JPH0518168Y2 - - Google Patents

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JPH0518168Y2
JPH0518168Y2 JP1985084918U JP8491885U JPH0518168Y2 JP H0518168 Y2 JPH0518168 Y2 JP H0518168Y2 JP 1985084918 U JP1985084918 U JP 1985084918U JP 8491885 U JP8491885 U JP 8491885U JP H0518168 Y2 JPH0518168 Y2 JP H0518168Y2
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ventilation
vehicle
casing
ventilation casing
opening
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は炎天下に駐車中の自動車の車内が高温
状態になるのを軽減できる強制換気手段を有する
自動車用換気装置に関する。
従来の技術 夏期などに炎天下に屋外駐車する場合、車両盗
難防止のために窓ガラスを閉めきつた状態にする
ことが必要であつて、駐車中に太陽光線により車
内が高温状態となり、再搭乗時に乗客に不快感を
与える。そこで従来では特開昭53−140731号に見
られるように、車両内の駐車時換気用通路内に換
気フアンとフアンモータを組込み、このフアンモ
ータを、車両の屋根あるいは車内に設けた太陽電
池の起電力で運転して駐車中に強制換気するよう
にしたものが知られている。
考案が解決しようとする問題点 このような従来の構成では、太陽電池とフアン
モータとの配線、ならびに換気用フアン等を車に
実装した状態で製造しなければならないため、既
存車に使用できない欠点がある。
本考案は特別な装置を有さない既存車において
使用できる自動車用換気装置を提供することを目
的とする。
問題点を解決するための手段 本考案の自動車用換気装置は、車両ドアの窓枠
上縁の下面に形成されている窓ガラス用溝部に係
合する凸部が上面に形成され、下面に窓ガラスが
係合する溝部が形成された換気用ケーシングを設
け、この換気用ケーシングが自動車に取り付けら
れたときの車内側に換気用ケーシングの内部と車
内を連通する第1の開口を穿設し、換気用ケーシ
ングが自動車に取り付けられたときの車外側の側
壁には車外に張り出すとともに換気用ケーシング
の内部に連通したひさし部を形成し、ひさし部の
下面に車外と換気用ケーシングの内部を連通する
第2の開口を穿設し、換気用ケーシングの内部に
フアンとフアンモータを設け、前記第1の開口と
第2の開口を結ぶ換気通路に接する前記ひさし部
の上面に太陽電池を配設し、前記太陽電池の起電
力を前記フアンモータに印加して強制換気を行う
よう構成したことを特徴とする。
作 用 この構成によると、車両ドアの窓枠上縁に形成
されている窓ガラス用溝部に、換気用ケーシング
の上面に形成された凸部を差し込んで、この状態
で窓ガラスを上昇させて、窓ガラスの上端を換気
用ケーシングの下面に形成された溝部に差し込ん
で、車両ドアの窓枠上縁と上昇させた窓ガラスと
で換気用ケーシングを挟持する。
フアンモータは太陽電池の起電力で運転され
て、ひさし部の内部を通過する空気流が発生す
る。太陽電池はこの空気流で冷却される。
実施例 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。第1図は自動車前ドアへの装着使用状態を示
す。1は換気装置、2は窓ガラス、3は窓ガラス
2とドア窓枠4との間を閉塞する補助体である。
第2図は換気装置1を装着していない状態の車
両ドアの縦断面図、第3図は換気装置1を装着し
た状態の断面図で、換気用ケーシング5は車両ド
ア窓枠4の上縁6と昇降動可能な窓ガラス2とで
挟持されている。第4図は換気装置の詳細を示
す。前記換気用ケーシング5は、窓枠4の上縁6
の溝部7に係合する凸部8が上面に設けられ、下
面には窓ガラス2に係合する溝部9が形成されて
おり、換気用ケーシング5の車内側になる部分に
は第1の開口10を穿設し、車外側になる部分の
ひさし部19の裏面には第2の開口11が穿設さ
れている。12,13は換気用ケーシング5内に
収容された換気フアンとフアンモータ、14は太
陽電池で、換気用ケーシング5の車外側に張り出
したひさし部19の上面に貼着されており、起電
力は換気用ケーシング5の中の前記フアンモータ
13に印加されている。
このように構成したため、駐車に際して換気装
置1を装着してドアを閉めておくと、太陽エネル
ギで換気フアン12が回転して、車内の空気を第
4図矢印Bのように車外へ排気する。これによつ
て、駐車中においても車外→車内→換気用ケーシ
ング5→車外という経路で、通風が成され、車内
が高温になることを防止できる。さらに、第2の
開口11を換気用ケーシング5の車外側で、ひさ
し部19の下面において開口させてあるため、第
2の開口11から第1の開口10に向かう換気通
路の長さを長くすることができ、換気用ケーシン
グ5を介して車内側への雨などの吹き込みを低減
できる。
また、内部に換気通路が形成されている前記ひ
さし部19の上面に太陽電池14を配設したた
め、第1の開口10と第2の開口11を通して車
内と車外の間で換気通路を流れる空気流によつて
太陽電池14がひさし部19を介して冷却され、
太陽電池14の温度上昇を抑えて出力の低下を軽
減できる。したがつて、太陽電池の温度上昇を低
減して換気能力の低下を軽減できる。
なお、上記実施例では車内の空気を排気する場
合を例に挙げて説明したが、これは太陽電池14
とフアンモータ13との電気結線を逆極性にする
ことによつてフアンモータ13の回転方向が反転
して換気用ケーシング5を介して車内へ吸気する
ことが出来る。また、電気結線をそのままにして
