JPH0653529B2 - Ｖ字形に切除された前縁を有する断裁片を断裁片パイルから個別的に分離する装置 - Google Patents

Ｖ字形に切除された前縁を有する断裁片を断裁片パイルから個別的に分離する装置

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JPH0653529B2
JPH0653529B2 JP59000345A JP34584A JPH0653529B2 JP H0653529 B2 JPH0653529 B2 JP H0653529B2 JP 59000345 A JP59000345 A JP 59000345A JP 34584 A JP34584 A JP 34584A JP H0653529 B2 JPH0653529 B2 JP H0653529B2
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マルテイン・ブリユ−ムレ
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ヴインクレル・ウント・デユンネビ−ル・マシ−ネンフアブリ−ク・ウント・アイゼンギ−セライ・ゲゼルシヤフト・ミツト・ベシユレンクテル・ハフツング・ウント・コンパニイ・コマンデイ−トゲゼルシヤフト
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Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、断裁片に形成されたＶ字形の底フラップ前縁
を、該底フラップ前縁の下位で断裁片中心を通る対称軸
線上に配置された揺動式サッカーによって吸着して断裁
片パイルから曲げおろし、次いで、前記揺動式サッカー
の両側に互いに平行に配置された２つの回転式引込みセ
グメントの、回転方向で見て前縁を形成する係合エッジ
によって捕捉し、前記回転式引込みセグメントに後置さ
れた引出しローラに供給しつつ該引出しローラと前記引
込みセグメントとの協働によって前記断裁片を掴んで断
裁片パイルから引出すようにした形式の、Ｖ字形に切除
された前縁を有する断裁片の断裁片パイルからその都度
最下位の断裁片を個別的に分離する装置に関するもので
ある。
［従来の技術］ 今日、装入機械で封筒に内容物を完全自動式に装入する
方式を採用することが益々多くなってきている。該装入
機械のためには、横閉じ型封筒が適し、しかもＶ字形に
切除された底フラップを有する横閉じ型封筒が特に適し
ている。
それ故に封筒市場ではＶ字形に切除された底フラップを
有する横閉じ型封筒の需要が益々多くなっている。この
横閉じ型封筒の断裁片を装入機械のシート引込み部で断
裁片パイルから個々に分離することは従来、極めて困難
であった。個別的な分離に続いて処理するために、断裁
片は底フラップを前にして後置の処理装置に供給されね
ばならない。このことは取りも直さず、断裁片パイルか
らの断裁片の引離し・分離操作を、シート引込み部にと
ってあまり好ましくないところの、Ｖ字形底フラップの
部位で行なわねばならないことを意味している。
シート引込み部で前記のような断裁片を個々に分離する
場合、舌状片と揺動式サッカーとによって断裁片パイル
から確実に引離された断裁片を、分離板によって断裁片
パイルから確実に分離しかつ引込みセグメントによって
見当正しくかつトラブルなしに後置の処理装置に供給す
ることが必要である。
前記のような厄介な断裁片を、該断裁片の対称軸線上に
位置している主サッカーの両サイドに夫々付加的に配置
されていて別々に制御可能なサクセション空気で負荷さ
れる２つの補助サイドサッカーによって引離し、かつ、
回転式引込みセグメントに装着された分離板の円周内へ
断裁片のＶ字形底フラップを曲げ込むことは、ドイツ連
邦共和国特許第１８０９３７６号明細書に基づいて公知
である。この場合断裁片パイルからの分離は分離板によ
って行なわれ、該分離板の前縁は、回転式引込みセグメ
ントの軸線に対して平行に位置している。この公知の分
離装置を用いた場合、作業速度が低速度であれば、或る
程度は満足できる分離動作が可能であるが、作業速度が
比較的高速になると、シート引込み部による個別化時
に、複数枚の断裁片を同時に引込んだり、底フラップの
外側角隅を折返し、それに伴って不都合な皺襞を断裁片
に形成したりするようなトラブルが再三発生することに
なる。その上、前記のようなシート引込み部では、パイ
ルプレートに平行に位置していないような底フラップを
