JP2000077665A - 薄膜トランジスタ装置及び薄膜トランジスタ装置の製造方法 - Google Patents

薄膜トランジスタ装置及び薄膜トランジスタ装置の製造方法

Info

Publication number
JP2000077665A
JP2000077665A JP24147498A JP24147498A JP2000077665A JP 2000077665 A JP2000077665 A JP 2000077665A JP 24147498 A JP24147498 A JP 24147498A JP 24147498 A JP24147498 A JP 24147498A JP 2000077665 A JP2000077665 A JP 2000077665A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
semiconductor layer
region
film transistor
thin film
transistor device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP24147498A
Other languages
English (en)
Inventor
Kaichi Fukuda
加一 福田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP24147498A priority Critical patent/JP2000077665A/ja
Publication of JP2000077665A publication Critical patent/JP2000077665A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Liquid Crystal (AREA)
  • Thin Film Transistor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 島状に分離形成される半導体層の周囲端部の
特性ばらつきによるTFTのしきい値電圧への影響を低
減し、しきい値電圧の再現性を向上し、良好な駆動特性
を有するTFTを得て、駆動回路一体型の液晶表示装置
の画素電極基板への適用を図る。 【解決手段】 絶縁基板13上にて島状にエッチング加
工される第1及び第2の半導体層16、17のテーパー
状の周囲端部16t、17tにイオンドーピングを行
い、非晶質化する事により周囲端部16t、17tの電
流駆動能力を劣化させ、しきい値電圧への影響を低減す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示装置等に
用いられる薄膜トランジスタ及び薄膜トランジスタの製
造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶表示装置の画素電極基板にあって
は、近年画素電極基板上に駆動回路を一体的に製造して
成る装置が要求され、これに適用する薄膜トランジスタ
装置(以下TFTと略称する。)として、高移動度であ
リ、良好な半導体特性を有することから、従来多結晶シ
リコン(以下P−Siと略称する。)からなる半導体層
を有するP−SiTFTが開発されている。又、TFT
の構造としては、ボトムゲート・逆スタガ型あるいはト
ッブゲート・コプレーナ型に大別されるが、いずれにお
いても半導体層はガラス基板上にて島状に分離形成され
ていて、チャネル領域を挟みその両側にイオンを注入し
て成る、ソース・ドレイン領域を有している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うに半導体層を島状に分離形成した場合、半導体層はエ
ッチング加工による外周端部の形状がテーパー状に形成
されていたり、あるいは外周端部がエッチングによりイ
オンダメージを受けているため、更には半導体層上に成
膜されるゲート絶縁膜や絶縁保護膜の被覆性が十分ため
に、TFTのしきい値電圧が影響を受けてしまってい
た。この半導体層外周端部の影響による特性変化によ
り、TFTにあっては、しきい値電圧がずれる場合が多
く、半導体層の外周端部を伝わってTFTにリーク電流
を生じ、そのオン/オフ制御にばらつきを生じる等誤動
作の原因となっていた。このためこのようなTFTを画
素電極基板に採用しても画素電極を良好に制御出来ず高
精度の表示画像を得られないことから、実用化を図れな
いという問題を生じていた。
【0004】そこで本発明は上記課題を除去するもの
で、島状に分離形成した半導体層の外周端部の特性劣化
が原因のTFTのしきい値電圧のばらつきを防止し、し
きい値電圧再現性が良く、誤動作を生じる事無く画素電
極基板を良好に駆動出来る薄膜トランジスタ装置及び薄
膜トランジスタ装置の製造方法を提供することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するため、絶縁性基板上に島状に分離形成されチャネル
