JPH0653508A - 薄膜トランジスタ - Google Patents

薄膜トランジスタ

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JPH0653508A
JPH0653508A JP6219493A JP6219493A JPH0653508A JP H0653508 A JPH0653508 A JP H0653508A JP 6219493 A JP6219493 A JP 6219493A JP 6219493 A JP6219493 A JP 6219493A JP H0653508 A JPH0653508 A JP H0653508A
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film
insulating film
layer
insulating
gate electrode
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Yutaka Takato
裕 高藤
Masahiro Adachi
昌浩 足立
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Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 ソース・ドレイン電極間の短絡の無い薄膜ト
ランジスタを提供する。 【構成】 絶縁性基板上に形成されるゲート電極2と、
ゲート電極を覆って形成されるゲート絶縁膜3と、ゲー
ト絶縁膜上に形成され、ゲート電極の上に位置する第1
の半導体膜4と、第1の半導体膜上に形成され、複数の
絶縁膜層からなる多層絶縁膜と5,6、上記第1の半導
体膜及び多層絶縁膜を覆い、所定の間隙をもって形成さ
れるソース電極8及びドレイン電極9とからなり、上記
多層絶縁膜を構成する複数の絶縁膜層は、最上部にある
絶縁膜層に比べてそれ以下の絶縁膜層のエッチング速度
が小さいことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電界効果型の薄膜トラ
ンジスタ(以下、TFTと略す)の構造に関し、より詳
細には、アモルファスシリコンを半導体膜に用いたTF
Tにおいて、ソース・ドレイン電極間の短絡の発生の少
ないTFTに関する。
【0002】
【従来の技術】まず最初に、従来の電界効果型のTFT
の構造について述べる。図9は、従来のTFTの構造を
示す断面図である。このTFTにおいては、絶縁基板3
1の上にゲート電極32を形成し、さらにこのゲート電
極32をゲート絶縁膜33で被覆する。次に、非ドープ
アモルファスシリコン層34を形成する。続いて、エッ
チストッパーとして絶縁層39を設ける。このエッチス
トッパーの役割は、次の工程である n+アモルファスシ
リコン層35および電極33の形成時のエッチングによ
って非ドープアモルファスシリコン34が損傷を受ける
のを防ぐことにある。さらに、n+アモルファスシリコ
ン膜35と金属膜をゲート電極32の上に順次堆積し、
次に、パターニングにより左右の両端部にソース電極3
6及びドレイン電極37を形成する。
【0003】
【発明の解決すべき問題点】図9に示す構造のTFTに
おいては、絶縁層39を上にn+アモルファスシリコン
層35を形成する際、または金属層を形成する際に、ソ
ース・ドレイン電極間部38のエッチストッパー絶縁層
39の表面にn+アモルファスシリコンまたは金属が付
着あるいは侵入し、ソース・ドレイン電極間に短絡が発
生し易い欠点があった。この欠点に対しては、絶縁層3
9の一部、すなわち、図中、38で示した場所の絶縁層
の上部の一部をエッチングで除去することにより、ソー
ス・ドレイン間に生じた短絡を防止する手法がある。し
かし、この手法では、絶縁層39のエッチングの制御が
難しく、ともすれば、絶縁層39の下の非ドープアモル
ファスシリコン層34に損傷を与え、TFT特性の劣化
や個々のTFT特性のばらつきを招く。このため、広い
面積に多数のTFTを形成することが要求されるアクテ
ィブマトリックス型液晶表示装置に適用する場所には、
TFT特性のばらつきを招き、表示画質の低下が生じ
る。本発明の目的は、上記の欠点を除き、ソース・ドレ
イン電極間の短絡の発生が少ないTFTを提供すること
にある。
【0004】
