JPH0677482A - 液晶表示装置用アレイ基板の製造方法 - Google Patents

液晶表示装置用アレイ基板の製造方法

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JPH0677482A
JPH0677482A JP4229987A JP22998792A JPH0677482A JP H0677482 A JPH0677482 A JP H0677482A JP 4229987 A JP4229987 A JP 4229987A JP 22998792 A JP22998792 A JP 22998792A JP H0677482 A JPH0677482 A JP H0677482A
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JP
Japan
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scanning line
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aluminum
gate electrode
film
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JP4229987A
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Inventor
Akira Kubo
明 久保
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 アルミニウムの表面にヒロックを生じなく、
簡単に製造できる液晶表示装置用アレイ基板の製造方法
製造方法を提供する。 【構成】 ガラス基板1上に、スパッタ法によりアルミ
ニウム合金を200nm堆積させ、パターン化してゲート
を兼ねた走査線2を形成し、表面に生じた表面酸化膜を
逆スパッタ法により取り除く。ゲートを兼ねた走査線2
上に、モリブデン・タンタル合金(MoTa)膜16を1
50nm堆積させ、430℃の真空アニール炉で1時間ア
ニールし、表面にアルミニウム合金層17を形成する。ア
ルミニウム合金層17を形成した後、モリブデン・タンタ
ル合金膜16のみをドライエッチングで取り除く。半導体
層10を形成し、表示電極12をITOを材料として形成す
る。アルミニウム層を堆積させソース電極を兼ねた信号
線14およびドレイン電極13を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、薄膜トランジスタを具
備した液晶表示装置用アレイ基板の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、薄膜トランジスタアレイは、アク
ティブマトリクス型の液晶表示素子に適用され、コント
ラスト比の高さ、応答速度の点で他の液晶表示素子に比
べ格段に優れ、平面型表示装置の本命と目され脚光を浴
びている。
【0003】また、液晶表示装置の表示部分が大画面化
や高精細化になるに伴い、走査線の長さが長くなること
や、画素の開口率をほぼ一定にすることによる走査線の
幅が細くなることによる走査線抵抗の高抵抗化が起こ
る。このために、走査信号の波形が歪み、信号の伝播遅
延が起こる。そして、走査信号の波形の歪みおよび信号
の伝播遅延が画像の不均一となって現れ、画質低下を招
く。
【0004】したがって、画質の低下を防止するため
に、走査線抵抗を低抵抗化させる必要がある。そして、
低抵抗化のために、低抵抗金属であるアルミニウム(A
l)を走査線材料に使用すれば良いが、アルミニウムを
単独で用いると製造工程中の熱処理工程にてアルミニウ
ムにヒロックを生じ、走査線と信号線の層間絶縁性を大
きく悪化させる。
【0005】そして、ヒロックを防止する方法としてア
ルミニウム上に高融点金属を積層した構造がある。この
いわゆる積層構造ゲートを用いた薄膜トランジスタアレ
イの従来例の構成を、表示用トランジスタアレイの製造
方法に基づき図2を参照して説明する。
【0006】まず、ガラス基板1上に、アルミニウム
(Al)を材料として、ゲート電極を兼ねる走査線2を
成膜しパターン形成する。
【0007】次に、ゲートを兼ねる走査線2上にモリブ
デン・タンタル合金(MoTa)層3を成膜し、ゲート
を兼ねる走査線2を覆うようにパターニングする。
【0008】その後、プラズマCVD法により、ゲート
絶縁層として酸化シリコン(SiO)膜4、窒化シリ
コン(SiN)膜5、半導体膜としてアモルファスシ
リコン(a−Si)膜6、保護膜となる窒化シリコン
(SiN)膜7を順次積層する。そして、パターニン
グ後、低抵抗のアモルファスシリコン(n+ a−Si)
8を成膜し、半導体層10を形成する。
【0009】次に、酸化シリコン膜4上に、ITO(イ
ンジウム錫酸化膜)を材料としてスパッタリング法によ
り表示電極12を成膜し、パターン形成する。その後、ア
モルファスシリコン8,9上に、ドレイン電極13および
ソース電極を兼ねた信号線14をアルミニウムを材料とし
てスパッタリング法により成膜し、パターン形成して、
薄膜トランジスタ15のアレイを製造する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図2に
示す従来の技術では、ゲート電極を兼ねた走査線2のア
ルミニウムのヒロック防止のために、アルミニウムのゲ
ートを兼ねた走査線2上にモリブデン・タンタル合金層
3を積層構造とするため、パターニング工程を2回しな
ければならず、製造工程が複雑になる問題を有してい
る。
【0011】本発明は、上記問題点に鑑みなされたもの
で、アルミニウムの表面にヒロックを生じなく、簡単に
製造できる液晶表示装置用アレイ基板の製造方法を提供
することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、絶縁性透明基
