JP3360129B2 - オーバラップファンの成形用型装置 - Google Patents

オーバラップファンの成形用型装置

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JP3360129B2
JP3360129B2 JP30611497A JP30611497A JP3360129B2 JP 3360129 B2 JP3360129 B2 JP 3360129B2 JP 30611497 A JP30611497 A JP 30611497A JP 30611497 A JP30611497 A JP 30611497A JP 3360129 B2 JP3360129 B2 JP 3360129B2
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overlap fan
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    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
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    • B29C45/40Removing or ejecting moulded articles
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、合成樹脂等でオー
バラップファンを一体成形するための成形型装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】自動車のラジエータ冷却用の送風ファン
等の軸流ファンは、ボス部と、ボス部の外周面上に放射
状に突出する複数枚のブレードを備えている。かかる軸
流ファンにおいては、大風量を効率よく得るとともに騒
音を相対的に低減すべく、ボス部の外周面上のブレード
の枚数を多くする手段が採られている。
【0003】この場合、ボス部上の各ブレードの一部
(特にブレードの根本部分)が隣合うブレードに対して
回転軸線方向に重なって配列されて、回転軸線方向に投
影して見るとオーバラップすることになり、かかる形式
のファンをオーバラップファンと称している。しかし
て、各ブレードの一部が隣合うブレードに対して回転軸
線方向に重なることのない非オーバラップ形式のファン
においては、固定型と可動型とからなる通常の成形型装
置にて一体的に成形することができるが、オーバラップ
ファンにおいては、隣合うブレード相互のオーバラップ
部を固定型と可動型とからでは成形することができない
ため、合成樹脂の一体成形体としては成形し得ない。
【0004】このため、オーバラップファンを製造する
手段として、実開平2−99295号公報、および実開
昭63−160392号公報等に開示されている手段が
採用されている。これらの両公報に開示されている製造
手段は、所望のオーバラップファンを2分割してなる半
分割成形体として成形して、これれら両半分割成形体を
接合して一体化してオーバラップファンを製造するもの
である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、これらの製
造方法において成形される各半分割成形体は、それ自体
はオーバラップしない複数のブレードを備えた構成のも
のであり、これら両半分割成形体をそれらの各ブレード
が互いにオーバラップするように接合することによりオ
ーバラップファンを完成させるものであることから、オ
ーバラップファンの製造工数がかかり、生産能率が悪い
とともに生産歩留まりがよくなく、その上、接合部分の
十分な寸法精度、十分な強度を確保することが難しい。
【0006】従って、本発明の目的は、このようなオー
バラップファンを合成樹脂にて一体成形することができ
る成形用型装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明はオーバラップフ
ァンを成形するための成形型装置に関し、より詳しく
は、ボス部と、該ボス部の外周面上に放射状に突出する
複数枚のブレードを備え、各該ブレードの一部が隣合う
ブレードに対して回転軸線方向に重なって配列されてい
るオーバラップファンを成形するための成形型装置に関
する。
【0008】しかして、本発明に係る成形型装置は、型
開閉方向に相対移動し該オーバラップファンの回転軸線
の一端側および他端側の非オーバラップ表面をそれぞれ
形成する一対の分割型と、両該分割型間でかつ両該分割
型に対して該回転軸線方向に相対移動可能に配置され該
