JPH0654735U - 取外し式内装を備えたヘルメット - Google Patents

取外し式内装を備えたヘルメット

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JPH0654735U
JPH0654735U JP9295092U JP9295092U JPH0654735U JP H0654735 U JPH0654735 U JP H0654735U JP 9295092 U JP9295092 U JP 9295092U JP 9295092 U JP9295092 U JP 9295092U JP H0654735 U JPH0654735 U JP H0654735U
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JP
Japan
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helmet
cap shell
pad
plate
liner
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JP9295092U
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Inventor
徹 小林
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TS Tech Co Ltd
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TS Tech Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案の目的は、ホック等の係合手段を用い
ずに、簡単に着脱できる取外し式内装を備えたヘルメッ
トを提供することにある。 【構成】 プレート21と、パッドと、被覆材23とを
積層して縫合したリング状内装20を帽体シェル1に着
脱可能に配設してなるヘルメットであって、プレート2
1の外周面の所定箇所には複数の突起28が形成され、
帽体シェル1を構成する内側ライナー4には、複数の突
起28と整合する複数の凹部6が形成され、リング状内
装20を帽体シェル1の内側に着脱可能に取り付ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は主として自動二輪車等の車両搭乗時に着用するヘルメットに係り、特 にヘルメット内に装着されたヘッドバンド等の内装を着脱可能にした取外し式内 装を備えたヘルメットに関する。
【0002】
【従来の技術】
自動二輪車等に搭乗する際にはヘルメットの着用が義務付けられているが、従 来からヘルメットにおいては、着用したときの頭部の保護のために、衝撃緩衝材 として、ヘルメットを構成している帽体シェルの外殻材と、内殻材との間に発泡 樹脂材が帽体内側に配設されている。
【0003】 この衝撃緩衝材としてのライナーは、安価で軽量且つ性能が良好であるため、 一般に発泡スチロールが用いられている。そして、衝撃緩衝材(いわゆるライナ ー)として用いられている発泡スチロール等は、衝撃を緩衝する他に断熱性に優 れていることから、冬期に着用するときにおいては防寒効果を有し、夏期におい ては直射日光等により加熱された外殻材からの熱伝達を効果的に遮断できるとい う利点がある。
【0004】 しかし上記のように断熱作用があるため、夏期における使用時には、ヘルメッ ト内部温度が、45℃以上に上昇するため、ヘルメット着用者は、この温度上昇 により、異常発汗、臭い等により、不快感を生じてしまうという問題があった。 このため、頭部に装着することによって生じる汗等による内装の汚れを洗浄する ために、ヘッドバンドやセンターパッド等のヘルメット内に装着される内装をヘ ルメット内側に着脱できるようにした技術が知られている。
【0005】 例えば図7で示すように、ヘルメットHのライナー71とヘッドバンド72を 装着するときに、ライナー71に凹部73を形成し、この凹部73内にホックの 雌部74を形成する。またヘッドバンド72の外周面(ライナー側に向けた面) 75には、上記雌部74と係脱できる雄部76を形成する。そして、これらの雌 雄74,76を係脱することにより、ヘッドバンド72をヘルメットHと着脱で きるように構成している。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
上記図7で示すような技術においては、雌雄74,76の着脱可能なホックを 用いており内装材であるヘッドバンド72の外周面75にホックの雄部76を形 成し、ヘルメットHのライナー71の内側に雌部74を形成してホックを形成す る必要があり、部品点数の増加と共に作業工程が多く、コストアップの要因とな っている。
【0007】 またホック形状と、ライナー71に形成する凹部73の深さによっては、ライ ナー71の衝撃吸収性に影響を及ぼすこともある。そして、図示していないが、 ヘルメット頂部の内側に取り付けるヘッドパッドについても、上記ヘッドバンド と同様にホック等を用いて着脱可能に取り付けていた。
