JPH0652710U - コンパクト容器 - Google Patents

コンパクト容器

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JPH0652710U
JPH0652710U JP089173U JP8917392U JPH0652710U JP H0652710 U JPH0652710 U JP H0652710U JP 089173 U JP089173 U JP 089173U JP 8917392 U JP8917392 U JP 8917392U JP H0652710 U JPH0652710 U JP H0652710U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dish frame
elastic body
container body
peripheral wall
container
Prior art date
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Pending
Application number
JP089173U
Other languages
English (en)
Inventor
一郎 鬼沢
Original Assignee
吉田工業株式会社
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Publication of JPH0652710U publication Critical patent/JPH0652710U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 容器本体から皿枠に加わるあらゆる方向の衝
撃力を効果的に吸収して、皿枠に充填された化粧料が割
れたり砕けたりするのを防止する。 【構成】 容器本体12の内側と皿枠16の外側との間
に適宜間隙を設ける。容器本体12の周壁12a内周に
係止突起32を突設する。皿枠16の周壁16a外周
に、係止突起32に対向して溝34を形成する。容器本
体12の周壁12aと皿枠16の周壁16aとの間にリ
ング状の弾性体38を介在する。弾性体38の基端部3
8aに形成した取付凹部40を係止突起32に嵌着す
る。弾性体38の先端部38bに形成した二股状分岐部
42の各先端部を拡開し、皿枠16に形成した溝34の
底部両隅部に係合する。弾性体38を介して皿枠16を
容器本体12にフローティング支持した際、皿枠16と
容器本体12の周壁12aおよび底部12bとの間、お
よび蓋14の内面との間に、それぞれ必要な間隙を形成
する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、化粧料を収納するコンパクト容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のコンパクト容器は、容器本体内に、化粧料を固形状に固めて充填した皿 枠を収納し、この容器本体を開閉可能に蓋で密閉することにより携帯可能となっ ている。ところで、前記皿枠を容器本体内に強固に嵌合した場合、コンパクト容 器を落とす等して衝撃が加わった際に、この衝撃が皿枠に直接加わり、化粧料が 割れたり砕けたりしてしまうという問題があった。
【0003】 このため、従来では例えば実開平2−71411号公報(A45D 33/ 00),実開平2−98811号公報(A45D 33/00)および実開 平4−3619号公報(A45D 40/26)に開示されたように、容器本体 と皿枠との間にリング状または筒状の弾性体(緩衝体)を介在させて、容器本体 に加わった衝撃を緩衝するようにしたものが提案されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、かかる従来のコンパクト容器にあっては、実開平2−714 11号公報では容器本体の内周と皿枠の外周との間に弾性体を介在させた場合に も、容器本体と皿枠の底部とが互いに当接して構成され、また、実開平2−9 8811号公報では弾性体がブロック体として形成されて、そのばね定数が著し く大きく構成され、更に、実開平4−3619号公報では弾性体の上部に皿枠 を吊着して構成される。このため、では互いに当接された容器本体から皿枠に 直接衝撃が加わり、また、では弾性体のばね定数が大きいため、衝撃吸収力が 低く、更に、では皿枠が弾性体の上部に吊着されるため、上方からの衝撃吸収 能力が著しく低い。このため、いずれの提案にあっても若干の改善は見られるも のの、コンパクト容器を落とした場合に、皿枠にはやはり大きな衝撃力が加わり 、化粧料が割れたり砕けたりしてしまうという課題があった。
【0005】 そこで、本考案はかかる従来の課題に鑑みて、容器本体から皿枠に加わるあら ゆる方向の衝撃力を効果的に吸収することにより、皿枠に充填された化粧料が割 れたり砕けたりするのを防止できるようにしたコンパクト容器を提供することを 目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するために本考案は、容器本体の内側に化粧料が充填された 皿枠を収納するようになったコンパクト容器において、容器本体の周壁内周と皿 枠の周壁外周との間に、係止突起及びこの係止突起に対向させて係合部を形成す る一方、前記係止突起に弾性体を嵌着すると共に、この弾性体の先端部を二股状 に分岐し、この分岐した弾性体の先端部を前記係合部に係合させることにより、 この弾性体を介して皿枠を容器本体にフローティング支持することにより構成す る。
【0007】 また、前記係合部を、弾性体の二股状先端部を嵌合する溝部として構成するこ とが望ましい。
【0008】 更に、前記係合部を、弾性体の二股状先端部間に挟持される凸部として構成す ることが望ましい。
【0009】
【作用】
以上の構成により本考案のコンパクト容器にあっては、容器本体に対して皿枠 をフローティング支持する弾性体は、容器本体の周壁内周と皿枠の周壁外周との 間に形成した係止突起及び係合部間に配設され、かつ、その弾性体の先端部を二 股状に分岐して係合部に係合するようにしたので、皿枠は弾性体の二股状の分岐 部によって実質的に支持される。このとき、弾性体を二股状に分岐した部分は、 その曲げ方向,剪断方向および座屈方向いずれの方向に対してもばね定数として は低く設定できるため、容器本体から皿枠に加わるあらゆる方向の衝撃力を前記 二股状の分岐部によって効果的に吸収することができる。このため、容器本体に 加わる衝撃力によって皿枠に充填した化粧料が割れたり砕けたりするのを防止す ることができる。
【0010】
【実施例】
以下、本考案の実施例を添付図面を参照して詳細に説明する。図1,図2は本 考案にかかるコンパクト容器の第1実施例を示し、即ち、本実施例のコンパクト 容器10は、図1に示したように周壁12aおよび底部12bからなる容器本体 12と、この容器本体12の上端開口部を開閉可能に閉止する蓋14と、容器本 体12の内側に収納され、周壁16aおよび底部16bからなる皿枠16とを備 えて概略構成される。
【0011】 前記容器本体12の後端部から支持突起18を突設すると共に、前記蓋14の 後端部から下方に突出する支持突起20を形成し、これら支持突起18,20を 重合してピン22を貫通することにより、蝶番部24が形成される。前記容器本 体12の前端部に突起24を形成する一方、前記蓋14の前端部下側からフック 26を突設し、このフック26が突起24に係脱可能となっている。また、前記 蓋14の内面に形成された凹部28に化粧鏡30が設けられる。
