JP2000077665A - 薄膜トランジスタ装置及び薄膜トランジスタ装置の製造方法 - Google Patents
薄膜トランジスタ装置及び薄膜トランジスタ装置の製造方法Info
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Abstract
特性ばらつきによるTFTのしきい値電圧への影響を低
減し、しきい値電圧の再現性を向上し、良好な駆動特性
を有するTFTを得て、駆動回路一体型の液晶表示装置
の画素電極基板への適用を図る。 【解決手段】 絶縁基板13上にて島状にエッチング加
工される第1及び第2の半導体層16、17のテーパー
状の周囲端部16t、17tにイオンドーピングを行
い、非晶質化する事により周囲端部16t、17tの電
流駆動能力を劣化させ、しきい値電圧への影響を低減す
る。
Description
用いられる薄膜トランジスタ及び薄膜トランジスタの製
造方法に関する。
は、近年画素電極基板上に駆動回路を一体的に製造して
成る装置が要求され、これに適用する薄膜トランジスタ
装置(以下TFTと略称する。)として、高移動度であ
リ、良好な半導体特性を有することから、従来多結晶シ
リコン(以下P−Siと略称する。)からなる半導体層
を有するP−SiTFTが開発されている。又、TFT
の構造としては、ボトムゲート・逆スタガ型あるいはト
ッブゲート・コプレーナ型に大別されるが、いずれにお
いても半導体層はガラス基板上にて島状に分離形成され
ていて、チャネル領域を挟みその両側にイオンを注入し
て成る、ソース・ドレイン領域を有している。
うに半導体層を島状に分離形成した場合、半導体層はエ
ッチング加工による外周端部の形状がテーパー状に形成
されていたり、あるいは外周端部がエッチングによりイ
オンダメージを受けているため、更には半導体層上に成
膜されるゲート絶縁膜や絶縁保護膜の被覆性が十分ため
に、TFTのしきい値電圧が影響を受けてしまってい
た。この半導体層外周端部の影響による特性変化によ
り、TFTにあっては、しきい値電圧がずれる場合が多
く、半導体層の外周端部を伝わってTFTにリーク電流
を生じ、そのオン/オフ制御にばらつきを生じる等誤動
作の原因となっていた。このためこのようなTFTを画
素電極基板に採用しても画素電極を良好に制御出来ず高
精度の表示画像を得られないことから、実用化を図れな
いという問題を生じていた。
で、島状に分離形成した半導体層の外周端部の特性劣化
が原因のTFTのしきい値電圧のばらつきを防止し、し
きい値電圧再現性が良く、誤動作を生じる事無く画素電
極基板を良好に駆動出来る薄膜トランジスタ装置及び薄
膜トランジスタ装置の製造方法を提供することを目的と
する。
するため、絶縁性基板上に島状に分離形成されチャネル
領域を挟みソース・ドレイン領域が形成されるシリコン
(Si)を主成分とする半導体層を有する薄膜トランジ
スタ装置において、前記半導体層の外周領域の電流駆動
能力が、前記半導体層の内部領域の電流駆動能力に比し
低いものである。
性基板上に島状に分離形成されチャネル領域及びこのチ
ャネル領域を挟みソース・ドレイン領域が形成されるシ
リコン(Si)を主成分とする半導体層を有する薄膜ト
ランジスタ装置の製造方法において、前記絶縁性基板上
に前記半導体層を島状に形成する工程と、前記半導体層
の外周領域に第1のイオン注入を行う工程とを実施し、
前記外周領域の電流駆動能力を低下させるものである。
性基板上に島状に分離形成されチャネル領域及びこのチ
ャネル領域を挟みソース・ドレイン領域が形成されるシ
リコン(Si)を主成分とする半導体層を有する薄膜ト
ランジスタ装置の製造方法において、前記絶縁性基板上
に前記半導体層を島状に形成する工程と、前記半導体層
の外周領域に第1のイオン注入を行い電流駆動能力低下
