JPH1155060A - 圧電発振器 - Google Patents

圧電発振器

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JPH1155060A
JPH1155060A JP20555397A JP20555397A JPH1155060A JP H1155060 A JPH1155060 A JP H1155060A JP 20555397 A JP20555397 A JP 20555397A JP 20555397 A JP20555397 A JP 20555397A JP H1155060 A JPH1155060 A JP H1155060A
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JP
Japan
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piezoelectric vibrator
piezoelectric
cavity
conductive adhesive
insulating layer
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JP20555397A
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English (en)
Inventor
Hidefumi Hatanaka
英文 畠中
Akira Hisako
彰 日迫
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Kyocera Corp
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Kyocera Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 段差部に導電性接着剤を介して圧電振動体を
接合しても、導電性接着剤によって、圧電振動体と金属
製蓋体とが短絡することがなく、圧電振動体を安定した
気密封止でき、しかも、小型・低背化に対応できる圧電
発振器を提供する。 【解決手段】 対向しあう内壁に圧電振動体載置用の段
差部12a、12bを有する矩形状のキャビティー11
が形成された容器1に、矩形状の圧電振動体2の少なく
とも一方端部を導電性接着剤21を介して前記キャビテ
ィー11の段差部12aの上面に接合している圧電発振
器である。そして、前記少なくとも圧電振動体2の一方
の端部が載置される段差部12aは、その上面が前記キ
ャビティー11内部に向かって下方向に傾斜されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、容器のキャビティーの
段差部に圧電振動体を導電性接着剤でもって接合した圧
電発振器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、複数の絶縁層が積層してなる積層
構造の容器に、圧電振動体を導電性接着剤でもって接合
した圧電発振器としては、図6に示す構造となってい
た。
【0003】例えば、容器10は、平板状絶縁層1a、
第1のリング状絶縁層1b、第2のリング状絶縁層1c
を積層して構成されていた。これにより、容器1の表面
には、絶縁層1aを底面とし、絶縁層1b、1cの厚み
を深さとするキャビティー11が形成されている。そし
て、矩形状開口形状が小さい絶縁層1bは、矩形状開口
形状の大きい絶縁層1cから露出し、この露出部分が圧
電振動体2を載置接合する段差部17となっていた。
尚、段差部17は、少なくとも対向するキャビティー1
1の内壁に夫々形成されていた。
【0004】しかも、一方の段差部17、例えば17a
の表面には、圧電振動体2と電気的に接続を行う接続パ
ッド13が被着形成されている。
【0005】また、リング状絶縁層1aの開口周囲の表
面には、シームリング14をAgロウ付け15するため
の封止用導体膜16が被着形成されている。
【0006】このような構造の容器10のキャビティー
11内に、矩形状の水晶振動子などの圧電振動体2が収
容されている。例えば、圧電振動体2は、水晶基板の両
主面に振動電極が形成されており、一方端部に両主面か
ら延びる接続電極が延出している。
【0007】このような圧電振動体2は、その一方の端
部を接続パッド13が形成された段差部17a上に、そ
の他方の端部を段差部17b上に載置されている。そし
て、圧電振動体2の機械的な接合及び電気的に接続は、
