JP2003013321A - ヘルメット - Google Patents

ヘルメット

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JP2003013321A
JP2003013321A JP2001198443A JP2001198443A JP2003013321A JP 2003013321 A JP2003013321 A JP 2003013321A JP 2001198443 A JP2001198443 A JP 2001198443A JP 2001198443 A JP2001198443 A JP 2001198443A JP 2003013321 A JP2003013321 A JP 2003013321A
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Japan
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helmet
headband
absorbing liner
shock absorbing
head
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Norio Kojima
教雄 児島
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MEIWA KOSAN KK
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MEIWA KOSAN KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通気性を向上させ、夏場の暑苦しさを解消し
たヘルメットを提供する。 【解決手段】 衝撃吸収ライナ2の内側面2a下部の前
側部分に、衝撃吸収ライナ2の下縁部内周方向に配した
パッド4を設けると共に、衝撃吸収ライナ2の内側面2
a下部の後側部分に、頭囲に応じてサイズ調節が可能な
ヘッドバンド5を設けてヘルメット1を構成した。この
ように構成することで、パッド4で着用者の頭囲が囲繞
されるようなことがなく、また、衝撃吸収ライナ2の内
側面2a下部の後側部分と着用者の頭部との間の間隙か
らヘルメット1内部の空気を排出させて当該ヘルメット
1内部の通気性を向上させることが可能となり、夏場の
暑苦しさを解消することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自転車乗車時等に
着用されるヘルメットの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】自転車乗車時等に着用されるヘルメット
として、外殻を形成するFRP(繊維強化樹脂)製の帽
体の内側に、発泡スチロール等で成形した衝撃吸収ライ
ナーを嵌合装着して形成したものが一般に知られてい
る。従来、このようなヘルメット31では、図9に示す
ように、衝撃吸収ライナー2の内側面2a下部に所要の
弾力性を備えた帯状のパッド32が貼着されており、該
パッド32の厚みを着用者の頭囲に合わせて変えること
によりサイズ調節が成されていた。
【0003】しかしながら、上記従来のヘルメット31
は、着用者の頭囲が衝撃吸収ライナー2の内側面2a下
部に貼着した帯状のパッド32で囲繞されるので、ヘル
メット31内部(衝撃吸収ライナー2の内側面2aと着
用者の頭部との間の空間)の通気性が悪く、特に、夏場
においては、蒸れて極めて不快なものであった。また、
上記パッド32は、両面テープ等で衝撃吸収ライナー2
に強固に固着されており、取外して洗濯等することがで
きず、日常の手入れが困難であった。さらに、汚損等に
よりパッド32を交換する場合、当該パッド32を発泡
スチロール製の衝撃吸収ライナー2から剥離させる必要
があり、多くの手間と時間とを要していた。また、ヘル
メット31を製造及び販売する業者は、多くの人間のそ
れぞれの頭の大きさに合わせて、多様なサイズのヘルメ
ット31及び多様な厚みのパッド32を準備しておく必
要があり、多くの在庫を抱えてしまうといった問題を生
じていた。さらに、人間の頭部の形状は、丸い頭、縦に
長い頭等多様であり、当該ヘルメット31を多様な形状
の頭部にフィットさせるには、単にパッド32の厚みを
変えるだけでは不十分であった。そして、頭部にフィッ
トしていないヘルメット31は、本来の防護性能を十分