領域を形成する工程と、前記半導体層上方にゲート絶縁
膜層を介しゲート電極を形成する工程と、このゲート電
極をマスクに前記半導体層に第2のイオン注入を行い前
記ソース・ドレイン領域を形成する工程とを実施するも
のである。
導体層の特性が不安定な外周端部によるTFTの駆動特
性に対する影響を小さくすることにより、TFTのしき
い値電圧のずれを防止し、しきい値電圧再現性が良く、
誤動作の無い良好な駆動のTFTを得られることから、
液晶表示装置の画素電極基板への適用を可能とするもの
である。
及び第2図を参照して説明する。図1は、液晶表示装置
(図示せず)の画素電極基板10上の画素電極(図示せ
ず)を駆動するnチャネルP−SiTFT11及び、画
素電極基板10上の駆動回路として用いられるpチャネ
ルP−SiTFT12を示す。nチャネルP−SiTF
T11は画素電極基板10上の画素領域に設けられ、p
チャネルP−SiTFT12は画素電極基板10上の額
縁領域に設けられる。nチャネルP−SiTFT11及
び、pチャネルP−SiTFT12は共にトップゲート
型であり、ガラスあるいは石英等からなる透明な絶縁基
板13上には、アンダーコート層14を介し島状にパタ
ーン形成された第1及び第2の半導体層16、17が形
成されている。
ブのチャネル領域16a、チャネル領域16aに隣接し
てリン(P)イオンが低濃度にドーピングされた低不純
物濃度(以下LDDと略称する。)領域16b、16
c、更にLDD領域16b、16cに隣接してリン
(P)イオンが高濃度にドーピングされた低抵抗のソー
ス領域16d、ドレイン領域16eを有している。第2
の半導体層17は、中央部にノンド一ブのチャネル領域
17a、チャネル領域16aに隣接してボロン(B)イ
オンが高濃度にドーピングされた低抵抗のソース領域1
7b、ドレイン領域17cを有している。
上には酸化シリコン膜(SiO2 )からなるゲート絶縁
膜18を介しモリブデン−タングステン合金(以下Mo
Wと略称する。)等からなる第1及び第2のゲート電極
20、21が各チャネル領域16a、17aに対応する
領域に形成され、更に酸化シリコン膜(SiO2 )から
なる層間絶縁膜22にて被覆されている。層間絶縁膜2
2及びゲート絶縁膜18にはコンタクトホール23が形
成され、このコンタクトホール23を介して、アルミニ
ウム(Al)からなり夫々ソース領域16d、17bに
接続される第1及び第2のソース電極24、26及び、
夫々ドレイン領域16e、17cに接続される第1及び
第2のドレイン電極27、28が形成されている。
pチャネルP−SiTFT12の製造方法について述べ
る。図2(a)に示す様に、絶縁基板13上にアンダー
コート層14として窒化シリコン(SiNx)層14a
及ぴ酸化シリコン(SiO2)層14b更に非晶質シリ
コン(a−Si)層30の3層を、順次ブラズマCVD
(Chemical Vapour Depositi
on)法により350℃で夫々0.05μm、0.1μ
m、0.05μmの厚さに連続成膜する。次にa−Si
層30に水素(H)が多量に混入し、水素濃度がおよそ
latomic%以上の場合は、例えば500℃で5時間程度
のアニールにより脱水素を行い、次工程のELA(エキ
シマレーザアニール)による多結晶化の際に、水素によ
るアブレーションを防止する。但し水素の混入が少ない
場合は、脱水素工程を行わない。この後a−Si層30
に、波長308nm、エネルギー密度が300〜450
mJ/cm2 の線状のXeClエキシマレーザを照射し
て多結晶化し、P−Si層31とする。
1をフォトリソグラフィ技術によりフォトレジスト3
2、33をパターン形成し、このフォトレジスト32、
33をマスクにしてp−Si層31を島状にエッチング
加工し、第1及び第2の半導体層16、17とする。こ
