
ビフェニル−4−イル)メチル−7−メチル−3H−イ
ミダゾ[4,5−b]ピリジン及びその塩酸塩の合成 実施例3において2−[N−(2′−メトキシカルボニ
ルビフェニル−4−イル)メチル]アミノ−4−メチル
−3−シクロプロパンカルボキサミドピリジンに濃塩酸
1.61g(15.4ミリモル)を加え析出した結晶を
濾過した。この塩酸塩に酢酸ナトリウム2.0g(2
4.6ミリモル)と2−プロパノール40gに加えて撹
拌した懸濁液を加え、140℃で5時間撹拌した。冷却
後、不溶部を濾過し、濃塩酸130g(12.5ミリモ
ル)を加え、析出した結晶を濾過乾燥して、標題化合物
の塩酸塩5.33g(12.3ミリモル)を淡黄色結晶
として得た。(収率80%) 実施例1と同様にHPLC分析したところHPLC純度
は99.5%であった。
ビフェニル−4−イル)メチル−7−メチル−3H−イ
ミダゾ[4,5−b]ピリジン及びその塩酸塩の合成 実施例3において2−[N−(2′−メトキシカルボニ
ルビフェニル−4−イル)メチル]アミノ−4−メチル
−3−シクロプロパンカルボキサミドピリジンに濃塩酸
1.61g(15.4ミリモル)を加え析出した結晶を
濾過した。この塩酸塩に酢酸ナトリウム2.0g(2
4.6ミリモル)と2−プロパノール40gに加えて撹
拌した懸濁液を加え、140℃で5時間撹拌した。冷却
後、不溶部を濾過し、濃塩酸130g(12.5ミリモ
ル)を加え、析出した結晶を濾過乾燥して、標題化合物
の塩酸塩5.33g(12.3ミリモル)を淡黄色結晶
として得た。(収率80%) 実施例1と同様にHPLC分析したところHPLC純度
は99.5%であった。
【0049】実施例62−シクロプロピル−3−(2′−メトキシカルボニル
ビフェニル−4−イル)メチル−7−メチル−3H−イ
ミダゾ[4,5−b]ピリジン及びその塩酸塩の合成 実施例1において、2−プロパノールの代わりにメタノ
ールを用い、120℃で5時間撹拌した以外は同様と
し、標題化合物の塩酸塩8.63g(19.9ミリモ
ル)を淡黄色結晶として得た。(収率90%) 実施例1と同様にHPLC分析したところHPLC純度
は99.3%であった。
ビフェニル−4−イル)メチル−7−メチル−3H−イ
ミダゾ[4,5−b]ピリジン及びその塩酸塩の合成 実施例1において、2−プロパノールの代わりにメタノ
ールを用い、120℃で5時間撹拌した以外は同様と
し、標題化合物の塩酸塩8.63g(19.9ミリモ
ル)を淡黄色結晶として得た。(収率90%) 実施例1と同様にHPLC分析したところHPLC純度
は99.3%であった。
【0050】実施例72−シクロプロピル−3−(2′−メトキシカルボニル
ビフェニル−4−イル)メチル−7−メチル−3H−イ
ミダゾ[4,5−b]ピリジン及びその塩酸塩の合成
ビフェニル−4−イル)メチル−7−メチル−3H−イ
ミダゾ[4,5−b]ピリジン及びその塩酸塩の合成
【0051】
【化17】
【0052】2−[N−(2′−メトキシカルボニルビ
フェニル−4−イル)メチル]シクロプロパンカルボキ
サミド−5−ブロモ−4−メチル−3−ニトロピリジン
10g(純度81.0%、15.4ミリモル)、酢酸ナ
トリウム2.53g(30.8ミリモル)、5%パラジ
ウム/炭素(水分含量53%)16gを2−プロパノー
ル50gに懸濁させた後、4kg/cm2で2回窒素置換
し、50℃、4kg/cm2で水素の吸収が終わるまで3
時間撹拌しながら、水素を吹き込み、その後窒素置換し
140℃に昇温して5時間撹拌した。冷却後、不溶部を
濾過して除いた後、20torrで減圧濃縮した。ここ
に濃塩酸1.61g(15.4ミリモル)を加え、析出
した結晶を濾過乾燥して標題化合物塩酸塩5.34g
(12.3ミリモル)を淡黄色結晶として得た。(収率
80%) 実施例1と同様にHPLC分析したところHPLC純度
は98.5%であった。
フェニル−4−イル)メチル]シクロプロパンカルボキ
サミド−5−ブロモ−4−メチル−3−ニトロピリジン
10g(純度81.0%、15.4ミリモル)、酢酸ナ
トリウム2.53g(30.8ミリモル)、5%パラジ
