JPH0654161U - 押釦スイッチのロック装置 - Google Patents

押釦スイッチのロック装置

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JPH0654161U
JPH0654161U JP9385392U JP9385392U JPH0654161U JP H0654161 U JPH0654161 U JP H0654161U JP 9385392 U JP9385392 U JP 9385392U JP 9385392 U JP9385392 U JP 9385392U JP H0654161 U JPH0654161 U JP H0654161U
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JP
Japan
Prior art keywords
hook
hook pin
base
push button
button switch
Prior art date
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Pending
Application number
JP9385392U
Other languages
English (en)
Inventor
正 中村
Original Assignee
日本開閉器工業株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コ字状に形成したフックピン21の下端鉤状
部23を、弾性体24を介してフックピン支持穴12に
配設してロック装置の小スペース計るとともに組立作業
を極めて容易としたものである。 【構成】 ハートカム18のカム溝19とプランジャ1
7の下端を連通する案内溝20を設け、コ字状に形成し
たフックピン21の下端鉤状部23に弾性体24を配設
してベース11の側面に設けたフックピン支持穴12に
挿入したことを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、押釦スイッチのロック装置に係り、特に、フックピンを弾性体を介 してベースに配設することにより、組立を容易にし、振動、衝撃に対してロック 不良のない押釦スイッチのロック装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ハートカムによるロック機構として各種のものが提案されているが、一 般的にハートカム部、フックピン、板バネにより構成されている。そして、フッ クピンの背面より折曲げた板バネを配設し、この板バネ弾性力によりフックピン の先端をハートカム部に押し付けるものであった。 図7において、スイッチベース1の側面に穿設して板バネ係止部を兼用したフ ックピン支持穴2が設けられる。 ベース1の上面には一対の保持体が立設されていて、この保持体の間にスイッ チ押片のプランジャ3が上下動可能に設けられ、プランジャ3の側面にはハート カム4が配設されていて、カム溝5が形成され、このカム溝5にフックピン6の 上端鉤状部が移動可能に係止するとともに、下端鉤状部がフックピン支持穴2内 に挿入される。そして、フックピン6の背面に板バネ7の下端を支持して配設し 、この板バネによりフックピン6の背面が押圧される。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、前記した従来の押釦スイッチのロック装置は、フックピン6を ハートカム4部に押し付ける弾性力から板バネ7を配設するスペースが大きくな ってしまい、小形化する上での障害となっていた。また、スペースを小さくする ために板バネ7の形状が複雑化してしまい、量産性に問題が生じてしまう欠点が あった。 更に、板バネ7はハウジングの内面とベース間に配備されるため、ハウジング とベースの組合せ時に板バネ7やフックピン6が外れたりする等、組立作業に難 があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記問題点を解決するために、側面にフックピン支持穴を形成した ベースと、該ベースに対して上下動し、かつ側面にハートカムを形成したプラン ジャと、前記ベースとプランジャの間に延在し、上端鉤状部が上記ハートカムの カム溝内を移動可能に係止されると共に下端鉤状部が上記フックピン支持穴に係 止されるコ字状のフックピンとを備えた押釦スイッチのロック装置において、前 記ハートカムのカム溝とプランジャの下端を連通する案内溝を設け、かつ前記フ ックピン支持穴に挿入される下端鉤状部に弾性体を配設し、該弾性体を前記ベー スに設けたフックピン支持穴に配設して構成される。
【0005】
【作用】
本考案によれば、ベースに設けたフックピン支持穴にコ字状に折曲したフック ピンの下端鉤状部をゴム等により形成した弾性体を介して配設する。この状態で プランジャを下げるとフックピンの上端鉤状部が案内溝に導入され、ハートカム のカム溝に挿入される。
【0006】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面を参照しながら詳細に説明する。 図1は本考案の押釦スイッチのロック装置を示す断面図、図2はその要部を拡 大した分解斜視図、図3はその組立状態を示す要部拡大斜視図、図4はフックピ ン支持穴の要部斜視図である。 これらの図において、ベース11の上面にスイッチ開閉機構が(図示せず)設 けられ、このスイッチ開閉機構よりベース11内を貫通して接触端子、共通端子 が配設される。そして、接触機構部の開閉を行うためのプランジャ17が、ボタ ン29と凹凸嵌合して配設され、このプランジャ17はベース11の上面より立 上げた一対の断面がコ字状の立上がり片14と係合して上下動可能に配設される 。 また、立上がり片14側のベース11の側面にはフックピン支持穴12が設け られる。このフックピン支持穴12は、円錐状の穴の底面に更に縦長の矩形穴1 3から形成されており、コ字状に形成したフックピン21の下端鉤状部23が貫 通孔25を設けた円錐状のゴム等の弾性体24を介して配設され、フックピン2 1の下端鉤状部23の先端がフックピン支持穴12の縦長の矩形穴13に配設さ れる。フックピン21の下端鉤状部23と弾性体24は遊びがなく、下端鉤状部 23が回転可能な状態で配設されることが望ましい。フックピン21の下端鉤状 部23には、回転可能なようにグリスを塗布しても良い。
【0007】 プランジャ17の側面にはフックピン21の上下動を規制するためのハートカ ム18が形成され、このハートカム18のカム溝19とプランジャ17の下端と を連通して案内溝20が形成される。また、プランジャ17の裏面にはベース1 1の上面に設けた円筒状保持体15の穴に挿入される一対の案内棒28が設けら れ、この案内棒28はコイルバネ27を介して円筒状保持体15と係止されるた め、プランジャ17はベース11から離れる方向に押圧され、この押圧力によっ てプランジャ17の復帰が行われる。 スイッチを組立てる場合、ベース11から立設したコ字状の立上がり片14と ハートカム18を設けたプランジャ17の側面を対応させるとともに円筒状保持 体15と案内棒28とを対応させて挿入することにより、フックピン21の上端 鉤状部22がハートカム18のカム溝19と連通する案内溝20により案内され 、ハートカム18にロックした状態となる。この状態で角形のハウジング26が 上方より被せられ、ベース11側面に設けた凸起とハウジング26内側面に設け た凹所により凹凸係合し組立てられる。
【0008】 プランジャ17の上面には角形ボタン29が凹凸係合により装着される。なお 、断面コ字状の立上がり片14及び円筒状保持体15はプランジャ17の遊びを 少なくするためのものであって、必要に応じて設けられる。
【0009】 図5は本考案の押釦スイッチのロック装置を示す他の実施例である。フックピ ン36の下端鉤状部37の周囲に突起38を設け、この突起38と対応する弾性 体35の貫通孔内に凹部を設け、凹凸関係により係合させてフックピン36の抜 止めを計ったものである。
【0010】 図6は本考案の押釦スイッチのロック装置を示す変形実施例であり、フックピ ン支持穴42に配設される弾性体45の端面に対応したフックピン46の下端鉤 状部47に突起48を設けたものであり、図5と同様にフックピン46の抜止め を計ったものである。 なお、本考案は上記の実施例に限定されるものではなく本考案の趣旨に基づい て種々の変形が可能であり、それらを本考案の範囲から排除するものではない。
【0011】
【考案の効果】
以上、詳細に説明したように、本考案によれば、以下のような効果を奏するこ とができる。 (1)フックピンの下端鉤状部の周囲に弾性体を配設し、該弾性体をベースに設 けたフックピン支持穴に配設したので、弾性板が不要となり、弾性板同士が絡み 合っている状態からほぐす手間がなく、また、フックピンをベースに容易に配設 できるため、極めて組立作業が容易な押釦スイッチを提供できる。 (2)フックピンの下端鉤状部の周囲に弾性体を配設し、該弾性体をベースに設 けたフックピン支持穴に配設したので、弾性板を用いたものと異なり、フックピ ン支持穴を利用して支持するようにしたため、弾性板の配設するスペースが不要 となり、従って、小スペース化により小形の押釦スイッチを提供できる効果があ る。 (3)弾性板の代わりにゴム等の弾性体を用いたので、部品の寸法管理が容易で あるため、生産性がよく、また、弾性体の硬度によりロック状態の調整が容易に 行える効果がある。 (4)フックピンの下端鉤状部が弾性体による支持のため、フックピン曲げ部に 集中応力が加わないため、疲労破壊の心配がなく、従って、その部分の機械的耐 久性を向上できる。 (5)フックピン支持穴の内底面に矩形穴を設けたので、フックピンの下端鉤状 部の案内により上端鉤状部のねじれ等がないため、ロック不良を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の押釦スイッチのロック装置の断面図で
ある。
【図2】本考案の押釦スイッチのロック装置の要部拡大
分解斜視図である。
【図3】本考案の押釦スイッチのロック装置の組立状態
を示す要部拡大斜視図である。
【図4】本考案のフックピン支持穴の要部斜視図であ
る。
【図5】本考案の押釦スイッチのロック装置の他の実施
例を示す要部断面図である。
【図6】本考案の押釦スイッチのロック装置の変形実施
例を示す要部断面図である。
【図7】従来の押釦スイッチのロック装置の要部斜視図
である。
【符号の説明】
11,31,41 ベース 12,32,42 フックピン支持穴 13,33,43 矩形穴 14,34,44 立上がり片 15 円筒状保持体 17 プランジャ 18 ハートカム 19 カム溝 20 案内溝 21,36,46 フックピン 22 上端鉤状部 23 下端鉤状部 24,35,45 弾性体 25 貫通孔 26 ハウジング 27 コイルバネ 28 案内棒 29 ボタン

