JPH0654830U - 建築物表面に石材を張り付けるための張付装置 - Google Patents
建築物表面に石材を張り付けるための張付装置Info
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- JPH0654830U JPH0654830U JP9309992U JP9309992U JPH0654830U JP H0654830 U JPH0654830 U JP H0654830U JP 9309992 U JP9309992 U JP 9309992U JP 9309992 U JP9309992 U JP 9309992U JP H0654830 U JPH0654830 U JP H0654830U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 溶接作業を不要にした石材の張付装置を提供
すること。 【構成】 正面板21の両側を互いに内側に曲げて斜板
22を形成した正面板21にボルト孔23を設けると共
に斜板22に鉄筋挿入孔24を設けた鉄筋連結金具20
を備え、該鉄筋連結金具20をコンクリート躯体に打ち
込んだアンカーにボルト孔23を介してねじ結合し、鉄
筋挿入孔24に挿入した鉄筋15とコンクリート躯体の
表面に張り付ける石材接合部に装着する連結ピンとを針
金で結合するものであって、上記鉄筋挿入孔24が長孔
形状であり孔の一端を切り欠いて鉄筋挿入口25を設け
たことを特徴とする。
すること。 【構成】 正面板21の両側を互いに内側に曲げて斜板
22を形成した正面板21にボルト孔23を設けると共
に斜板22に鉄筋挿入孔24を設けた鉄筋連結金具20
を備え、該鉄筋連結金具20をコンクリート躯体に打ち
込んだアンカーにボルト孔23を介してねじ結合し、鉄
筋挿入孔24に挿入した鉄筋15とコンクリート躯体の
表面に張り付ける石材接合部に装着する連結ピンとを針
金で結合するものであって、上記鉄筋挿入孔24が長孔
形状であり孔の一端を切り欠いて鉄筋挿入口25を設け
たことを特徴とする。
Description
【0001】
本考案は、建築物の表面に石材を張り付けるための張付装置に関するものであ る。
【0002】
図7は従来技術によって石材を張り付ける装置を表わしている。1はコンクリ ート躯体で、石材を張り付ける面に適宜本数のアンカー2を同じ高さに打ち込み 、該アンカー2にねじ結合したネジボルト3に鉄筋4を溶接する。石材A 1を張 付位置にセットし、該石材A 1の上端部に連結ピン5を接着剤を付けて差し込む 。次いでステンレス針金6を上記鉄筋4及び該連結ピン5に結束固定し、石材A 1が外側に倒れないようにする。その後、コンクリート躯体1と石材A 1との間 にモルタル7を充填して当該石材A 1をコンクリート躯体1に張り付ける。
【0003】 新たな石材A 2は、下端部に形成したピン穴を上記石材A 1から突出している 連結ピン5に接着剤を付けて差し込み、当該石材A 2の上端部を前述した要領に よって張付固定する。
【0004】 従来工法においては、アンカーボルトに鉄筋を固着する溶接作業を伴うので溶 接作業に必要な設備ならびに作業員を確保しなくてはならず、このため工事が円 滑に行われないといった問題がある。
【0005】
本考案は、溶接作業を不要にした石材の張付装置を提供することを目的として いる。
【0006】
本考案において、課題を解決するための手段は、正面板及び該正面板の両側を 互いに内側に曲げた斜板を形成し、該正面板にボルト孔を設け、該斜板に鉄筋挿 入孔を設けた鉄筋連結金具を備え、該鉄筋連結金具をコンクリート躯体に打ち込 んだアンカーに上記ボルト孔を介してねじ結合し、上記鉄筋挿入孔に挿入した鉄 筋と当該コンクリート躯体の表面に張り付ける石材接合部に装着した連結ピンと を針金で結合することを特徴とし、又、鉄筋挿入孔が、長孔形状であり孔の一端 を切り欠いて鉄筋挿入口を設けたことを特徴とするものである。
【0007】
図1、図2は鉄筋連結金具、図3、図4は鉄筋連結金具を使用して石材を張り 付けた状態を表わしている。
【0008】 図1において、鉄筋連結金具10は正面板11及び該正面板11の両側を互い に内側に曲げた斜板12を有し、正面板11にはボルト孔13を設け、斜板12 には鉄筋挿入孔14を設けている。なお、ボルト孔13と鉄筋挿入孔14とは取 付高さを異にする必要がある。
【0009】 鉄筋連結金具10に鉄筋15を結合するには、各斜板12に設けられた鉄筋挿 入孔14に鉄筋15を挿入する。鉄筋15には適当数の鉄筋連結金具10を係合 し、当該各金具をコンクリート躯体に打ち込んだアンカーに固着することにより 、躯体表面に鉄筋を取り付けることができることになる。
【0010】 図2における鉄筋連結金具20は、正面板21及び斜板22によって形成され 、ボルト孔23及び鉄筋挿入孔24が設けられていることは図1の場合と同じで あるが、鉄筋挿入孔24の構造が図1と異なる。鉄筋挿入孔24は長孔形状であ り、孔の一端を切り欠いて鉄筋挿入口25を設け、該鉄筋挿入口25を設けたこ とにより係合爪26を形成している。
【0011】 上記の鉄筋連結金具20と鉄筋15を結合するには、図1と同様に鉄筋挿入孔 24内に鉄筋15を挿入する。但し、この場合は鉄筋15を斜板21の鉄筋挿入 口25から挿入できる点で結合作業が容易となる。
【0012】 次に、これらの金具を使用してコンクリート躯体に石材を張り付ける作業を説 明する。コンクリート躯体30の表面に複数のアンカー31を同じ高さに打ち込 み、各アンカー31に鉄筋連結金具10,20をボルト孔13,23を介してボ ルト32によって取り付ける。鉄筋連結金具10,20には鉄筋15を結合して からアンカー31に取り付けてもよいが、該鉄筋連結金具10,20をアンカー 31に仮付けしてから鉄筋15を結合してもよい。
【0013】 鉄筋連結金具10,20と鉄筋15の結合が確認できた後に、ボルト32を締 め付けて当該金具をアンカー31に固着する。これにより鉄筋15がコンクリー ト躯体30の表面に取り付けられたことになる。石材Aを張り付ける作業は従来 例で説明した手順により行う。すなわち、石材A 1の上端面に連結ピン33を差 し込み、該連結ピン33と鉄筋15をステンレス針金34で結束固定し、さらに コンクリート躯体30と石材A 1との間にモルタル35を充填する。
