JPH0655086A - 籾摺選別機の穀稈類機外排出装置 - Google Patents
籾摺選別機の穀稈類機外排出装置Info
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- JPH0655086A JPH0655086A JP20643892A JP20643892A JPH0655086A JP H0655086 A JPH0655086 A JP H0655086A JP 20643892 A JP20643892 A JP 20643892A JP 20643892 A JP20643892 A JP 20643892A JP H0655086 A JPH0655086 A JP H0655086A
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- grain
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- grains
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- Adjustment And Processing Of Grains (AREA)
- Combined Means For Separation Of Solids (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】籾摺選別機を利用して麦を能率的に選別する。
【構成】籾摺部,摺落米風選部,揺動選別装置を具備す
る籾摺選別機において、籾摺部には籾摺ロ−ルの間隙を
拡げることのできるロ−ル展開手段を設け、摺落米風選
部の粃受樋に受けられた穀粒を揚穀する粃揚穀機12
は、籾摺部への揚穀状態にしたり、あるいは、機外排出
状態に切り替えできる粃切替弁41を設け、揺動選別装
置の揺動選別板の揺下側に設けられていて穀粒切れ類を
検出できる穀稈センサ40と粃切替弁41とを関連的に
結合し、穀稈センサ40の穀稈検出に関連して粃揚穀機
12の粃切替弁41を機外排出状態に切り替える。
る籾摺選別機において、籾摺部には籾摺ロ−ルの間隙を
拡げることのできるロ−ル展開手段を設け、摺落米風選
部の粃受樋に受けられた穀粒を揚穀する粃揚穀機12
は、籾摺部への揚穀状態にしたり、あるいは、機外排出
状態に切り替えできる粃切替弁41を設け、揺動選別装
置の揺動選別板の揺下側に設けられていて穀粒切れ類を
検出できる穀稈センサ40と粃切替弁41とを関連的に
結合し、穀稈センサ40の穀稈検出に関連して粃揚穀機
12の粃切替弁41を機外排出状態に切り替える。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、籾摺選別機の穀稈類
機外排出装置に関するものである。
機外排出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】籾摺部,摺落米風選部,揺動選別装置型
の混合米選別部及び揚穀搬送装置を具備する籾摺選別機
があり、このような籾摺選別機を利用して、麦の風選を
し穀稈切れ類を除去する麦選別に利用することがある。
の混合米選別部及び揚穀搬送装置を具備する籾摺選別機
があり、このような籾摺選別機を利用して、麦の風選を
し穀稈切れ類を除去する麦選別に利用することがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように籾摺選別機
で麦の風選作業をする場合には、麦に混じっている穀稈
切れ端類が揺動選別装置の揺動選別板上を通過する際に
は、揺動選別板における流動方向に対する左右方向の揺
下側に分布し、比較的重い穀稈切れ類が何回も機内を循
環し、麦の選別能率を阻害するという問題点があつた。
そこで、この発明は、麦選別時に循環している穀稈切れ
類を自動的に機外に排出するようにして、このような問
題点を解決しようとするものである。
で麦の風選作業をする場合には、麦に混じっている穀稈
切れ端類が揺動選別装置の揺動選別板上を通過する際に
は、揺動選別板における流動方向に対する左右方向の揺
下側に分布し、比較的重い穀稈切れ類が何回も機内を循
環し、麦の選別能率を阻害するという問題点があつた。
そこで、この発明は、麦選別時に循環している穀稈切れ
類を自動的に機外に排出するようにして、このような問
題点を解決しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、このような
従来技術のもつ問題点を解決するために、次の技術的手
段を講じた。即ち、この発明は、籾摺部A,摺落米風選
部B,揺動選別装置15を具備する籾摺選別機におい
て、籾摺部Aには籾摺ロ−ル5,5の間隙を拡げること
のできるロ−ル展開手段を設け、摺落米風選部Bの粃受
樋10に受けられた穀粒を籾摺部Aに揚穀状態にしたり
あるいは機外排出状態に切り替えできる切替弁41を設
け、揺動選別装置15の揺動選別板16の揺下側に設け
られていて穀粒切れ類を検出できる穀稈センサ40と切
替弁41とを関連的に結合し、穀稈センサ40の穀稈切
れ類の検出に関連して切替弁41を機外排出状態に切り
替えることを特徴とする籾摺選別機の穀稈類機外排出装
