JPH0655818U - 自動車側窓用の換気装置 - Google Patents

自動車側窓用の換気装置

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JPH0655818U
JPH0655818U JP319993U JP319993U JPH0655818U JP H0655818 U JPH0655818 U JP H0655818U JP 319993 U JP319993 U JP 319993U JP 319993 U JP319993 U JP 319993U JP H0655818 U JPH0655818 U JP H0655818U
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JP
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vehicle
exhaust
window
solar cell
fan
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Application number
JP319993U
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English (en)
Inventor
亨一 村田
Original Assignee
亨一 村田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 走行時における車内換気はもとより、エンジ
ン停止時の強制換気をバッテリー電源に頼らずに行わせ
ることができるようにして、炎天下での駐車時における
車内の温度上昇を抑える上で有効な車内の強制換気を、
バッテリー電力を消費し尽くす懸念を伴わせずにとるこ
とができるようにする。 【構成】 窓ガラス13の開閉を可能にする状態で自動
車側窓の窓枠5に装着される排気ケース8に、車体の内
外を連通させる排気路Aを形成し、この排気ケース8の
内部に車内の空気を強制排気するファン9を設け、この
排気ファン9に対する電源を太陽電池10にして、この
太陽電池10を自動車用サイドバイザー6に設けるよう
に構成している。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自動車に装備される側窓用の換気装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、自動車には、車内の環境良化を図るために、タバコの煙など汚れた空 気を車外に強制排気し新鮮な外気を車内に流入させる排気ファンが設けられてい る。 この排気ファンは、走行下では発電機を電源にして駆動され、エンジン停止時 にはバッテリーを電源にして駆動される。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、自動車を炎天下に駐車させると、短時間でボデイが焼けて車内温度 が急上昇し、次に運転を開始する際には、座席に着座することはもとよりハンド ルを手にすることもできなくなることから、運転者は車外に居てクーラーを長時 間にわたって駆動させ、車内温度ならびに内装部品の温度低下を待って運転を再 開している状況にある。
【0004】 または、車内の温度上昇を避けるために、光反射シートを窓ガラスの車内側に 張り巡らせたり、光反射シートをボデイの天井外面に取り付けたりして、車内温 度の上昇を少しでも緩和させることも成されているが、焼け石に水と言っても過 言ではなく、しかも、駐車のたびにシートを張ったり撤去したりしなければなら ない煩わしさがあった。
【0005】 あるいは駐車の間、上記の車内換気用のファンを駆動させておけば、新鮮な冷 たい外気が常に車内に流入されることから、車内の温度上昇を手間なく効果的に 抑止でき、運転の再開に際してクーラーを駆動させるにしても短時間で済むので あるが、これではバッテリー電力を消費し尽くしてしまう懸念がある。
【0006】 本考案は、かゝる実情に鑑みて成されたものであって、通常の車内換気はもと より、炎天下での駐車時における車内の温度上昇を抑える上で有効な車内の強制 換気を、バッテリー電源に頼らないで能率的に行えるようにした自動車側窓用の 換気装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本考案による自動車側窓用の換気装置は、窓ガ ラスの開閉を可能にする状態で自動車側窓の窓枠の上部側部分に装着される排気 用ケースに、車体の内外を連通させる排気路を形成すると共に、この排気ケース の内部に車内の空気を強制排気するファンを設け、かつ、排気ファンに対する電 源を太陽電池にして、この太陽電池を自動車用サイドバイザーに設けたものであ る。 尚、排気ケースは、自動車用サイドバイザーと別体に構成してもよく、排気ケ ースの外面部を自動車用サイドバイザーに構成してもよい。
【0008】
【作用】
上記の構成によれば、バッテリー電源に頼らずに、太陽熱のエネルギーを駆動 源にして排気ファンが駆動されると共に、対流によって上昇した空気が、そのま ま自動車側窓の上部側から効率良く車外に排気される。
【0009】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。図1は乗用自動車の側部に おける上方部分を示し、左右前部側の自動車扉1に設けられた側窓の窓枠2には 、それの上部側の窓枠部分の外面部と傾斜した前部側の窓枠部分の外面部とにわ たってL字状のサイドバイザー3が設けられ、左右後部側の自動車扉(又はボデ イ。以下同じ)4に設けられた側窓の窓枠5には、図2,3に示すように、直線 的なサイドバイザー6を一体に形成した換気装置7が上部側の窓枠部分に設けら れている。
【0010】 上記の換気装置7は、外面部に上記のサイドバイザー6を一体に形成した例え ば透明樹脂製の排気ケース8と、この排気ケース8の内部に設けられた2台の排 気ファン9と、ファン駆動用電源としての太陽電池10とから成り、かつ、前記 太陽電池10を、それの表面保護板10aによってサイドバイザー6に形成した 開口部を埋めるようにして当該サイドバイザー6の内面側に設けている。
【0011】 そして、前記排気ケース8には、窓枠5上部側の窓ガラス係入溝aに係止され る係止部材11が一体に連設されており、かつ、前記サイドバイザー6の上端に は、前記窓枠5の上部側の窓枠部分外面に対して、例えば両面テープbを介して 止着される舌片12が下方に折り返し形成されている。
【0012】 更に、前記係止部材11を窓ガラス係入溝aに係止させた状態での前記舌片1 2の窓枠5外面部への止着下において、前記自動車扉(又はボデイ)4の側窓の 窓ガラス13を下方から係入させて閉窓させる窓ガラス係入溝cを排気ケース8 に形成すると共に、この排気ケース8の車体内部側の縦板部8aと車体外部側の 底板部8bのそれぞれに通気孔dを設けて、車体の内外を連通させる排気路Aを 形成している。
