JP3259603B2 - 圧電共振部品 - Google Patents

圧電共振部品

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JP3259603B2 JP17324195A JP17324195A JP3259603B2 JP 3259603 B2 JP3259603 B2 JP 3259603B2 JP 17324195 A JP17324195 A JP 17324195A JP 17324195 A JP17324195 A JP 17324195A JP 3259603 B2 JP3259603 B2 JP 3259603B2
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adhesive
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大作 久郷
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はセラミック発振子や
セラミックフィルタなどのような圧電共振部品に係り、
詳しくは、共振子エレメント及び支持部材間の接合構造
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、圧電共振部品の一例として
は、図3で示すように、互いに対面配置された共振子エ
レメント1と、他のエレメントや基板などのような平板
状の支持部材2とを具備しており、共振子エレメント1
の両端部が導電性接着剤3を用いたうえで支持部材2の
表面上に接合された要部構造を有するセラミック発振子
がある。そして、この際における導電性接着剤3は、共
振子エレメント1の電極及び支持部材2の電極(いずれ
も図示していない)を電気的及び機械的に接合したもの
であり、この導電性接着剤3は、共振子エレメント1に
おいて基本振動を阻害することのない領域に設けられて
いる。また、圧電共振部品の他の例としてはリード端子
付き構造のセラミックフィルタなどもあり、この種のセ
ラミックフィルタでは導電性接着剤3として半田を使用
することが行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記従来構
造のセラミック発振子などにおける導電性接着剤3は共
振子エレメント1の基本振動を阻害しない領域に設けら
れるのであるが、共振子エレメント1と支持部材2との
接合強度を高めるためには、共振子エレメント1の基本
振動を阻害する領域にまで入り込むことなく、導電性接
着剤3による接合領域を拡げる必要がある結果、製品形
状が大型化するという不都合が生じる。また、製品形状
の小型化を実現しようとする場合には、接合領域が狭隘
化することになり、共振子エレメント1及び支持部材2
間における十分な接合強度が得られないことになってし
まう。
【0004】本発明は、これらの不都合に鑑みて創案さ
れたものであって、製品形状の小型化を図りつつ、共振
子エレメント及び支持部材間の接合強度を高めることが
できる圧電共振部品の提供を目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る圧電共振部
品は、対面配置された共振子エレメント及び支持部材を
具備しており、かつ、共振子エレメントの両端部が導電
性接着剤を用いたうえで支持部材に接合されてなるもの
であって、上記目的を達成するため、共振子エレメント
及び支持部材間に配設された導電性接着剤の内側位置に
は共振子エレメントと支持部材とを機械的に接合する絶
縁性接着剤を設けており、かつ、この絶縁性接着剤は導
電性接着剤よりも比重が軽いものであることを特徴とし
ている。
【0006】上記構成によれば、導電性接着剤よりも比
重が軽い絶縁性接着剤を導電性接着剤とともに用いるこ
ととし、この絶縁性接着剤を用いることによって共振子
エレメントの基本振動を阻害する領域をも支持部材に対
して接合することが可能となるので、導電性接着剤によ
る接合領域を拡げることなく、支持部材に対する共振子
エレメントの接合強度が高まることになる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。
【0008】図1は本実施例に係る圧電共振部品である
セラミック発振子の要部構造を示す説明図、図2はその
変形例に係るセラミック発振子の要部構造を示す説明図
であり、これらの図1及び図2において従来例を示す図
3と互いに同一となる部品及び部分については同一符号
を付している。なお、ここで示した図1は共振子エレメ
ント1よりも支持部材2の方が大きい形状を有する場合
の例、また、図2は共振子エレメント1及び支持部材2
双方の大きさが同じである場合の例である。
【0009】本実施例に係るセラミック発振子は、図1
で示すように、矩形平板形状の共振子エレメント1と、
容量エレメントなどのような他のエレメントもしくはア
ルミナ基板などのような共振子エレメント1よりも大き
い形状を有する支持部材2とを具備しているとともに、
これらの共振子エレメント1及び支持部材2が互いに対
面配置されてなるものであり、共振子エレメント1の両
端部それぞれは、従来例同様の導電性接着剤3を用いた