置の構成としたものである。
従来技術のもつ問題点を解決するために、次の技術的手
段を講じた。即ち、この発明は、籾摺部A,摺落米風選
部B,揺動選別装置15を具備する籾摺選別機におい
て、籾摺部Aには籾摺ロ−ル5,5の間隙を拡げること
のできるロ−ル展開手段を設け、摺落米風選部Bの粃受
樋10に受けられた穀粒を籾摺部Aに揚穀状態にしたり
あるいは機外排出状態に切り替えできる切替弁41を設
け、揺動選別装置15の揺動選別板16の揺下側に設け
られていて穀粒切れ類を検出できる穀稈センサ40と切
替弁41とを関連的に結合し、穀稈センサ40の穀稈切
れ類の検出に関連して切替弁41を機外排出状態に切り
替えることを特徴とする籾摺選別機の穀稈類機外排出装
置の構成としたものである。
【0005】
【実施例】以下、図面に示すこの発明の実施例について
説明する。まず、図1及至図2に示す実施例の全体構成
について説明する。この籾摺選別機は、籾摺をする籾摺
部A,籾摺部Aからの摺落米を風選する摺落米風選部
B,摺落米風選部Bでの風選後の混合米を選別する混合
米選別部C,穀粒を揚穀搬送する揚穀搬送部Dにより構
成されていて、籾摺部Aを機体の前上部に、また、摺落
米風選部Bを前下部に配置するし、機体後部には混合米
選別部Cを配置し、前部の籾摺部A・摺落米風選部Bと
後部の混合米選別部Cとの間に、揚穀搬送部Dの籾揚穀
機1、混合米揚穀機2を配置し、混合米選別部Cの後方
には、揚穀搬送部Dの玄米揚穀機3を配置する構成であ
る。
説明する。まず、図1及至図2に示す実施例の全体構成
について説明する。この籾摺選別機は、籾摺をする籾摺
部A,籾摺部Aからの摺落米を風選する摺落米風選部
B,摺落米風選部Bでの風選後の混合米を選別する混合
米選別部C,穀粒を揚穀搬送する揚穀搬送部Dにより構
成されていて、籾摺部Aを機体の前上部に、また、摺落
米風選部Bを前下部に配置するし、機体後部には混合米
選別部Cを配置し、前部の籾摺部A・摺落米風選部Bと
後部の混合米選別部Cとの間に、揚穀搬送部Dの籾揚穀
機1、混合米揚穀機2を配置し、混合米選別部Cの後方
には、揚穀搬送部Dの玄米揚穀機3を配置する構成であ
る。
【0006】籾摺部Aは、籾ホッパ4,籾摺ロール5,
5,拡散板の内装されている籾摺室6等で構成されてい
る。次に、摺落米風選部Bについて説明すると、摺落米
風選箱体7内には、選別始端側が後下部に位置し、選別
終端側ほど前上部に位置するように摺落米風選路8が斜
設されていて、摺落米風選路8における後下部の選別始
端側に、上方の籾摺室6から摺落米が流下供給されて、
選別始端側から選別終端側へ流れる選別風で風選され、
選別風は吸引排塵機11,排塵筒11aを経て機外に排
出される構成である。この摺落米風選路8の選別始端側
下方には、選別された摺落米を受ける摺落米受樋9が設
けられおり、また、中途部下方には粃米を受ける粃米受
樋10が設けられている。粃米受樋10に落下選別され
た粃米は、粃米揚穀機12で籾ホッパ4に揚穀還元さ
れ、また、摺落米受樋9に落下選別された摺落米は、混
合米揚穀機2の下部に流入し、混合米揚穀機2で揚穀さ
れて混合米選別部Cの混合米ホッパ14に供給される。
5,拡散板の内装されている籾摺室6等で構成されてい
る。次に、摺落米風選部Bについて説明すると、摺落米
風選箱体7内には、選別始端側が後下部に位置し、選別
終端側ほど前上部に位置するように摺落米風選路8が斜
設されていて、摺落米風選路8における後下部の選別始
端側に、上方の籾摺室6から摺落米が流下供給されて、
選別始端側から選別終端側へ流れる選別風で風選され、
選別風は吸引排塵機11,排塵筒11aを経て機外に排
出される構成である。この摺落米風選路8の選別始端側
下方には、選別された摺落米を受ける摺落米受樋9が設
けられおり、また、中途部下方には粃米を受ける粃米受
樋10が設けられている。粃米受樋10に落下選別され
た粃米は、粃米揚穀機12で籾ホッパ4に揚穀還元さ
れ、また、摺落米受樋9に落下選別された摺落米は、混
合米揚穀機2の下部に流入し、混合米揚穀機2で揚穀さ
れて混合米選別部Cの混合米ホッパ14に供給される。
【0007】次に、揺動選別装置15で構成されている
混合米選別部Cについて説明する。多段の揺動選別板1
6,16,…は、穀粒の流下方向である縦方向(図1の
紙面に直交する方向)及び縦方向に直交する選別方向で
ある横方向の2面とも傾斜した構成として、横方向を機
体の前後方向(図1の左右方向)に沿わせた状態で配置
されていて、揺動アーム(図示省略)で横方向に斜上下
の往復動をする構成である。混合米ホッパ14に揚穀さ
れた混合米は、分配樋17,分配ケース18を経て、揺
動選別板16,16,…の縦方向の高い供給側で、且
つ、横方向の低い揺下側に構成されている供給口から、
揺動選別板16,16,…に供給される構成である。
混合米選別部Cについて説明する。多段の揺動選別板1
6,16,…は、穀粒の流下方向である縦方向(図1の
紙面に直交する方向)及び縦方向に直交する選別方向で
ある横方向の2面とも傾斜した構成として、横方向を機
体の前後方向(図1の左右方向)に沿わせた状態で配置
されていて、揺動アーム(図示省略)で横方向に斜上下
の往復動をする構成である。混合米ホッパ14に揚穀さ
れた混合米は、分配樋17,分配ケース18を経て、揺