のエッチング時、中性ラジカルを用いたマイクロ波ダウ
ンフローエッチングで、酸素ラジカルによってレジスト
32、33を後退させながらエッチングを行い、テーパ
ーエッチングにより第1及び第2の半導体層16、17
の周囲端部16t、17tにテーパーを形成する。
にフォトレジスト32、33を残したまま、アルゴン
(Ar)陽イオンを用い、ドーズ量1×1016/c
m2 、加速電圧50kVで第1のイオン注入であるイオ
ンドーピングを行う。これによりフォトレジスト32、
33に覆われていない第1及び第2の半導体層16、1
7のテーパー状の周囲端部16t、17tにのみ選択的
にアルゴン(Ar)イオンが注入され、第1及び第2の
半導体層16、17の周囲端部16t、17tは、注入
ダメージによって非晶質化し、電流駆動能力低下領域を
形成する。
t、17tは上層部側から順に非晶質化していくが、ア
ルゴン(Ar)等質量の重いイオンを用いて、十分な高
濃度注入をすると、p−Si層は上から下まで膜厚方向
全域にわたって非晶質化させることができる。尚イオン
注入が十分で無く、p−Si層の下層部に結晶成分が残
っていると、それが結晶核となつて後の活性化アニール
工程で再ぴ再結晶化してしまうので注意が必要である。
但し再結晶化したとしても、再結晶された結晶粒径は小
さかったり、あるいは結晶欠陥を有していたりする。
よって、第1及び第2の半導体層16、17の周囲端部
16t、17tの電流駆動能力は第1及び第2の半導体
層16、17の内部のチャネル領域16a、17aの電
流駆動能力に比し劣化しており、実効的にnチャネルP
−SiTFT11及び、pチャネルP−SiTFT12
の駆動特性への影響を低減出来る。
の半導体層16、17を覆うように気相成長法のーつと
して、例えば成膜ガスとしてテトラエトキシシランガス
(Si(OC2 H5 )及び一酸化二窒素(N2 O)との
混合ガスを用いたブラズマCVD法により酸化シリコン
(SiO2 )を0.1μmの厚さに成膜し、ゲー卜絶縁
膜18とする。成膜ガスとしては、少なくともシリコン
(Si)と酸素(O)を含むものが用いられ、例えばシ
ラン(SiH4 ) やジシラン(Si2 H6 )等も用いる
ことができ、また圧力を調整することにより酸素単体で
も用いることができる。
グ法によりモリブデン−タングステン合金(MoW合
金)を0.3μmの厚さに成膜し、フオトリソグラフィ
技術によりエッチング加工して第1及び第2のゲート電
極20、21を形成する。尚エッチング加工時に垂直エ
ッチングができるように例えば反応性イオンを用いた異
方性ドライエッチングを用いる。そして、第1及び第2
のゲート電極20、21をマスクとして第2のイオン注
入である例えばリン(P)イオンの低濃度ドーピングを
行う。ドーピングには、ドーピング装置の構成が簡単で
かつ大面積にイオンをド一ピングするのに適する事か
ら、ブラズマを立てることにより発生したイオンを加速
電極により加速させてドーピングを行うイオン注入法を
用い、ドーズ量2×1013/cm2 、加速電圧90kVで
行う。
ラフィ技術によって、nチャネルP−SiTFT11を
形成する部分をレジスト36で保護し、第2のイオン注
入である例えばボロン(B)の高濃度ドーピングを行
い、第2の半導体層17にソース・ドレイン領域17
b、17cを形成する。ドーピングにはイオン注入法を
用い、ドーズ量2×1015/cm2 、加速電圧70kVで
行い、この後レジスト36を酸素ブラズマ等でアッシン
グにより除去する。
ラフィ技術によつて、pチャネルP−SiTFT12を
形成する部分とnチャネルP−SiTFT11のLDD
領域16b、16cをレジスト37、38で保護し、第
2のイオン注入である例えばリン(P)の高濃度ドーピ
ングを行い、第1の半導体層16にソース・ドレイン領
