JPH0655460B2 - クロスフローファンの一体成形法 - Google Patents
クロスフローファンの一体成形法Info
- Publication number
- JPH0655460B2 JPH0655460B2 JP1317360A JP31736089A JPH0655460B2 JP H0655460 B2 JPH0655460 B2 JP H0655460B2 JP 1317360 A JP1317360 A JP 1317360A JP 31736089 A JP31736089 A JP 31736089A JP H0655460 B2 JPH0655460 B2 JP H0655460B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gap forming
- group
- flow fan
- forming die
- mold
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
- Air-Conditioning Room Units, And Self-Contained Units In General (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、例えばエアコンなどの送風機に広く使用され
ている間隙を置いて多数枚の薄板が放射状に並設されて
いるクロスフローファンを通常のプラスチック製品と同
様に一体に成形するクロスフローファンの一体成形法に
関するものである。
ている間隙を置いて多数枚の薄板が放射状に並設されて
いるクロスフローファンを通常のプラスチック製品と同
様に一体に成形するクロスフローファンの一体成形法に
関するものである。
従来、クロスフローファンは例えば第1,2図に示すよ
うな一定間隙をおいて円形のリブが設けられ、そのリブ
とリブの間に間隙をおいて放射状に多数枚のはね板状の
薄板が並設されたものである。
うな一定間隙をおいて円形のリブが設けられ、そのリブ
とリブの間に間隙をおいて放射状に多数枚のはね板状の
薄板が並設されたものである。
従来、このクロスフローファンのプラスチック成形にお
いては、リブの所で分割した部分成形とし、間隙形成金
型を軸方向(横方向)から引き抜き、この部分成形品を
リブ部において接着してつなぎ合わせて、クロスフロー
ファンを製作していた。
いては、リブの所で分割した部分成形とし、間隙形成金
型を軸方向(横方向)から引き抜き、この部分成形品を
リブ部において接着してつなぎ合わせて、クロスフロー
ファンを製作していた。
しかし、これでは非常に製作が厄介であり、量産ができ
ず、それだけコスト高になるという欠点があった。
ず、それだけコスト高になるという欠点があった。
また、部分成型品のため軸に対する真円度即ちバランス
が悪く、振動、騒音の生ずるものとなってしまうため
に、アンバランスのものにはバランシングウエイトを張
り付けたりするバランス調整工程が必要となりそれだけ
コスト高となる欠点もあった。
が悪く、振動、騒音の生ずるものとなってしまうため
に、アンバランスのものにはバランシングウエイトを張
り付けたりするバランス調整工程が必要となりそれだけ
コスト高となる欠点もあった。
本発明は、このような欠点を解決した通常のプラスチッ
ク製品と同様に一体成形が可能なクロスフローファンの
一体成形法を提供するものである。
ク製品と同様に一体成形が可能なクロスフローファンの
一体成形法を提供するものである。
本発明を実施の一例を示す図面と対比し易いように図面
の符号を付して説明すると次の通りである。
の符号を付して説明すると次の通りである。
クロスフローファンaを金型をより成形するに際して、
放射状に多数枚並設した薄板1間の間隙2内に介在され
た複数枚の間隙形成金型3を放射外方向pに引き抜くこ
とを特徴とするクロスフローファンの一体成形法に係る
ものである。
放射状に多数枚並設した薄板1間の間隙2内に介在され
た複数枚の間隙形成金型3を放射外方向pに引き抜くこ
とを特徴とするクロスフローファンの一体成形法に係る
