JPH10220389A - クロスフローファン - Google Patents

クロスフローファン

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JPH10220389A
JPH10220389A JP9021339A JP2133997A JPH10220389A JP H10220389 A JPH10220389 A JP H10220389A JP 9021339 A JP9021339 A JP 9021339A JP 2133997 A JP2133997 A JP 2133997A JP H10220389 A JPH10220389 A JP H10220389A
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JP
Japan
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unit
blade
flow fan
length
cross flow
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JP9021339A
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English (en)
Inventor
Junichiro Tanaka
順一郎 田中
Hideshi Tanaka
英志 田中
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Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04DNON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04D29/00Details, component parts, or accessories
    • F04D29/66Combating cavitation, whirls, noise, vibration or the like; Balancing
    • F04D29/661Combating cavitation, whirls, noise, vibration or the like; Balancing especially adapted for elastic fluid pumps
    • F04D29/666Combating cavitation, whirls, noise, vibration or the like; Balancing especially adapted for elastic fluid pumps by means of rotor construction or layout, e.g. unequal distribution of blades or vanes
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04DNON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04D17/00Radial-flow pumps, e.g. centrifugal pumps; Helico-centrifugal pumps
    • F04D17/02Radial-flow pumps, e.g. centrifugal pumps; Helico-centrifugal pumps having non-centrifugal stages, e.g. centripetal
    • F04D17/04Radial-flow pumps, e.g. centrifugal pumps; Helico-centrifugal pumps having non-centrifugal stages, e.g. centripetal of transverse-flow type
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04DNON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04D29/00Details, component parts, or accessories
    • F04D29/60Mounting; Assembling; Disassembling
    • F04D29/62Mounting; Assembling; Disassembling of radial or helico-centrifugal pumps
    • F04D29/624Mounting; Assembling; Disassembling of radial or helico-centrifugal pumps especially adapted for elastic fluid pumps
    • F04D29/626Mounting or removal of fans

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 単位ユニット間の連結部の強度を高めること
ができるクロスフローファンを提供する。 【解決手段】 円板部1と、円板部1の両側の周縁に沿
って板面に対して垂直に対をなして突出するブレード