オーバラップファンの少なくともオーバラップ表面を形
成する中間型とからなり、両該分割型が開き該中間型に
保持されている成形済みのオーバラップファンを該中間
型から回転しつつ引抜いて離型する構成とされているこ
とを特徴とするものである。
【0009】本発明に係る成形用型装置において、前記
中間型は、前記オーバラップファンの少なくともオーバ
ラップ表面を成形する複数の型部と、各該型部の遠心方
向側に位置して各該型部を一体的に連結する枠部とから
なる構成とすることができる。また、この中間型はオー
バラップファンの少なくともオーバラップ表面を成形す
る複数の型部と、前記一方の分割型に一端が固定されて
各該型部を支持する支持ピンとからなる構成とすること
ができる。
【0010】これらの中間型は、前記一方の分割型に該
分割型から離間する方向へ移動可能に支持されているこ
とが好ましい。
【0011】
【発明の作用・効果】かかる構成の成形型装置において
は、両分割型と中間型の三者を型締めした状態で形成さ
れるキャビティに溶融した合成樹脂等を供給することに
より、各ブレードが回転軸方向にオーバラップして配列
されているオーバラップファンを、単一の合成樹脂成形
体として成形することができる。成形されたオーバラッ
プファンは、両分割型を相対移動することにより中間型
に嵌合して支持された状態で露呈し、露呈されたオーバ
ラップファンをロボット等の取出装置にて把持して、回
転しつつ引抜くことにより中間型から容易に離型させる
ことができる。
【0012】このように、本発明に係る成形型装置によ
れば、成形済みで中間型の嵌合状態にあるオーバラップ
ファンを、中間型から回転しつつ引抜くことにより離型
することができるため、オーバラップファンを中間型か
ら離型するために、中間型をオーバラップファンの各ブ
レード間から径方向へ離脱するための複雑な離脱手段を
必要とせず、成形型装置の構造を簡単かつ小型化するこ
とができる。
【0013】オーバラップファンを単一の合成樹脂成形
体として成形する場合、中間型として、オーバラップフ
ァンの少なくともオーバラップ表面を成形する複数のブ
ロック型を採用することが考えられるが、各ブロック型
を中間型として採用する場合には、各ブロック型が成形
済みのオーバラップファンにおける各ブレード間に介在
するため、オーバラップファンの離型の際には、各ブロ
ック型を各ブレード間から径外側へ離脱させる必要があ
る。
【0014】このため、かかる成形型装置では、必然的
に構造が複雑かつ大型化するが、本発明に係る成形型装
置はかかる成形型装置に比較して、一層構造を簡単でか
つ小型化することができる。本発明に係る成形用型装置
においては、中間型を、オーバラップファンの少なくと
もオーバラップ表面を成形する複数の型部と、各該型部
の遠心方向側に位置して各該型部を一体的に連結する枠
部とからなる構成すること、または、オーバラップファ
ンの少なくともオーバラップ表面を成形する複数の型部
と、一方の分割型に一端が固定されて各型部を支持する
支持ピンとからなる構成とすることにより、容易に実施
することができる。
【0015】この場合、これらの中間型を、一方の分割
型に該分割型から離間する方向へ移動可能に支持する構
成とすれば、オーバラップファンの成形後の両分割型を
相対移動させて分離した後に中間型を一方の分割型から
離間して、オーバラップファンを中間型のみで支持され
た両分割型からは完全に離型された状態に露呈させるこ
とができる。このため、オーバラップファンの中間型か
ら離型する際の回転抜きの抵抗を低減させることがで
き、オーバラップファンの中間型からの離型を円滑かつ
容易に行うことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に基づいて説
明するに、図1および図2には本発明に係る成形型装置
が成形の対象とするオーバラップファンの一例が示さ
れ、また、図3には本発明に係る成形型装置の一例が示
されている。本発明に係る成形型装置が成形の対象とす
るオーバラップファンは、例えば図1および図2に示す
ように自動車のラジエータ冷却用ファンであり、当該オ
ーバラップファン10は、円筒状のボス部11と、複数
のブレード12とを備えている。各ブレード12は、ボ
ス部11の外周面11a上に形成されていて外周側へ放
射状に突出しているとともに、各ブレード12のうちの
隣合う相互のブレード12の根本部が回転軸方向に重な
る配置状態にあって、オーバラップ部12aを備えてい
る。
【0017】当該オーバラップファン10は、ポリプロ
ピレン等の合成樹脂を素材とする一体成形体であって、
図3に示す本発明の一例に係る成形型装置20aにて成
形される。成形型装置20aは、図3に示すように、固