に発揮させることができない虞があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、上記
事情に鑑みてなされたもので、1つのヘルメットを多様
な頭部形状に適合させることができると共に、手入れが
容易で且つ通気性に優れたヘルメットを提供することを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のうち請求項1に記載の発明は、外殻を形成
する帽体の内側に衝撃吸収ライナーを備えたヘルメット
において、衝撃吸収ライナーの下部内側面の前側部分に
設けられ、衝撃吸収ライナーの下縁部内周方向に配した
パッドと、衝撃吸収ライナーの下部内側面の後側部分に
設けられ、頭囲に応じてサイズ調節が可能なヘッドバン
ドと、を具備したことを特徴とする。
【0006】本発明は、このように構成することで、衝
撃吸収ライナーの前部に配したパッドを着用者の前頭部
(額部)に当接させると共に衝撃吸収ライナーの後部に
配したヘッドバンドを着用者の頭囲に応じて所要にサイ
ズ調節することにより、1つのヘルメットを多様なサイ
ズの頭部に適合させることができる。また、衝撃吸収ラ
イナーの後部にパッドを配していないので衝撃吸収ライ
ナーの後部からヘルメット内部の空気を排出することが
可能となり、ヘルメット内部の通気性を向上させること
ができる。
【0007】また、上記目的を達成するために、本発明
のうち請求項2に記載の発明は、パッドとヘッドバンド
とを、衝撃吸収ライナーに着脱可能に取付けたことを特
徴とする。
【0008】本発明は、このように構成することで、日
常の手入れが容易になると共に、パッド又はヘッドバン
ドが汚損した際には容易に交換することで対応すること
ができる。
【0009】また、上記目的を達成するために、本発明
のうち請求項3に記載の発明は、ヘッドバンドを、互い
に接着剥離可能なフック部とパイル部とからなるナイロ
ン製接着布を介して衝撃吸収ライナーに取付けたことを
特徴とする。
【0010】本発明は、このように構成することで、フ
ック部とパイル部との重ね合わせ状態を変化させること
が可能となり、ヘッドバンドの衝撃吸収ライナーへの取
付状態(取付位置、取付角度等)に自由度を持たせるこ
とができ、当該ヘルメットを着用者の多様な頭部形状に
適合させることが可能となる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態のヘルメッ
トを図1乃至図8に基づいて説明する。まず、本実施の
形態のヘルメットの概略を説明する。本ヘルメット1
は、図1に示すように、外殻を形成する帽体3の内側に
衝撃吸収ライナー2を備えたヘルメット1であって、該
衝撃吸収ライナー2の内側面2a下部の前側部分に、当
該衝撃吸収ライナー2の下縁部内周方向に配したパッド
4を設けると共に、衝撃吸収ライナー2の内側面2a下
部の後側部分に、着用者の頭囲に応じてサイズ調節が可
能なヘッドバンド5を設けておいて、上記パッド4を着
用者の前頭部(額部)に密着させると共に上記ヘッドバ
ンド5を所要に調節することで、着用者の頭部に適合さ
せた構造になっている。
【0012】これにより、本ヘルメット1は、従来のヘ
ルメット31(図9参照)のようにパッド32で着用者
の頭囲が囲繞されることがなく、また、衝撃吸収ライナ
ー2と着用者の頭部との間の空間(以下、ヘルメット1
内部と称す)の空気を当該衝撃吸収ライナー2の内側面
2a下部の後側部分と着用者の頭部との間隙から排出
し、ヘルメット1内部の通気性を向上させることがで
き、暑苦しさや蒸れ等の不快感を解消させた構造になっ
ている。また、本ヘルメット1は、パッド4及びヘッド
バンド5を、互いに接着剥離可能な一対のナイロン製接
着布を介して上記衝撃吸収ライナー2に着脱可能に設け
たことにより、日常の手入れが容易となり、さらに、ヘ
ッドバンド5においては、ナイロン製接着布のフック部
8(図8参照)とパイル部9(図6参照)との重ね合わ
せ状態を変えることで当該ヘッドバンド5を衝撃吸収ラ
イナー2に取付ける際の取付状態(取付位置、取付角度
等)を多様に変化させることが可能となり、当該ヘルメ
ット1を着用者の多様な頭部形状に適合させることがで
きる構造になっている。
【0013】次に、本実施の形態のヘルメット1の詳細
を説明する。上記帽体3は、図2乃至図5に示すよう
に、所要形状に成形したFRP(繊維強化樹脂)により
形成されており、後部には左右方向(図2における紙面
左右方向)に配した通気孔10が、頂部には円状の通気