うえで支持部材2の表面上に対して接合されている。す
なわち、ここでの導電性接着剤3は、共振子エレメント
1の基本振動を阻害することのない領域、例えば、共振
子エレメント1の端面から0.7mm程度の範囲にわた
って塗布されたうえで固化させられたものであり、共振
子エレメント1及び支持部材2の電極(いずれも図示し
ていない)同士を少なくとも電気的に接合している。
【0010】また、このセラミック発振子における共振
子エレメント1と支持部材2との間に配設された導電性
接着剤3の内側位置には、共振子エレメント1と支持部
材2とを機械的にのみ接合するエポキシ系などの絶縁性
接着剤5が設けられており、塗布して固化させられた絶
縁性接着剤5は導電性接着剤3よりも比重が軽い、例え
ば、導電性フィラーを含有した一般的な導電性接着剤3
の有する比重が1.6程度であるのに対し、1.1程度
の比重を有するに過ぎないものとなっている。すなわ
ち、この絶縁性接着剤5は導電性を全く有していないか
ら、共振子エレメント1における基本振動を阻害する領
域に設けられたとしても、共振子エレメント1の基本振
動に影響を及ぼさないことになる。なお、この際の絶縁
性接着剤5は、導電性接着剤3の内側位置において、例
えば、共振子エレメント1の端面から1.5〜2.0m
m程度までの範囲にわたって設けられている。
【0011】そして、このような構造を有するセラミッ
ク発振子は、図示していないが、次のような手順に従っ
て作製されることになる。まず、予め用意した支持部材
2の表面上における所定位置ごとに所定量ずつの絶縁性
接着剤5を印刷などの手法によって塗布した後、硬化ま
での時間が長いと、にじみが発生するので、にじみの発
生を抑制するために一旦硬化させる。引き続き、半硬化
した絶縁性接着剤5の外側位置それぞれに所定量ずつの
導電性接着剤3を印刷などの手法によって塗布した後、
支持部材2に対して対面配置された共振子エレメント1
の裏面を半硬化した絶縁性接着剤5に当てつけ、かつ、
共振子エレメント1の端部を導電性接着剤3に埋め込む
ようにしながら導電性及び絶縁性接着剤3,5を硬化さ
せると、セラミック発振子が完成するのである。なお、
セラミック発振子を単一個ずつ作製する代わりに、多数
個分ずつの大きさを有する共振子エレメント母板と支持
部材母板とのそれぞれを導電性及び絶縁性接着剤3,5
によって接合しておいたうえ、単一個ずつのセラミック
発振子が必要とする形状でもって切断することによって
多数個のセラミック発振子を同時的に作製するようにし
てもよい。
【0012】ところで、以上説明した実施例では、共振
子エレメント1よりも支持部材2の方が大きい形状を有
するとしているが、このような組み合わせに限定される
ことはなく、図2で示すように、共振子エレメント1及
び支持部材2双方の大きさが同じであっても何ら差し支
えないことは勿論である。さらにまた、圧電共振部品が
セラミック発振子のみに限定されることはなく、図示し
ていないが、圧電共振部品の他の例として考えられるリ
ード端子付き構造のセラミックフィルタなどにおいて
は、電極とリード端子とを接合するための導電性接着剤
3として半田を使用することも行われている。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る圧電
共振部品によれば、導電性接着剤よりも比重が軽い絶縁
性接着剤を導電性接着剤とともに用いることとし、この
絶縁性接着剤を用いることによって共振子エレメントの
基本振動を阻害する領域をも支持部材に対して接合する
ことが可能となるので、基本振動を阻害する領域にまで
導電性接着剤による接合領域を拡げることなく、支持部
材に対する共振子エレメントの接合強度を高めることが
できる。その結果、製品形状の小型化を図りつつも、共
振子エレメント及び支持部材間の接合強度を高めること
ができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係るセラミック発振子の要部構造を
示す説明図である。
【図2】その変形例に係るセラミック発振子の要部構造
を示す説明図である。
【図3】従来例に係るセラミックの要部構造を示す説明
図である。
【符号の説明】
1 共振子エレメント 2 支持部材 3 導電性接着剤 5 絶縁性接着剤
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03H 9/00 - 9/215 H03H 9/54 - 9/60

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対面配置された共振子エレメント及び支
    持部材を具備しており、かつ、共振子エレメントの両端
    部が導電性接着剤を用いたうえで支持部材に接合されて
    なる構造の圧電共振部品であって、 共振子エレメント及び支持部材間に配設された導電性接
    着剤の内側位置には共振子エレメントと支持部材とを機
    械的に接合する絶縁性接着剤を設けており、かつ、この
    絶縁性接着剤は導電性接着剤よりも比重が軽いものであ
    ることを特徴とする圧電共振部品。
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