領域を挟みソース・ドレイン領域が形成されるシリコン
(Si)を主成分とする半導体層を有する薄膜トランジ
スタ装置において、前記半導体層の外周領域の電流駆動
能力が、前記半導体層の内部領域の電流駆動能力に比し
低いものである。
【0006】又本発明は上記課題を解決するため、絶縁
性基板上に島状に分離形成されチャネル領域及びこのチ
ャネル領域を挟みソース・ドレイン領域が形成されるシ
リコン(Si)を主成分とする半導体層を有する薄膜ト
ランジスタ装置の製造方法において、前記絶縁性基板上
に前記半導体層を島状に形成する工程と、前記半導体層
の外周領域に第1のイオン注入を行う工程とを実施し、
前記外周領域の電流駆動能力を低下させるものである。
【0007】又本発明は上記課題を解決するため、絶縁
性基板上に島状に分離形成されチャネル領域及びこのチ
ャネル領域を挟みソース・ドレイン領域が形成されるシ
リコン(Si)を主成分とする半導体層を有する薄膜ト
ランジスタ装置の製造方法において、前記絶縁性基板上
に前記半導体層を島状に形成する工程と、前記半導体層
の外周領域に第1のイオン注入を行い電流駆動能力低下
領域を形成する工程と、前記半導体層上方にゲート絶縁
膜層を介しゲート電極を形成する工程と、このゲート電
極をマスクに前記半導体層に第2のイオン注入を行い前
記ソース・ドレイン領域を形成する工程とを実施するも
のである。
【0008】上記構成により、島状に分離形成される半
導体層の特性が不安定な外周端部によるTFTの駆動特
性に対する影響を小さくすることにより、TFTのしき
い値電圧のずれを防止し、しきい値電圧再現性が良く、
誤動作の無い良好な駆動のTFTを得られることから、
液晶表示装置の画素電極基板への適用を可能とするもの
である。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
及び第2図を参照して説明する。図1は、液晶表示装置
(図示せず)の画素電極基板10上の画素電極(図示せ
ず)を駆動するnチャネルP−SiTFT11及び、画
素電極基板10上の駆動回路として用いられるpチャネ
ルP−SiTFT12を示す。nチャネルP−SiTF
T11は画素電極基板10上の画素領域に設けられ、p
チャネルP−SiTFT12は画素電極基板10上の額
縁領域に設けられる。nチャネルP−SiTFT11及
び、pチャネルP−SiTFT12は共にトップゲート
型であり、ガラスあるいは石英等からなる透明な絶縁基
板13上には、アンダーコート層14を介し島状にパタ
ーン形成された第1及び第2の半導体層16、17が形
成されている。
【0010】第1の半導体層16は、中央部にノンド一
ブのチャネル領域16a、チャネル領域16aに隣接し
てリン(P)イオンが低濃度にドーピングされた低不純
物濃度(以下LDDと略称する。)領域16b、16
c、更にLDD領域16b、16cに隣接してリン
(P)イオンが高濃度にドーピングされた低抵抗のソー
ス領域16d、ドレイン領域16eを有している。第2
の半導体層17は、中央部にノンド一ブのチャネル領域
17a、チャネル領域16aに隣接してボロン(B)イ
オンが高濃度にドーピングされた低抵抗のソース領域1
7b、ドレイン領域17cを有している。
【0011】そして第1及び第2の半導体層16、17
上には酸化シリコン膜(SiO2 )からなるゲート絶縁
膜18を介しモリブデン−タングステン合金(以下Mo
Wと略称する。)等からなる第1及び第2のゲート電極
20、21が各チャネル領域16a、17aに対応する
領域に形成され、更に酸化シリコン膜(SiO2 )から
なる層間絶縁膜22にて被覆されている。層間絶縁膜2
2及びゲート絶縁膜18にはコンタクトホール23が形
成され、このコンタクトホール23を介して、アルミニ
ウム(Al)からなり夫々ソース領域16d、17bに
接続される第1及び第2のソース電極24、26及び、
夫々ドレイン領域16e、17cに接続される第1及び
第2のドレイン電極27、28が形成されている。
【0012】次にnチャネルP−SiTFT11及び、
pチャネルP−SiTFT12の製造方法について述べ
る。図2(a)に示す様に、絶縁基板13上にアンダー
コート層14として窒化シリコン(SiNx)層14a
及ぴ酸化シリコン(SiO2)層14b更に非晶質シリ
コン(a−Si)層30の3層を、順次ブラズマCVD
(Chemical Vapour Depositi
on)法により350℃で夫々0.05μm、0.1μ
m、0.05μmの厚さに連続成膜する。次にa−Si
層30に水素(H)が多量に混入し、水素濃度がおよそ
latomic%以上の場合は、例えば500℃で5時間程度
のアニールにより脱水素を行い、次工程のELA(エキ
シマレーザアニール)による多結晶化の際に、水素によ
るアブレーションを防止する。但し水素の混入が少ない
場合は、脱水素工程を行わない。この後a−Si層30
に、波長308nm、エネルギー密度が300〜450
mJ/cm2 の線状のXeClエキシマレーザを照射し