動選別板16,16,…の縦方向の高い供給側で、且
つ、横方向の低い揺下側に構成されている供給口から、
揺動選別板16,16,…に供給される構成である。
【0008】揺動選別板16,16,…の縦方向排出側
には、玄米仕切板19及び籾仕切板20が設けられてい
て、揺動選別板16,16,…の横方向揺上側の玄米分
布流域,横方向中間部の混合米分布流域及び横方向揺下
側の籾分布流域に分布する穀粒が、夫れ夫れ玄米仕切板
19及び籾仕切板20で玄米,混合米及び籾に仕切られ
る構成である。このように仕切られた玄米は、玄米取出
部21に流下し、玄米流路22を経て後方の揚穀搬送部
Dの玄米揚穀機3の下部に流入し、玄米揚穀機3で揚穀
されて、機体後部から機外に取り出されるものである。
また、玄米仕切板19と籾仕切板20とで仕切られた混
合米は、混合米取出部23,混合米流路24,混合米受
樋13の混合米ラセン翼を経て、混合米揚穀機2の下部
に流入して揚穀され、混合米ホッパ14,分配樋17,
分配ケース18を経て、揺動選別板16,16,…に供
給されて再選別されるものである。また、籾仕切板20
で仕切られた籾は、籾取出部26から籾流路27を経て
籾揚穀機1に流入し、籾揚穀機1で揚穀されて籾摺部A
に還元され、再度の籾摺がされる構成である。29は、
摺落米風選箱体7の横側部に設けた張込ホッパで、張込
ホッパ29に供給された穀粒は、籾揚穀機1を経て籾摺
部Aの籾ホッパ4に供給される。混合米揚穀機2の投出
部2aと張込ホッパ29との間は、還元流路30で連通
されていて、この還元流路30の流入部には、流路切替
モ−タ31で混合米ホッパ14側・あるいは・還元流路
30側に切り替えできる流路切替弁32が設けられてい
る。33は、混合米揚穀機2の穀粒量が減少したことを
検出できる穀粒センサである。
には、玄米仕切板19及び籾仕切板20が設けられてい
て、揺動選別板16,16,…の横方向揺上側の玄米分
布流域,横方向中間部の混合米分布流域及び横方向揺下
側の籾分布流域に分布する穀粒が、夫れ夫れ玄米仕切板
19及び籾仕切板20で玄米,混合米及び籾に仕切られ
る構成である。このように仕切られた玄米は、玄米取出
部21に流下し、玄米流路22を経て後方の揚穀搬送部
Dの玄米揚穀機3の下部に流入し、玄米揚穀機3で揚穀
されて、機体後部から機外に取り出されるものである。
また、玄米仕切板19と籾仕切板20とで仕切られた混
合米は、混合米取出部23,混合米流路24,混合米受
樋13の混合米ラセン翼を経て、混合米揚穀機2の下部
に流入して揚穀され、混合米ホッパ14,分配樋17,
分配ケース18を経て、揺動選別板16,16,…に供
給されて再選別されるものである。また、籾仕切板20
で仕切られた籾は、籾取出部26から籾流路27を経て
籾揚穀機1に流入し、籾揚穀機1で揚穀されて籾摺部A
に還元され、再度の籾摺がされる構成である。29は、
摺落米風選箱体7の横側部に設けた張込ホッパで、張込
ホッパ29に供給された穀粒は、籾揚穀機1を経て籾摺
部Aの籾ホッパ4に供給される。混合米揚穀機2の投出
部2aと張込ホッパ29との間は、還元流路30で連通
されていて、この還元流路30の流入部には、流路切替
モ−タ31で混合米ホッパ14側・あるいは・還元流路
30側に切り替えできる流路切替弁32が設けられてい
る。33は、混合米揚穀機2の穀粒量が減少したことを
検出できる穀粒センサである。
【0009】次に、揺動選別板16で選別された穀粒を
取り出す穀粒取出部について説明する。揺動選別板1
6,16,…の縦方向排出側における玄米取出部21に
は、玄米切替弁34が設けられていて、玄米取出部21
に取り出された穀粒を玄米流路22側あるいは混合米取
出部23・混合米流路24側に切り替えることができ、
また、混合米取出部23には、混合米切替弁35が設け
られていて、混合米取出部23に取り出された穀粒を玄
米流路22側あるいは混合米流路24側に切り替えるこ
とができ、また、籾取出部26には、籾切替弁36が設
けられていて、籾取出部26に取り出された穀粒を混合
米取出部23・混合米流路24側あるいは籾流路26側
に切り替えることができる構成であり、これらの玄米切
替弁34,混合米切替弁35及び籾切替弁36は、玄米
切替モ−タ37,混合米切替モ−タ38及び籾切替モ−
タ39で夫れ夫れ切替駆動される。
取り出す穀粒取出部について説明する。揺動選別板1
6,16,…の縦方向排出側における玄米取出部21に
は、玄米切替弁34が設けられていて、玄米取出部21
に取り出された穀粒を玄米流路22側あるいは混合米取
出部23・混合米流路24側に切り替えることができ、
また、混合米取出部23には、混合米切替弁35が設け
られていて、混合米取出部23に取り出された穀粒を玄
米流路22側あるいは混合米流路24側に切り替えるこ
とができ、また、籾取出部26には、籾切替弁36が設
けられていて、籾取出部26に取り出された穀粒を混合
米取出部23・混合米流路24側あるいは籾流路26側
に切り替えることができる構成であり、これらの玄米切
替弁34,混合米切替弁35及び籾切替弁36は、玄米
切替モ−タ37,混合米切替モ−タ38及び籾切替モ−
タ39で夫れ夫れ切替駆動される。
【0010】次に、図4について説明すると、揺動選別