2,3を有する単位ユニット10,10,…を備える。
複数の単位ユニット10が円板部1の中心軸Iを一致さ
せて一列に並び、一つの単位ユニット10の一方の側の
ブレード3の先端と、これに隣り合う単位ユニット10
の他方の側のブレード2の先端とが連結されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はクロスフローファ
ンに関する。より詳しくは、円板部と、この円板部に垂
直に突出するブレードを持つ単位ユニットを、上記円板
部の中心軸方向に一列に複数連結して形成されるクロス
フローファンに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、空気調和機の室内機に送風機とし
て搭載されるようなクロスフローファンとしては、図5
(b)に示すように、円板部101と、この円板部101
の一方の面101aに垂直に突出するブレード102,
102,…を有する単位ユニット110を一体成形し、
図5(a)に示すように、この単位ユニット110を円板
部101の中心軸を一致させて一列に複数連結したもの
(全体を190で示す)が知られている。なお、図にお
いて単位ユニット110の列の左端には、円板部101
の中心に支軸107を有するエンドユニット110Eが
設けられ、列の右端には、円板部101の中心にモータ
の出力軸(図示せず)を取り付けるための連結部材10
8を有するエンドユニット110Cが設けられている。
【0003】上記単位ユニット110の成形は、図6に
示すように、ダイカスト鋳造法により行われている。す
なわち、固定側金型130と可動側金型131との間の
キャビティ135にゲート132,132を通して溶湯
を圧入し、凝固させて鋳物を得る。適当な時間の経過
後、可動側金型131を分割面PLから矢印X方向へ開
くとともに押し出しピン133,133で鋳物を金型か
ら押し出す。この鋳物からゲートや鋳バリを取り去っ
て、上記形状を持つ単位ユニット110を得る。なお、
一つの単位ユニット110の円板部101の他方の面1
01bには凹部104が形成されている。このようにし
て得られた単位ユニット110,110同士の連結は、
図5(a)に示すように、一つの単位ユニット110の円
板部101の凹部104に、隣り合う単位ユニット11
0のブレード102の先端102aを嵌入し、超音波溶
着法等により接着することによって行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、一般に金型
のキャビティには抜き勾配(αとする)が設けられるた
め、図7に示すように、鋳造されたブレード102の先
端102aの厚みt1は根元102bの厚みt2に比して
薄くなる傾向がある。ここで、上記従来のクロスフロー
ファン190では、ブレード102の長さ(Lとする)
が比較的長いため、金型の抜き勾配に起因するブレード
先端102aの厚み減少量(t2−t1)=Lαが無視で
きず、単位ユニット110,110間の連結部(ブレー
ド先端)102aの強度が不足するという問題がある。
【0005】そこで、この発明の目的は、単位ユニット
間の連結部の強度を高めることができるクロスフローフ
ァンを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載のクロスフローファンは、円板部
と、上記円板部の両側の周縁に沿って板面に対して垂直
に対をなして突出するブレードを有する単位ユニットを
備え、複数の単位ユニットが上記円板部の中心軸を一致
させて一列に並び、一つの単位ユニットの一方の側のブ
レードの先端と、これに隣り合う単位ユニットの他方の
側のブレードの先端とが連結されていることを特徴とす
る。
【0007】この請求項1のクロスフローファンでは、
上記単位ユニットの中心軸方向の長さを従来例のものと
同じに設定した場合、両側のブレードの長さをそれぞれ
従来のブレードの長さに比して短くすることができる。
したがって、金型の抜き勾配に起因するブレード先端の
厚み減少量が従来に比して少なくなる。例えば、上記単
位ユニットの中心軸方向の長さを従来と同じに設定した
場合、両側のブレードの長さが互いに等しいものとする
と、各ブレードの長さはそれぞれ従来に比して略半分と
なるから(円板部の厚みはブレードの長さに比して小さ
いものとする)、金型の抜き勾配に起因するブレード先
端の厚み減少量は従来に比して略半分となる。この結
果、単位ユニット間の連結部(ブレード先端同士の接着
箇所)の強度が従来に比して高まる。また、ブレード先
端の厚み減少量が従来に比して少なくなることから、フ
ァンの外径寸法が実質的に大きくなり、風量特性が向上
する。
【0008】請求項2に記載のクロスフローファンは、
請求項1に記載のクロスフローファンにおいて、上記単
位ユニットは、一方の側のブレードの先端面に凸部が設
けられ、他方の側のブレードの先端面に、上記凸部と嵌
合する凹部が設けられていることを特徴とする。
【0009】この請求項2のクロスフローファンでは、
単位ユニット同士が連結された状態で、一つの単位ユニ
ットの一方の側のブレードの先端面の凸部と、これに隣
り合う単位ユニットの他方の側のブレードの先端面の凹
部とが嵌合するので、ブレードの先端同士が径方向に外
れることがない。また、両者の先端面が平坦な場合に比
して、先端同士の接着面積が増える。したがって、単位
ユニット間の連結部の強度がさらに高まる。