【0012】 ここで本実施例では前記容器本体12の内側と前記皿枠16の外側との間に適 宜間隙を設け、容器本体12の周壁12a内周に係止突起32を突設すると共に 、前記皿枠16の周壁16a外周の前記係止突起32に対向する位置に、周壁1 6aを凹設して係合部としての溝34を形成する。尚、前記係止突起32は前記 周壁12aの全周に亘って形成すると共に、前記溝34も周壁16aの全周に亘 って形成される。
【0013】 一方、前記容器本体12の周壁12aと前記皿枠16の周壁16aとの間に、 ゴム等によって形成されるリング状の弾性体38を介在し、この弾性体38によ って皿枠16が容器本体12に取り付けられる。弾性体38の基端部38aには 周方向に連続する取付凹部40が形成され、この凹部40が前記係止突起32に 嵌着される。また、前記弾性体38の先端部38bには二股状の分岐部42が形 成され、この分岐部42の各先端部を拡開して皿枠16に形成された前記溝34 の底部両隅部に係合される。そして、このように前記分岐部42が溝34に係合 されることにより、前記皿枠16は前記弾性体38を介して容器本体12にフロ ーティング支持される。
【0014】 尚、前記皿枠16がフローティング支持された際、皿枠16と容器本体12の 周壁12aおよび底部12bとの間は勿論のこと、蓋14の内面との間にそれぞ れ必要な間隙が形成される。また、前記皿枠16の上端周縁に形成された鍔部1 6cの上端面と容器本体12の上端面とは略面一となるように配置される。更に 、図示は省略したが前記皿枠16の内部に固形状に固められた化粧料が充填され る。
【0015】 以上の構成により本実施例のコンパクト容器10にあっては、弾性体38の基 端部38aが、容器本体12の周壁12a内周に突設した係止突起32に固定さ れると共に、弾性体38の先端部38bが皿枠16に形成された溝34に係合さ れることにより、皿枠16が容器本体12にフローティング支持される。このと き、前記弾性体38の先端部38bには、二股状の分岐部42が形成されており 、この分岐部42によって曲げ方向,剪断方向および座屈方向いずれの方向に対 してもばね定数としては低く設定される。このため、容器本体12から皿枠38 に加わるあらゆる方向の衝撃力を前記分岐部42によって効果的に吸収すること ができる。そして、コンパクト容器10を落とす等して容器本体12のいかなる 部分に衝撃力が加わった場合にあっても、皿枠38と容器本体12および蓋14 との間に間隙が形成されて、且つこの衝撃力を前記弾性体38の分岐部42が確 実に吸収して、皿枠16に充填された化粧料が割れたり砕けたりするのを防止す ることができる。
【0016】 図3は本考案の第2実施例を示し、前記実施例と同一構成部分に同一符号を付 して重複する説明を省略して述べる。即ち、この実施例では弾性体38の分岐部 42を係合する溝50を、皿枠16の上端部に形成した鍔部16cと、この鍔部 16cの下方に所定間隔をもって周壁16aから突設するリブ52とによって形 成してある。また、前記リブ52は周方向に間欠的に形成されると共に、弾性体 38もこのリブ52に対応させて間欠的に配設される。
【0017】 従って、この実施例にあっても前記実施例と同様の機能を発揮して、容器本体 12に加わるあらゆる方向の衝撃力を弾性体38の分岐部42で効果的に吸収で きることは勿論のこと、リブ52及び弾性体38が間欠的であるために、クッシ ョン効果をより適切に発揮させることができ、衝撃吸収能力を向上させることが できる。
【0018】 図4は本考案の第3実施例を示し、前記各実施例と同一構成部分に同一符号を 付して重複する説明を省略して述べる。即ち、この実施例では弾性体38の先端 部に形成した分岐部42の各先端部を互いに離れる方向に湾曲させ、それぞれ湾 曲した先端部を溝34(または50)の底部および両側に当接させて係合してあ る。従って、この実施例にあっても前記第1,第2実施例と同様の機能を発揮す ることができる。
【0019】 図5は本考案の第4実施例を示し、前記各実施例と同一構成部分に同一符号を 付して重複する説明を省略して述べる。即ち、この実施例では皿枠16の周壁1 6a外周から周方向に連続する凸部60を形成すると共に、分岐部42の各先端 部を互いに対向する方向に湾曲させ、その湾曲させた分岐部42間で前記凸部6 0を挟持するようになっている。従って、この実施例にあっても弾性体38の分 岐部42で皿枠16をフローティング支持することができ、容器本体12に加わ ったあらゆる方向の衝撃力を効果的に吸収することができる。
【0020】 図6は本考案の第5実施例を示し、前記各実施例と同一構成部分に同一符号を 付して重複する説明を省略して述べる。即ち、この実施例では前記第1実施例に 示した弾性体38の固定部分を容器本体12と皿枠16とで逆にしたもので、弾 性体38を固定するための係止突起32を皿枠16の周壁16a外周に形成する と共に、弾性体38の分岐部42を係合するための溝34を容器本体12の周壁 12a内周に形成してある。従って、この実施例では弾性体38の分岐部42が 容器本体12側に係合されて皿枠16をフローティング支持することになるが、 この実施例にあっても前記各実施例と同様に小さなばね定数をもってあらゆる方 向の衝撃力を吸収することができる。
【0021】 尚、図示は省略したが前記第2実施例から第4実施例に示した弾性体38の固 定部分を、容器本体12と皿枠16とで逆にしたものにあっても同様の機能を発 揮できることは勿論である。
【0022】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案にかかるコンパクト容器にあっては、容器本体の 周壁内周と皿枠の周壁外周との間に、係止突起及びこの係止突起に対向させて係 合部を形成する一方、係止突起に弾性体を嵌着すると共に、この弾性体の先端部 を二股状に分岐し、この分岐した弾性体の先端部を係合部に係合させることによ り、この弾性体を介して皿枠を容器本体にフローティング支持するようにしたの で、弾性体の二股状の分岐部によって容器本体から皿枠に加わるあらゆる方向の 衝撃力を効果的に吸収することができる。このため、コンパクト容器を落とした 場合等に容器本体に加わる衝撃力によって、皿枠に充填した化粧料が割れたり砕 けたりするのを防止することができる。
【0023】 また、前記係合部を、弾性体の二股状先端部を嵌合する溝部として構成し、ま た、弾性体の二股状先端部間に挟持される凸部として構成することにより、この 係合部の構造を簡単にし、かつ、皿枠または容器本体を確実に保持することがで きるという各種優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかるコンパクト容器の第1実施例を
示す断面図である。
【図2】本考案の第1実施例を示す図1中A部分の拡大
断面図である。
【図3】本考案の第2実施例を示す図2に対応した断面
図である。
【図4】本考案の第3実施例を示す要部拡大断面図であ
る。
【図5】本考案の第4実施例を示す要部拡大断面図であ
る。
【図6】本考案の第5実施例を示す要部拡大断面図であ
る。
【符号の説明】
10 コンパクト容器 12 容器本体 12a 周壁 16 皿枠 16a 周壁 24 蝶番部 26 フック 32 係止突起 34 溝(係合部) 38 弾性体 38a 基端部 38b 先端部 50 溝(係合部) 60 凸部