【0008】 本考案の目的は、ホック等の係合手段を用いずに、簡単に着脱できる取外し式 内装を備えたヘルメットを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本願請求項1の考案は、プレートと、パッドと、被覆材とを積層して縫合した リング状内装を帽体シェルに着脱可能に配設してなるヘルメットであって、前記 プレートの外周面の所定箇所には複数の突起が形成され、前記帽体シェルを構成 する内側ライナーには、前記複数の突起と整合する複数の凹部が形成され、前記 リング状内装を前記帽体シェル内側に着脱可能に取り付けてなることを特徴とす る。
【0010】 本願請求項2の考案は、プレートと、パッドと、被覆材とを積層して縫合した リング状内装と、帽体シェルの頂部内側に配設されるヘッドパッドと、を帽体シ ェルに着脱可能に配設してなるヘルメットであって、前記プレートの外周面の所 定箇所には複数の突起が形成され、前記帽体シェルを構成する内側ライナーには 、前記複数の突起と整合する複数の凹部が形成され、前記リング状内装を前記帽 体シェル内側に着脱可能に取り付け、前記帽体シェルの頂部内側のヘッドパッド 装着部外周位置には、アンダーカット部を形成し、該アンダーカット部に前記ヘ ッドパッドの外周部を係合してヘッドパッドを帽体シェル内側に着脱可能に取り 付け、てなることを特徴とする。
【0011】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。なお、以下に説明する部 材,配置等は本考案を限定するものでなく、本考案の趣旨の範囲内で種々改変す ることができるものである。 図1乃至図4は本考案の一実施例を示すものであり、図1はヘルメットの斜視 図、図2はヘルメットとヘッドバンドとの分解斜視図、図3はセンターパッドの 装着状態を説明する概略断面図、図4はヘッドバンドの縫合状態を示す断面説明 図である。
【0012】 本例のヘルメットHは、図1及び図2で示すように、略半球状の帽体シェル1 を有しており、この帽体シェル1は、外殻材3と、ライナー4と、内装5とを備 えており、本例における外殻材3は、ポリプロピレン(PP),ABS樹脂,ポ リカーボネート(PC),ポリエチレン(PE),ポリアミド(PA)等の硬質 合成樹脂材からなり、板厚が3〜5mmで略半球状に形成されている。なお図1 及び図2中、符号2はベルトである。
【0013】 本例の帽体シェル1を構成するライナー4は、発泡スチロール等の材質から構 成され、所定位置に凹部6を形成している。この凹部6は切削,プレスなどの加 工により形成されるものであり、深さ3〜5mm程度で、幅20〜30mm程度 で形成される。そして、上記凹部6のうち、凹部6aはヘルメットHを装着した ときに前方センター位置に形成されている。
【0014】 本例におけるライナー4は、図3で示すように、頭頂部の別体ライナー部4a と、内周ライナー部4bとで別体のものを用いて、これらの別体ライナー部4a と内周ライナー部4bとの接合部4cにおいてアンダーカット部7を形成してい る。
【0015】 本例におけるヘルメットHは、内装5としてのヘッドバンド20とヘッドパッ ド30とが、帽体シェル1と着脱可能に装着されて形成されている。
【0016】 またヘッドパッド30は、ライナー4の凹所8に取り付けるものであり、ヘッ ドパッド30の外周形状が上記アンダーカット部7に係合する形状としており、 取付けはヘッドパッド30を可撓させてライナー4の凹所8に嵌合させて取付け る。
【0017】 本例のヘッドバンド20は、図4で示すように、プレート部21と、パッド部 22と、被覆部23とから構成されている。そしてヘッドバンド20のプレート 部21は、PPプレート(或はPEプレート)から構成され、図2で示すように 、プレート部21の一端部には爪部24が形成され、他端側には爪部24との係 合部25が形成され、この係合部25にはヘッドバンド20のサイズを調整する 複数の調整穴28が形成されている。
【0018】 またプレート部21の外周面、即ちライナー4と接合する面27には前記ライ ナー4の凹部6と係合する突起部28が形成されている。これらPPプレートの 外形トリム,突起部24の絞り成形、爪部24、調整穴26等の形成は、一工程 によって行なうものである。
【0019】 そして本例のヘッドバンド20は、図4で示すように、先ずプレート部21と してのPPプレートの一端部側に被覆部23である表皮材の端部を縫合し、次に パッド部22を配置して、反対側にパッド部22を包むようにして他端側を縫合 して、プレート部21とパッド部22と被覆部23とを積層してリング状に形成 される。この他端側は粘着テープ等の接合手段で接合してもよい。
【0020】 なお本例のヘッドバンド20は、図中リング状に示してあるが、上記爪部24 と係合部25の両端部を連結することによりリング状とすることができるもので あり、ヘッドバンド20のリングサイズを決定したら、両端部を超音波溶着等の 溶着加工によって、リング状に形成している。
【0021】 また上記プレート部21とパッド部22と被覆部23との積層に関しては、特 にその形成方法が限定されるものではなく、プレート部21の突起部28がライ ナー4側に向くように積層形成すればよく、例えば図5で示すようにプレート部 21と、パッドと表皮のラミネート品29等の両端側を縫合して形成してもよい 。