て多結晶化し、P−Si層31とする。
【0013】次に図2(b)に示す様に、p−Si層3
1をフォトリソグラフィ技術によりフォトレジスト3
2、33をパターン形成し、このフォトレジスト32、
33をマスクにしてp−Si層31を島状にエッチング
加工し、第1及び第2の半導体層16、17とする。こ
のエッチング時、中性ラジカルを用いたマイクロ波ダウ
ンフローエッチングで、酸素ラジカルによってレジスト
32、33を後退させながらエッチングを行い、テーパ
ーエッチングにより第1及び第2の半導体層16、17
の周囲端部16t、17tにテーパーを形成する。
【0014】更に第1及び第2の半導体層16、17上
にフォトレジスト32、33を残したまま、アルゴン
(Ar)陽イオンを用い、ドーズ量1×1016/c
2 、加速電圧50kVで第1のイオン注入であるイオ
ンドーピングを行う。これによりフォトレジスト32、
33に覆われていない第1及び第2の半導体層16、1
7のテーパー状の周囲端部16t、17tにのみ選択的
にアルゴン(Ar)イオンが注入され、第1及び第2の
半導体層16、17の周囲端部16t、17tは、注入
ダメージによって非晶質化し、電流駆動能力低下領域を
形成する。
【0015】ここでイオンを注入すると周囲端部16
t、17tは上層部側から順に非晶質化していくが、ア
ルゴン(Ar)等質量の重いイオンを用いて、十分な高
濃度注入をすると、p−Si層は上から下まで膜厚方向
全域にわたって非晶質化させることができる。尚イオン
注入が十分で無く、p−Si層の下層部に結晶成分が残
っていると、それが結晶核となつて後の活性化アニール
工程で再ぴ再結晶化してしまうので注意が必要である。
但し再結晶化したとしても、再結晶された結晶粒径は小
さかったり、あるいは結晶欠陥を有していたりする。
【0016】この様なアルゴン(Ar)イオンの注入に
よって、第1及び第2の半導体層16、17の周囲端部
16t、17tの電流駆動能力は第1及び第2の半導体
層16、17の内部のチャネル領域16a、17aの電
流駆動能力に比し劣化しており、実効的にnチャネルP
−SiTFT11及び、pチャネルP−SiTFT12
の駆動特性への影響を低減出来る。
【0017】次に図2(c)に示す様に、第1及び第2
の半導体層16、17を覆うように気相成長法のーつと
して、例えば成膜ガスとしてテトラエトキシシランガス
(Si(OC2 5 )及び一酸化二窒素(N2 O)との
混合ガスを用いたブラズマCVD法により酸化シリコン
(SiO2 )を0.1μmの厚さに成膜し、ゲー卜絶縁
膜18とする。成膜ガスとしては、少なくともシリコン
(Si)と酸素(O)を含むものが用いられ、例えばシ
ラン(SiH4 ) やジシラン(Si2 6 )等も用いる
ことができ、また圧力を調整することにより酸素単体で
も用いることができる。
【0018】次に図2(d)に示す様に、スパッタリン
グ法によりモリブデン−タングステン合金(MoW合
金)を0.3μmの厚さに成膜し、フオトリソグラフィ
技術によりエッチング加工して第1及び第2のゲート電
極20、21を形成する。尚エッチング加工時に垂直エ
ッチングができるように例えば反応性イオンを用いた異
方性ドライエッチングを用いる。そして、第1及び第2
のゲート電極20、21をマスクとして第2のイオン注
入である例えばリン(P)イオンの低濃度ドーピングを
行う。ドーピングには、ドーピング装置の構成が簡単で
かつ大面積にイオンをド一ピングするのに適する事か
ら、ブラズマを立てることにより発生したイオンを加速
電極により加速させてドーピングを行うイオン注入法を
用い、ドーズ量2×1013/cm2 、加速電圧90kVで
行う。
【0019】次に図2(e)に示す様に、フオトリソグ
ラフィ技術によって、nチャネルP−SiTFT11を
形成する部分をレジスト36で保護し、第2のイオン注
入である例えばボロン(B)の高濃度ドーピングを行
い、第2の半導体層17にソース・ドレイン領域17
b、17cを形成する。ドーピングにはイオン注入法を
用い、ドーズ量2×1015/cm2 、加速電圧70kVで
行い、この後レジスト36を酸素ブラズマ等でアッシン
グにより除去する。
【0020】次に図2(f)に示す様に、フォトリソグ
ラフィ技術によつて、pチャネルP−SiTFT12を
形成する部分とnチャネルP−SiTFT11のLDD
領域16b、16cをレジスト37、38で保護し、第
2のイオン注入である例えばリン(P)の高濃度ドーピ
ングを行い、第1の半導体層16にソース・ドレイン領
域16d,16eを形成する。ドーピングにはイオン注
入法を用い、ドーズ量1×1015/cm2 、加速電圧70
kV程度で行い、この後レジスト37、38を酸素ブラ
ズマ等でアッシングにより除去する。
【0021】次に、ドーピングしたイオンを活性化させ
るために絶縁基板13を窒素(N)雰囲気中で500
℃、1時間のアニールを行う。尚他の方法としてELA
等を用いた光アニールによる活性化を行うことも可能で
ある。光アニールによる活性化は基板にかかる温度をよ