板16の縦方向排出側で且つ横方向揺下側には、穀稈切
れ類の有無あるいは量を検出できる穀稈センサ40が設
けられている。12は、粃受樋11に選別された粃・穀
稈切れ類を受けて籾揚穀機1に揚穀する粃揚穀機で、揚
穀された粃・穀稈切れ類は、籾揚穀機1を経由して籾摺
部Aに還元される。この粃揚穀機12には、揚穀状態・
あるいは・機外排出状態に切り替える粃切替弁41が設
けられていて、この粃切替弁41は粃弁切替モ−タ42
で切り替えられる。なお、麦の機内循環経路の任意部位
に、粃切替弁41に相当する切替弁を設ける構成として
もよい。
板16の縦方向排出側で且つ横方向揺下側には、穀稈切
れ類の有無あるいは量を検出できる穀稈センサ40が設
けられている。12は、粃受樋11に選別された粃・穀
稈切れ類を受けて籾揚穀機1に揚穀する粃揚穀機で、揚
穀された粃・穀稈切れ類は、籾揚穀機1を経由して籾摺
部Aに還元される。この粃揚穀機12には、揚穀状態・
あるいは・機外排出状態に切り替える粃切替弁41が設
けられていて、この粃切替弁41は粃弁切替モ−タ42
で切り替えられる。なお、麦の機内循環経路の任意部位
に、粃切替弁41に相当する切替弁を設ける構成として
もよい。
【0011】これらの穀粒センサ33及び穀稈センサ4
0からの検出情報が、図5に示すように入力インタ−フ
ェイスを経由して、制御部,演算部及びレジスタ部から
なるCPU並びにプログラムメモリ及び演算用メモリの
メモリ部から構成されている演算制御部43に入力され
る構成であり、また、演算制御部43から出力インタ−
フェイスを介して、流路切替弁32を切替駆動する流路
切替モ−タ31,玄米切替弁34を切替駆動する玄米切
替モ−タ37,混合米切替弁35を切替駆動する混合米
切替モ−タ38,籾切替弁36を切替駆動する籾切替モ
−タ39,粃切替弁41を切替駆動する粃弁切替モ−タ
42及び摺出米風選部Bの選別風の強弱を調節する風力
調節手段44の風力調節モータ45に、夫れ夫れ制御指
令信号が出力される構成である。
0からの検出情報が、図5に示すように入力インタ−フ
ェイスを経由して、制御部,演算部及びレジスタ部から
なるCPU並びにプログラムメモリ及び演算用メモリの
メモリ部から構成されている演算制御部43に入力され
る構成であり、また、演算制御部43から出力インタ−
フェイスを介して、流路切替弁32を切替駆動する流路
切替モ−タ31,玄米切替弁34を切替駆動する玄米切
替モ−タ37,混合米切替弁35を切替駆動する混合米
切替モ−タ38,籾切替弁36を切替駆動する籾切替モ
−タ39,粃切替弁41を切替駆動する粃弁切替モ−タ
42及び摺出米風選部Bの選別風の強弱を調節する風力
調節手段44の風力調節モータ45に、夫れ夫れ制御指
令信号が出力される構成である。
【0012】次に、演算制御部43の制御内容について
説明する。 揺動選別板16で麦を選別すると、図4に示すように
揺動選別板16の揺上側16aに麦が分布し、揺下側1
6bに穀稈切れ・麦の外皮等の穀稈類が分布して選別さ
れるものであり、穀稈センサ40の検出情報が所定時間
毎に演算制御部43に入力されていて、穀稈センサ40
で所定量以上の穀稈類を検出されると、演算制御部43
から粃切替モ−タ42に機外排出指令信号が出力され
て、粃切替弁41が機外排出側に切り替えられ、所定時
間後に機内循環側に切り替えられる。したがって、揺動
選別板16の横方向揺下側16bに分布している穀稈類
は、揺動選別板16の籾取出部26,籾流路27、籾揚
穀機1を経て、籾摺ロ−ル5,5の間隙が展開されてい
ている籾摺部Aを経由し、摺出米風選部Bの摺落米風選
路8に達して風選され、穀稈類は粃受樋10に落下選別
されて、粃揚穀機12で揚穀される際に、粃切替弁41
で機外へ排出され、穀稈類の必要以上の機内循環を防止
して、能率的に麦選別をすることができる。 穀稈センサ40の検出情報が所定時間毎に演算制御部
43に入力されて、穀稈センサ40で所定量以上の穀稈
類の増加検出がされると、演算制御部43から風力調節
モ−タ45に風力増加指令信号が出力されて、風力調節
モ−タ45を介して風力調節手段44が風力増加側に調
節される。すると、穀稈センサ40では揺動選別板16
の横方向揺下側16bに穀稈類を集め濃縮した状態で穀
稈類を検出できるので、風選状態の検出結果が正確なも
のとなり、穀稈類が増加調節された選別風により機外に
排出され、穀稈類を除いた麦選別ができて、揺動選別板
16での麦選別の能率を向上できる。 穀稈センサ40の検出情報が所定時間毎に演算制御部
43に入力されていて、穀稈センサ40で穀稈類無しが
検出されているときは、演算制御部43から混合米切替
モ−タ38に玄米流路22側への切替指令信号、玄米切
替モ−タ37に玄米流路22側への切替指令信号、及
び、籾切替モ−タ39に混合米流路24側への切替指令
信号が夫れ夫れ出力されて、混合米切替弁35,玄米切
替弁34及び籾切替弁36が夫れ夫れ切替られて、揺動
選別板16から流下した選別後の穀稈類の混入していな
い麦は、すべて玄米揚穀機3を経て機外へ排出され、ま
た、穀稈センサ40で穀稈類有りが検出されるときは、
演算制御部43から混合米切替モ−タ38に籾流路27
側への切替指令信号、及び、籾切替モ−タ39に籾流路