ウム/炭素(水分含量53%)16gを2−プロパノー
ル50gに懸濁させた後、4kg/cm2で2回窒素置換
し、50℃、4kg/cm2で水素の吸収が終わるまで3
時間撹拌しながら、水素を吹き込み、その後窒素置換し
140℃に昇温して5時間撹拌した。冷却後、不溶部を
濾過して除いた後、20torrで減圧濃縮した。ここ
に濃塩酸1.61g(15.4ミリモル)を加え、析出
した結晶を濾過乾燥して標題化合物塩酸塩5.34g
(12.3ミリモル)を淡黄色結晶として得た。(収率
80%) 実施例1と同様にHPLC分析したところHPLC純度
は98.5%であった。
【0053】実施例82−シクロプロピル−3−(2′−メトキシカルボニル
ビフェニル−4−イル)メチル−7−メチル−3H−イ
ミダゾ[4,5−b]ピリジン及びその塩酸塩の合成 実施例7で2−プロパノールの代わりにメタノールを同
量用いて、標題化合物の塩酸塩5.21g(12.0ミ
リモル)を淡黄色結晶として得た。(収率78%) 実施例1と同様にHPLC分析したところHPLC純度
は98.4%であった。
ビフェニル−4−イル)メチル−7−メチル−3H−イ
ミダゾ[4,5−b]ピリジン及びその塩酸塩の合成 実施例7で2−プロパノールの代わりにメタノールを同
量用いて、標題化合物の塩酸塩5.21g(12.0ミ
リモル)を淡黄色結晶として得た。(収率78%) 実施例1と同様にHPLC分析したところHPLC純度
は98.4%であった。
【0054】実施例92−シクロプロピル−3−(2′−メトキシカルボニル
ビフェニル−4−イル)メチル−7−メチル−3H−イ
ミダゾ[4,5−b]ピリジン及びその塩酸塩の合成 実施例7で酢酸ナトリウムの代わりに、トリエチルアミ
ン7.78g(77ミリモル)、2−プロパノールの代
わりにメタノールを同量用いて、120℃で同時間撹拌
して反応を行う以外は同様とし、標題化合物の塩酸塩
4.69g(10.8ミリモル)を淡黄色結晶として得
た。(収率70%) 実施例1と同様にHPLC分析したところHPLC純度
は98.8%であった。
ビフェニル−4−イル)メチル−7−メチル−3H−イ
ミダゾ[4,5−b]ピリジン及びその塩酸塩の合成 実施例7で酢酸ナトリウムの代わりに、トリエチルアミ
ン7.78g(77ミリモル)、2−プロパノールの代
わりにメタノールを同量用いて、120℃で同時間撹拌
して反応を行う以外は同様とし、標題化合物の塩酸塩
4.69g(10.8ミリモル)を淡黄色結晶として得
た。(収率70%) 実施例1と同様にHPLC分析したところHPLC純度
は98.8%であった。
【0055】実施例103−シクロプロパンカルボキサミド−2−[N−(2’
−メトキシカルボニルビフェニル−4−イル)メチル]
アミノ−4−メチルピリジン及びその塩酸塩の合成 2−[N−(2’−メトキシカルボニルビフェニル−4
−イル)メチル]シクロプロパンカルボキサミド−5−
ブロモ−4−メチル−3−ニトロピリジン10g(純度
81%、15.4ミリモル)に、トリエチルアミン7.
78g(77ミリモル)、5%パラジウム/炭素(水分
含量53%)1.6g、メタノール50gを加えて懸濁
させた後、4kg/cm2で2回窒素置換した後、50
℃、4kg/cm2で水素ガスの吸収が終わるまで3時間
吹き込んだ。窒素置換後、触媒を濾過した液を20to
rrで20gになるまで減圧濃縮した。ここにアセト
ン、25g、酢酸エチル46g、及び水30gを注ぎ、
45℃で分液し有機層を洗浄した。ここに飽和食塩水1
5gと濃塩酸1.76g(16.9ミリモル)を加え析
出した結晶を15℃で濾過後、乾燥して、標題化合物の
塩酸塩6.22g(13.8ミリモル)を淡黄色結晶と
して得た。(収率85%) 実施例1と同様にHPLC分析したところHPLC純度
は99.2%であった。
−メトキシカルボニルビフェニル−4−イル)メチル]
アミノ−4−メチルピリジン及びその塩酸塩の合成 2−[N−(2’−メトキシカルボニルビフェニル−4
−イル)メチル]シクロプロパンカルボキサミド−5−
ブロモ−4−メチル−3−ニトロピリジン10g(純度
81%、15.4ミリモル)に、トリエチルアミン7.