孔11が、また、該頂部の通気孔11の両側には前後方
向に延出させた複数(本実施例では4つ)の通気孔12
が、各々形成されている。また、本ヘルメット1は、上
記通気孔10,11,12の側縁部の周囲を凹凸を設け
て立体的に形成することで、当該通気孔10,11,1
2の側縁部の周囲を補強した構造になっている。なお、
本帽体3の側部両側には、図示しない顎紐の両端が接続
されている。また、上記帽体3は必ずしも必要な部材で
はなく、帽体3がない場合、上記顎紐の両端は衝撃吸収
ライナー2に接続されることとなる。
【0014】また、図6及び図7に示すように、上記帽
体3の内側には、発泡スチロール等で形成した衝撃吸収
ライナー2が嵌合され固着されており、該衝撃吸収ライ
ナー2には、帽体3の各通気孔10,11,12に整合
させて配した通気孔13,14,15が設けられてい
る。また、衝撃吸収ライナー2の内側面2aには、当該
衝撃吸収ライナー2の下端面2b並びに上記通気孔1
3,14,15に連通させた通気溝16が配設されてお
り、ヘルメット1内部に外部の空気を効率よく取り入れ
ると共にヘルメット1内部から外部に空気を効率よく排
出させるようにして、当該ヘルメット1の内部空間の通
気性を向上させた構造になっている。
【0015】また、図1に示すように、上記衝撃吸収ラ
イナー2には、内側面2a下部の前側部分、即ち、着用
者の前頭部(額部)に対向される部分に、ヘルメット1
の周縁方向に延出し、且つ上記通気溝16を臨む通気孔
(図示せず)を有したパッド4が取付けられると共に、
内側面2a頂部に上記通気孔11,14を臨む通気孔1
7aを有したパッド17が取付けられており、これらパ
ッド4,17は、所要形状のスポンジの両面にパイル地
のシートを貼り合せて形成されている。そして、上記パ
ッド4,17は、該パイル地のシートを衝撃吸収ライナ
ー2の内側面2a下部の前側部分の周縁方向及び衝撃吸
収ライナー2の内側面2a頂部に配したナイロン製接着
布のフック部18,19(図6参照)に接着させること
で当該衝撃吸収ライナー2に取付けられている。
【0016】また、図1及び図7に示すように、上記衝
撃吸収ライナー2の内側面2a下部の後側部分、即ち、
着用者の後頭部に対向される部分には、左右方向(図7
における紙面左右方向)に分割して形成したヘッドバン
ド5が取付けられており、左側に配したヘッドバンド
(以下、ヘッドバンド左と称す)6と右側に配したヘッ
ドバンド(以下、ヘッドバンド右と称す)7とは、各々
が上下方向に二股に分岐した略Y字状の、可撓性に富ん
だポリエチレン製の薄板で形成されている。また、図8
に示すように、上記ヘッドバンド左6及びヘッドバンド
右7には、それぞれの基部6a,7aと該基部6a,7
aから二股に分岐したバンドのうち上側に位置する取付
部6b,7bとの外側の面に、ナイロン製接着布のフッ
ク部8が配設されており、各フック部8を、衝撃吸収ラ
イナー2の内側面2a下部の後側部分に配した対応する
ナイロン製接着布のパイル部9に重ね合わせて接着させ
ることにより、ヘッドバンド5(ヘッドバンド左6及び
ヘッドバンド右7)を衝撃吸収ライナー2に取付ける構
造になっている。なお、上記ヘッドバンド5の材料はポ
リエチレン製の薄板に限定されるものではなく、所要の
柔軟性及び強度を有した薄板状のものであればよく、例
えば、ポリプロピレン、塩化ビニール等の合成樹脂の成
形品であってもよい。
【0017】また、上記ヘッドバンド右7には、図8に
示すように、取付部7bの下方のバンド7cの端部に、
ヘッドバンド左6に向けて延出させたサイズ調節部22
が形成されており、該サイズ調節部22の内側の面に
は、当該サイズ調節部22に沿うように延出したナイロ
ン製接着布のフック部23が固着されている。一方、ヘ
ッドバンド左6には、取付部6bの下方のバンド6cの
表側の面の所要位置に、上記サイズ調節部22に固着し
たナイロン製接着布のフック部23と係合させるナイロ
ン製接着布のパイル部24が固着されており、上記バン
ド6cの端部には、所要に設けたスリットでヘッドバン
ド右7のサイズ調節部22をスライド可能に案内するバ
ンド案内部25が形成されている。そして、本ヘルメッ
ト1は、上記ヘッドバンド左6のバンド案内部25でヘ
ッドバンド右7のサイズ調節部22を案内させ、該サイ
ズ調節部22に固着したナイロン製接着布のフック部2
3とヘッドバンド左6のバンド6cに配したナイロン製
接着布のパイル部24との相対接着位置を所要に調節し