ものである。
クロスフローファンaの放射状に多数枚並設した薄板1
間の間隙2内に介在された複数枚の間隙形成金型3を放
射外方向pに離型し、クロスフローファンaの中心の型
(コア)4を軸方向Qに離型してクロスフローファンa
を一体成形する。
間の間隙2内に介在された複数枚の間隙形成金型3を放
射外方向pに離型し、クロスフローファンaの中心の型
(コア)4を軸方向Qに離型してクロスフローファンa
を一体成形する。
第1,2図に示すようなリブ5とリブ5との間に放射状
に多数枚のはね板状の薄板1が並設されているクロスフ
ローファンの成型法について詳述する。
に多数枚のはね板状の薄板1が並設されているクロスフ
ローファンの成型法について詳述する。
まず、最も好適な第1実施例について詳述する。
薄板1間の間隙2内に介在された複数枚の間隙形成金型
3を放射外方向pに引き抜くとき、全部の間隙形成金型
3を一緒に引き抜かず、一枚の薄板1に対する表側に接
している間隙形成金型3a群をカム盤6の回転によりピ
ン7とガイド溝8の関係で同時に引き抜くように設け、
裏側に接している間隙形成金型3b群も同じくカム盤6
の回転によりピン7とガイド溝8の関係で同時に引き抜
くように設け、前記間隙形成金型3b群のガイド溝8の
形状を間隙形成金型3a群が引き抜かれてから間隙形成
金型3b群が引き抜かれるように途中までを同心円弧
8′に形成し、間隙形成金型3a群と間隙形成金型3b
群とを時間差を置いて引き抜くものである。
3を放射外方向pに引き抜くとき、全部の間隙形成金型
3を一緒に引き抜かず、一枚の薄板1に対する表側に接
している間隙形成金型3a群をカム盤6の回転によりピ
ン7とガイド溝8の関係で同時に引き抜くように設け、
裏側に接している間隙形成金型3b群も同じくカム盤6
の回転によりピン7とガイド溝8の関係で同時に引き抜
くように設け、前記間隙形成金型3b群のガイド溝8の
形状を間隙形成金型3a群が引き抜かれてから間隙形成
金型3b群が引き抜かれるように途中までを同心円弧
8′に形成し、間隙形成金型3a群と間隙形成金型3b
群とを時間差を置いて引き抜くものである。
従って、特に本実施例にあっては、時間差を置いて引き
抜くから、薄板1の表側に接している間隙形成金型3a
群をまず引き抜く場合は他方の裏側に接している間隙形
成金型3b群により薄板1は支持されているからスムー
ズに引き抜け、それから間隙形成金型3b群を引き抜く
ときは、薄板1の片側がすでにフリーとなっているた
め、スムーズに引き抜けることができ、薄板1が一緒に
抜け取れたり傷んだりすることなく、極めてスムーズに
放射外方向pに離型することができ、クロスフローファ
ンaの一体成形が可能となる。
抜くから、薄板1の表側に接している間隙形成金型3a
群をまず引き抜く場合は他方の裏側に接している間隙形
成金型3b群により薄板1は支持されているからスムー
ズに引き抜け、それから間隙形成金型3b群を引き抜く
ときは、薄板1の片側がすでにフリーとなっているた
め、スムーズに引き抜けることができ、薄板1が一緒に
抜け取れたり傷んだりすることなく、極めてスムーズに
放射外方向pに離型することができ、クロスフローファ
ンaの一体成形が可能となる。
又、薄板1の表側に接している間隙形成金型3a群と裏
側に接している間隙形成金型3b群に夫々設けたピン7
とカム盤6のガイド溝8との関係により間隙形成金型3
a群は同時に引き抜かれ、間隙形成金型3b群も同時に
引き抜かれ、且つ間隙形成金型3a群が同時に引き抜か
れてから間隙形成金型3b群が同時に引き抜かれるか
ら、作業能率が極めて向上し、それだけ量産性が向上し
た一体成型が可能となる成形法である。
側に接している間隙形成金型3b群に夫々設けたピン7
とカム盤6のガイド溝8との関係により間隙形成金型3
a群は同時に引き抜かれ、間隙形成金型3b群も同時に
引き抜かれ、且つ間隙形成金型3a群が同時に引き抜か
れてから間隙形成金型3b群が同時に引き抜かれるか
ら、作業能率が極めて向上し、それだけ量産性が向上し
た一体成型が可能となる成形法である。
更に、本実施例を詳述する。