【問題点を解決するための手段】本発明に係る薄膜トラ
ンジスタは、絶縁性基板上に形成されるゲート電極と、
ゲート電極を覆って形成されるゲート絶縁膜と、ゲート
絶縁膜上に形成され、ゲート電極の上に位置する第1の
半導体膜と、第1の半導体膜上に形成され、複数の絶縁
膜層からなる多層絶縁膜と、上記第1の半導体膜及び多
層絶縁膜を覆い、所定の間隙をもって形成されるソース
電極及びドレイン電極とからなり、上記多層絶縁膜を構
成する複数の絶縁膜層は、最上部にある絶縁膜層に比べ
てそれ以下の絶縁膜層のエッチング速度が小さいことを
特徴とする。
【0005】
【作用】本発明に係る薄膜トランジスタは、第1の半導
体膜上に、複数の絶縁膜層からなり、最上部の絶縁膜層
に比べてそれ以下の絶縁膜層のエッチング速度が小さい
多層絶縁膜が形成される。このため、ソース・ドレイン
電極間に露出する多層絶縁膜上の不要残留物をエッチン
グにより取り除く際に、最上部の絶縁膜層は、エッチン
グ除去され易く、それ以下の絶縁膜層は、エッチングさ
れにくい。従って、最上部の絶縁膜層の一部もしくは全
てが除去されると同時に、多層絶縁膜層の厚さは、一定
値以上に保持される。
【0006】
【実施例】以下、添付の図面を参照して、本発明の実施
例を説明する。図1は、本発明の実施例に係る絶縁物層
が多層構造を有するTFTの断面図である。実施例に係
るTFTは、絶縁基板1上に形成されたゲート電極2
と、このゲート電極を被覆する第1絶縁膜3と、この第
1絶縁膜の上に形成される第1の半導体膜4と、この半
導体膜の上面全体を被覆する第2絶縁層5, 6と、上記
の半導体膜の側面及び上面の左右両端部に接して相互に
間を隔てて形成される第2の半導体層7と、この第2の
半導体層にそれぞれ接して形成される第1電極8と第2
電極9とからなる。第2絶縁層は、多層積層構造を有
し、下層5は窒化シリコン膜にて、最上層6は、酸化シ
リコン膜もしくは酸化シリコンと窒化シリコンのアロイ
膜にて形成する。さらに、最上層の酸化シリコン膜もし
くは酸化シリコンと窒化シリコンのアロイ膜は、その一
部または全部をエッチングにより除去する。第2絶縁層
の各層5, 6は、プラズマCVD法により形成する。最
上層の絶縁膜と下層の絶縁膜はプラズマCVDを用い、
その成膜条件を制御する事により、エッチング特性を制
御する事も可能である。
【0007】TFTの製作工程は、次のとおりである。
図2〜図8は、本発明による半導体装置を薄膜トランジ
スタ(TFT)に応用した場合の工程を説明する断面模
式図である。図2に示すように、絶縁基板11上にゲー
ト電極12及びゲート絶縁膜13を順次形成する。絶縁
基板11としては、ガラス基板を用い、ゲート電極12
としてはヘビードープのポリシリコン、Al, Ta, T
i, Mo, W, Ni, Cr等の半導体や金属の膜を用い、ゲ
ート絶縁膜13としては、Ta25,Si34,SiO2等を
陽極酸化, 熱酸化, CVD, プラズマCVD等の手段で
形成すればよい。
【0008】次に、図3に示すように、第1の半導体膜
として非ドープアモルファスシリコン膜14、続いて、
第2の絶縁層として窒化シリコン膜15及び酸化シリコ
ン膜16を順次プラズマCVD法で形成する。このとき
のプラズマCVD法の成膜条件を調節することにより、
上層のアモルファス酸化シリコン膜のエッチング速度を
下層のアモルファス窒化シリコン膜15のエッチング速
度の約10倍になるようにすることは容易である。次
に、この2層構造の絶縁層をレジストパターンによりエ
ッチングを行いパターン化する(図4)。このとき、酸
化シリコン膜16のエッチング速度は、窒化シリコン膜
15のエッチング速度より大きいため、下層の窒化シリ
コン膜15のパターン化が完了する時点では上層の酸化
シリコン膜16のサイドエッチが大きくなっている。し
かしながら、これらの絶縁層の膜厚は通常0.1μm程度
に設定されるのに対し、 絶縁層パターンの大きさは通常
10μm 程度に設定される。従って、酸化シリコン膜1
6のエッチング速度が窒化シリコン膜15のエッチング
速度の約10倍であるときは、下層の窒化シリコン膜1
5のパターン化が完了する間に上層の酸化シリコン膜1
6のサイドエッチは高々1μm の程度である。よって、
これらの2層構造の絶縁層のパターン化は充分実現でき
る。
【0009】次に、グロー放電により第2の半導体膜と
してn+アモルファスシリコン膜17を形成し(図