板上に、アルミニウムを主成分とした金属からなりゲー
ト電極を兼ねる走査線、このゲート電極を兼ねる走査線
上に形成されたゲート絶縁層、このゲート絶縁層に対向
する側に形成された半導体層、ソース電極を兼ねた信号
線、ドレイン電極およびパターン形成された表示電極を
有する薄膜トランジスタを具備した液晶表示装置用アレ
イ基板の製造方法において、前記ゲート電極を兼ねる走
査線に生じた表面酸化膜を取り除き、この表面酸化膜を
取り除いた後、前記ゲート電極を兼ねる走査線に高融点
金属層を積層して前記ゲート電極を兼ねる走査線の表面
に合金化し、この合金化の後、前記高融点金属層のみを
取り除くものである。
【0013】
【作用】本発明は、合金化の妨げとなるアルミニウムを
主成分としたゲート電極を兼ねた走査線に生ずる表面酸
化膜を取り除き、このゲート電極を兼ねた走査線上に高
融点金属層を積層してゲート電極を兼ねた走査線のアル
ミニウムと高融点金属層の間で合金化して合金層を形成
することにより、アルミニウムの表面にヒロックを生じ
なく、簡単に製造できる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の一実施例の液晶表示装置用ア
レイ基板の製造方法を逆スタガー型薄膜トランジスタ
(TFT)を用いて図1に示す製造工程に沿って説明す
る。なお、図2に示す従来例に対応する部分には、同一
符号を付して説明する。
【0015】図1(a)に示すように、プラズマCVD
法による酸化シリコン(SiO)膜付きの絶縁性透明
基板としてのガラス基板1上に、スパッタ法によりアル
ミニウム合金を200nm堆積させ、パターン化してゲー
ト電極を兼ねた走査線2を形成する。なお、このゲート
電極を兼ねた走査線2のアルミニウム合金としては、た
とえば銅1原子パーセント、シリコン0.5原子パーセ
ント含むアルミニウム合金でもよい。
【0016】そして、このアルミニウム合金のゲート電
極を兼ねた走査線2の表面に生じた図示しない表面酸化
膜を逆スパッタ法により取り除き、この表面酸化膜が取
り除かれた図示しないゲート電極を兼ねた走査線2上
に、高融点金属層としてモリブデン・タンタル合金(M
oTa)膜16を150nm堆積させる。なお、このように
表面酸化膜を取り除くことにより、合金化が妨げられる
のを防止する。このモリブデン・タンタル合金膜16を形
成した状態で、430℃の真空アニール炉で1時間アニ
ールし、図1(b)に示すように、ゲート電極を兼ねた
走査線2のアルミニウムの表面にアルミニウム合金層17
を形成する。さらに、このアルミニウム合金層17を形成
した後、モリブデン・タンタル合金膜16のみをドライエ
ッチングで取り除く。
【0017】続いて、アルミニウム合金層17およびガラ
ス基板1上に、プラズマCVDにより、ゲート絶縁層と
しての酸化シリコン(SiO)膜4、窒化シリコン
(SiN)膜5、アモルファスシリコン(a−Si)
膜6、保護膜となる窒化シリコン(SiN)7の4層
を連続堆積し、これら酸化シリコン膜4、窒化シリコン
膜5およびアモルファスシリコン膜6にて半導体層10を
構成する。そして、上層の窒化シリコン膜7をパターニ
ングし、前処理後にソース電極を兼ねた信号線14および
ドレイン電極13のコンタクトとして、n型アモルファス
シリコン(n+ a−Si)膜8をプラズマCVD法によ
り堆積する。次に、アモルファスシリコン膜6をパター
ニングし、酸化シリコン膜4上に透明画素電極である表
示電極12をITO(インジウム錫酸化膜)を材料として
形成する。続いて、走査線パッド部の開口18をHF系エ
ッチング液でエッチング形成する。そして、スパッタ法
により、n型アモルファスシリコン膜6上にアルミニウ
ム層を堆積させ、ソース電極を兼ねた信号線14およびド
レイン電極13を形成する。この後、RIE(React
ive Ion Etching)により、バックチャ
ネル上のn型アモルファスシリコン膜8を除去し、薄膜
トランジスタ15を有する液晶表示用アレイ基板が完成す
る。
【0018】なお、実験によればゲート電極を兼ねた走
査線2の抵抗は、平均線幅を30μm、走査線長を20
cmとしたとき、約1kΩとなった。また、ゲート電極
を兼ねた走査線2のアルミニウムのヒロックによるゲー
ト電極を兼ねた走査線2とソース電極を兼ねた信号線14
との層間ショートは発生しなかった。
【0019】なお、モリブデン・タンタル合金膜16を構
成する金属としては、たとえばタンタル、チタン、クロ
ム、モリブデン、モリブデン・タンタル合金等を用いる
ことができる。
【0020】また、合金化の手段としては、モリブデン
・タンタル合金膜16の積層時のスパッタエネルギーの
み、または、積層後に熱アニールを行なえばよい。
【0021】
【発明の効果】本発明の液晶表示装置用アレイ基板の製
造方法によれば、合金化の妨げとなるアルミニウムを主
成分としたゲート電極を兼ねた走査線に形成される表面
酸化膜を取り除き、このゲート電極を兼ねた走査線上に
高融点金属層を積層してゲート電極を兼ねた走査線のア
ルミニウムと高融点金属層の間で合金化して合金層を形
成することにより、アルミニウムの表面にヒロックを生
じなく、簡単に製造でき、アルミニウムを用いることに
より低抵抗化されるので、液晶表示装置の大画面化、高
精細化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の液晶表示装置用アレイ基板の製造方法
の一実施例の製造工程を示す断面図である。
【図2】従来の液晶表示装置用アレイ基板を示す断面図
である。
【符号の説明】
1 絶縁性透明基板としてのガラス基板 2 ゲート電極を兼ねた走査線 4 ゲート絶縁層としての酸化シリコン(SiO
膜 10 半導体層 12 表示電極 13 ドレイン電極 14 ソース電極を兼ねた信号線 15 薄膜トランジスタ 17 アルミニウム合金層