間隙形成金型3は第3図に示すように先端部に薄板1間
の間隙2内に介在する爪部9が設けられ、この爪部9に
リブ5を形成し得るリブ溝10が形成されている。
の間隙2内に介在する爪部9が設けられ、この爪部9に
リブ5を形成し得るリブ溝10が形成されている。
この間隙形成金型3の夫々の左右にピン7を付設し、第
5図〜第9図に示すようにこのピン7を左右に配置した
カム盤6のガイド溝8に案内板11の案内溝12を介して嵌
合する。
5図〜第9図に示すようにこのピン7を左右に配置した
カム盤6のガイド溝8に案内板11の案内溝12を介して嵌
合する。
特に第5,6図は中央に位置するクロスフローファンの
はね板状の薄板1,間隙形成金型3,そのピン7,カム
盤6,カム盤6に形成されたガイド溝8及び案内板11の
案内溝12の関係を示したものである。
はね板状の薄板1,間隙形成金型3,そのピン7,カム
盤6,カム盤6に形成されたガイド溝8及び案内板11の
案内溝12の関係を示したものである。
薄板1の表側に接している間隙形成金型3a群のピン7
が嵌合するガイド溝8は間隙形成金型3a群がカム盤6
の廻動により徐々に薄板1から離型するようにカム盤6
の中心から徐々に遠ざかる長楕円形状に設け、間隙形成
金型3a群ととなり合う薄板1の裏側に接している間隙
形成金型3b群のピン7が嵌合するガイド溝8は途中ま
でカム盤6の中心からの距離が等しい同心円弧8′を有
し、その後カム盤6の中心から徐々に遠ざかるような折
曲した長楕円形状に設け、間隙形成金型3とカム盤6の
間に介在する案内板11の案内溝12はガイド溝8による間
隙形成金型3の移動をガイドするように夫々放射状の楕
円形状に設けた場合を図示している。
が嵌合するガイド溝8は間隙形成金型3a群がカム盤6
の廻動により徐々に薄板1から離型するようにカム盤6
の中心から徐々に遠ざかる長楕円形状に設け、間隙形成
金型3a群ととなり合う薄板1の裏側に接している間隙
形成金型3b群のピン7が嵌合するガイド溝8は途中ま
でカム盤6の中心からの距離が等しい同心円弧8′を有
し、その後カム盤6の中心から徐々に遠ざかるような折
曲した長楕円形状に設け、間隙形成金型3とカム盤6の
間に介在する案内板11の案内溝12はガイド溝8による間
隙形成金型3の移動をガイドするように夫々放射状の楕
円形状に設けた場合を図示している。
次に本実施例を実現する成形装置Aによる離型手順につ
いて第7〜9図を参照して詳述する。
いて第7〜9図を参照して詳述する。
まず、第7図に示すように射出シリンダーノズル13より
クロスフローファンaの中心の型(コア)4内のホット
ランナー14を介して流出部15より樹脂を放射状に多数枚
配置した間隙形成金型3間に流し込み成形する。
クロスフローファンaの中心の型(コア)4内のホット
ランナー14を介して流出部15より樹脂を放射状に多数枚
配置した間隙形成金型3間に流し込み成形する。
成形した後、第9図に示すように前後に成形装置Aをス
ライドピン28により右方にスライドせしめて割る。
ライドピン28により右方にスライドせしめて割る。
このスライドにより間隙形成金型3を放射外方向より圧
接固定していた4分割スライドプレート16がスライド自
在に嵌合しているアンギュラーピン17に沿ってスライド
上昇し、間隙形成金型3の固定を解除する。その後間隙
形成金型3の離型を行う。
接固定していた4分割スライドプレート16がスライド自
在に嵌合しているアンギュラーピン17に沿ってスライド
上昇し、間隙形成金型3の固定を解除する。その後間隙
形成金型3の離型を行う。
この間隙形成金型3の離型について説明する。
カム盤6にかみ合う歯車をモータによって若しくは、カ
ム盤6に付設した油圧シリンダのロッドの昇降動作によ
ってカム盤6を廻動すると、少し廻動した状態では第4
図、第5図に示すように間隙形成金型3a群はガイド溝
8の中心からの距離の差の分だけ同時に薄板1間から離
型し、間隙形成金型3b群は夫々のピン7がまだガイド
溝8の同心円弧8′の部分をスライドしているため、離
型しない。
ム盤6に付設した油圧シリンダのロッドの昇降動作によ
ってカム盤6を廻動すると、少し廻動した状態では第4