【0013】 尚、図2において、図中の14は排気ファン9を排気モードと駆動停止モード とに切り換えるためのモード切り換えスイッチ、15はモード表示ランプで、こ れらは前記排気ケース8の縦板部8aに設けられている。 また、図3において、図中の16は排気ファン9に沿わせるように排気ケース 8に内装させたガイド部材、eは窓ガラス係入溝cの上面に設けられた弾性シー ル材、17は乗降口の上縁外面に設けられた雨樋を兼ねるパッキング、18は扉 上縁の内面に設けられたシールパッキングである。
【0014】 上記の構成によれば、必要に応じて排気モードをとることで、バッテリー電源 に頼らずに、太陽熱をエネルギーにする太陽電池10によって排気ファン9が駆 動されると共に、対流によって上昇した空気が、そのまま自動車扉(又はボデイ )4の側窓の上部側から効率良く車外に強制排気される。
【0015】 而して、通常の車内換気はもとより、エンジン停止時における強制換気を太陽 熱利用によって行わせることができるので、炎天下での駐車時において、前記排 気ファン9を駆動させておけば、新鮮な冷たい外気が常に車内に流入されること から、バッテリー電力を消費し尽くすことを一切懸念せずに、車内の温度上昇を 手間なく効果的に抑止でき、運転の再開に際してクーラーを駆動させるにしても 短時間で済む。
【0016】 しかも、本来は太陽光線を遮る機能を持つサイドバイザー6、言い換えれば機 能的に受光し易い状態にあるサイドバイザー6に太陽電池10を設けているので 、当該太陽電池10の電気エネルギーへの変換効率を高く期待できる上に、太陽 電池10がサイドバイザー6の装飾効果を引き立てることからデザイン面でも優 れたものとなる。
【0017】 尚、実施例では、前記換気装置7の殆どをサイドバイザー6による車外空間に 位置させるように設けて、車内スペースを狭く感じさせないように考慮している が、これは好適な例であって、例えば扉(又はボデイ)4の厚みの範囲内に纏め て設ける等の変形が可能であり、かつ、当該換気装置7を後部側の自動車扉(又 はボデイ)4の窓枠5にのみ設けているが、換気装置7を前部側の自動車扉1の 窓枠2に設けたり、あるいは、換気装置7を両扉1,4の側窓の窓枠2,5に設 けたりする変更も可能である。
【0018】 また、前記サイドバイザー6を換気装置7に一体に構成しているが、サイドバ イザー6を別体に構成して、このサイドバイザー6によって覆い隠すように換気 装置7を設ける構成に変更しての実施も可能である。
【0019】
【考案の効果】 以上説明したように、本考案による自動車側窓用の換気装置は、太陽の熱エネ ルギー利用によって排気ファンを駆動させて、対流によって上昇した車内の空気 を扉上部から効率良く強制排気できるようにした点に特徴を有し、これによって 、通常の車内換気はもとより、エンジン停止時の強制換気をバッテリー電源に頼 らずに行わせることができるので、炎天下での駐車時における車内温度の上昇防 止にとって有効な強制換気の形態を、バッテリー電力を消費し尽くす懸念を伴わ せずにとることができるようになった。
【0020】 また、排気ファン駆動用の太陽電池をサイドバイザーに設けるようにしたこと で、当該太陽電池の電気エネルギーへの変換効率を高く期待できる上に、太陽電 池がサイドバイザーの装飾効果を引き立てることから、サイドバイザー自体のデ ザインを優れたものにすることができるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】乗用自動車の要部の側面図である。
【図2】車内側から見た換気装置の背面図である。
【図3】換気装置を装備させた自動車扉の上部側の断面
図である。
【符号の説明】
4…自動車扉(又はボデイ)、5…窓枠、6…バイザ
ー、8…排気ケース、9…排気ファン、10…太陽電
池、13…窓ガラス、A…排気路。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 窓ガラスの開閉を可能にする状態で自動
    車側窓の窓枠の上部側部分に装着される排気用ケース
    に、車体の内外を連通させる排気路を形成すると共に、
    この排気ケースの内部に車内の空気を強制排気するファ
    ンを設け、かつ、排気ファンに対する電源を太陽電池に
    して、この太陽電池を自動車用サイドバイザーに設ける
    ことを特徴とする自動車側窓用の換気装置。
  2. 【請求項2】 前記排気ケースの外面部を自動車用サイ
    ドバイザーに構成してあることを特徴とする請求項1に
    記載の自動車側窓用の換気装置。
JP319993U 1993-01-11 1993-01-11 自動車側窓用の換気装置 Pending JPH0655818U (ja)

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JP319993U JPH0655818U (ja) 1993-01-11 1993-01-11 自動車側窓用の換気装置

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JP319993U JPH0655818U (ja) 1993-01-11 1993-01-11 自動車側窓用の換気装置

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JPH0655818U true JPH0655818U (ja) 1994-08-02

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ID=11550762

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JP319993U Pending JPH0655818U (ja) 1993-01-11 1993-01-11 自動車側窓用の換気装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1022170A2 (en) 1999-01-22 2000-07-26 Koji Iino Ventilation system for car window
CN103921654A (zh) * 2013-01-15 2014-07-16 于勇涛 车辆通风透气、防虫防盗、遮阳节能窗板

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6084918A (ja) * 1983-10-13 1985-05-14 株式会社東芝 表示線継電装置
JPH01190526A (ja) * 1988-01-22 1989-07-31 Aisan Ind Co Ltd 車両用換気装置

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