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器本体の内側に化粧料が充填された皿
    枠を収納するようになったコンパクト容器において、 容器本体の周壁内周と皿枠の周壁外周との間に、係止突
    起及びこの係止突起に対向させて係合部を形成する一
    方、前記係止突起に弾性体を嵌着すると共に、この弾性
    体の先端部を二股状に分岐し、この分岐した弾性体の先
    端部を前記係合部に係合させることにより、この弾性体
    を介して皿枠を容器本体にフローティング支持したこと
    を特徴とするコンパクト容器。
  2. 【請求項2】 前記係合部は、弾性体の二股状先端部を
    嵌合する溝部であることを特徴とする請求項1に記載の
    コンパクト容器。
  3. 【請求項3】 前記係合部は、弾性体の二股状先端部間
    に挟持される凸部であることを特徴とする請求項1に記
    載のコンパクト容器。
JP089173U 1992-12-28 1992-12-28 コンパクト容器 Pending JPH0652710U (ja)

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JP089173U JPH0652710U (ja) 1992-12-28 1992-12-28 コンパクト容器

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ID=13963397

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011160863A (ja) * 2010-02-05 2011-08-25 Pola Chemical Industries Inc 化粧料容器

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0159511B2 (ja) * 1981-07-16 1989-12-18 Sanyo Electric Co

Patent Citations (1)

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