域16d,16eを形成する。ドーピングにはイオン注
入法を用い、ドーズ量1×1015/cm2 、加速電圧70
kV程度で行い、この後レジスト37、38を酸素ブラ
ズマ等でアッシングにより除去する。
るために絶縁基板13を窒素(N)雰囲気中で500
℃、1時間のアニールを行う。尚他の方法としてELA
等を用いた光アニールによる活性化を行うことも可能で
ある。光アニールによる活性化は基板にかかる温度をよ
り低温とすることが可能なため、低コストのガラスを用
いることが可能と成る。尚このアニール時、アルゴン
(Ar)イオンの注入により非晶質化された半導体層周
囲端部16t、17tに結晶成分が残っていた場合は、
再結晶化されるが、その際の結晶粒径は、半導体層1
6、17内部の結晶粒径に比し小さく、又結晶欠陥を生
じている事から、電流駆動能力は劣化さされた状態を保
持する。この後、第1及び第2の半導体層16、17中
に存在するダングリングボンドを終端するためにプラズ
マCVD装置中で水素のブラズマ中に絶縁基板13をさ
らす、いわゆる水素化を行う。
してプラズマCVD装置中で、絶縁基板13全面に酸化
シリコン(SiO2 )からなる層間絶縁膜22成膜を成
膜する。この後、フオトリソグラフィ技術により層間絶
縁膜22及びゲート絶縁膜18(g)にコンタクトホー
ル23をエッチング形成する。
グ法によりアルミニウム(Al)を0.5μmの膜厚に
成膜後、フォトリソグラフィ技術により第1及び第2の
ソース電極24、26及び第1及び第2のドレイン電極
27、28をパターン形成する。この時第1及び第2の
ソース電極24、26及び第1及び第2のドレイン電極
27、28は、コンタクトホール23を介して夫々ソー
ス領域16d、17b及びドレイン領域16e、17c
に接続され所望のnチャネルP−SiTFT11及び、
pチャネルP−SiTFT12を得る事となる。
iTFT11及び、pチャネルP−SiTFT12を有
する画素電極基板10にあっては、nチャネルP−Si
TFT11及び、pチャネルP−SiTFT12のしき
い値電圧のを生じる事が無く、リーク電流の発生も防止
された。
TFT11及び、pチャネルP−SiTFT12のしき
い値電圧に影響を与える第1及び第2の半導体層周囲端
部16t、17tにアルゴン(Ar)イオンをドーピン
グし非晶質化して、島状の第1及び第2の半導体層周囲
端部16t、17tの電流駆動能力を劣化させる事によ
り、第1及び第2の半導体層周囲端部16t、17tが
nチャネルP−SiTFT11及び、pチャネルP−S
iTFT12の駆動特性に及ぼす影響を低減出来、nチ
ャネルP−SiTFT11及び、pチャネルP−SiT
FT12のしきい値がずれる事無く、良好なしきい値再
現性を得られ、このようなnチャネルP−SiTFT1
1及び、pチャネルP−SiTFT12を用いる事によ
り、駆動回路一体型の液晶表示装置の画素電極基板を良
好に駆動出来る。
でなく、その趣旨を変えない範囲での変更は可能であっ
て、半導体層の外周領域の電流駆動能力を低減するため
に注入するイオンはアルゴン(Ar)陽イオンで無く、
シリコン(Si)陽イオン、酸素(O)陽イオン、ネオ
ン(Ne)陽イオン、窒素(N)陽イオン等でも良い。
シリコン(Si)陽イオンを用いる場合には、シラン
(SiH4 )のプラズマ励起で生成させた(SiHx)
イオン(x≦4)、四フッ化ケイ素(SiF4 )のブラ
ズマ励起で生成させた(SiFx)イオン(x≦4)な
どが有効である。酸素(O)陽イオンには酸素ガス(O
2 )、窒素(N)陽イオンには窒素ガス(N2 )ガスの
ブラズマ励起を用いる。
状に分離形成される半導体層の外周端部の電流駆動能力
を低減して外周端部がTFTのしきい値電圧に与える影
響を低減することにより、TFTのしきい値電圧の再現
性を向上し、安定した駆動特性を有するTFTを得るも