第6図のようにフアンモータ13の取付位置を変
更することによつても吸気出来る。第6図におい
て15は換気用ケーシング5の車内側の一側面に
取付けられた芳香剤で、このようにすると強制的
に吹込まれる空気流と接触して車内へは香り付き
空気が送られるものである。
第7図〜第10図は第6図のようにフアンモー
タ13の取付位置変更のための具体例を示す。こ
こで換気用ケーシング5は、窓枠係合部16と、
モータケーシング17と、車内装飾カバー18と
で構成されており、排気使用時と吸気使用時とで
窓枠係合部16へのモータケーシング17の方向
を入れ替えてビス止めすることによつて目的を達
成できる。
上記実施例では換気フアンとして軸流型のもの
を使用したが、これはクロスフロー型〔ラインフ
ロー型とも呼ばれる〕のものであつても同様に使
用出来る。
上記実施例では換気装置1を前ドアに装着した
が、これは第11図のように後ドアにも同様に装
着でき、長さLが窓の幅lと一致しない場合には
隙間部に補助体3a,3bを使用して閉塞され
る。
考案の効果 以上説明のように本考案の自動車用換気装置
は、車両ドア窓枠上縁と窓ガラスとで換気用ケー
シングを挟持するだけで装着できるため、既存車
に簡単に取付けることが出来る。また、太陽電池
が前記換気用ケーシングに設けられているため、
車内での一切の配線工事を必要としない。また、
太陽電池をひさし部上面に配設したため、受光面
積が広く、窓ガラスと窓枠とで挟持する構成であ
るにもかかわらず、効率よく太陽エネルギーを電
気エネルギーに変換でき、換気能力の向上が期待
できる。さらに、車外側の開口〔第2の開口〕を
ひさし部の下面において開口させてあるため、換
気用ケーシングを介して車内側への雨などの吹き
込みを低減できる。
また、換気用ケーシングが自動車に取り付けら
れたときの車外側で、内部に換気通路が形成され
ているひさし部の上面に太陽電池を配設したた
め、第1の開口と第2の開口を通して車内と車外
の間で換気通路を流れる空気流によつて太陽電池
が換気用ケーシングの側壁を介して冷却され、太
陽電池の温度上昇を抑えて出力の低下を軽減でき
る。したがつて、太陽電池の温度上昇を低減して
換気能力の低下を軽減できるようになつた。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は前ドア
装着使用状態の斜視図、第2図と第3図は換気装
置装着前後の前ドアの縦断面図、第4図は排気使
用状態の換気装置の断面図、第5図は第4図のA
−A矢視図、第6図は吸気使用状態の換気装置の
断面図、第7図〜第10図は他の実施例を示し、
第7図と第8図は排気使用状態の断面図と平面
図、第9図と第10図は吸気使用状態の断面図と
平面図、第11図は後ドア装着使用状態の説明図
である。 1……換気装置、2……窓ガラス、4……窓
枠、5……換気用ケーシング、6……上縁、10
……第1の開口、11……第2の開口、12……
換気フアン、13……フアンモータ、14……太
陽電池、19……ひさし部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車両ドアの窓枠上縁の下面に形成されている窓
    ガラス用溝部に係合する凸部が上面に形成され、
    下面に窓ガラスが係合する溝部が形成された換気
    用ケーシングを設け、この換気用ケーシングが自
    動車に取り付けられたときの車内側に換気用ケー
    シングの内部と車内を連通する第1の開口を穿設
    し、換気用ケーシングが自動車に取り付けられた
    ときの車外側の側壁には車外側に張り出すととも
    に換気用ケーシングの内部に連通したひさし部を
    形成し、ひさし部の下面に車外と換気用ケーシン
    グの内部を連通する第2の開口を穿設し、換気用
    ケーシングの内部にフアンとフアンモータを設
    け、前記第1の開口と第2の開口を結ぶ換気通路
    に接する前記ひさし部の上面に太陽電池を配設
    し、前記太陽電池の起電力を前記フアンモータに
    印加した自動車用換気装置。
JP1985084918U 1985-06-05 1985-06-05 Expired - Lifetime JPH0518168Y2 (ja)

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JP1985084918U JPH0518168Y2 (ja) 1985-06-05 1985-06-05

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JP1985084918U JPH0518168Y2 (ja) 1985-06-05 1985-06-05

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JPS61200716U JPS61200716U (ja) 1986-12-16
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58139812A (ja) * 1982-02-12 1983-08-19 Nippon Denso Co Ltd 換気装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57200412U (ja) * 1981-06-18 1982-12-20

Patent Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58139812A (ja) * 1982-02-12 1983-08-19 Nippon Denso Co Ltd 換気装置

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JPS61200716U (ja) 1986-12-16

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