定型21、可動型22、および中間型23を備えている
もので、固定型21および可動型22は本発明の分割型
を構成する。固定型21は、図示しない成形装置が有す
るダイス31に固定され、可動型22は成形装置が有す
る支持部材32に固定され、また、中間型23は可動型
22から突出する複数の支持ピン33aにスライド可能
に支持されている。
【0018】支持部材32は、成形装置内にてダイス3
1側に対向して進退可能に配置されていて可動型22を
中間型23と一体に進退させ、前進時には、中間型23
がダイス31から固定型21を通して突出する複数のガ
イドピン33bに挿入されて固定型21の型面に密着し
て型締めされ、後退時には、可動型22と中間型23を
一体に固定型21から離間せる。
【0019】成形装置においては、可動型22と支持部
材32間に、中間型23を押出すための駆動機構34が
配設されている。駆動機構34は、可動型22を貫通し
て中間型23に連結する押出ピン34aを備え、油圧操
作により駆動機構34を駆動して押出ピン34aを前進
させて、中間型23を可動型22から離間させることが
できる。
【0020】なお、型締め状態にある成形型装置20a
の内部には、オーバラップファン10の形状に対応する
キャビティが形成され、ダイス31の注入孔から溶融状
態にある合成樹脂がキャビティに供給されて、所定形状
のオーバラップファン10が成形される。しかして、図
4は、中間型23の部分正面図であって、オーバラップ
ファン10との関係を示すために、オーバラップファン
10の一部を重ね合わせた状態を示しており、また、図
5は図4の矢印5−5線に沿って縦断して展開した縦断
展開図である。
【0021】中間型23は所定厚みのプレート状を呈し
ているもので、中間型23は図4および図5に示すよう
に、複数のブロック状型部23aと、各ブロック状型部
23aを外周側にて互いに連結する枠部23bとにより
構成されている。中間型23においては、型締め状態に
おいては、各ブロック状型部23aが固定型21と可動
型22の間にあってオーバラップファン10の各ブレー
ド12間に対応する部位に位置するとともに、固定型2
1の各型部21aが中間型23の前側から各開口部23
cに挿入し、かつ、可動型22の各型部22aが中間型
23の後側から各開口部23cに挿入していて、オーバ
ラップファン10の形状に対応するキャビティを形成し
ている。但し、図5に示すキャビティ35a,35b
は、オーバラップファン10を構成する隣合う相互のブ
レード12が成形されるキャビティの一部分である。
【0022】オーバラップファン10を構成する各ブレ
ード12の横断面は、全体的には、ボス部11の両端面
に向かって円弧状に延びる翼形状を呈している。より具
体的に説明すると、ブレード12の横断面形状で、その
両端は小さい一対の円弧12b、12cとなり、上流端
側の円弧12bは固定型21の各型部21aの型面で形
成される。下流端側の円弧12cは中間型23のブロッ
ク状型部23aの型面と可動型22の各型部22aの型
面で形成される。
【0023】図6に一部を拡大して示すように、上流端
側の円弧12bに連なり、中間型23のブロック状型部
23aの型面で形成される短い直線部分12dは型開き
方向に対して傾斜している。ブレード12の横断面形状
の前記した一対の円弧12b、12cおよび直線部分1
2dを除く他の部分は曲線部分12dとなり緩やかな曲
線となっている。
【0024】これにより、当該成形型装置20aにおい
ては、中間型23が可動型22と一体に固定型21から
離間された状態では、成形されたオーバラップファン1
0は中間型23に嵌合した状態に支持されており、この
支持状態では、オーバラップファン10を中間型23に
対して周方向へ回転しつつ引き抜いて中間型23から離
型することができる。
【0025】かかる構成の成形型装置20aにおいて
は、可動型22を中間型23と一体に固定型21側に前
進させてこれら三者を型締めし、この型締め状態で形成
されるキャビティに溶融した合成樹脂を供給することに
より、各ブレード12が回転軸方向にオーバラップして
配列されているオーバラップファン10を一体的に成形
することができる。
【0026】成形されたオーバラップファン10は、可
動型22および中間型23を固定型21から離間するこ
とにより、中間型23に嵌合した支持状態で露呈する。
この支持状態で、駆動機構34を駆動して押出ピン34
aを前進させれば、中間型23は支持ピン33a上をス
ライドして前進して可動型22から離間する。このた
め、中間型23に支持されて露呈しているオーバラップ
ファン10をロボット等の取出装置にて把持して、周方