り低温とすることが可能なため、低コストのガラスを用
いることが可能と成る。尚このアニール時、アルゴン
(Ar)イオンの注入により非晶質化された半導体層周
囲端部16t、17tに結晶成分が残っていた場合は、
再結晶化されるが、その際の結晶粒径は、半導体層1
6、17内部の結晶粒径に比し小さく、又結晶欠陥を生
じている事から、電流駆動能力は劣化さされた状態を保
持する。この後、第1及び第2の半導体層16、17中
に存在するダングリングボンドを終端するためにプラズ
マCVD装置中で水素のブラズマ中に絶縁基板13をさ
らす、いわゆる水素化を行う。
【0022】次に図2(g)に示す様に、水素化と連続
してプラズマCVD装置中で、絶縁基板13全面に酸化
シリコン(SiO2 )からなる層間絶縁膜22成膜を成
膜する。この後、フオトリソグラフィ技術により層間絶
縁膜22及びゲート絶縁膜18(g)にコンタクトホー
ル23をエッチング形成する。
【0023】次に図2(h)に示す様に、スパッタリン
グ法によりアルミニウム(Al)を0.5μmの膜厚に
成膜後、フォトリソグラフィ技術により第1及び第2の
ソース電極24、26及び第1及び第2のドレイン電極
27、28をパターン形成する。この時第1及び第2の
ソース電極24、26及び第1及び第2のドレイン電極
27、28は、コンタクトホール23を介して夫々ソー
ス領域16d、17b及びドレイン領域16e、17c
に接続され所望のnチャネルP−SiTFT11及び、
pチャネルP−SiTFT12を得る事となる。
【0024】尚この様にして得られたnチャネルP−S
iTFT11及び、pチャネルP−SiTFT12を有
する画素電極基板10にあっては、nチャネルP−Si
TFT11及び、pチャネルP−SiTFT12のしき
い値電圧のを生じる事が無く、リーク電流の発生も防止
された。
【0025】この様に構成すれば、nチャネルP−Si
TFT11及び、pチャネルP−SiTFT12のしき
い値電圧に影響を与える第1及び第2の半導体層周囲端
部16t、17tにアルゴン(Ar)イオンをドーピン
グし非晶質化して、島状の第1及び第2の半導体層周囲
端部16t、17tの電流駆動能力を劣化させる事によ
り、第1及び第2の半導体層周囲端部16t、17tが
nチャネルP−SiTFT11及び、pチャネルP−S
iTFT12の駆動特性に及ぼす影響を低減出来、nチ
ャネルP−SiTFT11及び、pチャネルP−SiT
FT12のしきい値がずれる事無く、良好なしきい値再
現性を得られ、このようなnチャネルP−SiTFT1
1及び、pチャネルP−SiTFT12を用いる事によ
り、駆動回路一体型の液晶表示装置の画素電極基板を良
好に駆動出来る。
【0026】尚本発明は上記実施の形態に限られるもの
でなく、その趣旨を変えない範囲での変更は可能であっ
て、半導体層の外周領域の電流駆動能力を低減するため
に注入するイオンはアルゴン(Ar)陽イオンで無く、
シリコン(Si)陽イオン、酸素(O)陽イオン、ネオ
ン(Ne)陽イオン、窒素(N)陽イオン等でも良い。
シリコン(Si)陽イオンを用いる場合には、シラン
(SiH4 )のプラズマ励起で生成させた(SiHx)
イオン(x≦4)、四フッ化ケイ素(SiF4 )のブラ
ズマ励起で生成させた(SiFx)イオン(x≦4)な
どが有効である。酸素(O)陽イオンには酸素ガス(O
2 )、窒素(N)陽イオンには窒素ガス(N2 )ガスの
ブラズマ励起を用いる。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、島
状に分離形成される半導体層の外周端部の電流駆動能力
を低減して外周端部がTFTのしきい値電圧に与える影
響を低減することにより、TFTのしきい値電圧の再現
性を向上し、安定した駆動特性を有するTFTを得るも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態のnチャネルP−SiTF
T及びpチャネルP−SiTFTを示す概略断面図であ
る。
【図2】本発明の実施の形態のnチャネルP−SiTF
T及びpチャネルP−SiTFTの製造方法を示し、
(a)はそのP−Si層形成時、(b)はその半導体層
周囲端部へのイオンドーピング時、(c)はそのゲート
絶縁膜の形成時、(d)はそのゲート電極をマスクとし
たイオンドーピング時、(e)はその第2の半導体層の
ソース領域、ドレイン領域形成時、(f)はその第1の
半導体層のソース領域、ドレイン領域形成時、(g)は
その層間絶縁膜形成時、(h)はそのソース・ドレイン
電極形成時を示す概略説明図である。
【符号の説明】
10…画素電極基板 11…nチャネルP−SiTFT 12…pチャネルP−SiTFT 13…絶縁基板 16…第1の半導体層 16a…チャネル領域 16b、16c…LDD領域 16d…ソース領域 16e…ドレイン領域 16t…周囲端部 17…第2の半導体層 17a…チャネル領域 17b…ソース領域 17c…ドレイン領域 17t…周囲端部 18…ゲート絶縁膜 20…第1のゲート電極 21…第2のゲート電極