のである。
T及びpチャネルP−SiTFTを示す概略断面図であ
る。
T及びpチャネルP−SiTFTの製造方法を示し、
(a)はそのP−Si層形成時、(b)はその半導体層
周囲端部へのイオンドーピング時、(c)はそのゲート
絶縁膜の形成時、(d)はそのゲート電極をマスクとし
たイオンドーピング時、(e)はその第2の半導体層の
ソース領域、ドレイン領域形成時、(f)はその第1の
半導体層のソース領域、ドレイン領域形成時、(g)は
その層間絶縁膜形成時、(h)はそのソース・ドレイン
電極形成時を示す概略説明図である。
Claims (9)
- 【請求項1】 絶縁性基板上に島状に分離形成されチャ
ネル領域を挟みソース・ドレイン領域が形成されるシリ
コン(Si)を主成分とする半導体層を有する薄膜トラ
ンジスタ装置において、前記半導体層の外周領域の電流
駆動能力が、前記半導体層の内部領域の電流駆動能力に
比し低いことを特徴とする薄膜トランジスタ装置。 - 【請求項2】 半導体層の外周領域の結晶欠陥密度が、
前記半導体層の内部領域の結晶欠陥密度に比し多いこと
を特徴とする請求項1に記載の薄膜トランジスタ装置。 - 【請求項3】 半導体層の外周領域の非晶質成分が、前
記半導体層の内部領域の非晶質成分に比し多いことを特
徴とする請求項1に記載の薄膜トランジスタ装置。 - 【請求項4】 半導体層の外周領域の結晶粒径が、前記
半導体層の内部領域の結晶粒径に比し小さいことを特徴
とする請求項1に記載の薄膜トランジスタ装置。 - 【請求項5】 シリコン(Si)を主成分とする半導体
層が、多結晶シリコンからなる事を特徴とする請求項1
乃至請求項4のいずれかに記載の薄膜トランジスタ装
置。 - 【請求項6】 絶縁性基板上に島状に分離形成されチャ
ネル領域及びこのチャネル領域を挟みソース・ドレイン
領域が形成されるシリコン(Si)を主成分とする半導
体層を有する薄膜トランジスタ装置の製造方法におい
て、 前記絶縁性基板上に前記半導体層を島状に形成する工程
と、 前記半導体層の外周領域に第1のイオン注入を行う工程
とを具備し、 前記外周領域の電流駆動能力を低下させる事を特徴とす
る薄膜トランジスタ装置の製造方法。 - 【請求項7】 絶縁性基板上に島状に分離形成されチャ
ネル領域及びこのチャネル領域を挟みソース・ドレイン
領域が形成されるシリコン(Si)を主成分とする半導
体層を有する薄膜トランジスタ装置の製造方法におい
て、 前記絶縁性基板上に前記半導体層を島状に形成する工程
と、 前記半導体層の外周領域に第1のイオン注入を行い電流
駆動能力低下領域を形成する工程と、 前記半導体層上方にゲート絶縁膜層を介しゲート電極を
形成する工程と、 このゲート電極をマスクに前記半導体層に第2のイオン
注入を行い前記ソース・ドレイン領域を形成する工程
と、を具備する事を特徴とする薄膜トランジスタ装置の
製造方法。 - 【請求項8】 シリコン(Si)を主成分とする半導体
層が、多結晶シリコンからなる事を特徴とする請求項6
又は請求項7のいずれかに記載の薄膜トランジスタ装置
の製造方法。 - 【請求項9】 第1のイオン注入に、シリコン(S
i)、アルゴン(Ar)、酸素(O)、ネオン(N
e)、シリコン(Si)を主成分とした化合物の陽イオ
ンを用いることを特徴とする請求項6乃至請求項8のい
ずれかに記載の薄膜トランジスタの製造方法。
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JP24147498A JP2000077665A (ja) | 1998-08-27 | 1998-08-27 | 薄膜トランジスタ装置及び薄膜トランジスタ装置の製造方法 |
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