27側への切替指令信号が夫れ夫れ出力されて、混合米
切替弁35及び籾切替弁36が夫れ夫れ切替られて、揺
動選別板16の揺下側から流下した穀稈類の混入してい
る麦を、再度籾摺部A,摺出米風選部Bへ還元し、摺落
米風選路8の選別風で穀稈類を機外へ排出し、穀稈類の
減少を図ることができる。 穀粒センサ33の検出情報が所定時間毎に演算制御部
43に入力されていて、穀粒センサ33が所定量以下の
穀粒検出をすると作業終了時と判断し、演算制御部43
から流路切替モ−タ31に還元流路30側への切替指令
信号が出力されて、流路切替モ−タ31を介して流路切
替弁32が還元流路30側に切り替えられ、次いで、所
定時間後に流路切替モ−タ31に混合米ホッパ14側へ
の切り替え指令信号が出力されて、流路切替弁32が混
合米揚穀機14側へ切り替えられる。
説明する。 揺動選別板16で麦を選別すると、図4に示すように
揺動選別板16の揺上側16aに麦が分布し、揺下側1
6bに穀稈切れ・麦の外皮等の穀稈類が分布して選別さ
れるものであり、穀稈センサ40の検出情報が所定時間
毎に演算制御部43に入力されていて、穀稈センサ40
で所定量以上の穀稈類を検出されると、演算制御部43
から粃切替モ−タ42に機外排出指令信号が出力され
て、粃切替弁41が機外排出側に切り替えられ、所定時
間後に機内循環側に切り替えられる。したがって、揺動
選別板16の横方向揺下側16bに分布している穀稈類
は、揺動選別板16の籾取出部26,籾流路27、籾揚
穀機1を経て、籾摺ロ−ル5,5の間隙が展開されてい
ている籾摺部Aを経由し、摺出米風選部Bの摺落米風選
路8に達して風選され、穀稈類は粃受樋10に落下選別
されて、粃揚穀機12で揚穀される際に、粃切替弁41
で機外へ排出され、穀稈類の必要以上の機内循環を防止
して、能率的に麦選別をすることができる。 穀稈センサ40の検出情報が所定時間毎に演算制御部
43に入力されて、穀稈センサ40で所定量以上の穀稈
類の増加検出がされると、演算制御部43から風力調節
モ−タ45に風力増加指令信号が出力されて、風力調節
モ−タ45を介して風力調節手段44が風力増加側に調
節される。すると、穀稈センサ40では揺動選別板16
の横方向揺下側16bに穀稈類を集め濃縮した状態で穀
稈類を検出できるので、風選状態の検出結果が正確なも
のとなり、穀稈類が増加調節された選別風により機外に
排出され、穀稈類を除いた麦選別ができて、揺動選別板
16での麦選別の能率を向上できる。 穀稈センサ40の検出情報が所定時間毎に演算制御部
43に入力されていて、穀稈センサ40で穀稈類無しが
検出されているときは、演算制御部43から混合米切替
モ−タ38に玄米流路22側への切替指令信号、玄米切
替モ−タ37に玄米流路22側への切替指令信号、及
び、籾切替モ−タ39に混合米流路24側への切替指令
信号が夫れ夫れ出力されて、混合米切替弁35,玄米切
替弁34及び籾切替弁36が夫れ夫れ切替られて、揺動
選別板16から流下した選別後の穀稈類の混入していな
い麦は、すべて玄米揚穀機3を経て機外へ排出され、ま
た、穀稈センサ40で穀稈類有りが検出されるときは、
演算制御部43から混合米切替モ−タ38に籾流路27
側への切替指令信号、及び、籾切替モ−タ39に籾流路
27側への切替指令信号が夫れ夫れ出力されて、混合米
切替弁35及び籾切替弁36が夫れ夫れ切替られて、揺
動選別板16の揺下側から流下した穀稈類の混入してい
る麦を、再度籾摺部A,摺出米風選部Bへ還元し、摺落
米風選路8の選別風で穀稈類を機外へ排出し、穀稈類の
減少を図ることができる。 穀粒センサ33の検出情報が所定時間毎に演算制御部
43に入力されていて、穀粒センサ33が所定量以下の
穀粒検出をすると作業終了時と判断し、演算制御部43
から流路切替モ−タ31に還元流路30側への切替指令
信号が出力されて、流路切替モ−タ31を介して流路切
替弁32が還元流路30側に切り替えられ、次いで、所
定時間後に流路切替モ−タ31に混合米ホッパ14側へ
の切り替え指令信号が出力されて、流路切替弁32が混
合米揚穀機14側へ切り替えられる。
【0013】このような制御が行われるので、揺動選別
板16の横方向揺下側16bに分布している穀稈類は、
麦の減少に関連して分布領域が順次揺上側16aへ移動
するにつれて、穀稈類も揺上側16aに移動し、横方向
中間部の混合米分布領域に穀稈類が分布し、混合米取出
部23から穀稈類の混入した麦が取り出され、混合米流
路24,混合米受樋13の混合米ラセン,混合米揚穀機
2を経て、混合米揚穀機2の投出部2aに到達すると、
流路切替弁32で還元流路30側に切り替えられて、籾
摺部Aを経て摺出米風選部Bに達し、摺落米風選路8で
穀稈類が機外へ風選排出されて、穀稈類を減少させるこ
とができ、次の流路切替弁32の混合米ホッパ14側へ
の切り替えに関連して、籾切替弁36の混合米流路24
への切替,混合米切替弁35及び玄米切替弁34が玄米
流路22側へ切り替えられて、揺動選別板16から取り
出された穀粒が玄米流路22側に流れ、玄米揚穀機3を
経て機外に取り出されるもので、作業終了時の麦への穀
稈類混入を減少させることができる。
板16の横方向揺下側16bに分布している穀稈類は、
麦の減少に関連して分布領域が順次揺上側16aへ移動
するにつれて、穀稈類も揺上側16aに移動し、横方向