78g(77ミリモル)、5%パラジウム/炭素(水分
含量53%)1.6g、メタノール50gを加えて懸濁
させた後、4kg/cm2で2回窒素置換した後、50
℃、4kg/cm2で水素ガスの吸収が終わるまで3時間
吹き込んだ。窒素置換後、触媒を濾過した液を20to
rrで20gになるまで減圧濃縮した。ここにアセト
ン、25g、酢酸エチル46g、及び水30gを注ぎ、
45℃で分液し有機層を洗浄した。ここに飽和食塩水1
5gと濃塩酸1.76g(16.9ミリモル)を加え析
出した結晶を15℃で濾過後、乾燥して、標題化合物の
塩酸塩6.22g(13.8ミリモル)を淡黄色結晶と
して得た。(収率85%) 実施例1と同様にHPLC分析したところHPLC純度
は99.2%であった。
【0056】融点;161〜163℃1 H−NMR(400MHz、DMS0);δ(pp
m)0.83〜0.88(4H,m)、1.92〜1.
99(1H,m)、2.19(3H,s)、3.63
(3H,s)、4.83(2H,d,J=4.6H
z)、6.85(1H,d,J=6.5Hz)、7.3
〜7.7(8H,m)、7.76(1H,d,J=6.
5Hz)、8.74(1H,brs)、10.02(1
H,s)、13.8(1H,brs)
m)0.83〜0.88(4H,m)、1.92〜1.
99(1H,m)、2.19(3H,s)、3.63
(3H,s)、4.83(2H,d,J=4.6H
z)、6.85(1H,d,J=6.5Hz)、7.3
〜7.7(8H,m)、7.76(1H,d,J=6.
5Hz)、8.74(1H,brs)、10.02(1
H,s)、13.8(1H,brs)
【0057】実施例113−シクロプロパンカルボキサミド−2−[N−(2’
−メトキシカルボニルビフェニル−4−イル)メチル]
アミノ−4−メチルピリジン及びその塩酸塩の合成 実施例10においてトリエチルアミンの代わりに酢酸ナ
トリウムを3.72g(46.2ミリモル)用いて同様
とし、標題化合物の塩酸塩5.55g(14.6ミリモ
ル)を淡黄色結晶として得た。(収率80%) 実施例1と同様にHPLC分析したところHPLC純度
は99.3%であった。
−メトキシカルボニルビフェニル−4−イル)メチル]
アミノ−4−メチルピリジン及びその塩酸塩の合成 実施例10においてトリエチルアミンの代わりに酢酸ナ
トリウムを3.72g(46.2ミリモル)用いて同様
とし、標題化合物の塩酸塩5.55g(14.6ミリモ
ル)を淡黄色結晶として得た。(収率80%) 実施例1と同様にHPLC分析したところHPLC純度
は99.3%であった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 浦和 世志雄 茨城県鹿島郡神栖町木崎1367−1−1− 202 (72)発明者 長岡 睦 茨城県鹿島郡神栖町知手中央6−16−27 エーザイ化学株式会社神の池桜花寮内
Claims (9)
- 【請求項1】 下記一般式で表される2−[N−(ビフ
ェニル−4−イル)メチル]アミノ−4−メチル−3−
アルキルアミドピリジン誘導体(I)、 【化1】 [式中、R1は水素原子またはハロゲン原子を意味し、
さらにハロゲン原子とは臭素原子または塩素原子を意味
する。R2は水素原子またはメチル基を、R3はシクロア
ルキル基、低級アルキル基または低級アルコキシ基を、
R4はシアノ基又は−COOR5で表される基(式中R5
は低級アルキル基、シクロアルキル基、アルコキシアル
キル基、チオアルコキシアルキル基、シクロエーテル
基、アリール基、アラルキル基、アルケニル基、アルキ
ニル基、トリアルキルシリル基を意味する。)または下
記構造式で表される基 【化2】 を意味する。]またはその塩を、有機酸塩またはアミン
の存在下に環化することを特徴とする下記一般式で表さ
れる2−置換−3−(ビフェニル−4−イル)メチル−
7−メチル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン誘
導体(II)の製造法。 【化3】 [式中R2、R3、R4は前記と同様の意味を有する。] - 【請求項2】 下記一般式で表される2−[N−(ビフ
ェニル−4−イル)メチル]アルキルアミド−4−メチ
ル−3−ニトロピリジン誘導体(III)を 【化4】 [式中R1、R2、R3、R4は前記と同様の意味を有す
る。]有機酸塩またはアミンの存在下に還元異性化して
下記一般式で表される2−[N−(ビフェニル−4−イ
ル)メチル]アミノ−4−メチル−3−アルキルアミド
ピリジン誘導体(I) 【化5】 [式中、R1、R2、R3、R4は前記と同様の意味を有す