向へ回転しつつ引抜くことにより、中間型23から容易
に離型させることができる。離型して取出されたオーバ
ラップファン10は、合成樹脂からなる単一の成形体で
ある。
【0027】このように、当該成形型装置20aによれ
ば、成形済みで中間型23に嵌合状態で支持されている
オーバラップファン10を、中間型23から回転しつつ
引抜くことにより離型することができるため、オーバラ
ップファン10を中間型23から離型するために、中間
型23をオーバラップファン10の各ブレード12間か
ら径方向へ離脱するための複雑な離脱手段を必要とせ
ず、これにより、装置の構造を簡単かつ小型化すること
ができる。
【0028】また、当該成形型装置20aにおいては、
中間型23を可動型22に対して離間可能に支持する構
成を採用しているため、オーバラップファン10の成形
後の固定型21から離間した後に中間型23を可動型2
2から離間して、オーバラップファン10を中間型23
のみで嵌合支持された状態に露呈させることができる。
このため、オーバラップファン10の中間型23から離
型する際の回転抜きの抵抗を著しく低減させることがで
き、オーバラップファン10の中間型23からの離型を
円滑かつ容易に行うことができる。
【0029】図7および図8には、本発明の他の一例に
係る成形型装置20bが示されている。当該成形型装置
20bは、固定型24、可動型25、および中間型26
を備えたもので、中間型26を除き、成形型装置20a
とは同一に構成され、かつ、成形装置に対して同一に組
付けられている。図7は、中間型26の部分正面図であ
って図4に対応するものであり、オーバラップファン1
0との関係を示すために、オーバラップファン10の一
部を重ね合わせた状態を示しており、また、図8は図7
の矢印7−7線に沿って縦断して展開した縦断展開図で
あって、図5に対応するものである。
【0030】中間型26は、図7および図8に示すよう
に、複数のブロック状型部26aと、各ブロック状型部
26aを可動型25に支持するための複数の支持ピン2
6bとにより構成されている。ブロック状型部26aは
2本の支持ピン26bに固着されており、各支持ピン2
6bは可動型25に進退可能に組付けられている。当該
成形型装置20bにおいては、中間型26が支持ピン2
6bを介して可動型25に組付けられている点を除き、
成形型装置20aと同様に成形装置に組付けられるもの
で、中間型26は駆動機構34を駆動させることによ
り、支持ピン26bと一体に前進して、ブロック状型部
26aを可動型25から離間させる。
【0031】中間型26においては、型締め状態にあっ
ては、各ブロック状型部26aが固定型24と可動型2
5の間にあってオーバラップファン10の各ブレード1
2間に対応する部位に位置するとともに、固定型24の
各型部24aが前側から中間型26の各ブロック状型部
26a間に挿入し、かつ、可動型25の各型部25aが
裏側から中間型26の各ブロック状型部26a間に挿入
していて、オーバラップファン10の形状に対応するキ
ャビティを形成している。
【0032】但し、図8に示すキャビティ35a,35
bは、オーバラップファン10を構成する隣合う相互の
ブレード12が成形されるキャビティの一部分である。
中間型26の各ブロック状型部26aは、成形型装置2
0aを構成する中間型23の各ブロック状型部23aと
同一の形状に形成されている。これにより、当該成形型
装置20bにおいては、中間型26を可動型25と一体
に固定型24から離間された状態では、成形されたオー
バラップファン10は中間型26の各ブロック状型部2
6aに嵌合した状態に支持されており、この支持状態で
は、オーバラップファン10を各ブロック状型部26a
に対して周方向へ回転しつつ引き抜いて、中間型26か
ら離型することができる。
【0033】従って、当該成形型装置20bによれば、
成形型装置20aと同様に、オーバラップファン10を
合成樹脂からなる単一の成形体として成形することがで
きるとともに、成形済みのオーバラップファン10を中
間型26から回転しつつ引抜くことにより離型すること
ができるため、オーバラップファン10を中間型26か
ら離型するために、中間型26をオーバラップファン1
0の各ブレード12間から径方向へ離脱するための複雑
な離脱手段を必要とせず、装置の構造を簡単かつ小型化
することができる。
【0034】また、当該成形型装置20bにおいては、
中間型26の各ブロック状型部26aを支持ピン26b
を介して可動型25に対して離間可能に支持する構成を
採用しているため、オーバラップファン10の成形後の
固定型24から離間した後に中間型26の各ブロック状