有する断裁片を含んだ断裁片パイルがパイルプレート上
に載っている場合には、つまり例えば底フラップ前縁の
一方の角隅が垂れ下がり、他方の角隅が起立しているよ
うな場合には、更に厄介な問題が生じる。この場合は最
下位の断裁片は、底フラップの垂れ下がった角隅でだけ
対応補助サイドサッカーによって捕捉されて片側を折り
曲げられることになる。この結果、当該断裁片は一方の
側だけでかつ一方の分離板だけによって捕捉され、他方
の分離板は底フラップの起立した角隅に沿って素通りす
ることになる。このようにして捕捉された断裁片は両方
の回転式引込みセグメント間を通されて移送時に引き裂
かれ、ひいては、このトラブルは直接的に処理機械の停
止を惹起することになる。
２つの補助サイドサッカーを用いて作業する際の別の欠
点は、Ｖ字形に切除された底フラップの幾何学的な形状
に起因している。両方の補助サイドサッカーが底フラッ
プの２つの張出した外側角隅を捕捉するのに対して、主
サッカーは、前記角隅よりも引込んだ中央の湾入部を捕
捉する。主サッカー及び両方の補助サイドサッカーはす
べて同じ旋回支点を中心として揺動するので、これらの
サッカーの吸着点は異なった経路を描く。それ故に、回
転する分離板の円周内への曲げ込み時に、底フラップに
は皺襞が形成される。これに基づいて高速度の場合には
見当が狂うことになり、それのみならずシートつまり断
裁片がサッカーから滑り落ちて紛失されることすらあ
る。
更に別の欠点は、両方の補助サイドサッカーの配置と、
該補助サイドサッカーのために必要な別々のサクション
空気制御装置の配置とに基づいて、シート引込み部のた
めの設備投資費と保守費が著しく高くつくことである。
［発明が解決しようとする課題］ 本発明の課題は、Ｖ字形に切除された底フラップを有す
る横閉じ型封筒のような「厄介な」断裁片を、高速度の
場合でもトラブルなく確実に引込めるように回転式引込
みセグメントを装備した標準型引込み部を低廉に構成す
ることである。
［課題を解決するための手段］ 引込みセグメントの各係合エッジが、断裁片の対称軸線
に対して夫々装置側壁寄りの外側範囲に、引込みセグメ
ントの回転方向で見て係合エッジ端面の中央区域から斜
め外向きに後退する方向の斜め面取り部を有し、かつ該
斜め面取り部と前記係合エッジの本来の端面に接する接
線との成す傾斜角が、前記断裁片の底フラップ前縁と前
記接線との成す傾斜角よりも大きい点にある。
［作用］ 本発明の利点は特に、両引込みセグメントの係合エッジ
に前記のような構成の斜め面取り部を設けたことに基づ
いて該係合エッジの斜め面取り部を介して、断裁片の対
称軸線を起点として両方の方向で内側から外側へ向けて
断裁片を捌いて平滑にするので、分離して移送すべき断
裁片を皺襞なしに、引込みセグメントと引出しローラと
の間の噛込みニップ内へ導入することができることであ
り、また、この新規な構成の係合エッジを、断裁片のＶ
字形に切除された底フラップ前縁の傾斜角度に応じて交
換可能な分離板として構成することに基づいて、横閉じ
型封筒のためのＶ字形に切除された底フラップを有する
断裁片を、高速度の場合でも見当を正しく維持した状態
でトラブルなく一層確実に引込むことが可能になること
である。
更にまた、シート引込み部全体が一層単純化されかつ操
作し易くなり、ひいては設備投資費、操作費及び保守費
が著しく低減されることになる。
［実施例］ 次に図面に基づいて本発明の実施例を詳説する。
第１図及び第２図から判るように、断裁片パイルＳを支
持するパイルプレート１の 前縁１′は下向きに湾曲さ
れている。パイルプレート１の前縁１′を超えて張出し
ているパイルＳはストッパ３，３′（第３図）によって
正規の位置に保持されている。パイルプレート１は、該
パイルプレートに固定された横バー２によって装置の両
側壁４と固定的に結合されている。引込みセグメント
６，６′を固定的に装着した軸５は前記両側壁４内に回
転可能に軸支されている。軸５は、１枚の断裁片Ｚを分
離する作業周期当り１回転する。回転方向で見て引込み
セグメント６，６′の前部には分離板１１，１１′が交
換可能に固定されており、該分離板が断裁片Ｚに作用す
る係合エッジ１７，１７′は、断裁片Ｚの対称軸線に対
して夫々外寄りの範囲に、引込みセグメントの回転方向
で見て係合エッジ端面から斜め後方へ外向きの斜め面取
り部を有している。引出し軸７上には、複数のゴム引き
ローラ８として構成された引出しローラが固着されてお
り、該ゴム引きローラは引込みセグメント６，６′と協
働する。サッカー１０を中点に固着している中空軸９