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁性基板上に島状に分離形成されチャ
    ネル領域を挟みソース・ドレイン領域が形成されるシリ
    コン(Si)を主成分とする半導体層を有する薄膜トラ
    ンジスタ装置において、前記半導体層の外周領域の電流
    駆動能力が、前記半導体層の内部領域の電流駆動能力に
    比し低いことを特徴とする薄膜トランジスタ装置。
  2. 【請求項2】 半導体層の外周領域の結晶欠陥密度が、
    前記半導体層の内部領域の結晶欠陥密度に比し多いこと
    を特徴とする請求項1に記載の薄膜トランジスタ装置。
  3. 【請求項3】 半導体層の外周領域の非晶質成分が、前
    記半導体層の内部領域の非晶質成分に比し多いことを特
    徴とする請求項1に記載の薄膜トランジスタ装置。
  4. 【請求項4】 半導体層の外周領域の結晶粒径が、前記
    半導体層の内部領域の結晶粒径に比し小さいことを特徴
    とする請求項1に記載の薄膜トランジスタ装置。
  5. 【請求項5】 シリコン(Si)を主成分とする半導体
    層が、多結晶シリコンからなる事を特徴とする請求項1
    乃至請求項4のいずれかに記載の薄膜トランジスタ装
    置。
  6. 【請求項6】 絶縁性基板上に島状に分離形成されチャ
    ネル領域及びこのチャネル領域を挟みソース・ドレイン
    領域が形成されるシリコン(Si)を主成分とする半導
    体層を有する薄膜トランジスタ装置の製造方法におい
    て、 前記絶縁性基板上に前記半導体層を島状に形成する工程
    と、 前記半導体層の外周領域に第1のイオン注入を行う工程
    とを具備し、 前記外周領域の電流駆動能力を低下させる事を特徴とす
    る薄膜トランジスタ装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 絶縁性基板上に島状に分離形成されチャ
    ネル領域及びこのチャネル領域を挟みソース・ドレイン
    領域が形成されるシリコン(Si)を主成分とする半導
    体層を有する薄膜トランジスタ装置の製造方法におい
    て、 前記絶縁性基板上に前記半導体層を島状に形成する工程
    と、 前記半導体層の外周領域に第1のイオン注入を行い電流
    駆動能力低下領域を形成する工程と、 前記半導体層上方にゲート絶縁膜層を介しゲート電極を
    形成する工程と、 このゲート電極をマスクに前記半導体層に第2のイオン
    注入を行い前記ソース・ドレイン領域を形成する工程
    と、を具備する事を特徴とする薄膜トランジスタ装置の
    製造方法。
  8. 【請求項8】 シリコン(Si)を主成分とする半導体
    層が、多結晶シリコンからなる事を特徴とする請求項6
    又は請求項7のいずれかに記載の薄膜トランジスタ装置
    の製造方法。
  9. 【請求項9】 第1のイオン注入に、シリコン(S
    i)、アルゴン(Ar)、酸素(O)、ネオン(N
    e)、シリコン(Si)を主成分とした化合物の陽イオ
    ンを用いることを特徴とする請求項6乃至請求項8のい
    ずれかに記載の薄膜トランジスタの製造方法。
JP24147498A 1998-08-27 1998-08-27 薄膜トランジスタ装置及び薄膜トランジスタ装置の製造方法 Pending JP2000077665A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24147498A JP2000077665A (ja) 1998-08-27 1998-08-27 薄膜トランジスタ装置及び薄膜トランジスタ装置の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24147498A JP2000077665A (ja) 1998-08-27 1998-08-27 薄膜トランジスタ装置及び薄膜トランジスタ装置の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000077665A true JP2000077665A (ja) 2000-03-14