型部26aを可動型25から離間して、オーバラップフ
ァン10を各ブロック状型部26aのみで嵌合支持され
た状態に露呈させることができる。このため、オーバラ
ップファン10の各ブロック状型部26aから離型する
際の回転抜きの抵抗を著しく低減させることができ、オ
ーバラップファン10の中間型26からの離型を円滑か
つ容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る成形型装置が成形の対象とするオ
ーバラップファンの一例を示す斜視図である。
【図2】該オーバラップファンの正面図である。
【図3】本発明の一例に係る成形型装置を成形装置に組
付けた概略の状態を示す側面図である。
【図4】該成形型装置の一部を示す部分正面図であっ
て、オーバラップファンの一部を重ね合わせた状態の正
面図である。
【図5】該成形型装置における図4の矢印5−5線に沿
って縦断して展開した縦断面展開図である。
【図6】該成形型装置における図5のブロック状型部と
ブレード部位との間の型面状態を示す拡大断面図であ
る。
【図7】本発明の他の一例に係る成形型装置の一部を示
す部分正面図であって、オーバラップファンの一部を重
ね合わせた状態の正面図である。
【図8】該成形型装置における図7の矢印7−7線に沿
って縦断して展開した縦断面展開図である。
【符号の説明】
10…オーバラップファン、11…ボス部、11a…外
周面、12…ブレード、12a…オーバラップ部、12
b,12c…円弧部分、12d…直線部分、12e…曲
線部分、20a,20b…成形型装置、21,24…固
定型、21a,24a…型部、22,25…可動型、2
2a,25a…型部、23,26…中間型、23a,2
6a…ブロック状型部、23a1,23a2…型面、23
b…枠部、26b…支持ピン、23c…開口部、31…
ダイス、32…支持部材、33a…支持ピン、33b…
ガイドピン、34…駆動機構、34a…押出ピン、35
a,35b…キャビティ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平11−138247(JP,A) 特開 平11−10683(JP,A) 特開 平8−334100(JP,A) 特開 平5−57762(JP,A) 特開 昭57−178715(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 45/26 - 45/37 B29C 33/00 - 33/76 F04D 25/08 305

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボス部と、該ボス部の外周面上に放射状
    に突出する複数枚のブレードを備え、各該ブレードの一
    部が隣合うブレードに対して回転軸線方向に重なって配
    列されているオーバラップファンを成形するための成形
    型装置であって、 型開閉方向に相対移動し該オーバラップファンの回転軸
    線の一端側および他端側の非オーバラップ表面をそれぞ
    れ形成する一対の分割型と、 両該分割型間でかつ両該分割型に対して該回転軸線方向
    に相対移動可能に配置され該オーバラップファンの少な
    くともオーバラップ表面を形成する中間型とからなり、 両該分割型が開き該中間型に保持されている成形済みの
    オーバラップファンを該中間型から回転しつつ引抜いて
    離型する構成とされていることを特徴とするオーバラッ
    プファンの成形用型装置。
  2. 【請求項2】 前記中間型は、前記オーバラップファン
    の少なくともオーバラップ表面を成形する複数の型部
    と、各該型部の遠心方向側に位置して各該型部を一体的
    に連結する枠部とからなる請求項1に記載の成形型装
    置。
  3. 【請求項3】 前記中間型は、一方の前記分割型に移動
    可能に支持されている請求項2に記載の成形型装置。
  4. 【請求項4】 前記中間型は、前記オーバラップファン
    の少なくともオーバラップ表面を成形する複数の型部
    と、前記一方の分割型に一端が固定されて各該型部を支
    持する支持ピンとからなる請求項1に記載の成形型装
    置。
  5. 【請求項5】 前記中間型は、前記一方の分割型に移動
    可能に支持されている請求項4に記載の成形型装置。
JP30611497A 1997-11-07 1997-11-07 オーバラップファンの成形用型装置 Expired - Fee Related JP3360129B2 (ja)

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