て、着用者の頭囲に適合させる構造になっている。
【0018】なお、図7及び図8に示すように、上記ヘ
ッドバンド左6及びヘッドバンド右7には所要形状に形
成した複数の通気孔26が配設されており、本ヘルメッ
ト1は、これら通気孔26によりヘルメット1内部の空
気を外部へ効率よく排出し、当該ヘルメット1内部の通
気性を向上させた構造になっている。さらに、ヘッドバ
ンド左6及びヘッドバンド右7の各々に複数の通気孔2
6を設けたことにより、これらヘッドバンド左6及びヘ
ッドバンド右7の柔軟性が増し、当該ヘッドバンド左6
及びヘッドバンド右7を着用者の多様な形状の頭部にフ
ィットさせることができる構造になっている。また、本
ヘルメット1では、ヘッドバンド右7に配したナイロン
製接着布のフック部23とヘッドバンド左6に配したナ
イロン製接着布のパイル部24との相対接着位置を調節
してサイズ調節を行ったが、当該ヘルメット1の通気性
が確保でき、且つ着用者の頭囲に応じて所要にサイズ調
節可能な構造であれば、サイズ調節のための構造はこれ
に限定されるものではない。さらに、ヘッドバンド右7
のサイズ調節部22の表側の面に目盛を設け、サイズ調
節する際の目安としてもよい。
【0019】このような構成において、本実施の形態の
ヘルメット1の作用を説明する。本ヘルメット1を着用
するに際して、まず、パッド4,17を、衝撃吸収ライ
ナー2の内側面2aに配したナイロン製接着布のフック
部18,19を用いて当該衝撃吸収ライナー2に接着し
て取付けると共に、ヘッドバンド左6及びヘッドバンド
右7に配した各ナイロン製接着布のフック部8を、対応
する衝撃吸収ライナー2の内側面2aに配したナイロン
製接着布のパイル部9に接着させ、ヘッドバンド5を衝
撃吸収ライナー2に所要に取付ける。なお、この際、ヘ
ッドバンド右7のサイズ調節部22をヘッドバンド左6
のバンド案内部25に案内させておくと後でサイズ調節
し易くなる。
【0020】そして、パッド4,17及びヘッドバンド
5が所要に取付けられたヘルメット1を頭部に着用し、
ヘッドバンド右7に配したナイロン製接着布のフック部
23とヘッドバンド左6に配したナイロン製接着布のパ
イル部24との相対接着位置を調節して自らの頭囲に適
合させると共に、図示しない顎紐を装着する。また、本
ヘルメット1は、ヘッドバンド5を衝撃吸収ライナー2
の内側面2aに取付ける際に、ヘッドバンド5側の各ナ
イロン製接着布のフック部8と対応する衝撃吸収ライナ
ー2側のナイロン製接着布のパイル部9との取付状態
(取付位置、取付角度等)を所要に変化させることによ
り、着用者の頭部(後頭部)における当該ヘッドバンド
5を当接させる位置を微調節することが可能となり、頭
囲だけでなく着用者の多様な形状の頭部に容易に適合さ
せることができる。さらに、本ヘルメット1は、ヘッド
バンド5を可撓性に富んだポリエチレン製の薄板に複数
の通気孔26を配して形成したので、ヘッドバンド5の
柔軟性を最大限に高めることが可能となり、当該ヘッド
バンド5を着用者の多様な形状の頭部にフィットさせる
ことができる。また、従来のヘルメット31(図9参
照)のようにパッド32が着用者の頭囲を囲繞すること
がないので、ヘルメット1内部の蒸れを防止して、夏場
の暑苦しさを緩和することが可能となる。
【0021】また、本ヘルメット1は、帽体3及び衝撃
吸収ライナー2に通気孔10〜15を配設すると共にこ
れら通気孔10,11,12に所要に連通させた通気溝
16を衝撃吸収ライナー2の内側面2aに設け、さら
に、パッド4に通気溝16を臨むようにして通気孔(図
示せず)を配設すると共にパッド17に通気孔11,1
4を臨むようにして通気孔17aを設けたことにより、
図5に示すように、当該ヘルメット1内部の通気性を向
上させることができる。さらに、本ヘルメット1は、所
要にサイズ調節可能なヘッドバンド5を衝撃吸収ライナ
ー2の内側面2a下部の後側部分に設けたことにより、
従来、衝撃吸収ライナー2の内側面2a下部の後側部分
に配されていたパッド32(図9参照)を排除すること
が可能となり、この衝撃吸収ライナー2の内側面2a下
部の後側部分と着用者の頭部との間隙からヘルメット1
内部の空気を排出し、当該ヘルメット1内部の通気性を
より向上させることができる。また、上記ヘッドバンド
5に通気孔26を配設したことにより、ヘルメット1内
部の通気性を最大限に向上させることができ、蒸れ等を
防止して長時間の着用においても不快感を感じさせるよ
うなことがない。
【0022】