と、２つのパイル支持材１３，１３′の固定された中空
軸１２は両側壁４内に回転可能に軸支されている。中空
軸１２上には、舌状片１６用のホルダー１５が、該中空
軸１２に対して相対回動可能に支承されており、かつ、
中空軸１２の角運動には無関係にロッド１５′を介して
制御される。中空軸９及び１２並びに舌状片１６は、図
示は省いたが、１枚の断裁片を分離する作業周期で回転
する制御カム又は類似の制御部材によって、中間に停止
時間を介在させて揺動運動させられる。
第３図から判るように、断裁片の底フラップの形状に応
じて交換可能な分離板１１，１１′は、引込みセグメン
トの一部分を構成するセグメント片として引込みセグメ
ント６，６′上に固定されている。
該分離板１１，１１′の係合エッジ１７，１７′の斜め
面取り部と、その都度引込むべき断裁片形状との関係
は、第４図から明らかである。斜め面取り部の傾斜角α
は前記断裁片Ｚの底フラップ前縁１８の傾斜角α′より
も僅かに大きい。
次にシート引込み部全体の作動態様を全作業周期にわた
って説明する。すなわち： １．舌状片１６は、断裁片パイルＳの最下位の断裁片Ｚ
の前部裏面に接する初期静止位置に、またパイル支持材
１３，１３′は、断裁片パイルＳを下から支持する初期
静止位置にある。
２．サッカー１０が、断裁片パイルＳを捕捉する位置へ
上向揺動され、この捕捉位置で停止される。
３．舌状片１６が断裁片解放位置へ断裁片パイルＳから
後退揺動し、サッカー１０によって吸着させるために最
下位の断裁片Ｚを解放する。
４．サッカー１０が該最下位断裁片Ｚを、該断裁片の対
称軸線上の部位で吸着して断裁片パイルＳから引離す。
５．サッカー１０と同一周期で往復揺動する舌状片１６
は、残留している断裁片パイルＳと、前記サッカー１０
により引離された断裁片Ｚとの間にギャップが形成され
ると即座に、前進揺動されて断裁片パイルＳの下の初期
静止位置へ戻る。これによって舌状片１６は、断裁片パ
イルＳの新たな最下位断裁片が垂れ下がったり、或いは
引出そうとする所期の断裁片Ｚと一緒に引出されたりす
のを防止する。
６．パイル支持材１３，１３′が後退揺動し、断裁片パ
イルＳ並びに、底フラップ前縁１８を引離されたばかり
の最下位断裁片Ｚを解放する。
７．サッカー１０が下向運動を開始して下死点まで揺動
する。
８．前記サッカー１０は、分離板１１，１１′が引込み
セグメント６，６′の回転に伴って前記最下位断裁片Ｚ
の底フラップ前縁１８の上位に充分確実に位置すると、
前記断裁片Ｚを離す（第１図参照）。
９．いまや前記分離板１１，１１′は、下向きに湾曲さ
れたパイルプレート前縁１′との協働によって、前縁１
８を下向きに曲げおろされた最下位断裁片Ｚを、断裁片
パイルＳから最終的に分離し、かつ、両分離板の斜め面
取り部でもって、断裁片の対称軸線を起点として両方向
で内側から外側へ向けて断裁片Ｚを捌いて平滑にする。
これによって断裁片Ｚは皺襞なしに、引込みセグメント
６，６′と引出しローラ８，８′との間の噛込みニップ
内へ導入される。
１０．なお掴み縁４７が引出しローラ８と協働して前記
断裁片Ｚを断裁片パイルＳから最終的に分離する直前
に、前記パイル支持材１３，１３′は前記の初期静止位
置に再び到達していなければならない。
１１．分離済み断裁片Ｚを移送するために、該断裁片Ｓ
を掴み縁４７が掴むと即座に、軸５の吸引孔４８内には
負圧が形成される。
【図面の簡単な説明】
第１図は揺動式サッカーの下向揺動下限位置で示した第
２図のＩ−Ｉ線に沿った分離装置の断面図である。 第２図は第１図のII−II線に沿った断面図である。 第３図は新規な分離板を装備した両引込みセグメントの
斜視図である。 第４図は吸着された状態にあるＶ字形に切除された底フ
ラップを有する横閉じ型封筒用の断裁片と分離板との概
略的な平面図である。 ［符号の説明］ Ｓ…断裁片パイル、Ｚ…断裁片、α…斜め面取り部の傾
斜角、α′…底フラップ前縁の傾斜角、１…パイルプレ
ート、１′…パイルプレートの前縁、２…横バー、３，
３′…ストッパ、４…側壁、５…軸、６，６′…引込み
セグメント、７…引出し軸、８…引出しローラとしての
ゴム引きローラ、９…中空軸、１０…サッカー、１１，
１１′…分離板、１２…中空軸、１３，１３′…パイル
支持材、１５…ホルダー、１５′…ロッド、１６…舌状
片、１７，１７′…係合エッジ、１８…底フラップ前