5)、レジストパターンによりエッチングを行う(図
6)。このとき、酸化シリコン膜16の表面にn+アモ
ルファスシリコンが残る可能性があるが、本実施例のT
FTでは、後に述べるように、これを除去することがで
きる。続いて、スパッタによりMo膜18を堆積し(図
7)、 レジストパターンによりエッチングを行い、ソー
ス電極19およびドレイン電極20を形成する(図
8)。このとき、ソース・ドレイン間隙部21にMo膜
18が残留する可能性があるが、本実施例のTFTでは
次に述べるようにこれも除去することができる。すなわ
ち、続いて、酸化シリコン膜16をエッチングすると、
ソース・ドレイン電極間の短絡発生の原因となるn+
モルファスシリコンおよびMo 膜18の残留物が酸化シ
リコン膜16とともに取り除かれ、図1に示す構造のT
FTが得られる。しかも、上に述べたように、絶縁層が
2層構造を有しており、かつ下層の窒化シリコン膜15
は上層の酸化シリコン膜16に比べ、そのエッチング速
度が小さいため、上層の酸化シリコン膜16のエッチン
グ除去時に生じる下層の窒化シリコン膜15の損傷は小
さく、従って窒化シリコン膜15の下に位置する非ドー
プアモルファスシリコンは何ら損傷を受けない。このよ
うに、本実施例においては、従来の困難は除かれ、ソー
ス・ドレイン電極間の短絡の無い優れたTFTが得られ
る。このTFTは、大容量の表示を行うアクティブマト
リクス型液晶表示装置のアドレス用素子として極めて有
用なものである。なお、本実施例において、半導体膜
は、アモルファスシリコンに限定されるものではなく、
多結晶シリコン、II−VI化合物半導体、III−V化合物
半導体、IV−VI半導体化合物あるいはアモルファスゲル
マニウムや多結晶ゲルマニウムを半導体膜として用いた
場合でも有効であることは言うまでもない。また、非ド
ープアモルファスシリコン層は軽くドープされた膜でも
よい。
【0010】
【発明の効果】本発明により、ソース・ドレイン電極間
の短絡の無い薄膜トランジスタが提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の薄膜トランジスタを示す模式的な断
面図である。
【図2】 本発明の薄膜トランジスタの製造工程断面図
である。
【図3】 本発明の薄膜トランジスタの製造工程断面図
である。
【図4】 本発明の薄膜トランジスタの製造工程断面図
である。
【図5】 本発明の薄膜トランジスタの製造工程断面図
である。
【図6】 本発明の薄膜トランジスタの製造工程断面図
である。
【図7】 本発明の薄膜トランジスタの製造工程断面図
である。
【図8】 本発明の薄膜トランジスタの製造工程断面図
である。
【図9】 従来の薄膜トランジスタの構造を示す模式的
な断面図である。
【符号の説明】 1,11…絶縁基板 2,12…ゲート電極 3,13…ゲート絶縁膜 4,14…非ドープアモルファスシリコン膜 5,6,15,16…絶縁膜 7,17…n+アモルファスシリコン層 18…Mo膜 8,9,19,20…金属電極(ソース・ドレイン電極) 21…ソース・ドレイン電極の間隙部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁性基板上に形成されるゲート電極
    と、 ゲート電極を覆って形成されるゲート絶縁膜と、 ゲート絶縁膜上に形成され、ゲート電極の上に位置する
    第1の半導体膜と、 第1の半導体膜上に形成され、複数の絶縁膜層からなる
    多層絶縁膜と、 上記第1の半導体膜及び多層絶縁膜を覆い、所定の間隙
    をもって形成されるソース電極及びドレイン電極とから
    なり、 上記多層絶縁膜を構成する複数の絶縁膜層は、最上部に
    ある絶縁膜層に比べてそれ以下の絶縁膜層のエッチング
    速度が小さいことを特徴とする電界効果型の薄膜トラン
    ジスタ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載された薄膜トランジスタ
    において、 多層絶縁膜は、最上部にある絶縁膜層が酸化ケイ素もし
    くは酸化ケイ素と窒化ケイ素のアロイからなり、その下
    の絶縁膜層が窒化ケイ素からなることを特徴とする薄膜
    トランジスタ。
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