【0022】 図6はヘッドパッド30の装着状態を説明する他の実施例を示す概略断面図で あり、本例ではライナー4を2分割にして形成し、ヘッドパッド30を装着する 凹部6の外周位置をアンダーカット部7としている。この場合、ライナー4の成 形において、矢印X方向に型抜きすることにより成形時にアンダーカットを成形 することができる。ヘッドパッド30の取付け及び他の構成については前記実施 例と同様である。
【0023】
【考案の効果】
本考案では、リング状内装を構成するプレートの外周面の所定箇所に複数の突 起を形成し、帽体シェルを構成する内側ライナーには、プレートの突起と整合す る複数の凹部が形成され、リング状内装材を帽体シェル内側に着脱可能に取り付 ける構成としたので、構造が簡単に形成できるので、部品点数,製造工程数が少 なく、安価であり、簡単に着脱できる。またライナーに対する凹部形成を大きく することがないので、ライナーの衝撃吸収性に影響を与えることが少ない。
【0024】 さらに帽体シェルの頂部内側のヘッドパッド装着部外周位置には、アンダーカ ット部を形成し、このアンダーカット部にヘッドパッドの外周部を係合してヘッ ドパッドをライナー内側に着脱可能に取り付ける構成としたので、帽体シェル側 及びヘッドパッド側に細工が不要となり、ライナーに対する凹部形成を大きくす ることがないので、帽体シェルの衝撃吸収性に影響を与えることが少ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るヘルメットの斜視図である。
【図2】ヘルメットとヘッドバンドとの分解斜視図であ
る。
【図3】ヘッドパッドの装着状態を説明する概略断面図
である。
【図4】ヘッドバンドの縫合状態を示す断面説明図であ
る。
【図5】ヘッドバンドの他の例を示す縫合状態の説明断
面図である。
【図6】ヘッドパッドの装着状態を説明する概略断面図
である。
【図7】従来例のヘッドパッドと帽体シェルとの連結状
態を示す説明断面図である。
【符号の説明】
1 帽体シェル 3 外殻材 4 ライナー 4a 別体ライナー部 4b 内周ライナー部 4c 接合部 5 内装 6 凹部 7 アンダーカット部 8 凹所 20 リング状内装(ヘッドバンド) 21 プレート(プレート部) 22 パッド(パッド部) 23 被覆材(被覆部) 24 爪部 25 係合部 26 調整穴 27 ライナーと接合する面 28 突起(突起部) 30 内装(ヘッドパッド) H ヘルメット

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プレートと、パッドと、被覆材とを積層
    して縫合したリング状内装を帽体シェルに着脱可能に配
    設してなるヘルメットであって、前記プレートの外周面
    の所定箇所には複数の突起が形成され、前記帽体シェル
    を構成する内側ライナーには、前記複数の突起と整合す
    る複数の凹部が形成され、前記リング状内装を前記帽体
    シェル内側に着脱可能に取り付けてなる取外し式内装を
    備えたヘルメット。
  2. 【請求項2】 プレートと、パッドと、被覆材とを積層
    して縫合したリング状内装と、帽体シェルの頂部内側に
    配設されるヘッドパッドと、を帽体シェルに着脱可能に
    配設してなるヘルメットであって、前記プレートの外周
    面の所定箇所には複数の突起が形成され、前記帽体シェ
    ルを構成する内側ライナーには、前記複数の突起と整合
    する複数の凹部が形成され、前記リング状内装を前記帽
    体シェル内側に着脱可能に取り付け、前記帽体シェルの
    頂部内側のヘッドパッド装着部外周位置には、アンダー
    カット部を形成し、該アンダーカット部に前記ヘッドパ
    ッドの外周部を係合してヘッドパッドを帽体シェル内側
    に着脱可能に取り付け、てなることを特徴とする取外し
    式内装を備えたヘルメット。
JP9295092U 1992-12-28 1992-12-28 取外し式内装を備えたヘルメット Pending JPH0654735U (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005067752A1 (en) * 2004-01-14 2005-07-28 Sancheong Co., Ltd. Inner shell for safety helmets and method of producing the same
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EP2484238A1 (en) * 2011-02-08 2012-08-08 Dainese S.p.A. Inner liner of a helmet, process to customize such an inner liner and helmet including such an inner liner
WO2019176351A1 (ja) * 2018-03-15 2019-09-19 株式会社オージーケーカブト ヘルメット

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