JPH065215U - チップ圧電振動子 - Google Patents
チップ圧電振動子Info
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- JPH065215U JPH065215U JP4901292U JP4901292U JPH065215U JP H065215 U JPH065215 U JP H065215U JP 4901292 U JP4901292 U JP 4901292U JP 4901292 U JP4901292 U JP 4901292U JP H065215 U JPH065215 U JP H065215U
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- electrode
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 チップ圧電振動子を実装基板に装着した後、
チップ圧電振動子の側面の外部電極部が剥離するのを防
ぐようにしたチップ圧電振動子を提供することを目的と
する。 【構成】 圧電性のセラミックスからなる圧電基板に、
振動電極を設けて圧電素子を構成し、該圧電素子の振動
電極の部分に振動空間を形成して保護部材で封止し、上
記振動電極に導通させて外部電極を設けてなるチップ圧
電振動子において、該チップ圧電振動子の上下面の外形
寸法を異ならせて実装基板に接する下面の寸法を小さく
して、側面を傾斜させたことを特徴とする。
チップ圧電振動子の側面の外部電極部が剥離するのを防
ぐようにしたチップ圧電振動子を提供することを目的と
する。 【構成】 圧電性のセラミックスからなる圧電基板に、
振動電極を設けて圧電素子を構成し、該圧電素子の振動
電極の部分に振動空間を形成して保護部材で封止し、上
記振動電極に導通させて外部電極を設けてなるチップ圧
電振動子において、該チップ圧電振動子の上下面の外形
寸法を異ならせて実装基板に接する下面の寸法を小さく
して、側面を傾斜させたことを特徴とする。
Description
【0001】
本考案は、圧電基板に振動電極を設けて形成した圧電素子からなるチップ圧電 振動子に関し、特に、実装基板に取付ける際にこの実装基板の反りによる電極の 剥離を防ぐようにしたチップ圧電振動子に関する。
【0002】
従来より、圧電性のセラミックスからなる圧電基板を用いた、例えば、エネル ギー閉じ込め形厚み縦振動を利用したチップ圧電振動子の一例として、図7及び 図8に示すようなものが知られている。 このチップ圧電振動子26は、圧電基板30の上下の2主面に互いに対向した 振動電極31,31及びこれに導通して引出し電極32,32を設けて圧電素子 27を形成し、この圧電素子27の上下に振動電極31の部分に振動用の空洞を 形成するようにして、穴33を有する封止基板(保護部材)28を積層し、接着 して一体化し、引出し電極32に導通させて上面の端部から下面の端部に延ばし て外部電極29,29を設けて構成している。 上記圧電素子27は、矩形の圧電性のセラミックスからなる圧電基板30の上 下面の中央部に、この圧電基板30を挟んで対向した振動電極31,31を設け 、この各振動電極31に導通させて引出し電極32を、それぞれ反対側の対向す る辺に延ばして端面に沿って設けている。そして、チップ圧電振動子を、実装基 板に接着し、外部電極と実装基板の電極とを導通させている。
【0003】
従来の上記チップ圧電振動子26は、実装基板に取付けた後、図9に示すよう に、実装基板34が反ることがある。このとき、上記従来のチップ圧電振動子2 6では、側面の外部電極29の中間に、図10に示すように、剥離部35を生じ 、接続不良を起こすという問題点があった。
【0004】 本考案は、上記従来技術の有する問題点に鑑みてなされたものであり、側面の 外部電極部が剥離するのを防ぐようにしたチップ圧電振動子を提供することを目 的とする。
【0005】
本考案に係るチップ圧電振動子は、圧電性のセラミックスからなる圧電基板に 、振動電極を設けて圧電素子を構成し、該圧電素子の振動電極の部分に振動空間 を形成して保護部材で封止し、上記振動電極に導通させて外部電極を設けてなる チップ圧電振動子において、該チップ圧電振動子の上下面の外形寸法を異ならせ て実装基板に接する下面の寸法を小さくして、側面を傾斜させたことを特徴とす る。
【0006】
本考案は、圧電性のセラミックスからなる圧電基板に振動電極を設け、この各 振動電極に導通させて引出し電極を設けて圧電素子を構成する。この圧電素子の 振動電極の部分に振動用の空間を接着剤の層等により形成して保護部材を圧電素 子の上下の両外側に積層して接着し、圧電素子を封止して一体化し保護する。振 動電極に導通させて上面の端部から下面の端部に延ばして外部電極を設ける。上 記保護部材の上下面の外形寸法を異ならせており、一体化してチップ圧電振動子 を構成した際、その外形寸法を実装基板に接する下面の寸法を小さくして、側面 を傾斜させている。 チップ圧電振動子を実装基板に接着したあと、実装基板が反っても、チップ圧 電振動子の実装基板に接する下面の寸法を小さくして、側面を傾斜させているの で、外部電極にかかる応力を緩和し、外部電極が剥離するのを防げる。
【0007】