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁性透明基板上に、アルミニウムを主
    成分とした金属からなりゲート電極を兼ねる走査線、こ
    のゲート電極を兼ねる走査線上に形成されたゲート絶縁
    層、このゲート絶縁層に対向する側に形成された半導体
    層、ソース電極を兼ねた信号線、ドレイン電極およびパ
    ターン形成された表示電極を有する薄膜トランジスタを
    具備した液晶表示装置用アレイ基板の製造方法におい
    て、 前記ゲート電極を兼ねる走査線に生じた表面酸化膜を取
    り除き、 この表面酸化膜を取り除いた後、前記ゲート電極を兼ね
    る走査線に高融点金属層を積層して前記ゲート電極を兼
    ねる走査線の表面を合金化して合金層を形成し、 この合金層形成の後、前記高融点金属層のみを取り除く
    ことを特徴とする液晶表示装置用アレイ基板の製造方
    法。
JP4229987A 1992-08-28 1992-08-28 液晶表示装置用アレイ基板の製造方法 Pending JPH0677482A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5825437A (en) * 1995-11-21 1998-10-20 Lg Electronics Inc. Structure of a liquid crystal display device and a method of manufacturing same
US6946681B2 (en) 1996-11-21 2005-09-20 Samsung Electronics Co., Ltd. Composition for a wiring, a wiring using the composition, manufacturing method thereof, a display using the wiring and a manufacturing method thereof
US7456910B2 (en) * 2000-08-08 2008-11-25 Lg Display Co., Ltd. Liquid crystal display device and fabricating method thereof
KR101236427B1 (ko) * 2006-05-10 2013-02-22 삼성디스플레이 주식회사 박막 트랜지스터용 게이트 절연막의 제조방법 및 이를이용한 박막 트랜지스터의 제조방법

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US5825437A (en) * 1995-11-21 1998-10-20 Lg Electronics Inc. Structure of a liquid crystal display device and a method of manufacturing same
US6946681B2 (en) 1996-11-21 2005-09-20 Samsung Electronics Co., Ltd. Composition for a wiring, a wiring using the composition, manufacturing method thereof, a display using the wiring and a manufacturing method thereof
US7456910B2 (en) * 2000-08-08 2008-11-25 Lg Display Co., Ltd. Liquid crystal display device and fabricating method thereof
KR101236427B1 (ko) * 2006-05-10 2013-02-22 삼성디스플레이 주식회사 박막 트랜지스터용 게이트 절연막의 제조방법 및 이를이용한 박막 트랜지스터의 제조방법

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