る。]必要に応じて下記一般式で表される塩酸塩(IV) 【化6】 [式中R1、R2、R3、R4は前記と同様の意味を有す
る。]とした後、次いで有機酸塩またはアミンの存在下
に環化することを特徴とする2−置換−3−(ビフェニ
ル−4−イル)メチル−7−メチル−3H−イミダゾ
[4,5−b]ピリジン誘導体(II)の製造法。 【化7】 [式中R2、R3、R4は前記と同様の意味を有する。] - 【請求項3】 環化の反応温度が80〜260℃である
請求項1または2記載の2−置換−3−(ビフェニル−
4−イル)メチル−7−メチル−3H−イミダゾ[4,
5−b]ピリジン誘導体(II)の製造法。 - 【請求項4】 有機酸塩が酢酸ナトリウム、酢酸カリウ
ム、クエン酸ナトリウムまたはプロピオン酸カリウムか
ら選ばれた1種以上である請求項1ないし3いずれか記
載の2−置換−3−(ビフェニル−4−イル)メチル−
7−メチル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン誘
導体(II)の製造法。 - 【請求項5】 アミンがトリエチルアミン、トリメチル
アミン、トリブチルアミンまたはジエチルアミンから選
ばれた1種以上である請求項1ないし3いずれか記載の
2−置換−3−(ビフェニル−4−イル)メチル−7−
メチル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン誘導体
(II)の製造法。 - 【請求項6】 環化を、2−プロパノール、メタノー
ル、エタノール、ブタノール、トルエンまたはジメチル
ホルムアミドから選ばれた1種以上の溶媒中で行うこと
を特徴とする請求項1ないし5いずれか記載の2−置換
−3−(ビフェニル−4−イル)メチル−7−メチル−
3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン誘導体(II)の
製造法。 - 【請求項7】 還元異性化を、パラジウム炭素触媒また
はラネーニッケル触媒の存在下に接触還元することを特
徴とする請求項2記載の2−置換−3−(ビフェニル−
4−イル)メチル−7−メチル−3H−イミダゾ[4,
5−b]ピリジン誘導体(II)の製造法。 - 【請求項8】 下記一般式で表される2−[N−(ビフ
ェニル−4−イル)メチル]アミノ−4−メチル−3−
アルキルアミドピリジン誘導体塩酸塩(IV)。 【化8】 [式中R1、R2、R3、R4は前記と同様の意味を有す
る。] - 【請求項9】 2−[N−(ビフェニル−4−イル)メ
チル]アルキルアミド−4−メチル−3−ニトロピリジ
ン誘導体(III)を酢酸ナトリウムまたはトリエチルア
ミンの存在下に還元異性化し、次いで塩酸塩とする請求
項8記載の2−[N−(ビフェニル−4−イル)メチ
ル]アミノ−4−メチル−3−アルキルアミドピリジン
誘導体塩酸塩(IV)の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7887797A JPH10251257A (ja) | 1997-03-12 | 1997-03-12 | イミダゾピリジン誘導体の製造法及びその中間体塩酸 塩 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7887797A JPH10251257A (ja) | 1997-03-12 | 1997-03-12 | イミダゾピリジン誘導体の製造法及びその中間体塩酸 塩 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10251257A true JPH10251257A (ja) | 1998-09-22 |
Family
ID=13674052
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7887797A Pending JPH10251257A (ja) | 1997-03-12 | 1997-03-12 | イミダゾピリジン誘導体の製造法及びその中間体塩酸 塩 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10251257A (ja) |
-
1997
- 1997-03-12 JP JP7887797A patent/JPH10251257A/ja active Pending
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