JPH0331626Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0331626Y2 JPH0331626Y2 JP1984159191U JP15919184U JPH0331626Y2 JP H0331626 Y2 JPH0331626 Y2 JP H0331626Y2 JP 1984159191 U JP1984159191 U JP 1984159191U JP 15919184 U JP15919184 U JP 15919184U JP H0331626 Y2 JPH0331626 Y2 JP H0331626Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- glove box
- duct
- box body
- air
- vehicle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Vehicle Step Arrangements And Article Storage (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は、自動車のインストルメントパネル内
に設けたグローブボツクスに関する。
に設けたグローブボツクスに関する。
(従来の技術)
一般に、自動車の前席前方には、第3図に示す
ように、インストルメントパネル1が設けられて
いる。インストルメントパネル1の前面には、第
2図に示すように自動車用空気調和装置の複数の
空気吹出グリル2,2、種々の計器等が設けられ
ているが、助手席前方のインストルメントパネル
1にはグローブボツクス3が設置されている。
ように、インストルメントパネル1が設けられて
いる。インストルメントパネル1の前面には、第
2図に示すように自動車用空気調和装置の複数の
空気吹出グリル2,2、種々の計器等が設けられ
ているが、助手席前方のインストルメントパネル
1にはグローブボツクス3が設置されている。
グローブボツクス3は、車外から内部を直接目
視されないため、各種小物あるいはカメラ等の貴
重品を収納することができ、きわめて便利なもの
である。
視されないため、各種小物あるいはカメラ等の貴
重品を収納することができ、きわめて便利なもの
である。
(考案が解決しようとする課題)
ところが、このグローブボツクス3は、第3図
に示すように、フロントガラス4の近傍にあり、
直射日光を受け易い位置にある。
に示すように、フロントガラス4の近傍にあり、
直射日光を受け易い位置にある。
したがつて、盛夏のような暑い日にクーラをか
けることなく車を駐車していると、車室内の温度
上昇とともにこのグローブボツクス3内の温度も
上昇し、このグローブボツクス3内に設けた、例
えばフイルム等ように熱に弱い性質をもつたもの
は熱変形等を起し、使用不可能になる虞れがあ
る。
けることなく車を駐車していると、車室内の温度
上昇とともにこのグローブボツクス3内の温度も
上昇し、このグローブボツクス3内に設けた、例
えばフイルム等ように熱に弱い性質をもつたもの
は熱変形等を起し、使用不可能になる虞れがあ
る。
本考案は、上述した問題点を解決するためにな
されたもので、車室内が温度上昇しても内部の温
度が上昇しないようにしたグローブボツクスを提
供することを目的とする。
されたもので、車室内が温度上昇しても内部の温
度が上昇しないようにしたグローブボツクスを提
供することを目的とする。
(課題を解決するための手段)
上記目的を達成するための本考案は、自動車の
インストルメントパネル内に設けたグローブボツ
クス本体中を空気が流通するように、該グローブ
ボツクス本体に空気導入用のダクトを連通してな
るグローブボツクスにおいて、前記ダクトは、一
端がカウルボツクスと連通された第1ダクトと、
一端が自動車の床板の下部空間と連通された第2
ダクトとから構成したことを特徴とするグロープ
ボツクスである。
インストルメントパネル内に設けたグローブボツ
クス本体中を空気が流通するように、該グローブ
ボツクス本体に空気導入用のダクトを連通してな
るグローブボツクスにおいて、前記ダクトは、一
端がカウルボツクスと連通された第1ダクトと、
一端が自動車の床板の下部空間と連通された第2
ダクトとから構成したことを特徴とするグロープ
ボツクスである。
(作用)
このようにすれば、直射日光により加熱された
グローブボツクス本体内の空気が自然対流により
カウルボツクスより車室外に排出され、これにと
もない床板の下部空間から冷たい日陰の外気が第
2ダクトを通つて吸上げられてグローブボツクス
本体内に導かれるので、盛夏時の駐車中であつて
もグローブボツクス本体内の温度上昇を防止で
き、内部収納品の熱影響を防止できる。
グローブボツクス本体内の空気が自然対流により
カウルボツクスより車室外に排出され、これにと
もない床板の下部空間から冷たい日陰の外気が第