以下、エネルギー閉じ込め形厚み縦振動を利用したチップ圧電振動子を例にし て、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 図1及び図2は、本考案に係るチップ圧電振動子の第1実施例を説明するため の図である。 本考案に係るチップ圧電振動子1は、上下面の外形寸法を異ならせて実装基板 に接する下面の寸法を小さくして側面を傾斜させるように、圧電素子2の上下面 に、圧電素子2を挟んで振動電極7の部分に振動空間を形成して、封止基板(保 護部材)3を積層して接着し、圧電素子を封止して一体化し、振動電極7に導通 させて上面4aの端部から側面を経て下面4bの端部に延ばして外部電極5,5 を設けて構成している。
【0008】 この圧電素子2は、従来例と同様に、圧電基板6の上下の2主面に互いに対向 した振動電極7,7及びこれに導通して引出し電極8,8を設けて構成している 。振動電極7の部分の振動空間は、封止基板3の振動電極7に対向する部分に凹 部9を設け、この凹部9に振動電極7を収容して形成している。この振動空間は 、封止基板3を接着するための接着剤の厚みにより各振動電極7の部分に形成し てもよい。上面側の封止基板3、圧電素子2、下面側の封止基板3と下面側の寸 法を順次小さくして側面を傾斜させ、積層して一体化した際、チップ圧電振動子 1の外形の上下面4a,4bの縦と横方向の寸法をそれぞれA,aおよびB,b としたとき、A>a,B>bと上面の寸法を大きくし、4つの側面が傾斜し、少 なくとも、外部電極5を設けた面を、水平の実装基板に対し鋭角をなすように傾 斜させている。
【0009】 本実施例のチップ圧電振動子1は、上記のようにその外形を、実装基板に接す る下面側を小さくして、4つの側面を傾斜させて側面の面積を大きくし、外部電 極5を設けた面を実装基板面に対して鋭角をなすように傾斜させているので、図 示していない実装基板に接着した後に、実装基板が変形しても、このチップ圧電 振動子1の側面の外部電極への応力を小さくするので外部電極が剥離するのを防 げる。
【0010】 図3及び図4は、本考案に係るチップ圧電振動子の第2実施例を説明するため の図である。 本実施例に係るチップ圧電振動子10は、上下面の寸法を異ならせて実装基板 側の下面の寸法を小さく形成することにより側面を傾斜させたケース(封止部材 )11に、上記実施例と同様の圧電素子2を振動電極7の部分に振動空間を形成 して装着して接着し、蓋12を接着してケース11内に圧電素子2を封止し、ケ ース11の内部電極15と引出し電極8と導通させ、さらに内部電極15に導通 させて外部電極13を設けて、構成している。
【0011】 上記のケース11は、上側の開口側と下側の底側との外形寸法を異ならせ、上 側を大きな縦横寸法とし、下側を小さい縦横寸法とし、圧電素子2を載置する段 部14,14を両端に有し、この段部14から上縁の端部に延ばして内部電極1 5,15を設けている。 そして、圧電素子2をケース17の段部14,14間に載置し、導電接着剤又 ははんだ付け等により引出し電極8と内部電極15を導通させ、蓋12を接着し てケース11内に圧電素子2を封止し、内部電極15に外部電極13を導通させ ている。 この実施例のチップ圧電振動子10も、上記チップ圧電振動子1と同様、その 外形を、実装基板側の下面側を小さくして、側面を傾斜させて側面の面積を大き くし、外部電極13を設けた面を全体として傾斜させているので、図示していな い実装基板に接着した後に、実装基板が変形しても、このチップ圧電振動子1の 側面の外部電極13が剥離するのを防ぐことができる。
【0012】 図5は、本考案に係るチップ圧電振動子の第3実施例を説明するための断面図 である。 本実施例のチップ圧電振動子16は、上下面の寸法を異ならせて実装基板側の 下面の寸法を小さく形成することにより、側面を傾斜させた底基板17に上記実 施例と同様の圧電素子2を、振動電極7の部分に振動空間を形成して、装着して 接着し、箱状のケース蓋(封止部材)18を接着してケース蓋18内に圧電素子 2を封止し、振動電極7に導通させて外部電極19を設けて、構成している。
【0013】 上記の底基板17には、両端部に内部電極20を設けている。ケース蓋18は 、下側の開口側と上側の天井側との外形寸法を異ならせ、上側を大きな縦横寸法 とし、下側を小さい縦横寸法とし、外部電極19を設けた面を実装基板に対面す るように傾斜させている。 そして、圧電素子2を底基板17に、その内部電極20に引出し電極8を導通 させるともに、振動電極7の下面に振動空間を形成するように導電接着剤21, 21を介して、接着する。さらに、ケース蓋18を圧電素子2を覆って底基板1 7に接着し、圧電素子2をケース蓋18内に密封する。 このチップ圧電振動子15も、上記実施例のチップ圧電振動子と同様に、外部 電極19,19の剥離を防ぐことができる。
【0014】 上記説明において、厚み縦振動の例で説明したが、本考案はこれに限られるも のでなく、チップ圧電振動子は、例えば、図6に示すような短冊状の圧電基板2 3の上下面に一部が対向する振動電極24と、これに接続して端部に延びた引出 し電極25を形成した圧電素子22からなる厚み滑り振動を利用するものであっ てもよいし、他の振動モードのものであってもよい。 その他、本考案は、上記実施例に限られるものではなく、他の電子部品にも適 用できる。要は、実装基板に外部電極を接着して導通させる電子部品にも適用可 能である。
【0015】