Family

ID=17074860

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24147498A Pending JP2000077665A (ja) 1998-08-27 1998-08-27 薄膜トランジスタ装置及び薄膜トランジスタ装置の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000077665A (ja)

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002184995A (ja) * 2000-12-12 2002-06-28 Toshiba Corp 半導体装置の製造方法
US7071504B2 (en) 2002-02-28 2006-07-04 Sharp Kabushiki Kaisha Thin film transistor device and method of manufacturing the same
US7268367B2 (en) 2004-08-06 2007-09-11 Au Optronicscorp. Thin film devices for flat panel displays and methods for forming the same
JP2007298947A (ja) * 2006-05-03 2007-11-15 Lg Phillips Lcd Co Ltd 液晶表示装置及びその製造方法
JP2008028117A (ja) * 2006-07-20 2008-02-07 Mitsubishi Electric Corp 薄膜トランジスタ基板、及びその製造方法
US7709841B2 (en) 2005-08-10 2010-05-04 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Thin film transistor having an island like semiconductor layer on an insulator
US8338240B2 (en) 2010-10-01 2012-12-25 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Method for manufacturing transistor
JP2013123044A (ja) * 2011-11-09 2013-06-20 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 半導体装置
JP2013250568A (ja) * 2000-07-31 2013-12-12 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 半導体装置の作製方法
US8704230B2 (en) 2010-08-26 2014-04-22 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device and manufacturing method thereof
US8829522B2 (en) 2009-12-21 2014-09-09 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Thin film transistor
US9230826B2 (en) 2010-08-26 2016-01-05 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Etching method using mixed gas and method for manufacturing semiconductor device