図、第5図に示すように間隙形成金型3a群はガイド溝
8の中心からの距離の差の分だけ同時に薄板1間から離
型し、間隙形成金型3b群は夫々のピン7がまだガイド
溝8の同心円弧8′の部分をスライドしているため、離
型しない。
更にカム盤6を廻動すると、間隙形成金型3a群は引き
続き徐々に離型するが、間隙形成金型3b群は同心円弧
8′の部分を越えて、カム盤6の中心から遠ざかる楕円
形状の部分をスライドし始めるから、間隙形成金型3a
群より遅れて離型する。
続き徐々に離型するが、間隙形成金型3b群は同心円弧
8′の部分を越えて、カム盤6の中心から遠ざかる楕円
形状の部分をスライドし始めるから、間隙形成金型3a
群より遅れて離型する。
夫々間隙形成金型3a群、間隙形成金型3b群のガイド
溝8はカム盤6の中心から遠ざかる距離及び廻動角を等
しく設計し、第6図のように廻動を終了する状態では、
薄板1よりの離型状態が等しい場合を図示している。
溝8はカム盤6の中心から遠ざかる距離及び廻動角を等
しく設計し、第6図のように廻動を終了する状態では、
薄板1よりの離型状態が等しい場合を図示している。
尚、間隙形成金型3a群のガイド溝8の形状を間隙形成
金型3b群のガイド溝8の形状と対称に、廻動終了時の
方に同心円弧8′部を設けて、完全に交互に離型するよ
うに設計しても良い。
金型3b群のガイド溝8の形状と対称に、廻動終了時の
方に同心円弧8′部を設けて、完全に交互に離型するよ
うに設計しても良い。
間隙形成金型3の離型が終了したら、第9図の右側に示
したようにコア4をその外周にクロスフローファンaを
付着したまま右方へ引き出す。
したようにコア4をその外周にクロスフローファンaを
付着したまま右方へ引き出す。
その後ストリッパ板18を左方へコア4周面に沿って押し
出してクロスフローファンaを剥脱する。
出してクロスフローファンaを剥脱する。
この離型手順を逆に行って、成形状態を戻し、再び射出
シリンダーノズル13より樹脂を流入して同様の手順を繰
り返して一体成形を行い量産する。
シリンダーノズル13より樹脂を流入して同様の手順を繰
り返して一体成形を行い量産する。
尚、図中符号29は流出部15に形成される円形ゲートであ
る。
る。
次に、第2実施例について詳述する。
第10図〜第12図に示す第2実施例は、前述した第1
実施例のようなカム盤方式ではなく、油圧シリンダ21に
より間隙形成金型3を放射状方向pに離形するものであ
る。
実施例のようなカム盤方式ではなく、油圧シリンダ21に
より間隙形成金型3を放射状方向pに離形するものであ
る。
第10図及び第11図は、放射状に配設した各間隙形成
金型3に夫々直接油圧シリンダ21のロッド22を付設し、
各油圧シリンダ21を制御して離型を行うように設計した
ものである。この際各油圧シリンダ21を前述した第1実
施例と同様に薄板1の表側に接している間隙形成金型3
a群と裏側に接している間隙形成金型3b群とを時間差
を置いて引き抜くように制御することが望ましい。
金型3に夫々直接油圧シリンダ21のロッド22を付設し、
各油圧シリンダ21を制御して離型を行うように設計した
ものである。この際各油圧シリンダ21を前述した第1実
施例と同様に薄板1の表側に接している間隙形成金型3
a群と裏側に接している間隙形成金型3b群とを時間差
を置いて引き抜くように制御することが望ましい。
尚、図中符号23、24は間隙形成金型案内溝とそのガイド
ピンである。
ピンである。
また第12図は、油圧シリンダ21の個数を節約すると共
に間隙形成金型3a群と間隙形成金型3b群とを確実に
時間差を置いて引き抜くように設計したもので、間隙形
成金型3の夫々の放射外方向pの先端に間隙形成金型3
a群と間隙形成金型3b群とで長さを違わせた抜け止め
頭付突出ピン19を突設し、この抜け止め頭付突出ピン19
に抜け止め状態に数分割された嵌合環状体20を嵌合し、
この嵌合環状体20に油圧シリンダ21のロッド22を連結し
て放射外方向pに間隙形成金型3を引き抜くものであ
る。
に間隙形成金型3a群と間隙形成金型3b群とを確実に
時間差を置いて引き抜くように設計したもので、間隙形