圧電振動体2の接続電極が形成された一方端部で行われ
ている。具体的には、段差部17aの接続パッド13上
に導電性接着剤21を供給し、圧電振動体2を載置し、
必要に応じて、再度、圧電振動体1の一方の端部の表面
側にも導電性接着剤21を供給する。そして、安定した
接合を行うために、圧電振動体1を下面側に押しつけ、
前記導電性接着剤21を硬化されせる。この導電性接着
剤21としては、耐熱性を考慮して例えばポリイミド系
樹脂にAgなどの導電性フィラーを混合してものを用い
ている。
【0008】このようにして、容器10に圧電振動体2
を載置、接合した後、金属製蓋体3を、キャビティー1
1の開口を被覆するように、容器10の表面に形成した
シームリング14上に載置し、金属製蓋体3とシームリ
ング14との当接部分で、シーム溶接を行う。これによ
り、圧電振動体2が容器10と金属製蓋体3とで気密封
止された圧電発振器が完成する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、圧電発振器
は、実装される機器、例えば通信機器などの小型化に伴
い、小型、低背化が強く求められている。
【0010】上述の構造の圧電発振器においては、絶縁
層1a、金属製蓋体3の厚みは、圧電発振器全体の強度
を考慮して、薄型化には限界があり、小型・低背化には
充分に寄与できない。また、絶縁層1bの厚みは、実質
的に段差部17の高さに相当するものであり、これは、
圧電振動体2とキャビティー11の底面との間で振動空
間を形成するものである。さらに、絶縁層1cの厚み
は、圧電振動体2と金属製蓋体3の下面との間で振動空
間を形成するものである。
【0011】従って、小型・低背化においては、絶縁層
1b、絶縁層1bの厚みを減少させて、この圧電振動体
の両主面に形成されている振動空間の厚みを極小化する
ことが望ましい。
【0012】ところが、圧電発振器では、電子素子の部
品搭載効率を考慮して、キャビティー11の底面には、
圧電振動体2と電気的に接続する所定発振回路を形成す
ることがある。即ち、キャビティー11の底面に、所定
発振回路の一部を集積したICチップなどの電子部品
(図示せず)を搭載することがある。従って、圧電振動
体1の振動動作を安定的な動作とする振動空間に比較し
て、厚みの大きいICチップなどの電子部品に搭載する
ことになれば、絶縁層1bの厚み(段差部17の高さ)
を薄くするには、限界が生じる。
【0013】また、絶縁層1cの厚みを、圧電振動体2
の振動動作が行える振動空間を確保できるようにするた
め、例えば、0.1mmとすると、段差部17の接続パ
ッド13と圧電振動体2の接続電極とを電気的に接続す
る導電性接着剤21が、圧電振動体2を段差部17上に
載置・押圧した時、圧電振動体2の端面側からキャビテ
ィー11の内壁面に沿ってシームリング14上にまでは
み出してしまい、グランド電位のシームリング14(金
属製蓋体3)に短絡してしまったり、金属製蓋体3によ
る安定した気密封止ができないという問題点が発生して
しまう。
【0014】本発明は、上述の問題点に鑑みて案出され
たものであり、その目的は、段差部に導電性接着剤を介
して圧電振動体を接合しても、構造的に導電性接着剤
が、リング状の絶縁層上にまではみ出すことがなく、圧
電振動体と金属製蓋体とが短絡することがなく、圧電振
動体を安定した気密封止でき、しかも、小型・低背化に
対応できる圧電発振器を提供するものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、対向しあう内
壁に圧電振動体載置用の段差部を有する矩形状のキャビ
ティーが形成された容器内に、矩形状の圧電振動体の少
なくとも一方端部を導電性接着剤を介して前記キャビテ
ィーの段差部上面に固定して成る圧電発振器において、
前記圧電振動体の少なくとも一方の端部が固定される段
差部上面が、前記キャビティー内部に向かって下方向に
傾斜している圧電発振器である。
【0016】
【作用】本発明によれば、導電性接着剤を介して、圧電
振動体が配置される段差部上面が、内部に向かって下方
に傾斜している。従って、段差部上に導電性接着剤を載
置し、圧電振動体の端部を載置し、押しつけても、導電
性接着剤は、段差部の表面形状に沿って、即ち、キャビ
ティー内部側に下方向に向かってはみ出すだけであり、
キャビティーの内壁面に沿ってはみ出ることを有効に抑
制できる。
【0017】従って、キャビティーの内壁面に沿っては
み出る導電性接着剤によって発生していた、金属製蓋体
と圧電振動体との短絡を有効に防止でき、また、金属製
蓋体が安定した気密封止した状態で接合できなくなると