Cited By (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013250568A (ja) * 2000-07-31 2013-12-12 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 半導体装置の作製方法
JP2002184995A (ja) * 2000-12-12 2002-06-28 Toshiba Corp 半導体装置の製造方法
US7071504B2 (en) 2002-02-28 2006-07-04 Sharp Kabushiki Kaisha Thin film transistor device and method of manufacturing the same
KR100775233B1 (ko) * 2002-02-28 2007-11-12 샤프 가부시키가이샤 박막 트랜지스터 장치 및 그 제조 방법
US7312483B2 (en) 2002-02-28 2007-12-25 Sharp Kabushiki Kaisha Thin film transistor device and method of manufacturing the same
US7268367B2 (en) 2004-08-06 2007-09-11 Au Optronicscorp. Thin film devices for flat panel displays and methods for forming the same
US7851282B2 (en) 2004-08-06 2010-12-14 Au Optronics Corp. Method for forming thin film devices for flat panel displays
US7696029B2 (en) 2004-08-06 2010-04-13 Au Optronics Corp. Method for forming thin film devices for flat panel displays
US7709841B2 (en) 2005-08-10 2010-05-04 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Thin film transistor having an island like semiconductor layer on an insulator
JP2007298947A (ja) * 2006-05-03 2007-11-15 Lg Phillips Lcd Co Ltd 液晶表示装置及びその製造方法
US7927931B2 (en) 2006-05-03 2011-04-19 Lg Display Co., Ltd. Liquid crystal display device and fabricating method thereof
US7473972B2 (en) 2006-07-20 2009-01-06 Mitsubishi Electric Corporation Thin film transistor substrate and method for manufacturing the same
JP2008028117A (ja) * 2006-07-20 2008-02-07 Mitsubishi Electric Corp 薄膜トランジスタ基板、及びその製造方法
US8829522B2 (en) 2009-12-21 2014-09-09 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Thin film transistor
US8704230B2 (en) 2010-08-26 2014-04-22 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device and manufacturing method thereof
US9230826B2 (en) 2010-08-26 2016-01-05 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Etching method using mixed gas and method for manufacturing semiconductor device
US9257561B2 (en) 2010-08-26 2016-02-09 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device and manufacturing method thereof
US8338240B2 (en) 2010-10-01 2012-12-25 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Method for manufacturing transistor
JP2013123044A (ja) * 2011-11-09 2013-06-20 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 半導体装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6492213B1 (en) Semiconductor device, thin film transistor and method for producing the same, and liquid crystal display apparatus and method for producing the same
US6627487B2 (en) Semiconductor device and manufacturing method thereof
US5712495A (en) Semiconductor device including active matrix circuit
KR100292922B1 (ko) 박막트랜지스터,박막트랜지스터의제조방법및액정표시장치
JPH0758339A (ja) 半導体装置およびその作製方法
KR19980016968A (ko) 셀프얼라인 박막트랜지스터 제조방법
JP2001028448A (ja) 薄膜トランジスタの作製方法
JP2000077665A (ja) 薄膜トランジスタ装置及び薄膜トランジスタ装置の製造方法
US6562667B1 (en) TFT for LCD device and fabrication method thereof
JPH11307777A (ja) トップゲート型薄膜トランジスタ及びその製造方法
JPH0738110A (ja) 半導体装置の製造方法
JP3266861B2 (ja) アクティブマトリクス装置
JP4304374B2 (ja) トップゲート型薄膜トランジスタ
JPH06169086A (ja) 多結晶シリコン薄膜トランジスタ
JP3599513B2 (ja) 薄膜トランジスタの製造方法
JPH07263704A (ja) 薄膜トランジスタおよびその製造方法
JP4197270B2 (ja) 半導体集積回路の作製方法
JPH07193252A (ja) 薄膜トランジスタ及びその製造方法
JP2001036097A (ja) 半導体装置
JP2002190606A (ja) トップゲート型薄膜トランジスタの製造方法
KR0166910B1 (ko) 액정표시소자용 박막트랜지스터 제조방법
JP3393834B2 (ja) 半導体装置の作製方法
JP4249512B2 (ja) 絶縁ゲイト型半導体装置
JPH10144926A (ja) 薄膜トランジスタおよびその製造方法
JPS63158875A (ja) 薄膜トランジスタの製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050808

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20050908

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20070510

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070919

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070925

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080205