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 側面にフックピン支持穴を形成したベー
    スと、該ベースに対して上下動し、かつ側面にハートカ
    ムを形成したプランジャと、前記ベースとプランジャの
    間に延在し、上端鉤状部が上記ハートカムのカム溝内を
    移動可能に係止されると共に下端鉤状部が上記フックピ
    ン支持穴に係止されるコ字状のフックピンとを備えた押
    釦スイッチのロック装置において、前記ハートカムのカ
    ム溝とプランジャの下端を連通する案内溝を設け、かつ
    前記フックピン支持穴に挿入される下端鉤状部に弾性体
    を配設し、該弾性体を前記ベースに設けたフックピン支
    持穴に配設したことを特徴とする押釦スイッチのロック
    装置。
  2. 【請求項2】 前記フックピン支持穴の内底面に縦長の
    矩形穴を設けたことを特徴とする請求項1記載の押釦ス
    イッチのロック装置。
  3. 【請求項3】 前記フックピンの下端鉤状部に突起を設
    け、前記弾性体との抜止めを計ったことを特徴とする請
    求項1記載の押釦スイッチのロック装置。
JP9385392U 1992-12-28 1992-12-28 押釦スイッチのロック装置 Pending JPH0654161U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101436383B1 (ko) * 2013-04-15 2014-09-01 전영환 푸쉬록 스위치장치
CN111845958A (zh) * 2020-08-07 2020-10-30 上海锐镁新能源科技有限公司 一种用于塑料加油充电口盖的锁止器及其使用方法

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