いうことが防止できる。
【0018】換言すれば、段差部から金属製蓋体が被着
される容器表面までの厚みを薄くできることになり、こ
れにより、小型・低背化の圧電発振器が可能となる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の圧電発振器を図面
に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明の圧電発振
器の外観斜視図であり、図2は、縦断面図である。尚、
図6と同一部分は同一符号を付して説明する。
【0020】図においては、1は容器であり、2は圧電
振動体、3は金属製蓋体である。
【0021】容器1は、セラミックから成り、例えば3
層の絶縁層1a〜1cから構成されていた。例えば、平
板状絶縁層1a、第1のリング状絶縁層1b、第2のリ
ング状絶縁層1cが積層されている。また、容器1に
は、表面が開口し、圧電振動体2を収容する矩形状のキ
ャビティー11が形成されている。このキャビティー1
1の対向する内壁には、圧電振動体2の端部が載置され
る段差部12a、12bが形成されている。
【0022】即ち、平板状の絶縁層1aは、キャビティ
ー11の底面を構成するものであり、第1のリング状絶
縁層1bは、キャビティー11の内壁面を構成するとと
もに、段差部12a、12bを構成するものであり、第
2のリング状絶縁層1cは、キャビティー11の内壁面
を構成するものである。
【0023】また、各絶縁層1a〜1cの層間には、所
定配線導体膜が形成されている。そして、この配線導体
膜の一部が、少なくとも一方の段差部12aの上面に延
出し、圧電振動体2と電気的に接続する接続パッド13
を構成している。
【0024】また、容器1のキャビティー11の開口に
は、封止用導体膜16が形成されており、同時に、金属
製蓋体3を溶接被着するためのシームリング14が配置
されている。このシームリング14は、封止用導体膜1
6上にAgロウ15などによって接合されている。この
ような構造の容器1のキャビティー11内に、矩形状の
水晶振動子などの圧電振動体2が収容されている。
【0025】また、容器1の外周部には、所定配線導体
膜を介して接続パッド13に接続する端子電極18、封
止用導体膜16に接続する端子電極18が形成されてい
る。
【0026】圧電振動体2は、矩形状の水晶振動体、圧
電単結晶、圧電セラミックからなる矩形状の振動体など
が例示でき、水晶基板や圧電基板の両主面に振動電極が
互いに対向するように形成されており、圧電振動体2の
少なくともその一方端部には、各々の振動電極に接続す
る接続電極が導出されている。
【0027】このような圧電振動体2は、その一方の端
部を接続パッド13が形成された段差部12a上に、そ
の他方の端部を段差部12b上に載置されている。具体
的には、段差部12aの上面の接続パッド13上に、ポ
リイミド系の導電性樹脂接着剤(以下、単に導電性接着
剤という)21を供給塗布する。次に接続電極が導出さ
れた圧電振動体2の一方の端部を段差部12a上に、他
方の端部を段差部12b上に載置する。次に、圧電振動
体2を下方に押圧し、この導電性接着剤21を硬化す
る。これにより、圧電振動体2は容器1のキャビティー
11内に機械的に接合されるとともに、圧電振動体2の
接続電極と段差部12aの接続電極13とが電気的に接
続する。尚、圧電振動体2の接続電極と段差部12aの
接続パッド13との接続を安定且つ確実とするために、
必要に応じて、圧電振動体2を段差部12a上に載置し
た後、再度、この圧電振動体2の一方端部に導電性接着
剤21を供給しても構わない。
【0028】この導電性接着剤21は、圧電発振器がプ
リント配線基板(図示せず)にリフロー接合しても、接
合状態が変動し、接着剤自身が変質しないように、耐熱
性のある、例えばポリイミド系なとの樹脂をベースとし
て接着剤が用いられる。
【0029】金属製蓋体3は、例えば鉄−ニッケル合金
などからなり、シームリング14の形状に応じた平面形
状となっている。尚、厚みは、例えば0.1mmであ
る。
【0030】このような金属製蓋体3は、圧電振動体2
が収納された容器1のキャビティー11の開口を気密封
止するものであり、キャビティー11内を所定雰囲気ガ
スにした後、シームリング14上に載置され、シーム溶
接によって強固且つ気密に封着される。
【0031】本発明で特徴的なことは、上述の少なくと
も圧電振動体2の接続電極が延出された端部が載置され
る段差部12aの上面が、キャビティー11の内部に向
かって下方向に傾斜するように形成されていることであ