2ダクトを通つて吸上げられてグローブボツクス
本体内に導かれるので、盛夏時の駐車中であつて
もグローブボツクス本体内の温度上昇を防止で
き、内部収納品の熱影響を防止できる。
(実施例)
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
に説明する。
第1図は、本考案に係るグローブボツクスを示
す要部縦断面図であり、第3図に示す部材と同一
部材には同一符号を付してある。
す要部縦断面図であり、第3図に示す部材と同一
部材には同一符号を付してある。
本実施例のグローブボツクス3は、本体3a
と、ダクト5とを有している。グローブボツクス
本体3aは、インストルメントパネル1内に設け
られ、前面に開閉可能な扉を有する中空箱であ
る。前記グローブボツクス本体3aには、車室外
の空気が該グローブボツクス本体3a中を流通す
るダクト5が連設されている。このダクト5は、
一端がカウルボツクス6と連通された第1ダクト
7と、一端が床板8の下部空間と連通された第2
ダクト9とからなつている。
と、ダクト5とを有している。グローブボツクス
本体3aは、インストルメントパネル1内に設け
られ、前面に開閉可能な扉を有する中空箱であ
る。前記グローブボツクス本体3aには、車室外
の空気が該グローブボツクス本体3a中を流通す
るダクト5が連設されている。このダクト5は、
一端がカウルボツクス6と連通された第1ダクト
7と、一端が床板8の下部空間と連通された第2
ダクト9とからなつている。
前記カウルボツクス6は、エンジンルーム10
内にあつて、外気を車室内に取り込むためのもの
で、通常フロントガラス4の近傍すなわちグロー
ブボツクス本体3aの近い位置に設けられてい
る。したがつて、第1ダクト7はきわめて短いも
のでよいことになる。
内にあつて、外気を車室内に取り込むためのもの
で、通常フロントガラス4の近傍すなわちグロー
ブボツクス本体3aの近い位置に設けられてい
る。したがつて、第1ダクト7はきわめて短いも
のでよいことになる。
一方、第2ダクト9は、車両自体の日陰となる
ため、車両周辺部分よりも比較的低温の冷たい空
気を床板8の下部より取り込むために設けられた
もので、ダツシユパネル11に沿つて伸延するよ
うに設けられている。このため、乗員の足元スペ
ースを狭小にする虞れはない。
ため、車両周辺部分よりも比較的低温の冷たい空
気を床板8の下部より取り込むために設けられた
もので、ダツシユパネル11に沿つて伸延するよ
うに設けられている。このため、乗員の足元スペ
ースを狭小にする虞れはない。
次に作用を説明する。
盛夏のような暑い時期に車を駐車していると、
車室内の温度は上昇するが、この温度上昇に伴つ
てグローブボツクス本体3a内の温度も上昇す
る。しかも直射日光がインストルメントパネル1
に当るため、グローブボツクス本体3aの内部温
度は一層上昇することになる。
車室内の温度は上昇するが、この温度上昇に伴つ
てグローブボツクス本体3a内の温度も上昇す
る。しかも直射日光がインストルメントパネル1
に当るため、グローブボツクス本体3aの内部温
度は一層上昇することになる。
グローブボツクス本体3a内の空気は、暖めら
れると、グローブボツクス本体3a内で対流現象
を起す。しかし、加温された空気が、グローブボ
ツクス本体3a内で上昇した場合、ここに連通さ
れた第1ダクト7を通つてカウルボツクス6に流
入することになる。この加温された空気の流出に
よりグローブボツクス本体3a内は負圧が生じる
ので、第2ダクト9には床板8の下部空間の冷た
い外気が吸い上げられ、グローブボツクス本体3
aとダクト5内には自然と空気の流れが生じる。
この空気流によりグローブボツクス本体3aの内
部空気はフアン等を使用することく自然と換気さ
れることになる。
れると、グローブボツクス本体3a内で対流現象
を起す。しかし、加温された空気が、グローブボ
ツクス本体3a内で上昇した場合、ここに連通さ
れた第1ダクト7を通つてカウルボツクス6に流
入することになる。この加温された空気の流出に
よりグローブボツクス本体3a内は負圧が生じる
ので、第2ダクト9には床板8の下部空間の冷た
い外気が吸い上げられ、グローブボツクス本体3
aとダクト5内には自然と空気の流れが生じる。
この空気流によりグローブボツクス本体3aの内
部空気はフアン等を使用することく自然と換気さ
れることになる。
したがつて、車室内が高温となつても、グロー
ブボツクス本体3a内は、冷たい外気が流通する
ことになるので、比較的低温状態が保たれ、前述
したフイルム等のような熱的影響を受け易いもの
が収納されていても変形する虞れはない。
ブボツクス本体3a内は、冷たい外気が流通する
ことになるので、比較的低温状態が保たれ、前述
したフイルム等のような熱的影響を受け易いもの
が収納されていても変形する虞れはない。
また、自動車が走行している場合は、カウルボ
ツクス6内の方が高圧となるため、空気の流れは
上述の場合とは逆方向となり、カウルボツクス6