中間部の混合米分布領域に穀稈類が分布し、混合米取出
部23から穀稈類の混入した麦が取り出され、混合米流
路24,混合米受樋13の混合米ラセン,混合米揚穀機
2を経て、混合米揚穀機2の投出部2aに到達すると、
流路切替弁32で還元流路30側に切り替えられて、籾
摺部Aを経て摺出米風選部Bに達し、摺落米風選路8で
穀稈類が機外へ風選排出されて、穀稈類を減少させるこ
とができ、次の流路切替弁32の混合米ホッパ14側へ
の切り替えに関連して、籾切替弁36の混合米流路24
への切替,混合米切替弁35及び玄米切替弁34が玄米
流路22側へ切り替えられて、揺動選別板16から取り
出された穀粒が玄米流路22側に流れ、玄米揚穀機3を
経て機外に取り出されるもので、作業終了時の麦への穀
稈類混入を減少させることができる。
【0014】次に、図1乃至図2に示す実施例の作用に
ついて説明する。籾摺選別機を利用して麦の選別作業を
する場合には、機体の回転各部を駆動し、ロ−ル展開レ
バ−(図示省略)を操作して籾摺ロ−ル5,5の間隙を
拡げ、籾摺ロ−ル5,5が麦に作用しない状態として、
張込ホッパ29に麦を供給し、籾摺部Aの籾供給調節弁
(図示省略)を開ける。すると、張込ホッパ29を流下
した麦が籾揚穀機1の下部に流入して揚穀され、籾ホッ
パ4,拡げられて籾摺ロ−ル5,5間,籾摺室6を経て
摺落米風選路8に供給され、摺落米風選路8を流れてい
る選別風により選別される。そして、軽い麦殻・藁くず
等は摺落米風選路8の終端側に流れて、吸引排塵機1及
び排塵筒11を経て機外に排出され、また、比較的軽い
未熟麦・穀稈切れ類は粃受樋10に落下選別され、ま
た、重い麦・一部の穀稈類が摺落米受樋9に落下選別さ
れる。次いで、粃受樋10に落下選別された穀稈切れ類
は粃揚穀機12,籾揚穀機1を経て籾摺部Aに還元され
て前述と同様に再度風選別され、また、摺落米受樋9に
選別された麦・一部の穀稈切れ類は、混合米揚穀機2の
下部に流入して揚穀され、混合米ホッパ14に供給さ
れ、次いで、分配樋17及び分配ケース18を経由し
て、揺動選別板16,16,…に供給される。
ついて説明する。籾摺選別機を利用して麦の選別作業を
する場合には、機体の回転各部を駆動し、ロ−ル展開レ
バ−(図示省略)を操作して籾摺ロ−ル5,5の間隙を
拡げ、籾摺ロ−ル5,5が麦に作用しない状態として、
張込ホッパ29に麦を供給し、籾摺部Aの籾供給調節弁
(図示省略)を開ける。すると、張込ホッパ29を流下
した麦が籾揚穀機1の下部に流入して揚穀され、籾ホッ
パ4,拡げられて籾摺ロ−ル5,5間,籾摺室6を経て
摺落米風選路8に供給され、摺落米風選路8を流れてい
る選別風により選別される。そして、軽い麦殻・藁くず
等は摺落米風選路8の終端側に流れて、吸引排塵機1及
び排塵筒11を経て機外に排出され、また、比較的軽い
未熟麦・穀稈切れ類は粃受樋10に落下選別され、ま
た、重い麦・一部の穀稈類が摺落米受樋9に落下選別さ
れる。次いで、粃受樋10に落下選別された穀稈切れ類
は粃揚穀機12,籾揚穀機1を経て籾摺部Aに還元され
て前述と同様に再度風選別され、また、摺落米受樋9に
選別された麦・一部の穀稈切れ類は、混合米揚穀機2の
下部に流入して揚穀され、混合米ホッパ14に供給さ
れ、次いで、分配樋17及び分配ケース18を経由し
て、揺動選別板16,16,…に供給される。
【0015】このようにして、揺動選別板16,16,
…に供給された麦・穀稈切れ類は、揺動アーム(図示省
略)の横方向斜上下の往復揺動により、粒形の大小,比
重の大小等により選別されて、横方向の揺上側である玄
米分布流域及び混合米分布流域に偏流分布した麦は、玄
米仕切板19及び籾仕切板20で仕切られて取り出され
て、玄米取出部21,混合米取出部23を経て玄米流路
22,混合米流路24を経て玄米揚穀機3の下部に流入
し、玄米揚穀機3で揚穀されて機外に取り出されるもの
である。また、揺動選別板16,16,…の横方向揺下
側の籾分布流域に偏流分布した未熟麦、穀稈切れ類は、
籾仕切板20で仕切られて取り出され、籾取出部26,
籾流路27,籾揚穀機28を経て籾摺部Aに揚穀還元さ
れて、籾摺部Aを経て摺落米風選部Bに還元され、再度
風選される。
…に供給された麦・穀稈切れ類は、揺動アーム(図示省
略)の横方向斜上下の往復揺動により、粒形の大小,比
重の大小等により選別されて、横方向の揺上側である玄
米分布流域及び混合米分布流域に偏流分布した麦は、玄
米仕切板19及び籾仕切板20で仕切られて取り出され
て、玄米取出部21,混合米取出部23を経て玄米流路
22,混合米流路24を経て玄米揚穀機3の下部に流入
し、玄米揚穀機3で揚穀されて機外に取り出されるもの
である。また、揺動選別板16,16,…の横方向揺下
側の籾分布流域に偏流分布した未熟麦、穀稈切れ類は、
籾仕切板20で仕切られて取り出され、籾取出部26,
籾流路27,籾揚穀機28を経て籾摺部Aに揚穀還元さ
れて、籾摺部Aを経て摺落米風選部Bに還元され、再度
風選される。
【0016】このようにして籾摺選別されるのである
が、 揺動選別板16で麦を選別すると、図4に示すように
揺動選別板16の揺上側16aに麦が分布し、揺下側1
6bに穀稈切れ・麦の外皮等の穀稈切れ類が分布して選