成金型3の夫々の放射外方向pの先端に間隙形成金型3
a群と間隙形成金型3b群とで長さを違わせた抜け止め
頭付突出ピン19を突設し、この抜け止め頭付突出ピン19
に抜け止め状態に数分割された嵌合環状体20を嵌合し、
この嵌合環状体20に油圧シリンダ21のロッド22を連結し
て放射外方向pに間隙形成金型3を引き抜くものであ
る。
即ち、嵌合環状体20をロッド22により放射外方向pの引
き上げたとき、短い抜け止め頭付突出ピン19を突設した
間隙形成金型3a群は離型を開始するが、長い抜け止め
頭付突出ピン19を突設した間隙形成金型3b群は、この
長さの違いの分だけ抜け止め頭付突出ピン19が嵌合環状
体20に対してスライドした後、更に嵌合環状体20を引き
上げることによって初めて離型を開始するもので、従っ
て抜け止め頭付突出ピン19の長さの分だけ、間隙形成金
型3a群と間隙形成金型3b群とが時間差を置いて引き
抜かれるものである。
き上げたとき、短い抜け止め頭付突出ピン19を突設した
間隙形成金型3a群は離型を開始するが、長い抜け止め
頭付突出ピン19を突設した間隙形成金型3b群は、この
長さの違いの分だけ抜け止め頭付突出ピン19が嵌合環状
体20に対してスライドした後、更に嵌合環状体20を引き
上げることによって初めて離型を開始するもので、従っ
て抜け止め頭付突出ピン19の長さの分だけ、間隙形成金
型3a群と間隙形成金型3b群とが時間差を置いて引き
抜かれるものである。
次に第3実施例について詳述する。
第3実施例は、第13図及び第14図に示すように離型
アンギュラーピン25により間隙形成金型3を放射外方向
pに離型するものである。
アンギュラーピン25により間隙形成金型3を放射外方向
pに離型するものである。
更に詳述すると、間隙形成金型3に成形装置Aの型開き
方向に対して傾斜した嵌入溝を左右に形成し、この嵌入
溝26に離型アンギュラーピン25を嵌入したものである。
方向に対して傾斜した嵌入溝を左右に形成し、この嵌入
溝26に離型アンギュラーピン25を嵌入したものである。
即ち、成形装置Aを右方に開くと間隙形成金型3は、右
方にスライドすると共に離型アンギュラーピン25に沿っ
て放射外方向pに離型する。
方にスライドすると共に離型アンギュラーピン25に沿っ
て放射外方向pに離型する。
尚、間隙形成金型3b群に形成する嵌入溝26の断面形状
を真円ではなく楕円として離型アンギュラーピン25の遊
びを設け、この遊びの分だけ間隙形成金型3b群の離型
開始を送らせるように設計しても良い。
を真円ではなく楕円として離型アンギュラーピン25の遊
びを設け、この遊びの分だけ間隙形成金型3b群の離型
開始を送らせるように設計しても良い。
尚、図中符号27はピン7が嵌入するガイド溝である。
本実施例において薄板1の表側、裏側のその区別は、交
互に離型することを説明するための便宜上の表現にすぎ
ず間隙形成金型3a群、間隙形成金型3b群自体の違い
はないものである。
互に離型することを説明するための便宜上の表現にすぎ
ず間隙形成金型3a群、間隙形成金型3b群自体の違い
はないものである。
本発明は、クロスフローファンを容易に一体成形するこ
とができる。
とができる。
一体成形できるために、量産が可能となりそれだけ安価
なクロスフローファンを提供できると共に、バランスが
良く振動、騒音のない極めて実用性に秀れたクロスフロ
ーファンを提供できることとなる。
なクロスフローファンを提供できると共に、バランスが
良く振動、騒音のない極めて実用性に秀れたクロスフロ
ーファンを提供できることとなる。
図面は本発明の一実施例を示すもので、第1図は製品の
一部を切欠けた斜視図、第2図は製品の拡大断面図、第
3図は間隙形成金型一部の斜面図、第4図は間隙形成金
型が一枚おきに引き抜かれる状態を示す一部の拡大図、
第5,6図は形成金型を引き抜く状態を示す側断面図、
第7図は第1実施例における成形装置Aの成形状態での
正断面図、第8図は第1実施例における成形装置Aの成
形状態での一部を切り欠いた側面図、第9図は第1実施
例における成形装置Aの型を割って間隙形成金型を離形