【0014】 なお、コンクリート躯体30の表面は平坦でないことが多いので、全ての石材 Aを垂直に張り付けるにはステンレス針金34によって連結ピン33を鉄筋連結 金具10,20に結合するときの当該針金の取り付け長さが重要となる。
【0015】 図5、図6は本考案の鉄筋連結金具を鉄筋組み立ての際の結合金具として使用 している図である。これらの図において、正面板11,21のボルト孔13,2 3に鉄筋15Aを挿入し、鉄筋挿入孔14,24に鉄筋15Bを挿入する。この ようにして鉄筋15A,15Bを結合すると、2つの鉄筋は互いに直交する方向 に結合される。従って、従来針金などで結束していた鉄筋の組み立てが簡単に行 えるようになる。
【0016】
本考案は、正面板及びその両側に斜板を設け、正面板にボルト孔を設け斜板に 鉄筋挿入孔を設けた鉄筋連結金具をコンクリート躯体に打ち込んだアンカーに固 着すると共に、該鉄筋挿入孔に鉄筋を挿入するだけで当該コンクリート躯体の表 面に溶接作業をしないで鉄筋を装着することができ、石材張付作業が能率よく行 えるものである。
【0017】 又、本考案は、何らの変更をしないで例えば鉄筋組み立ての際の結合針金の代 りとしての連結金具となるものである。
【図1】鉄筋連結金具の斜視図。
【図2】他の実施例による鉄筋連結金具の斜視図。
【図3】図1の鉄筋連結金具を使用して石材を張り付け
た状態の断面図。
た状態の断面図。
【図4】図2の鉄筋連結金具を使用して石材を張り付け
た状態の断面図。
た状態の断面図。
【図5】図1の鉄筋連結金具を使用して鉄筋を組み立て
た状態の斜視図。
た状態の斜視図。
【図6】図2の鉄筋連結金具を使用して鉄筋を組み立て
た状態の斜視図。
た状態の斜視図。
【図7】従来技術によって石材を張り付けた状態の断面
図。
図。
10 鉄筋連結金具 11 正面板 12 斜板 13 ボルト孔 14 鉄筋挿入孔 15 鉄筋 20 鉄筋連結金具 21 正面板 22 斜板 23 ボルト孔 24 鉄筋挿入孔 25 鉄筋挿入口 26 係合爪 30 コンクリート躯体 31 アンカー 32 ボルト 33 連結ピン 34 ステンレス針金 35 モルタル
Claims (4)
- 【請求項1】 正面板及び該正面板の両側を互いに内側
に曲げた斜板を形成し、該正面板にボルト孔を設け、該
斜板に鉄筋挿入孔を設けた鉄筋連結金具を備え、該鉄筋
連結金具をコンクリート躯体に打ち込んだアンカーに上
記ボルト孔を介してねじ結合し、上記鉄筋挿入孔に挿入
した鉄筋と当該コンクリート躯体の表面に張り付ける石
材接合部に装着した連結ピンとを針金で結合することを
特徴とする建築物表面に石材を張り付けるための張付装
置。 - 【請求項2】 鉄筋挿入孔が、長孔形状であり孔の一端
を切り欠いて鉄筋挿入口を設けたことを特徴とする請求
項1に記載の建築物表面に石材を張り付けるための張付
装置。 - 【請求項3】 正面板及び該正面板の両側を互いに内側
に曲げた斜板を形成し、該正面板にボルト孔を設け、該
斜板に鉄筋挿入孔を設け、上記ボルト孔及び上記鉄筋挿
入孔に鉄筋を挿入して当該鉄筋を結合することを特徴と
する鉄筋連結金具。 - 【請求項4】 鉄筋挿入孔が、長孔形状であり孔の一端
を切り欠いて鉄筋挿入口を設けたことを特徴とする請求
項3に記載の鉄筋連結金具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992093099U JP2606486Y2 (ja) | 1992-12-25 | 1992-12-25 | コンクリート建造物の表面に石材を張り付けるための石材張付け装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992093099U JP2606486Y2 (ja) | 1992-12-25 | 1992-12-25 | コンクリート建造物の表面に石材を張り付けるための石材張付け装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0654830U true JPH0654830U (ja) | 1994-07-26 |
JP2606486Y2 JP2606486Y2 (ja) | 2000-11-06 |
Family
ID=14073081
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992093099U Expired - Fee Related JP2606486Y2 (ja) | 1992-12-25 | 1992-12-25 | コンクリート建造物の表面に石材を張り付けるための石材張付け装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2606486Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013064277A (ja) * | 2011-09-17 | 2013-04-11 | Hiro Corporation:Kk | 内外装材取付用下地構造 |
-
1992
- 1992-12-25 JP JP1992093099U patent/JP2606486Y2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2013064277A (ja) * | 2011-09-17 | 2013-04-11 | Hiro Corporation:Kk | 内外装材取付用下地構造 |
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Publication number | Publication date |
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JP2606486Y2 (ja) | 2000-11-06 |
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