【0010】請求項3に記載のクロスフローファンは、
請求項1または2に記載のクロスフローファンにおい
て、上記複数の単位ユニットのうち特定の単位ユニット
の中心軸方向の長さが、残りの単位ユニットの中心軸方
向の長さと異なることを特徴とする。
【0011】この請求項3のクロスフローファンでは、
クロスフローファンの全長を、上記単位ユニットの中心
軸方向の長さに基づくものだけではなく、様々な長さに
融通性をもって設定することができる。逆に、クロスフ
ローファンの全長が予め規格で定められているような場
合は、その規格で定められた全長を容易に実現すること
ができる。
【0012】請求項4に記載のクロスフローファンは、
請求項1または2に記載のクロスフローファンにおい
て、上記単位ユニットの一方の側のブレードの長さと他
方の側のブレードの長さが互いに異なることを特徴とす
る。
【0013】この請求項4のクロスフローファンでは、
上記単位ユニットの中心軸方向の長さを、一方の側のブ
レードの長さに基づくものだけではなく、様々な長さに
設定することができる。したがって、クロスフローファ
ンの全長を様々な長さに融通性をもって設定することが
できる。逆に、クロスフローファンの全長が予め規格で
定められているような場合は、その規格で定められた全
長を容易に実現することができる。
【0014】請求項5に記載のクロスフローファンは、
請求項1に記載のクロスフローファンにおいて、上記単
位ユニットの一方の側のブレードと他方の側のブレード
とがなすブレード対が、上記円板部の周縁に沿ってラン
ダムなピッチで複数配され、上記複数のブレード対のう
ち特定のブレード対をなす一方の側のブレード、他方の
側のブレードの長さが、それぞれ残りのブレード対をな
す一方の側のブレード、他方の側のブレードの長さと異
なっていることを特徴とする。
【0015】この請求項5のクロスフローファンは、単
位ユニット間の連結を行う場合、一つの単位ユニットと
これに隣り合う単位ユニットとの周方向の位置合わせが
容易になる。すなわち、上記特定のブレード対をなす一
方の側のブレード、他方の側のブレードの長さが、それ
ぞれ残りのブレード対をなす一方の側のブレード、他方
の側のブレードの長さと異なっていることから、特定の
ブレード対は容易に見つけられる。ここで、一つの単位
ユニットの上記特定のブレード対をなす一方の側のブレ
ードの先端と、隣り合う単位ユニットの上記特定のブレ
ード対をなす他方の側のブレードの先端とが対向するよ
うに位置合わせする。このようにした場合、一つの単位
ユニットとこれに隣り合う単位ユニットとの周方向の位
置合わせが容易になる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、この発明のクロスフローフ
ァンの実施の形態を詳細に説明する。
【0017】図3は一実施形態のクロスフローファン9
0の全体構成を示している。
【0018】このクロスフローファン90は、図におい
て左から右へ順に、エンドユニット10Eと、複数の単
位ユニット10,10,…と、長さ調整用ユニット10
Bと、エンドユニット10Cとを一列に連結して構成さ
れている。
【0019】図1に詳細に示すように、各単位ユニット
10は、厚みTの円板部1と、この円板部1の図におい
て左側の面1aに垂直に突出するブレード2,2,…
と、右側の面1bに垂直に突出するブレード(羽根)
3,3,…とを有している。両側のブレード2,3は対
をなして円板部1の両側に同じ長さCだけ対称に突出し
ている(ただし、後述する凹部4,凸部5を無視してい
る。)。この結果、単位ユニット10の中心軸I方向の
長さはA(=T+2C)となっている。この例では各ブ
レード2,3の対は、円板部1の周縁に沿って等間隔に
配置されている。また、左側のブレード2の先端面2e
には凹部4が形成され、右側のブレード3の先端面3e
には上記凹部4と嵌合し得る凸部5が形成されている。
【0020】この単位ユニット10は、図2に示すよう
に、ダイカスト鋳造法により一体に成形されている。す
なわち、固定側金型30と可動側金型31との間のキャ
ビティ35にゲート32,32を通して溶湯を圧入し、
凝固させて鋳物を得る。適当な時間の経過後、可動側金
型31を分割面PLから矢印X方向へ開くとともに押し
出しピン33,33で鋳物を金型から押し出す。この鋳
物からゲートや鋳バリを取り去って、上述の形状を持つ
単位ユニット10を得る。
【0021】図3に示すように、長さ調整用ユニット1
0Bは、単位ユニット10のブレード2,3の長さを変
えたものであり、円板部1の左側に突出するブレード1
2の長さがD(>C)、右側に突出するブレード13の
長さがE(>D)に設定されている。これにより、クロ
スフローファン90の全長を、単位ユニット10の長さ
Aやブレード2,3の長さCに基づくものだけではな
く、様々な長さに融通性をもって設定することができ
る。逆に、クロスフローファン90の全長が予め規格で
定められているような場合は、その規格で定められた全
長を容易に実現することができる。この長さ調整用ユニ
ット10Bは、ダイカスト鋳造法により、単位ユニット
10と全く同様に作製される。エンドユニット10E
は、単位ユニット10の左側のブレード2を省略して、
円板部1の中心に左側に突出する支軸7を設けた構成に
なっている。また、エンドユニット10Cは、単位ユニ
ット10の右側のブレード3を省略して、円板部の右側