縁、４７…掴み縁、４８…吸引孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭50−44900（ＪＰ，Ａ) 特開 昭57−57144（ＪＰ，Ａ) 実開 昭57−91731（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭50−153679（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭48−4020（ＪＰ，Ｕ)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】断裁片（Ｚ）に形成されたＶ字形の底フラ
    ップ前縁（１８）を、該底フラップ前縁の下位で断裁片
    中心を通る対称軸線上に配置された揺動式サッカー（１
    ０）によって吸着して断裁片パイル（Ｓ）から曲げおろ
    し、次いで、前記揺動式サッカーの両側に互いに平行に
    配置された２つの回転式引込みセグメント（６，６′）
    の、回転方向で見て前縁を形成する係合エッジ（１７，
    １７′）によって捕捉し、前記回転式引込みセグメント
    に後置された引出しローラ（８，８′）に供給しつつ該
    引出しローラ（８，８′）と前記引込みセグメント
    （６，６′）との協働によって前記断裁片（Ｚ）を掴ん
    で断裁片パイル（Ｓ）から引出すようにした形式の、Ｖ
    字形に切除された前縁を有する断裁片の断裁片パイルか
    らその都度最下位の断裁片を個別的に分離する装置にお
    いて、引込みセグメント（６，６′）の各係合エッジ
    （１７，１７′）が、断裁片（Ｚ）の対称軸線に対して
    夫々装置側壁寄りの外側範囲に、引込みセグメントの回
    転方向で見て係合エッジ端面の中央区域から斜め外向き
    に後退する方向の斜め面取り部を有し、かつ該斜め面取
    り部と前記係合エッジの本来の端面に接する接線との成
    す傾斜角（α）が、前記断裁片（Ｚ）の底フラップ前縁
    （１８）と前記接線との成す傾斜角（α′）よりも大き
    いことを特徴とする、Ｖ字形に切除された前縁を有する
    断裁片を断裁片パイルから個別的に分離する装置。
  2. 【請求項２】引込みセグメント（６，６′）の係合エッ
    ジ（１７，１７′）が、断裁片（Ｚ）の底フラップ前縁
    （１８）の傾斜角（α′）に応じて交換可能な分離板
    （１１，１１′）として構成されている、特許請求の範
    囲第１項記載の装置。
JP59000345A 1983-01-07 1984-01-06 Ｖ字形に切除された前縁を有する断裁片を断裁片パイルから個別的に分離する装置 Expired - Lifetime JPH0653529B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE3300295.9 1983-01-07
DE19833300295 DE3300295A1 (de) 1983-01-07 1983-01-07 Trennbleche an den rotierenden einzugsegmenten eines blatteinzuges

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59133132A JPS59133132A (ja) 1984-07-31
JPH0653529B2 true JPH0653529B2 (ja) 1994-07-20

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ID=6187809

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP59000345A Expired - Lifetime JPH0653529B2 (ja) 1983-01-07 1984-01-06 Ｖ字形に切除された前縁を有する断裁片を断裁片パイルから個別的に分離する装置

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US (1) US4542895A (ja)
JP (1) JPH0653529B2 (ja)
DE (1) DE3300295A1 (ja)
ES (1) ES285069Y (ja)
FR (1) FR2539119B1 (ja)
GB (1) GB2133779B (ja)
IT (2) IT1178806B (ja)

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