別され、穀稈センサ40で所定量以上の穀稈切れ類が検
出されると、演算制御部43からの穀稈切れ類の機外排
出指令信号が出力されて、粃切替弁41が機外排出側に
切り替えられる。すると、揺動選別板16の横方向揺下
側16bに分布している穀稈切れ類を含む麦は、籾取出
部26,籾流路27、籾揚穀機1を経て、籾摺ロ−ル
5,5の間隙が拡げられていている籾摺部Aを経由し、
摺出米風選部Bの摺落米風選路8に達して風選され、粃
受樋10に落下選別された穀稈切れ類は、粃揚穀機12
で揚穀される際に、粃切替弁41から機外へ排出され、
次いで、粃切替弁41が機内循環側に切り替えられるの
で、穀稈切れ類の必要以上の機内循環を防止して、能率
的に麦選別をすることができ、また、 穀稈センサ40で所定量以上の穀稈切れ類の増加が検
出されると、摺落米風選部Bの風力増加指令信号により
風力調節手段44が風力増加側に調節され、麦に混じっ
ている穀稈切れ類が強い選別風により機外排出されて、
穀稈切れ類を少なくし能率的に麦選別ができるもであ
り、また、 穀稈センサ40で穀稈切れ類無しの状態が検出されて
いるときは、混合米切替弁35及び玄米切替弁34が玄
米流路22側・並びに、籾切替弁36が混合米流路24
側に夫れ夫れ切替られて、揺動選別板16から流下した
穀稈切れ類の混入していない麦は、すべて玄米揚穀機3
を経て機外へ排出され、また、穀稈センサ40で穀稈切
れ類有りが検出されるときは、混合米切替弁35及び籾
切替弁36が籾流路27側に切替られて、揺動選別板1
6から流下した穀稈切れ類の混入している麦を、籾摺部
Aを経由して再度摺出米風選部Bへ還元して穀稈切れ類
の機外排出をはかり、穀稈切れ類の減少を図ることがで
き、また、 穀粒センサ40が所定量以下の穀粒を検出した作業終
了時には、流路切替弁32が還元流路30側に切り替え
られ、揺動選別板16から流下した穀稈切れ類を含む麦
は、混合米取出部23,混合米流路24,混合米受樋1
3の混合米ラセン,混合米揚穀機2,流路切替弁32,
還元流路30,籾摺部Aを経て摺出米風選部Bに流れ、
摺落米風選路8で穀稈切れ類が機外へ風選排出されて、
穀稈類を減少させることができ、次いで、所定時間後に
流路切替モ−タ31に混合米揚穀機14側への切り替え
指令信号が出力されて、流路切替弁32が混合米ホッパ
14側へ切り替えられ、次いで、流路切替弁32の混合
米揚穀機14側への切り替えに関連して、籾切替弁36
の混合米流路への切替,混合米切替弁35及び玄米切替
弁34の玄米流路22側への切り替えにより、揺動選別
板16から取り出された穀粒が玄米流路22側に流れ、
玄米揚穀機3を経て機外に取り出されるもので、作業終
了時における麦への穀稈類混入を減少させることができ
る。
が、 揺動選別板16で麦を選別すると、図4に示すように
揺動選別板16の揺上側16aに麦が分布し、揺下側1
6bに穀稈切れ・麦の外皮等の穀稈切れ類が分布して選
別され、穀稈センサ40で所定量以上の穀稈切れ類が検
出されると、演算制御部43からの穀稈切れ類の機外排
出指令信号が出力されて、粃切替弁41が機外排出側に
切り替えられる。すると、揺動選別板16の横方向揺下
側16bに分布している穀稈切れ類を含む麦は、籾取出
部26,籾流路27、籾揚穀機1を経て、籾摺ロ−ル
5,5の間隙が拡げられていている籾摺部Aを経由し、
摺出米風選部Bの摺落米風選路8に達して風選され、粃
受樋10に落下選別された穀稈切れ類は、粃揚穀機12
で揚穀される際に、粃切替弁41から機外へ排出され、
次いで、粃切替弁41が機内循環側に切り替えられるの
で、穀稈切れ類の必要以上の機内循環を防止して、能率
的に麦選別をすることができ、また、 穀稈センサ40で所定量以上の穀稈切れ類の増加が検
出されると、摺落米風選部Bの風力増加指令信号により
風力調節手段44が風力増加側に調節され、麦に混じっ
ている穀稈切れ類が強い選別風により機外排出されて、
穀稈切れ類を少なくし能率的に麦選別ができるもであ
り、また、 穀稈センサ40で穀稈切れ類無しの状態が検出されて
いるときは、混合米切替弁35及び玄米切替弁34が玄
米流路22側・並びに、籾切替弁36が混合米流路24
側に夫れ夫れ切替られて、揺動選別板16から流下した
穀稈切れ類の混入していない麦は、すべて玄米揚穀機3
を経て機外へ排出され、また、穀稈センサ40で穀稈切
れ類有りが検出されるときは、混合米切替弁35及び籾
切替弁36が籾流路27側に切替られて、揺動選別板1
6から流下した穀稈切れ類の混入している麦を、籾摺部
Aを経由して再度摺出米風選部Bへ還元して穀稈切れ類
の機外排出をはかり、穀稈切れ類の減少を図ることがで
き、また、 穀粒センサ40が所定量以下の穀粒を検出した作業終
了時には、流路切替弁32が還元流路30側に切り替え
られ、揺動選別板16から流下した穀稈切れ類を含む麦
は、混合米取出部23,混合米流路24,混合米受樋1
3の混合米ラセン,混合米揚穀機2,流路切替弁32,
還元流路30,籾摺部Aを経て摺出米風選部Bに流れ、
摺落米風選路8で穀稈切れ類が機外へ風選排出されて、
穀稈類を減少させることができ、次いで、所定時間後に
流路切替モ−タ31に混合米揚穀機14側への切り替え
指令信号が出力されて、流路切替弁32が混合米ホッパ
14側へ切り替えられ、次いで、流路切替弁32の混合