る。
【0032】尚、圧電振動体2の接続電極が延出されて
いない端部が単に載置される側の段差部12bの上面
も、段差部12aと同様に、キャビティー11の内部に
向かって下方向に傾斜するように形成してもよい。
【0033】これによって、圧電振動体2の両端部を、
段差部12a、12b上に、平行に載置した場合、その
断面構造として、少なくとも圧電振動体2の下面と段差
部12aとの上面との間にキャビティー11の内部に向
かって開口した楔状間隙Zが形成されることになる。
【0034】この段差部12aの傾斜された上面は、楔
状間隙Zの開口の高さが約0.05mm〜0.1mm以
上とすることが望ましい。
【0035】このような構造の段差部12aの接続パッ
ド13上に導電性接着剤21を供給し、圧電振動体2の
一方端部を載置して、圧電振動体2を下方向に押しつけ
ても、圧電振動体2の一方端部の下面稜線部分が、段差
部12a上に当接するため、この押圧は途中で解消され
ることになる。圧電振動体2を下方向に押しつけること
によって、導電性接着剤21が圧電振動体2の外周には
み出でても、圧電振動体2の端面からはみ出す導電性接
着剤21を遮断してしまう。
【0036】しかも、圧電振動体2と段差部12aとの
間に、キャビティー11の内部側に向かって開口する楔
状間隙Zが形成されているため、導電性接着剤21楔状
間隙Zの空間部分に溜まり、また、この空間からはみ出
てた導電性接着剤21は、キャビティー11の内部側に
はみ出でることになる。
【0037】以上のように、圧電振動体2の端面側から
キャビティー11の内壁面に沿って開口側に這い上がる
導電性接着剤21の量を極端に減少させることができ
る。
【0038】ここで、段差部12aの上面の傾斜度合い
を、段差部12aの長手方向の長さ(段差部の突出量)
Lと、圧電振動体2の下面と段差部12aの傾斜した上
面とによって形成される楔状間隙Zの開口の高さHで表
すと、H/L値は、1/31/ 2 〜1(角度で30〜45
°)とすることが望ましい。即ち、H/L値が 1/3
1/2 未満では、傾斜度が小さく、楔状間隙の空間容積が
少なくいため、圧電振動体2の端面側から開口側に這い
上がる導電性接着剤21を抑制することができず、這い
上がった導電性接着剤21と金属製蓋体3との接触によ
る圧電振動体2と金属製蓋体3との短絡、シームリング
14と金属製蓋体3との溶接の阻害をあたえてしまう。
【0039】また、即ち、H/L値が1を越える場合で
は、傾斜角度が大きすぎ、段差部12a上に供給した導
電性接着剤21が安定的に維持できず、圧電振動体2の
接続電極と、段差部12aの接続パッド13との接続不
良が発生してしまう。
【0040】尚、上述の説明は、段差部12aの構造を
中心に説明したが、例えば、段差部12aの傾斜した面
を、絶縁層1cと接合する面にまで延長させたり、ま
た、絶縁層1c側の接合する面部分に傾斜した切り込み
部11bを形成し、図2に示すように、段差部12aの
上面と絶縁層1cとの接合面との部分に、楔状の凹み部
Yを形成してもよい。この楔状の凹み部Yにより、圧電
振動体2を段差部12aに導電性接着剤21を介して接
合した時、キャビティー11の内壁面に沿ってキャビテ
ィー11の開口側に這い上がる導電性接着剤21を溜め
ることができるため、導電性接着剤21と金属製蓋体3
との接触による圧電振動体2と金属製蓋体3との短絡、
シームリング14と金属製蓋体3との不安定な溶接接合
を防止することができる。
【0041】次に、上述の構造を有する圧電発振器の容
器の形成方法を図3を用いて説明する。
【0042】容器1は、3つの絶縁層1a〜1cを成す
セラミックグリーンシートの積層前の状態(分解した状
態)の断面図である。
【0043】絶縁層1aとなるセラミックグリーンシー
ト10aは、上述したように、平面形状となっている。
また、第1のリング状の絶縁層1bとなるセラミックグ
リーンシート10bは、全体として平面形状であり、そ
の中心部に矩形状の開口が形成されている。そして、開
口の周囲、即ち、少なくとも段差部12aとなる部位に
は、開口の内部に向かって下方向に傾斜した傾斜面10
1bが形成されており、この傾斜面101bの上の一部
には、段差部12aとなる部分には、接続パッド13と
なる導体膜130が形成されている。尚、図では、矩形
状の互いに対向しあう一対の部位に傾斜面が形成されて
いる。また、また、第2のリング状の絶縁層1cとなる
セラミックグリーンシート10cは、全体として平面形
状であり、その中心部に、セラミックグリーンシート1
0bに形成した矩形状の開口に比較して大きな形状の矩