により雨水等が除去された冷たい外気がグローブ
ボツクス本体3a内に流入することになる。した
がつて、走行時も直射日光によりインストルメン
トパネル1を通してグローブボツクス本体3a内
が加熱されても、グローブボツクス本体3a内が
温度上昇することはない。
ツクス6内の方が高圧となるため、空気の流れは
上述の場合とは逆方向となり、カウルボツクス6
により雨水等が除去された冷たい外気がグローブ
ボツクス本体3a内に流入することになる。した
がつて、走行時も直射日光によりインストルメン
トパネル1を通してグローブボツクス本体3a内
が加熱されても、グローブボツクス本体3a内が
温度上昇することはない。
(考案の効果)
以上述べたように、本考案によれば、直射日光
により加熱されたグローブボツクス本体内の空気
を自然対流によりカウルボツクスより車室外に排
出するとともに床板の下部空間から冷たい日陰の
外気を吸上げてグローブボツクス本体内に導くこ
とができるので、盛夏時の駐車中であつてもグロ
ーブボツクス本体内の温度上昇を防止でき、内部
収納品の熱影響を防止できる。また、走行中ある
いは駐停車時を問わず、常に外気が流通するの
で、フアン等を回転させることなくグローブボツ
クス内の換気が可能となり、極めて経済的であ
る。
により加熱されたグローブボツクス本体内の空気
を自然対流によりカウルボツクスより車室外に排
出するとともに床板の下部空間から冷たい日陰の
外気を吸上げてグローブボツクス本体内に導くこ
とができるので、盛夏時の駐車中であつてもグロ
ーブボツクス本体内の温度上昇を防止でき、内部
収納品の熱影響を防止できる。また、走行中ある
いは駐停車時を問わず、常に外気が流通するの
で、フアン等を回転させることなくグローブボツ
クス内の換気が可能となり、極めて経済的であ
る。
第1図は、本考案の一実施例を示す要部断面概
略図、第2図は、一般的なグローブボツクスの外
観を示す斜視図、第3図は、第2図の−線に
沿う断面概略図である。 1……インストルメントパネル、3……グロー
ブボツクス、3a……グローブボツクス本体、5
……ダクト、6……カウルボツクス、7……第1
ダクト、8……床板、9……第2ダクト。
略図、第2図は、一般的なグローブボツクスの外
観を示す斜視図、第3図は、第2図の−線に
沿う断面概略図である。 1……インストルメントパネル、3……グロー
ブボツクス、3a……グローブボツクス本体、5
……ダクト、6……カウルボツクス、7……第1
ダクト、8……床板、9……第2ダクト。
Claims (1)
- 自動車のインストルメントパネル1内に設けた
グローブボツクス本体3a中を空気が流通するよ
うに、該グローブボツクス本体3aに空気導入用
のダクト5を連通してなるグローブボツクスにお
いて、前記ダクト5は、一端がカウルボツクス6
と連通された第1ダクト7と、一端が自動車の床
板8の下部空間と連通された第2ダクト9とから
構成したことを特徴とするグローブボツクス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1984159191U JPH0331626Y2 (ja) | 1984-10-23 | 1984-10-23 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1984159191U JPH0331626Y2 (ja) | 1984-10-23 | 1984-10-23 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6175356U JPS6175356U (ja) | 1986-05-21 |
JPH0331626Y2 true JPH0331626Y2 (ja) | 1991-07-04 |
Family
ID=30717151
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1984159191U Expired JPH0331626Y2 (ja) | 1984-10-23 | 1984-10-23 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0331626Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5893543U (ja) * | 1981-12-21 | 1983-06-24 | 車体工業株式会社 | 保冷機能を備えた自動車のグロ−ブボツクス |
-
1984
- 1984-10-23 JP JP1984159191U patent/JPH0331626Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6175356U (ja) | 1986-05-21 |
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