してコアを取り出した状態の正断面図、第10図及び第
11図は第2実施例の要部拡大説明図、第12図は第2
実施例の別例の要部拡大説明図、第13図及び第14図
は第3実施例における成形装置Aの正断面図である。 a……クロスフローファン、1……薄板、2……間隙、
3……間隙形成金型。
一部を切欠けた斜視図、第2図は製品の拡大断面図、第
3図は間隙形成金型一部の斜面図、第4図は間隙形成金
型が一枚おきに引き抜かれる状態を示す一部の拡大図、
第5,6図は形成金型を引き抜く状態を示す側断面図、
第7図は第1実施例における成形装置Aの成形状態での
正断面図、第8図は第1実施例における成形装置Aの成
形状態での一部を切り欠いた側面図、第9図は第1実施
例における成形装置Aの型を割って間隙形成金型を離形
してコアを取り出した状態の正断面図、第10図及び第
11図は第2実施例の要部拡大説明図、第12図は第2
実施例の別例の要部拡大説明図、第13図及び第14図
は第3実施例における成形装置Aの正断面図である。 a……クロスフローファン、1……薄板、2……間隙、
3……間隙形成金型。
Claims (1)
- 【請求項1】クロスフローファンを金型により成形する
に際して、放射状に多数枚並設した薄板間の間隙内に介
在された複数枚の間隙形成金型を放射外方向に引き抜く
ことを特徴とするクロスフローファンの一体成形法。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1317360A JPH0655460B2 (ja) | 1989-12-06 | 1989-12-06 | クロスフローファンの一体成形法 |
KR1019900003142A KR920009858B1 (ko) | 1989-03-20 | 1990-03-09 | 크로스 플로우 팬(cross flow FAN)의 일체성형법 및 일체성형 가능한 크로스 플로우 팬 |
US07/495,189 US5114657A (en) | 1989-03-20 | 1990-03-19 | Integrally molded cross-flow fan and method of making the same by radially withdrawing gap-forming molds |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1317360A JPH0655460B2 (ja) | 1989-12-06 | 1989-12-06 | クロスフローファンの一体成形法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03176127A JPH03176127A (ja) | 1991-07-31 |
JPH0655460B2 true JPH0655460B2 (ja) | 1994-07-27 |
Family
ID=18087370
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1317360A Expired - Lifetime JPH0655460B2 (ja) | 1989-03-20 | 1989-12-06 | クロスフローファンの一体成形法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0655460B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4857852B2 (ja) * | 2005-06-28 | 2012-01-18 | 株式会社デンソー | 成形品の製造方法 |
-
1989
- 1989-12-06 JP JP1317360A patent/JPH0655460B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03176127A (ja) | 1991-07-31 |
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