の面1bの中心にモータの出力軸(図示せず)を取り付
けるための連結部材8を設けた構成になっている。
【0022】図1に示すように、単位ユニット10,1
0同士の連結は、複数の単位ユニット10をそれぞれの
円板部1の中心軸Iを一致させて一列に並べた状態で、
一つの単位ユニット10の右側のブレード3の先端面3
eの凸部5と、これに隣り合う単位ユニット10A(区
別の便宜のために参照数字10にAを付している)の左
側の先端面2eの凹部4とを嵌合させ、先端面3e,2
e同士を超音波溶着法等により接着することによって行
う。図3に示すエンドユニット10Eと単位ユニット1
0との連結、長さ調整用ユニット10Bとその左側の単
位ユニット10との連結、長さ調整用ユニット10Bと
エンドユニット10Cとの連結も、それぞれ単位ユニッ
ト10同士の連結と全く同様にして行う。
【0023】このクロスフローファン90では、単位ユ
ニット10の中心軸I方向の長さAを従来例のものと同
じに設定した場合、円板部の厚みTがブレードの長さC
に比して小さいものとすると、両側のブレード2,3の
長さCを従来のブレードの長さLに比して略半分にする
ことができる。したがって、金型の抜き勾配に起因する
ブレード先端2a,3aの厚み減少量(ブレード根元2
b,3bの厚みとブレード先端2a,3a厚みとの差で
あり、図7に示した(t2−t1)に相当する)を従来に
比して略半分にすることができる。この結果、単位ユニ
ット10,10間の連結部(ここではブレード先端2
a,3a同士の接着箇所)の強度を従来に比して高める
ことができる。しかも、連結状態では、連結されたブレ
ードの先端3a,2a同士が凸部4と凹部5との嵌合に
より径方向に外れることがない。また、両者の先端面3
e,2eが平坦な場合に比して、先端3a,2a同士の
接着面積が増える。したがって、連結部の強度をさらに
高めることができる。
【0024】また、このクロスフローファン90では、
ブレード先端2a,3aの厚み減少量を従来に比して少
なくできることから、ファンの外径寸法を実質的に大き
くすることができ、風量特性を向上させることができ
る。
【0025】なお、上の例では単位ユニット10の円板
部1の両側の各ブレードがなす対(2,3)は、円板部
1の周縁に沿って等間隔に配置されているものとした
が、これに限られるものではない。ブレード対(2,
3)が、図4(b)に示すように、円板部1の周縁に沿っ
てランダムなピッチa1,a2,a3,a4,…,anで配
されているもの(この単位ユニットを参照数字40で表
す)としても良い。この場合、複数のブレード対(2,
3)のうち特定のブレード対(2A,3A)をなす左側
のブレード2A、右側のブレード3Aの長さが、それぞ
れ残りのブレード対(2,3)をなす左側のブレード
2、右側のブレード3の長さCと異なっているのが望ま
しい。この例では、図において最上に位置するブレード
対(2A,3A)の左側のブレード2Aの長さFが残り
のブレード2の長さCよりも短く、その差(C−F)の
分だけ、上記ブレード対(2A,3A)の右側のブレー
ド3Aの長さGが残りのブレード3の長さCよりも長く
なっている。このようにした場合、単位ユニット40,
40間の連結を行う場合、一つの単位ユニット40のブ
レード2Aとこれに隣り合う単位ユニット40のブレー
ド3Aとを対向させれば良いから、単位ユニット40,
40同士を周方向に関して容易に位置合わせすることが
できる。
【0026】当然ながら、単位ユニット10,40の円
板部1は中実のものに限られず、中空で環状のものであ
っても良い。
【0027】
【発明の効果】以上より明らかなように、請求項1のク
ロスフローファンは、円板部と、上記円板部の両側の周
縁に沿って板面に対して垂直に対をなして突出するブレ
ードを有する単位ユニットを備えているので、上記単位
ユニットの中心軸方向の長さを従来例のものと同じに設
定した場合、両側のブレードの長さをそれぞれ従来のブ
レードの長さに比して短くすることができる。したがっ
て、金型の抜き勾配に起因するブレード先端の厚み減少
量を従来に比して少なくすることができ、この結果、単
位ユニット間の連結部(ブレード先端同士の接着箇所)
の強度を従来に比して高めることができる。また、ブレ
ード先端の厚み減少量を従来に比して少なくできること
から、ファンの外径寸法を実質的に大きくすることがで
き、風量特性を向上させることができる。
【0028】請求項2に記載のクロスフローファンで
は、単位ユニット同士が連結された状態で、一つの単位
ユニットの一方の側のブレードの先端面の凸部と、これ
に隣り合う単位ユニットの他方の側のブレードの先端面
の凹部とが嵌合するので、ブレードの先端同士が径方向
に外れることがない。また、両者の先端面が平坦な場合
に比して、先端同士の接着面積が増える。したがって、
単位ユニット間の連結部の強度をさらに高めることがで
きる。
【0029】請求項3に記載のクロスフローファンで
は、複数の単位ユニットのうち特定の単位ユニットの中
心軸方向の長さが、残りの単位ユニットの中心軸方向の
長さと異なるので、クロスフローファンの全長を、上記
単位ユニットの中心軸方向の長さに基づくものだけでは
なく、様々な長さに融通性をもって設定することができ
る。逆に、クロスフローファンの全長が予め規格で定め
られているような場合は、その規格で定められた全長を
容易に実現することができる。
【0030】請求項4に記載のクロスフローファンは、