形状開口が形成されている。そして、開口の周囲の下面
には、開口の内部に向かって上方向に傾斜した傾斜面1
01cが形成されており、開口の周囲の上面には、封止
用導体膜16となる導体膜160が形成されている。
【0044】そして、このような3つのセラミックグリ
ーンシート10a〜10cを積層一体し、所定雰囲気で
焼成することによって容器1が形成される。
【0045】セラミックグリーンシート10bは、図4
(a)に示す導体膜130が形成された平板状のグリー
ンシートを、図4(b)に示すように傾斜面101bを
形成し、同時に開口を形成できる第1のパンチ金型4
で、平板状のグリーンシートの上面側から打ち抜きプレ
ス加工することによって形成される。
【0046】セラミックグリーンシート10cは、図5
に示すように、導体膜160が形成された平板状のグリ
ーンシートを、傾斜面101cを形成し、同時に開口を
形成できる第2のパンチ金型5で、平板状のグリーンシ
ートの下面側から打ち抜きプレス加工することによって
形成される。
【0047】尚、上述の説明では、グリーンシートの形
状は、1つの容器1のみを形成することを前提にした製
造方法であるが、複数の容器が抽出できる大型のグリー
ンシートを用いてもよい。
【0048】また、上述の説明では、絶縁層1a〜1c
の層間、又は絶縁層1cの表面やキャビティー11の底
面に形成する所定配線導体、容器の外表面の端子電極を
省略しているが、必要に応じて所定配線導体を形成して
もよい。また、絶縁層1cの表面やキャビティー11の
底面に所定配線導体を形成して、さらに各種電子部品を
搭載することも可能である。
【0049】
【発明の効果】以上のように、本発明では、圧電振動体
の接続電極を形成した一方端部を、導電性接着剤を介し
て接合する容器の段差部の上面が、キャビティー内部に
向かって下方向に傾斜するように形成されているため、
圧電振動体を接着した際ち、導電性接着剤が圧電振動体
の端面側からはみ出してキャビティー内壁に這い上が
り、キャビティー開口側に広がることがない。このた
め、圧電振動体と金属製蓋体との短絡が防止でき、しか
も、容器と金属製蓋体との気密封着を阻害することがな
い。
【0050】このことにより、圧電振動体を載置・接合
する段差部と容器の開口面との間の厚みを小さくするこ
とができるものであり、これにより、小型・低背化の圧
電発振器が達成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の圧電発振器の外観斜視図である。
【図2】本発明の圧電発振器の断面図である。
【図3】本発明の圧電発振器の容器の分解断面図であ
る。
【図4】(a)及び(b)は、容器を構成する第1のリ
ング状絶縁層を形成する工程を説明する断面図である。
【図5】容器を構成する第2のリング状絶縁層を形成す
る工程を説明する断面図である。
【図6】従来の圧電発振器の断面図である。
【符号の説明】
l・・・・容器 11・・・キャビティー 12(12a、12b)・・・段差部 13・・・接続パッド 2 ・・・圧電振動体 21・・・導電性接着剤

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対向しあう内壁に圧電振動体載置用の段
    差部を有する矩形状のキャビティーが形成された容器内
    に、矩形状の圧電振動体の少なくとも一方端部を導電性
    接着剤を介して前記キャビティーの段差部上面に固定し
    て成る圧電発振器において、 前記圧電振動体の少なくとも一方の端部が固定される段
    差部上面が、前記キャビティー内部に向かって下方向に
    傾斜していることを特徴とする圧電発振器。
JP20555397A 1997-07-31 1997-07-31 圧電発振器 Pending JPH1155060A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009038399A (ja) * 2008-11-05 2009-02-19 Ngk Spark Plug Co Ltd セラミックパッケージ
CN102185580A (zh) * 2010-01-18 2011-09-14 精工爱普生株式会社 电子装置、基板的制造方法以及电子装置的制造方法
JP2012191446A (ja) * 2011-03-10 2012-10-04 Seiko Instruments Inc 電子デバイス及び電子デバイスの製造方法

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