米揚穀機14側への切り替えに関連して、籾切替弁36
の混合米流路への切替,混合米切替弁35及び玄米切替
弁34の玄米流路22側への切り替えにより、揺動選別
板16から取り出された穀粒が玄米流路22側に流れ、
玄米揚穀機3を経て機外に取り出されるもので、作業終
了時における麦への穀稈類混入を減少させることができ
る。
【0017】
【発明の効果】この発明は、揺動選別板16で麦を選別
中に、揺下側に分布している穀稈切れ類が穀稈センサ4
0により所定量以上検出されると、粃揚穀機12の粃切
替弁41が機外排出側に切り替えられ、揺動選別板16
の横方向揺下側に分布している穀稈切れ類を含む麦が、
機内循環して摺出米風選部Bに到達して風選され、粃受
樋10に落下選別された穀稈切れ類は、粃揚穀機12で
揚穀される際に、粃切替弁41から機外へ排出されて、
穀稈切れ類の必要以上の機内循環を防止して、能率的に
麦選別をすることができる。
中に、揺下側に分布している穀稈切れ類が穀稈センサ4
0により所定量以上検出されると、粃揚穀機12の粃切
替弁41が機外排出側に切り替えられ、揺動選別板16
の横方向揺下側に分布している穀稈切れ類を含む麦が、
機内循環して摺出米風選部Bに到達して風選され、粃受
樋10に落下選別された穀稈切れ類は、粃揚穀機12で
揚穀される際に、粃切替弁41から機外へ排出されて、
穀稈切れ類の必要以上の機内循環を防止して、能率的に
麦選別をすることができる。
【図1】切断側面図
【図2】正面図
【図3】側面図
【図4】斜視図及び側面図
【図5】ブロック図
【図6】要部の切断側面図
A 籾摺部 B 摺落米風選部 C 混合米選別部 D 揚穀搬送部 1 籾揚穀機 2 混合米揚穀機 3 玄米揚穀機 4 籾ホッパ 5 籾摺ロール 6 籾摺室 7 摺落米風選箱体 8 摺落米風選路 9 摺落米受樋 10 粃受樋 11 吸引排塵機 11a 排塵筒 12 粃揚穀機 13 混合米受樋 14 混合米ホッパ 15 揺動選別装置 16 揺動選別板 17 分配樋 18 分配ケース 19 玄米仕切板 20 籾仕切板 21 玄米取出部 22 玄米流路 23 混合米取出部 24 混合米流路 26 籾取出部 27 籾流路 29 張込ホッパ 30 還元流路 31 流路切替モータ 32 流路切替弁 33 穀粒センサ 34 玄米切替弁 35 混合米切替弁 36 籾切替弁 37 玄米切替モータ 38 混合米切替モータ 39 籾切替モータ 40 穀稈センサ 41 粃切替弁(切替弁) 42 粃切替モータ 43 演算制御部 44 風力調節手段 45 風力調節モータ
Claims (1)
- 【請求項1】 籾摺部A,摺落米風選部B,揺動選別
装置15を具備する籾摺選別機において、籾摺部Aには
籾摺ロ−ル5,5の間隙を拡げることのできるロ−ル展
開手段を設け、摺落米風選部Bの粃受樋10に受けられ
た穀粒を籾摺部Aに揚穀状態にしたりあるいは機外排出
状態に切り替えできる切替弁41を設け、揺動選別装置
15の揺動選別板16の揺下側に設けられていて穀粒切
れ類を検出できる穀稈センサ40と切替弁41とを関連
的に結合し、穀稈センサ40の穀稈切れ類の検出に関連
して切替弁41を機外排出状態に切り替えることを特徴
とする籾摺選別機の穀稈類機外排出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20643892A JPH0655086A (ja) | 1992-08-03 | 1992-08-03 | 籾摺選別機の穀稈類機外排出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20643892A JPH0655086A (ja) | 1992-08-03 | 1992-08-03 | 籾摺選別機の穀稈類機外排出装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0655086A true JPH0655086A (ja) | 1994-03-01 |
Family
ID=16523384
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20643892A Pending JPH0655086A (ja) | 1992-08-03 | 1992-08-03 | 籾摺選別機の穀稈類機外排出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0655086A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017221904A (ja) * | 2016-06-15 | 2017-12-21 | 井関農機株式会社 | 籾摺選別機 |
-
1992
- 1992-08-03 JP JP20643892A patent/JPH0655086A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017221904A (ja) * | 2016-06-15 | 2017-12-21 | 井関農機株式会社 | 籾摺選別機 |
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