請求項1または2に記載のクロスフローファンにおい
て、上記単位ユニットの一方の側のブレードの長さと他
方の側のブレードの長さが互いに異なることを特徴とす
る。
【0031】この請求項4のクロスフローファンでは、
上記単位ユニットの中心軸方向の長さを、一方の側のブ
レードの長さに基づくものだけではなく、様々な長さに
設定することができる。したがって、クロスフローファ
ンの全長を様々な長さに融通性をもって設定することが
できる。逆に、クロスフローファンの全長が予め規格で
定められているような場合は、その規格で定められた全
長を容易に実現することができる。
【0032】請求項5に記載のクロスフローファンは、
請求項1に記載のクロスフローファンにおいて、上記単
位ユニットの一方の側のブレードと他方の側のブレード
とがなすブレード対が、上記円板部の周縁に沿ってラン
ダムなピッチで複数配され、上記複数のブレード対のう
ち特定のブレード対をなす一方の側のブレード、他方の
側のブレードの長さが、それぞれ残りのブレード対をな
す一方の側のブレード、他方の側のブレードの長さと異
なっているので、単位ユニット間の連結を行う場合、一
つの単位ユニットとこれに隣り合う単位ユニットとの周
方向の位置合わせを容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施形態のクロスフローファン
を構成する単位ユニット同士の連結状態を示す図であ
る。
【図2】 上記単位ユニットを作製する方法を説明する
図である。
【図3】 この発明の一実施形態のクロスフローファン
の全体構成を示す図である。
【図4】 上記クロスフローファンの変形例を示す図で
ある。
【図5】 (a)は従来のクロスフローファンの全体構成
を示す図であり、(b)はそのクロスフローファンの単位
ユニットの構成を示す図である。
【図6】 従来のクロスフローファンの単位ユニットを
作製する方法を説明する図である。
【図7】 ブレード先端の厚さ減少量を示す図である。
【符号の説明】
1 円板部 2,3,12,13 ブレード 4 凹部 5 凸部 10,10A,40 単位ユニット 10B 長さ調整用ユニット 10C,10E エンドユニット

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円板部(1)と、上記円板部(1)の両
    側の周縁に沿って板面に対して垂直に対をなして突出す
    るブレード(2,3)を有する単位ユニット(10)を
    備え、 複数の単位ユニット(10)が上記円板部(1)の中心
    軸(I)を一致させて一列に並び、 一つの単位ユニット(10)の一方の側のブレード
    (3)の先端(3a)と、これに隣り合う単位ユニット
    (10)の他方の側のブレード(2)の先端(2a)と
    が連結されていることを特徴とするクロスフローファ
    ン。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のクロスフローファンに
    おいて、 上記単位ユニット(10)は、一方の側のブレード
    (3)の先端面(3e)に凸部(5)が設けられ、他方
    の側のブレード(2)の先端面(2e)に、上記凸部
    (5)と嵌合する凹部(4)が設けられていることを特
    徴とするクロスフローファン。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載のクロスフロー
    ファンにおいて、 上記複数の単位ユニット(10)のうち特定の単位ユニ
    ット(10B)の中心軸方向の長さ(B)が、残りの単
    位ユニット(10)の中心軸方向の長さ(A)と異なる
    ことを特徴とするクロスフローファン。
  4. 【請求項4】 請求項1または2に記載のクロスフロー
    ファンにおいて、 上記単位ユニット(10B)の一方の側のブレード(1
    3)の長さ(E)と他方の側のブレード(12)の長さ
    (D)が互いに異なることを特徴とするクロスフローフ
    ァン。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載のクロスフローファンに
    おいて、 上記単位ユニット(10)の一方の側のブレード(3)
    と他方の側のブレード(2)とがなすブレード対(2,
    3)が、上記円板部(1)の周縁に沿ってランダムなピ
    ッチで複数配され、 上記複数のブレード対(2,3)のうち特定のブレード
    対(2A,3A)をなす一方の側のブレード(2A)、
    他方の側のブレード(3A)の長さ(G,F)が、それ
    ぞれ残りのブレード対(2,3)をなす一方の側のブレ
    ード(2)、他方の側のブレード(3)の長さ(C)と
    異なっていることを特徴とするクロスフローファン。
JP9021339A 1997-02-04 1997-02-04 クロスフローファン Pending JPH10220389A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010106854A (ja) * 2010-02-16 2010-05-13 Sharp Corp 貫流ファン、送風機および羽根車の成形機
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