以上のように、本考案に係るチップ圧電振動子によれば、実装基板側の下面側 を小さくして、外部電極を設けた側面を傾斜させているので、側面の外部電極の 面積が大きくなっており、図示していない実装基板に接着した後、実装基板が変 形しても、このチップ圧電振動子の側面の外部電極が剥離するのを防ぐことがで きる。
【図1】本考案に係るチップ圧電振動子の第1実施例を
説明するための斜視図である。
説明するための斜視図である。
【図2】上記実施例を説明するための分解斜視図であ
る。
る。
【図3】本考案に係るチップ圧電振動子の第2実施例を
説明するための断面図である。
説明するための断面図である。
【図4】上記実施例を説明するための分解斜視図であ
る。
る。
【図5】本考案に係るチップ圧電振動子の第3実施例を
説明するための断面図である。
説明するための断面図である。
【図6】本考案に係るチップ圧電振動子の圧電素子の他
の実施例を説明するための斜視図である。
の実施例を説明するための斜視図である。
【図7】従来例の斜視図である。
【図8】上記従来例の分解斜視図である。
【図9】上記従来例の実装状態を説明する図である。
【図10】上記従来例の外部電極の剥離を説明する斜視
図である。
図である。
1 チップ圧電振動子 2 圧電素子 3 封止基板(保護部材) 4a 上面 4b 下面 5 外部電極 7 振動電極 8 引出し電極 10,16 チップ圧電振動子 11 ケース(保護部材) 18 ケース蓋(保護部材)
Claims (1)
- 【請求項1】 圧電性のセラミックスからなる圧電基板
に、振動電極を設けて圧電素子を構成し、該圧電素子の
振動電極の部分に振動空間を形成して保護部材で封止
し、上記振動電極に導通させて外部電極を設けてなるチ
ップ圧電振動子において、該チップ圧電振動子の上下面
の外形寸法を異ならせて実装基板に接する下面の寸法を
小さくして、側面を傾斜させたことを特徴とするチップ
圧電振動子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992049012U JP2598301Y2 (ja) | 1992-06-19 | 1992-06-19 | チップ圧電振動子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992049012U JP2598301Y2 (ja) | 1992-06-19 | 1992-06-19 | チップ圧電振動子 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH065215U true JPH065215U (ja) | 1994-01-21 |
JP2598301Y2 JP2598301Y2 (ja) | 1999-08-09 |
Family
ID=12819237
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992049012U Expired - Lifetime JP2598301Y2 (ja) | 1992-06-19 | 1992-06-19 | チップ圧電振動子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2598301Y2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013012656A (ja) * | 2011-06-30 | 2013-01-17 | Tdk Corp | 圧電素子 |
JP2014175853A (ja) * | 2013-03-08 | 2014-09-22 | Seiko Instruments Inc | パッケージ、圧電振動子、発振器、電子機器及び電波時計 |
JP2017212509A (ja) * | 2016-05-24 | 2017-11-30 | 日本電波工業株式会社 | 圧電デバイス |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61182284A (ja) * | 1985-02-08 | 1986-08-14 | Nec Corp | 電歪効果素子 |
JPH03249812A (ja) * | 1989-11-02 | 1991-11-07 | Murata Mfg Co Ltd | 電子部品 |
JP3120119U (ja) * | 2005-12-28 | 2006-03-23 | 株式会社エポック社 | スクラップブッキング用基板セット |
-
1992
- 1992-06-19 JP JP1992049012U patent/JP2598301Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2014175853A (ja) * | 2013-03-08 | 2014-09-22 | Seiko Instruments Inc | パッケージ、圧電振動子、発振器、電子機器及び電波時計 |
JP2017212509A (ja) * | 2016-05-24 | 2017-11-30 | 日本電波工業株式会社 | 圧電デバイス |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2598301Y2 (ja) | 1999-08-09 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
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