【発明の効果】本発明のうち請求項1に記載の発明によ
れば、ヘルメットの外殻を形成する帽体の内側に衝撃吸
収ライナーを備えたヘルメットであって、衝撃吸収ライ
ナーの下部内側面の前側部分に、衝撃吸収ライナーの下
縁部内周方向に配したパッドを設け、また、衝撃吸収ラ
イナーの下部内側面の後側部分に、頭囲に応じてサイズ
調節が可能なヘッドバンドを設けたので、ヘッドバンド
を所要に調節することにより、1つのヘルメットを着用
者の多様なサイズの頭囲に容易に適合させることができ
る。また、従来のヘルメットのようにパッドが着用者の
頭囲を囲繞することがないので、夏場の暑苦しさを緩和
することができる。さらに、衝撃吸収ライナーの下部内
側面の後側部分と着用者の頭部との間の間隙からヘルメ
ット内部の空気を排出させることで、当該ヘルメット内
部の通気性を向上させることができ、蒸れ等を防止して
長時間の着用においても不快感を感じさせるようなこと
がない。
【0023】また、本発明のうち請求項2に記載の発明
によれば、パッドとヘッドバンドとを衝撃吸収ライナー
に着脱可能に取付けたので、当該パッドとヘッドバンド
とを衝撃吸収ライナーから取外して洗濯することが可能
となり、日常の手入れを容易にしてヘルメットを清潔に
保つことができ、また、パッドまたはヘッドバンドが汚
損した際にも交換が容易である。
【0024】また、本発明のうち請求項3に記載の発明
によれば、ヘッドバンドを、互いに接着剥離可能なフッ
ク部とパイル部とからなるナイロン製接着布を介して衝
撃吸収ライナーに取付けたので、ヘッドバンド側のナイ
ロン製接着布と対応する衝撃吸収ライナー側のナイロン
製接着布との取付状態(取付位置、取付角度等)を変化
させることにより、着用者の頭部における当該ヘッドバ
ンドを当接させる位置を微調節することが可能となり、
頭囲だけでなく着用者の多様な形状の頭部に適合させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態のヘルメットの底面図である。
【図2】本実施の形態のヘルメットの平面図である。
【図3】本実施の形態のヘルメットの正面図である。
【図4】本実施の形態のヘルメットの背面図である。
【図5】本実施の形態のヘルメットの側面図である。
【図6】本実施の形態のヘルメットの説明図で、特に、
衝撃吸収ライナーの内側面の構造を説明するための図で
ある。
【図7】本実施の形態のヘルメットの説明図で、特に、
図2におけるA−A矢視図である。
【図8】本実施の形態のヘルメットのヘッドバンドの説
明図である。
【図9】従来のヘルメットの平面図である。
【符号の説明】
1 ヘルメット 2 衝撃吸収ライナー 2a 内側面(衝撃吸収ライナー) 3 帽体 4 パッド 5 ヘッドバンド 8 フック部(ナイロン製接着布) 9 パイル部(ナイロン製接着布)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外殻を形成する帽体の内側に衝撃吸収ラ
    イナーを備えたヘルメットにおいて、前記衝撃吸収ライ
    ナーの下部内側面の前側部分に設けられ、前記衝撃吸収
    ライナーの下縁部内周方向に配したパッドと、前記衝撃
    吸収ライナーの下部内側面の後側部分に設けられ、頭囲
    に応じてサイズ調節が可能なヘッドバンドと、を具備し
    たことを特徴とするヘルメット。
  2. 【請求項2】 前記パッドとヘッドバンドとを、前記衝
    撃吸収ライナーに着脱可能に取付けたことを特徴とする
    請求項1に記載のヘルメット。
  3. 【請求項3】 前記ヘッドバンドを、互いに接着剥離可
    能なフック部とパイル部とからなるナイロン製接着布を
    介して前記衝撃吸収ライナーに取付けたことを特徴とす
    る請求項1又は2に記載のヘルメット。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006316376A (ja) * 2005-05-12 2006-11-24 Tanizawa Seisakusho Ltd ヘルメット
KR20180116551A (ko) * 2017-04-17 2018-10-25 주식회사 디자인네오그룹 레저 스포츠용 헬멧
CN108903116A (zh) * 2018-09-28 2018-11-30 深圳创丰宝运动科技有限公司 一种婴儿学步安全头盔

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